JP2008083140A - 原稿自動読取装置 - Google Patents

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雅之 山田
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Abstract

【課題】 上部ユニット及び中間ユニットをそれぞれ別個に回動可能に構成することで、ジャム処理の作業性の向上を図り、更に、各ユニットを装置正面から後方へと回動して開閉できるように構成することで、使用者の利き腕に拘らずジャム処理作業を容易に行うことができる原稿自動読取装置を提供する。
【解決手段】 中間ユニット40は、下部ユニット30の後側壁30aの上端に設けられたヒンジ部30bによって、下部ユニット30に対して回動自在に支持されており、上部ユニット50は、中間ユニット40の後側壁40aの上端に設けられたヒンジ部40bによって、中間ユニット40に対して回動自在に支持されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機やファクシミリ等の画像形成装置に適用され、原稿を自動的に原稿画像読取り位置へ送り込むように構成された原稿自動読取装置に関するものである。
従来、複写機やファクシミリ等の画像形成装置には、上部に原稿を自動的に画像読取位置へ送り込むように構成された原稿自動読取装置が付設されているものが知られている。この原稿自動読取装置の多くは、原稿トレイにセットされた原稿が始動操作により自動的に原稿自動読取装置内へ取り込まれ、搬送経路に沿ってUターンして画像読取位置であるコンタクトガラス上を通過し、その画情報が読み取られた後、該取込口の下方に設けられた排紙口より排出されるよう構成されている。
このような原稿自動読取装置においては、原稿を搬送する搬送ローラ等の回転軸を装置本体の前後に設けられた側板によって回転自在に支持することにより、安定した用紙搬送性能を確保している。しかし、このような構成では紙詰り等の不具合が発生した際に、原稿を容易に取り除く事が出来ないばかりか、原稿を視認することができないため紙詰り位置の特定が難しく、搬送経路上の原稿を破損してしまうことがあった。
そこで、原稿自動読取装置のジャム処理を容易にするための種々の技術が提案されており、例えば特許文献1には、搬送経路の下側ガイドを備えた中間ユニットと、搬送経路の上側ガイドを備えた上部ユニットとを、1つの共通支軸を介して開閉可能に支持し、2つのユニットを連動させて開閉できるように構成し、更に、これらのユニットを相互に遊びを有した状態で係止する係止部材を設けたことにより、搬送経路の開閉動作を容易に行うことができ、ジャム処理作業を簡素化した原稿自動読取装置が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の原稿自動読取装置では、上部ユニットと中間ユニットが連動して開閉するように構成するために、係止部材の有する遊びは小さく設計されている。そのため、上部ユニットを開いた際に形成される中間ユニットとの隙間、すなわち、ジャム処理時の作業スペースが狭くなり、上部ユニットと中間ユニットとの間で詰まった用紙のジャム処理作業が困難であった。
そこで、特許文献2及び特許文献3には、上部ユニットの回動軸と中間ユニットの回動軸を別々に設けて、上部ユニット及び中間ユニットを別個に回動可能に構成することにより、上部ユニットを開いた際に中間ユニットとの隙間が大きく形成されるようにして、ジャム処理時の作業性をさらに向上させた原稿自動読取装置が開示されている。
特開平11−106086号公報 特開2002−274694号公報 特開平7−301962号公報
しかしながら、特許文献2及び特許文献3に記載された原稿自動読取装置では、上部ユニットを開くことによって、搬送経路を視認することができるよう構成されているが、これらは原稿自動読取装置の上方から見下ろすことにより全ての搬送経路を確認出来る構成となっているため、原稿自動読取装置が画像形成装置の最上部に設置されるような場合、使用者の個々の体型や身体の状況によっては、搬送経路を確認することが困難となることがあった。更に、これらの原稿自動読取装置では、各ユニットの開閉方向が装置の左右方向となっているため、使用者の利き腕によっては作業が困難になることがあった。
