JP2708337B2 - 基板端縁洗浄装置 - Google Patents

基板端縁洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトレジスト塗布液
や感光性ポリイミド樹脂やカラーフィルター用の染色剤
といった薄膜が表面に形成された半導体ウエハや液晶用
のガラス基板やフォトマスク用のガラス基板やサーマル
ヘッド製造用のセラミック基板などの角型基板に対し、
その薄膜形成後の角型基板の端縁に溶剤を吐出して、角
型基板端縁の不要薄膜を溶解除去するために、表面に薄
膜が形成された角型基板を載置保持する基板保持手段
と、その基板保持手段によって保持された角型基板の端
縁の表裏両面の少なくともいずれか一方に溶剤を吐出し
て不要薄膜を溶解する溶剤吐出手段とを備えた基板端縁
洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような基板端縁洗浄装置として
は、従来、特公平3−78777号公報に開示されてい
るものがあった。この公知例によれば、表面に薄膜が形
成された角型基板の周縁部の上面と下面に対向して第1
の管と第2の管が設けられるとともに、第1および第2
の管の間の間隙部でかつ角型基板端部の延長上に第3の
管が設けられ、第1および第2の管から角型基板の周縁
部の上面と下面に溶剤を供給するとともに、それらの溶
剤ならびに溶解除去された不要薄膜を第3の管から吸引
排出できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公知例の場合、基板の表裏両面それぞれに対して1本
づつの円筒形状の第1および第2の管で構成されている
ため、そこから供給される溶剤の吐出領域が狭くなり、
基板端縁全周にわたって洗浄するのに時間がかかる欠点
があった。
【0004】そこで、第1および第2の管それぞれから
の溶剤の吐出圧を高くして処理領域を拡大し、洗浄効率
を高めることが考えられるが、溶剤の消費量が増大して
不経済になる欠点があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の基板端縁洗浄装
置は、溶剤の消費量を増大させずに処理領域を拡大して
洗浄効率を向上できるようにすることを目的とし、ま
た、請求項2に係る発明の基板端縁洗浄装置は、溶剤に
よって溶解された不要薄膜の除去を良好に行うことがで
きるようにすることを目的とし、また、請求項3に係る
発明の基板端縁洗浄装置は、吐出した溶剤や溶解された
不要薄膜を飛散無く回収できるようにすることを目的と
し、また、請求項4に係る発明の基板端縁洗浄装置は、
角型基板の種類のいかんにかかわらず、角型基板の端縁
を効率良くかつ良好に洗浄できるようにすることを目的
とし、また、請求項5に係る発明の基板端縁洗浄装置
は、溶解すべき薄膜に応じ、それぞれに適した吐出状態
に調整して基板端縁の薄膜を良好に溶解除去できるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の基
板端縁洗浄装置は、上述のような目的を達成するため
に、表面に薄膜が形成された角型基板を載置保持する基
板保持手段と、その基板保持手段によって保持された角
型基板の端縁の表裏両面の少なくともいずれか一方に溶
剤を吐出して不要薄膜を溶解する溶剤吐出手段とを備え
た基板端縁洗浄装置において、溶剤吐出手段に、角型基
板の端縁に沿った複数の吐出口を備えさせるとともに、
溶剤吐出手段を角型基板の端縁に沿って相対的に移動す
る移動手段を設けて構成する。
【0007】使用する溶剤としては、フォトレジスト塗
布液を溶解する場合には、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジイ
ソブチルケトンなどのケトン類や、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸−n−アミル、蟻酸メチル、プロピオン酸エ
チル、フタル酸ジメチル、安息香酸エチルなどのエステ
ル類や、トルエン、キシレン、ベンゼン、エチルベンゼ
ンなどの芳香族炭化水素類や、四塩化炭素、トリクロル
