JP2738576B2 - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
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- JP2738576B2 JP2738576B2 JP1310408A JP31040889A JP2738576B2 JP 2738576 B2 JP2738576 B2 JP 2738576B2 JP 1310408 A JP1310408 A JP 1310408A JP 31040889 A JP31040889 A JP 31040889A JP 2738576 B2 JP2738576 B2 JP 2738576B2
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- Japan
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- roller
- paper
- reverse
- transport roller
- transport
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給紙装置、特に、用紙収納部から用紙被供
給部へ用紙の重送を防止しつつ用紙を1枚ずつ供給する
ための給紙装置に関する。
給部へ用紙の重送を防止しつつ用紙を1枚ずつ供給する
ための給紙装置に関する。
たとえば複写機やレーザプリンタ等の画像処理装置で
は、用紙を画像形成部へ供給するための給紙装置が設け
られている。この給紙装置として、特開昭60-242477号
に示されている給紙装置を第4A図及び第4B図に示す。
は、用紙を画像形成部へ供給するための給紙装置が設け
られている。この給紙装置として、特開昭60-242477号
に示されている給紙装置を第4A図及び第4B図に示す。
第4A図において、軸100及び101が上下に対向して配置
されている。軸100,101は、図示しない駆動機構により
それぞれ矢印方向に回転駆動されるようになっている。
軸100上には、用紙収納部の用紙を画像形成部へ搬送す
るための搬送ローラ102が固定されている。軸101上に
は、搬送ローラ102のローラ面に対向して、リバースロ
ーラ103及び従動ローラ104が設けられている。
されている。軸100,101は、図示しない駆動機構により
それぞれ矢印方向に回転駆動されるようになっている。
軸100上には、用紙収納部の用紙を画像形成部へ搬送す
るための搬送ローラ102が固定されている。軸101上に
は、搬送ローラ102のローラ面に対向して、リバースロ
ーラ103及び従動ローラ104が設けられている。
これらの各ローラの取付けについて、第4B図(縦断面
図)を用いて説明する。第4B図において、軸101上に
は、一方向クラッチ108を介して心材107が取り付けられ
ている。この心材107の中央部に、滑りリング105を介し
て従動ローラ104が回転自在に設けられている。心材107
上において従動ローラ104の両側方には、1対のリバー
スローラ103が固定されている。
図)を用いて説明する。第4B図において、軸101上に
は、一方向クラッチ108を介して心材107が取り付けられ
ている。この心材107の中央部に、滑りリング105を介し
て従動ローラ104が回転自在に設けられている。心材107
上において従動ローラ104の両側方には、1対のリバー
スローラ103が固定されている。
このような従来装置において、用紙搬送時に用紙110
が矢印F方向に送りこまれると、従動ローラ104が搬送
ローラ102に従動回転し、用紙110は、搬送ローラ102及
び従動ローラ104のニップ間を通って画像形成部側へ搬
送される。また、用紙重送時には、重送された用紙111
は、用紙110と一緒に搬送ローラ102及び従動ローラ104
のニップ間に送り込まれる。すると、用紙111には、リ
バースローラ103からの戻し力が作用する。この戻し力
は、用紙110,111の間の摩擦力よりも大きい。この結
果、用紙111の搬送は停止される。一方、用紙110には、
搬送ローラ102の給送力が作用しており、これにより用
紙110は画像形成部側へ搬送されることになる。
が矢印F方向に送りこまれると、従動ローラ104が搬送
ローラ102に従動回転し、用紙110は、搬送ローラ102及
び従動ローラ104のニップ間を通って画像形成部側へ搬
