JP2018065673A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることが可能で、自動的に、ローラを用紙に対して接触、離隔する位置に移動させることが可能な給紙装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】給紙装置40は、筐体部41と、フレーム部45と、カセット43と、ピックアップローラ51と、ピックアップローラ51を支持するピックアップホルダー55と、レバー部材61とを備える。レバー部材61は一端がフレーム部45に接触し、他端がピックアップホルダー55に接触し、揺動可能である。フレーム部45は、レバー部材61の端部が接触し、カセット43の筐体部41からの引き出し状態において、ピックアップローラ51が用紙の上方から退避する姿勢にレバー部材61を姿勢変更させ、カセット43の引き出し状態から筐体部41への収納時に、ピックアップローラ51が用紙に接触する姿勢にレバー部材61を姿勢変更させる姿勢変更部45aを有する。【選択図】図6

Description

本発明は給紙装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置は画像を用紙に転写する転写部に向けて用紙を供給する給紙装置を備える。給紙装置は、内部に用紙を収容するカセットと、用紙を送り出すローラとを備える。給紙時、ローラは上方から用紙に接触する。カセットに用紙を補充するとき、ローラは用紙の上方から退避される。このような従来の給紙装置の例が特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1に記載された従来の給紙装置は、上方から用紙に接触する給紙ローラと、給紙ローラを回転可能に支持して給紙カセット本体部に設けられたフレーム体とを備える。フレーム体は給紙カセット本体部に対して回動可能に設けられる。この給紙装置は、給紙カセットに用紙を補充するとき、手動によりフレーム体を回動させ、給紙ローラを用紙の上方から退避させることができる。
特許文献2に記載された従来の給紙装置は、上方から用紙に接触する前送りコロと、前送りコロを回転可能に支持する支持フレームと、支持フレームを昇降させる連動機構とを備える。連動機構は、支持フレームに接触する昇降部材と、昇降部材に接触するカム部材とを備える。この給紙装置は、給紙カセットの引き出し、収納と共にカム部材を変位させることで、昇降部材を介して支持フレームに支持された前送りコロを上下方向に移動させることができる。
特許文献3に記載された従来のシート送り装置は、上方から用紙に接触するピックアップローラと、ピックアップローラを回転可能に支持するホルダーアームと、ホルダーアームを揺動させる揺動機構とを備える。揺動機構は錘部を有する。このシート送り装置は、給紙カセットの着脱に応じて錘部の重心に作用する重力による揺動モーメントを利用し、ホルダーアームを介してピックアップローラを揺動変位させることができる。
特開2008−214085号公報 特開平7−260185号公報 特開2011−001186号公報
しかしながら、特許文献1に記載された給紙装置は、給紙ローラの、用紙の上方からの退避が手動式であることが課題であった。また、特許文献1、2、3に記載された給紙装置またはシート送り装置は各々、上方から見て用紙と重ならない領域まで、給紙ローラ等を退避させる構成ではないことが課題であった。これにより、給紙ローラ等が邪魔になり、用紙の補充に係る作業性の低下が懸念される。
給紙ローラ等を上方から見て用紙と重ならない領域まで十分に退避させる場合、給紙ローラ等を移動させるためのアクチュエーターの大型化や、比較的大きな可動領域の確保が必要である。これにより、装置の大型化、コストアップが懸念される。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、小型化が図られ、自動的に、ローラを用紙に対して接触、離隔する位置に移動させることが可能な給紙装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の給紙装置は、筐体部と、前記筐体部に設けられたフレーム部と、内部に用紙を収容して前記筐体部に対して引き出し、収納が可能なカセットと、上方から用紙に接触して用紙を前記カセットの外部へと送り出すローラと、前記ローラを支持して前記ローラが用紙に対して接触、離隔する位置に上下方向に揺動可能に前記カセットに設けられたホルダーと、一端が前記フレーム部に接触し、他端が前記ホルダーに接触し、それら両端の間で支軸を介して揺動可能に前記カセットに設けられたレバー部材とを備え、前記ホルダーは、上方から前記レバー部材の端部に接触して当該端部を下方に向けて付勢し、前記ローラを上方から用紙に接触させ、前記フレーム部は、前記レバー部材の端部が接触し、前記カセットの前記筐体部からの引き出し状態において、前記ローラが用紙の上方から退避する姿勢に前記レバー部材を姿勢変更させ、前記カセットの引き出し状態から前記筐体部への収納時に、前記ローラが用紙に接触する姿勢に前記レバー部材を姿勢変更させる姿勢変更部を有することを特徴とする。
