JP2002302291A - シート搬送装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置とこの装置を備えた画像形成装置

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JP2002302291A
JP2002302291A JP2001110652A JP2001110652A JP2002302291A JP 2002302291 A JP2002302291 A JP 2002302291A JP 2001110652 A JP2001110652 A JP 2001110652A JP 2001110652 A JP2001110652 A JP 2001110652A JP 2002302291 A JP2002302291 A JP 2002302291A
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Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下流側の搬送ローラ対が記録紙を引っ張って
上流側の搬送ローラ対を回転させながら引き抜くとき、
下流側の搬送ローラ対やモータに過大な負荷が加わらな
いようにする。 【解決手段】 記録紙搬送装置は、配列されて記録紙を
搬送する複数の搬送ローラ対と、搬送ローラ対の搬送ロ
ーラを回転させるモータと、複数の搬送ローラ対の内、
上流側の搬送ローラ対の搬送ローラ5とモータとの間に
設けられてモータから上流側の搬送ローラ対の搬送ロー
ラ5に回転力を伝達し、上流側の搬送ローラ対の搬送ロ
ーラ5からモータへの回転伝達を断つワンウェイクラッ
チ14と、を備え、搬送ローラ対のローラ5は、ローラ
軸15と、ローラ軸に空転可能に設けられた筒状のロー
ラ部23とを有し、ローラ部はワンウェイクラッチと連
動している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを搬送する
シート搬送装置と、このシート搬送装置を装置本体に備
えてシートに画像を形成する画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート搬送装置は、例えば、シー
トを取り扱うシート取り扱い装置の装置本体内に装備さ
れている。シートを取り扱うシート取り扱い装置には、
シートに画像を形成する画像形成装置や、シートに孔を
あけたり、あるいはシート束を綴じたりするシート処理
装置等がある。画像形成装置には、複写機、プリンタ、
ファクシミリ、およびこれらの複合機等がある。シート
には、普通紙、普通紙の代用品である樹脂性の厚みの薄
いもの、厚紙、オーバヘッドプロジェクタ用の用紙等が
ある。
【0003】シート搬送装置は、シートを挟んで回転し
て搬送する複数のローラ対を有し、シートを複数のロー
ラ対にまたがせて搬送するため、シートを搬送している
間はすべてのローラ対に回転力を伝える必要がある。
【0004】この場合、シートが通過する部分のローラ
対のみ、回転させるシート搬送装置もある。このような
シート搬送装置は、下流側ローラ対にシートが受け渡さ
れたとき、上流側ローラ対に対するモータの回転伝達を
遮断して、上流側ローラ対が下流側ローラ対によって搬
送されるシートに引っ張られて追従回転するようにする
ワンウェイクラッチを有している。
【0005】ローラ対のローラは、ローラ軸に円筒状の
ゴムローラを圧入して形成され、ローラ軸とゴムローラ
とが一体に回転するようになっている。そして、ワンウ
ェイクラッチは、ローラ軸を回転させる歯車部に設けら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
搬送装置は、上流側ローラ対に挟まれているシートを下
流側ローラ対によって引き抜くとき、上流側ローラ対の
ゴムローラとローラ軸は一体に回転するとともに歯車部
も回転するようになっていた。
【0007】このため、下流側ローラ対には、上流側ロ
ーラ対のゴムローラ、ローラ軸、歯車部を回転させるだ
けの大きな回転力を必要として、モータのトルクアップ