本発明においては上述の事情に鑑み、上部ユニット及び中間ユニットをそれぞれ別個に回動可能に構成することで、ジャム処理の作業性の向上を図り、更に、各ユニットを装置正面から後方へと回動して開閉できるように構成することで、使用者の利き腕に拘らずジャム処理作業を容易に行うことができる原稿自動読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、原稿が載置される原稿トレイ及び画像の読み取られた原稿が排出される排出トレイが配置された下部フレームを有する下部ユニットと、前記原稿トレイから原稿を1枚ずつ取り込むピックアップローラが配置された上部フレームを有する上部ユニットと、前記ピックアップローラが取り込んだ原稿を搬送する搬送ローラが配置された中間フレームを有する中間ユニットと、を備え、前記上部フレームの下面と前記中間フレームの上面との間及び中間フレームの下面と下部フレームの上面との間並びに搬送ローラの外周面に原稿を搬送する原稿搬送路が形成され、前記搬送ローラの下方に、前記搬送ローラによって搬送される原稿の画像を読み取る原稿画像読取部が設けられた原稿自動読取装置において、前記中間ユニットは、前記下部ユニットの後方部に設けられた回動支点によって、前記下部ユニットに対して回動可能に軸支されており、前記上部ユニットは、前記下部ユニット又は前記中間ユニットの後方部に設けられた回動支点によって、前記下部ユニット又は前記中間ユニットに対して回動可能に支持されており、前記中間ユニット及び前記上部ユニットは、それぞれ個別に前記回動支点を中心に前方端が上下方向に回動可能であることを特徴としている。
また本発明は、前記原稿搬送路を覆い隠すための前側壁が、前記上部ユニットに付設されていることを特徴としている。
また本発明は、前記原稿搬送路を挟んで対向するように複数のローラ対が配置されており、該ローラ対を構成するローラのうち一方のローラが前記中間ユニット、他方のローラが前記上部ユニット又は前記下部ユニットに配置されていることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、ジャム処理時には、上部ユニットの前端を持ち上げ後方側へ向けて回動させ開放させることにより、上部フレームの下面と中間フレームの上面との間で詰まった原稿を容易に除去することができ、更に、上部ユニットを開放させた後、中間ユニットの前端を持ち上げ後方側へ向けて回動させ開放させることにより、搬送ローラの外周面及び中間フレームの下面と下部フレームの上面との間で詰まった原稿を容易に除去することができる。また、上部ユニット及び中間ユニットの回動支点を、下部ユニットの後方側に設け上部ユニット及び中間ユニットを後方側へ向けて回動し開放するよう構成したことにより、各ユニットの開閉動作及び原稿のジャム処理作業を、使用者の利き腕に拘らず容易に行うことができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の原稿自動読取装置において、U字搬送路を覆う前側壁を、上部ユニットに付設したことにより、前側壁は上部ユニットを持ち上げるとともに持ち上げられるため、原稿自動読取装置の前方側からでもU字搬送路を視認することができ、使用者の個々の体型や身体の状況に拘わらずジャム処理作業を容易に行うことができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の原稿自動読取装置において、U字搬送路を挟んで対向するように配置される複数のローラ対は、上部ユニット及び中間ユニットを開放することにより離間されるため、ローラ対のニップ部で原稿が詰まっている場合でも、容易にジャム処理を行うことができる。
以下、図1及び図2を参照して本発明に係る原稿自動読取装置を備えた画像形成装置について説明する。図1は本発明に係る原稿自動読取装置が適用された画像形成装置の一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1に示す装置本体の内部構造を説明するための正面断面図である。なお、図1及び図2において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左側方、+X方向を右側方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置は、内部に後述する画像形成用の各種の機器が装着された直方体状の装置本体1と、この装置本体1の上部に付設された原稿自動読取装置20とを備えており、装置本体1には、上面の原稿自動読取装置20の前方側に操作パネル1bが設けられ、この操作パネル1bには、画像形成処理をスタートさせるスタートボタン1c、用紙Pの処理枚数等を入力するためのテンキー1d及び各種のコメントを出力する液晶からなるモニター画面1e等が配設されている。