エチレン、クロロホルム、1,1,1−トリクロルエタ
ン、モノクロルベンゼン、クロルナフタリンなどのハロ
ゲン化炭化水素類や、テトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのエ
ーテル類や、ジメチルホルムアミドやジメチルスルホキ
サイドなどを用いることができる。また、染色剤を溶解
する場合には、30〜60℃の温湯や、メタノール、エタノ
ール、プロパノールなどの低級アルコールや、アセトン
などを用いることができ、そして、これらの液体中に角
型基板との濡れを良くするために界面活性剤を添加して
も良い。
【0008】また、請求項2に係る発明の基板端縁洗浄
装置は、上述のような目的を達成するために、溶剤吐出
手段からの溶剤によって溶解された不要薄膜をガスの吐
出によって角型基板の端縁よりも外方に吹き飛ばすガス
ノズルを設けるとともに、ガスノズルを溶剤吐出手段と
ともに角型基板の端縁に沿って相対的に移動する移動手
段を設けて構成する。ガスノズルから供給するガスとし
ては、窒素ガスなどの不活性ガスや空気を用いることが
できる。
【0009】また、請求項3に係る発明の基板端縁洗浄
装置は、上述のような目的を達成するために、溶剤吐出
手段からの溶剤やガスノズルからのガスによって吹き飛
ばされた不要薄膜を吸引排出する吸引部材を設けるとと
もに、その吸引部材をガスノズルおよび溶剤吐出手段と
ともに角型基板の端縁に沿って相対的に移動する移動手
段を設けて構成する。
【0010】また、請求項4に係る発明の基板端縁洗浄
装置は、上述のような目的を達成するために、溶剤吐出
手段の吐出口と角型基板の板面との距離、および、吐出
口からの溶剤吐出角度それぞれを調整可能に構成する。
【0011】また、請求項5に係る発明の基板端縁洗浄
装置は、上述のような目的を達成するために、溶剤吐出
手段の複数の吐出口それぞれを、その吐出口からの溶剤
吐出角度を個別に調整可能に構成する。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明の基板端縁洗浄装置の構成
によれば、表面に均一に薄膜を形成した角型基板を基板
保持手段に載置保持し、角型基板の端縁に沿わせて相対
移動しながら溶剤吐出手段の複数の吐出口それぞれから
角型基板の表裏両面の少なくともいずれか一方に溶剤を
吐出して角型基板の端縁の不要薄膜を溶解することがで
きる。
【0013】また、請求項2に係る発明の基板端縁洗浄
装置の構成によれば、溶剤によって溶解された不要薄膜
をガスノズルからガスを吐出することにより角型基板の
端縁よりも外方に吹き飛ばして除去することができる。
【0014】また、請求項3に係る発明の基板端縁洗浄
装置の構成によれば、角型基板の端縁よりも外方に吹き
飛ばされる溶剤および不要薄膜を吸引部材によって吸引
排出することができる。
【0015】また、請求項4に係る発明の基板端縁洗浄
装置の構成によれば、洗浄すべき角型基板の種類が変わ
った場合には、その角型基板の種類に応じて、溶剤吐出
手段の吐出口から角型基板の端縁への吐出状態を調整す
ることができる。
【0016】また、請求項5に係る発明の基板端縁洗浄
装置の構成によれば、例えば、角型基板に形成された薄
膜の厚みが大きいときには、各吐出口から所定領域に集
中して溶剤を吐出するように調整して単位面積当りの溶
剤吐出量を増加させ、一方、薄膜の厚みが小さいときに
は、各吐出口から分散して溶剤を吐出するように調整し
て単位面積当りの溶剤吐出量を減少させるなどといった
ように、薄膜に応じた吐出状態を得ることができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0018】図1は、本発明の実施例に係る基板端縁洗
浄装置の全体概略平面図、図2は一部切欠全体概略側面
図であり、回転塗布によって表面に薄膜が形成された角
型基板1を載置保持する基板保持手段2の周囲4箇所に
基板端縁洗浄具3が備えられて、基板端縁洗浄装置4が
構成されている。
【0019】基台Bに、第1のエアーシリンダ5と一対
の第1のガイド6,6を介してシリンダ支持台7が昇降
可能に設けられ、そのシリンダ支持台7上に第2のエア
