JP3736049B2 - シート搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられるシート供給装置に関し、詳しくは、積層されたシートを1枚ずつ分離して、搬送するためのシート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられるシート供給装置としては、たとえば、図27および図28に示すように、搬送ローラ1と、この搬送ローラ1に対してシート2を挟んで対向する分離パッド3とを備えて、積層されたシート2を1枚ずつ分離して搬送するもの等がよく知られている。図27において、分離パッド3は、分離パッドホルダー4のシート受け部5に形成された凹部に埋設されており、分離パッドホルダー4は、位置固定されたストッパー6と、分離パッドホルダー4のシート受け部5の下面との間に介挿されるばね7により、搬送ローラ1に向かって付勢されている。一方、搬送ローラ1は、シート2に接触して該シート2を送る円周面8と、円周面8が欠除されることによって形成され、シート2と接触しない欠除面9とをもつ、概略D字形状の弾性体によって構成されている。また、図28に示すように、搬送ローラ1の両側には、搬送ローラ1の欠除面9が、シート2に対向したときに、シート2および分離パット3に接触する2つのころ10が、回転可能に取付けられている。
【0003】
そして、シート2の搬送時には、図27に示すように、搬送ローラ1の駆動によって円周面8でシート2を搬送し、円周面8におけるシート2の搬送が終了した後は、搬送ローラ1の上流側に位置する案内ローラ12および13によりシート2を搬送するようにしている。搬送ローラ1は、図には示さないが、1枚のシート2を送るごとに、欠除面9がシート2と所定の間隔を隔てて対向する位置でその駆動が停止されるようにする一方、案内ローラ12および13により搬送されるシート2上には、2つのころ10が回転しながら接触されるようにして、シート2を1枚ずつ搬送できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような円周面8と欠除面9とをもつ搬送ローラ1において、シート2を搬送する場合、円周面8におけるシート2と最初に接触する入口側接触部15においては、円周面8と欠除面9との境界にショルダー(段差)があるために、入口側接触部15にシート2が接触するときには、瞬間的に、シート2に必要以上の押し下げ力が加わって、圧力変動が大きくなり、複数枚のシート2が、同時に円周面8と分離パッド3との間に入り込む、いわゆる重送を起こしやすく、また、急激な押し下げ力がシート2に作用するために、シート2の腰折れを引き起こしやすくなる。
【0005】
一方、円周面8と欠除面9との境界のショルダー(段差)による急激な圧力変動を解消するために、ローラの形状を楕円としたり、あるいは、ローラに、カム状部材を取付けることも考えられるが、たとえば、ローラの形状を楕円とした場合には、円周面8がシート2と最初に当接する位置が、ショルダー(段差)がない分だけ、より内側の位置となるなど、円周面8が最初にシート2と当接する位置が変わってしまい、シート2が送られない、いわゆる空送を生じる虞がある。
【0006】
また、円周面8におけるシート2と最後に接触する出口側接触部14においても、シート2が円周面8から離れる瞬間には、円周面8と欠除面9との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッド3からシート2を押し上げる力がこの段差に追従できず、瞬間的に搬送されるシート2に押圧力が加わらない状態が発生し、この瞬間に、案内ローラ12および13に搬送されるシート2に、次に送られるシート2が複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を引き起こしやすくなる。
【0007】
本発明の目的は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、円周面と欠除面とをもつ搬送ローラによって、シートを搬送するときに、重送や連れ重送を引き起こすことなく、良好に搬送しうる、シート搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、入口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。また、入口側接触部の幅方向両側部を欠除すれば、入口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シートの片送りが生じにくく、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によると、出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートから穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドからシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。また、出口側接触部の幅方向両側部を欠除すれば、出口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シートの片送りが生じにくく、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、前記入口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されるとともに、前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0013】
このような構成によると、入口側接触部では、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。また、入口側接触部の幅方向両側部を欠除すれば、入口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シートの片送りが生じにくく、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができる。
【0014】