この装置本体1内には、図2に示すように、その下部に配設された給紙部3と、この給紙部3の側方及び上方に配設された用紙搬送部4と、給紙部3の上方に配設された画像形成部5と、この画像形成部5の排出側に配設された定着装置6と、これら画像形成部5及び定着装置6の上方に配設された原稿読取部7と、が備えられている。
給紙部3は、給紙カセット3aに積層載置された用紙Pの束を、給紙ローラの回転動作によって最上位の用紙Pから1枚ずつ用紙搬送部4に給紙するものである。かかる用紙搬送部4は、給紙部3から給紙された用紙Pを、各種搬送ローラ対4aによって画像形成部5へ搬送し、さらに画像形成部5および定着装置6において画像形成がなされた用紙Pを定着装置6の下流側に設けられた搬送ローラ対を介して用紙排出トレイ8へ排出されるようになっている。
画像形成部5は、電子写真プロセスによって用紙P上に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された光導電性を有する感光体ドラム9と、この感光体ドラム9の周囲にその回転方向に沿って配設された帯電装置10、露光装置11、現像装置12、転写装置13、クリーニング装置14及び除電装置15を備えている。定着装置6は、画像形成部5の用紙搬送方向の下流側に配置され、画像形成部5においてトナー像の転写された用紙Pを、加熱ローラ16と加圧ローラ17とからなる一対の定着ローラに挟持させて加熱し、用紙P上のトナー像を当該用紙Pに定着させるものである。
なお、画像形成部5及び定着装置6は、装置本体1の内部で用紙搬送方向と直交する幅方向(図2の紙面に直交する方向)に細長く配設され、装置本体1内の上部において図2における右側から画像形成部5、定着装置6の順に用紙Pの搬送方向(右から左方向)に沿って並設されている。
原稿読取部7は、装置本体1内でコンタクトガラス18を介して原稿自動読取装置20と対向配置された光学系ユニット19を備えている。コンタクトガラス18としては、原稿読取部7上に載置された原稿MSの原稿面を読み取るための、原稿自動読取装置20より若干小さい平面形状を有する載置原稿用コンタクトガラス18aと、自動給紙された原稿MSの原稿面を読み取る前後方向に長尺の細長い自動給紙用コンタクトガラス18bとが配設されている。
光学系ユニット19は、光源や複数のミラー、レンズユニット、さらにはCCD(charge coupled device)等を有している。そして、光源からの光が原稿面で反射され、この反射光がこれらミラーおよびレンズユニットを介して原稿情報としてCCDに入力されるようになっている。CCDに入力されたアナログ量としての原稿情報は、デジタル信号に変換され、デジタルの電気信号として所定の記憶装置に記憶されるようになっている。
続いて、上記のように構成された装置本体1の基本的な動作を説明する。先ず、図2で時計方向に回転する感光体ドラム9の周面が帯電装置10によって一様に帯電され、引き続き原稿読取部7で読み取られた画像情報に基づいて露光装置11(レーザー装置等)からのレーザービームが感光体ドラム9の周面に照射され、これによって感光体ドラム9の周面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像装置12から現像剤としてのトナーが供給されることによりトナー像が形成される。
次いで、給紙部3からの用紙Pは、用紙搬送部4を通ってトナー像が形成された感光体ドラム9に向けて搬送され、ここで転写ローラ等からなる転写装置13により感光体ドラム9の周面のトナー像が用紙Pに転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは感光体ドラム9から分離され、定着装置6に向けて搬送され、加熱ローラ16および加圧ローラ17間を通過することによる加熱処理でトナー像が定着される。定着装置6を通過した用紙Pは、搬送ローラ対4aを経て用紙排出トレイ8へ排出される。
そして、トナー像の用紙Pへの転写処理が完了した感光体ドラム9は、クリーニング装置14で周面に残留している残留トナーが取り除かれた後、除電装置15で残留電荷を除去する除電処理が施され、その後、帯電装置10により再び周面に帯電処理が施される。
次に、図3〜図5を参照して本発明に係る原稿自動読取装置について説明する。図3は原稿自動読取装置の内部構造を説明するための正面断面図であり、上部ユニット及び中間ユニットが閉止された状態を図示している。図4及び図5は、原稿自動読取装置の側面断面図であり、図4は原稿自動読取装置が横臥姿勢に位置づけられた状態を図示しており、図5は原稿自動読取装置が起立姿勢に位置づけられた状態を図示している。なお、図3〜図5におけるX及びYによる方向表示は、図1及び図2と同様である。