また、上記構成の給紙装置において、前記ホルダーは、前記ローラが用紙に接触する姿勢において、前記ホルダーの回転軸線と前記ローラの回転軸線とを含む平面が略水平を成し、前記ローラが用紙から離隔する姿勢において、前記平面が略水平から略垂直以上の角度まで回転することを特徴とする。
また、上記構成の給紙装置において、前記レバー部材は、回転して曲げ伸ばしが可能な関節部と、前記関節部を伸ばす方向に付勢する付勢部材とを有することを特徴とする。
また、上記構成の給紙装置において、前記レバー部材は、前記フレーム部と接触する端部側に第1関節部を有し、前記フレーム部は、前記レバー部材の前記第1関節部よりも先端側が接触し、前記第1関節部を曲げる高さ調整部を有することを特徴とする。
また、上記構成の給紙装置において、前記レバー部材は、前記フレーム部と接触する端部側に第1関節部を有し、前記フレーム部は、前記高さ調整部の近傍に前記レバー部材の前記第1関節部よりも先端側の前記端部が進入する孔部を有することを特徴とする。
また、上記構成の給紙装置において、前記レバー部材は、前記ホルダーと接触する端部側に第2関節部を有し、前記レバー部材が、前記ローラが用紙に接触する姿勢であって、前記第2関節部よりも先端側に下方への負荷を受けた場合に、前記第2関節部よりも先端側が下方に曲がることを特徴とする。
また、上記構成の給紙装置において、前記フレーム部は、前記カセットの引き出し、収納の方向と同じ方向に移動可能であることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、上記構成の給紙装置を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、小型化が図られ、自動的に、ローラを用紙に対して接触、離隔する位置に移動させることが可能な給紙装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の部分垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の給紙装置のカセットの概略斜視図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置の給紙部周辺を示す部分拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置の給紙部を示す部分拡大正面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のレバー部材を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のカセットの収納状態を示す垂直断面側面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のカセットの収納状態を示す部分拡大垂直断面側面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のカセットの引き出し途中の第1段階を示す垂直断面側面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のカセットの引き出し途中の第2段階を示す垂直断面側面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のカセットの引き出し途中の第3段階を示す垂直断面側面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のカセットの引き出し状態を示す垂直断面側面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のレバー部材の第1変形例を示す側面図である。 本発明の第1実施形態の給紙装置のレバー部材の第2変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の給紙装置のカセットの収納状態を示す垂直断面側面図である。 本発明の第2実施形態の給紙装置のカセットの引き出し状態を示す垂直断面側面図である。 本発明の第2実施形態の給紙装置のカセットの引き出し状態における中間搬送路の引き出し途中の第1段階を示す垂直断面側面図である。 本発明の第2実施形態の給紙装置のカセットの引き出し状態における中間搬送路の引き出し途中の第2段階を示す垂直断面側面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の部分垂直断面正面図の一例である。なお、図1の上下方向が画像形成装置の上下方向であり、紙面に対して交差する奥行き方向が画像形成装置の前後方向であり、左右方向が画像形成装置の左右方向である。また、図1の矢印付き二点鎖線は用紙の搬送経路及び搬送方向を示す。
画像形成装置1は、図1に示すように所謂タンデム型のカラー複写機であり、原稿の画像を読み取る画像読取部2と、読み取った画像を用紙に印刷する印刷部3と、印刷条件の入力や稼働状況の表示を行うための操作部4と、主制御部5とを備える。
画像読取部2は不図示のプラテンガラスの上面に載置された原稿の画像を不図示のスキャナーを移動して読み取る公知のものである。原稿の画像は赤(R)、緑(G)、青(B)の三色に色分解され、不図示のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーで電気信号に変換される。これにより、画像読取部2は赤(R)、緑(G)、青(B)の色別の画像データを得る。
