JP2003207332A - 幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置 - Google Patents

幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置

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JP2003207332A JP2002002574A JP2002002574A JP2003207332A JP 2003207332 A JP2003207332 A JP 2003207332A JP 2002002574 A JP2002002574 A JP 2002002574A JP 2002002574 A JP2002002574 A JP 2002002574A JP 2003207332 A JP2003207332 A JP 2003207332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に形成された薄膜の端部から基板の端
部までの幅寸法を自動的に測定する幅寸法測定装置を提
供する。 【解決手段】 幅寸法測定装置1に、制御ユニット5
0、撮像系60および分光ユニット70を設ける。制御
ユニット50は、基板の端部を撮像した画像データに画
像処理(エッジ検出処理)を行うことにより、基板端部
の位置を検出する。また、分光ユニット70からの分光
スペクトル信号に基づいて薄膜の膜厚値を測定し、膜厚
値の分布から薄膜端部の位置を検出する。制御ユニット
50は、検出した基板端部の位置と薄膜の端部の位置と
に基づいて、薄膜の端部から基板の端部までの幅寸法を
算出し、表示する。なお、幅寸法測定装置1は、撮像系
60が撮像した画像データから薄膜端部の位置を検出す
ることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハやフ
ラットパネルディスプレイ用基板等の基板上に形成され
たレジスト膜等の薄膜の端部位置から基板の端部位置ま
での幅寸法を測定するための幅寸法測定装置に関する。
【0002】また、この発明は、基板上に形成された薄
膜の基板に対する形成位置を測定する位置測定装置に関
する。
【0003】
【従来の技術】一般に、略円形の半導体ウェハや矩形の
ガラス基板等の基板に回路パターン等を形成するには、
前段階として、当該基板上に感光性を有するレジスト液
をスピンコーティング法によって塗布して、基板上にレ
ジスト薄膜を形成する。このスピンコーティング法によ
るレジスト薄膜の形成方法では、基板の端部上面、端部
側面および端部下面からなる端縁にもレジスト薄膜が形
成される。この端縁に形成されたレジスト薄膜が、基板
の搬送途中や基板の処理中に基板処理装置内等に脱落す
るとパーティクルの原因になる等の基板の処理に悪影響
を及ばす原因となる。この悪影響の発生を防止するため
に、スピンコーティング後の基板端縁に形成された不要
なレジスト薄膜を洗浄除去する端縁洗浄処理(エッジリ
ンス、EBR:エッジ・ビード・リムーバ)が一般に行わ
れている。
【0004】半導体ウェハ等の略円形の基板に対し上記
端縁洗浄処理を実行する装置として、例えば特開平9−
213616号公報に記載される装置が知られている。
また、矩形の基板に対して瑞縁洗浄処理を実行する装置
として、例えば特開平5−175117号公報に記載さ
れる装置が知られている。
【0005】また、レジスト液がポジ形の場合は、端縁
に形成された不要なレジスト薄膜を除去する方法として
エッジ露光法が採用される場合もある。このエッジ露光
法は、例えば特開平2−288326号公報に記載され
たエッジ露光装置を用いて基板端縁に形成されたレジス
ト薄膜を露光した後、現像処理により端縁に形成された
不要なレジスト薄膜を除去する方法である。
【0006】上述の瑞縁洗浄処理やエッジ露光法によっ
て、基板端縁から不要なレジスト薄膜が正確に除去でき
ているか否かの検査は、オペレータが基板端縁を顕微鏡
で観察する目視検査によって行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなオペレータによる目視検査では、オペレータの経
験度や熟練度によって検査結果が異なり、正確な検査が
行えないという問題が発生する。
【0008】この発明の第1の目的は、上述のような点
に鑑み、基板上に形成された薄膜の端部から基板の端部
までの幅寸法を測定することができる幅寸法測定装置を
提供することにある。
【0009】この発明の第2の目的は、上述のような点
に鑑み、基板上に形成された薄膜の基板に対する形成位
置を正確に測定することができる薄膜位置測定装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、基板の主面よりも小さい前記基
板上の領域に形成された薄膜の端部から前記基板の端部
までの幅寸法を測定する幅寸法測定装置であって、前記
基板の端部位置を検出する基板端部検出手段と、前記薄
膜の端部位置を検出する薄膜端部検出手段と、前記基板
端部検出手段により検出した前記基板の端部位置と前記
薄膜端部検出手段により検出した前記薄膜の端部位置と
に基づいて前記幅寸法を算出する算出手段とを備える。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る幅寸法測定装置であって、前記薄膜端部検出手段
が、前記薄膜の膜厚値を測定する膜厚測定手段を備え、
前記膜厚測定手段により測定された前記膜厚値に基づい
て前記薄膜の端部位置を検出する。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1または
2の発明に係る幅寸法測定装置であって、前記基板端部
検出手段が、前記基板の端部を基板端部画像データとし
て撮像する撮像手段を備え、前記基板端部画像データに
基づいて、前記基板端部検出手段が前記基板の端部位置
を検出する。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
に係る幅寸法測定装置であって、前記基板端部画像デー
タの撮像領域に前記薄膜の端部を含む領域が含まれてお
り、前記薄膜端部検出手段が、前記基板端部画像データ
に基づいて前記薄膜の端部位置を検出する。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項3の発明
に係る幅寸法測定装置であって、前記撮像手段が、前記
薄膜の端部を薄膜端部画像データとして撮像可能であ
り、前記基板端部画像データを撮像する基板端部撮像位
置と、前記薄膜端部画像データを撮像する薄膜端部撮像
位置との間で、前記撮像手段と前記基板とを相対的に移
動させる移動手段と、前記移動手段による前記撮像手段
と前記基板との相対的な移動ベクトルを検出する移動ベ
クトル検出手段とをさらに備え、前記薄膜端部検出手段
が、前記薄膜端部画像データに基づいて前記薄膜の端部
位置を検出し、前記算出手段が、前記移動ベクトルと、
前記基板の端部位置と、前記薄膜の端部位置とに基づい
て前記幅寸法を算出する。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項3ないし
5のいずれかの発明に係る幅寸法測定装置であって、前
記撮像手段によって前記基板の端部を撮像するときに、
前記薄膜が形成された前記基板の第1主面とは反対側の
第2主面側から基板の端部を照明する照明手段をさらに
備える。
【0016】また、請求項7の発明は、請求項6の発明
に係る幅寸法測定装置であって、前記照明手段が、前記
第1主面側からの照明光を前記第2主面側から前記基板
の端部に向けて反射する反射ミラーを有する。
【0017】また、請求項8の発明は、請求項6の発明
に係る幅寸法測定装置であって、前記照明手段が、前記
第2主面側から前記基板の端部に向けて照明光を照射す
る光源を有する。
【0018】また、請求項9の発明は、基板の表面より
も小さい基板上の領域に形成された薄膜の形成位置を測
定する薄膜位置測定装置であって、前記基板の複数の端
部位置を検出し、この検出結果から基板の位置を求める
基板位置検出手段と、前記薄膜の複数の端部位置を検出
し、この検出結果から薄膜の位置を求める薄膜位置検出
手段と、前記基板位置検出手段によって求めた基板の位
置と、前記薄膜位置検出手段によって求めた薄膜の位置
とを比較する比較手段とを備える。
【0019】また、請求項10の発明は、請求項9の発
明に係る薄膜位置測定装置であって、前記基板位置検出
手段は、検出した基板の複数の端部位置から基板の中心
位置を求める手段であり、前記薄膜位置検出手段は、検
出した薄膜の複数の端部位置から薄膜の中心位置を求め
る手段であり、前記比較手段は、基板の中心位置に対す
る薄膜の中心位置のずれ量を求める手段である。
【0020】また、請求項11の発明は、基板の表面よ
りも小さい基板上の領域に形成された薄膜の形成位置を
測定する薄膜位置測定装置であって、複数の測定個所で
前記基板の端部位置をそれぞれ検出する基板端部検出手
段と、前記複数の測定個所で前記薄膜の端部位置をそれ
ぞれ検出する薄膜端部検出手段と、前記基板端部検出手
段によって検出した前記基板の複数の端部位置と、前記
薄膜端部検出手段によって検出した前記薄膜の複数の端
部位置とに基づいて、前記複数の測定個所における前記
薄膜の端部位置から前記基板の端部位置までの幅寸法を
それぞれ算出する算出手段とを備える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0022】<1. 第1の実施の形態>図1は、本実
施の形態における幅寸法測定装置1の構成を示す図であ
る。幅寸法測定装置1は、レジスト液などをスピンコー
ティングされた後、端縁洗浄処理(エッジリンス処理)
