JP3592290B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、複写機などの画像形成装置は、転写用の用紙を収容するための用紙収容部を複数有しており、例えば各用紙収容部にサイズの異なる用紙を収容して、画像形成時に用紙サイズを選択することにより、その用紙サイズに対応する用紙収容部から画像形成部へ向けて用紙を送り出すことができるようになっている。この種の画像形成装置は、例えば用紙を画像形成部へと案内するための用紙搬送路と、この用紙搬送路から分岐して、各用紙収容部と用紙搬送路とを連通する複数の分岐路とを有している。
【0003】
図5は、従来の複写機101の内部構成を示す要部拡大断面図である。
複写機101の外形を区画するハウジング102内には、複数の用紙収容部(例えば用紙カセット120など)から分岐路128を介して送られてきた用紙を画像形成部へと案内するための用紙搬送路117が上下方向に延びている。ハウジング102の一部は、例えば開閉可能な開閉扉102Aを構成していて、この開閉扉102Aを開けることにより、用紙搬送路117を解放することができるようになっている。図5は、開閉扉102Aを開いた状態を示している。
【0004】
用紙搬送路117には、用紙収容部から各分岐路128を通って送られてきた用紙が用紙搬送路117に合流する際の合流部を構成するガイド部材133が配置されている。各ガイド部材133は、例えばその下端縁を中心に用紙搬送路117側に回動可能に取り付けられている。
開閉扉102Aを閉じた状態では、ガイド部材133は、用紙搬送路117を構成する開閉扉102Aの用紙搬送面102Bにより規制されて、図5において実線で示す閉状態となっているが、開閉扉102Aを開けることにより用紙搬送面102Bの規制を解除すると、自重により図5における時計回りに回動するようになっている。分岐路128内で用紙が詰まった場合、開閉扉102Aを開けることにより、ガイド部材133を図5において一点鎖線で示す開状態まで回動させて、詰まった用紙を取り除くことができる。
【0005】
詰まった用紙を取り除いた後は、開閉扉102Aを閉じることにより、用紙搬送面102Bでガイド部材133を閉じる方向に押圧し、開閉扉102Aを閉めきった時点で、ガイド部材133が図5において実線で示す閉状態に戻るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、詰まった用紙を取り除いた後、用紙搬送面102Bでガイド部材133を押圧して閉じるので、ガイド部材133が破損するおそれがあった。また、用紙が詰まっているのは通常4つの分岐路128のうちのいずれか1つであるにも関わらず、開閉扉102Aを開けると全てのガイド部材133が開くので、ガイド部材の破損の可能性が高かった。
【0007】
上記課題を解決するために、ガイド部材を閉じる方向に付勢する構成が提案されている。この構成によれば、開閉扉を開いてもガイド部材は閉じた状態のままなので、ガイド部材を閉じる際に開閉扉の用紙搬送面で押圧する必要がなく、また、用紙が詰まっている分岐路に対応するガイド部材だけを開いて、詰まった用紙を取り除くことができる。
しかしながら、上記構成では、ガイド部材を閉じる方向の付勢力に抗して開状態に維持しつつ、詰まった用紙を取り除くのは困難であるという新たな問題が生じる。
【0008】
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ガイド部材の破損を防止でき、且つ詰まった用紙を容易に取り除くことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、収容されたシートを画像形成部(5)へ向けて送り出すための給紙装置(32)と、上記給紙装置から送られてきた用紙を上記画像形成部へと案内するための用紙搬送路(17)と、開閉可能に配置された部材であって、当該部材を開けることにより、上記用紙搬送路を解放可能な開閉部材(2A)と、上記用紙搬送路に臨んで回動可能に配置された部材であって、上記開閉部材を開けることにより回動可能となり、上記給紙装置内で詰まった用紙を取り除く際に開閉される回動部材(33)と、上記回動部材が閉状態から所定の回動位置の間にあるときは、当該回動部材を閉じる方向に付勢し、上記所定の回動位置よりも開いた位置にあるときは、当該回動部材を開く方向に付勢する付勢手段(38)とを含むことを特徴とする画像形成装置(1)である。
【0010】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、給紙装置内で詰まった用紙を取り除く場合、開閉扉(開閉部材)を開けた後、ガイド部材(回動部材)を上記所定の回動位置まで開けば、付勢手段の付勢力によりガイド部材が自動的に開かれる。したがって、ガイド部材を閉じる方向の付勢力に抗して開状態に維持しつつ、詰まった用紙を取り除くというような構成と比較して、詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