送される。また、用紙重送時には、重送された用紙111
は、用紙110と一緒に搬送ローラ102及び従動ローラ104
のニップ間に送り込まれる。すると、用紙111には、リ
バースローラ103からの戻し力が作用する。この戻し力
は、用紙110,111の間の摩擦力よりも大きい。この結
果、用紙111の搬送は停止される。一方、用紙110には、
搬送ローラ102の給送力が作用しており、これにより用
紙110は画像形成部側へ搬送されることになる。
前記従来の構成では、リバースローラ103は、用紙搬
送時には常時搬送ローラ102と同方向に回転している。
そして、重送時には、このリバースローラが有効に作用
して重送された用紙を戻す。このとき、従動ローラ104
は重送された用紙の移動に従って逆回転することにな
る。
送時には常時搬送ローラ102と同方向に回転している。
そして、重送時には、このリバースローラが有効に作用
して重送された用紙を戻す。このとき、従動ローラ104
は重送された用紙の移動に従って逆回転することにな
る。
ところが、高速処理が要求される場合には、用紙搬送
時に搬送ローラ102及び従動ローラ104は高速で回転して
いる。従って、重送時の従動ローラ104の逆転が迅速に
行えなくなるという問題が発生する。このため、用紙重
送時に重送された用紙を十分に押し戻すことができず、
用紙の分離を確実に行うことができない場合が生じる。
時に搬送ローラ102及び従動ローラ104は高速で回転して
いる。従って、重送時の従動ローラ104の逆転が迅速に
行えなくなるという問題が発生する。このため、用紙重
送時に重送された用紙を十分に押し戻すことができず、
用紙の分離を確実に行うことができない場合が生じる。
この発明の目的は、用紙重送時に重送された用紙の分
離を確実に行うことができる給紙装置を提供することに
ある。
離を確実に行うことができる給紙装置を提供することに
ある。
本発明に係る給紙装置は、用紙収納部から用紙被供給
部へ用紙の重送を防止しつつ用紙を1枚ずつ供給するた
めの給紙装置であって、搬送ローラと、第1リバースロ
ーラと、第2リバースローラとを備えている。
部へ用紙の重送を防止しつつ用紙を1枚ずつ供給するた
めの給紙装置であって、搬送ローラと、第1リバースロ
ーラと、第2リバースローラとを備えている。
前記搬送ローラは、前記用紙収納部の用紙を用紙被供
給部へ搬送するものである。前記第1リバースローラ
は、搬送ローラのローラ面に対向して設けられ、搬送ロ
ーラと同方向に常時回転するものである。第1リバース
ローラの摩擦係数は、搬送される用紙に及ぼす抵抗力が
用紙給送力よりも小さくなるように調整されている。前
記第2リバースローラは、搬送ローラのローラ面に対向
して設けられ、用紙正常搬送時に搬送ローラに従動回転
しかつ用紙重送時に搬送ローラと同方向に回転するよう
トルクリミッタが設けられたものである。
給部へ搬送するものである。前記第1リバースローラ
は、搬送ローラのローラ面に対向して設けられ、搬送ロ
ーラと同方向に常時回転するものである。第1リバース
ローラの摩擦係数は、搬送される用紙に及ぼす抵抗力が
用紙給送力よりも小さくなるように調整されている。前
記第2リバースローラは、搬送ローラのローラ面に対向
して設けられ、用紙正常搬送時に搬送ローラに従動回転
しかつ用紙重送時に搬送ローラと同方向に回転するよう
トルクリミッタが設けられたものである。
本発明に係る給紙装置では、用紙搬送時には、搬送ロ
ーラが回転し、第2リバースローラが搬送ローラに従動
回転する。これにより、用紙収納部の用紙は、搬送ロー
ラ及び第2リバースローラのニップ間を通って、用紙被
供給部へ搬送される。
ーラが回転し、第2リバースローラが搬送ローラに従動
回転する。これにより、用紙収納部の用紙は、搬送ロー
ラ及び第2リバースローラのニップ間を通って、用紙被
供給部へ搬送される。
また、用紙重送時には、搬送ローラと同方向に回転す
る第1リバースローラに加えて、第2リバースローラも
搬送ローラと同方向に回転する。したがって、重送され
た用紙は、第1及び第2リバースローラにより用紙搬送
方向と逆方向に移動させられ、重送された用紙の分離が
行われる。
る第1リバースローラに加えて、第2リバースローラも
搬送ローラと同方向に回転する。したがって、重送され
た用紙は、第1及び第2リバースローラにより用紙搬送
方向と逆方向に移動させられ、重送された用紙の分離が
行われる。
このように、用紙重送時には、第1リバースローラば