画像読取部2が得た色別の画像データは主制御部5において各種処理が行われ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換されて主制御部5の不図示のメモリーに格納される。メモリーに格納された再現色別の画像データは位置ずれ補正のための処理を受けた後、像担持体である感光体ドラム21に対する光走査を行うために用紙の搬送と同期して走査ラインごとに読み出される。
印刷部3は電子写真方式によって画像を形成し、その画像を用紙に転写する。印刷部3は中間転写体を無端状のベルトとして形成した中間転写ベルト11を備える。中間転写ベルト11は駆動ローラ12、従動ローラ13、14に巻き掛けられる。中間転写ベルト11は駆動ローラ12によって図1における反時計回りに回転移動する。
駆動ローラ12は中間転写ベルト11を挟んで対向する二次転写ローラ15を圧して接触する。従動ローラ14の箇所では、中間転写ベルト11を挟んで従動ローラ14に対向するように設けられた中間転写クリーニング部16が中間転写ベルト11の外周面に接触する。中間転写クリーニング部16は中間転写ベルト11の外周面に形成されたトナー像が用紙に転写された後、中間転写ベルト11の外周面に残留したトナーなどの付着物を除去してクリーニングする。
中間転写ベルト11の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色に対応する画像形成部20Y、20M、20C、20Kが設けられる。なおこの説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載を省略して、例えば「画像形成部20」と総称することがある。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11の回転方向に沿って、回転方向の上流側から下流側に向けて一列にして配置される。4台の画像形成部20は構成がすべて同じであり、図1における時計回りに回転する感光体ドラム21を中心としてその周囲に帯電部、露光部、現像部、ドラムクリーニング部及び一次転写ローラを備える。
中間転写ベルト11の上方には、4台の各再現色の画像形成部20に対応するトナーボトル31及びトナーホッパー32が設けられる。現像部及びトナーホッパー32に対しては各々の内部のトナー量を検出する不図示のトナーの残量検出部が設けられる。また、現像部とトナーホッパー32との間及びトナーホッパー32とトナーボトル31との間には各々不図示のトナーの補給装置が設けられる。残量検出部によって現像部の内部のトナー量の低下が検出されると、補給装置がトナーホッパー32から現像部にトナーを補給するように駆動する。さらに、残量検出部によってトナーホッパー32の内部のトナー量の低下が検出されると、補給装置がトナーボトル31からトナーホッパー32にトナーを補給するように駆動する。トナーボトル31は装置本体に対して着脱可能に設けられ、適宜新しいものと交換することができる。
画像形成部20の下方には露光部である走査光学装置23が配置される。走査光学装置23は4台の画像形成部20に対して1台で対応し、4個の感光体ドラム21各々に個別に対応した不図示の4つの半導体レーザー等の光源を有する。走査光学装置23は4つの半導体レーザーを各再現色の画像階調データに応じて変調して、各再現色に対応するレーザー光を4個の感光体ドラム21に対して個別に出射する。
走査光学装置23の下方には、内部に用紙等の用紙Pを複数積載して収容する給紙装置40が設けられる。給紙装置40の内部に収容された用紙Pはその最上層から順に1枚ずつ用紙搬送路Qに送り出される。給紙装置40から用紙搬送路Qに送り出された用紙Pはレジストローラ対94の箇所に到達する。そして、レジストローラ対94が用紙Pの斜め送りを矯正(スキュー補正)しつつ中間転写ベルト11の回転と同期をとって、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15との接触部(二次転写ニップ部)に向けて用紙Pを送り出す。
画像形成部20では走査光学装置23から照射されたレーザー光によって感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像部によってトナー像として可視像化される。感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像は感光体ドラム21が中間転写ベルト11を挟んで一次転写ローラと対向する箇所において中間転写ベルト11の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が順次中間転写ベルト11に転写されることにより、中間転写ベルト11の外周面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト11の外周面に一次転写されたカラートナー像はレジストローラ対94により同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15とが接触して形成される二次転写ニップ部にて転写される。