を必要としていた。また、下流側ローラ対は、シートを
牽引して上流側ローラ対を追従回転させるため、耐久性
の劣化が早かった。
【0008】さらに、シートは、過大なテンションを受
け、種類によっては多少伸びるおそれがあった。
【0009】また、下流側ローラ対は、回転摩擦力によ
ってシートを引っ張るため、下流側ローラ対は、シート
に対してスリップして、シートに摩耗を生じさせてい
た。さらに、搬送路が湾曲していると、搬送路の湾曲部
分の内側を擦すらせながら搬送するため、シートと、湾
曲部分とが摩耗することがあった。
【0010】さらに、摩耗した搬送ローラ対を交換する
とき、搬送ローラとローラ軸が一体に形成されているた
め、使用可能なローラ軸まで交換しなければならなかっ
た。
【0011】本発明は、下流側の回転体対がシートを引
っ張って上流側の回転体対を回転させながら引き抜くと
き、下流側の回転体対や駆動手段に過大な負荷が加わら
ないようにして、また、シートに過大な引っ張り力が加
わらないようにして、上流側の回転体対からシートを引
き抜くことのできるシート搬送装置と、このシート搬送
装置を装置本体に備えた画像形成装置とを提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート搬送装置は、配列されて前記シート
を搬送する複数の搬送回転体対と、前記搬送回転体対を
回転させる駆動手段と、前記複数の搬送回転体対の内、
上流側の搬送回転体対の回転体と前記駆動手段との間に
設けられて前記駆動手段から前記回転体に回転力を伝達
し、前記回転体から前記駆動手段への回転伝達を断つ一
方向回転力伝達手段と、を備え、前記回転体は、回転軸
と、前記回転軸に空転可能に設けられた筒状の回転体部
とを有し、前記回転体部は前記一方向回転力伝達手段と
連動している。
【0013】本発明のシート搬送装置の前記回転軸と前
記回転体部とのスラスト方向の中間部分に、隙間を形成
してある。
【0014】本発明のシート搬送装置の前記一方向回転
力伝達手段は、前記回転軸の回転力を前記回転体部に伝
達するようになっている。
【0015】本発明のシート搬送装置の前記回転体部と
前記一方向回転力伝達手段は、前記回転軸に交換可能に
設けられている。
【0016】本発明のシート搬送装置の前記一方向回転
力伝達手段は前記回転軸に設けられ、前記回転体部は前
記回転軸に交換可能に、かつ前記一方向回転力伝達手段
と分離可能に設けられている。
【0017】本発明のシート搬送装置の前記回転体部
は、前記回転軸に交換可能に設けられた筒部材と、前記
筒部材に設けられて前記筒部材と一体に回転して前記シ
ートに接触する筒状のローラとを有している。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、上記いずれか1つのシート搬送装置と、シー
トに画像を形成する画像形成手段と、を備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。
【0020】本実施形態の記録紙搬送装置は、シート取
り扱い装置の装置本体内の少なくとも1箇所に設けられ
て、記録紙を搬送するようになっている。シート取り扱
い装置には、例えば、シートに画像を形成する画像形成
装置、シートに孔をあけたり、あるいはシート束を綴じ
たりするシート処理装置等がある。
【0021】本実施形態の記録紙搬送装置は、画像形成
装置である複写機の装置本体に装備されているが、プリ
ンタ、ファクシミリ、およびこれらの複合機等、あるい
は、シート処理装置等の装置本体にも設けることがで
き、複写機の装置本体のみに装備されるものではない。
【0022】なお、本実施形態に記載された、寸法、材
質、形状は、それに限定されるものではない。
【0023】(複写機)まず、図1に基づいて、記録紙
搬送装置40を装置本体25に装備した複写機(画像形
成装置)24を説明する。
【0024】使用者が原稿ガラス201上に原稿をセッ
トし、コピーボタンを押すと、露光装置202は、原稿
を照射しながら矢印aの方向に移動し原稿全面を走査す
る。露光装置202より原稿を照射した光は、第2、3
ミラ−203により折り返されてレンズによりCCD2
