JP2006251648A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小サイズ用紙を同時に複数枚画像形成して生産性を向上させるとともに画像形成後の用紙を容易に取り扱うことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 並列給送した複数枚の用紙に画像を形成し、その並列給送した用紙P1,P1を排紙部に設けた上側トレイ21と下側トレイ22とに排出する。上側トレイ21には貫通搬送路29が設けられており、また、ガイド板43と搬送ローラ30とが備えられる。上側トレイ21に排出された用紙は、ソレノイドに連結された用紙押圧部材45によって押されて貫通搬送路29に導かれ、貫通搬送路29を通って下側トレイ22に排出された用紙上に落下して積層される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
特許第3186157号公報 特許第3434948号公報 特開平5−58466号公報
用紙サイズがA2、A0等の広幅の画像形成装置は、主な用途は新聞や新聞広告、設計図面等の特殊用途で使われる。しかしながら、そのような画像形成装置においては、それ以下のサイズであるA3サイズやA4サイズの一般文書にも兼用で利用されている。例えばA2サイズの画像形成装置を例にとると、A2サイズのプリント速度が1分間に20枚の速度だと仮定すると、用紙搬送速度は大サイズの場合も小サイズの場合も一定であるためA4のプリント速度は紙間距離を50mm離したとすると1分間に34枚程度のプリント速度になる。
20×594mm÷(297mm+50mm)=34.2(枚/分)
594mm:A2用紙長手サイズ
297mm:A4用紙長手サイズ
50mm :紙間距離
小サイズのプリントでも思ったほどプリント速度は上がらない。
また、例えば特許文献1及び2には、同一カセット内に複数の用紙束を積載して給紙可能なものが開示されている。さらに、特許文献3には、封筒や葉書等の狭幅の用紙を左右(給紙方向に向かって)に分けて積載し、別々に給紙できるようにした給紙装置が開示されている。
しかしながら、上記各特許文献に記載のものはいずれも小サイズ用紙のプリント速度を向上させるものではなく、従来の広幅の画像形成装置において小サイズ用紙を使用する場合には、プリント速度が遅く生産性が良くなかった。また、同一カセット内に積載した複数の用紙束から給紙した場合のプリント物の取り扱い性が良くないという問題もあった。
本発明は、従来の広幅の画像形成装置における上述の問題を解決し、小サイズ用紙を同時に複数枚画像形成して生産性を向上させるとともに画像形成後の用紙を容易に取り扱うことのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、画像形成可能な最大サイズの用紙束を収納する用紙収納手段内に、前記最大サイズの用紙の1/4以下の用紙束を複数セット可能に設け、該複数セット分の用紙束に対応する給紙手段を前記用紙収納手段に対して設け、前記最大サイズの用紙の1/4以下の用紙を同時に複数枚前記用紙収納手段から並列給送して画像形成可能な画像形成装置であって、前記並列給送した複数枚の用紙を画像形成後に上下に積層可能なことにより解決される。
前記並列給送した複数枚の用紙が上下に積層されて排紙部に載置されると好適である。
前記排紙部に上下に積層されて載置される用紙の位置は、当該画像形成装置の前後方向の手前側であると好適である。
前記排紙部が、当該画像形成装置の胴体内に設けられた胴内排紙部であると好適である。
前記用紙収納手段内に複数セットされる用紙束は当該画像形成装置の前後方向に並んでセットされると好適である。
前記排紙部に上側トレイと下側トレイを有し、前記上側トレイに排出した用紙を前記下側トレイに排出した用紙上に積層させると好適である。
前記上側トレイに排出した用紙を前記下側トレイに導く用紙搬送路を、前記上側トレイに貫通して設けると好適である。
前記上側トレイに貫通して設けた用紙搬送路に用紙搬送手段を配置すると好適である。