された基板91上に形成されたレジスト薄膜(以下、単
に「薄膜」と称す。)から基板91の端部までの幅寸法
(以下、「エッジリンス幅寸法」と称す。)を測定する
装置であり、照明光学系20、結像光学系30、検査ス
テージ40、制御ユニット50、撮像系60、および分
光ユニット70を備える。
【0023】検査ステージ40は、外周に反射ミラー4
1を有し、基板91上の薄膜が形成された基板91を搭
載しながら、制御ユニット50(主に演算部51)から
の制御信号に応じてX,Y方向に移動し、撮像系60と
基板91とを相対的に移動させることにより、基板91
表面の任意の領域を測定位置に移動させる。なお、検査
ステージ40は、図示しないスピンモータにより、回転
駆動可能にされていてもよい。
【0024】照明光学系20には、ハロゲンランプから
なる光源21が設けられており、一定の観察波長域(例
えば400nm〜800nm)の光が出射されるように
なっている。光源21からの光はコンデンサーレンズ2
2,視野絞り23およびコンデンサーレンズ24を介し
て結像光学系30に入射される。
【0025】結像光学系30は対物レンズ31,ビーム
スプリッタ32およびチューブレンズ33からなり、光
源21からの照明光はビームスプリッタ32によって反
射され、対物レンズ31を介して所定の測定位置に照射
される。測定位置に位置する基板91で反射された光
(より詳しくは、基板91上に形成された薄膜で反射さ
れた光を含む。)、および反射ミラー41で反射された
光は、対物レンズ31,ビームスプリッタ32およびチ
ューブレンズ33を介して光軸上の所定の位置に集光さ
れる。
【0026】集光位置の近傍には、中心部にピンホール
を有するピンホールミラー42が配置されており、集光
された光のうちピンホールを通過した光は、分光ユニッ
ト70に入射される。また、ピンホールミラー42によ
り反射された光は、ミラー43によりさらに反射され、
撮像系60に入射される。
【0027】制御ユニット50は、図1に示すように、
演算処理を行う演算部51、各種データを記憶する記憶
部52、オペレータの指示を入力する操作部53、およ
び各種データを表示する表示部54を備えており、演算
部51は、図示を省略する入出力ポートを介して記憶部
52、操作部53および表示部54と接続されている。
また、演算部51は、光検出器62、および光検出器7
2との間で入出力ポートを介して信号の授受を行う。
【0028】なお、具体的には、記憶部52は、磁気デ
ィスク装置、記憶媒体を読み取るための読み取り装置、
読み取り専用のROM、およびデータを一時的に記憶す
るRAM等である。操作部53は、キーボード、マウ
ス、および各種ボタン類等である。また、表示部54と
しては、液晶ディスプレイや表示ランプ等を用いること
ができる。
【0029】撮像系60は、ミラー43により反射され
た光を、結像レンズ61を介してCCDなどの光検出器
62により検出し、信号として制御ユニット50に与
え、画像として撮像する。なお、光検出器62は、基板
91の主面の面積よりも小さな撮像領域を有するが、エ
ッジリンス幅寸法に比べて広範囲な撮像領域を有してお
り、基板エッジおよび薄膜エッジを同時に撮像すること
ができる。
【0030】分光ユニット70は、入射光を分光する凹
面回折格子71と、凹面回折格子71により回折された
回折光の分光スペクトルを検出する光検出器72とで構
成されている。光検出器72は、例えばフォトダイオー
ドアレイやCCDなどにより構成されており、分光ユニ
ット70に取り込まれた光は凹面回折格子71により分
光され、各分光スペクトルのエネルギーに対応したスペ
クトル信号が光検出器72から制御ユニット50に与え
られる。
【0031】図2は、本実施の形態における演算部51
の機能構成を示す図である。図2に示す構成のうち、画
像処理部510、判定部511、膜厚測定部512、薄
膜端部位置検出部513、および幅寸法測定部514
は、演算部51が記憶部52に記憶されているプログラ
ムに従って動作することにより実現される機能構成であ
る。なお、これらの機能はソフトウェアにより実現され
る場合に限られるものではなく、例えば、画像処理部5
10の機能の全部あるいは一部を専用の論理回路を用い
てハードウェアにより実現するようにしてもよい。
【0032】画像処理部510は、光検出器62からの
信号に基づいて、測定位置における基板エッジを撮像し
た基板端部画像データを作成する。また、基板端部画像
データに対して一般的なエッジ検出処理を行うことによ
り基板エッジ位置を検出して、幅寸法測定部514に転
送する。すなわち、画像処理部510が主に本発明にお
ける基板端部検出手段に相当する。なお、画像処理部5
10が行うエッジ検出処理としては、例えば、コントラ
スト(濃度差、色の差等)などから、境界位置情報を検
出する手法が用いられる。
【0033】図3は、基板91の端部が縁取りされてい
る場合の照明光の状態を示す図である。また、図4は、
基板91の薄膜が形成されている面(以下、「第1主
面」と称する。)に照射した光により、基板エッジES
の近傍を撮像した画像の例である。
【0034】一般に、基板処理装置などで処理される基
板の端部は、図3に示すように縁取りされており、第1
主面に照射された光は縁取り部分(図3に示す基板91
の曲線部分)において散乱されるため、対物レンズ31
には入射されない。そのため、図4に示すように、基板
91と基板91の外側とを画像から正確に区別すること
ができず、基板エッジESを検出することができない。
【0035】図5は、図1における検査ステージ40に
係る部分を拡大した図である。幅寸法測定装置1では、
第1主面側から照射された光のうち基板91の外側を通
過した光は、反射ミラー41により対物レンズ31に向
けて反射される。すなわち、反射ミラー41により反射
された照明光は、第1主面とは反対側の面(以下、「第
2主面」と称する。)側から基板91の端部を照明す
る。すなわち、反射ミラー41が主に本発明における照
明手段に相当する。
【0036】図6は、幅寸法測定装置1により撮像され
た基板端部画像データの例である。図6に示すように、
基板91の第1主面および基板91の外側は、照明光が
反射されて対物レンズ31に入射されるため明るく撮像
されるが、照明光が散乱される基板91の縁取り部分は
暗い帯状に撮像される。
【0037】基板91に対する対物レンズ31の位置か
ら図6の−Y方向にある白抜き部分が基板91の第1主
面であることが判定でき、Y方向にある白抜き部分が基
板91よりも外側の領域であることが判定できる。この
外側の領域との境界を基板エッジESと判定する。
【0038】なお、基板エッジESは全体としては閉曲
線であるが、本実施の形態における撮像系60の撮像領
域内においては、基板エッジESの一部分が撮像される
ため、図6に示すように、基板エッジESは単なる部分
曲線、あるいは直線として検出される。また、基板端部
が縁取りされている場合は、基板の第1主面に対して撮
像系60のオートフォーカスを行い、さらに、基板の厚
さ(予め入力されているものとする。)の半分の距離だ
けフォーカスをずらして撮像を行うようにすることによ
り、基板エッジにピントが合った画像を撮像することが
できる。この場合、検査ステージ40をZ方向に移動さ
せることによってフォーカスを調整してもよい。
【0039】図2に戻って、判定部511は、予めオペ
レータにより入力されている設定情報に基づいて、薄膜
エッジ位置を検出する手法として、膜厚値から検出する
「膜厚利用法」を用いるか、撮像された基板端部画像デ
ータから検出する「画像利用法」を用いるかを判定し、
膜厚測定部512および薄膜端部位置検出部513に対
して指示を与える。なお、設定情報とは、いずれの手法
を選択すべきかを決定するための情報であり、主に薄膜
の材質に基づいてオペレータが予め判断し、入力する。
【0040】膜厚測定部512は、光検出器72からの
スペクトル信号に基づいて、薄膜の膜厚値を求める。す
なわち、分光ユニット70および膜厚測定部512が主
に本発明における膜厚検出手段に相当する。なお、薄膜
の膜厚を求める演算手法については、例えば、分光反射
率測定を用いる手法が知られている。概要を説明する
と、基板上に形成された薄膜に照明光を照射し、薄膜の
表面で反射した光と、薄膜を透過して基板表面で反射し
た光との干渉を観測して、2つの光の光路差を算出する
ことにより薄膜の膜厚値を求める手法である。なお、分
光ユニット70および膜厚測定部512が、検査ステー
ジ40を移動させることなく、薄膜の膜厚を測定できる
領域(以下、「膜厚測定領域」と称する。)は、撮像系
の撮像領域と同じ領域であり、膜厚測定領域における位
置と撮像領域における位置とは一対一に対応付けが可能
であるものとする。
【0041】薄膜端部位置検出部513は、膜厚測定部
512により求められた膜厚値に基づいて、薄膜エッジ
位置を検出して幅寸法測定部514に転送する。膜厚値
は、薄膜が存在する位置では一定の正の値として測定さ
れるが、薄膜がエッジリンスにより除去されている位置
ではほぼ0となる。したがって、薄膜端部位置検出部5
13は、薄膜の膜厚値の分布から、膜厚値が0に変化す
る境界を薄膜エッジ位置として検出する。
【0042】また、薄膜端部位置検出部513は、画像
処理部510が基板端部位置を検出する際に用いる手法
と同様の手法により、基板端部画像データに基づいて薄
膜エッジ位置を検出する機能をも有している。すなわ
ち、薄膜端部位置検出部513が主に本発明における薄
膜端部検出手段に相当する。
【0043】幅寸法測定部514は、基板エッジ位置お
よび薄膜エッジ位置に基づいて、基板エッジから薄膜エ
ッジまでの幅寸法を求める。すなわち、幅寸法測定部5
14が主に本発明における算出手段に相当する。
【0044】図7に示すように、幅寸法測定部514