二次転写ニップ部の上方には定着部95が備えられる。二次転写ニップ部にて未定着トナー像が転写された用紙Pは定着部95へと送られ、トナー像が加熱、加圧されて用紙Pに定着される。定着部95を通過した用紙Pは中間転写ベルト11の上方に設けられた用紙排出部96に排出される。
操作部4は画像読取部2の正面側に設けられる。操作部4は、例えばユーザーによる印刷に使用する用紙Pの種類やサイズ、拡大縮小、両面印刷の有無といった印刷条件などの設定の入力や、ファクシミリ送信におけるファックス番号や送信者名などの設定の入力を受け付ける。また、操作部4は、例えば装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示部4wに表示することによって、それらをユーザーに対して報知するための報知部としての役割も果たす。
また、画像形成装置1にはその全体の動作制御のため、不図示のCPUや画像処理部、その他の図示しない電子部品で構成された主制御部5が設けられる。主制御部5は中央演算処理装置であるCPUと画像処理部とを利用し、メモリーに記憶、入力されたプログラム、データに基づき画像読取部2や印刷部3などといった構成要素を制御して一連の画像形成動作、印刷動作を実現する。
続いて、画像形成装置1の給紙装置40の構成について、図1に加えて、図2〜図7を用いて説明する。図2は給紙装置40のカセット43の概略斜視図である。図3はカセット43の給紙部50周辺を示す部分拡大斜視図である。図4はカセット43の給紙部50を示す部分拡大正面図である。図5はカセット43のレバー部材61を示す斜視図である。図6はカセット43の収納状態を示す垂直断面側面図である。図7はカセット43の収納状態を示す部分拡大垂直断面側面図である。なお、図2以降では用紙Pの描画を省略した図面がある。
給紙装置40は、図1に示すように、筐体部41と、4個のカセット42、43、44とを備える。2個のカセット42は、同容量のものが上下方向に重ねて並べられる。2個のカセット43、44は、カセット42よりも大容量であり、左右方向に並べられる。これら4個のカセットは上面が開口した箱状に形成され、上面方向からその内部に印刷前のカットペーパー等の用紙Pを積載して収容する。用紙Pは後述する給紙部50の動作によって、カセットに対して図1における右方に向かって送り出される。
筐体部41は4個のカセット42、43、44各々との間に前後方向に延びる不図示のガイド部を有する。4個のカセット42、43、44はガイド部に沿って、筐体部41に対して前後方向に水平にスライドさせることができる。4個のカセット42、43、44は前方に引き出す、或いは後方に押し込むことにより、筐体部41に対して引き出し、収納が可能である。
以下、カセット43を中心に給紙装置40について説明する。後述する第2実施形態では、カセット44を中心に給紙装置40について説明する。
カセット43の内部には昇降板43aが配置される。用紙は昇降板43aの上に載置され、積み上げられる。昇降板43aは略水平な平板形状であり、その前部及び後部が不図示の昇降機構によって支持される。
昇降板43aの昇降機構は、例えばワイヤ、プーリ、リール、モーター等で構成される。ワイヤは、一端がモーターの軸部に設けられたリールに接続され、他端が昇降板43aに接続され、架設される。また、ワイヤはリールと昇降板43aとの間で、カセット43の上部に設けられたプーリに巻き掛けられる。昇降機構はモーターを駆動し、ワイヤをリールで巻き取ると昇降板43aを上昇させることができ、ワイヤをリールから繰り出すと昇降板43aを下降させることができる。モーターは筐体部41に設けて、カセット43の筐体部41への収納とともに、リールの回転軸に動力が伝達されるようにしても良い。
カセット43は給紙部50を備える。給紙部50はカセット43の用紙搬送方向下流部の上部に設けられる。給紙部50はカセット43の用紙をカセット43の外部へと送り出す。給紙部50は、図2〜図4に示すようにピックアップローラ51、給紙ローラ52、捌きローラ53、駆動機構54及びピックアップホルダー55を備える。
ピックアップローラ51、給紙ローラ52及び捌きローラ53は各々の軸線中心を貫通する軸部51a、52a、53aが用紙搬送方向と交差する方向、すなわち給紙装置40の前後方向に沿って延びるように設けられる。
ピックアップローラ51は昇降板43aの用紙搬送方向下流部の上方に配置される。ピックアップローラ51の下方からカセット43に積載された用紙が昇降板43aにより持ち上げられ、用紙の最上層が下方からピックアップローラ51を圧して接触する。カセット43の用紙はピックアップローラ51により給紙ローラ52へと引き渡され、給紙ローラ52によりカセット43の外部へと送り出される。
給紙ローラ52はピックアップローラ51の用紙搬送方向下流側に配置される。給紙ローラ52はその表面の下部が給紙装置40からその外部へと延びる用紙搬送路Qに突出するように設けられる。給紙ローラ52はカセット43或いは筐体部41に設けられた不図示のモーターに連結され、回転される。
給紙ローラ52とピックアップローラ51との間にはピックアップローラ51の駆動機構54が配置される。駆動機構54はピックアップローラ51の軸部51a及び給紙ローラ52の軸部52aの各々に設けられたプーリ54aと、それら2個のプーリ54aに巻き掛けられたベルト54bとを有する。給紙ローラ52がモーターによって回転すると、駆動機構54によってピックアップローラ51も給紙ローラ52と同じ方向に同じ周速で回転する。
