JP2003246476A - シート給送装置及び画像処理装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像処理装置

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JP2003246476A
JP2003246476A JP2002044293A JP2002044293A JP2003246476A JP 2003246476 A JP2003246476 A JP 2003246476A JP 2002044293 A JP2002044293 A JP 2002044293A JP 2002044293 A JP2002044293 A JP 2002044293A JP 2003246476 A JP2003246476 A JP 2003246476A
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feeding
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Akira Yuza
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの重送を確実に防止して分離手段によ
るシート給送抵抗を低減可能にする。 【解決手段】 積載されたシートを1枚ずつ分離して給
送するシート給送装置において、積載されたシートを給
送するための給送ローラ4と、当接するシートに摩擦力
を付与する分離シート26を有し、積載されたシートを給
送ローラ4に押圧するための加圧板5と、給送ローラ4
によって給送されるシートに摩擦力を付与するゴム材6
aを有し、給送されるシートを分離するための分離パッ
ド6と、を備え、給送ローラ4とシートとの摩擦係数を
μ1、分離シート26とシートとの摩擦抵抗をμ2、ゴム材
6aとシートとの摩擦抵抗をμ3としたとき、μ1>μ2
≧μ3の関係が成り立つように構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積載されたシートを
1枚ずつ分離給送するシート給送装置並びにこれを用い
た画像処理装置に関する。
【0002】ここで画像処理装置としては、例えば電子
写真複写機・プリンタ・ワードプロセッサ及びファクシ
ミリ装置等の画像形成装置の他にスキャナ等の画像読取
装置が含まれる。
【0003】
【従来の技術】プリンタや複写機等の画像形成装置にあ
っては、給送トレイに複数枚のシートを積載し、これを
1枚ずつ分離給送して画像形成するが、この分離方式と
して、図9に示すように、給送ローラと分離パッドによ
る方式がある。
【0004】図9において、分離パッド100は、給送ロ
ーラ101と当接するEPDM(エチレン・プロピレンゴ
ム)やシリコンゴム等のゴム材100aと、ゴム材100aを
保持するホルダ100bからなる。
【0005】加圧板102の給送ローラ101に押圧する部分
には、押圧摩擦部材である分離シート103が設けられて
いる。この分離シート103は、コルクや合成樹皮等から
なり、シートPとの摩擦係数は、シートP間の摩擦係数
μp程度に設定され、給送トレイ上に積載されたシート
Pの最下部のシートの重送を防止に寄与している。
【0006】給送ローラ101とシートPの摩擦係数μ1、
分離シート103とシートPの摩擦係数μ2、分離パッド10
0とシートPの摩擦係数μ3は、μ1>μ3>μ2の関係に
設定され、給送ローラ101は、図9に示すように、給送
トレイに支持されたシート束の最上部のシートPから画
像形成面に当接しつつ、分離パッド100により1枚に分
離されたシートPを搬送路に給送する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
で示した給送装置には以下に挙げる課題があった。
【0008】この種の給送ローラ101、分離パッド100、
加圧板102からなるシート給送装置では、加圧板102上の
シート束を連続で給送した場合に、シートの種類や装置
本体の使用環境によって加圧板102上のシートが、シー
ト同士の摺動により徐々に帯電して、シート同士が帯電
により吸着してしまう。特に、帯電によるシートの吸着
は、シート束の最下部で顕著であり、帯電による吸着力
により、シート束の最下部のシートと最下部シートのす
ぐ上のシートとの摩擦係数μp′が上昇してシート束の
最下部シートは重送する傾向が大きい。そして、このシ
ート束の最下部シートの重送傾向が大きい現象を含め、
シートPの重送を防止できるように分離パッド100の摩
擦係数μ3を設定している。
【0009】従来のシート給送装置では、給送ローラ10
1とシートPの摩擦係数μ1は1.6〜2.0、分離シート103