は、検出された基板エッジES上の中点(以下、「点
P」と称する。)と薄膜エッジEFとの最短距離Dmin
をエッジリンス幅寸法DRとして算出する。これは、点
Pを中心とする円のうち、検出した薄膜エッジEFと交
点を有する最小半径の円(つまり薄膜エッジEFと接す
る円)CRの半径を求めればよい。図7における点Q
が、薄膜エッジEF上において点Pとの距離が最短とな
る点(実施例CRとの接点)である。なお、検出された
基板エッジES上の中点を点Pとし、点Pにおけるエッ
ジリンス幅寸法DRを算出する理由は、撮像領域AR内
において、できるだけ中央付近に撮像されている点を選
択することにより、点Qを膜厚測定領域および撮像領域
AR内に検出しやすくするためであり、点Pは本来、基
板エッジES上の任意の点でよい。また、当該最小半径
を有する円CRと薄膜エッジEFとの交点QEが膜厚測
定領域または撮像領域ARの端部に検出された場合(図
8)は、点QEと点Pとの距離をエッジリンス幅寸法D
Rとするのではなく、当該領域外に存在する薄膜エッジ
EF上に、点Pとの距離が最短となる点Qが存在すると
判断し、検査ステージ40を移動させることが望まし
い。
【0045】幅寸法測定部514は、検出された基板エ
ッジ上の中点(以下、「点P」と称する。)と薄膜エッ
ジとの最短距離をエッジリンス幅寸法として算出する。
これは、点Pを中心とする円のうち、検出した薄膜エッ
ジと交点を有する最小半径の円の半径を求めればよい。
なお、当該最小半径を有する円と薄膜エッジとの交点が
膜厚測定領域または撮像領域の端部に検出された場合
は、当該領域外に存在する薄膜エッジ上に点Pとの距離
が最短となる点(以下、「点Q」と称する。)が存在す
ると判断することが望ましい。また、検出された基板エ
ッジ上の中点を点Pとし、点Pにおけるエッジリンス幅
寸法を算出する理由は、撮像領域内において、できるだ
け中央付近に撮像されている点を選択することにより、
点Qを膜厚測定領域および撮像領域内に検出しやすくす
るためであり、点Pは本来、基板エッジ上の任意の点で
よい。
【0046】図9および図10は、本実施の形態におけ
る幅寸法測定装置1において、基板91のエッジリンス
幅寸法を測定する際の手順を示す流れ図である。
【0047】まず、幅寸法測定装置1では、図示しない
搬送機構が基板91を検査ステージ40に搬送する(ス
テップS11)。次に、検査ステージ40が基板91を
載置した状態で移動することにより基板91を移動させ
つつ、撮像系60が基板91を撮像する(ステップS1
2)。
【0048】次に、画像処理部510が、基板端部画像
データを作成し、エッジ検出処理を行って、基板エッジ
を検出できたか否かを判定し(ステップS13)、基板
エッジを検出できない場合は、ステップS12の処理に
戻ってさらに検査ステージ40を移動させて撮像を繰り
返す。
【0049】一方、基板エッジを検出すると、画像処理
部510は基板エッジの撮像領域における位置を幅寸法
測定部514に転送する(ステップS14)。
【0050】次に、薄膜端部位置検出部513が薄膜エ
ッジを検出する(ステップS15)。なお、レジスト薄
膜の場合は、前述の「膜厚利用法」、「画像利用法」の
いずれかで薄膜エッジを検出する。
【0051】これにより、幅寸法測定装置1では、薄膜
の膜厚値あるいは画像データに基づいて容易に薄膜エッ
ジ位置を検出することができる。なお、ステップS15
において、薄膜エッジが検出できない場合は、膜厚測定
領域内および撮像領域内に薄膜エッジが存在しないとみ
なして、ステップS12に戻るようにしてもよい。ま
た、その場合は、検出した基板エッジが撮像領域の中央
に位置するように検査ステージ40を移動するようにす
るなど、制御ユニット50が基板エッジ位置の検出結果
を利用した移動制御を検査ステージ40に対して行うよ
うにしてもよい。
【0052】薄膜エッジが検出されると、薄膜端部位置
検出部513は、薄膜エッジの位置を幅寸法測定部51
4に転送する(ステップS21)。幅寸法測定部514
は基板エッジと薄膜エッジとの距離を計算し、エッジリ
ンス幅寸法を算出する(ステップS22)。
【0053】エッジリンス幅寸法が算出されると、幅寸
法測定装置1は、表示部54にエッジリンス幅寸法を表
示し(ステップS23)、オペレータは、基板91上に
形成された薄膜が除去された幅寸法を確認することがで
きる。
【0054】以上により、幅寸法測定装置1は、基板の
端部位置と薄膜の端部位置とを検出し、基板上に形成さ
れた薄膜の端部から基板の端部までの幅寸法をオペレー
タを介さず自動的に求めることができる。したがって、
基板上に形成された薄膜がエッジリンスにより正確に除
去されているか否かを検査する場合、予め規定幅寸法と
して所定値を決めておけば、エッジリンス幅寸法の実測
値と当該規定幅寸法とを数値で比較することにより、オ
ペレータの経験度や熟練度に左右されることなく、当該
検査を正確に行うことができる。
【0055】また、比較的広範囲を撮像できる撮像系を
用いることにより、基板エッジと薄膜エッジとを同時に
撮像して、エッジリンス幅寸法を算出することから、制
御が単純化されるため演算量の削減などにより、処理時
間を短縮することができる。
【0056】<2. 第2の実施の形態>上記実施の形
態では、比較的広範囲を撮像できる撮像系を用いて、基
板エッジと薄膜エッジとを同時に撮像するとして説明し
たが、基板エッジと薄膜エッジとを別々に撮像するよう
にしてもよい。
【0057】図11は、このような原理に基づいて構成
した第2の実施の形態における幅寸法測定装置2の構成
を示す図である。なお、第1の実施の形態における幅寸
法測定装置1と同様の機能を有する構成については同じ
符号を用い、適宜、説明を省略する。
【0058】幅寸法測定装置2はセンサ44を有してお
り、センサ44は検査ステージ40のX方向の位置およ
びY方向の位置を検出して、制御ユニット50に信号と
して与える機能を有する。
【0059】幅寸法測定装置2の撮像系60は、エッジ
リンス幅寸法よりも狭い撮像領域を有し、基板エッジと
薄膜エッジとは別々に撮像される。なお、幅寸法測定装
置2においても膜厚測定領域は、撮像領域と同じ領域で
あり、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位
置とは一対一に対応付けが可能であるものとする。
【0060】図12は、本実施の形態における演算部5
1の機能構成を示す図である。図12に示す構成のう
ち、移動量検出部515は、演算部51が記憶部52に
記憶されているプログラムに従って動作することにより
実現される機能構成である。
【0061】画像処理部510は、第1の実施の形態と
同様に基板端部画像データを作成するのみならず、薄膜
の端部を撮像した薄膜端部画像データをも作成する。ま
た、幅寸法測定装置1では、基板エッジと薄膜エッジと
を同時に撮像した基板端部画像データに基づいて薄膜エ
ッジ位置を検出していたが、幅寸法測定装置2の画像処
理部510では、薄膜端部画像データに基づいて、薄膜
エッジ位置を検出する。
【0062】移動量検出部515は、基板端部画像デー
タおよび薄膜端部画像データが撮像されたときの検査ス
テージ40の位置をそれぞれセンサ44から取得し、基
板端部画像データを撮像した位置から薄膜端部画像デー
タを撮像した位置までの検査ステージ40の移動距離と
移動方向を検出する。
【0063】図13にこの検出の原理が模式的に例示さ
れており、検査ステージ40の移動ベクトルと等価な基
板91の移動ベクトルV1に対して、相対的に撮像領域
ARの移動ベクトルが記号(−V1)によって表現され
ている。そして、撮像領域AR1内における基板エッジ
ESの位置情報と、撮像領域AR2内における薄膜エッ
ジEFの位置情報とを、移動ベクトル(V1または(−
V1))を用いて組合せ、それによってエッジリンス幅
寸法DRを算出する。すなわち、センサ44および移動
量検出部515が、本発明における移動ベクトル検出手
段に相当する。
【0064】図14および図15は、本実施の形態にお
ける幅寸法測定装置2において、基板91のエッジリン
ス幅寸法を測定する手順を示す流れ図である。
【0065】まず、幅寸法測定装置2では、第1の実施
の形態におけるステップS11ないしS14と同様に、
搬送機構が基板91を検査ステージ40に搬送し、画像
処理部510が基板エッジを検出して、基板エッジ位置
を幅寸法測定部514に転送する(ステップS31ない
しS34)。
【0066】基板エッジ位置が検出されると、移動量検
出部515がセンサ44からの信号に基づいて、基板エ
ッジ位置を検出した際の検査ステージ40の位置を検出
し(ステップS35)、検査ステージ40が基板91を
移動させる(ステップS41)。なお、検査ステージ4
0は、検出された基板エッジに対する法線Lのうち基板
91の内側に存在する部分に沿って移動するよう制御さ
れるものとする。これは、幅寸法測定部514において
エッジリンス幅寸法を求める場合には点Qの位置が必要
だからであり、制御ユニット50が検査ステージ40を
このように制御することにより、効率よく点Qを検出す
ることができるからである。
【0067】次に、薄膜エッジ検出処理を実行し(ステ
ップS42)、薄膜エッジが検出できたか否かを判定し
(ステップS43)、薄膜エッジが検出できなかった場
合は、測定範囲に薄膜エッジが含まれていないとみなし
て、基板91をさらに移動させるため、ステップS41
に戻って処理を繰り返す。なお、薄膜エッジ検出処理
は、第1の実施の形態におけるステップS15と同様の
処理である。
【0068】一方、薄膜エッジが検出できた場合は、薄
膜端部位置検出部513が薄膜エッジ位置を幅寸法測定
部514に転送する(ステップS44)。さらに、移動
量検出部515が検査ステージ40の位置を検出し(ス