また、出口側接触部では、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートから穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドからシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。また、出口側接触部の幅方向両側部を欠除すれば、出口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シートの片送りが生じにくく、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、入口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより 、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0018】
このような構成によると、出口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートから穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドからシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。
【0019】
また、請求項6に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、前記入口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されるとともに、前記出口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0020】
このような構成によると、入口側接触部では、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー (段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。
【0021】
また、出口側接触部では、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートから穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドからシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴としている。
【0023】
このような構成によると、入口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。
【0024】
また、請求項8に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0025】
このような構成によると、出口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出 口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートから穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドからシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。
【0026】
また、請求項9に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、前記入口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されるとともに、前記出口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0027】
このような構成によると、入口側接触部では、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。
【0028】
また、出口側接触部では、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートから穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドからシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。
【0029】
また、請求項10に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分 離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴としている。
【0030】
このような構成によると、入口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。
【0031】
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記入口側接触部は、円周面の一部が欠除されることによって形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、円周面の一部を欠除すれば、シートとの接触面積が次第に増大するような形状を容易に形成することができる。
【0032】
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記入口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されていることを特徴としている。
このような構成によると、シートとの接触面積が次第に増大するような形状を、入口側接触部の幅方向両側部を欠除することによって形成すれば、たとえば、入口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シートの片送りが生じにくく、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができる。
【0033】
また、請求項13に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0034】
このような構成によると、出口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートから穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドか らシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。
