JPH03172248A

JPH03172248A - 給紙装置

Info

Publication number: JPH03172248A
Application number: JP31040789A
Authority: JP
Inventors: Makoto Ekuroki; 重黒木　誠
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1989-11-28
Filing date: 1989-11-28
Publication date: 1991-07-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、給紙装置、特に、用紙収納部から用紙被供
給部へ用紙の重送を防止しつつ用紙を１枚ずつ供給する
ための給紙装置に関する。

〔従来の技術〕

例えば複写機やレーザプリンタ等の画像処理装置では、
用紙を画像形成部へ供給するための給紙装置が設けられ
ている。この給紙装置として、従来よりＦ　ＲＲ（Ｆｅ
ｅｄ　ａｎｄ　Ｒｅｖｅｒｓｅ　Ｒｏｌｌｅｒ）方式が
採用されている。

このＦＲｒ？方式の給紙装置は、用紙収納部の用紙を画
像形成部へ搬送するための搬送ローラと、搬送ローラの
ローラ面に対向して設けられたリバース「！−ラきを備
えている。リバースローラは、用紙搬送時には搬送ロー
ラに従動回転し、用紙重送時には搬送ローラと同方向に
回転して、重送された用紙を分離し画像形成部への用紙
重送を防止する。

〔発明が解決しようとする課題〕

このようなＦＲＲ方式の給紙装置を高速仕様の画像処理
装置に用いた場合、リバースローラは用紙搬送時には高
速回転しているため、用紙重送時に迅速に正転から逆転
に移ることができず、−時的に停止したような状態にな
る場合がある。この結果、重送された用紙を円滑に分離
することができないという問題が生しる。

この発明の目的は、高速仕様の画像処理装置に対応する
ことができ、重送された用紙の分ｈ１を円滑に行うこと
ができる給紙装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段］本発明に係る給紙装置は、用紙収納部から用紙被供給部
へ用紙の重送を防１にしつつ用紙を１枚ずつ供給するだ
めの給紙装置であって、搬送ｒ）−ラと、第１リバース
Ｌ７−ラと、第２リバースローラとをｂｔｉＹえている
。

前記搬送＋１−ラは、前記用紙収納部の用紙を用紙被供
給部へ搬送するものである。前記第１リバスローラは、
前記搬送ローラのローラ面に対向する位置に設けられ、
用紙正常搬送時に前記搬送ローラに従動回転し、用紙重
送時に前記搬送ローラと同方向に回転するものである。

前記第２リバースローラは、前記搬送ローラのローラ面
に対向しない位置において前記第１リバースローラの側
方に設けられ、前記搬送ローラと同方向に回転するもの
である。

〔作用〕

本発明に係る給紙装置では、用紙正常搬送時には、搬送
Ｉ！−ラが回転し、第１リバースローラが搬送ローラに
従動回転する。これにより、用紙収納部の用紙が、搬送
ローラ及び第１リバースローラのニップ間を通って、用
紙被供給部へ搬送される。

用紙重送時には、第１リバースローラは、搬送ローラと
同方向に回転する。この時、第２リバースローラも搬送
ローラと同方向に回転している。

従って、重送された用紙は第１及び第２リバースローラ
により用紙搬送方向と逆方向に移動させられ、これによ
り重送された用紙の分離を円滑に行うことができる。こ
こでは、第２リバースローラは常時搬送ローラと同方向
に回転しているため、高速回転していたリバースローラ
が迅速に逆転できない場合であっても、第２リバースロ
ーラの補助によって確実に用紙が分離される。

（実施例〕第２図は、本発明の一実施例が採用された複写機の全体
構成を示している。

複写機本体ｌは、本体上部１ａと本体下部１ｂとから構
成されている０本体」二部１ａは、ヒンジ部１８を中心
にして開閉し得るようになっている。

複写機本体１の上面には、原稿台２が固定されており、
原稿台２の、Ｅ部には原稿押さえ３が開閉自在に装着さ
れている。複写機本体ｌの右側方には、給紙カセット４
が着脱自在に装着されている。また、左側方には、複写
法の用紙が排紙される排紙トレー６が装着されている。

