JPH10218421A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JPH10218421A
JPH10218421A JP9023847A JP2384797A JPH10218421A JP H10218421 A JPH10218421 A JP H10218421A JP 9023847 A JP9023847 A JP 9023847A JP 2384797 A JP2384797 A JP 2384797A JP H10218421 A JPH10218421 A JP H10218421A
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JP
Japan
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roller
sheet
bearing
conveying
rotating shaft
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JP9023847A
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Kenji Miyashita
健児 宮下
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/06Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by rollers or balls, e.g. between rollers
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャム発生時にユーザが容易に詰まりシート
を引き抜いて除去でき,再始動可能な状態に復すること
ができるシート搬送装置を提供すること。 【解決手段】 軸受けバネ15の付勢を受けつつ搬送ロ
ーラ12の回転軸32を保持する軸受け部材14に,第
1軸受け部位22と第2軸受け部位23とを形成した。
通常時は第1軸受け部位22により回転軸32が保持さ
れ,軸受けバネ15の付勢により搬送ローラ12が搬送
コロに圧接されている。この状態でシートの搬送が行わ
れる。ジャム停止時にユーザがシートを引っ張るとその
引っ張り力により回転軸32が第1軸受け部位22から
脱出して第2軸受け部位23に移動し,搬送ローラ12
の搬送コロへの圧接が解除される。したがって引っ張り
力により容易にシートが引き抜かれ,使用の再開が可能
な状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コピー機やプリン
タ等に用いられるシート(印刷用紙等)の搬送装置に関
する。さらに詳細には,シートの詰まり(以下,「ジャ
ム」という)が発生した場合に,詰まっているシート
(以下,「詰まりシート」という)を容易に引き抜ける
ようにしたシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コピー機やプリンタ等では,印刷用紙の
ようなシート状の記録媒体に文字や図形等の画像を記録
するため,トレイやカセット等に積層された所定形状の
シートを一枚ずつ搬送するシート搬送装置を備えてい
る。従来のシート搬送装置では,積層されたシートの最
上位の1枚を給紙ローラにより送出するとともに,送出
されたシートを,給紙ローラと同軸の搬送コロと,これ
に接する搬送ローラとで挟持し,搬送ローラをモータで
回転駆動してシートを搬送するようにしている。ここに
おいて,搬送力を確保するため,搬送ローラは搬送コロ
に対してスプリングにより圧接されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来のシート搬送装置には次のような問題点が指摘さ
れていた。すなわち,この種のシート搬送装置では,と
きとして搬送途中のシートがジャムを起こす場合があ
る。この場合には装置が一旦停止するようになっている
ので,詰まりシートを除去してから再始動しなければな
らない。ところで,搬送コロと搬送ローラとの間にシー
トが挟持されている位置でジャムが起こった場合,積層
シートのトレイまたはカセットを取り外せば,ユーザが
詰まりシートを見ることができる。するとユーザは,そ
の詰まりシートをそのまま手で手前に(本来の搬送とは
逆向きに)引き抜こうとしがちである。
【0004】ところが,このときの詰まりシートは,ス
プリングの圧接力がかかった状態で搬送コロと搬送ロー
ラとの間に挟持されているので,搬送コロおよび搬送ロ
ーラに対して非常に滑りにくい状態にある。そして,搬
送ローラはモータに連結されているので,シートの引き
抜きにより従転させる(本来の回転とは逆向きとなる)
ことは困難である。このため,詰まりシートをユーザが