【0035】
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記出口側接触部は、円周面の一部が欠除されることによって形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、円周面の一部を欠除すれば、シートとの接触面積が次第に減少するような形状を容易に形成することができる。
【0036】
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されていることを特徴としている。
このような構成によると、シートとの接触面積が次第に減少するような形状を、出口側接触部の幅方向両側部を欠除することによって形成すれば、たとえば、出口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シートの片送りが生じにくく、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができる。
【0037】
また、請求項16に記載の発明は、少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、前記入口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されており、前記出口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴としている。
【0038】
このような構成によると、入口側接触部では、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されているので、入口側接触部から侵入されるシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シートと接触した入口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部からの押圧力は、シートに穏やかに加わっていくようになる。よって、シートには、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部は、シート搬送時に、入口側接触部において最初からシートと接触しながら、シートを搬送するため、円周部におけるシートとの最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。
【0039】
また、出口側接触部では、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されているので、出口側接触部から離れていこうとするシートは、円周面との間において、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シートと接触される出口側接触部は、その表面部が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部における押圧力は、シートか ら穏やかに軽減されていくようになる。よって、シートが円周面から離れる瞬間に、円周面と欠除面との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッドからシートを押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラに搬送されているシートに、次に送られるシートが複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。
【0040】
また、請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、前記入口側接触部および前記出口側接触部は、円周面の一部が欠除されることによって形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、円周面の一部を欠除すれば、シートとの接触面積が次第に減少するような形状を容易に形成することができる。
【0041】
また、請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記入口側接触部および前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されていることを特徴としている。
このような構成によると、入口側接触部および出口側接触部を、その幅方向両側部を欠除することによって形成すれば、たとえば、入口側接触部および出口側接触部のそれぞれにおける幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シートの片送りが生じにくく、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができる。
【0042】
また、請求項19に記載の発明は、請求項1ないし9、10、13または16のいずれかに記載の発明において、積層されたシートを前記搬送ローラに向かって付勢するシート付勢手段と、前記分離パッドを前記搬送ローラに向かって付勢する分離パッド付勢手段と、前記搬送ローラの前記欠除面が、シートおよび前記分離パッドに接触しないように、前記シート付勢手段および前記分離パッド付勢手段の付勢力に抗して、前記欠除面とシートとの間および前記欠除面と前記分離パッドとの間に間隙を形成する間隙形成部材とを、さらに備えていることを特徴としている。シート付勢手段を備えることで、シートを搬送ローラに向かって積極的に付勢させて、搬送ローラで確実に搬送されるようにでき、また、分離パッド付勢手段を備えることで、搬送ローラと分離パッドとの間において、確実にシートを挟み込んで搬送でき、さらに、間隔形成部材を備えることで、搬送ローラの欠除面がシートおよび分離パッドに対向したときには、欠除面と、シートおよび分離パッドが当接しないようにできるので、したがって、これら各構成が相まって、正確かつ確実なシートの搬送を達成することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のシート搬送装置を備える、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ22のプリンタ本体23の下部には、用紙やOHPなどのシート27を積層状に収納するための、第1カセット25および第2カセット26をそれぞれ収納する第1カセット収納部19および第2カセット収納部20が形成されている。