前記上側トレイから突出する位置と前記上側トレイに沿った位置とに移動可能な用紙案内部材を、前記用紙搬送路の入り口近傍に設けると好適である。
前記上側トレイに排出した用紙を前記用紙搬送路方向に押圧する用紙押圧手段を有すると好適である。
形成すべき画像のサイズ及び枚数を判定する判定手段と、前記最大サイズの用紙の1/4以下の用紙複数枚に対応する画像を書き込みデータとして再配置する再配置手段とを有すると好適である。
前記再配置手段は、前記用紙複数枚に対応する画像データの再配置位置を用紙位置とは独立して調整可能であると好適である。
本発明の画像形成装置によれば、並列給送した複数枚の用紙を画像形成後に上下に積層可能なので、排出後の用紙の取り扱いが容易になる。また、複数枚の用紙に同時に画像形成できることにより生産性を向上させることができる。
請求項2の構成により、並列給送した複数枚の用紙が上下に積層されて排紙部に載置されるので、並列給送した複数枚の用紙を排紙部において帳合することができ、用紙の取り扱いが容易になる。
請求項3の構成により、排紙部に上下に積層されて載置される用紙の位置は、当該画像形成装置の前後方向の手前側であるので、排紙部からの用紙の取り出しが容易になる。
請求項4の構成により、排紙部が当該画像形成装置の胴体内に設けられた胴内排紙部であるので、胴内排紙部からの用紙の取り出しが容易になる。
請求項5の構成により、用紙収納手段内に複数セットされる用紙束は当該画像形成装置の前後方向に並んでセットされるので、装置前後方向に並んで給紙される複数枚の用紙を上下に積層することができ、排出後の用紙の取り扱いが容易になる。
請求項6の構成により、排紙部に上側トレイと下側トレイを有し、上側トレイに排出した用紙を下側トレイに排出した用紙上に積層させるので、並列給紙された用紙を一つのトレイ上に積層して載置することができ、排出後の用紙の取り扱いが容易になる。
請求項7の構成により、上側トレイに排出した用紙を下側トレイに導く用紙搬送路を上側トレイに貫通して設けたので、上側トレイに排出した用紙を下側トレイに導いて下側トレイに排出した用紙上に積層させることができる。
請求項8の構成により、上側トレイに貫通して設けた用紙搬送路に用紙搬送手段を配置したので、上側トレイに排出した用紙を確実に下側トレイに導くことができる。
請求項9の構成により、上側トレイから突出する位置と上側トレイに沿った位置とに移動可能な用紙案内部材を、用紙搬送路の入り口近傍に設けたので、上側トレイに排出した用紙を確実に用紙搬送路に案内することができる。
請求項10の構成により、上側トレイに排出した用紙を用紙搬送路方向に押圧する用紙押圧手段を有するので、上側トレイに排出した用紙を確実に用紙搬送路に送ることができる。
請求項11の構成により、形成すべき画像のサイズ及び枚数を判定する判定手段と、最大サイズの用紙の1/4以下の用紙複数枚に対応する画像を書き込みデータとして再配置する再配置手段とを有するので、最大サイズの用紙の1/4以下の用紙複数枚に対して同時に画像形成することが実現できる。
請求項12の構成により、再配置手段は用紙複数枚に対応する画像データの再配置位置を用紙位置とは独立して調整可能なので、複数の小サイズ用紙(最大サイズの用紙の1/4以下の用紙)にレジストずれすることなく画像を形成することができ、小サイズ用紙に対するプリント・コピー速度を向上させ、生産性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるデジタル複写機の概略構成を示す断面図である。この図に示す複写機100は、装置の上部にスキャナ1を備え、プリンタ部2との間に胴内排紙部3を設けている。装置下部は給紙部4となっており、該給紙部4から給送した転写紙等にプリンタ部2でプリントし、胴内排紙部3に排出する。
スキャナ1は、露光ランプ,ミラー群,レンズ,CCDイメージセンサ等々で構成される走査光学系を有している。コンタクトガラス上に載置された原稿画像は、CCDイメージセンサによって読み取られ、電気信号(アナログ画像信号)に変換され、そしてデジタルデータ(画像データ)に変換される。その画像データには更に所定の画像処理が施される。なお、圧板に代えてADF(原稿自動送り装置)を取り付けることも可能である。