かりでなく第2リバースローラによっても、重送された
用紙を搬送方向と逆方向に押し戻す力が働く。これによ
り、確実に用紙の分離を行うことができる。
かりでなく第2リバースローラによっても、重送された
用紙を搬送方向と逆方向に押し戻す力が働く。これによ
り、確実に用紙の分離を行うことができる。
第2図は本発明の一実施例が採用された複写機の全体
構成を示している。複写機本体1は、本体上部1aと本体
下部1bとから構成されている。本体上部1aは、ヒンジ部
18を中心にして開閉し得るようになっている。複写機本
体1の上面には、原稿台2が固定されており、原稿台2
の上部には原稿押え3が開閉自在に装着されている。複
写機本体1の左側方には、給紙カセット4が着脱自在に
装着されている。また、右側方には、複写済の用紙が排
出される排紙トレイ6が装着されている。
構成を示している。複写機本体1は、本体上部1aと本体
下部1bとから構成されている。本体上部1aは、ヒンジ部
18を中心にして開閉し得るようになっている。複写機本
体1の上面には、原稿台2が固定されており、原稿台2
の上部には原稿押え3が開閉自在に装着されている。複
写機本体1の左側方には、給紙カセット4が着脱自在に
装着されている。また、右側方には、複写済の用紙が排
出される排紙トレイ6が装着されている。
複写機本体1の内部において、本体上部1a側には、原
稿の画像情報を読み取るための光学系7が設けられてい
る。光学系7は、光源,ミラー,レンズ等から構成され
ている。また、本体下部1bの内部中央には、その表面に
静電潜像が形成される感光体ドラム8が配置されてい
る。感光体ドラム8の周囲には、感光体ドラム8を所定
の電荷に帯電させる帯電装置9、静電潜像を現像する現
像装置10、用紙にトナー像を転写するための転写装置1
1、感光体ドラム8から用紙を分離させるための用紙分
離装置12、及び感光体ドラム8上のトナーを除去するク
リーニング装置13が順に配置されている。給紙カセット
4と、感光体ドラム8等によって構成される画像形成部
との間には、用紙を搬送する給紙搬送路14が設けられて
いる。また、画像形成部の用紙搬送方向下流側には、排
紙搬送路15が設けられている。排紙搬送路15と排紙トレ
イ6との間には、排紙されてきた用紙上のトナー像を定
着する定着装置16と、排紙ローラ17とが設けられてい
る。
稿の画像情報を読み取るための光学系7が設けられてい
る。光学系7は、光源,ミラー,レンズ等から構成され
ている。また、本体下部1bの内部中央には、その表面に
静電潜像が形成される感光体ドラム8が配置されてい
る。感光体ドラム8の周囲には、感光体ドラム8を所定
の電荷に帯電させる帯電装置9、静電潜像を現像する現
像装置10、用紙にトナー像を転写するための転写装置1
1、感光体ドラム8から用紙を分離させるための用紙分
離装置12、及び感光体ドラム8上のトナーを除去するク
リーニング装置13が順に配置されている。給紙カセット
4と、感光体ドラム8等によって構成される画像形成部
との間には、用紙を搬送する給紙搬送路14が設けられて
いる。また、画像形成部の用紙搬送方向下流側には、排
紙搬送路15が設けられている。排紙搬送路15と排紙トレ
イ6との間には、排紙されてきた用紙上のトナー像を定
着する定着装置16と、排紙ローラ17とが設けられてい
る。
給紙カセット4と給紙搬送路14との間には、本発明の
一実施例による給紙装置20が設けられている。この給紙
装置20は、給紙カセット4の用紙を給紙搬送路14側へ搬
送するための搬送ローラ30と、搬送ローラ30に対向配置
された、用紙の重送を防止するためのリバースローラ31
とを有している。
一実施例による給紙装置20が設けられている。この給紙
装置20は、給紙カセット4の用紙を給紙搬送路14側へ搬
送するための搬送ローラ30と、搬送ローラ30に対向配置
された、用紙の重送を防止するためのリバースローラ31
とを有している。
給紙装置20の詳細を示す第1A図及び第1B図において、
水平方向に延びる軸21及び22が所定間隔を隔てて配置さ
れている。各軸21,22は、それぞれ図示しない駆動機構
により矢印方向に回転駆動されるようになっている。軸
21上には、ワンウエイクラッチ23を介して搬送ローラ30
が設けられている。一方、軸22上には、搬送ローラ30に
対向して、リバースローラ31,32が所定間隔を隔てて設
けられている。リバースローラ31,32は、それぞれべア
リング24を介して軸22に回転自在に支持されている。リ