【0011】
また、詰まった用紙を取り除いた後は、ガイド部材を上記所定の回動位置まで閉めれば、付勢手段の付勢力によりガイド部材が自動的に閉じられるので、ガイド部材を閉じてから開閉扉を閉じることができる。したがって、従来のように、開閉扉102Aの用紙搬送面102Bでガイド部材133を押圧して閉じるような構成と比較して、ガイド部材の破損を防止できる。
請求項2記載の発明のように、上記付勢手段(38)により開く方向に回動される上記回動部材(33)を、所定の開状態で停止するよう規制するための回動規制手段(38A、41)をさらに含むような構成であってもよい。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記回動部材(33)が上記開状態にあるときに上記開閉部材(2A)を閉じると、当該開閉部材により上記回動部材が閉じる方向に押圧されるようになっていること特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
この構成によれば、ガイド部材を閉め忘れて開閉扉を閉じた場合でも、ガイド部材が開閉扉に押圧されて閉じられるので、ガイド部材の破損を防止できる。
【0013】
特に、ガイド部材が開閉扉に押圧されて、上記所定の回動位置まで閉じられると、その後は付勢手段の付勢力によりガイド部材が自動的に閉じられるので、従来のように、開閉扉102Aの用紙搬送面102Bでガイド部材133を押圧して閉じるような構成と比較して、ガイド部材の破損を防止できる。
また、請求項4記載の発明のように、上記付勢手段(38)は、板ばねにより構成されていれば、簡単な構成で上記効果を奏する画像形成装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複写機1の内部構成を示す概略断面図である。なお、図1において紙面手前側を前方、紙面後側を後方として説明する。
この複写機1は、いわゆるデジタル式複写機であって、その外形が略矩形のハウジング2により区画されている。ハウジング2内には、原稿の画像を読み取るための読取装置3、転写用の用紙を送り出すための給紙部4、送られてくる用紙に読取装置3で読み取られた原稿の画像に基づくトナー像を転写するための画像形成部5、および用紙に転写されたトナー像を定着するための定着装置6などが備えられている。
【0015】
また、ハウジング2の上面には、原稿トレイ7A上にセットされた原稿を自動的に送り、読取装置3にその画像を読み取らせるための自動原稿供給装置7が配置されている。自動原稿供給装置7は、例えばその後端部がハウジング2の上面に対して回動自在に取り付けられている。
読取装置3の上方には、透明なコンタクトガラス8が配置されている。このコンタクトガラス8は、その上面が原稿をセットするための載置台を構成していて、自動原稿供給装置7を閉じた状態では、コンタクトガラス8の上面が当該自動原稿供給装置7で覆われるようになっている。ユーザーは、自動原稿供給装置7の原稿トレイ7A上に原稿をセットするだけでなく、自動原稿供給装置7を開いて、原稿をそのおもて面が下方を向くようにコンタクトガラス8上に載置することにより、原稿を1枚ずつセットすることができる。
【0016】
ユーザーは、原稿を原稿トレイ7A上またはコンタクトガラス8上にセットした後、例えばハウジング2の上面手前側に配設された操作パネルのスタートボタン(図示せず)を押操作することにより、読取装置3による原稿の読み取りを開始させることができる。
画像形成部5は、ハウジング2内の上部に配置されており、感光体ドラム9、現像装置10、転写装置11、メインチャージャ12およびクリーニング装置13を備えている。感光体ドラム9は、例えば前後方向に延びる円筒体であって、図1において時計回りに回転駆動されるようになっている。感光体ドラム9は、その表面に感光体層を有しており、画像形成時には感光体層がメインチャージャ12の放電によって一様に帯電される。
【0017】
画像形成部5の上方には、レーザ走査ユニット(LSU)14が配置されている。メインチャージャ12により帯電された感光体ドラム9の表面は、レーザ走査ユニット14からの照射光により、読取装置3で読み取られた原稿の画像に基づいて選択的に露光される。これにより、感光体ドラム9の表面には、いわゆる静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光体ドラム9の表面には、現像装置10によりトナーが付着され、原稿の画像に基づくトナー像が形成される。感光体ドラム9がさらに回転されると、転写装置11の働きにより、搬送されてきた用紙にトナー像が転写される。トナー像転写後に感光体ドラム9の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置13により回収される。