とシートPの摩擦係数μ2は0.3〜0.6、分離パッド100と
シートPの摩擦係数μ3は0.9〜1.4に設定されている。
このように分離パッド100の摩擦係数μ3をシート束の最
下部シートの重送防止も含めて大きく設定することによ
り、以下に挙げる新たな課題が発生していた。
【0010】(1)分離パッド100の摩擦係数μ3が大きく
設定されるほど、シート搬送中の分離パッド100による
シートの搬送抵抗が大きくなり、分離パッド100がシー
トに接触する部分での紙粉の発生量が多くなる。この結
果として、紙粉付着による給送ローラ101や分離パッド1
00の摩擦係数低下による給送不良や重送が発生して、給
送ローラ101や分離パッド100の寿命が低下する。また紙
粉起因による画像の不具合が発生する。
【0011】(2)分離パッド100の摩擦係数μ3が大きく
設定されるほど、シート搬送中の分離パッド100による
シートの搬送抵抗が大きくなり、シートが分離パッド10
0を通過した直後の搬送抵抗の変化が大きく、シートの
搬送が不安定になり、画像の不具合が発生する。
【0012】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり、その目的は、シートの重送を確実に防止して分離
手段によるシート給送抵抗を低減可能なシート給送装置
及びこれを備えた画像処理装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、積載されたシートを1
枚ずつ分離して給送するシート給送装置において、積載
されたシートを給送するための給送部材と、当接するシ
ートに摩擦力を付与する押圧摩擦部材を有し、前記積載
されたシートを前記給送部材に押圧するための押圧手段
と、前記給送部材によって給送されるシートに摩擦力を
付与する分離摩擦部材を有し、給送されるシートを分離
するための分離手段と、を備え、前記給送部材とシート
との摩擦係数をμ1、前記押圧摩擦部材とシートとの摩
擦抵抗をμ2、前記分離摩擦部材とシートとの摩擦抵抗
をμ3としたとき、μ1>μ2≧μ3の関係が成り立つよう
に構成したことを特徴とする。
【0014】上記構成にあっては、分離手段とシートの
摩擦係数を低減し、分離手段による紙粉の発生を軽減し
て、紙粉起因による給送部材や分離手段の寿命の低下を
防止してシート給送性を向上させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係るシ
ート給送装置を用いた画像形成装置として、レーザービ
ームプリンタを例示して説明する。
【0016】〔第1実施形態〕図1は第1実施形態に係
る画像形成装置1の断面説明図であり、図2はシート給
送装置2の要部断面説明図、図3はシート給送装置2の
略正面説明図である。
【0017】{画像形成装置の全体構成}まず、画像形
成装置の全体構成について説明する。図1において、3
は画像形成装置内に給送されるシートPを積載するシー
ト積載手段の給送トレイであり、該給送トレイ3のシー
ト積載面3aにはシートPが積載されている。
【0018】前記シートPは給送トレイ3の上部前端側
に配設されたシート給送部材である給送ローラ4に押圧
手段となる加圧板5により押圧され、ピックアップされ
る。そして分離手段を構成する分離パッド6と給送ロー
ラ4によって1枚ずつ分離、給送され、搬送手段の搬送
ローラ対7により転写部に搬送される。
【0019】8はレジストセンサであり、これはシート
Pの先端位置と露光光源であるレーザースキャナ9の発
光タイミングを同期させ、シートP上の所定位置から画
像の描き出しをするものである。10は折り返しミラーで
ある。
【0020】11は画像形成手段を構成するプロセスカー
トリッジであり、内部に感光体ドラム12a、現像器12
b、クリーナ12c、帯電ローラ12d等を有している。13
は感光体ドラム12a上の顕画像をシートP上に転写させ
る転写ローラ、14は転写後のシートPを定着器15まで案
内する搬送ガイドであり、定着器15はシートP上の顕画
像を加熱定着する。そしてシートPは排出ローラ16によ
り外装カバー17と一体で形成されている排出トレイ18上
に排出される。
【0021】{シート搬送角度}図1に示すように、給
送ローラ4と加圧板5と分離パッド6を備えるシート給
送装置2、感光体ドラム12a上の顕画像をシートP上に
転写ローラ13によって転写する転写手段、シートP上の
トナー像を加熱定着するための定着器15は、定着器15を
最上部としてほぼ一直線上に斜め上方に向かって配置さ
れている。
【0022】給送トレイ3に積載されているシートPは
給送ローラ4によって給送された後、ほぼ一直線の搬送
経路を搬送ローラ7によって転写部まで搬送され、その
後感光体ドラム12aと転写ローラ13によって、トナー像