テップS45)、ステップS35において検出した基板
エッジを検出した際の検査ステージ40の位置から、薄
膜エッジを検出した際の検査ステージ40の位置までの
検査ステージ40の移動距離と移動方向(検査ステージ
40の移動ベクトルに相当する。)を算出して、幅寸法
測定部514に転送する(ステップS46)。
【0069】幅寸法測定部514は、検査ステージ40
の移動距離と移動方向、基板エッジ位置、および薄膜エ
ッジ位置に基づいてエッジリンス幅寸法を算出し(ステ
ップS47)、表示部54にエッジリンス幅寸法を表示
する(ステップS48)。
【0070】以上により、幅寸法測定装置2においても
第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さ
らに、基板エッジと薄膜エッジとを別々に検出すること
により、撮像系60の撮像領域が狭い場合でもエッジリ
ンス幅寸法を測定することができることから、撮像領域
が狭い小型の撮像系を用いることにより装置の小型化を
図ることができる。あるいは、より高倍率の結像光学系
30を用いる(結果的に撮像領域は狭くなる。)ことに
より、測定精度の向上を図ることができる。
【0071】<3. 第3の実施の形態>上記実施の形
態では、基板エッジを検出する際に基板を第2主面側か
ら照明する手法として、第2主面側に反射ミラーを設け
て照明していたが、第2主面側に別の光源を設けて照明
するようにしてもよい。
【0072】図16は、このような原理に基づいて構成
した第3の実施の形態における幅寸法測定装置3の構成
のうち、検査ステージ40に係る部分を示す図である。
なお、第1の実施の形態における幅寸法測定装置1と同
様の機能を有する構成については同じ符号を用い、適
宜、説明を省略する。
【0073】幅寸法測定装置3は、反射ミラー41の代
わりに、基板91の第2主面側に光源25を備え、光源
25から出射された照明光は、基板91の第2主面側か
ら基板91の端部の所定の位置に照明される。このよう
な構成によれば、光源25から出射された照明光のう
ち、基板91により遮蔽されなかった光のみが対物レン
ズ31に入射される。
【0074】図17は、幅寸法測定装置3の撮像系60
により基板エッジES近傍を撮像した基板端部画像デー
タの例を示す図である。図17に示すように、光源25
からの照明光が遮蔽されることにより撮像領域のうち基
板91が存在する領域は暗く撮像され、基板91の外側
のみが明るく撮像される。
【0075】以上により、本実施の形態における幅寸法
測定装置3においても上記実施の形態と同様の効果を得
ることができる。また、光源25を基板の第2主面側に
設けることにより、基板91の端部が縁取りされている
場合でも、基板の端部を容易に検出することができる。
【0076】なお、光源21および光源25として、そ
れぞれ出射する光の周波数が異なる光源を使用すれば、
それぞれの光源から出射された光を必要に応じて区別す
ることができる。また、それぞれの光源の前面に特定の
周波数の光のみを透過する光学フィルターを設置するこ
とにより、それぞれの光源から出射した光を区別するよ
うにしてもよい。
【0077】<4. 第4の実施の形態>上記実施の形
態では、エッジリンスが正確に行われているか否かを検
査するために、エッジリンス幅寸法を測定して表示して
いた。しかし、エッジリンスが正確に行われているか否
かを検査する場合には、エッジリンス幅寸法のみなら
ず、基板上に形成された薄膜の基板に対する形成位置も
問題となる。
【0078】図18は、第4の実施の形態における薄膜
位置測定装置4の構成を示す図である。薄膜位置測定装
置4は、第2の実施の形態における幅寸法測定装置2と
同様の構成を有し、基板91上に形成された薄膜の形成
位置(以下、単に「形成位置」と称する。)を測定す
る。
【0079】図19は、本実施の形態における演算部5
1の機能構成を信号の流れとともに示す図である。
【0080】画像処理部510は、上記実施の形態と同
様に、撮像系60が撮像した基板端部画像データに一般
的なエッジ検出処理を行い、撮像領域における基板エッ
ジ位置を検出して、位置検出部516に転送する。ま
た、薄膜端部画像データを作成し、薄膜端部位置検出部
513に転送する。
【0081】薄膜端部位置検出部513は、上記実施の
形態と同様に、「膜厚利用法」または「画像利用法」に
より撮像領域(膜厚測定領域)における薄膜エッジ位置
を検出し、位置検出部516に転送する。
【0082】移動量検出部515は、検査ステージ40
が移動するたびに、移動後における検査ステージ40の
位置をセンサ44から取得して、起点からの移動距離お
よび移動方向を検出し、位置検出部516に転送する。
なお、「起点」としては、装置内の基準点、測定開始
点、基板91の中心点、あるいは直前の検査ステージ4
0の位置などを適宜利用してもよい。
【0083】位置検出部516は、画像処理部510か
ら取得した複数の基板エッジ位置と、それぞれの基板エ
ッジ位置が検出された基板端部画像データを撮像した際
の検査ステージ40の位置関係とに基づいて、基板の位
置を検出する。すなわち、画像処理部510および位置
検出部516が主に本発明における基板位置検出手段に
相当する。なお、それぞれの基板エッジ位置を検出した
基板端部画像データを撮像した際の検査ステージ40の
位置関係は、移動量検出部515から取得した検査ステ
ージ40の移動距離および移動方向とに基づいて算出す
る。
【0084】また、薄膜端部位置検出部513から取得
した複数の薄膜エッジ位置と、それぞれの薄膜エッジ位
置が検出された際の検査ステージ40の位置関係とに基
づいて、薄膜の位置を検出する。すなわち、薄膜端部位
置検出部513および位置検出部516が主に本発明に
おける薄膜位置検出手段に相当する。
【0085】さらに、位置検出部516は、基板の中心
点と薄膜の中心点とのずれ量を求め、当該ずれ量によ
り、基板の位置と薄膜の位置との比較を行う。すなわ
ち、位置検出部516が主に本発明における比較手段に
相当する。
【0086】図20は、本実施の形態における薄膜位置
測定装置4の動作を示す流れ図である。まず、薄膜位置
測定装置4では、基板91の形状を取得し(ステップS
51)、基板エッジ検出処理(ステップS52)を行
う。なお、基板91の形状が予め入力されていない場合
は「一般形」として処理を継続する。
【0087】図21は、基板エッジ検出処理(ステップ
S52)の詳細を示す流れ図である。基板エッジ検出処
理では、まず、検査ステージ40を移動させ(ステップ
S101)、撮像系60が撮像を行う(ステップS10
2)。
【0088】画像処理部510が、撮像した基板端部画
像データに基づいて基板エッジESを検出し(ステップ
S103)、基板エッジESを検出できなかった場合
は、ステップS101に戻って処理を繰り返す(ステッ
プS104)。一方、基板エッジESを検出できた場合
は、基板エッジ位置を位置検出部516に転送し(ステ
ップS105)、基板エッジ検出処理を終了して図20
の処理に戻る。
【0089】基板エッジ検出処理(ステップS52)が
終了すると、移動量検出部515がステップS52にお
いて基板エッジを検出した際の検査ステージ40の位置
を起点(測定開始位置)として保存するとともに、位置
検出部516が検出された基板エッジ上の任意の点A
(例えば、検出した基板エッジ部分の中点。)を特定し
て、基板エッジESおよび点Aの起点に対する位置を保
存する(ステップS53)。
【0090】次に、薄膜位置測定装置4は、ステップS
51で取得した基板91の形状が円形であるか否かを判
定し(ステップS54)、基板91の形状が円形である
場合は、円形基板処理(ステップS55)を実行する。
【0091】図22および図23は、円形基板処理(ス
テップS55)の詳細を示す流れ図である。また、図2
4は、この処理に対応する検出例を示す図である。円形
基板処理では、まず、測定回数nに2をセットする(ス
テップS201)。
【0092】次に、図21に示した基板エッジ検出処理
を行い(ステップS202)、移動量検出部515が、
ステップS202において基板エッジESを検出した際
の検査ステージ40の起点に対する移動距離および移動
方向を計算し、位置検出部516に転送する(ステップ
S203)。
【0093】続いて、位置検出部516がステップS2
02で検出した基板エッジES上の点An(例えば、検
出した基板エッジESの中点。)を特定し、移動量検出
部515から取得した起点に対する移動距離および移動
方向に基づいて、点Anの起点に対する位置を算出し、
保存する(ステップS204)。
【0094】さらに、測定回数nをデクリメントし、測
定回数nが0になるまでステップS202およびS20
4の処理を繰り返す(ステップS205)。これによ
り、測定開始位置において検出された点Aを含め、基板
エッジES上の任意の3点(点A、点A1および点A
2)の起点に対する位置関係が取得される。
【0095】基板エッジES上の3点の位置関係が取得
されると、位置検出部516は、基板91が円形である
ことを利用して、取得した3点を通る円として、基板9
1の位置を検出する。なお、取得する基板エッジES上
の点は、3点に限られるものではなく、さらに、多くの
点について位置関係を取得してもよい。
【0096】基板91の位置が検出されると、薄膜位置
測定装置4は、薄膜の位置を検出する処理を行う。
【0097】まず、測定回数nに3をセットし(ステッ
プS211)、検査ステージ40を移動させ(ステップ
S212)、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッジE
Fを検出し(ステップS213)、薄膜エッジEFを検
出できなかった場合はステップS212からの処理を繰
り返す(ステップS214)。なお、薄膜エッジEFを