そして、第1カセット収納部19および第2カセット収納部20には、矢印24に示す前後方向にスライド自由となした、第1カセット25および第2カセット26がそれぞれ上下に収納されている。また、プリンタ本体23の上部には、トナー画像を形成してシート27に転写するための画像形成ユニット28と、シート27に転写されたトナーを定着させるための定着ユニット33とを備えている。画像形成ユニット28には、図示しないトナーカートリッジおよび帯電装置等を備え、また、その下部には、感光体ドラム29と、この感光体ドラム29に対設される転写ローラ30とを備えている。また、定着ユニット33には、加熱ローラ31と、この加熱ローラ31に対設する押圧ローラ32とを備えている。
【0044】
そして、各カセット25および26から搬送されるシート27は、画像形成ユニット28における感光体ドラム29と転写ローラ30との間に送られて、トナー画像が転写され、その後、定着ユニット33における加熱ローラ31と押圧ローラ32との間に送られて、転写されたトナー画像が定着され、排出ローラ34から排出トレイ35上に排出される。
【0045】
一方、下部の各収納部19および29に収納される各カセット25および26には、シート27を積層状に受ける受け板40が設けられている。受け板40の後端部は、各カセット25および26の底部近傍において回転可能に支持される一方、前端部は、揺動アーム41によって支持されている。この揺動アーム41の一端は、受け板40の前端部の下面に回転可能に枢支される一方、他端は、各カセット25および26のフレーム下部位置に回転可能に支持されている。また、揺動アーム41におけるフレーム支持側端部には、一端が各カセット25および26のフレーム上部位置に固定される付勢ばね42が固定されている。そして、付勢ばね42により、揺動アーム41が上向きに回転されるように付勢されることによって、受け板40上に積層されるシート27が、後述する搬送ローラ36に向かって付勢されるように構成され、これら受け板40、揺動アーム41および付勢ばね42によりシート付勢手段38が構成されるようにしている。
【0046】
また、各収納部19および20における受け板40の前端部に対向する位置には、搬送ローラ36と、この搬送ローラ36に対設する分離パッド37とを配設して、各カセット25および26内に積層されたシート27を、画像形成ユニット28側に搬送するようにしている。図2は搬送ローラにころが装着されている斜視図、図3ないし図7は、それぞれ搬送ローラの正面図、右側面図、左側面図、上面図、底面図、図8ないし図11は、搬送ローラによりシートを搬送する状態を説明する説明図である。以下、これら図2ないし図11を用いて、搬送ローラ36および分離パッド37によるシート27の搬送を説明する。
【0047】
図3ないし図7において、搬送ローラ36は、樹脂からなる芯部43と、芯部43の外周に嵌め込まれ、摩擦係数の比較的大きいゴムなどの弾性体からなる表面部44とから構成されており、シート27に接触してシート27を送る円周面45と、円周面45が欠除されることによって形成され、シート27と接触しない欠除面46とを有する概略D字形状をなしている。また、円周面45は、シート搬送時において、シート27と最初に接触する入口側接触部55と、シート27と最後に接触する出口側接触部56とを有している。芯部43には、幅方向両外方に突出する筒部47が形成されている。この筒部47には、一側には縦方向の2本の溝が形成され、他側には横方向の2本の溝が形成されており、筒部47における溝間の先端部には、径方向に小さく突出する係止片57が形成されている。そして、搬送ローラ36の両側に突出された筒部47には、図2に示すように、2つのころ48が、筒部47に対して回転可能に取付けられている。このころ48は、シート27の搬送時において、搬送ローラ36の欠除面46が、シート27および分離パッド37に接触しないように、シート27および分離パッド37に当接して、欠除面46とシート27との間および欠除面46と分離パッド37との間に間隙を形成するための間隙形成部材として作用するもので、筒部47に回転自由に挿入され、係止片57により脱着自由に係止されている。
【0048】
また、図8ないし図11に示すように、搬送ローラ36とシート27を挟んで対向する位置には、分離パッド37が配設されている。この分離パッド37は、搬送ローラ36の表面部44よりも若干小さい摩擦係数を有する弾性体で構成され、分離パッドホルダー49のシート受け部50の上面に形成された凹部に埋設されている。分離パッドホルダー49は、各収容部19および20において位置固定されたストッパー51と、分離パッドホルダー49のシート受け部50の下面との間に介挿されるばね52により、搬送ローラ36に向かって付勢されており、このばね52と、分離パッドホルダー49およびストッパー51により、分離パッド37を搬送ローラ36に向かって付勢する、分離パッド付勢手段39が構成されている。
【0049】
また、搬送ローラ36の上流側近傍には、搬送ローラ36により搬送されるシート27を画像形成ユニット28側へ送るための、2つの案内ローラ53および54が配設されている。搬送ローラ36により搬送されてきたシート27は、この2つの案内ローラ53および54の間に入り、案内ローラ53および54の回転駆動により、画像形成ユニット28側へ送られる。
【0050】