の転写と同時に定着器15まで挟持搬送される。この間の
シートPの搬送経路はほぼ一直線であるので、シート搬
送の際のシートPとガイド部材との摺擦音を低減できる
と共に、シートPを安定して搬送でき、シート搬送の信
頼性を向上させることができる構成となっている。
【0023】また、定着器15はシート搬送経路の最上部
に配置されているので、連続でプリント作業を行った場
合でも、定着器15から発生する熱は、外装カバー17内に
形成された不図示のルーバー部から装置外部に排出され
る。そして、プロセスカートリッジ11やレーザースキャ
ナ9が定着器15よりも下部か横に配置されているので、
定着器15から発生する熱の影響を受けること無く、常に
良好な出力画像を得ることが可能である。
【0024】なお、図1において、19はAC電源及びD
C電源、高圧電源からなる電装部であり、20は駆動源と
してのモータである。これらをシート給送装置2から定
着器15にかけての斜め上方に向かうシート搬送経路の下
部に配置することで廃熱効果を高め、画像形成装置内部
の熱こもりを解消している。
【0025】{シート給送装置の構成}次にシート給送
装置2の構成について具体的に説明する。図2及び図3
に示すように、給送ローラ4は断面形状がD字状の半月
状ローラとシャフト21から構成されている。給送ローラ
4の両側面には、シャフト21に回転自在に保持された給
送コロ22(22a,22b)が設けられている。給送コロ22
は、円形で直径は給送ローラ4の最大外径よりやや小さ
い直径となっている。シャフト21の片端部にギア23を有
してる。給送ローラ4は、モータ20からギア23を介して
駆動を受けて回転する。
【0026】加圧板5は、加圧バネ24,25により付勢さ
れていて、シートPの給送時に、給送ローラ4にシート
Pを押圧する。加圧板5上のシートPを給送ローラ4に
押圧する部分には、図2に示すように、当接するシート
に摩擦力を付与する押圧摩擦部材としての分離シート26
が設けられている。この分離シート26は、ゴム材からな
り、表面26aには、シートPの給送方向Aと逆方向に研
磨加工が施されている。
【0027】分離パッド6は、給送されるシートPに摩
擦力を付与して1枚ずつに分離する分離摩擦部材として
のゴム材6aとゴム材6aを保持するホルダ6bとで構
成される。ゴム材6aは分離シート26と同じゴム材から
なり、ゴム材6aの表面6cには、シートPの給送方向
Aと順方向に研磨加工又はスライス加工が施されてい
る。そして、分離パッド6は装置待機状態ではパッドバ
ネ27により給送コロ22と当接している。
【0028】また、図3に示すように、加圧板5に設け
られた幅規制板28,29はシートPのシート幅を規制する
ため、加圧板5上でシートサイズにあわせてシート幅方
向で移動可能である。
【0029】カム30,31はシャフト21の両端付近に固定
され、加圧板5のカム部5a,5bと接して装置待機状
態では、シートPが給送ローラ4と接しないように加圧
バネ24,25に反して加圧板5を付勢している。シャフト
21、加圧板5は、フレーム32にそれぞれ回転可能に保持
されている。なお、33は給送ローラ4から搬送ローラ7
までのシートガイドである。
【0030】{給送動作とシート分離条件}ここで、給
送トレイ3に積載したシートを1枚ずつ分離給送する作
用について、図4乃至図6を参照して説明する。なお、
図4はシートPの給送動作中の給送装置の一部断面説明
図であり、図5はシート束の最下部シートの給送動作中
の給送装置の一部断面説明図、図6はシート給送装置に
用いる分離シート26の表面26aを拡大した説明図であ
る。
【0031】まず、加圧板5上のシート束の最下部シー
ト以外の給送分離動作について説明する。
【0032】給送ローラ4は、モータ20よりギア23を介
して駆動力を伝達され、図4中の矢印B方向に回転す
る。そして給送ローラ4の回転に伴って、加圧板5のカ
ム30,31(図3参照)による付勢が解除され加圧バネ2
4,25の力で加圧板5によりシートPは給送ローラ4に
押圧される。
【0033】ここで、給送ローラ4とシートPの摩擦係
数μ1、シートP間の摩擦係数μp1,μp2,μp3,・・
・は、μ1>μp1=μp2=μp3の関係であり、給送ロー
ラ4に当接したシート束の上部付近数枚のシートPは、
給送ローラ4により分離パッド6のゴム材6aと給送ロ
ーラ4によるニップN1に向けて搬送される。給送ロー
ラ4とシートPの摩擦係数μ1、シートP間の摩擦係数
μp1、分離パッド6とシートPの摩擦係数μ3は、μ1>
μ3>μp1 の関係であり、分離パッド6のゴム材6a
と給送ローラ4によるニップN1で給送ローラ4に当接
するシートPのみの1枚に分離される。本実施形態で
は、給送ローラ4とシートPの摩擦係数μ1は、1.6〜2.