プリンタ部2では、上方にレーザ書込みユニット5を配置し、その下に感光体ドラム6を中心とする作像部が設けられている。感光体ドラム6の周囲には、電子写真プロセスに必要な帯電器,現像装置,転写装置,クリーニング装置,除電器等の各機器が配置されている。その作像部の図において左方には、定着装置7が配置されている。感光体ドラム6と定着装置7は、転写装置を兼ねる転写搬送ベルト8で連絡されている。また、プリンタ部2の最下部には、定着後の用紙表裏を反転させる両面ユニット9が配設されている。
レーザ書込みユニット5は、レーザ出力ユニット,結像レンズおよびミラー等で構成され、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)を有している。レーザ出力ユニットより照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズを通り、ミラーで折り返され、作像部の感光体面上に集光結像する。
給紙部4には、5段の給紙カセット11〜15が備えられている。本例では最大用紙サイズはA2サイズであり、下3段の給紙カセット13,14,15がA2サイズまでの用紙を収納可能である。上2段の給紙カセット11,12にはA3サイズまでの用紙を収納可能である。上2段の給紙カセット11,12は、下3段の給紙カセット13,14,15よりも収納枚数が多いものである。各給紙カセットに対応してそれぞれ給紙手段16が配設されている。給紙手段16は呼び出しコロ,給紙ローラ及び逆転ローラ(分離ローラ)によって構成されている。また、給紙手段16によって送出された用紙は、縦搬送路中の適所に配置された搬送ローラ17によって上方に搬送され、レジストローラ10へと送られる。
上記のように構成されたデジタル複写機100における複写動作について簡単に説明する。
コンタクトガラス上に置かれた原稿はスキャナ1によって読み取られ、原稿画像がデジタルデータに変換された後に所定の画像処理が施される。その画像データに基づいて書き込みユニット5のレーザ出力ユニットが駆動され、書き込みユニット5からのレーザー光によって感光体ドラム6に書き込まれる。
感光体ドラム6は帯電器により所定の電位に帯電されており、書き込みユニット5からのレーザー光が照射されることにより感光体上に静電潜像が形成される。その静電潜像に現像装置よりトナーが付与されてトナー像として可視化される。
一方、給紙部の給紙カセット11〜15のいずれかより用紙が給紙手段16及び搬送ローラ17によりレジストローラ10へ給送されており(裏面記録の場合は両面ユニット9からレジストローラ10へ用紙が給送される)、感光体6上のトナー像とタイミングを合わせてレジストローラ10より用紙が転写部へ送出される。転写装置により感光体6上のトナー像が用紙上に転写され、トナー像を担持した用紙が定着装置7へ搬送される。定着装置7において加熱及び加圧によりトナー像が用紙に定着され、その後用紙は胴内排紙部3へと排出される。
本例では、胴内排紙部3には上側トレイ21及び下側トレイ22が設けられている。その2つのトレイに用紙を選択的に排出させるため、図2に示すように、排紙部手前で用紙搬送路は2つに分岐され、その分岐部に切換爪20が配置されている。切換爪20は軸23を中心に揺動可能に設けられ、後述するソレノイドにより図に実線で示す位置と仮想線で示す位置とに移動する。切換爪20が実線の位置にあるときには用紙は排出ローラ19により下側トレイ22に排出され、切換爪20が仮想線の位置に切り換えられると用紙は排出ローラ18により上側トレイ21に排出される。なお、本例では、切換爪20は用紙搬送基準(本例では中央基準)を中心に装置手前側と装置後側の2分割(2系統)の構成となっているが、これについては後述する。