このような構成において、本実施形態では、搬送ローラ36の円周面45の入口側接触部55を、その幅方向両側部を欠除させることにより、搬送ローラ36とシート27とが接触しているときの、搬送ローラ36の幅方向の接触長さが、搬送ローラ36が回転するにつれて徐々に変化して、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に増大するような形状に形成するとともに、出口側接触部56を、その幅方向両側部を欠除させることにより、搬送ローラ36とシート27とが接触しているときの、搬送ローラ36の幅方向の接触長さが、搬送ローラ36が回転するにつれて徐々に変化して、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に減少するような形状に形成している。すなわち、図3ないし図7に示すように、入口側接触部55では、その幅方向両側部において、前方内側の中央部から後方外側の端部に向かって湾曲状の面取りを行なって、円周面45の一部を欠除させることにより、搬送ローラ36とシート27とが接触しているときの、搬送ローラ36の幅方向の接触長さが、搬送ローラ36が回転するにつれて徐々に変化して、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に増大するような形状に形成し、また、出口側接触部56では、その幅方向両側部において、後方内側の中央部より前方外側の端部に向かって湾曲状の面取りを行なって、円周面45の一部を欠除させることにより、搬送ローラ36とシート27とが接触しているときの、搬送ローラ36の幅方向の接触長さが、搬送ローラ36が回転するにつれて徐々に変化して、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に減少するような形状に形成している。このように、円周面45の一部を面取り等によって欠除すれば、シート27との接触面積が次第に減少するような形状を容易に形成することができ、また、入口側接触部55および出口側接触部56を、その幅方向両側部を欠除することによって形成すれば、たとえば、入口側接触部55および出口側接触部56のそれぞれにおける幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、シート27の片送りが生じにくく、シート27を確実に真っ直ぐに搬送し得る形状にすることができる。
【0051】
そして、このように構成された搬送ローラ36、ころ48、分離パッド37、分離パッド付勢手段39およびシート付勢手段38により、シート搬送装置21が構成されている。これらの各部材が一体となって、正確かつ確実なシート27の搬送を達成している。以下、図8ないし図11を用いて、このシート搬送装置21によるシート27の搬送について説明する。
【0052】
図8は、シート27が搬送ローラ36に侵入する状態を示す説明図である。図8において、各カセット25および26内に積層されたシート27は、シート付勢手段38により、搬送ローラ36の上流側近傍に位置され、搬送ローラ36の回転駆動により、シート27が搬送ローラ36と分離パッド37との間に侵入される。そして、侵入されたシート27は、円周面45における入口側接触部55と、その接触面積が次第に大きくなるように接触していく。一方、シート27と接触される入口側接触部55は、その表面部44が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の増大とともに入口側接触部55からの押圧力は、シート27に穏やかに加わっていくようになる。よって、シート27には、円周面45と欠除面46との境界のショルダー(段差)による急激な押し下げ力が加わるようなことはなく、大きな圧力変動に起因する重送や、シート27の腰折れを生じにくくすることができる。さらに、円周部45は、シート搬送時に、入口側接触部55において最初からシート27と接触しながら、シート27を搬送するため、円周部45におけるシート27との最初の当接位置が変わることはなく、空送を生じにくくすることができる。したがって、正確かつ確実にシート27を1枚ずつ侵入させることができる。
【0053】
そして、図9に示すように、シート27は、搬送ローラ36の円周面45に接触しながら、上流側の案内ローラ53および54に送られる。図10は、搬送ローラ36からシート27が離れる状態を示す説明図である。図10において、シート27は、出口側接触部56と接触しており、出口側接触部56から離れようとするシート27は、その接触面積が次第に小さくなるように接触されていく。一方、シート27と接触される出口側接触部56は、その表面部44が弾性体から構成され、かつ最初の接触面積が小さいので、最初に容易につぶれ(変形し)やすく、そのため、接触面積の減少とともに出口側接触部56における押圧力は、シート27から穏やかに軽減されていくようになる。よって、シート27が円周面45から離れる瞬間に、円周面45と欠除面46との境界のショルダー(段差)があるために、分離パッド37からシート27を押し上げる力がこの段差に追従できず、そのため、搬送されるシート27に押圧力が加わらない状態が発生するということはない。そのため、かかる瞬間に、案内ローラ53および54に搬送されているシート27に、次に送られるシート27が複数枚一緒に伴われて搬送されるという、連れ重送を生じにくくすることができる。したがって、正確かつ確実にシート27を1枚ずつ送り出すことができる。
【0054】
したがって、入口側接触部55において、空送を生じることなく、重送や、シートの腰折れを有効に防止でき、また、出口側接触部56においても、連れ重送を有効に防止することができ、したがって、入口側接触部55および出口側接触部56の両方において、正確かつ確実に1枚ずつシートを搬送することができる。
【0055】
図11は、搬送ローラ36によるシート搬送が終了し、次のシート搬送を待機している状態を示す説明図である。図11において、搬送ローラ36は、欠除部46が分離パッド37と所定の間隔を隔てて対向するような状態で停止しており、搬送ローラ36により搬送されたシート27は、案内ローラ53および54の回転駆動により、画像形成ユニット28側に搬送される。このとき、分離パッド付勢手段39により付勢されるシート27が欠除部46に接触しないように、シート27上には、ころ10が回転しながら接触されるようにしている。そして、再び次のシート27を搬送するときには、搬送ローラ36が回転駆動して、図8に示すように、シート27が搬送ローラ36と分離パッド37との間に侵入されて、シート27の搬送が行なわれる。
【0056】
また、本実施形態においては、図1に示すように、手差し用のトレイ58の先端部近傍にも、上記した搬送ローラ36と分離パッド37とを配設し、シート27を搬送できるようにしている。また、本実施形態では、搬送ローラ36の円周面45の入口側接触部55および出口側接触部56を、その幅方向両側部を欠除させることにより形成したが、図12ないし図16に示すように、その幅方向一端部を欠除させるようにしてもよい。すなわち、図12ないし図16において、入口側接触部55においては、その幅方向一側部において、前方内側の中央部から後方外側の端部に向かって湾曲状の面取りを行なって、円周面45の一部を欠除させることにより、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に増大するような形状に形成し、また、出口側接触部56においては、その幅方向一側部において、後方内側の中央部より前方外側の端部に向かって湾曲状の面取りを行なって、円周面45の一部を欠除させることにより、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に減少するような形状を形成してもよい。