【0018】
トナー像が転写された用紙は、定着装置6へと導かれ、この定着装置6により定着処理がなされた後、排出ローラ15からハウジング2外部の排出トレイ16に排出される。
ハウジング2内の右側には、給紙部4から画像形成部5へと用紙を案内するための用紙搬送路17が上下方向に延びている。ハウジング2の右側板の一部は、例えばその後端縁を中心に回動可能な開閉扉2Aを構成している。この開閉扉2Aの内面は、用紙搬送路17の一部を構成する用紙搬送面2Bとなっていて、開閉扉2Aを開けることにより、用紙搬送路17を解放することができるようになっている。
【0019】
用紙搬送路17には、画像形成部5の直上流に、給紙部4から送られてきた用紙を画像形成部5に向けて所定のタイミングで送り出すためのレジストローラ18が配置されている。また、用紙搬送路17の途中には、レジストローラ18側へ用紙を搬送するための複数の搬送ローラ19が配置されている。
給紙部4から送り出され、用紙搬送路17を通って上方へと搬送された用紙は、その先端部がレジストローラ18に到達した時点で一旦搬送が停止される。そして、上記態様で感光体ドラム9の表面に形成されたトナー像が転写装置11に対向する位置にくるタイミングに合わせて用紙が画像形成部5に到達するように、レジストローラ18の回転が開始されるようになっている。
【0020】
給紙部4は、ハウジング2の下部に配置されており、給紙部4の上部に上下に並べて配置された2つの用紙カセット20と、給紙部4の下部に左右に並べて配置された2つの用紙デッキ21とを備えている。用紙カセット20および用紙デッキ21は、それぞれ前後方向にスライド可能となっていて、ユーザーは、これらを手前側に引き出して用紙を補給することができるようになっている。
用紙カセット20は、例えば500〜800枚までの用紙を収容可能であって、給紙時には、収容された用紙の一端部がリフト板22により持ち上げられて、最上位の用紙の一端部がピックアップローラ23に押し当てられるようになっている。このピックアップローラ23の働きにより、用紙カセット20に収容された用紙は上から1枚ずつ送り出され、給紙ローラ24を通って用紙搬送路17へと搬送される。
【0021】
一方、用紙デッキ21は、例えば1000〜1500枚までの用紙を収容可能であって、略水平を保ちつつ昇降可能なリフト板(図示せず)上に用紙を収容することができるようになっている。給紙時には、収容された用紙が略水平に保たれたままリフト板により上方に持ち上げられ、最上位の用紙の一端部がピックアップローラ25に押し当てられるようになっている。このピックアップローラ25の働きにより、用紙デッキ21に収容された用紙は上から1枚ずつ送り出され、給紙ローラ26を通って用紙搬送路17へと搬送される。
【0022】
通常、用紙デッキ21には、使用頻度の高いサイズ(例えば日本工業規格(JIS)のA列4番やB列5番など)の用紙が収容される。
図2は、用紙カセット20から用紙を送り出すための給紙機構周辺の構造を示す要部拡大断面図であって、開閉扉2Aを若干開いた状態を示している。
図2を参照して、搬送ローラ19は、複写機1本体側に取り付けられ、図示しない駆動機構により図2における反時計回りに回転駆動される駆動ローラ19Aと、開閉扉2Aに回転自在に保持され、開閉扉2Aを閉じた状態で駆動ローラ19Aに圧接されて、駆動ローラ19Aの回転に伴って回転可能となる従動ローラ19Bとからなる。
【0023】
ピックアップローラ23は、例えば図示しない駆動機構に連結されており、給紙時には、図2における反時計回りに回転駆動されるようになっている。また、給紙ローラ24も、例えばギアを介して上記駆動機構に連結されており、給紙時には、ピックアップローラ23と共に図2における反時計回りに回転される。
給紙ローラ24の下方には、捌きローラ27が配置されている。捌きローラ27は、ピックアップローラ23から2枚以上の用紙が送り出された場合(重送)に、最上位(1枚目)の用紙から2枚目以降の用紙を分離して重送を阻止するためのものであって、略円筒状の捌きロール体27Aと、捌きロール体27Aを回転可能に保持する回転軸27Bとを含む。回転軸27Bの一端部は、上記駆動機構に連結されており、給紙時には、図2における反時計回りの駆動力が与えられる。
【0024】
捌きローラ27の回転軸27Bは、例えば圧縮ばね(図示せず)により上方に付勢されていて、捌きロール体27Aが給紙ローラ24に対して所定の圧力(ニップ圧)で圧接されている。
捌きロール体27Aと回転軸27Bとは、トルクリミッタ(図示せず)を介してつながっている。通常は、圧接された給紙ローラ24から捌きロール体27Aに伝達されるトルクが一定値以上となることにより、回転軸27Bのトルクは捌きロール体27Aに伝達されず、捌きロール体27Aは、回転軸27Bとは反対方向(時計回り)に回転されるようになっている。
