JP2001328752A - 手差し用給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

手差し用給紙装置及び画像形成装置

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JP2001328752A
JP2001328752A JP2000149936A JP2000149936A JP2001328752A JP 2001328752 A JP2001328752 A JP 2001328752A JP 2000149936 A JP2000149936 A JP 2000149936A JP 2000149936 A JP2000149936 A JP 2000149936A JP 2001328752 A JP2001328752 A JP 2001328752A
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JP
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paper
manual
sheet
paper feed
sheet feeding
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JP2000149936A
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Toshiaki Takahashi
俊明 高橋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手差しトレイにおける給紙コロの押圧に起因
する用紙中央部の浮き上がりによるスキューや横ずれの
発生を防止する。 【解決手段】 給紙コロ46の給紙方向上流側に、手差
しトレイ44に載置された用紙P3の上面を押圧する押
し当て部材54を設ける。押し当て部材54は、板バネ
58と、湾曲面を有する当接部材62を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置及びこれに用いられる
手差し用給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手差し用給紙装置は、一般に画像形成装
置の装置本体側面に装備されており、装置本体内部の給
紙トレイに収容されていない特殊な用紙(紙質、サイズ
等)を使用する場合等に用いられている。手差し用給紙
装置は、装置本体側面に開閉自在に設けられた手差しト
レイと、給紙コロと、用紙の給紙方向と直交する幅方向
の位置ずれを規制する一対の用紙幅ガイドを有してい
る。手差しトレイは、用紙が載置される底板と、該底板
を給紙コロに向けて押圧するバネを有しており、バネの
押圧力により用紙に対する給紙コロの搬送圧力が得られ
るようになっている。
【0003】特開平6−179529号公報には、長尺
紙を給紙する場合に発生する用紙の手差しトレイからの
ずれ落ちを防止する技術が開示されている。これは、手
差しトレイの給紙方向上流端部近傍の上方に用紙の上面
を押え付ける押えコロを設けるもので、押えコロは給紙
方向のみにしか回転しないことを特徴としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】手差しトレイに載置さ
れた用紙は給紙コロにより画像形成装置本体内部のレジ
ストローラ対まで搬送され、用紙の先端部がレジストロ
ーラ対のニップ部に食い込んだ後はレジストローラ対の
搬送力によって画像形成部へ搬送される。用紙の先端部
がレジストローラ対のニップ部に食い込んだ後は給紙コ
ロのクラッチがオフされ、給紙コロは回転駆動力の伝達
を断たれる。このため、給紙コロはバネの付勢力で用紙
に押し付けられたままの状態で従動回転し、用紙に対し
ては負荷となる。
【0005】この給紙コロの負荷によって、用紙は給紙
コロの手前(給紙方向上流側)でその中央部分が浮き上
がる状態となる。この状態を断面的に見ると、波打ち状
態となっている。また、このときの用紙を上面から2次
元的に見ると、用紙の幅方向の長さは、波打っていない
場合に比べて短くなってしまう。このため、用紙幅ガイ
ドと用紙の端との間に隙間が生じ、用紙幅ガイドがガイ
ド機能を発揮できなくなり、特に長尺紙(A3の長手方
向よりも長いサイズの用紙)においてはスキューや横ず
れが発生しやすかった。
【0006】そこで、本発明は、用紙の波打ちを防止で
き、長尺紙の場合でもスキューや横ずれの発生を抑制で
きる手差し用給紙装置及びこれを有する画像形成装置の
提供を、その主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、用紙が載置される手差し
トレイと、該手差しトレイ上の用紙を最上のものから送
り出す給紙コロと、上記手差しトレイに設けられ用紙の
給紙方向と直交する幅方向の位置ずれを規制する用紙幅
ガイドを有する手差し用給紙装置において、上記給紙コ
ロの給紙方向上流側に、上記手差しトレイに載置された
用紙の上面を押圧する押し当て部材が設けられている、
という構成を採っている。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
手差し用給紙装置において、上記押し当て部材が、給紙
方向と直交する用紙幅方向において上記用紙幅ガイドの