複写機本体１の内部において、本体上部ｌａ側には、原
稿の画像情報を読み取るための光学系７が設けられてい
る。光学系７は、光源、ミラーレンズ等から構成されて
いる。また、本体下部１ｂの内部中央には、その表面に
静電潜像が形成される感光体ドラム８が配置されている
。感光体ドラム８の周囲には、感光体ドラム８を所定の
電荷に帯電させる帯電装置９、静電潜像を現像する現像
装置１０、用紙にトナー像を転写するための転写袋ｍｉ
ｉ、感光体ドラム８から用紙を分離するための用紙分離
装置１２、及び感光体ドラム８上のトナーを除去するク
リーニング装Ｗｌ　３が順に配置されている。給紙カセ
ット４と、感光体ドラム８等によって構成される画像形
成部との間には、用紙を搬送する給紙搬送路１４が設け
られている。

また、画像形成部の用紙搬送方向下流側には、排紙搬送
路１５が設けられている。排紙搬送路１５と排紙トレー
６との間には、搬送されてきた用紙上のトナー像を定着
する定着装置Ｉ６と、排紙ローラ１７とが設けられてい
る。

給紙カセット４と給紙搬送路１４との間には、本発明の
一実施例による給紙装ｆｆ１２０が設けられている。こ
の給紙装置２０は、給紙カセット４の用紙を給紙搬送路
１４側へ搬送するための搬送ローラ３０と、搬送ローラ
３０に対向配置された、用紙の重送を防止するためのリ
バースローラ３Ｉとを有している。

給紙装置２０の詳細を示す第１図において、水平方向に
延びる軸２１及び２２が所定間隔を隔てて配置されてい
る。各軸２１，２２は、それぞれ図示しない駆動機構に
より矢印方向に回転駆動されるようになっている。軸２
１１には、■対の搬送ローラ３０が所定間隔を隔゛ζて
設けられている。

搬送ｒ！−ラ：３０と軸２１との間には、ワンウェイク
ラッチ２３が装着されている。一方、軸２２上には、搬
送［１−ラ３０に対向する位置に、ベアリング２４を介
して回転自在にリバースローラ３１が取り付けられζい
る。各リバースローラ３１は、図示しない加圧機構によ
り、それぞれ対向する搬送ローラ３０のローラ面に所定
圧で当接しＣいる。

また、リバースローラ３１の側部には、トルクリミッタ
４０が取り付けられている。

このトルクリミッタ４０の概略構成について第３図を用
いて説明する。第３図において、矢印方向（時計方向）
は、軸２２の回転方向に対応している。リバースローラ
３１は、ローラ部３１ａと、その一端に形成された突起
部３１ｂとを有している。この突起部３１ｂにリミッタ
ばね４１が嵌合されている。リミッタばね４１は、図示
方向のねじれを有する線材から構成されている。ごのリ
ミッタぽね４Ｉに側方からリミッタボス４２が嵌合して
いる。このリミッタボス４２は、リミッタばね４Ｉに嵌
合するボス部４４と、リミッタばね４１の線材の一端４
１ａに係合し得るピン４５とを有している。そして、リ
ミッタボス４２は、軸２２（第１図）に固定されている
。また、リミッタカラー４３が、リミッタばね４１を外
部から覆っている。

第１図に示すように、各リバースローラ３１の間の軸２
２」二には、重送された用紙を分離するだめの逆転ロー
ラ２５が固定されている。この逆転ローラ２５の外径寸
法は、リバースローラ３１よりも２ｓ（ｓ：半径の差）
だけ大きくなっている。

この寸法Ｓとしては、用紙１枚或いは２枚程度の厚み分
に設定される。これにより、用紙下面へのダメージを最
小限にして、しかも重送された用紙の分離を確実に行う
ことができるようになっている。なお、リバースローラ
３Ｉ及び逆転ローラ２５はいずれも概ね同一の摩擦係数
を有する材料から構成されている。

次に、動作について説明する。

複写機本体ｌ　（第２図）のプリントキーが押されると
、給紙装置２０の駆動系が駆動され、軸２１．２２（第
１図）がそれぞれ矢印方向に回転する。軸２１の回転に
より、ワンウェイクラッチ２３を介して搬送ローラ３０
が同方向に回転する。

一方、軸２２の回転により、リバースローラ３１は、ト
ルクリミッタ４０を介して軸２２と同方向に回転しよう
とする。ところが、リバースローラ３１のローラ面は搬
送ローラ３０のローラ面に加圧接触しており、リバース
ローラ３１には大きな負荷が作用している。この結果、
トルクリミッタ４０はスリップし、リバースローラ３１
は搬送ローラ３０に従動して回転する。