【0025】
ピックアップローラ23から送られてきた用紙が1枚の場合、給紙ローラ24から捌きロール体27Aに伝達されるトルクは一定値以上のままで、捌きロール体27Aは、通常どおり用紙を搬送する正転方向(時計回り)に回転される。一方、ピックアップローラ23から用紙が重送されてくると、1枚目の用紙が給紙ローラ24により送られて、2枚目以降の用紙が1枚目の用紙に対して擦れることにより、給紙ローラ24から捌きロール体27Aに伝達されるトルクが一定値以下となる。この場合、回転軸27Bのトルクが捌きロール体27Aに伝達され、捌きロール体27Aは用紙を搬送する方向とは逆の反転方向(反時計回り)に回転される。すなわち、ピックアップローラ23から用紙が重送されてきた場合には、捌きロール体27Aが正転および反転を繰り返すことにより、2枚目以降の用紙が1枚目の用紙から分離される。
【0026】
ピックアップローラ23および給紙ローラ24は、上保持部材29により保持されていて、それぞれの表面が上保持部材29の下面から下方に張り出した状態となっている。一方、捌きローラ27は、下保持部材30により保持されていて、その表面が下保持部材30の上面から上方に張り出した状態となっている。
上保持部材29と下保持部材30とは、図示しない連結部材により上下に所定の間隔を空けて連結され、一体的な給紙ユニット32を構成している。この両保持部材29、30間の隙間は、用紙搬送路17から分岐した分岐路28を構成しており、用紙カセット20から送り出された用紙は、分岐路28を通って用紙搬送路17側へ導かれる。
【0027】
給紙ユニット32の右側(用紙搬送路17側)には、分岐路28を通って送られてきた用紙が用紙搬送路17に合流する際の合流部を構成するガイド部材33が配置されている。ガイド部材33は、用紙搬送路17に臨んで取り付けられていて、例えばその下端縁を中心に用紙搬送路17側に回動可能となっている。
ガイド部材33は、通常、図2に示す閉状態で給紙ユニット32の右側を覆っているが、開閉扉2Aを開けることにより、右側(用紙搬送路17側)に回動可能となる。給紙ユニット32内で用紙が詰まった場合、開閉扉2Aを開けた後、ガイド部材33を図2における時計回りに回動させることにより給紙ユニット32を露呈させ、給紙ユニット32内に詰まった用紙を取り除くことができる。
【0028】
図3は、ガイド部材33の取付態様を示す図であって、図2における右側から見た図を示している。なお、図3では、ガイド部材33が閉じた状態を示している。
図3を参照して、ガイド部材33は、例えば前後方向(図3における左右方向)に長手の略長方形の板状部材からなる本体34と、本体34の長手方向両端面から下方に延びるように形成されたアーム35A、35Bと、各アーム35A、35Bの下端部から外側に向かって互いに同軸となるように形成され、ガイド部材33を回動させる際の支軸をなす回動軸36A、36Bとを含む。ガイド部材33は、その回動軸36A、36Bが複写機1の骨格の一部を構成する本体側板37に遊嵌されることにより、回動可能に取り付けられている。
【0029】
手前側(図3における左側)のアーム35Aの下端面には、例えば金属製の板ばね38が当接されている。この板ばね38は、図3における紙面奥側に屈曲された略く字状の板状部材であって、ビス39により本体側板37に取り付けられている(図4参照)。
図4は、ガイド部材33の各回動位置における板ばね38との関係を示す模式図である。
【0030】
図4を参照して、板ばね38のアーム35Aに対向する面は当接面38Aをなしており、アーム35Aの下端面には、板ばね38の当接面38Aに当接する角部40が形成されている。
図4(a)は、ガイド部材33を閉じた状態(閉状態)を示している。この閉状態から、図4(b)に示すように角部40の先端が板ばね38の当接面38Aを最も押し下げる位置(板ばね38の付勢力が最大になる位置)までの間にあるとき、板ばね38は、ガイド部材33を閉じる方向(図4における反時計回り)に付勢する。
【0031】
一方、ガイド部材33が図4(b)の状態よりも開いた位置にあるとき、板ばね38は、ガイド部材33を開ける方向(図4における時計回り)に付勢する。図4(c)は、ガイド部材33が開ききった状態(開状態)を示している。すなわち、ガイド部材33は図4における時計回りに付勢されると共に、角部40以外の部分(例えば角部41)で板ばね38の当接面38Aに当接し、それ以上ガイド部材33が回動しないように規制されている。
【0032】