バースローラ31,32側部には、それぞれトルクリミッタ4
0が取り付けられている。
水平方向に延びる軸21及び22が所定間隔を隔てて配置さ
れている。各軸21,22は、それぞれ図示しない駆動機構
により矢印方向に回転駆動されるようになっている。軸
21上には、ワンウエイクラッチ23を介して搬送ローラ30
が設けられている。一方、軸22上には、搬送ローラ30に
対向して、リバースローラ31,32が所定間隔を隔てて設
けられている。リバースローラ31,32は、それぞれべア
リング24を介して軸22に回転自在に支持されている。リ
バースローラ31,32側部には、それぞれトルクリミッタ4
0が取り付けられている。
このトルクリミッタ40の概略構成を第3図に示す。各
トルクリミッタ40はいずれも同様の構成となっており、
ここではリバースローラ31側のトルクリミッタ40につい
て説明する。第3図において、反時計方向の矢印は、軸
22の回転方向に一致している。リバースローラ31は、ロ
ーラ部31aと、その側部に形成された突起部31bとを有し
ている。この突起部31bにリミッタばね41が嵌合してい
る。このリミッタばね41は、図示方向のねじれを有する
線材から形成されている。このリミッタばね41に側方か
らリミッタボス42が取り付けられている。このリミッタ
ボス42は、リミッタばね41内に嵌合するボス部44と、リ
ミッタばね41の線材の一端41aに係合し得るピン45とを
有している。リミッタカラー43内が外方からリミッタば
ね41を覆っている。また、リミッタボス42は、軸22(第
1図)に固定されている。
トルクリミッタ40はいずれも同様の構成となっており、
ここではリバースローラ31側のトルクリミッタ40につい
て説明する。第3図において、反時計方向の矢印は、軸
22の回転方向に一致している。リバースローラ31は、ロ
ーラ部31aと、その側部に形成された突起部31bとを有し
ている。この突起部31bにリミッタばね41が嵌合してい
る。このリミッタばね41は、図示方向のねじれを有する
線材から形成されている。このリミッタばね41に側方か
らリミッタボス42が取り付けられている。このリミッタ
ボス42は、リミッタばね41内に嵌合するボス部44と、リ
ミッタばね41の線材の一端41aに係合し得るピン45とを
有している。リミッタカラー43内が外方からリミッタば
ね41を覆っている。また、リミッタボス42は、軸22(第
1図)に固定されている。
リバースローラ31,32の間の軸22上には、逆転ローラ2
5が固定されている。なお、リバースローラ31,32は、逆
転ローラ25よりも大きな摩擦係数を有する材料から構成
されている。また、リバースローラ31,32と逆転ローラ2
5との間には摩擦係数の小さいスペーサ26が配置されて
いる。
5が固定されている。なお、リバースローラ31,32は、逆
転ローラ25よりも大きな摩擦係数を有する材料から構成
されている。また、リバースローラ31,32と逆転ローラ2
5との間には摩擦係数の小さいスペーサ26が配置されて
いる。
次に、動作について説明する。
複写機本体1のプリントキーが押されると、給紙装置
20の駆動系が駆動され、軸21,22(第1図)がそれぞれ
矢印方向に回転する。軸21の回転により、一方向クラッ
チ23を介して搬送ローラ30が回転する。一方、軸22の回
転により、トルクリミッタ40を介してリバースローラ3
1,32は、軸22と同方向に回転しようとする。ところが、
リバースローラ31,32のローラ面は搬送ローラ30のロー
ラ面に加圧接触しており、リバースローラ31,32には大
きな負荷が作用している。このため、トルクリミッタ40
はスリップし、リバースローラ31,32は搬送ローラ30に
従動して回転する。
20の駆動系が駆動され、軸21,22(第1図)がそれぞれ
矢印方向に回転する。軸21の回転により、一方向クラッ
チ23を介して搬送ローラ30が回転する。一方、軸22の回
転により、トルクリミッタ40を介してリバースローラ3
1,32は、軸22と同方向に回転しようとする。ところが、
リバースローラ31,32のローラ面は搬送ローラ30のロー
ラ面に加圧接触しており、リバースローラ31,32には大
きな負荷が作用している。このため、トルクリミッタ40
はスリップし、リバースローラ31,32は搬送ローラ30に
従動して回転する。
次に、給紙カセット4(第2図)から取り出された用
紙は、搬送ローラ30及びリバースローラ31,32のニップ