次に、給紙カセット４（第２図）から取り出された用紙
が、搬送ローラ３０及びリバースローラ３１のニップ間
に送り込まれる。このとき、トルクリミッタ４０による
用紙戻し力は、搬送ローラ３０による用紙給送力Ｆ（第
３図）を下回るように設定されている。このため、前述
と同様にトルクリミッタ４０はスリップし、リバースロ
ーラ３１は搬送ローラ３０に従動回転する。これにより
、用紙は、搬送ローラ３０及びリバースローラ３１のニ
ップ間を通って給紙搬送路１４（第２図）側へ搬送され
る。なお、この用紙搬送１４において、逆転ローラ２５
は軸２２とともに回転している。

このため、搬送される用紙の下面に搬送方向と逆方向の
摩擦力が作用することになるが、この摩擦力は用紙給送
力に比べて小さい。従って、この逆転ローラ２５は給紙
動作の妨げにはならない。

次に、用紙搬送時において、給紙カセット４から複数枚
の用紙が送り出された場合について説明する０重送され
た用紙は搬送ローラ３０及びリバースローラ３１のニッ
プ間に送り込まれる。すると、用紙間の摩擦力が小さい
ので、トルクリミッ夕による用紙戻し力が用紙間の摩擦
力に打ち勝ち、トルクリミッタ４０が保合する。即ち、
リバースローラ３１がリミッタばね４１　（第３図）を
介してリミッタボス４２により駆動される。これにより
、リバースローラ３１は軸２２と同方向に回転する。こ
の時、さらに逆転ローラ２５も軸２２と同方向に回転し
ている。従って、これらリバースローラ３１及び逆転ロ
ーラ２５により、重送されてきた用紙は給紙カセット４
側へ押し戻されて分離される。たとえ、高速仕様の複写
機において、用紙搬送時にリバースローラ３Ｉが搬送ロ
ーラ３０とともに高速回転しており、用紙重送時にリバ
ースローラ３１が迅速に正転（従動回転）から逆転に移
ることができなくても、常時搬送ローラ３０と同方向に
回転している逆転ローラ２５の補助によって正確かつ迅
速に重送されてきた用紙が戻される。従って、高速仕様
の複写機においても、重送された用紙を確実に分離する
ことができる。

なお、搬送ローラ３０及びリバースローラ３１は、いず
れも搬送される用紙の両側部に配置されており、これに
より、用紙搬送時のスキュー（斜め送り）の発生を防止
できる。

〔他の実施例〕

（ａ）　　前記実施例では、搬送ローラ３０及びリバー
スローラ３１をそれぞれ２個ずつ配置したものを示した
が、本発明はこれらのローラを３個以上配置したものに
も同様に適用することができる。また、搬送ローラ３０
及びリバースローラ３１をそれぞれ１個ずつ対向配置し
、リバースローラ３１の両側方に逆転ローラ２５を配置
する構成としてもよい。

（ｂ）　　リバースローラ３１に取り付けられるトルク
リミッタとしては、前記実施例に示したようなコイルス
プリング型のものでなくてもよい０例えば、磁性粉体（
パウダー）を媒体とするパウダー弐等のものであっても
よい。

〔発明の効果〕

本発明に係る給紙装置では、搬送ローラのローラ面に対
向しない位置において、搬送ローラと同方向に回転する
第２リバースローラが設けられているので、この第２リ
バースローラにより、重送された用紙の分離を円滑に行
うことができる。また、高速仕様にも対応することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による給紙装置の概略図、第
２図は本発明の一実施例が採用された複写機の縦断面概
略図、第３図はトルクリミッタの内部構造を示す分解斜
視図である。４・・・給紙力上ッＩ・、２０・・・給紙装置、２１，
２２・・・軸、２５・・・逆転ローラ、３０・・・搬送
ローラ、３１・・・リバースローラ、４０・・・トルク
リミッタ。第　１　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）用紙収納部から用紙被供給部へ用紙の重送を防止
しつつ用紙を１枚ずつ供給するための給紙装置であって
、前記用紙収納部の用紙を用紙被供給部へ搬送する搬送ロ
ーラと、前記搬送ローラのローラ面に対向する位置に設けられ、
用紙正常搬送時に前記搬送ローラに従動回転し、用紙重
送時に前記搬送ローラと同方向に回転する第１リバース
ローラと、前記搬送ローラのローラ面に対向しない位置において前
記第１リバースローラの側方に設けられ、前記搬送ロー
ラと同方向に回転する第２リバースローラと、を備えた給紙装置。