引き抜いて除去することは不可能に近い。無理に引き抜
こうとすると,シートが破れて装置内にその一部が残存
し,さらにやっかいな事態となる。あるいは,摩擦係数
が非常に高くかつ破れにくいシートを強引に引き抜こう
とすると,搬送ローラの駆動系ギヤの破損が生じること
もある。この場合にはシート搬送装置の故障となるの
で,再始動のためには分解修理が必要となる。
【0005】本発明は,従来のシート搬送装置が有する
前述の問題点を解決するためになされたものである。す
なわちその課題は,ジャム発生時にユーザが容易に詰ま
りシートを引き抜いて除去でき,再始動可能な状態に復
することができるシート搬送装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は,軸回りに回転可能な第
1ローラと,前記第1ローラとともにシートを挟持する
軸回りに回転可能な第2ローラと,前記第2ローラを前
記第1ローラに押圧する方向に付勢する付勢手段と,前
記付勢手段の付勢を受けるとともに前記第2ローラの回
転軸を支持する軸受け部材とを有し,前記第1ローラと
前記第2ローラとの回転によりシートを所定の搬送方向
に搬送するシート搬送装置であって,前記軸受け部材
に,前記付勢手段の付勢により前記第2ローラの回転軸
を前記第1ローラに圧接させる第1部位と,前記第2ロ
ーラの回転軸から前記付勢手段の付勢と逆向きの力を受
ける第2部位とが設けられており,前記第2ローラにシ
ートの搬送方向と逆向きの外力が加わったときにその回
転軸が前記第1部位から脱出して前記第2部位に移動す
ることを特徴として特定される。
【0007】このシート搬送装置では,付勢手段の付勢
により軸受け部材を介して第2ローラが第1ローラに押
圧されている。通常状態では,第2ローラの回転軸は軸
受け部材の第1部位に支持され,第1ローラに圧接させ
られている。第1ローラと第2ローラとの間に進入した
シートは,これらに挟持されつつこれらの回転により所
定の搬送方向に搬送される。シートのジャムが起こって
搬送が停止した場合には,詰まりシートを引っ張ると,
第2ローラにシートの搬送方向と逆向きの外力が加わる
ことになる。この外力が加わると,第2ローラの回転軸
が軸受け部材の第1部位から脱出して第2部位に移動す
ることとなる。この状態では,第2ローラの回転軸が逆
に軸受け部材を付勢手段の付勢と逆向きに押している。
したがって,第2ローラと第1ローラとが互いに圧接さ
れておらず,詰まりシートを手で容易に引っ張り抜くこ
とができる。またこのとき,詰まりシートの引き抜きに
より第1ローラや第2ローラの駆動系に負担がかかるこ
とはない。
【0008】また,請求項2の発明は,請求項1に記載
するシート搬送装置であって,前記外力が解除されたと
きに,前記付勢手段の付勢により前記第2ローラの回転
軸が前記第2部位から前記第1部位に移動して前記第1
ローラに圧接させられることを特徴として特定される。
【0009】このシート搬送装置では,詰まりシートが
引き抜き去られたときのように,第2ローラにかかって
いるシートの搬送方向と逆方向の外力が解除されると,
付勢手段の付勢により第2ローラの回転軸が軸受け部材
の第2部位から第1部位に移動することになる。この状
態は,付勢手段の付勢により第2ローラが第1ローラに
圧接させられている状態であり,ジャムが起こっていな
い状態と同じである。したがって,詰まりシートが引き
抜かれれば,シートの搬送を再開させることが可能な状
態になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係るシート搬送装
置を,プリンタ装置の給紙部分に採用して具体化した実
施の形態について,図面を参照しつつ詳細な説明を行
う。本実施の形態に係るプリンタ装置90は,図1にそ
の概略を示すように,感光体ドラム50を中心とする画
像形成ユニット51,感光体ドラム50にプリントデー
タに対応してレーザ光Lを照射するレーザ装置60,シ
ートを供給するシート搬送装置10,プリントに供する
シートを積層して収納する給紙トレイ40,シート上の
トナー像を安定化する定着装置70等を外枠ボディ91
内に配置して構成されている。
【0011】画像形成ユニット51は,感光体ドラム5
0の外周面にトナー像を形成するものである。このた
め,公知の帯電チャージャや現像装置等を備えている。
また,感光体ドラム50に隣接して,シートにトナー像
を転写するための転写ローラ80が設けられている。シ
ート搬送装置10は,用紙トレイ40から送出されたシ
ートを1枚ずつ感光体ドラム50と転写ローラ80との
対向部81に向けて搬送するものであり,搬送コロ1
1,搬送ローラ12等を有している。その詳細は後述す
る。シート搬送装置10と対向部81との間には,シー
トの通路である給紙路82が形成されている。感光体ド
ラム50の上方には,シート上のトナー像を熱定着する
