JP2659306B2 - 基板端縁洗浄装置 - Google Patents

基板端縁洗浄装置

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JP2659306B2 JP3357131A JP35713191A JP2659306B2 JP 2659306 B2 JP2659306 B2 JP 2659306B2 JP 3357131 A JP3357131 A JP 3357131A JP 35713191 A JP35713191 A JP 35713191A JP 2659306 B2 JP2659306 B2 JP 2659306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転塗布によって、フ
ォトレジスト塗布液や感光性ポリイミド樹脂やカラーフ
ィルター用の染色剤といった薄膜が表面に形成された液
晶用のガラス基板やフォトマスク用のガラス基板などの
角型基板に対し、その薄膜形成後の角型基板の端縁に溶
剤を吐出して、角型基板端縁の不要薄膜を溶解除去する
基板端縁洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような薄膜が形成された角型基板
は、その製造工程等において、角型基板の表面に薄膜が
形成された後、各種処理工程を経る間に、カセットに挿
抜されたり、搬送機構に保持されたりする。このとき、
角型基板の端縁がカセット内の収納溝や搬送機構のチャ
ック部に接触することにより、角型基板の端縁の薄膜が
剥離して発塵源になることが知られている。
【0003】また、回転塗布時に裏面まで回り込んだ薄
膜の一部がそのまま乾燥して残存すると、後工程の装置
を汚染したり、露光時に角型基板が傾いて部分的に焦点
が合わない場合を生じ、歩留りが低下する問題があっ
た。殊に、近年では、集積度が増大する傾向にあり、よ
り一層歩留りが低下する問題があった。
【0004】そこで、薄膜を回転塗布する工程の最終段
階で、角型基板の端縁の薄膜を予め除去しておく処理が
施される。この薄膜を除去する技術としては、例えば、
特公昭58−19350号公報に開示されているものが
あった。
【0005】この従来例によれば、回転塗布が終了した
角型基板を低速で回転させながら、その角型基板の端縁
の下方から溶剤を吐出し、遠心力により角型基板の端縁
側に流れるに伴って溶剤が薄膜を溶解し、更に、溶剤が
表面張力によって角型基板の端縁の表面側にも回り込
み、その角型基板の表面の端縁に形成されている薄膜を
溶解し、しかる後に高速回転に切換え、溶解に伴って形
成された液だまりから液滴を遠心力によって外方に飛散
し、角型基板の端縁側の表裏両面および周端面それぞれ
に形成された薄膜を溶解除去するように構成している。
【0006】また、この従来例によれば、回転塗布が終
了した角型基板の上方側に、その角型基板と一体回転す
るように中空のピラミッド状のカバーを設けるとともに
そのカバーの頂部側からも溶剤を流下供給し、角型基板
の表面の端縁全周にわたり、所定幅の薄膜を溶解除去す
るように構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た角型基板の端縁の下方から溶剤を吐出する従来例の場
合、角型基板のコーナー部に到達する溶剤の量が他の端
縁よりも少なくなり、そのコーナー部では溶剤が表面側
に回り込みにくく、薄膜を十分に溶解できない欠点があ
った。
【0008】一方、角型基板の上方側に中空のピラミッ
ド状のカバーを設ける従来例の場合、その頂部から供給
される溶剤が遠心力によって回転方向と反対側に流れ、
角型基板の各辺それぞれの一方のコーナー部側には溶剤
が流れず、現実的には薄膜を溶解除去できない。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、角型基板の端縁の薄膜を良好に溶解除
去できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明の
基板端縁洗浄装置は、上述のような目的を達成するため
に、回転塗布によって表面に薄膜が形成された角型基板
を載置保持する基板保持手段と、その基板保持手段によ
って保持された角型基板の端縁の表裏両面の少なくとも
いずれか一方に溶剤を吐出して不要薄膜を溶解する溶剤