さて、本例のデジタル複写機100は、最大用紙サイズとしてA2(縦)に対応する広幅の画像形成装置であるが、もちろんA2よりも小さなサイズの用紙も使用可能である。そして、小サイズシートを2枚同時に作像部に給送して画像形成可能に構成されている。これを可能にするため、A2カセット13〜15には、A2用紙の4分の1以下のサイズの用紙を2列収納可能となっている。A2カセット13〜15にA2用紙の4分の1以下のサイズの用紙を2列収納する場合の様子を図3に示す。なお、以下の説明では、符号の煩雑を避けるために、カセット13にA2用紙の4分の1以下のサイズの用紙を2列収納するものとして説明する。
図3において、矢印Cは給紙方向を示しており、この給紙方向Cは、図1の給紙部4においては図の左から右方向が給紙方向である。図3に示すように、A2カセット13内には、A2サイズの用紙P2が短辺を給紙方向に面してセット可能であるが、その4分の1以下のサイズの用紙(ここではA4サイズ)P1を2列並べて収納可能にしてある。小サイズ用紙を2列並べて収納する場合、A5サイズ以下の用紙であればその長辺を給紙方向に面してセット可能であるが、それ以上(A4まで)のサイズの用紙の場合は短辺を給紙方向に面してセットする必要がある。
上記のように、A2カセット13内に並列セットした小サイズ用紙を給紙可能とするため、本例においては、図4に示すように、1段のA2カセットに対して2セット(1対)の給紙手段を備えている。図4において、2列並べてカセット内に収納されたA4サイズの用紙束P1は、2セットの給紙手段16により矢印C方向に給紙される。ここでは並列セットする小サイズ用紙としてA4サイズのもので説明するが、もちろん、A4サイズ以下の用紙であればセット可能である。なお、他のA2カセット14,15およびそれに対応する給紙手段16についても、カセット13の場合と同じである。
図5は、A2カセット13を給紙方向の後側(図1の左側)から見た断面図で、(a)はA4サイズの用紙P1を並列セットした場合、(b)はA2サイズの用紙P2をセットした場合を示している。(a)に示すように、小サイズ用紙を並列セットする場合は、各用紙束の間に中央規制部材36をカセット底板に装着可能に構成されている。各用紙束の外側には、それぞれ端部規制部材37,37が設けられる。(b)に示すように、A2サイズの用紙P2をセットする場合は、用紙両側に端部規制部材37,37が設けられる。A2サイズの用紙P2を給紙する場合は、図6に示すように、2セット(1対)の給紙手段16を両方とも使用して給紙を行う。
また、図7,8に示すように、A2カセット13内には3枚の押上板38a〜cが設けられており、これに対応する押上げ機構39が画像形成装置本体側に設けられている。各押上板38a〜cは、軸42によりカセット底板に回動可能に取り付けられている。小サイズ用紙を押し上げるときには、外側の押上板38a,bが用いられ、A2サイズの用紙を押し上げるときには、3枚の押上板すべてが用いられる。すなわち、中央に位置する押上板38cは、幅方向(図7の上下方向)において両外側の押上板38a,bと重なるように設けられており、押上板38cが加圧レバー41により押し上げられると、3枚の押上板すべてが上昇される。また、外側の押上板38a,bは、加圧レバー40a,bにより押し上げられる。
加圧レバー40a,bと41は、一本の軸39aの反対側に(約180度の関係で)それぞれ固定され、装置本体側に回動可能に支持されており、図示しない駆動機構により回動(揺動)される。そして、A2カセット13を装置本体にセットしたときに、押上板38a〜cの下に加圧レバー40a,b及び41が位置するよう設けられている。カセット側には図示しない切り欠きが有り、その切り欠きから加圧レバー40a,bまたは加圧レバー41がカセット内に進入して各押上板を押し上げる。小サイズ用紙用の押上板38a,bを押し上げるときは、軸39aが図8において反時計回りに回動され、また、A2サイズ用の押上板38cを押し上げるときは、軸39aが図8において時計回りに回動される。A2サイズの用紙P2を押し上げるときは、3枚の押上板38a〜cによってA2用紙のほぼ全幅が押し上げられる。