ーシリンダ8が設けられるとともに、第2のエアーシリ
ンダ8に角型基板1を真空吸着によって載置保持する基
板載置プレート9が一体的に設けられ、前記基板保持手
段2が構成されている。
【0020】前記基板端縁洗浄具3は、洗浄具本体10
と、それを角型基板1の端縁に沿わせて直線移動する移
動手段11と、洗浄具本体10を角型基板1の端縁に対
して遠近変位する位置調整手段12とから構成されてい
る。
【0021】前記基台Bに取り付けられた支持台13
に、一対の第2のガイド14,14を介して角型基板1
の端縁に沿う方向に移動可能に移動台15が設けられ、
かつ、支持台13に、主動プーリー16と従動プーリー
17とが取り付けられ、両プーリー16,17にベルト
18が巻回されるとともに主動プーリー16に電動モー
タ19が連動連結され、そして、ベルト18に移動台1
5が一体的に取り付けられ、洗浄具本体10を角型基板
1の端縁に沿わせて直線移動するように前記移動手段1
1が構成されている。
【0022】前記移動台15に、図3の要部の一部切欠
拡大側面図に示すように、一対の第3のガイド20,2
0と第3のエアーシリンダ21とを介して、角型基板1
に対して遠近する方向に駆動移動可能に支持部材22が
設けられ、洗浄具本体10を角型基板1の大きさに応
じ、その端縁に沿って直線的に移動できる位置に変位で
きるように前記位置調整手段12が構成されている。
【0023】支持部材22に吸引部材23が取り付けら
れ、その吸引部材23の吸引口23aを挟んだ上下方向
の上側に第1の溶剤吐出手段24aと第1のガスノズル
25aとが設けられ、一方、下側に第2の溶剤吐出手段
24bと第2のガスノズル25bとが設けられている。
【0024】第1および第2の溶剤吐出手段24a,2
4bそれぞれは、図4の要部の正面図に示すように、角
型基板1の端縁に沿う方向に所定間隔を隔てて形成した
支持部材22の凹部26…に複数本の溶剤供給管27を
嵌入保持し、角型基板1の端縁に沿って、複数本の溶剤
供給管27…の先端の吐出口27aから角型基板1の端
縁に溶剤を吐出するように構成されている。溶剤供給管
27…それぞれは、前記凹部26に嵌入した状態で、ナ
ット28,28の挟み付けによって支持部材22に取り
付けられており、その吐出口27a…それぞれの位置を
角型基板1の端縁に対して水平方向に遠近する方向に取
り付け位置を調整できるとともに、溶剤供給管27の管
軸芯周りに取り付け角度を調整し、これによって、吐出
口27a…と角型基板1の板面との距離、および、吐出
口27a…からの溶剤吐出角度それぞれを調整し、薄膜
の厚さや大きさなどといった洗浄すべき角型基板1の性
状に合わせて、好適な溶剤の吐出状態が得られるように
構成されている。
【0025】第1および第2のガスノズル25a,25
bそれぞれが水平方向の軸芯P周りで回転可能に取り付
けられるとともに、長穴29を通したネジ部材(図示せ
ず)をナット(図示せず)で締め付けることにより固定
位置を調整可能に支持部材22に取り付けられている。
【0026】図示しないが、吸引部材23には排気管を
介して真空源が接続され、また、第1および第2の溶剤
ノズル24a,24bそれぞれには角型基板1の端縁に
塗布された不要薄膜を溶解可能な溶剤を供給する溶剤供
給管が接続され、更に、第1および第2のガスノズル2
5a,25bそれぞれには、ガスとして窒素ガスを供給
するガス供給管が接続され、それらの排気管、溶剤供給
管およびガス供給管のいずれもが、洗浄具本体10の移
動を許容するように可撓性を有する材料で構成されてい
る。
【0027】図中、30は、基板載置プレート9に載置
された角型基板1の端面に当接する当て板を示し、この
当て板30に第4のエアーシリンダ31が連動連結さ
れ、角型基板1を当て板30に当接させて所定の位置決
め状態で基板載置プレート9上に載置するように構成さ
れている。また、角型基板1を基板載置プレート9に載
置した後に当て板30を当接させて角型基板1を所定の
位置決めするようにしても良い。
【0028】以上の構成により、回転塗布によって表面
に薄膜が形成された角型基板1を基板保持手段2に保持