検出する手法は、上記実施の形態において記載した、
「膜厚利用法」または「画像利用法」のいずれであって
もよく、薄膜の性質により適宜選択されるものとする。
【0098】一方、薄膜エッジEFを検出した場合は、
薄膜端部位置検出部513が検出した薄膜エッジ位置を
位置検出部516に転送し、移動量検出部515が、ス
テップS213で薄膜エッジEFを検出した際の検査ス
テージ40の起点に対する移動距離および移動方向を計
算し、位置検出部516に転送する(ステップS21
5)。
【0099】次に、位置検出部516が、ステップS2
13で検出した薄膜エッジEF上の点Bn(例えば、検
出した薄膜エッジEFの中点。)を特定し、移動量検出
部515から取得した起点に対する移動距離および移動
方向に基づいて、点Bnの起点に対する位置を算出し、
保存する(ステップS216)。
【0100】さらに、測定回数nをデクリメントし、測
定回数nが0になるまでステップS212ないしS21
6の処理を繰り返す(ステップS217)。これによ
り、薄膜エッジEF上の任意の3点(点B1ないし点B
3)について起点に対する位置関係が取得される。
【0101】薄膜エッジEF上の3点の位置関係が取得
されると、位置検出部516が当該3点を通る円として
薄膜の位置を検出して(ステップS218)、円形基板
処理を終了し、図20に示す処理に戻る。
【0102】基板91の形状が円形でない場合(ステッ
プS54においてNo。)は、さらに基板91の形状が
矩形であるか否かを判定し(ステップS56)、基板9
1の形状が矩形である場合は、矩形基板処理(ステップ
S57)を実行する。
【0103】図25および図26は、本実施の形態にお
ける矩形基板処理(ステップS57)の詳細を示す流れ
図である。また、図27は、その処理に対応する検出例
を示す図である。矩形基板処理では、まず、ステップS
52で検出した基板エッジESに沿って検査ステージ4
0を移動させつつ(ステップS301)、さらに基板エ
ッジESの検出を行い(ステップS302)、基板91
の頂点を検出して、起点に対する位置を保存する(ステ
ップS303)。なお、基板91の頂点は、例えば、検
出された基板エッジの方向が約90°変化する点として
検出することができる。
【0104】さらに、ステップS304により、基板9
1の3つの頂点(AP1ないしAP3)を検出するまで
ステップS301ないしS303を繰り返す。
【0105】基板91の3つの頂点の位置関係が取得さ
れると、位置検出部516は、基板91が矩形であるこ
とを利用して、基板91の位置を検出する。なお、矩形
の基板91の位置を検出するための手法はこれに限られ
るものではなく、例えば矩形の基板91の対角に存在す
る2つの頂点(例えば、図27においてAP1とAP
3)を求めるようにしてもよい。すなわち、矩形の位置
を決定することができるものであれば、他の周知の数学
的手法が用いられてもよい。
【0106】基板91の位置が検出されると、薄膜位置
測定装置4は、薄膜の位置を検出する処理を行う。
【0107】まず、検査ステージ40を移動させ(ステ
ップS311)、薄膜エッジEFを検出し(ステップS
312)、薄膜エッジEFを検出できなかった場合はス
テップS311からの処理を繰り返す(ステップS31
3)。
【0108】一方、薄膜エッジEFを検出した場合は、
検出した薄膜エッジEFに沿って検査ステージ40を移
動させつつ(ステップS314)、さらに薄膜エッジE
Fの検出を行い(ステップS315)、薄膜の頂点を検
出して、起点に対する位置を保存する(ステップS31
6)。
【0109】さらに、ステップS317により、薄膜の
3つの頂点(BP1ないしBP3)の位置を検出するま
でステップS314ないしS316の処理を繰り返し、
位置検出部516が、検出された3つの頂点の位置関係
に基づいて薄膜の位置を検出して(ステップS31
8)、矩形基板処理を終了し、図20に示す処理に戻
る。
【0110】基板91の形状が矩形でない場合(ステッ
プS56においてNo。)は、一般形基板処理(ステッ
プS58)を実行する。
【0111】図28および図29は、本実施の形態にお
ける一般形基板処理(ステップS58)の詳細を示す流
れ図である。また、図30は、その処理に対応する検出
例を示す図である。一般形基板処理では、まず、検出し
た基板エッジESに沿って検査ステージ40を移動させ
つつ(ステップS401)、さらに基板エッジESの検
出を行い(ステップS402)、基板エッジESの起点
に対する位置を保存する(ステップS403)。
【0112】ステップS404により、ステップS40
1ないしS403の処理を点Aの位置に戻るまで繰り返
し、画像処理部510から取得した基板エッジ位置と、
移動量検出部515から取得した起点からの移動距離お
よび移動方向とに基づいて、位置検出部516が基板9
1の形状と位置とを検出する(ステップS405)。
【0113】このように、基板エッジES上の点Aから
測定を開始し、基板エッジESに沿って検査ステージ4
0を移動させつつ、点Aに戻るまで基板エッジES上の
点の位置A,A1ないしAnを測定する(基板エッジの
閉曲線上の点をすべて測定することに相当する。)こと
により、基板91がどのような形状であっても基板91
の形状と位置とを検出することができる。
【0114】次に、検査ステージ40を移動させ(ステ
ップS411)、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッ
ジEFを検出し(ステップS412)、薄膜エッジEF
を検出できなかった場合はステップS411からの処理
を繰り返す(ステップS413)。
【0115】一方、薄膜エッジEFを検出した場合は、
薄膜端部位置検出部513が検出した薄膜エッジ位置を
位置検出部516に転送し、移動量検出部515が起点
に対する移動距離および移動方向を位置検出部516に
転送する。位置検出部516は、それらの情報に基づい
て、薄膜エッジEFの起点に対する位置と、薄膜エッジ
EF上の任意の点C(例えば、検出した薄膜エッジEF
の中点。)の起点に対する位置とを算出し、保存する
(ステップS414)。
【0116】さらに、検出した薄膜エッジEFに沿って
検査ステージ40を移動させつつ(ステップS41
5)、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッジEFの検
出を行い(ステップS416)、位置検出部516が薄
膜エッジEFの起点に対する位置を算出し、保存する
(ステップS417)。
【0117】ステップS418により、ステップS41
5ないしS417の処理を点Cに戻るまで繰り返し、算
出した薄膜エッジEFの起点に対する位置C,C1ない
しCnに基づいて、位置検出部516が薄膜の形状と位
置とを検出して(ステップS419)、一般形基板処理
を終了し、図20に示す処理に戻る。
【0118】ステップS55、S57、およびS58に
より、基板91の位置および薄膜の位置が検出される
と、位置検出部516は基板91の位置と薄膜の位置と
の比較を行う(ステップS59)。なお、薄膜位置測定
装置4では、基板91の位置および薄膜の位置は、とも
に起点に対して求められていることから、座標変換等を
必要とせず、基板91の位置と薄膜の位置との位置関係
を比較することができる。
【0119】これにより、薄膜位置測定装置4では、基
板の複数の端部位置を検出して求めた基板の位置と、薄
膜の複数の端部位置を検出して求めた薄膜の位置とを比
較して、薄膜の基板に対する形成位置を測定することが
でき、例えば、基板上の所望の位置に薄膜が形成されて
いるかを確認することができる。
【0120】なお、薄膜位置測定装置4は、基板91が
円形または矩形である場合は、基板91の中心点O1と
薄膜の中心点O2とのずれ量を求め、当該ずれ量によ
り、基板91の位置と薄膜の位置との比較を行う。
【0121】円の中心点の座標を求めるには、図31
(a)に示すように、円周上の任意の3点以上の座標を
円の方程式に代入することにより求めることができる。
【0122】そこで、位置検出部516は、基板91が
円形の場合は、円形基板処理(図22、図23)で求め
た基板エッジES上の3点(A、A1およびA2)の座
標から中心点O1の座標を求め、同様に、薄膜エッジE
F上の3点(B1ないしB3)の座標から中心点O2の
座標を求める。さらに、中心点O1およびO2の座標か
らそれらのずれ量(座標間距離)を求める。なお、円の
中心点を求める手法はこれに限られるものではなく、例
えば、円周上の任意の3点を結ぶ線分に対して各線分の
垂直二等分線を引き、交点の座標を求め、当該交点の座
標を円の中心点の座標とするなど、他の周知の数学的手
法が用いられてもよい。
【0123】また、矩形の場合は、図31(b)に示す
ように、対角(図31(b)において点Aと点C)を結
ぶ線分の二等分点が矩形の中心点Oを表すことを利用し
て、対角の座標から中心点Oの座標を求めることができ
る。
【0124】そこで、位置検出部516は、基板91が
矩形の場合は、矩形基板処理(図25、図26)で求め
た基板エッジES上の2点(AP1およびAP3)の座
標から中心点O1の座標を求め、薄膜エッジEF上の2
点(BP1およびBP3)の座標から中心点O2の座標
を求める。さらに、中心点O1およびO2の座標からそ
れらのずれ量(座標間距離)を求める。なお、矩形の中
心点を求める手法についても、他の周知の数学的手法が
用いられてもよい。
【0125】以上により、薄膜位置測定装置4では、オ
ペレータを介することなく、基板に対する薄膜の形成位
置を測定することができるため、オペレータの経験度や
熟練度に左右されることなく、薄膜が所望の位置に形成
されているか否かを正確に確認することができる。
【0126】なお、反射ミラー41の代わりに第3の実
施の形態に示すように光源25を用いて基板エッジを照