押上板38a,bまたは38a〜cによって用紙束が押し上げられると、最上位の用紙が呼び出しコロ31(図4参照)に当接されて呼び出される。そして、給紙ローラ32及び逆転ローラ(分離ローラ)33によって1枚に分離されて給送される。カセット13から送り出されたA2用紙または小サイズ用紙は、搬送ローラ17によってレジストローラ10へと給送され、レジストローラ10に突き当たって一端停止する。そして、画像の出力タイミングにしたがってレジストローラ10が回転し、画像と用紙の位置が合うように送出される。小サイズ用紙の場合は2枚が同時に給紙されるものであり、転写・定着も2枚同時に行われ、排紙トレイに同時に排出される。
前出の分岐爪20は図9に示すように構成されている。すなわち、回転軸23が画像形成装置の前側板51と後側板52に回転可能に支持されている。分岐爪20は複数枚から構成されており、装置前側の分岐爪20aは軸23に直接固定されており、第1ソレノイド24によりリンク部材25を介して揺動される。装置後側の分岐爪20bは軸23に挿入されて同一中心軸で回転可能なスリーブ28上に固定されており、第2ソレノイド26によりリンク部材27を介して揺動される。したがって、前側分岐爪20aと後側分岐爪20bは、独立して制御可能な2系統に構成されている。もちろん、第1ソレノイド24と第2ソレノイド26を同時に制御して前後分岐爪20a,bに同じ動作をさせることも可能である。
A2サイズ等の大きいサイズの用紙を排出する場合は、第1及び第2ソレノイド24,26の両方を駆動して、前後分岐爪20a,bが同じ動きをして用紙は上側トレイ21又は下側トレイ22に排出される。
そして本例においては、A4用紙等、小さいサイズの用紙が並列で搬送されてきた場合、すなわち、A2カセット13〜15のいずれかに小サイズ用紙を並列収納して、そこから2枚の用紙を同時に給紙したコピー・プリント時には、第1ソレノイド24を駆動しないことによって前側分岐爪20aは図2の実線位置にあり、手前側の用紙(A2カセット内において装置手前側にセットされた用紙)は下側トレイ22に排出される。一方、第2ソレノイド26は駆動され、後側分岐爪20bは図2の仮想線の位置に切り換えられ、奥側の用紙(A2カセット内において装置奥側にセットされた用紙)は上側トレイ21に排出される。上側トレイ21と下側トレイ22にそれぞれ用紙が排出された様子を図10に示す。
図10は、排紙部3における上側トレイ21及び下側トレイ22を、図1の左方から見た様子を示すもので、上側トレイ21に排出された奥側用紙は、図10では上側トレイ21の左側に位置している。また、下側トレイ22に排出された奥側用紙は、図10では下側トレイ22の右側に位置している。
また、図10に示すように、上側トレイ21には、トレイ上面から下面に貫通する貫通搬送路29が設けられており、その途中に搬送ローラ30が配置されている。貫通搬送路29は装置奥側から手前側に斜めに形成されており、トレイ上面の搬送路入口は装置前後方向において上側トレイ21のほぼ中央に位置して開口している。トレイ下面の搬送路出口は、搬送路入口よりも手前側に位置して開口している。貫通搬送路29の入口開口部にはガイド板43が揺動可能に設けられている。このガイド板43は、図示しない駆動機構によって、その先端部を上側トレイ21の上面から突出させて貫通搬送路29を開口させる位置と、その先端部が上側トレイ21の上面に沿って貫通搬送路29を閉鎖する位置とに移動できるようになっている。
そして、上側トレイ21内には、ソレノイド44及び用紙押圧部材45が配設されている。用紙押圧部材45は“L”字形をしており、上端部をトレイ上面から突出させている。通常時、用紙押圧部材45とトレイ奥側側面とに掛け渡された引張スプリング46によって、用紙押圧部材45上端はトレイ奥側に位置しており、用紙の排出に邪魔にならないようになっている。
ソレノイド44が駆動されると、引張スプリング46の引っ張り力に抗してソレノイドのアームが引き込まれ、用紙押圧部材45を図の右方向に移動させる。それにより、用紙押圧部材45のトレイ上面から突出した押圧部が用紙側面を押して、上側トレイ21上に排出された用紙を図の右方向に移動させる。このとき、ガイド板43が貫通搬送路29を開口させる位置に突出していることにより、用紙前側側面がガイド板43に当接し、用紙は貫通搬送路29内に導かれる。すると用紙先端(前側側面)が搬送ローラ30にくわえ込まれて搬送され、上側トレイ21上に排出された用紙は貫通搬送路29を通って下側トレイ22上に(下側トレイ22に排出された用紙上に)落下する。下側トレイ22の装置手前側端部には、用紙の落下を防止する立ち上げ部22aが設けられている。これにより、上側トレイ21から下側トレイ22上に落下した用紙がトレイ前端から落ちないようにしている。