ノズルと、ガスを吐出して溶解物を角型基板の端縁より
も外方に吹き飛ばすガスノズルと、前記ガスノズルから
吐出されたガス及びそのガスによって吹き飛ばされた溶
解物を吸引排出する吸引手段と、溶剤ノズルガスノズ
と吸引手段を、角型基板の端縁に沿わせて相対的に直
線移動する移動手段とを備えて構成する。また、請求項
2にかかる発明の基板端縁洗浄装置は、請求項1の基板
端縁洗浄装置において、前記溶剤ノズルを、前記基板保
持手段によって保持された前記角型基板の端縁の表裏両
面に溶剤を吐出して不要薄膜を溶解するもので構成す
る。
【0011】使用する溶剤としては、フォトレジスト塗
布液を溶解する場合には、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジイ
ソブチルケトンなどのケトン類や、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸−n−アミル、蟻酸メチル、プロピオン酸エ
チル、フタル酸ジメチル、安息香酸エチルなどのエステ
ル類や、トルエン、キシレン、ベンゼン、エチルベンゼ
ンなどの芳香族炭化水素類や、四塩化炭素、トリクロル
エチレン、クロロホルム、1,1,1−トリクロルエタ
ン、モノクロルベンゼン、クロルナフタリンなどのハロ
ゲン化炭化水素類や、テトラヒドロブラン、ジエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのエ
ーテル類や、ジメチルホルムアミドやジメチルスルホキ
サイドなどを用いることができる。また、染色剤を溶解
する場合には、30〜60℃の温湯や、メタノール、エタノ
ール、プロパノールなどの低級アルコールや、アセトン
などを用いることができ、そして、これらの液体中に角
型基板との濡れを良くするために界面活性剤を添加して
も良い。ガスノズルから供給するガスとしては、窒素ガ
スなどの不活性ガスや空気を用いることができる。
【0012】
【作用】請求項1の発明の基板端縁洗浄装置の構成によ
れば、回転塗布によって表面に均一に薄膜を形成した角
型基板を基板保持手段に載置保持し、その角型基板の端
縁に沿わせて移動手段により溶剤ノズルガスノズル
吸引手段を相対的に直線移動し、溶剤ノズルから角型基
板の表裏両面の少なくともいずれか一方に溶剤を吐出し
て角型基板の端縁の薄膜を溶解し、その溶解物をガスノ
ズルからガスを吐出することにより角型基板の端縁より
も外方に吹き飛ばして除去し、ガスノズルから吐出され
たガス及びそのガスによって吹き飛ばされた溶解物を吸
引手段で吸引排出することができる。請求項2の発明の
基板端縁洗浄装置の構成によれば、回転塗布によって表
面に均一に薄膜を形成した角型基板を基板保持手段に載
置保持し、その角型基板の端縁に沿わせて移動手段によ
り溶剤ノズルとガスノズルと吸引手段を相対的に直線移
動し、溶剤ノズルから角型基板の表裏両面に溶剤を吐出
して両面に次々と新鮮な溶剤を供給して角型基板の端縁
の薄膜を溶解し、その溶解物をガスノズルからガスを吐
出することにより角型基板の端縁よりも外方に吹き飛ば
して除去し、ガスノズルから吐出されたガス及びそのガ
スによって吹き飛ばされた溶解物を吸引手段で吸引排出
する。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0014】図1は、本発明の実施例に係る基板端縁洗
浄装置の概略斜視図であり、回転塗布によって表面に薄
膜が形成された角型基板1を載置保持する基板保持手段
2の横一側方に基板端縁洗浄具3が備えられて、基板端
縁洗浄装置4が構成されている。
【0015】図2の一部切欠側面図、および、図3の全
体正面図に示すように、基台Bに、第1のエアーシリン
ダ5と一対のガイド6,6を介してモータ支持台7が昇
降可能に設けられ、そのモータ支持台7上に第1の電動
モータ8が設けられるとともに、第1の電動モータ8の
モータ軸8aに角型基板1を載置する基板載置プレート
9が中空筒軸10を介して一体的に設けられ、基板載置
プレート9上に載置した角型基板1を90°づつ回転でき
るように基板保持手段2が構成されている。
【0016】基板載置プレート9の上面に吸着孔11…
が形成されるとともに、基板載置プレート9内に吸着孔
11…それぞれに連通する第1の連通孔12が形成さ
れ、更に、中空筒軸10を回転可能に保持する軸受部材