させ、角型基板1の各辺それぞれに対応するように洗浄
具本体10を移動させ、その状態で、溶剤とガスを吐出
するとともに排気しながら洗浄具本体10を各辺それぞ
れに沿わせて移動させ、角型基板1の各辺それぞれの表
裏両面と周端面の不要薄膜を溶解除去することができ
る。
【0029】溶剤吐出手段としては、図5の別の実施例
の斜視図に示すように、各種の構成が採用できる。
【0030】図5の(a)の斜視図に示す別の実施例
は、溶剤供給管(図示せず)の先端にボックス状のヘッ
ド32が接続され、そのヘッド32の先端面に、角型基
板1の端縁に沿う方向に所定間隔を隔てて多数の吐出口
33a…を形成して構成されている。
【0031】図5の(b)の斜視図に示す別の実施例
は、溶剤供給管(図示せず)の先端に接続されたボック
ス状のヘッド32の先端面に、角型基板1の端縁に沿う
方向および上下方向それぞれに所定間隔を隔てて多数の
吐出口33b…を形成して構成されている。
【0032】図5の(c)の斜視図に示す別の実施例
は、溶剤供給管34の先端に接続されたボックス状のヘ
ッド32の先端面に、角型基板1の端縁に沿う方向に所
定間隔を隔てて、先端に吐出口33cを有する小径の溶
剤ノズル35…が接続されて構成されている。
【0033】上述実施例では、基板端縁洗浄装置をフォ
トレジスト塗布液などによる薄膜形成のための回転塗布
装置とは別に専用に構成し、スループットを向上できる
ように構成しているが、本発明としては、回転塗布装置
内に組み込み、回転塗布装置の基板保持手段を基板端縁
洗浄装置の基板保持手段2に兼用構成するものでも良
い。
【0034】また、上記実施例では、基板保持手段2に
対して洗浄具本体10を移動するように構成している
が、洗浄具本体10を固定し、その洗浄具本体10に対
して基板保持手段2を移動するように構成しても良く、
要するに、第1および第2の溶剤吐出手段24a,24
角型基板1とを相対的に直線移動するように構成す
るものであれば良い。
【0035】また、上記実施例では、洗浄具本体10を
角型基板1の四辺に対応させられるように、全体として
四個設けているが、本発明としては、洗浄具本体10を
一個あるいは二個設け、角型基板1を回転して異なる辺
部分をも洗浄できるように構成しても良い。
【0036】また、上記実施例では、角型基板端縁の表
裏両面に溶剤を吐出するように構成しているが、例え
ば、回転可能に保持された角型基板1の下方側に溶剤を
供給し、角型基板1の裏面に回り込んで形成される薄膜
を溶解除去するように構成した裏面洗浄タイプの回転塗
布装置で回転塗布により薄膜が形成された角型基板1に
対しては、角型基板1の端縁の表面側にのみ溶剤を吐出
するように構成するとか、あるいは、角型基板1の端縁
の裏面側にのみ溶剤を吐出して表面張力により表面側に
回り込ませるように構成するなど、角型基板1の端縁の
表裏両面の少なくともいずれか一方に溶剤を吐出するよ
うに構成すれば良い。
【0037】なお、前記実施例のように角型基板1の表
裏両面に溶剤を吐出するようにした場合には、片側にだ
け吐出して表面張力で回り込ませる場合と比較して次の
ような特段の効果を有する。つまり、表裏各々の側へ溶
剤を吐出させる場合には、表面張力で回り込ませること
を一切考慮する必要がないので、角型基板1の表裏各面
に対して緩やかな流速で溶剤を吐出しなくてもよい。し
たがって、角型基板1への溶剤吐出は、角型基板表面で
溶剤が滞留することなく、次々と新鮮な溶剤が供給され
るような状態であるので、短時間に効率良く角型基板端
縁で薄膜を除去できる。このため、角型基板表面側の端
縁において、端縁よりやや内側の薄膜が溶剤に膨潤され
て、角型基板表面の膜厚均一性を低下させる虞が無い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明の基板端縁洗浄装置によれば、角型基板の
端縁に沿わせて相対移動しながら溶剤吐出手段の複数の
吐出口それぞれから角型基板の表裏両面の少なくともい
ずれか一方に溶剤を吐出するから、全体としての吐出量
が少なくても、各吐出口それぞれから勢い良く吐出で
き、溶剤の消費量を増大させずに処理領域を拡大して洗