ピックアップローラ51及び給紙ローラ52は各々の軸部51a、52aがともにピックアップホルダー55に回転可能に支持される。ピックアップホルダー55はカセット43が収容する用紙とほぼ同じ長さで前後方向に沿って延びる。
ピックアップホルダー55は、その前端及び後端の各々に設けられて、軸線が給紙ローラ52の軸部52aの軸線に一致する軸部55aを介してカセット43に支持される。すなわち、ピックアップホルダー55は、図4に示すように給紙ローラ52の軸部52aの軸線を中心として垂直面内で揺動可能である。これにより、ピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分が給紙ローラ52の軸部52aを中心として垂直面内で揺動する。ピックアップホルダー55は、ピックアップローラ51がカセット43に収容された用紙Pに対して接触、離隔する位置に上下方向に揺動可能である。
ピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分は重力の作用により下方に向かって付勢される。昇降板43aの昇降機構によって押し上げられる用紙の最上層がピックアップローラ51に接触したか否かは不図示の上限センサーによって検知する。上限センサーは例えば透過型光センサーから成り、ピックアップホルダー55の所定箇所が上昇してその光路を遮蔽することを検知する。例えば昇降板43aに用紙が載置されている場合、上限センサーが、用紙の最上層がピックアップローラ51に接触したことピックアップホルダー55の上昇によって検知する。そして、昇降機構による昇降板43aの上昇が停止されて、用紙の最上層がピックアップローラ51に接触する所定の給紙位置に設定される。ピックアップホルダー55は、ピックアップローラ51が用紙に接触する姿勢において、ピックアップホルダー55の回転軸線とピックアップローラ51の回転軸線とを含む平面が略水平を成す。
捌きローラ53は用紙搬送路Qを挟んで給紙ローラ52の下方に配置される。捌きローラ53は不図示の付勢部材の作用により給紙ローラ52を圧して接触する。捌きローラ53と給紙ローラ52とが接触して形成されるニップ部に用紙が挿通される。捌きローラ53はモーターに連結されず、給紙ローラ52と接触することによって給紙ローラ52の回転に従って回転する。
捌きローラ53はその軸部53aに例えばトルクリミッター(不図示)が設けられる。捌きローラ53と給紙ローラ52とが接触して形成されるニップ部に用紙が存在しないときや用紙が1枚だけ進入したときには、捌きローラ53にはトルクリミッターの設定トルク以上のトルクが掛かり、捌きローラ53は給紙ローラ52に従って用紙を送り出す方向に回転する。一方、当該ニップ部に用紙が重なって複数枚進入したときには、捌きローラ53に掛かるトルクはトルクリミッターの設定トルク未満となり、捌きローラ53は回転を停止する。これにより、重なった下側の用紙が送り出されることがないので、用紙が重なって送られてしまう重送という問題が起こるのを防止できる。
また、ピックアップホルダー55は、図2、図6及び図7に示すように突起部55bを備える。突起部55bはピックアップホルダー55の後端部であって、軸部55aよりも用紙搬送方向上流側に設けられる。突起部55bはピックアップホルダー55の下面から下方に向かって突出する。
給紙装置40は、図2、図6及び図7に示すようにレバー部材61を備える。レバー部材61はカセット43の背面部であって、ピックアップホルダー55の後方に配置される。
レバー部材61は、図5に示すように用紙搬送方向から見て略L字形状である。レバー部材61は用紙搬送方向に延びる軸部61aを介して揺動可能にしてカセット43に設けられる。レバー部材61は軸部61aから上方に向かって延びる上アーム部61bと、軸部61aから前方に向かって延びる前アーム部61cとを有する。
上アーム部61bは軸部61aよりも上端部側に第1間接部61dを有する。第1間接部61dは用紙搬送方向に延びる軸線を中心として回転し、曲げ伸ばしが可能である。上アーム部61bは第1間接部61dを伸ばす方向に付勢する付勢部材(図5では図示せず、後に説明する図12参照)を有する。第1間接部61dは付勢部材の付勢力に抗して前方に向かって折れ曲がり、軸部61aから上方に向かって直線状に伸びる状態から後方への折れ曲がりを阻止するストッパー61eを有する。
上アーム部61bは上端部に用紙搬送方向に延びる軸線を中心として回転可能なコロ61fを有する。コロ61fは後述するフレーム部45の下面に接触する。
前アーム部61cは軸部61aよりも前端部側に第2間接部61gを有する。第2間接部61gは用紙搬送方向に延びる軸線を中心として回転し、曲げ伸ばしが可能である。前アーム部61cは第2間接部61gを伸ばす方向に付勢する付勢部材(図5では図示せず、後に説明する図12参照)を有する。第2間接部61gは付勢部材の付勢力に抗して下方に向かって折れ曲がり、軸部61aから前方に向かって直線状に伸びる状態から上方への折れ曲がりを阻止する不図示のストッパーを有する。
前アーム部61cの前端はピックアップホルダー55の突起部55bの下端に下方から接触する。レバー部材61は、ピックアップローラ51が用紙に接触する姿勢であって、第2関節部61gよりも前端側に下方への負荷を受けた場合に、第2関節部61gよりも前端側が直線状に伸びる状態から下方に曲がる。これにより、レバー部材61の前部に意図しない力が作用した場合に、レバー部材61の破損を防止することができる。