【0057】
また、図17ないし図21に示すように、その幅方向中央部を欠除させるようにしてもよい。すなわち、図17ないし図21において、入口側接触部55においては、その幅方向中央部を概略断面V字状に切り欠いて、円周面45の一部を欠除させることにより、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に増大するような形状に形成し、また、出口側接触部56においても、その幅方向中央部を概略断面V字状に切り欠いて円周面45の一部を欠除させることにより、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に減少するような形状を形成してもよい。
【0058】
さらに、図22ないし図26に示すように、搬送ローラ36をその幅方向において、複数に分割して形成することにより、入口側接触部55を、シート搬送時に、シート27との接触面積が次第に増大するように形成し、また、出口側接触部56を、シート搬送時に、シート27との接触面積が次第に減少するように形成してもよい。すなわち、図22ないし図26において、搬送ローラ36は、円筒形の両側を面取りした中央部材59と、この中央部59の両側に配設される2つの円筒形の側部60とから構成されており、入口側接触部55においては、中央部59が面取りされているため、円周面45の中央部に凹部が形成されたようになり、それによって、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に増大するような形状に形成され、また、出口側接触部56においても、中央部59が面取りされているため、円周面45の中央部に凹部が形成されたようになり、それによって、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に減少するような形状に形成されている。
【0059】
また、以上述べた各実施形態では、入口側接触部55と出口側接触部56とをともに、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に増大または減少するような形状にしたが、入口側接触部55のみを、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に増大するような形状にしてもよく、また、出口側接触部56のみを、シート搬送時にシート27との接触面積が次第に減少するような形状にしてもよい。また、面取り、あるいは、切欠きにより、入口側接触部55および出口側接触部56を形成した各実施形態においては、型成形により、入口側接触部55および出口側接触部56を形成してもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の発明によれば、入口側接触部において、侵入されるシートには、押圧力が穏やかに加わっていくようになるため、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを有効に防止できる。また、搬送されるシートは、入口側接触部において、最初から円周部と接触するので、空送を生じにくくすることができる。したがって、正確かつ確実にシートを1枚ずつ侵入させて搬送することができる。また、入口側接触部の幅方向両側部を欠除すれば、入口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、重送を引き起こしにくく、かつ、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができるシート搬送装置を得ることができる。
【0061】
また、請求項2に記載の発明によれば、出口側接触部において、離れていこうとするシートへの押圧力が、穏やかに軽減されていくようになる。よって、分離パッドからシートを押し上げる力が円周面と欠除面との段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。したがって、連れ重送を有効に防止でき、正確かつ確実にシートを1枚ずつ送り出すことができる。また、出口側接触部の幅方向両側部を欠除すれば、出口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、連れ重送を引き起こしにくく、かつ、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができるシート搬送装置を得ることができる。
【0062】
また、請求項3に記載の発明によれば、入口側接触部において、空送を生じにくく、重送や、シートの腰折れを有効に防止でき、また、出口側接触部において、連れ重送を有効 に防止することができ、したがって、入口側接触部および出口側接触部の両方において、正確かつ確実に1枚ずつシートを搬送することができる。また、入口側接触部および出口側接触部の幅方向両側部を欠除すれば、入口側接触部および出口側接触部の幅方向片側部のみを欠除した場合等に比べて、重送および連れ重送を引き起こしにくく、かつ、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができるシート搬送装置を得ることができる。
【0063】
また、請求項4の発明によれば、入口側接触部において、侵入されるシートには、押圧力が穏やかに加わっていくようになるため、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを有効に防止できる。また、搬送されるシートは、入口側接触部において、最初から円周部と接触するので、空送を生じにくくすることができる。したがって、正確かつ確実にシートを1枚ずつ侵入させて搬送することができる。
【0064】