定着装置70と,この定着装置70を通過したシートが
積載される排紙トレイ71とが設けられている。定着装
置70と排紙トレイ71との間には,排紙路83が形成
されている。なお,外枠ボディ91のうち図1中左側の
パネル91Aは開閉可能とされており,開けた状態では
給紙トレイ40へのシートの補充や除去ができるほか,
シート搬送装置10の給紙トレイ40側を外部から見る
ことができる。
【0012】上記の全体構成を有するプリンタ装置90
では,プリント動作をスタートさせると,プリントデー
タに基づいてレーザ装置60からレーザ光Lが発射さ
れ,これにより感光体ドラム50の外周面に静電潜像が
形成される。この静電潜像は画像形成ユニット51によ
り現像され,トナー像となる。一方,給紙トレイ40か
らシート搬送装置10により1枚ずつ分離されて送出さ
れたシートが,給紙路82を経由して対向部81に至
り,そこでトナー像の転写を受ける。トナー像の転写を
受けたシートは,定着装置70を通過する際にトナー像
の安定化を受け,排紙路83を経由して排紙トレイ71
上に排出される。
【0013】上記のプリンタ装置90のうち本発明のシ
ート搬送装置に相当する部分であるシート搬送装置10
について,図2を参照して説明する。シート搬送装置1
0は,前記のように搬送コロ11(第1ローラ)と搬送
ローラ12(第2ローラ)とを中心に構成されており,
これらはともに軸回りに回転可能である。ただし,搬送
コロ11がその回転軸31に対して自由回転可能である
のに対し,搬送ローラ12はその回転軸32と一体に回
転するようにされている。また,搬送コロ11の回転軸
31の位置がフレーム92に対して固定されているのに
対し,搬送ローラ12の回転軸32は,公知のジョイン
ト機構によりある程度位置が変化できるようになってい
る。なお,図1に示されるように,搬送コロ11と同軸
に給紙ローラ16が設けられている。給紙ローラ16
は,図2には現れていないが,回転軸31に対して公知
のスプリングクラッチを介して取り付けられており,一
方向にのみ自由回転可能とされている。
【0014】そして,フレーム92には,取付ステー9
3がネジ止めされており,回転軸32と取付ステー93
との間には軸受け部材14と軸受けバネ15(付勢手
段)とが挟持されている。ここで軸受けバネ15は,軸
受け部材14の背面のバネ受け部29と取付ステー93
との間に圧縮された状態で挟持されている。また,フレ
ーム92には筒状の軸受けスリーブ部94が形成されて
おり,軸受け部材14はその中に位置し図2中左右に摺
動できるようになっている。これにより,軸受けバネ1
5の弾拡力FS により軸受け部材14を介して回転軸3
2が搬送コロ11に近づく向きに付勢されるようになっ
ている。そしてこのため,搬送ローラ12は搬送コロ1
1に圧着されている。ここにおいて,回転軸31と回転
軸32とを結ぶ方向は,軸受けバネ15の付勢方向に対
して約40°程度の交差角θをなしている。なお,回転
軸32は,モータMと連結され駆動を受けうるようにな
っている(図1参照)。
【0015】軸受け部材14は,図3の斜視図に示すよ
うに長尺状の部材であり,両端に軸受け部21,21が
形成されている。また,中央背面にはバネ受け部29が
形成されている。軸受け部21の側面形状は,図4に示
すように略四辺形であり,その一辺に第1軸受け部位2
2(第1部位)が形成されている。この第1軸受け部位
22は,回転軸32の外周径と一致する円弧形である。
そしてその両側の先端は互いに高さが異なっており,図
中上側がより高い第1端24,下側がより低い第2端2
5となっている。そして,第1軸受け部位22と第2端
25との間には,稜線26により第1軸受け部位22と
画された第2軸受け部位23(第2部位)が形成されて
いる。稜線26において第1軸受け部位22と第2軸受
け部位23との交差角ωは170°程度の鈍角である。
【0016】かかる形状の軸受け部材14により図2の
状態では,軸受けバネ15が力FSで軸受け部材14を
図中左方向に押圧している。そしてこの押圧により,搬
送ローラ12が搬送コロ11に圧接させられるととも
に,搬送ローラ12の回転軸32は軸受け部材14の第
1軸受け部位22に嵌合して保持されている。なお,搬
送ローラ12および搬送コロ11は,軸受け部材14の
軸受け部21,21の両外側に1組ずつ設けられてい
る。搬送ローラ12の搬送コロ11への圧接力は,力F
Sおよび交差角θによりFScosθと表される。この状
態で,モータMを駆動して回転軸32を図中時計回りに
回転させることによりシートの搬送が行われるものであ
る。シートの搬送の際には搬送ローラ12と搬送コロ1
1との接点Pに搬送力FR が接線方向に加わることとな
るが,これに抗するため,軸受けバネ15は,その弾拡
力FSの搬送力FRと平行な分力F'S(=FSsinθ)