原稿自動読取装置20は、装置本体1に固定のヒンジ部20aによって回動自在に装着される下部ユニット30と、この下部ユニット30の左側方位置に積み重ね状態で形成された中間ユニット40及び上部ユニット50とから構成されている。下部ユニット30は、装置本体1の左側方に形成された左側方に向かって先下がりの下部フレーム31と、この下部フレーム31の右側方端の下縁部から、右側方へ向けて延設された、画像読み取り済みの原稿MSが排出される排出トレイ32と、下部フレーム31の右側方端の上端部から、排出トレイ32と対向して延設された、原稿MSを載置するための原稿トレイ35とを備えている。
中間ユニット40は、下部フレーム31の上面に配置された中間フレーム41と、この中間フレーム41の左側方側に設けられた搬送ローラ42とを備えており、搬送ローラ42は、中間フレーム41に設けられた原稿搬送方向と直交する原稿幅方向に延びるローラ軸回りに回転可能に軸支されている。また、中間フレーム41には、搬送ローラ42の他に、上部右側方端側に下部捌きローラ43が設けられているとともに、この下部捌きローラ43と搬送ローラ42との間に下部レジストローラ44が設けられている。
そして、自動給紙用コンタクトガラス18bと搬送ローラ42の周面との間には、原稿MSの表面側の画像を読み取る第1読取部21が形成されているとともに、中間フレーム41の下部における搬送ローラ42の右側方側と下部フレーム31の上面との間には、原稿MSの裏面側の画像を読み取る第2読取部22が形成されている。第2読取部22は、中間フレーム41に取り付けられた、発光素子および受光素子等を備えた画像読取部材45と、下部フレーム31においてこの画像読取部材45と対向配置された押圧ローラ33とから構成されている。
また、中間フレーム41の右側方端側の下部には上部排出ローラ46が設けられており、前述した下部フレーム31の右側方端側の上部には、この上部排出ローラ46と対向して排出ローラ対を構成する下部排出ローラ34が設けられている。
上部ユニット50は、蓋の役割を果たす正面視L字状を呈した上部フレーム51と、上部フレーム51の右側方端側に設けられたピックアップローラ52と、このピックアップローラ52の下流側に設けられた一対の上部捌きローラ53と、これら一対の上部捌きローラ53間に張設された捌きベルト54と、中間ユニット40に設けられた下部レジストローラ44と対向してレジストローラ対を構成する上部レジストローラ55とを備えて構成されている。
上部フレーム51は、原稿自動読取装置20内に取り込まれた原稿MSを案内するものであり、上部フレーム51が閉止された状態で、この上部フレーム51と中間フレーム41の上面との間に原稿MSを通過させる隙間が形成されるように設置位置が設定されている。そして、この上部フレーム51の下面と中間フレーム41の上面との間、搬送ローラ42の左側方側の外周面及び中間フレーム41の下面と下部フレーム31の上面との間に原稿MSを搬送するU字状を呈したU字搬送路23が形成されている。
ここで、上記のように構成された原稿自動読取装置20は、装置本体1に対してヒンジ部20aによって回動自在に支持され、図4に示すように、装置本体1に対して閉じて原稿の読取動作がなされる横臥姿勢と、図5に示すように、装置本体1に対して開いた起立姿勢とに、選択配置できるように構成されており、原稿自動読取装置20を閉止したままで原稿を自動的に搬送して読み取るシートスルー方式と、読み取る毎に原稿自動読取装置20を開閉して原稿読取部7上の原稿を1枚ずつ取り替える原稿固定方式と、の2種類の読み取り方式が可能である。
以下、原稿自動読取装置20によるシートスルー方式の原稿搬送動作について説明する。シートスルー方式の原稿搬送動作においては、先ず、原稿トレイ35上に載置された原稿MSが、ピックアップローラ52によって最上位のものから順に下部捌きローラ43と捌きベルト54との間に送り込まれ、これらの間に送り込まれた原稿MSは、下部捌きローラ43と捌きベルト54に誘導され、下部レジストローラ44と上部レジストローラ55へと搬送される。