本例では、上側トレイ21に排出された用紙は、トレイに排出された時点で(排出が完了するとすぐに)下側トレイ22上に落下され、下側トレイ22に排出された用紙上に重ねられて帳合される。ソレノイド44の駆動タイミングは用紙サイズに基づく用紙搬送時間によって決定できる。上側トレイ21への用紙排出完了を検知するセンサを、例えば排出ローラ18近傍に配置しても良い。
次に、画像データの取り扱いについて図11,12を参照して説明する。
本例の画像形成装置は図1に示すようにスキャナ1を備えているが、外部装置(パソコン等)からの出力データによるプリント機能やファクシミリ機能を備えた複合機として構成されてもよい。複写機として動作する場合、画像データはスキャナ1から入力される。プリンタとして動作する場合、画像データは複写機100に直接接続された外部装置、あるいはネットワークなどを介して接続された外部装置から入力される。ファクシミリとして動作する場合、画像データは通信回線を介して入力される。いずれの場合も、画像データと同時あるいは画像データの直前に画像サイズや枚数等の情報も送られてくる。入力された画像データは、画像処理部101が有する画像メモリ102に記憶される。
入力された画像データの画像サイズや枚数は判定部103によって判定され、小サイズ、ここではA4サイズの画像データが送られてきた場合は、図11に示すように、A4サイズで複数枚の場合はデータ再配置部104によって最終出力メモリ(最大用紙サイズの画像データに対応できるものである)105内にA4サイズのデータが複数(2つ)直列に配列される。このときのデータ配置は、カセット内の用紙配置に合うように調整可能となっている(画像データの再配置位置を、用紙位置とは独立して調整することができる)。
一方、A2サイズの画像データが入力された場合は、図12に示すように、判定部103によって画像サイズが判定され、データ再配置部104はそのまま(再配置せずに)データを最終出力メモリ105に受け渡す。
そして、小サイズ画像の場合もA2サイズ画像の場合も、ラインメモリとしての最終出力メモリ105から書込みデータとしてプリントエンジン(書込み装置部)106にデータが出力される。
図13は、本発明に係る画像形成装置の別例であるデジタルカラー複写機の概略構成を示す断面図である。前記実施例のデジタル複写機100と同等の部分には同じ符号を付して説明する。
この図に示すカラー複写機200は、装置の上部にスキャナ1を備え、プリンタ部2との間に排紙部3を設けている。装置下部は給紙部4となっており、該給紙部4から給送した転写紙等にプリンタ部2でプリントし、排紙部3に排出する。
スキャナ1の構成は前記実施例のデジタル複写機100と同様である。
本例においては、プリンタ部2はいわゆるタンデム型のフルカラー装置として構成され、感光体ドラム6の周囲に電子写真プロセスに必要な帯電器,現像装置,転写装置,クリーニング装置,除電器等の各機器を配置した作像ユニットSUを4つ(4色分)有している。その4つの作像ユニットSUは、中間転写ベルト201の下辺に沿って並設されている。各作像ユニットSUの構成は同一であり、扱う現像剤の色がシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色に異なっている。各色トナーはトナー収容部203のトナーボトルに収容されており、図示しない搬送機構(本例では粉体ポンプを用いる)により各作像ユニットSUの現像装置に送られる。
本例におけるレーザ書込みユニット5は4つの作像ユニットSUの下方に配置されており、各色に対応して光変調されたレーザ光を各色作像ユニットの感光体ドラム6の表面に照射する。