浄効率を向上できるようになった。
【0039】また、請求項2に係る発明の基板端縁洗浄
装置によれば、溶剤によって溶解された不要薄膜をガス
ノズルから吐出したガスによって角型基板の端縁よりも
外方に吹き飛ばして除去するから、溶剤によって溶解さ
れた不要薄膜が角型基板に残存付着することを回避し
て、角型基板の端縁を効率良くかつ良好に洗浄できるよ
うになった。
【0040】また、請求項3に係る発明の基板端縁洗浄
装置によれば、角型基板の端縁よりも外方に吹き飛ばさ
れる溶剤および不要薄膜を吸引部材によって吸引排出す
るから、溶剤や不要薄膜の外部への飛散を防止して角型
基板の端縁を効率良くかつ良好に洗浄できるようになっ
た。
【0041】また、請求項4に係る発明の基板端縁洗浄
装置によれば、洗浄すべき角型基板の種類に応じて、角
型基板の端縁への溶剤の吐出状態を調整できるから、角
型基板の種類のいかんにかかわらず、角型基板の端縁を
効率良くかつ良好に洗浄できるようになった。
【0042】また、請求項5に係る発明の基板端縁洗浄
装置によれば、角型基板に形成された薄膜に応じた吐出
状態を得ることができるから、薄膜の厚みの大小などに
かかわらず、角型基板の端縁を効率良くかつ良好に洗浄
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基板端縁洗浄装置の全体
概略平面図である。
【図2】一部切欠全体概略側面図である。
【図3】要部の一部切欠拡大側面図である。
【図4】溶剤吐出手段の正面図である。
【図5】別の実施例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1…角型基板 2…基板保持手段 11…移動手段 23…吸引部材 24a…第1の溶剤吐出手段 24b…第2の溶剤吐出手段 25a…第1のガスノズル 25b…第2のガスノズル 27a…吐出口 33a,33b,33c…吐出口

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に薄膜が形成された角型基板を載置
    保持する基板保持手段と、その基板保持手段によって保
    持された前記角型基板の端縁の表裏両面の少なくともい
    ずれか一方に溶剤を吐出して不要薄膜を溶解する溶剤吐
    出手段とを備えた基板端縁洗浄装置において、前記溶剤
    吐出手段に、前記角型基板の端縁に沿った複数の吐出口
    を備えさせるとともに、前記溶剤吐出手段を前記角型基
    板の端縁に沿って相対的に移動する移動手段を設けたこ
    とを特徴とする基板端縁洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の溶剤吐出手段からの溶
    剤によって溶解された不要薄膜をガスの吐出によって角
    型基板の端縁よりも外方に吹き飛ばすガスノズルを設け
    るとともに、前記ガスノズルを前記溶剤吐出手段ととも
    に前記角型基板の端縁に沿って相対的に移動する移動手
    段を設けてある基板端縁洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の溶剤吐出手段からの溶
    剤やガスノズルからのガスによって吹き飛ばされた不要
    薄膜を吸引排出する吸引部材を設けるとともに、前記吸
    引部材を前記ガスノズルおよび前記溶剤吐出手段ととも
    に角型基板の端縁に沿って相対的に移動する移動手段を
    設けてある基板端縁洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の溶剤吐出手段の吐出口と角型基板の板面との距離、
    および、前記吐出口からの溶剤吐出角度それぞれを調整
    可能に構成してある基板端縁洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の複数の吐出口それぞれが、そ
    の吐出口からの溶剤吐出角度を個別に調整可能に構成し
    てある基板端縁洗浄装置。
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