また、請求項5に記載の発明によれば、出口側接触部において、離れていこうとするシートへの押圧力が、穏やかに軽減されていくようになる。よって、分離パッドからシートを押し上げる力が円周面と欠除面との段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。したがって、連れ重送を有効に防止でき、正確かつ確実にシートを1枚ずつ送り出すことができる。
【0065】
また、請求項6に記載の発明によれば、入口側接触部において、空送を生じにくく、重送や、シートの腰折れを有効に防止でき、また、出口側接触部において、連れ重送を有効に防止することができ、したがって、入口側接触部および出口側接触部の両方において、正確かつ確実に1枚ずつシートを搬送することができる。
【0066】
また、請求項7の発明によれば、入口側接触部において、侵入されるシートには、押圧力が穏やかに加わっていくようになるため、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを有効に防止できる。また、搬送されるシートは、入口側接触部において、最初から円周部と接触するので、空送を生じにくくすることができる。したがって、正確かつ確実にシートを1枚ずつ侵入させて搬送することができる。
【0067】
また、請求項8に記載の発明によれば、出口側接触部において、離れていこうとするシートへの押圧力が、穏やかに軽減されていくようになる。よって、分離パッドからシートを押し上げる力が円周面と欠除面との段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。したがって、連れ重送を有効に防止でき、正確かつ確実にシートを1枚ずつ送り出すことができる。
【0068】
また、請求項9に記載の発明によれば、入口側接触部において、空送を生じにくく、重送や、シートの腰折れを有効に防止でき、また、出口側接触部において、連れ重送を有効に防止することができ、したがって、入口側接触部および出口側接触部の両方において、正確かつ確実に1枚ずつシートを搬送することができる。
【0069】
また、請求項10の発明によれば、入口側接触部において、侵入されるシートには、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、押圧力が穏やかに加わっていくようになるため、大きな圧力変動に起因する重送や、シートの腰折れを有効に防止できる。また、搬送されるシートは、入口側接触部において、最初から円周部と接触するので、空送を生じにくくすることができる。したがって、正確かつ確実にシートを1枚ずつ侵入させて搬送することができる。
【0070】
また、請求項11の発明によれば、円周面の一部を欠除すれば、シートとの接触面積が次第に増大するような形状を容易に形成することができ、したがって、簡易な構成により、重送を引き起こしにくい、シート搬送装置を得ることができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、入口側接触部の幅方向両側部を欠除することにより、重送を引き起こしにくく、かつ、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができるシート搬送装置を得ることができる。
【0071】
請求項13に記載の発明によれば、出口側接触部において、離れていこうとするシートには、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、押圧力が穏やかに軽減されていくようになる。よって、分離パッドからシートを押し上げる力が円周面と欠除面との段差に追従できず、そのため、搬送されるシートに押圧力が加わらない状態が発生するということはない。したがって、連れ重送を有効に防止でき、正確かつ確実にシートを1枚ずつ送り出すことができる。
【0072】
また、請求項14に記載の発明によれば、円周面の一部を欠除すれば、シートとの接触面積が次第に減少するような形状を容易に形成することができ、したがって、簡易な構成により、連れ重送を引き起こしにくい、シート搬送装置を得ることができる。
また、請求項15に記載の発明によれば、出口側接触部の幅方向両側部を欠除することにより、連れ重送を引き起こしにくく、かつ、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができるシート搬送装置を得ることができる。
【0073】
また、請求項16に記載の発明によれば、入口側接触部において、空送を生じにくく、重送や、シートの腰折れを有効に防止でき、また、出口側接触部において、連れ重送を有効に防止することができ、したがって、入口側接触部および出口側接触部の両方において、正確かつ確実に1枚ずつシートを搬送することができる。
【0074】
また、請求項17に記載の発明によれば、円周面の一部を欠除すれば、シートとの接触面積が次第に減少するような形状を容易に形成することができ、したがって、簡易な構成により、重送および連れ重送を引き起こしにくい、シート搬送装置を得ることができる。
また、請求項18に記載の発明によれば、入口側接触部および出口側接触部の幅方向両側部を欠除することにより、重送および連れ重送を引き起こしにくく、かつ、シートを確実に真っ直ぐに搬送することができるシート搬送装置を得ることができる。
【0075】
また、請求項19に記載の発明によれば、シート付勢手段と、分離パッド付勢手段と、間隔形成部材とを、さらに備えることにより、正確かつ確実なシートの搬送を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート搬送装置を備える、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示す搬送ローラにころが装着されている斜視図である。
【図3】図1に示す搬送ローラの正面図である。
【図4】図1に示す搬送ローラの右側面図である。
【図5】図1に示す搬送ローラの左側面図である。
【図6】図1に示す搬送ローラの上面図である。
【図7】図1に示す搬送ローラの底面図である。
【図8】シートが図1に示す搬送ローラに侵入する状態を示す説明図である。
【図9】シート図1に示すが搬送ローラにより搬送される状態を示す説明図である。
【図10】図1に示す搬送ローラからシートが離れる状態を示す説明図である。
【図11】図1に示す搬送ローラによるシート搬送が終了し、次のシート搬送を待機している状態を示す説明図である。
【図12】他の実施形態における搬送ローラの正面図である。
【図13】図12に示す搬送ローラの右側面図である。