明するようにしても同様の効果を得ることができる。ま
た、本実施の形態においては、基板エッジと薄膜エッジ
とを別々に撮像するように説明したが、第1の実施の形
態と同様に、基板エッジと薄膜エッジとを同時に撮像で
きる撮像系(撮像領域が比較的広範囲のもの)を用いて
も同様の効果を得ることができる。以下、第5の実施の
形態においても同様である。
【0127】<5. 第5の実施の形態>第4の実施の
形態では、基板エッジおよび薄膜エッジ上に存在する複
数の点の位置を検出することにより薄膜の基板に対する
形成位置を求めたが、当該形成位置を求める手法はこれ
に限られるものではなく、基板エッジ上に存在する複数
の点におけるエッジリンス幅寸法を求めることによって
も薄膜の形成位置を検出することができる。
【0128】図32は、このような原理に基づいて構成
した第5の実施の形態における薄膜位置測定装置5の演
算部51の機能構成を信号の流れとともに示す図であ
る。なお、薄膜位置測定装置5の構成は、図18に示す
薄膜位置測定装置4と同様である。
【0129】幅寸法測定部514は、画像処理部510
が検出した基板エッジ上の点Dにおけるエッジリンス幅
寸法を第2の実施の形態に示す手法により算出する。ま
た、移動量検出部515から検査ステージ40の移動距
離および移動方向を取得し、点Dの起点に対する位置を
算出する。さらに、点Dの起点に対する位置と点Dにお
けるエッジリンス幅寸法とを、位置検出部516に転送
する機能を有する。すなわち、幅寸法測定部514は、
主に本発明における算出手段に相当する。
【0130】位置検出部516は、幅寸法測定部514
から取得する情報に基づいて、基板に対する薄膜の形成
位置を検出する。
【0131】図33は、本実施の形態における薄膜位置
測定装置5の動作を示す流れ図である。まず、薄膜位置
測定装置5では、基板91の形状を取得してから(ステ
ップS61)、図21に示す基板エッジ検出処理(ステ
ップS62)を行う。なお、基板91の形状が予め入力
されていない場合は「一般形」として処理を継続する。
【0132】基板エッジ検出処理(ステップS62)が
終了すると、移動量検出部515がステップS62にお
いて基板エッジを検出した際の検査ステージ40の位置
を起点(測定開始位置)として保存する(ステップS6
3)。
【0133】次に、薄膜位置測定装置5は、ステップS
61で取得した基板91の形状が円形であるか否かを判
定し(ステップS64)、基板91の形状が円形である
場合は、円形基板処理(ステップS65)を実行する。
【0134】図34は、本実施の形態における円形基板
処理(ステップS65)の詳細を示す流れ図である。ま
た、図35は、その処理に対応する検出例を示す図であ
る。円形基板処理では、まず、測定回数nに3をセット
し(ステップS501)、図21に示す基板エッジ検出
処理を実行する(ステップS502)。
【0135】次に、幅寸法測定部514が、ステップS
502において画像処理部510が検出した基板エッジ
ES上の点Dn(例えば、検出した基板エッジの中
点。)を特定して、点Dnにおけるエッジリンス幅寸法
を算出する(ステップS503)。さらに、点Dnの起
点に対する位置と点Dnにおけるエッジリンス幅寸法と
を位置検出部516に転送する。位置検出部516は、
これらの情報を保存する(ステップS504)。
【0136】ステップS505により、測定回数nをデ
クリメントしつつ測定回数nが0になるまでステップS
502ないしS504を繰り返し、基板エッジES上の
3点(点D1ないし点D3)と、それらの点におけるエ
ッジリンス幅寸法を求める。
【0137】次に、位置検出部516が、基板91の位
置と薄膜の位置とを検出する(ステップS506)。な
お、基板91の位置は、第4の実施の形態における円形
基板処理と同様に、基板エッジES上の3点の起点に対
する位置関係に基づいて当該3点を通る円として検出さ
れる。また、薄膜の形成位置は、当該3点をそれぞれ中
心とした、中心点におけるエッジリンス幅寸法を半径と
する円CL1ないしCL3を求め、その3つの円に外接
する円CL0として検出する。
【0138】これにより、薄膜位置測定装置5は、基板
91が円形の場合において、複数の測定箇所(点D1な
いし点D3)におけるエッジリンス幅寸法に基づいて薄
膜の形成位置を測定することができる。
【0139】薄膜位置測定装置5は、円形の基板91の
薄膜の形成位置を検出すると、円形基板処理を終了し、
図33の処理に戻る。
【0140】基板91の形状が円形でない場合(ステッ
プS64においてNo。)は、基板91が矩形であるか
否かを判定し(ステップS66)、基板91が矩形であ
る場合は、矩形基板処理(ステップS67)を実行す
る。
【0141】図36は、本実施の形態における矩形基板
処理(ステップS67)の詳細を示す流れ図である。ま
た、図37は、その処理に対応する検出例を示す図であ
る。矩形基板処理では、まず、ステップS62で検出し
た基板エッジESに沿って検査ステージ40を移動させ
つつ(ステップS601)、画像処理部510が基板エ
ッジESの検出を行う(ステップS602)。
【0142】次に、幅寸法測定部514がステップS6
02で検出された基板エッジES上の点Enにおけるエ
ッジリンス幅寸法を測定する(ステップS603)。さ
らに、点Enの起点に対する位置と、点Enにおけるエ
ッジリンス幅寸法とを位置検出部516に転送し、位置
検出部516は、それらの情報を保存する(ステップS
604)。また、基板エッジESの検出方向の変化を検
出することにより、基板91の頂点を求めて、起点に対
する位置を保存する(ステップS605)。
【0143】ステップS605により、基板91の異な
る4辺上にそれぞれ存在するの4点(点E4ないし点E
1)におけるエッジリンス幅寸法が求まるまで(少なく
とも3回、基板エッジの方向が変化するまで)ステップ
S601ないしS603の処理を繰り返し、位置検出部
516が基板91の位置および薄膜の形成位置を検出す
る(ステップS606)。
【0144】このように、基板91の異なる4辺上の4
点を検出するまでステップS601ないしS603の処
理を繰り返すことにより、基板91の少なくとも3つの
頂点(EP1ないしEP3)の起点に対する位置関係が
取得される。したがって、基板91の位置は、当該3つ
の頂点の位置関係から検出される。また、薄膜の形成位
置は、点E1ないし点E4を中心とした、中心点におけ
るエッジリンス幅寸法を半径とする円CL1ないしCL
4を求め、当該4つの円に外接する矩形RGとして検出
する。
【0145】これにより、薄膜位置測定装置5は、基板
91が矩形の場合において、複数の測定箇所(点E1な
いし点E4)におけるエッジリンス幅寸法に基づいて薄
膜の形成位置を測定することができる。
【0146】薄膜位置測定装置5は、矩形基板の薄膜の
形成位置を検出すると、矩形基板処理を終了し、図33
の処理に戻る。
【0147】基板91が矩形でない場合(ステップS6
6においてNo。)は、一般形基板処理(ステップS6
8)が実行される。
【0148】図38は、本実施の形態における一般形基
板処理(ステップS68)の詳細を示す流れ図である。
また、図39は、その処理に対応する検出例を示す図で
ある。一般形基板処理では、まず、検出した基板エッジ
ESに沿って検査ステージ40を移動させつつ(ステッ
プS701)、画像処理部510が基板エッジESの検
出を行い(ステップS702)、幅寸法測定部514
が、ステップS702で検出した基板エッジES上の点
におけるエッジリンス幅寸法を算出する(ステップS7
03)。
【0149】さらに、位置検出部516が検出した基板
エッジESの起点に対する位置と、エッジリンス幅寸法
とを保存する(ステップS704)。なお、位置検出部
516は、ステップS703において最初にエッジリン
ス幅寸法を算出した基板エッジES上の点Fを開始点と
して起点に対する位置を保存しておく。
【0150】ステップS705により、エッジリンス幅
寸法を検出する基板エッジES上の点が開始点Fに戻る
まで、ステップS701ないしS704を繰り返し、位
置検出部516が基板の形状と位置F1ないしFn、お
よび薄膜の形状と形成位置とを検出する(ステップS7
06)。
【0151】このように、基板エッジES上の点の起点
に対する位置を開始点Fに戻るまで検出することによ
り、基板91の形状と位置とを検出することができる。
また、薄膜の形状と形成位置とは、基板エッジES上の
点F1ないしFnにおいて、当該点を中心としたエッジ
リンス幅寸法を半径とする円CL1ないしCLnを求
め、当該すべての円に対して外接する形状CPおよび形
成位置として検出する。
【0152】これにより、薄膜位置測定装置5は、基板
91が一般形の場合において、複数の測定箇所(点F1
ないし点Fn)におけるエッジリンス幅寸法に基づいて
薄膜の形成位置を測定することができる。
【0153】薄膜位置測定装置5では、一般形基板の薄
膜の形状と形成位置とを検出すると、一般形基板処理を
終了し、図33の処理に戻る。
【0154】以上により、本実施の形態における薄膜位
置測定装置5においても第4の実施の形態と同様に、オ
ペレータの経験度や熟練度に左右されることなく、自動
的に基板91に対する薄膜の形成位置を測定することが
できる。したがって、例えば、基板エッジ上の対向する
2点におけるエッジリンス幅寸法を求め、一方のエッジ
リンス幅寸法が短い場合には薄膜がその方向にずれてい
ることが分かる。
【0155】<6. 変形例>以上、本発明の実施の形
態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0156】例えば、基板の端部を第2主面側から照明
するための反射ミラー41および光源25は、基板の端
部を撮像する際に対物レンズ31に対向する位置に配置