13に吸気管14が接続されるとともに内部に第2の連
通孔15が形成され、また、その第2の連通孔15と同
レベルにおいて、中空筒軸10に径方向を向いた第3の
連通孔16が形成され、軸受部材13の内周面に上下方
向に所定間隔を隔ててO−リング17,17が設けられ
て第2の連通孔15と第3の連通孔16とを連通する環
状の空間が形成され、基板載置プレート9上に載置され
た角型基板1を真空吸着によって保持するように構成さ
れている。
【0017】前記基板端縁洗浄具3は、洗浄具本体18
と、それを角型基板1の端縁に沿わせて直線移動する移
動手段19と、洗浄具本体18を角型基板1の端縁に対
して遠近変位する位置調整手段20とから構成されてい
る。
【0018】箱形状の第1の支持枠21に、角型基板1
の端縁に対して遠近する方向に固定位置を微調整可能に
アングル形状の第2の支持枠22が取り付けられるとと
もに、その第2の支持枠22に、上下方向に固定位置を
微調整可能に第3の支持枠23が取り付けられ、その第
3の支持枠23に第4および第5の支持枠24,25が
一体的に取り付けられ、第3の支持枠23に、角型基板
1の端縁の裏面に溶剤を吐出して不要薄膜を溶解する第
1の溶剤ノズル26aと、ガスを吐出して溶解物を角型
基板1の端縁よりも外方に吹き飛ばす第1のガスノズル
27aとが設けられ、一方、第4の支持枠24に、角型
基板1の端縁の表面に溶剤を吐出して不要薄膜を溶解す
る第2の溶剤ノズル26bが設けられるとともに、第5
の支持枠25に、ガスを吐出して溶解物を角型基板1の
端縁よりも外方に吹き飛ばす第2のガスノズル27bが
設けられ、角型基板1の端縁を洗浄する前記洗浄具本体
18が構成されている。
【0019】前記第3および第4の支持枠23,24そ
れぞれに円形の穴28と円弧状の長穴29とにより取り
付け角度を変更可能に第1の中間ブラケット30が取り
付けられるとともに、その第1の中間ブラケット30
に、上下方向の長穴31,31により固定位置を上下方
向に調整可能に第2の中間ブラケット32が取り付けら
れ、下側の第2の中間ブラケット32に第1の溶剤ノズ
ル26aが保持されるとともに、上側の第2の中間ブラ
ケット32に第2の溶剤ノズル26bが保持され、角型
基板1の端縁に対する溶剤の吐出角度と、角型基板1の
表面および裏面との間隔とをそれぞれ調整できるように
構成されている。
【0020】前記第3および第5の支持枠23,25そ
れぞれに円形の穴33と円弧状の長穴34とにより取り
付け角度を変更可能に第3の中間ブラケット35が取り
付けられるとともに、その第3の中間ブラケット35
に、水平方向の長穴36,36により固定位置を水平方
向に調整可能に第4の中間ブラケット37が取り付けら
れ、更に、その第4の中間ブラケット37に、上下方向
の長穴38,38により固定位置を上下方向に調整可能
に第5の中間ブラケット39が取り付けられ、下側の第
5の中間ブラケット39に第1のガスノズル27aが保
持されるとともに、上側の第5の中間ブラケット39に
第2のガスノズル27bが保持され、角型基板1の端縁
に対するガスの吐出角度と、吐出位置と、角型基板1の
表面および裏面との間隔とをそれぞれ調整できるように
構成されている。
【0021】前記基台Bに、一対のガイド40,40と
第2のエアーシリンダ41とを介して、角型基板1に対
して遠近する方向に駆動移動可能に取付台42が設けら
れ、洗浄具本体18を角型基板1の端縁に対して遠近変
位し、洗浄具本体18を角型基板1の長辺側端縁に沿わ
せて移動する状態と、短辺側端縁に沿わせて移動する状
態とに切換えることができるように前記位置調整手段2
0が構成されている。
【0022】前記取付台42に、主動プーリー43と従
動プーリー44とが取り付けられ、両プーリー43,4
4にベルト45が巻回されるとともに主動プーリー43
に第2の電動モータ46が連動連結され、そして、ベル
ト45に第1の支持枠21が一体的に取り付けられると
ともに、ガイド47を介して直線的に移動するように案
内され、洗浄具本体18を角型基板1の端縁に沿わせて
直線移動するように前記移動手段19が構成されてい
る。
【0023】第3の支持枠23に、排気路形成部材48
が設けられ、この排気路形成部材48の、第1および第
2の溶剤ノズル26a,26b、ならびに、第1および
第2のガスノズル27a,27b側の箇所に、外拡がり