0、分離パッド6とシートPの摩擦係数μ3は、0.6〜0.8
に設定されていて、シートPを分離パッド6と給送ロー
ラ4によるニップN1で分離している。
【0034】次に加圧板5上のシート束の最下部シート
P1の給送分離動作について説明する。
【0035】図5に示すように、シート束の最下部シー
トP1と分離シート26の摩擦係数μ2は、ゴム材からなる
分離シート26の表面26aに、シートPの給送方向Aと逆
方向に研磨加工又はスライス加工が施されているため、
図6に示すように、表面26aのケバ26bがシート送り方
向Cに捲れて、シートPと分離シート表面26aとの摩擦
特性に、ケバ6bのゴム弾性抵抗力が加わり大きくな
る。従って、分離シート26の摩擦係数μ2は、分離パッ
ドの摩擦係数μ3に対して同等以上の数値になる。そし
て、図5に示すように、シート束の最下部シートP1と
そのシートP1のすぐ上のシートP2とは、分離シート26
と給送ローラ4によるニップN2で分離している。
【0036】前記ニップN2での給送分離条件は、前記
シートP1とシートP2間の摩擦係数をμp′とすると、
μ1>μ2>μp′であり、またニップN1での給送分離条
件は、μ1>μ3>μp′である。
【0037】しかし、μ1>μ2≧μ3と設定してシート
束の最下部シートP1をニップN2で確実に分離するよう
にする。これにより、シート束の最下部シートP1とそ
のすぐ上のシートP2の摩擦係数μp′が帯電により通常
のシートP間の摩擦係数より大きい数値になっても、分
離パッド6の摩擦係数μ3をμ3>μp′と設定しなくて
も、シート束の最下部シートP1を確実に分離すること
ができる。
【0038】よって、分離パッド6の摩擦係数μ3を、
0.6〜0.8程度の従来よりも低い設定にすることができる
ため、分離パッド6によるシートPの搬送抵抗を低減す
ることができる。その結果、分離パッド6がシートPに
接触する部分での紙粉の発生量を少なくすることがで
き、紙粉付着による給送ローラ4や分離パッド6の寿命
低下や紙粉起因による画像の不具合を改善することがで
きる。
【0039】またシートが分離パッド6を通過した直後
の搬送抵抗の変化も減少するため、シートPの搬送不安
定による画像の不具合も改善することができる。
【0040】なお、本実施形態では分離パッド6と分離
シート26を同じゴム材で構成して研磨目方向を変えるこ
とでμ1>μ2≧μ3としたが、分離パッド6と分離シー
ト26の材質に異なった材質を使用してμ1>μ2≧μ3と
しても当然同様の効果を得ることができる。例えば、分
離パッド6に、エラストマやコルクとゴムの混合材を使
用して摩擦係数μ3を0.6〜0.8程度に設定し、分離シー
ト26にEPDMやシリコンゴムを使用して摩擦係数μ2
を0.8〜1.4程度に設定しても良い。
【0041】〔第2実施形態〕次に本発明に係るシート
給送装置の第2実施形態について図7及び図8を参照し
て説明する。
【0042】図7は第2実施形態に係るシート給送装置
の部分断面説明図であり、第1実施形態との違いのみ述
べることにして、その他は省略する。また、図8はシー
ト給送装置に用いる分離パッド6及び分離シート26の給
送分離動作中の要部部拡大説明図である。
【0043】第2実施形態のシート給送装置2では、分
離パッド6は給送されるシートPを1枚にずつに分離す
るゴム材6aとゴム材6aを保持するホルダ6bとで構
成され、ゴム材6aの表面6cには、図8に示すよう
に、突起6dが設けられている。
【0044】また、分離シート26は分離パッド6のゴム
材と同じゴム材からなり、分離シート表面26aには、分
離パッド6の表面6cに設けられた突起6dと同形状の
突起26cが設けられている。そして分離シート表面26a
の単位面積あたりの突起26cの数をK1、分離パッド表
面6cの単位面積あたりの突起6dの数をK2としたと
き、K1≧K2となるようにそれぞれの突起の数を設定し
ている。
【0045】このため、シート束の最下部シートP1が
給送分離されるとき、シートP1と分離パッド6の突起
6dの接触面積がシートP1と分離シートの突起26cの
接触面積よりも小さくなるため、それぞれの摩擦係数μ
1、μ2、μ3は、μ1>μ2≧μ3になっている。
【0046】本実施形態における構成においても、分離
パッド6の突起6dと分離シート26の突起26cの数を調
整して、μ1>μ2≧μ3とすることにより、第1実施形
態と同様にシート束の最下部シートP1の給送分離を確
実に行うと共に、紙粉の発生量を少なくすることがで
き、紙粉付着による給送ローラ4や分離パッド6の寿命
低下や紙粉起因による画像の不具合を改善することがで
きる。またシートが分離パッドを通過した直後の搬送抵
抗の変化も減少するため、シートPの搬送不安定による
画像の不具合も改善することができる。
【0047】〔他の実施形態〕なお、前述した実施形態
では画像処理装置としてシートを搬送し、これに画像を
記録する画像形成装置を例示したが、前述したシート作
用部材としての搬送ローラや分離パッド、あるいはシー
ト搬送装置は複数枚の原稿を1枚ずつ分離搬送し、これ