一方、筐体部41は、図6及び図7に示すようにフレーム部45を備える。フレーム部45はカセット43の収納部の天井部であって、レバー部材61の上方に設けられる。フレーム部45の下面に、レバー部材61の上アーム部61bの上端部に設けられたコロ61fが接触する。
フレーム部45は姿勢変更部45aと、高さ調整部45bとを有する。姿勢変更部45aはフレーム部45の前部に設けられ、高さ調整部45bはフレーム部45の後部に設けられる。姿勢変更部45a及び高さ調整部45bはともに、傾斜面で構成される。フレーム部45の高さは、姿勢変更部45aの後方よりも前方の方が低い。フレーム部45の高さは、高さ調整部45bの前方よりも後方の方が低い。
フレーム部45は高さ調整部45bの近傍であって、高さ調整部45bよりも前方に、上下方向に貫通する孔部45cを有する。孔部45cはレバー部材61の上端部の一部が進入可能な形状、大きさを有する。
続いて、筐体部41に対するカセット43の引き出し、収納に係る給紙装置40の動作について、図6及び図7に加えて、図8〜図11を用いて説明する。図8はカセット43の引き出し途中の第1段階を示す垂直断面側面図である。図9はカセット43の引き出し途中の第2段階を示す垂直断面側面図である。図10はカセット43の引き出し途中の第3段階を示す垂直断面側面図である。図11はカセット43の引き出し状態を示す垂直断面側面図である。なお、図9〜図11ではカセット43の前部の一部の描画を省略した。
図6及び図7に示すカセット43の筐体部41への収納状態において、レバー部材61はピックアップローラ51が用紙に接触する姿勢である。すなわち、レバー部材61は前アーム部61cが前方に向かって略水平に延びる姿勢である。レバー部材61の前端が突起部55bに接触するピックアップホルダー55は、その回転軸線とピックアップローラ51の回転軸線とを含む平面が略水平を成す。
レバー部材61は第1関節部61dよりも上端部側がフレーム部45の高さ調整部45bに接触する。高さ調整部45bはレバー部材61の第1関節部61dよりも先端側が接触することで、第1関節部61dを曲げる。これにより、レバー部材61の高さを低くすることができる。したがって、カセット43の収納状態において、レバー部材61の占有領域を小さくることができる。
カセット43を収納状態から引き出すと、レバー部材61は上端部に設けられたコロ61fがフレーム部45の下面を転がりながら前方に移動し、図8に示すように高さ調整部45bの領域を越える。続いて、レバー部材61のコロ61fが、図7に示す孔部45cに差し掛かると、その一部が孔部45cに進入する。さらに、レバー部材61がカセット43とともに前方に移動すると、コロ61fが孔部45cに引っ掛かり、図9に示すように第1関節部61dが伸びる。フレーム部45の高さが十分に確保できる場合は孔部45cは無くても良いが、給紙装置10のスペースの制約上、レバー部材61が伸びきった時に、収まりきるだけのスペースが確保できない場合は、このように、フレーム部45に孔部45cを設けることで、レバー部材61に第1関節部61dが伸びるきっかけを与えることができ、第1関節部61dが適正に伸びる。
さらに、カセット43を引き出すと、図10に示すようにレバー部材61は上端部が姿勢変更部45aの領域に到達する。レバー部材61は、上端が姿勢変更部45aに接触し、前端が上方に向かって変位する方向に姿勢を変更し始める。これにより、レバー部材61が突起部55bを介してピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分を持ち上げ始める。このとき、カセット43の大半は筐体部41の前側の外部に露出し、ピックアップホルダー55の上方には給紙装置40の筐体部41等の構造物が存在しない。
そして、図11に示すようにカセット43を引き出した状態になると、レバー部材61の上端部が姿勢変更部45aの前方に到達し、レバー部材61によるピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分の持ち上げが完了する。すなわち、姿勢変更部45aは、カセット43の筐体部41からの引き出し状態において、ピックアップローラ51が用紙の上方から退避する姿勢にレバー部材61を姿勢変更させる。
なお、姿勢変更部45aは、カセット43の引き出し状態から筐体部41への収納時に、すなわち図11、図10、図9の順で、ピックアップローラ51が用紙に接触する姿勢にレバー部材61を姿勢変更させる。ピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分は重力の作用により下方に向かって変位する。
上記給紙装置40の構成によれば、自動的に、ピックアップローラ51を用紙に対して接触、離隔する位置に移動させることが可能である。また、レバー部材61の占有領域や可動範囲を比較的小さくできるので、給紙装置40の小型化を図ることができる。