が搬送力FRより大きいものが選ばれている。なお,搬
送力FRは,A4サイズ等大型のシートに対応するた
め,5kgf以上が確保されるようになっている。
【0017】一方,接点Pに搬送と逆向きの外力が加わ
った場合には,軸受け部21の稜線26が鈍角であるた
め,容易に回転軸32が第1軸受け部位22から脱出す
ることが可能である。これに要する外力FP は,分力
F'Sと交差角ωとを用いてF'Ssinωと表される。ω
が180°に近い鈍角であるため必要な外力FP の大き
さは小さく,2kgf以下である。回転軸32が第1軸
受け部位22から脱出した状態では,図5に示すように
回転軸32は軸受け部21の第2軸受け部位23に接触
している。この状態では外力FP に起因して回転軸32
が軸受け部材14を軸受けバネ15に対して押圧してい
る。したがって軸受けバネ15が図2の状態より若干圧
縮されているとともに,搬送ローラ12の搬送コロ11
への圧接が解除されている。
【0018】かかる構成を有するシート搬送装置10の
動作を説明する。図2の状態でモータMを駆動して回転
軸32を図中時計回りに回転させると,搬送ローラ12
も回転軸32とともに一体に回転する。このとき,前記
のように搬送力FR よりも弾拡力FS の分力F'Sが優っ
ており,また軸受け部21の第1端24により回転軸3
2の変位が阻止されるので、回転軸32が第1軸受け部
位22から逸脱することはなく,また搬送ローラ12と
搬送コロ11との圧接も解除されない。このため,搬送
ローラ12の回転に従い搬送コロ11も回転する。した
がって,搬送ローラ12と搬送コロ11との間に進入し
たシートは,これらに挟持されつつ搬送方向に搬送され
る。
【0019】今,プリンタ装置90内でシートのジャム
が発生し,搬送ローラ12と搬送コロ11との間にシー
トが挟持された状態で搬送が停止されたとする。このと
き,プリンタ装置90のパネル91Aを開くと,ユーザ
が図1中左側からシート搬送装置10を見ることがで
き,搬送ローラ12と搬送コロ11との間の詰まりシー
トが見えることとなる。この場合にユーザは,見えてい
る詰まりシートを手で引き抜いて取り除き,ジャムを解
消してプリンタ装置90の使用を再開しようとする。
【0020】かくしてユーザが詰まりシートを手前に引
っ張ると,その引っ張りの向きは本来のシート搬送方向
と逆であるため,シートが挟持されている点,すなわち
搬送ローラ12と搬送コロ11との接点Pに対し逆向き
の外力として作用する。この人手による引っ張りの力
は,普通の人でも容易に2kgf程度に達してFP を超
えるので,搬送ローラ12の回転軸32が第1軸受け部
位22から脱出して図5の状態となる。この状態では前
記のように搬送ローラ12と搬送コロ11との圧接が解
除されているので,そのままユーザが引っ張り続けるこ
とにより詰まりシートDが破れることなく搬送方向と逆
向きに引き出される。このとき搬送ローラ12はシート
Dに引きずられて従転することなく停止しているので,
モータMからの駆動伝達系に負担がかかることはない。
なお搬送コロ11は,シートDの引き抜きに従い搬送時
と逆向きに回転する。
【0021】シートDの先端が搬送ローラ12および搬
送コロ11から脱出すると,逆向きの外力が解除され
る。このため,シート搬送装置10は軸受けバネ15の
弾拡力FS により図2の状態に戻る。このようにして,
ユーザが容易に詰まりシートを除去できる。この状態で
はプリンタ装置90の使用の再開が可能なことはもちろ
んである。
【0022】以上詳細に説明したように,本実施の形態
に係るプリンタ装置90では,搬送ローラ12の回転軸
32を軸受け部材14で保持し,この軸受け部材14を
介して軸受けバネ15により搬送ローラ12が搬送コロ
11に圧接されるようにしたシート搬送装置10を採用
している。このため,通常時には搬送ローラ12の搬送
コロ11への圧接が維持されたまま確実にシートを搬送
方向に搬送できる一方,ジャム発生時等にユーザが詰ま
りシートを搬送方向と逆向きに引っ張ると,回転軸32
が軸受け部材14の第1軸受け部位22から脱出して搬
送ローラ12の圧接が解除され,容易に詰まりシートを
引き抜いて除去することができる。そしてこのとき,シ
ートが破れることも搬送ローラ12の駆動系に破損が生
じることもない。また,引き抜き後は軸受けバネ15の
弾拡力により自然に通常状態に戻り使用再開が可能とな
る。このように使いやすい優れたプリンタ装置90が提
供されている。
【0023】さらに,本実施の形態に係るシート搬送装
置10には,シートの多重送りが発生した場合等,搬送
ローラ12に過大な搬送力が加わると,前記の場合と同
様に回転軸32が第1軸受け部位22から脱出して搬送
ローラ12の圧接が解除されるので,過負荷に対するト
ルクリミッタとして作用し駆動系等の破損を防止する効
果もある。