本実施形態では、ガイド部材33は、開閉扉2Aを開けた時点では閉状態(図4(a))にあり、図4(b)に示す位置まで開けば、板ばね38の付勢力により図4(c)の開状態まで開かれ、その状態が維持される。したがって、ガイド部材を閉じる方向の付勢力に抗して開状態に維持しつつ、詰まった用紙を取り除くというような構成と比較して、詰まった用紙を容易に取り除くことができる。また、詰まった用紙を取り除いた後は、ガイド部材33を図4(b)に示す位置まで閉めれば、板ばね38の付勢力によりガイド部材33が自動的に閉じられるので、ガイド部材33を閉じてから開閉扉2Aを閉じることができる。したがって、従来のように、開閉扉の用紙搬送面でガイド部材を押圧して閉じるような構成と比較して、ガイド部材33の破損を防止できる。
【0033】
さらに、本実施形態では、ガイド部材33が開状態にあるときに開閉扉2Aを閉じると、用紙搬送面2Bによりガイド部材33が閉じる方向に押圧されるようになっている。これにより、ガイド部材33を閉め忘れて開閉扉2Aを閉じた場合でも、ガイド部材33が開閉扉2Aに押圧されて閉じられるので、ガイド部材33の破損を防止できる。
特に、ガイド部材33が開閉扉2Aに押圧されて、図4(b)に示す位置まで閉じられると、その後は板ばね38の付勢力によりガイド部材33が自動的に閉じられるので、従来のように、開閉扉の用紙搬送面でガイド部材を押圧して閉じるような構成と比較して、ガイド部材33の破損を防止できる。
【0034】
本発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、板ばね38は、手前側のアーム35Aの下端面に当接する構成に限らず、後側のアーム35Bに当接するような構成であってもよいし、各アーム35A、35Bの下端面に当接するように2つの板ばね38を設けるような構成であってもよい。
【0035】
また、ガイド部材33の角部41が板ばね38の当接面38Aに当接することにより、当該ガイド部材33が開状態で停止されるような構成に限らず、例えばガイド部材33に当接して開状態で停止させるための規制部材を別個に設けてもよい。
ガイド部材33を付勢する手段は、板ばね38に限らず、例えば圧縮ばねなどであってもよい。
【0036】
本発明は、用紙カセット20から送り出された用紙が用紙搬送路17に合流する部分に限らず、例えば用紙デッキ21から送り出された用紙が用紙搬送路17に合流する部分にも適用可能である。
また、本発明の一実施形態としてデジタル式複写機1について説明したが、本発明は、デジタル式複写機に限らず、いわゆるアナログ式複写機にも適用可能である。また、複写機に限らず、プリンタやファクシミリなどの画像形成装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る複写機の内部構成を示す概略断面図である。
【図2】用紙カセットから用紙を送り出すための給紙機構周辺の構造を示す要部拡大断面図である。
【図3】ガイド部材の取付態様を示す図である。
【図4】ガイド部材の各回動位置における板ばねとの関係を示す模式図である。
【図5】従来の複写機の内部構成を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 複写機
2A 開閉扉
5 画像形成部
17 用紙搬送路
32 給紙ユニット
33 ガイド部材
38 板ばね
38A 当接面
40 角部
41 角部

Claims (4)

  1. 収容されたシートを画像形成部へ向けて送り出すための給紙装置と、
    上記給紙装置から送られてきた用紙を上記画像形成部へと案内するための用紙搬送路と、
    開閉可能に配置された部材であって、当該部材を開けることにより、上記用紙搬送路を解放可能な開閉部材と、
    上記用紙搬送路に臨んで回動可能に配置された部材であって、上記開閉部材を開けることにより回動可能となり、上記給紙装置内で詰まった用紙を取り除く際に開閉される回動部材と、
    上記回動部材が閉状態から所定の回動位置の間にあるときは、当該回動部材を閉じる方向に付勢し、上記所定の回動位置よりも開いた位置にあるときは、当該回動部材を開く方向に付勢する付勢手段とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記付勢手段により開く方向に回動される上記回動部材を、所定の開状態で停止するよう規制するための回動規制手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記回動部材が上記開状態にあるときに上記開閉部材を閉じると、当該開閉部材により上記回動部材が閉じる方向に押圧されるようになっていること特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 上記付勢手段は、板ばねにより構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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