本例のカラー複写機200では、各作像ユニットSUで形成したトナー像を、中間転写ベルト201上に重ね転写してフルカラー画像を形成し、これを給紙部4から給紙した転写紙等の用紙上に一括転写することでフルカラーコピー・プリントが可能になっている。もちろん、モノクロ画像の形成も可能である。
排紙部3には、前記実施例のデジタル複写機100と同様に、上側トレイ21及び下側トレイ22が設けられている。その2つのトレイに用紙を選択的に排出させるため、用紙搬送路が2つに分岐され、その分岐部に切換爪20が配置されていることも同様である。切換爪20の構成も前記実施例の場合と同様である。また、上側トレイ21の構成も図10で説明した前記実施例の場合と同様であり、上側トレイ21に排出した小サイズ用紙を下側トレイ22に落下させて帳合できるように構成されている。
給紙部4には、本例では2段の給紙カセット13,14が備えられる。両カセットはA2サイズまでの用紙を収納可能であり、前記実施例のデジタル複写機100と同様に、給紙カセット13,14にはA2用紙の4分の1以下のサイズの用紙を2列収納可能となっている。給紙カセット13,14の構成は前記実施例の場合と同様であり、1段のカセットに対して2セット(1対)の給紙手段を備えていることも同様である。
上記説明した2つの実施例の画像形成装置においては、出力画像サイズが装置における最大画像サイズの1/4以下である場合には、最大サイズの用紙を収容するカセット内に並列セットした小サイズ用紙を複数枚(実施例では2枚)、同時に給紙して同時に画像形成を行なうことにより、小サイズ用紙におけるコピー・プリント速度を格段に向上させて生産性を高めることができる。
そして、小サイズ用紙を複数枚同時に画像形成する場合、画像形成後の用紙を上下に重ねて積載することで、排出後の用紙の取り扱いが容易になる。すなわち、複数ページのコピー・プリント物が2つのトレイに互い違いにスタックされるのではなく、1つのトレイに1束のコピー・プリント物として出力順にスタックされるので、ページ合わせなどが必要でなく、取り扱いが容易である。
また、その1束のコピー・プリント物が胴内排紙部3において装置前面側に排出積載されることによって、ユーザによるコピー・プリント物の取り出しが容易である。
さらに、出力すべき画像サイズが小サイズ(最大サイズの1/4以下)の場合に、その小サイズ画像のデータを最大サイズの画像データを格納可能なラインメモリとしての最終出力メモリに複数個配置するデータ再配置手段を有することにより、複数の小サイズ画像の同時書き込みが実現できる。
また、複数の小サイズ画像を再配置する場合に、その画像データの再配置位置を用紙位置とは独立して調整することができるので、複数の小サイズ用紙に対してレジストずれのない画像を同時に形成できるので、小サイズ用紙における画像形成速度を向上させ、生産性を高めることができる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図示例では最大用紙サイズをA2サイズとしたが、用紙サイズは一例であって、最大用紙サイズも小サイズも適宜変更可能である。また、図示例では小サイズ用紙の同時給紙枚数を2枚、すなわち2枚の並列としたが、小サイズ用紙を3列以上並列給紙可能とし、これに同時に画像形成可能とすることもできる。
また、画像形成装置各部の構成は任意であり、作像部の構成や給紙段の数なども任意である。もちろん、画像形成装置としては複写機に限らず、プリンタやファクシミリ、あるいは複数の機能を有する複合機でも構わない。
本発明に係る画像形成装置の一例であるデジタル複写機の概略構成を示す断面図である。 用紙搬送路の一部とそこに配置された切換爪を示す部分断面図である。 給紙カセットに小サイズ用紙を2列収納する場合の様子を示す模式図である。 その給紙カセットに設けられた給紙ユニットを示す斜視図である。 その給紙カセットに小サイズ用紙を2列、または大サイズ用紙をセットした様子を示す断面図である。 その給紙カセットで大サイズ用紙を給紙する様子を示す斜視図である。 その給紙カセットの用紙押上板を示す平面図である。 用紙押上げ機構を示す側面からの断面図及び正面からの断面図である。 図2の切換爪の構成を示す側面図である。 上側トレイ及び下側トレイを示す側面図である。 小サイズ用紙2枚に対する画像データの取り扱いを示すブロック図である。 大サイズ用紙に対する画像データの取り扱いを示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の別例であるデジタルカラー複写機の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 スキャナ