位置と重なる位置に設けられている、という構成を採っ
ている。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の手差し用給紙装置において、上記押し当て部材
が、弾性変形可能な支持部材と、用紙上面に当接する当
接部材を有している、という構成を採っている。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
手差し用給紙装置において、上記当接部材が、給紙方向
に対して滑らかな湾曲面を有している、という構成を採
っている。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
手差し用給紙装置において、上記当接部材が、回転可能
なコロ形状を有している、という構成を採っている。
【0012】請求項6記載の発明では、手差し用給紙装
置から給紙された用紙に像担持体上に形成されたトナー
像を転写する画像形成装置において、上記手差し用給紙
装置が、請求項1乃至5のうちの一つに記載のものであ
る、という構成を採っている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。まず、図1に基づいて、本実施形態に
おける画像形成装置としてのプリンタ2の概要構成を説
明する。プリンタ2は、像担持体としての感光体4と、
レジストローラ対6と、プリンタ2の装置本体内部下方
に設けられた給紙トレイ8,10と、給紙トレイ8に収
容された用紙P1を最上のものから順に給紙する給紙コ
ロ12及び分離部材14と、給紙トレイ10に収容され
た用紙P2を最上のものから順に給紙する給紙コロ16
及び分離部材18と、手差し用給紙装置20と、手差し
用給紙装置20から給紙された用紙P3の斜めずれ等を
修正するレジストローラ対22と、プリンタ2の装置本
体下端部に給紙手段が設けられた場合のレジストローラ
対24と、搬送ローラ26,28と、定着手段26等を
有している。
【0014】感光体4の周りには、帯電手段28と、現
像手段30と、転写手段32と、クリーニング手段34
と、除電ランプ36が配置されている。感光体4の表面
が帯電手段28により一様に帯電され、図示しない露光
手段より画像情報に基づいて出射された露光光38によ
り静電潜像が形成される。静電潜像は現像手段30によ
りトナー像として可視像化される。レジストローラ対6
に送られた用紙P1又は用紙P2又は用紙P3は、感光
体4上に形成されたトナー像の先端と同期するタイミン
グでレジストローラ対6により搬送され、転写手段32
によりトナー像を静電的に転写される。トナー像を転写
された用紙P1又は用紙P2又は用紙P3は、定着手段
26へ送られ、ここで熱と圧力によりトナー像を定着さ
れる。定着を終えた用紙P1又は用紙P2又は用紙P3
は、図示しない排紙トレイに排出・スタックされる。ト
ナー像を転写した後の感光体4の表面はクリーニング手
段34によりクリーニングされ、残留トナーを除去され
る。クリーニングされた感光体4の表面は、除電ランプ
36により残留電荷を除去される。
【0015】手差し用給紙装置20は、プリンタ2の装
置本体側板40に固定されたブラケット42に上下方向
に回動可能に設けられた手差しトレイ44と、給紙コロ
46と、用紙P3の給紙方向と直交する幅方向の位置ず
れを規制する用紙幅ガイド48,48等を有している。
手差しトレイ44は、用紙P3が載置される底板50
と、底板50を給紙コロ46に向けて付勢するバネ52
を有している。ブラケット42には、底板50に載置さ
れた用紙P3の上面を押圧する押し当て部材54が設け
られている。
【0016】手差しトレイ44から給紙コロ46により
送り出された用紙P3の先端部がレジストローラ対22
に食い込むと、すなわち、レジストローラ対22のニッ
プ部に噛み込まれると、図示しない給紙コロ46のクラ
ッチがオフされ、図示しない駆動源からの給紙コロ46
への回転力の伝達が断たれ、給紙コロ46は用紙P3と
の摩擦により従動回転可能な状態となる。その後、用紙
P3はレジストローラ対22により搬送され、レジスト
ローラ対6へ送られる。レジストローラ対6以降の動作
は上述の通りである。
【0017】図2に示すように、押し当て部材54は、
ブラケット42に止めネジ56で一端部を固定された弾
性変形可能な支持部材としての板バネ58と、板バネ5
8の自由端部に止めネジ60で固定され、用紙P3の上
面に当接する当接部材62を有している。図示しない
が、用紙幅ガイド48,48は用紙P3の給紙方向と直
交する用紙幅方向に連動して変位するように底板50に
設けられている。すなわち、用紙P3のサイズに任意に
対応でき、調整をする場合にはいずれか一方を移動させ
れば同時に他方も同一方向に移動する。図2において、
符号64は用紙P3の給紙方向の長さの変化に対応可能
な引き出し自在の受け板を示す。
【0018】押し当て部材54(厳密には当接部材6
2)は、給紙コロ46の給紙方向上流側に設けられてお
り、且つ、給紙方向と直交する用紙P3の幅方向におい
て用紙幅ガイド48,48の位置と重なる位置に設けら
れている。換言すれば、押し当て部材54の当接部材6
2は、給紙方向において用紙幅ガイド48,48のガイ
ド領域に入り込む位置に設けられている。当接部材62
は、給紙方向に対して滑らかな湾曲面を有する半円柱状
に形成されており、用紙P3の搬送抵抗が少なくなるよ