の排気口49が形成されるとともに、排気路形成部材4
8に、排気手段(図示せず)に接続された排気管50が
接続され、ガスとともにそれによって吹き飛ばされた溶
解物を吸引排出し、吹き飛ばされた溶解物が不測に角型
基板1の外面に飛散付着することを確実に防止できるよ
うに構成されている。
【0024】前記排気管50、第1および第2溶剤ノズ
ル26a,26bそれぞれに接続された溶剤供給管51
a,51b、ならびに、第1および第2ガスノズル27
a,27bそれぞれに接続されたガス供給管52a,5
2bは、洗浄具本体18の移動を許容するようにいずれ
も可撓性を有する材料で構成されている。
【0025】以上の構成により、図4の(a)の概略平
面図に示すように、回転塗布によって表面に薄膜が形成
された角型基板1を基板保持手段2に保持させ、角型基
板1の短辺を洗浄具本体18の移動方向と平行になる姿
勢にし、その状態で、溶剤とガスを吐出しながら洗浄具
本体18を移動させ、角型基板1の短辺側の表裏両面と
周端面の不要薄膜を溶解除去する。図中斜線部分Cが、
不要薄膜を溶解除去した箇所を示している。
【0026】次いで、図4の(b)の概略平面図に示す
ように、角型基板1を90°回転させて角型基板1の長辺
を洗浄具本体18の移動方向と平行になる姿勢にすると
ともに、位置調整手段20により洗浄具本体18を角型
基板1に近づく所定位置まで移動し、その状態で、前述
の場合と同様にして、溶剤とガスを吐出しながら洗浄具
本体18を移動させ、角型基板1の長辺側の表裏両面と
周端面の不要薄膜を溶解除去する。更に、90°回転させ
るとともに位置調整手段20により洗浄具本体18を所
定位置まで移動し、同様にして、残りの短辺部分および
長辺部分の表裏両面と周端面の不要薄膜を溶解除去し、
角型基板1の端縁全周の不要薄膜を溶解除去する。
【0027】上述実施例では、基板端縁洗浄装置をフォ
トレジスト塗布液などによる薄膜形成のための回転塗布
装置とは別に専用に構成し、スループットを向上できる
ように構成しているが、本発明としては、回転塗布装置
内に組み込み、回転塗布装置の基板保持手段を基板端縁
洗浄装置の基板保持手段2に兼用構成するものでも良
い。
【0028】また、上記実施例では、基板保持手段2に
対して洗浄具本体18を移動するように構成している
が、洗浄具本体18を固定し、その洗浄具本体18に対
して基板保持手段2を移動するように構成しても良く、
要するに、第1および第2の溶剤ノズル26a,26b
第1および第2のガスノズル27a,27bと吸引手
段(排気口49や排気路形成部材48)と、角型基板1
とを相対的に直線移動するように構成するものであれば
良い。
【0029】また、洗浄具本体18を直交する方向に移
動可能に2個設け、一方を長辺用に、そして、他方を短
辺用にして、一挙に長短両端縁の不要薄膜を溶解除去
し、その後、角型基板1を 180°回転させ、残りの長短
両端縁の不要薄膜を溶解除去できるように構成しても良
い。この場合には、前述した位置調整手段20は不用で
ある。
【0030】また、上記実施例では、基板端縁の表裏両
面に溶剤を吐出するように構成しているが、例えば、回
転可能に保持された角型基板1の下方側に溶剤を供給
し、角型基板1の裏面に回り込んで形成される薄膜を溶
解除去するように構成した裏面洗浄タイプの回転塗布装
置で回転塗布により薄膜が形成された角型基板1に対し
ては、角型基板1の端縁の表面側にのみ溶剤を吐出する
ように構成するとか、あるいは、角型基板1の端縁の裏
面側にのみ溶剤を吐出して表面張力により表面側に回り
込ませるように構成するなど、角型基板1の端縁の表裏
両面の少なくともいずれか一方に溶剤を吐出するように
構成すれば良い。
【0031】なお、前記実施例のように角型基板1の表
裏両面に溶剤を吐出するようにした場合には、片側にだ
け吐出して表面張力で回り込ませる場合と比較して次の
ような特段の効果を有する。つまり、表裏各々の側へ溶
剤を吐出させる場合には、表面張力で回り込ませること
を一切考慮する必要がないので、基板の表裏各面に対し
て緩やかな流速で溶剤を吐出しなくてもよい。したがっ
て、基板への溶剤吐出は、基板表面にて溶剤が滞留する
ことなく、次々と新鮮な溶剤が供給されるような状態で
あるので、短時間に効率良く基板端縁で薄膜を除去でき
る。このため、基板表面側の端縁において、端縁よりや