また、ピックアップホルダー55は、ピックアップローラ51が用紙から離隔する姿勢において、図4及び図11に示すようにピックアップホルダー55の回転軸線とピックアップローラ51の回転軸線とを含む平面が略水平から略垂直以上の角度まで回転する。これにより、ピックアップローラ51を上方から見て用紙と重ならない領域まで十分に退避させることができる。したがって、カセット43への用紙の補充に係る作業性を向上させることが可能である。
<レバー部材の変形例>
次に、レバー部材の第1変形例、第2変形例について、図12及び図13を用いて説明する。図12はレバー部材の第1変形例を示す側面図である。図13はレバー部材の第2変形例を示す斜視図である。
第1変形例のレバー部材62は、図12に示すように軸部62aから上方に向かって延びる上アーム部62bと、軸部62aから前方に向かって延びる前アーム部62cとを有する。
上アーム部62bは、前アーム部62cと比較して特に短く、軸部62aのすぐ上に第1間接部62dを有する。上アーム部62bは第1間接部62dを伸ばす方向に付勢する付勢部材62hを有する。付勢部材62hは、例えばねじりコイルばねで構成され、コイルの軸線を第1間接部62dの回転軸線に一致させて配置される。第1間接部62dは軸部62aから上方に向かって略直線状に伸びる状態から後方への折れ曲がりを阻止するストッパー62eを有する。
前アーム部62cは第2間接部62gと、第2間接部62gを伸ばす方向に付勢する付勢部材62kとを有する。付勢部材62kは、例えばねじりコイルばねで構成され、コイルの軸線を第2間接部62gの回転軸線に一致させて配置される。第2間接部62gは軸部62aから前方に向かって直線状に伸びる状態から上方への折れ曲がりを阻止するストッパー62mを有する。
第2変形例のレバー部材63は、図13に示すように軸部63aから上方に向かって延びる上アーム部63bと、軸部63aから前方に向かって延びる前アーム部63cとを有する。
上アーム部63bは第1間接部63dと、第1間接部63dを伸ばす方向に付勢する不図示の付勢部材と、第1間接部63dの後方への折れ曲がりを阻止するストッパー63eとを有する。
前アーム部62cは、先に説明したレバー部材61、62に見られた第2間接部を有さない。前アーム部62cの先端部は予め上方に向かって折れ曲がった形態を成す。
これらの変形例のレバー部材62、63を用いた場合であっても、自動的に、ピックアップローラ51を用紙に対して接触、離隔する位置に移動させることが可能である。また、レバー部材61の占有領域や可動範囲を比較的小さくできるので、給紙装置40の小型化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の給紙装置について、図14〜図17を用いて説明する。図14は給紙装置のカセットの収納状態を示す垂直断面側面図である。図15は給紙装置のカセットの引き出し状態を示す垂直断面側面図である。図16は給紙装置のカセットの引き出し状態における中間搬送路の引き出し途中の第1段階を示す垂直断面側面図である。図17は給紙装置のカセットの引き出し状態における中間搬送路の引き出し途中の第2段階を示す垂直断面側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第2実施形態の給紙装置40については、図1を用いて説明した給紙装置40のカセット44に関して説明する。
給紙装置40は、図1に示すようにカセット44の上方に中間搬送部71を備える。中間搬送部71は給紙装置40の前後方向、左右方向に沿って延びる。中間搬送部71はカセット43から送り出された用紙を、カセット44の上方において、図1における左方から右方に向けて略水平に搬送する用紙搬送路Qを有する。
筐体部41は中間搬送部71との間に前後方向に延びる不図示のガイド部を有する。中間搬送部71はガイド部に沿って、筐体部41に対して前後方向に水平にスライドさせることができる。中間搬送部71は前方に引き出す、或いは後方に押し込むことにより、筐体部41に対して引き出し、収納が可能である。これにより、後述するフレーム部72が、カセット44の引き出し、収納の方向と同じ方向に移動可能である。
中間搬送部71は、図14及び図15に示すようにフレーム部72を備える。フレーム部72は中間搬送部71の下部であって、カセット44及びレバー部材61の上方に設けられる。フレーム部72の下面に、レバー部材61の上アーム部61bの上端部に設けられたコロ61fが接触する。フレーム部72は姿勢変更部72aと、高さ調整部72bとを有する。
姿勢変更部72aは、カセット44の引き出し状態から筐体部41への収納時に、図14に示すようにピックアップローラ51が用紙に接触する姿勢にレバー部材61を姿勢変更させる。ピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分は重力の作用により下方に向かって変位する。
また、図15に示すようにカセット43を引き出した状態になると、レバー部材61の上端部が姿勢変更部72aの前方に到達し、レバー部材61によるピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分の持ち上げが完了する。すなわち、姿勢変更部72aは、カセット44の筐体部41からの引き出し状態において、ピックアップローラ51が用紙から離隔する姿勢にレバー部材61を姿勢変更させ、ピックアップローラ51を用紙の上方から退避させる。