うになっている。当接部材62は、底板50に載置され
る用紙P3の枚数に拘らず、板バネ58の弾性変形によ
り用紙P3の上面を押圧する。
【0019】回転力の伝達を断たれた後の給紙コロ46
の負荷によって用紙P3の中央部が浮き上がろうとして
も、押し当て部材54によって押えられているので浮き
上がりは生じない。このため、用紙P3の給紙方向と直
交する幅方向の長さが短くなることはなく、用紙幅ガイ
ド48,48との間に不要な隙間は生じない。従って、
用紙幅ガイド48,48のガイド機能は適正に維持さ
れ、スキューや横ずれが防止される。
【0020】次に、図3に基づいて他の実施形態を説明
する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示
し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説
明は省略する。本実施形態における押し当て部材66
は、ブラケット42に止めネジ56で一端部を固定され
た弾性変形可能な支持部材としての板バネ68と、板バ
ネ68の自由端部に回転自在に支持され、用紙P3の上
面に当接する当接部材としての回転コロ70を有してい
る。本実施形態ではレジストローラ対22による用紙P
3の搬送時、回転コロ70が用紙P3との摩擦によって
従動回転するので、用紙P3の搬送抵抗をさらに小さく
することができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1又は6記載の発明によれば、給
紙コロの給紙方向上流側に押し当て部材を設ける構成と
したので、給紙コロの押圧による用紙の中央部の浮き上
がりを抑制でき、用紙のスキューや横ずれを防止するこ
とができる。
【0022】請求項2又は6記載の発明によれば、押し
当て部材が給紙方向と直交する用紙幅方向において用紙
幅ガイドの位置と重なる位置に設けられている構成とし
たので、用紙幅ガイドのガイド機能を確実に発揮させる
ことができる。
【0023】請求項3又は6記載の発明によれば、押し
当て部材が弾性変形可能な支持部材と、用紙上面に当接
する当接部材を有している構成としたので、用紙の積載
枚数に拘らず浮き上がりを抑制するための押圧作用を得
ることができる。
【0024】請求項4又は6記載の発明によれば、当接
部材が給紙方向に対して滑らかな湾曲面を有している構
成としたので、押し当て部材を設けたことによる用紙の
搬送抵抗を極力少なくすることができる。
【0025】請求項5又は6記載の発明によれば、当接
部材が回転可能なコロ形状を有している構成としたの
で、押し当て部材を設けたことによる用紙の搬送抵抗を
より一層少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置とし
てのプリンタの概要正面図である。
【図2】手差し用給紙装置の斜視図である。
【図3】他の実施形態における手差し用給紙装置の斜視
図である。
【符号の説明】
P3 用紙 44 手差しトレイ 46 給紙コロ 48 用紙幅ガイド 54,66 押し当て部材 58,68 支持部材としての板バネ 62,70 当接部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙が載置される手差しトレイと、該手差
    しトレイ上の用紙を最上のものから送り出す給紙コロ
    と、上記手差しトレイに設けられ用紙の給紙方向と直交
    する幅方向の位置ずれを規制する用紙幅ガイドを有する
    手差し用給紙装置において、 上記給紙コロの給紙方向上流側に、上記手差しトレイに
    載置された用紙の上面を押圧する押し当て部材が設けら
    れていることを特徴とする手差し用給紙装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の手差し用給紙装置におい
    て、 上記押し当て部材が、給紙方向と直交する用紙幅方向に
    おいて上記用紙幅ガイドの位置と重なる位置に設けられ
    ていることを特徴とする手差し用給紙装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の手差し用給紙装置に
    おいて、 上記押し当て部材が、弾性変形可能な支持部材と、用紙
    上面に当接する当接部材を有していることを特徴とする
    手差し用給紙装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の手差し用給紙装置におい
    て、 上記当接部材が、給紙方向に対して滑らかな湾曲面を有
    していることを特徴とする手差し用給紙装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の手差し用給紙装置におい
    て、 上記当接部材が、回転可能なコロ形状を有していること
    を特徴とする手差し用給紙装置。
  6. 【請求項6】手差し用給紙装置から給紙された用紙に像
    担持体上に形成されたトナー像を転写する画像形成装置
    において、 上記手差し用給紙装置が、請求項1乃至5のうちの一つ
    に記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
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