や内側の薄膜が溶剤に膨潤されて、基板表面の膜厚均一
性を低下させる虞が無い。
【0032】また、取付台42の、洗浄具本体18の初
期位置に近い位置に、初期位置に移動した第1および第
2の溶剤ノズル26a,26bの先端側に接触して、そ
こに付着した溶剤の滴を移して除去する接触部材を設け
ても良い(実願平3−24476号参照)。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1にかかる発明の基板端縁洗浄装置によれば、角型基板
を回転させずに、溶剤ノズルおよびガスノズルを角型基
板の端縁に沿わせて相対的に直線移動し、溶剤によって
薄膜を溶解した溶解物を角型基板の端縁よりも外方に吹
き飛ばすから、角型基板を回転して遠心力を利用する従
来例のように溶剤の供給にムラを生じることを確実に回
避でき、角型基板の端縁の薄膜を良好に除去することが
できる。また、溶剤ノズルおよびガスノズルとともに吸
引手段を角型基板の端縁に沿わせて相対的に直線移動
し、ガス及びそのガスによって吹き飛ばされた溶解物を
吸引排出するから、吹き飛ばされた溶解物が不測に角型
基板の表面などに飛散付着することを確実に防止するこ
とができる。また、請求項2にかかる発明の基板端縁洗
浄装置によれば、角型基板を回転させずに、溶剤ノズル
およびガスノズルを角型基板の端縁に沿わせて相対的に
直線移動し、溶剤によって薄膜を溶解した溶解物を角型
基板の端縁よりも外方に吹き飛ばすから、角型基板の端
縁の薄膜を良好に除去することができる。また、溶剤ノ
ズルおよびガスノズルとともに吸引手段を角型基板の端
縁に沿わせて相対的に直線移動し、ガス及びそのガスに
よって吹き飛ばされた溶解物を吸引排出するから、吹き
飛ばされた溶解物が不測に角型基板の表面などに飛散付
着することを確実に防止することができる。さらに、溶
剤ノズルを角型基板の端縁の表裏両面に溶剤を吐出する
ものとしているので、両面に次々と新鮮な溶剤を供給し
て、短時間に効率よく角型基板の端縁の薄膜を溶解除去
でき、端縁よりやや内側の薄膜が膨潤されるおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基板端縁洗浄装置の概略
斜視図である。
【図2】一部切欠全体側面図である。
【図3】全体正面図である。
【図4】基板の端縁洗浄動作を説明する概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1…角型基板 2…基板保持手段 19…移動手段 26a…第1の溶剤ノズル 26b…第2の溶剤ノズル 27a…第1のガスノズル 27b…第2のガスノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 忠司 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大 日本スクリーン製造株式会社 洛西工場 内 (56)参考文献 特開 平2−157763(JP,A) 特開 昭64−61917(JP,A) 特開 平1−253923(JP,A) 実開 平3−112928(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転塗布によって表面に薄膜が形成され
    た角型基板を載置保持する基板保持手段と、 その基板保持手段によって保持された前記角型基板の端
    縁の表裏両面の少なくともいずれか一方に溶剤を吐出し
    て不要薄膜を溶解する溶剤ノズルと、 ガスを吐出して溶解物を前記角型基板の端縁よりも外方
    に吹き飛ばすガスノズルと、前記ガスノズルから吐出されたガス及びそのガスによっ
    て吹き飛ばされた溶解物を吸引排出する吸引手段と、 前記溶剤ノズルガスノズルと吸引手段を、前記角型基
    板の端縁に沿わせて相対的に直線移動する移動手段と、 を備えた基板端縁洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記溶剤ノズルが、 前記基板保持手段によって保持された前記角型基板の端
    縁の表裏両面に溶剤を吐出して不要薄膜を溶解するもの
    である 請求項1に記載の基板端縁洗浄装置。
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