そして、一対のレジストローラ44,55によってタイミングを調整して、U字搬送路23へ向けて送り出される。U字搬送路23へ送り出された原稿MSは、搬送ローラ42の駆動で搬送ローラ42の周面へ供給され、この搬送ローラ42の回転によって当該搬送ローラ42の周面に巻き付いた状態で折り返され、第1読取部21及び第2読取部22を通過しつつ原稿画像が読み取られた後、一対の排出ローラ34,46の駆動で排出トレイ32上に排出されるようになっている。
ここで、上述したようなシートスルー方式の原稿搬送動作においては、原稿MSが原稿自動読取装置20内で詰まってしまいジャムを生じることがある。そこで、本発明においては、中間ユニット40及び上部ユニット50が、下部ユニット30に対して回動して開閉可能に構成されており、中間ユニット40及び上部ユニット50を開放することによって、ジャム処理を容易に行うことができるよう構成されている。
以下、図4〜図7を参照して、原稿自動読取装置20におけるジャム処理について説明する。図6及び図7は、原稿自動読取装置の側面断面図であり、図6は上部ユニットが開放された状態を図示しており、図7は上部ユニット及び中間ユニットが開放された状態を図示している。なお、図6及び図7におけるYによる方向表示は、図1及び図2と同様である。
図4に示すように、中間ユニット40は、下部ユニット30の後側壁30aの上端に設けられたヒンジ部30bによって、下部ユニット30に対して回動自在に支持されており、上部ユニット50は、中間ユニット40の後側壁40aの上端に設けられたヒンジ部40bによって、中間ユニット40に対して回動自在に支持されている。そして、上部ユニット50には、U字搬送路23を覆い隠すための前側壁50aが一体形成されており、この前側壁50aには、把手部50bが前方側へ突出するように設けられている。
そして、ジャム処理時には、把手部50bを操作して上部ユニット50の前端を持ち上げ、ヒンジ部40bを中心に原稿自動読取装置20の後方側へ向けて回動させて、図6に示すように、中間ユニット40に対して開放させる。これにより、上部ユニット50に配置されたピックアップローラ52、上部捌きローラ53とこれら一対の上部捌きローラ53間に張設された捌きベルト54及び上部レジストローラ55が、上部フレーム51とともに持ち上げられるため、ピックアップローラ52と原稿トレイ35、捌きベルト54と下部捌きローラ43、及び下部レジストローラ44と上部レジストローラ55とがそれぞれ離間し、上部フレーム51の下面と中間フレーム41の上面との間で詰まった原稿MSを容易に除去することができる。
更に、上部ユニット50を開放させた後、中間ユニット40の前端を持ち上げ、ヒンジ部30bを中心に原稿自動読取装置20の後方側へ向けて回動させて、図7に示すように、下部ユニット30に対して開放させる。これにより、中間ユニット40に配置された搬送ローラ42、画像読取部材45及び上部排出ローラ46が、中間フレーム41とともに持ち上げられるため、画像読取部材45と押圧ローラ33、及び上部排出ローラ46と下部排出ローラ34とが離間し、搬送ローラ42の左側方側の外周面および中間フレーム41の下面と下部フレーム31の上面との間で詰まった原稿MSを容易に除去することができる。
また、上部ユニット50及び中間ユニット40をそれぞれ個別に回動可能に構成したことにより、各ユニット開放時のユニット間の隙間を大きくすることができ、ジャム処理作業の作業性を向上させることができる。また、上記のように上部ユニット50及び中間ユニット40の回動中心となるヒンジ部40b,30bを、原稿自動読取装置20の後方部に設け上部ユニット50及び中間ユニット40を原稿自動読取装置20の後方側へ向けて回動させることによって開放するよう構成したことにより、各ユニットの開閉動作及び原稿MSのジャム処理作業を、使用者の利き腕に拘らず容易に行うことができる。
更に、U字搬送路23を覆い隠すための前側壁50aを、上部ユニット50に付設したことにより、上部ユニット50が開放されると、上部フレーム51とともに前側壁50aも持ち上げられるため、原稿自動読取装置20の前方側からでもU字搬送路23を視認することができ、使用者の個々の体型や身体の状況に拘わらずジャム処理作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、上部ユニット50は、中間ユニット40に設けられたヒンジ部40bによって、中間ユニット40に対して回動可能に支持しているが、上部ユニット50を、中間ユニット40と同様に下部ユニット30に設けられたヒンジ部30bによって、下部ユニット30に対して回動可能に支持しても良い。また、下部ユニット30に設けられるヒンジ部30bは、後側壁30aの上端に設けているが、これは下部ユニット30の後方部であれば、例えば、下部ユニット30の底面であっても構わない。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、原稿自動読取装置20に第2読取部22が設けられているが、これは、原稿自動読取装置20に第2読取部22を設けることに限定されるものではなく、特に第2読取部22を設けなくてもよい。また、前側壁50aは上部ユニット50に付設せずに、例えば下部ユニット30に付設することもできる。