2 プリンタ部
3 胴内排紙部
4 給紙部
13〜15 A2カセット
16 給紙手段
20 切換爪
21 上側トレイ
22 下側トレイ
29 貫通搬送路
30 搬送ローラ
43 ガイド板
45 用紙押圧部材
38a〜c 押上板
39 押上げ機構
100 デジタル複写機
200 カラー複写機

Claims (12)

  1. 画像形成可能な最大サイズの用紙束を収納する用紙収納手段内に、前記最大サイズの用紙の1/4以下の用紙束を複数セット可能に設け、
    該複数セット分の用紙束に対応する給紙手段を前記用紙収納手段に対して設け、
    前記最大サイズの用紙の1/4以下の用紙を同時に複数枚前記用紙収納手段から並列給送して画像形成可能な画像形成装置であって、
    前記並列給送した複数枚の用紙を画像形成後に上下に積層可能なことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記並列給送した複数枚の用紙が上下に積層されて排紙部に載置されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排紙部に上下に積層されて載置される用紙の位置は、当該画像形成装置の前後方向の手前側であることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排紙部が、当該画像形成装置の胴体内に設けられた胴内排紙部であることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙収納手段内に複数セットされる用紙束は当該画像形成装置の前後方向に並んでセットされることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記排紙部に上側トレイと下側トレイを有し、前記上側トレイに排出した用紙を前記下側トレイに排出した用紙上に積層させることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記上側トレイに排出した用紙を前記下側トレイに導く用紙搬送路を、前記上側トレイに貫通して設けたことを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記上側トレイに貫通して設けた用紙搬送路に用紙搬送手段を配置したことを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記上側トレイから突出する位置と前記上側トレイに沿った位置とに移動可能な用紙案内部材を、前記用紙搬送路の入り口近傍に設けたことを特徴とする、請求項6または7に記載の画像形成装置。
  10. 前記上側トレイに排出した用紙を前記用紙搬送路方向に押圧する用紙押圧手段を有することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 形成すべき画像のサイズ及び枚数を判定する判定手段と、前記最大サイズの用紙の1/4以下の用紙複数枚に対応する画像を書き込みデータとして再配置する再配置手段とを有することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記再配置手段は、前記用紙複数枚に対応する画像データの再配置位置を用紙位置とは独立して調整可能なことを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。
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