を画像読取手段によって読み取る画像読取装置にも好適
に用いることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
分離手段とシートの摩擦係数を低減し、分離手段による
紙粉の発生を軽減して、紙粉起因による給送部材や分離
手段の寿命の低下を防止してシート給送性を向上させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置1の断面説明
図である。
【図2】シート給送装置の要部断面説明図である。
【図3】シート給送装置の略正面説明図である。
【図4】シートの給送動作中の給送装置の一部断面説明
図である。
【図5】シート束の最下部シートの給送動作中の給送装
置の一部断面説明図である。
【図6】シート給送装置に用いる分離シートの表面を拡
大した説明図である。
【図7】第2実施形態に係るシート給送装置の部分断面
説明図である。
【図8】シート給送装置に用いる分離パッド及び分離シ
ートの給送分離動作中の要部部拡大説明図である。
【図9】従来の給送装置の要部断面図である。
【符号の説明】
P …シート 1 …画像形成装置 2 …シート給送装置 3 …給送トレイ 3a …シート積載面 4 …給送ローラ 5 …加圧板 5a,5b …カム部 6 …分離パッド 6a …ゴム材 6b …ホルダ 6c …表面 6d …突起 7 …搬送ローラ対 8 …レジストセンサ 9 …レーザースキャナ 10 …折り返しミラー 11 …プロセスカートリッジ 12a …感光体ドラム 12b …現像器 12c …クリーナ 12d …帯電ローラ 13 …転写ローラ 14 …搬送ガイド 15 …定着器 16 …排出ローラ 17 …外装カバー 18 …排出トレイ 19 …電装部 20 …モータ 21 …シャフト 22 …給送コロ 23 …ギア 24,25 …加圧バネ 26 …分離シート 26a …表面 26b …ケバ 26c …突起 27 …パッドバネ 28,29 …幅規制板 30,31 …カム 32 …フレーム 33 …シートガイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載されたシートを1枚ずつ分離して給
    送するシート給送装置において、 積載されたシートを給送するための給送部材と、 当接するシートに摩擦力を付与する押圧摩擦部材を有
    し、前記積載されたシートを前記給送部材に押圧するた
    めの押圧手段と、 前記給送部材によって給送されるシートに摩擦力を付与
    する分離摩擦部材を有し、給送されるシートを分離する
    ための分離手段と、 を備え、 前記給送部材とシートとの摩擦係数をμ1、前記押圧摩
    擦部材とシートとの摩擦抵抗をμ2、前記分離摩擦部材
    とシートとの摩擦抵抗をμ3としたとき、 μ1>μ2≧μ3 の関係が成り立つように構成したことを特徴とするシー
    ト給送装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧摩擦部材と前記分離摩擦部材は
    同じ材質であって、前記押圧摩擦部材の表面にはシート
    給送方向と逆方向に研磨加工又はスライス加工を行い、
    前記分離摩擦部材の表面にはシート給送方向と順方向に
    研磨加工又はスライス加工を行ったことを特徴とする請
    求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧摩擦部材と前記分離摩擦部材は
    同じ材質であって、前記押圧摩擦部材の表面及びに前記
    分離摩擦部材の表面に同形状の微小突起を設け、前記押
    圧摩擦部材に設けた前記微小突起の単位面積あたりの数
    をK1、前記分離摩擦部材に設けた前記微小突起の単位
    面積あたりの数をK2としたとき、 K1≧K2 の関係が成り立つように構成したことを特徴とする請求
    項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 シートに画像を形成する画像形成手段又
    はシート原稿の画像を読み取る画像読取手段を有し、前
    記画像形成手段又は前記画像読取手段へシートを給送す
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート
    給送装置を有することを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006264923A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置

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JP2006264923A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置

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