また、上記の実施形態においては、本発明に係る原稿自動読取装置20が適用される画像形成装置として、いわゆるモノクロ印刷が可能なものが採用されているが、本発明は、画像形成装置がカラー印刷用のものであってもよい。
本発明は、複写機やファクシミリ等の画像形成装置に適用され、原稿を自動的に原稿画像読取り位置へ送り込むように構成された原稿自動読取装置に利用することができる。
は、本発明に係る原稿自動読取装置を備えた画像形成装置の斜視図である。 は、図1に示す装置本体の内部構造を説明するための正面断面図である。 は、上部ユニット及び中間ユニットが閉止された状態の原稿自動読取装置の正面断面図である。 は、原稿自動読取装置が横臥姿勢に位置づけられた状態を示す側面断面図である。 は、原稿自動読取装置が起立姿勢に位置づけられた状態を示す側面断面図である。 は、上部ユニットが開放された状態を示す原稿自動読取装置の側面断面図である。 は、上部ユニット及び中間ユニットが開放された状態を示す原稿自動読取装置の側面断面図である。
符号の説明
1 装置本体
20 原稿自動読取装置
20a ヒンジ部
21 第1読取部(原稿画像読取部)
22 第2読取部
23 U字搬送路(原稿搬送路)
30 下部ユニット
30a 後側壁
30b ヒンジ部
31 下部フレーム
32 排出トレイ
33 押圧ローラ
34 下部排出ローラ
35 原稿トレイ
40 中間ユニット
40a 後側壁
40b ヒンジ部
41 中間フレーム
42 搬送ローラ
43 下部捌きローラ
44 下部レジストローラ
45 画像読取部材
46 上部排出ローラ
50 上部ユニット
50a 前側壁
50b 把手部
51 上部フレーム
52 ピックアップローラ
53 上部捌きローラ
54 捌きベルト
55 上部レジストローラ
MS 原稿

Claims (3)

  1. 原稿が載置される原稿トレイ及び画像の読み取られた原稿が排出される排出トレイが配置された下部フレームを有する下部ユニットと、
    前記原稿トレイから原稿を1枚ずつ取り込むピックアップローラが配置された上部フレームを有する上部ユニットと、
    前記ピックアップローラが取り込んだ原稿を搬送する搬送ローラが配置された中間フレームを有する中間ユニットと、を備え、
    前記上部フレームの下面と前記中間フレームの上面との間及び中間フレームの下面と下部フレームの上面との間並びに搬送ローラの外周面に原稿を搬送する原稿搬送路が形成され、前記搬送ローラの下方に、前記搬送ローラによって搬送される原稿の画像を読み取る原稿画像読取部が設けられた原稿自動読取装置において、
    前記中間ユニットは、前記下部ユニットの後方部に設けられた回動支点によって、前記下部ユニットに対して回動可能に軸支されており、前記上部ユニットは、前記下部ユニット又は前記中間ユニットの後方部に設けられた回動支点によって、前記下部ユニット又は前記中間ユニットに対して回動可能に支持されており、
    前記中間ユニット及び前記上部ユニットは、それぞれ個別に前記回動支点を中心に前方端が上下方向に回動可能であることを特徴とする原稿自動読取装置。
  2. 前記原稿搬送路を覆い隠すための前側壁が、前記上部ユニットに付設されていることを特徴とする請求項1に記載の原稿自動読取装置。
  3. 前記原稿搬送路を挟んで対向するように複数のローラ対が配置されており、該ローラ対を構成するローラのうち一方のローラが前記中間ユニット、他方のローラが前記上部ユニット又は前記下部ユニットに配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原稿自動読取装置。
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WO2015182262A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 自動原稿搬送装置、及びそれを備えた画像形成装置

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