されていればよく、検査ステージ40とともに移動して
もよいし、対物レンズ31に対して位置的に固定されて
いてもよい。
【0157】また、上記第3の実施の形態では、光源2
1および光源25の別々の光源を用いて照明することと
しているが、光源21からの光を光ファイバー等により
第2主面側に導くことによって第2主面側からの照明を
行うようにしてもよい。
【0158】また、幅寸法測定装置では、基板エッジ上
の任意の点Pと薄膜エッジとの最短距離をエッジリンス
幅寸法と定義しているが、例えば、点Pにおける基板エ
ッジに対する法線Lを求め、法線Lと薄膜エッジとの交
点Rの位置を求めて、点Pと点Rとの距離をエッジリン
ス幅寸法としてもよい。あるいは、基板が円形である場
合には、基板の中心点Oと点Pとを結ぶ直線Mを求め、
さらに、直線Mと薄膜エッジとの交点Tを求めて、点P
と点Tとの距離をエッジリンス幅寸法と定義してもよ
い。この場合、基板の中心点Oを求める手法としては、
例えば、基板エッジ上の少なくとも3点以上の点を検出
して求める手法、あるいは、基板を回転させることによ
り基板エッジの偏心量を測定して、基板の回転中心と中
心点Oとのずれを予測して求める手法などがある。
【0159】また、処理の順番は上記実施の形態に限ら
れるものではない。例えば、薄膜エッジ位置を検出して
から基板エッジ位置を検出し、薄膜エッジ上の任意の点
から基板エッジまでの距離を計算して、エッジリンス幅
寸法を算出するようにしてもよい。
【0160】また、幅寸法測定装置および薄膜位置測定
装置は、エッジリンス幅寸法だけでなく、エッジ露光後
の現像処理によって除去されたレジスト薄膜の除去幅寸
法や、当該除去によって形成される薄膜の形成位置を測
定してもよい。
【0161】また、上記実施の形態では、測定する対象
の薄膜としてレジスト薄膜を例に説明したが、薄膜は、
これに限られるものではない。例えば、メッキ処理など
によって基板上に形成される銅などの金属製の薄膜であ
ってもよい。基板上に銅膜を形成する場合も、基板の端
部に不要な銅膜が形成されるため、ベベルエッチング処
理などにより基板の端部の銅膜を除去する処理が行われ
る。すなわち、幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置
は、この除去幅寸法や、除去処理後の銅膜の形成位置を
測定してもよい。ただし、金属製の薄膜は光を透過せ
ず、「膜厚利用法」を用いることができないため、「画
像利用法」を用いて薄膜エッジ位置を検出する。
【0162】さらに、レジスト薄膜や銅膜以外に、例え
ば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ITO(Indium
Tin Oxide)膜などの薄膜について、薄膜エッジから基
板エッジまでの幅寸法を測定したり、薄膜の形成位置を
測定することもできる。ITO膜のように無色透明で基
板とのコントラストがない場合は、「画像利用法」を用
いることができないため、「膜厚利用法」を用いて薄膜
エッジ位置を検出する。なお、薄膜の材質により薄膜エ
ッジ位置の検出方法を選択しなければならない場合は、
図9のステップS15において、判定部511が前述の
設定情報に基づいて、「膜厚利用法」、「画像利用法」
のいずれを用いるかを判定するようにすればよい。
【0163】これにより、本発明における幅寸法測定装
置および薄膜位置測定装置は、薄膜の端部を検出する手
法として、測定した膜厚値から求める場合と撮像した画
像データから求める場合とを使い分けることができ、基
板上に形成された薄膜の性質に合った測定を行うことが
できる。
【0164】また、撮像した基板端部画像データにおい
て基板と基板の外側の領域とにコントラストがない場合
(例えば、液晶表示器用の矩形ガラス基板などの縁取り
のない基板である場合)は、光学フィルターを用いて基
板エッジを検出するようにしてもよい。
【0165】図40(a)は、このような原理に基づい
て構成した検査ステージ40を示す図である。図40
(a)に示す検査ステージ40は、対物レンズ31と反
射ミラー41との光路上にNDフィルター45を備えて
いる。なお、NDフィルター45は、図40(a)に示
すように基板92よりも下方に配置される。図40
(b)は、縁取りのないガラス製の基板92をNDフィ
ルター45を用いることなく、撮像した場合の基板端部
画像データの例を示す図である。基板92は、縁取りが
ないため、縁取り部分における照明光の散乱がほとんど
生じない(基板エッジにおける若干の散乱は生じ
る。)。したがって、図6に示すように基板の縁取り部
分を帯状に検出することができず、基板エッジESを明
瞭に検出することができない。図40(c)は、NDフ
ィルター45を用いて撮像した基板端部画像データの例
を示す図である。
【0166】このように、図40(a)に示す検査ステ
ージ40は、NDフィルター45を用いて基板92の外
側を通る照明光(反射ミラー41で反射される照明光)
の光量を下げることにより、濃度差を生じさせて基板エ
ッジESを容易に検出することができる。なお、濃度差
ではなく、色の差を生じさせるような光学フィルターを
用いてもよい。
【0167】
【発明の効果】請求項1ないし8に記載の発明では、基
板端部検出手段により検出した基板の端部位置と薄膜端
部検出手段により検出した薄膜の端部位置とに基づいて
幅寸法を算出することにより、オペレータを介さず、自
動的に幅寸法を求めることができる。
【0168】請求項2に記載の発明では、膜厚測定手段
により測定された膜厚値に基づいて薄膜の端部位置を検
出することにより、光透過性の薄膜の端部位置を容易に
求めることができる。
【0169】請求項3に記載の発明では、基板端部画像
データに基づいて、基板端部検出手段が基板の端部位置
を検出することにより、基板の端部位置を容易に求める
ことができる。
【0170】請求項4に記載の発明では、基板端部画像
データの撮像領域に薄膜の端部を含む領域が含まれ、薄
膜端部検出手段が、基板端部画像データに基づいて薄膜
の端部位置を検出することにより、膜厚測定手段によっ
て膜厚値が求められない場合であっても薄膜の端部位置
を容易に求めることができる。
【0171】請求項5に記載の発明では、基板端部画像
データを撮像する基板端部撮像位置と、前記薄膜端部画
像データを撮像する薄膜端部撮像位置との間で、撮像手
段と基板とを相対的に移動させることにより、広範囲を
撮像できる撮像手段を用いる必要がないため、装置を小
型化できる、あるいは撮像手段の撮像倍率を上げること
により精度向上を図ることができる。
【0172】請求項6に記載の発明では、撮像手段によ
って基板の端部を撮像するときに、薄膜が形成された基
板の第1主面とは反対側の第2主面側から基板の端部を
照明することにより、基板が縁取りされているために、
基板の端部で照明光が散乱される場合でも基板の端部を
検出することができる。
【0173】請求項7に記載の発明では、照明手段が、
第1主面側からの照明光を第2主面側から基板の端部に
向けて反射する反射ミラーを有することにより、第2主
面側からの照明を容易に行うことができる。
【0174】請求項8に記載の発明では、照明手段が、
第2主面側から基板の端部に向けて照明光を照射する光
源を有することにより、第2主面側からの照明を容易に
行うことができる。
【0175】請求項9および10に記載の発明では、基
板位置検出手段によって求めた基板の位置と、薄膜位置
検出手段によって求めた薄膜の位置とを比較することに
より、オペレータを介することなく、自動的に基板上に
形成された薄膜の形成位置を求めることができる。
【0176】請求項10に記載の発明では、比較手段
は、基板の中心位置に対する薄膜の中心位置のずれ量を
求める手段であることにより、薄膜の形成位置を容易に
確認することができる。
【0177】請求項11に記載の発明では、基板端部検
出手段によって検出した基板の複数の端部位置と、薄膜
端部検出手段によって検出した薄膜の複数の端部位置と
に基づいて、複数の測定個所における薄膜の端部位置か
ら基板の端部位置までの幅寸法をそれぞれ算出すること
により、オペレータを介することなく、自動的に基板上
に形成された薄膜の形成位置を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における幅寸法測定装置の構
成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態における演算部の機能構成を
信号の流れとともに示す図である。
【図3】基板の端部が縁取りされている場合の照明光の
状態を示す図である。
【図4】基板の第1主面に照射した光により、基板エッ
ジの近傍を撮像した画像の例を示す図である。
【図5】図1における検査ステージに係る部分を拡大し
て示す図である。
【図6】第1の実施の形態における幅寸法測定装置によ
り撮像された基板端部画像データの例を示す図である。
【図7】エッジリンス幅寸法を算出する手法を説明する
図である。
【図8】エッジリンス幅寸法を算出する手法を説明する
図である。
【図9】第1の実施の形態における幅寸法測定装置の動
作を示す流れ図である。
【図10】第1の実施の形態における幅寸法測定装置の
動作を示す流れ図である。
【図11】第2の実施の形態における幅寸法測定装置の
構成を示す図である。
【図12】第2の実施の形態における演算部の機能構成
を信号の流れとともに示す図である。
【図13】別々に撮像された撮像領域における位置関係
を算出する原理を説明する図である。
【図14】第2の実施の形態における幅寸法測定装置の
動作を示す流れ図である。
【図15】第2の実施の形態における幅寸法測定装置に
おいて、基板のエッジリンス幅寸法を測定する手順を示
す流れ図である。
【図16】第3の実施の形態における幅寸法測定装置の