【0024】なお,本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良,変形が可能であることはもちろんである。例え
ば,実施の形態に記した角度θ,ωの具体的数値等は,
単なる例示にすぎない。また,プリンタ装置に限らずコ
ピー機やファックス機等にも適用できる。また,シート
状の物体を2つのローラで圧接挟持して搬送する機構全
般に適用可能である。例えば,自動原稿搬送装置(AD
F)において,原稿トレイ上に積層状態で載置された原
稿を1枚ずつ搬送して原稿台へと送り出す機構にも好適
に用いることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,ジャム発生時にユーザが詰まりシートを手で引
き抜いて除去でき,そのときにシートが破れることも装
置が破損することもない。これにより,ジャム発生後に
容易に使用の再開が可能な状態に復することができるシ
ート搬送装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ装置の全体構成を説明する断面図であ
る。
【図2】プリンタ装置の主要部であるシート搬送装置の
構成を説明する図である。
【図3】軸受け部材の外観図である。
【図4】軸受け部材の軸受け部の側面図である。
【図5】シート引き抜き時におけるシート搬送装置の状
態を説明する図である。
【符号の説明】
10 シート搬送装置 11 搬送コロ 12 搬送ローラ 14 軸受け部材 15 軸受けバネ 22 第1軸受け部位 23 第2軸受け部位 31 搬送コロの回転軸 32 搬送ローラの回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸回りに回転可能な第1ローラと,前記
    第1ローラとともにシートを挟持する軸回りに回転可能
    な第2ローラと,前記第2ローラを前記第1ローラに押
    圧する方向に付勢する付勢手段と,前記付勢手段の付勢
    を受けるとともに前記第2ローラの回転軸を支持する軸
    受け部材とを有し,前記第1ローラと前記第2ローラと
    の回転によりシートを所定の搬送方向に搬送するシート
    搬送装置において,前記軸受け部材に,前記付勢手段の
    付勢により前記第2ローラの回転軸を前記第1ローラに
    圧接させる第1部位と,前記第2ローラの回転軸から前
    記付勢手段の付勢と逆向きの力を受ける第2部位とが設
    けられており,前記第2ローラにシートの搬送方向と逆
    向きの外力が加わったときにその回転軸が前記第1部位
    から脱出して前記第2部位に移動することを特徴とする
    シート搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するシート搬送装置にお
    いて,前記外力が解除されたときに,前記付勢手段の付
    勢により前記第2ローラの回転軸が前記第2部位から前
    記第1部位に移動して前記第1ローラに圧接させられる
    ことを特徴とするシート搬送装置。
JP9023847A 1997-02-06 1997-02-06 シート搬送装置 Pending JPH10218421A (ja)

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JP9023847A JPH10218421A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 シート搬送装置
US09/019,474 US6059286A (en) 1997-02-06 1998-02-05 Sheet conveyor and apparatus equipped therewith

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9023847A JPH10218421A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 シート搬送装置

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ID=12121808

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JP9023847A Pending JPH10218421A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 シート搬送装置

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JP (1) JPH10218421A (ja)

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