間に送り込まれる。このとき、トルクリミッタ40による
用紙戻し力は、搬送ローラ30による用紙給送力F(第3
図)を下回るように設定されている。このため、前述と
同様にトルクリミッタ40はスリップし、リバースローラ
31,32は搬送ローラ30に従動回転する。そして、用紙
は、搬送ローラ30及びリバースローラ31,32のニップ間
を通って給紙搬送路14(第2図)側へ搬送される。な
お、この用紙搬送時において、逆転ローラ25は軸22とと
もに回転している。このため、搬送される用紙の下面に
は、搬送方向と逆方向の抵抗力が作用することになる
が、搬送ローラ30との摩擦係数の違いにより、この抵抗
力は用紙給送力に比べて小さい。したがって、この逆転
ローラ25が給紙動作の妨げになることはない。
紙は、搬送ローラ30及びリバースローラ31,32のニップ
間に送り込まれる。このとき、トルクリミッタ40による
用紙戻し力は、搬送ローラ30による用紙給送力F(第3
図)を下回るように設定されている。このため、前述と
同様にトルクリミッタ40はスリップし、リバースローラ
31,32は搬送ローラ30に従動回転する。そして、用紙
は、搬送ローラ30及びリバースローラ31,32のニップ間
を通って給紙搬送路14(第2図)側へ搬送される。な
お、この用紙搬送時において、逆転ローラ25は軸22とと
もに回転している。このため、搬送される用紙の下面に
は、搬送方向と逆方向の抵抗力が作用することになる
が、搬送ローラ30との摩擦係数の違いにより、この抵抗
力は用紙給送力に比べて小さい。したがって、この逆転
ローラ25が給紙動作の妨げになることはない。
次に、用紙搬送時において給紙カセット4から複数枚
の用紙が送り出された場合について説明する。重送され
た用紙は搬送ローラ30及びリバースローラ31,32のニッ
プ間に送り込まれる。この場合には、用紙間の摩擦係数
が小さいので、トルクリミッタ40による用紙戻し力が用
紙間の摩擦力に打ち勝ち、トルクリミッタ40が係合状態
となる。これにより、リバースローラ31は軸22と同方向
に回転する。したがって、この場合には、軸22と同方向
に常時回転している逆転ローラ25に加えて、リバースロ
ーラ31,32によっても重送されてきた用紙が給紙カセッ
ト4側へ押し戻される。このようにして、重送された用
紙の分離を確実に行うことができる。したがって、高速
仕様の場合であっても、確実に用紙を分離することがで
きる。
の用紙が送り出された場合について説明する。重送され
た用紙は搬送ローラ30及びリバースローラ31,32のニッ
プ間に送り込まれる。この場合には、用紙間の摩擦係数
が小さいので、トルクリミッタ40による用紙戻し力が用
紙間の摩擦力に打ち勝ち、トルクリミッタ40が係合状態
となる。これにより、リバースローラ31は軸22と同方向
に回転する。したがって、この場合には、軸22と同方向
に常時回転している逆転ローラ25に加えて、リバースロ
ーラ31,32によっても重送されてきた用紙が給紙カセッ
ト4側へ押し戻される。このようにして、重送された用
紙の分離を確実に行うことができる。したがって、高速
仕様の場合であっても、確実に用紙を分離することがで
きる。
なお、リバースローラ31,32は用紙搬送時には搬送ロ
ーラ30に従動回転しているため、そのローラ面はほとん
ど磨耗しない。このため、逆転ローラ25の磨耗が進行し
た場合でも、リバースローラ31,32により、重送された
用紙の分離を確実に行うことができる。
ーラ30に従動回転しているため、そのローラ面はほとん
ど磨耗しない。このため、逆転ローラ25の磨耗が進行し
た場合でも、リバースローラ31,32により、重送された
用紙の分離を確実に行うことができる。
(a)前記実施例では、逆転ローラ25の両側方にリバー
スローラ31,32を配置したものを示したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。たとえば、軸22の中央部
にリバースローラを配置し、その両側方に逆転ローラを
配置する構成としてもよい。この場合も前記実施例と同
様の効果を奏する。
スローラ31,32を配置したものを示したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。たとえば、軸22の中央部
にリバースローラを配置し、その両側方に逆転ローラを
配置する構成としてもよい。この場合も前記実施例と同
様の効果を奏する。