構成のうち、検査ステージに係る部分を拡大した図であ
る。
【図17】第3の実施の形態における幅寸法測定装置の
撮像系により基板エッジの近傍を撮像した基板端部画像
データの例を示す図である。
【図18】第4の実施の形態における薄膜位置測定装置
の構成を示す図である。
【図19】第4の実施の形態における演算部の機能構成
を信号の流れとともに示す図である。
【図20】第4の実施の形態における薄膜位置測定装置
の動作を示す流れ図である。
【図21】基板エッジ検出処理の詳細を示す流れ図であ
る。
【図22】第4の実施の形態における円形基板処理の詳
細を示す流れ図である。
【図23】第4の実施の形態における円形基板処理の詳
細を示す流れ図である。
【図24】第4の実施の形態における円形基板処理に対
応する検出例を示す図である。
【図25】第4の実施の形態における矩形基板処理の詳
細を示す流れ図である。
【図26】第4の実施の形態における矩形基板処理の詳
細を示す流れ図である。
【図27】第4の実施の形態における矩形基板処理に対
応する検出例を示す図である。
【図28】第4の実施の形態における一般形基板処理の
詳細を示す流れ図である。
【図29】第4の実施の形態における一般形基板処理の
詳細を示す流れ図である。
【図30】第4の実施の形態における一般形基板処理に
対応する検出例を示す図である。
【図31】円形および矩形の中心点を求める手法を説明
する図である。
【図32】第5の実施の形態における薄膜位置測定装置
の演算部の機能構成を信号の流れとともに示す図であ
る。
【図33】第5の実施の形態における薄膜位置測定装置
の動作を示す流れ図である。
【図34】第5の実施の形態における円形基板処理の詳
細を示す流れ図である。
【図35】第5の実施の形態における円形基板処理に対
応する検出例を示す図である。
【図36】第5の実施の形態における矩形基板処理の詳
細を示す流れ図である。
【図37】第5の実施の形態における矩形基板処理に対
応する検出例を示す図である。
【図38】第5の実施の形態における一般形基板処理の
詳細を示す流れ図である。
【図39】第5の実施の形態における一般形基板処理に
対応する検出例を示す図である。
【図40】(a)NDフィルターを備えた検査ステージ
を示す図である。 (b)縁取りのないガラス製の基板をNDフィルターを
用いることなく、撮像した基板端部画像データの例を示
す図である。 (c)NDフィルターを用いて撮像した基板端部画像デ
ータの例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 幅寸法測定装置 20 照明光学系 21,25 光源 4,5 薄膜位置測定装置 40 検査ステージ 41 反射ミラー 44 センサ 50 制御ユニット 51 演算部 510 画像処理部 512 膜厚測定部 513 薄膜端部位置検出部 514 幅寸法測定部 515 移動量検出部 516 位置検出部 60 撮像系 70 分光ユニット 91,92 基板 DR エッジリンス幅寸法 ES 基板エッジ EF 薄膜エッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01B 11/06 G01B 11/06 G (72)発明者 玉田 厚 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 山本 隆介 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA12 AA17 AA20 AA22 AA30 BB02 CC19 CC31 FF04 FF51 GG02 HH14 JJ03 JJ05 JJ26 LL02 LL12 LL21 LL30 LL67 MM02 PP12 QQ25 QQ31 SS12 2F069 AA13 AA15 AA17 AA46 AA49 BB15 GG04 GG07 JJ11 MM24 MM34

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の主面よりも小さい前記基板上の領
    域に形成された薄膜の端部から前記基板の端部までの幅
    寸法を測定する幅寸法測定装置であって、 前記基板の端部位置を検出する基板端部検出手段と、 前記薄膜の端部位置を検出する薄膜端部検出手段と、 前記基板端部検出手段により検出した前記基板の端部位
    置と前記薄膜端部検出手段により検出した前記薄膜の端
    部位置とに基づいて前記幅寸法を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする幅寸法測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の幅寸法測定装置であっ
    て、 前記薄膜端部検出手段が、前記薄膜の膜厚値を測定する
    膜厚測定手段を備え、 前記膜厚測定手段により測定された前記膜厚値に基づい
    て前記薄膜の端部位置を検出することを特徴とする幅寸
    法測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の幅寸法測定装
    置であって、 前記基板端部検出手段が、前記基板の端部を基板端部画
    像データとして撮像する撮像手段を備え、 前記基板端部画像データに基づいて、前記基板端部検出
    手段が前記基板の端部位置を検出することを特徴とする
    幅寸法測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の幅寸法測定装置であっ
    て、 前記基板端部画像データの撮像領域に前記薄膜の端部を
    含む領域が含まれており、 前記薄膜端部検出手段が、前記基板端部画像データに基
    づいて前記薄膜の端部位置を検出することを特徴とする
    幅寸法測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の幅寸法測定装置であっ
    て、 前記撮像手段が、前記薄膜の端部を薄膜端部画像データ
    として撮像可能であり、前記基板端部画像データを撮像
    する基板端部撮像位置と、前記薄膜端部画像データを撮
    像する薄膜端部撮像位置との間で、前記撮像手段と前記
    基板とを相対的に移動させる移動手段と、 前記移動手段による前記撮像手段と前記基板との相対的
    な移動ベクトルを検出する移動ベクトル検出手段と、を
    さらに備え、 前記薄膜端部検出手段が、前記薄膜端部画像データに基
    づいて前記薄膜の端部位置を検出し、 前記算出手段が、前記移動ベクトルと、前記基板の端部
    位置と、前記薄膜の端部位置とに基づいて前記幅寸法を
    算出することを特徴とする幅寸法測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかに記載の幅
    寸法測定装置であって、 前記撮像手段によって前記基板の端部を撮像するとき
    に、前記薄膜が形成された前記基板の第1主面とは反対
    側の第2主面側から基板の端部を照明する照明手段をさ
    らに備えることを特徴とする幅寸法測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の幅寸法測定装置であっ
    て、 前記照明手段が、前記第1主面側からの照明光を前記第
    2主面側から前記基板の端部に向けて反射する反射ミラ
    ーを有することを特徴とする幅寸法測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の幅寸法測定装置であっ
    て、 前記照明手段が、前記第2主面側から前記基板の端部に
    向けて照明光を照射する光源を有することを特徴とする
    幅寸法測定装置。
  9. 【請求項9】 基板の表面よりも小さい基板上の領域に
    形成された薄膜の形成位置を測定する薄膜位置測定装置
    であって、 前記基板の複数の端部位置を検出し、この検出結果から
    基板の位置を求める基板位置検出手段と、 前記薄膜の複数の端部位置を検出し、この検出結果から
    薄膜の位置を求める薄膜位置検出手段と、 前記基板位置検出手段によって求めた基板の位置と、前
    記薄膜位置検出手段によって求めた薄膜の位置とを比較
    する比較手段と、を備えることを特徴とする薄膜位置測
    定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の薄膜位置測定装置で
    あって、 前記基板位置検出手段は、検出した基板の複数の端部位
    置から基板の中心位置を求める手段であり、 前記薄膜位置検出手段は、検出した薄膜の複数の端部位
    置から薄膜の中心位置を求める手段であり、 前記比較手段は、基板の中心位置に対する薄膜の中心位
    置のずれ量を求める手段であることを特徴とする薄膜位
    置測定装置。
  11. 【請求項11】 基板の表面よりも小さい基板上の領域
    に形成された薄膜の形成位置を測定する薄膜位置測定装
    置であって、 複数の測定個所で前記基板の端部位置をそれぞれ検出す
    る基板端部検出手段と、 前記複数の測定個所で前記薄膜の端部位置をそれぞれ検
    出する薄膜端部検出手段と、 前記基板端部検出手段によって検出した前記基板の複数
    の端部位置と、前記薄膜端部検出手段によって検出した
    前記薄膜の複数の端部位置とに基づいて、前記複数の測
    定個所における前記薄膜の端部位置から前記基板の端部
    位置までの幅寸法をそれぞれ算出する算出手段と、を備
    えることを特徴とする薄膜位置測定装置。
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