【図14】図12に示す搬送ローラの左側面図である。
【図15】図12に示す搬送ローラの上面図である。
【図16】図12に示す搬送ローラの底面図である。
【図17】他の実施形態における搬送ローラの正面図である。
【図18】図17に示す搬送ローラの右側面図である。
【図19】図17に示す搬送ローラの左側面図である。
【図20】図17に示す搬送ローラの上面図である。
【図21】図17に示す搬送ローラの底面図である。
【図22】他の実施形態における搬送ローラの正面図である。
【図23】図22に示す搬送ローラの右側面図である。
【図24】図22に示す搬送ローラの左側面図である。
【図25】図22に示す搬送ローラの上面図である。
【図26】図22に示す搬送ローラの底面図である。
【図27】従来例を示す、図9に対応する説明図である。
【図28】従来例を示す、図2に対応する斜視図である。
【符号の説明】
21 シート搬送装置
27 シート
36 搬送ローラ
37 分離パッド
38 シート付勢手段
39 分離パッド付勢手段
44 表面部
45 円周面
46 欠除面
48 ころ
55 入口側接触部
56 出口側接触部

Claims (19)

  1. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  2. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  3. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、
    前記入口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されるとともに、前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  4. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  5. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  6. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、
    前記入口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されるとともに、前記出口側接触部は、その幅方向一端部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  7. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  8. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  9. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、
    前記入口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されるとともに、前記出口側接触部は、その幅方向中央部が欠除されることにより、シート搬送時に、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  10. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部をもち、前記入口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  11. 前記入口側接触部は、円周面の一部が欠除されることによって形成されている、請求項10に記載のシート搬送装置。
  12. 前記入口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されている、請求項11に記載のシート搬送装置。
  13. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最後に接触する出口側接触部をもち、前記出口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  14. 前記出口側接触部は、円周面の一部が欠除されることによって形成されている、請求項13に記載のシート搬送装置。
  15. 前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されている、請求項14に記載のシート搬送装置。
  16. 少なくとも表面部が弾性体からなり、シートに接触して該シートを送る円周面、および前記円周面が欠除されることによって形成され、シートと接触しない欠除面をもつ搬送ローラと、シートを挟んで前記搬送ローラと対向する分離パッドとを備える、シート搬送装置において、
    前記円周面は、シート搬送時において、シートと最初に接触する入口側接触部と、シートと最後に接触する出口側接触部とをもち、
    前記入口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に増大するように形成されており、
    前記出口側接触部は、シート搬送時に、前記搬送ローラとシートとが接触しているときの、前記搬送ローラの幅方向の接触長さが、前記搬送ローラが回転するにつれて徐々に変化して、シートとの接触面積が次第に減少するように形成されていることを特徴とする、シート搬送装置。
  17. 前記入口側接触部および前記出口側接触部は、円周面の一部が欠除されることによって形成されている、請求項16に記載のシート搬送装置。
  18. 前記入口側接触部および前記出口側接触部は、その幅方向両側部が欠除されている、請求項17に記載のシート搬送装置。
  19. 積層されたシートを前記搬送ローラに向かって付勢するシート付勢手段と、前記分離パッドを前記搬送ローラに向かって付勢する分離パッド付勢手段と、前記搬送ローラの前記欠除面が、シートおよび前記分離パッドに接触しないように、前記シート付勢手段および前記分離パッド付勢手段の付勢力に抗して、前記欠除面とシートとの間および前記欠除面と前記分離パッドとの間に間隙を形成する間隙形成部材とを、さらに備えている、請求項1ないし9、10、13または16のいずれかに記載のシート搬送装置。
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