続いて、中間搬送部71を筐体部41に対する収納状態から引き出すと、図16に示すようにレバー部材61は上端部が姿勢変更部72aの領域に到達する。レバー部材61は、上端が姿勢変更部72aに差し掛かり、前端が下方に向かって変位する方向に姿勢を変更し始める。このとき、ピックアップホルダー55のピックアップローラ51の部分が重力の作用により下方に向かって変位する。
そして、図17に示すように引き出された中間搬送部71がピックアップホルダー55の上方に到達する前に、ピックアップホルダー55の回転軸線とピックアップローラ51の回転軸線とを含む平面が略水平を成す。すなわち、姿勢変更部72aは、カセット44の引き出し状態において、中間搬送部71の収納状態から筐体部41に対する引き出し時に、ピックアップローラ51が用紙に接触する姿勢にレバー部材61を姿勢変更させる。
上記給紙装置40の構成のように、カセット44の上方に筐体部41に対して引き出し、収納が可能な中間搬送部71が設けられ、フレーム部72がカセット44の引き出し、収納の方向と同じ方向に移動可能である場合であっても、自動的に、ピックアップローラ51を用紙に対して接触、離隔する位置に移動させることが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は給紙装置及び画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
40 定着装置
41 筐体部
42、43、44 カセット
45 フレーム部
45a 姿勢変更部
45b 高さ調整部
50 給紙部
51 ピックアップローラ(ローラ)
55 ピックアップホルダー(ホルダー)
61、62、63 レバー部材
61a、62a、63a 支軸
61d、62d、63d 第1関節部
61g、62g、63g 第2関節部
62h、62k 付勢部材
71 中間搬送部
72 フレーム部
72a 姿勢変更部
72b 高さ調整部

Claims (8)

  1. 筐体部と、
    前記筐体部に設けられたフレーム部と、
    内部に用紙を収容して前記筐体部に対して引き出し、収納が可能なカセットと、
    上方から用紙に接触して用紙を前記カセットの外部へと送り出すローラと、
    前記ローラを支持して前記ローラが用紙に対して接触、離隔する位置に上下方向に揺動可能に前記カセットに設けられたホルダーと、
    一端が前記フレーム部に接触し、他端が前記ホルダーに接触し、それら両端の間で支軸を介して揺動可能に前記カセットに設けられたレバー部材と、
    を備え、
    前記ホルダーは、上方から前記レバー部材の端部に接触して当該端部を下方に向けて付勢し、前記ローラを上方から用紙に接触させ、
    前記フレーム部は、前記レバー部材の端部が接触し、前記カセットの前記筐体部からの引き出し状態において、前記ローラが用紙の上方から退避する姿勢に前記レバー部材を姿勢変更させ、前記カセットの引き出し状態から前記筐体部への収納時に、前記ローラが用紙に接触する姿勢に前記レバー部材を姿勢変更させる姿勢変更部を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記ホルダーは、前記ローラが用紙に接触する姿勢において、前記ホルダーの回転軸線と前記ローラの回転軸線とを含む平面が略水平を成し、前記ローラが用紙から離隔する姿勢において、前記平面が略水平から略垂直以上の角度まで回転することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記レバー部材は、
    回転して曲げ伸ばしが可能な関節部と、
    前記関節部を伸ばす方向に付勢する付勢部材と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記レバー部材は、前記フレーム部と接触する端部側に第1関節部を有し、
    前記フレーム部は、前記レバー部材の前記第1関節部よりも先端側が接触し、前記第1関節部を曲げる高さ調整部を有することを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  5. 前記レバー部材は、前記フレーム部と接触する端部側に第1関節部を有し、
    前記フレーム部は、前記高さ調整部の近傍に前記レバー部材の前記第1関節部よりも先端側の前記端部が進入する孔部を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の給紙装置。
  6. 前記レバー部材は、前記ホルダーと接触する端部側に第2関節部を有し、
    前記レバー部材が、前記ローラが用紙に接触する姿勢であって、前記第2関節部よりも先端側に下方への負荷を受けた場合に、前記第2関節部よりも先端側が下方に曲がることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 前記フレーム部は、前記カセットの引き出し、収納の方向と同じ方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の給紙装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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