(b)リバースローラ31,32に装着されるトルクリミッ
タ40としては、前記実施例に示したコイルスプリング型
のものでなくてもよい。たとえば磁性粉体(パウダー)
を媒体とするパウダー式等のものであってもよい。
タ40としては、前記実施例に示したコイルスプリング型
のものでなくてもよい。たとえば磁性粉体(パウダー)
を媒体とするパウダー式等のものであってもよい。
本発明に係る給紙装置によれば、用紙重送時には第1
及び第2リバースローラが搬送ローラと同方向に回転す
るので、これら両ローラにより確実に用紙を分離するこ
とができる。また、高速仕様にも対応することができ
る。
及び第2リバースローラが搬送ローラと同方向に回転す
るので、これら両ローラにより確実に用紙を分離するこ
とができる。また、高速仕様にも対応することができ
る。
第1A図は本発明の一実施例による給紙装置の斜視部分
図、第1B図はその断面概略構成図、第2図は本発明の一
実施例が採用された複写機の縦断面概略図、第3図はト
ルクリミッタの内部構造を示す分解斜視図、第4A図及び
第4B図は従来装置の第1A図,第1B図に相当する図であ
る。 4……給紙カセット、20……給紙装置、21,22……軸、2
5……リバースローラ、30……搬送ローラ、31,32……リ
バースローラ、40……トルクリミッタ。
図、第1B図はその断面概略構成図、第2図は本発明の一
実施例が採用された複写機の縦断面概略図、第3図はト
ルクリミッタの内部構造を示す分解斜視図、第4A図及び
第4B図は従来装置の第1A図,第1B図に相当する図であ
る。 4……給紙カセット、20……給紙装置、21,22……軸、2
5……リバースローラ、30……搬送ローラ、31,32……リ
バースローラ、40……トルクリミッタ。
Claims (1)
- 【請求項1】用紙収納部から用紙被供給部へ用紙の重送
を防止しつつ用紙を1枚ずつ供給するための給紙装置で
あって、 前記用紙収納部の用紙を用紙被供給部へ搬送する搬送ロ
ーラと、 前記搬送ローラのローラ面に対向して設けられ、前記搬
送ローラと同方向に常時回転し、搬送される用紙に及ぼ
す抵抗力が用紙給送力よりも小さくなるように摩擦係数
を調整した第1リバースローラと、 前記搬送ローラのローラ面に対向して設けられ、用紙正
常搬送時に前記搬送ローラに従動回転しかつ用紙重送時
に前記搬送ローラと同方向に回転するようにトルクリミ
ッタが設けられた第2リバースローラと、 を備えた給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310408A JP2738576B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310408A JP2738576B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 給紙装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03172249A JPH03172249A (ja) | 1991-07-25 |
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Family
ID=18004902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1310408A Expired - Lifetime JP2738576B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 給紙装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2738576B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59116333U (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-06 | 松下電送株式会社 | 自動給紙装置 |
-
1989
- 1989-11-28 JP JP1310408A patent/JP2738576B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03172249A (ja) | 1991-07-25 |
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