04に結像する。CCD204により読み取られた原稿
の情報は、画像処理部で電気信号に変換されてレーザス
キャナ100に伝送される。そしてレーザスキャナ10
0から射出された画像情報に対応する画像書き込み光学
系は、画像形成部(画像形成手段)26の感光ドラム1
01を走査して、結像されて静電潜像を作る。この静電
潜像は、現像器102により現像される。したがって、
感光ドラム101にトナー像が形成される。
【0025】記録紙は、給紙カセット1にセットされて
装置本体25内に収められている。給紙カセット1が本
体内にセットされると、記録紙は、不図示のリフタモー
タにより給紙カセット1内を上昇して、給紙可能な状態
になる。記録紙は、給紙ローラ2の回転により移動を開
始して、分離ローラ対3,4により1枚ずつ分離され、
記録紙搬送装置40の上流側搬送ローラ対5,6、搬送
路9をへてレジストローラ対7,8に搬送される。
【0026】レジストローラ対7,8によりレジストを
補正された記録紙は、搬送ローラ対21,22によって
転写部へと搬送されて、すでに現像器102により現像
されたトナー像が、感光ドラム101と転写ローラ10
3との間で転写される。画像形成部26へ搬送される記
録紙は、記録紙通過検知装置30によってシートの通過
を検知されて、画像形成部26にトナー像の位置に合わ
せてタイミング良く送り込まれる。
【0027】トナー像を転写された記録紙は、分離帯電
器により感光ドラム101から剥がされて、搬送路10
を経由して定着器11に送り込まれる。最後に、記録紙
は、トナー像を定着されて、排紙ローラ12によって、
機外に排出される。これによって、複写機24は、記録
紙の片面複写動作を終了する。記録紙の両面に画像を形
成するときには、定着器11を出た記録紙は、スイッチ
バック搬送された後、反転路31を通過して、感光ドラ
ム10で反対側の面に画像が形成される。
【0028】(記録紙搬送装置)記録紙搬送装置40
は、記録紙を搬送するようになっている。記録紙搬送装
置40は、配列されて記録紙(シート)Pを搬送する搬
送ローラ対(搬送回転体対)5,6およびレジストロー
ラ対(搬送回転体対)7,8と、搬送ローラ対5,6を
回転させるモータ(駆動手段)41と、搬送ローラ対
5,6およびレジストローラ対7,8の内、上流側の搬
送ローラ対(上流側の搬送回転体対)5,6とモータ4
1との間に設けられてモータ41から搬送ローラ対5,
6に回転力を伝達し、搬送ローラ対5,6からモータ4
1への回転伝達を断つワンウェイクラッチ(一方向回転
力伝達手段)14と、を備えている。なお、レジストロ
ーラ対7,8も、モータ41によって回転するようにな
っていてもよい。また、不図示の他のモータによって回
転するようになっていてもよい。ワンウェイクラッチ1
4は、搬送ローラ5の側部に配置してある。
【0029】図2において、記録紙は、前述したように
カセット1から搬送ローラ対5,6をへてレジストロー
ラ対7,8へと矢印Sの方向へ搬送される。搬送路9
は、湾曲した形状に形成してある。記録紙は斜行を補正
するため、レジストローラ対7,8でレジスト補正され
る。
【0030】レジスト補正は、記録紙を搬送ローラ対
5,6で搬送して、回転停止しているレジストローラ対
7,8のニップの入り口に記録紙の先端を当接させ、さ
らに、任意の長さ(約10mm程度)搬送して、記録紙
にループを作り、搬送ローラ対5,6を回転停止して、
ループ状態を保持することにより行われる。
【0031】斜行補正の後のレジストローラ対7,8
は、図示しないモータにより回転して、記録紙を搬送す
る。このとき、搬送ローラ対5,6には、ワンウェイク
ラッチ14が設けられているため、搬送ローラ対5,6
には回転力を与えなくてもレジストローラ対7,8によ
って記録紙の搬送が行える。そして、記録紙は、レジス
トローラ対7,8によって、搬送ローラ対5,6から引
き抜かれる。
【0032】次に、搬送ローラ対5,6とワンウェイク
ラッチ14を詳細に説明する。搬送ローラ対5,6の搬
送ローラ5および搬送ローラ6は、ローラ軸(回転軸)
15と、ローラ軸15に空転自在に設けられたローラ部
(回転体部)23とを有し、ローラ部23はワンウェイ
クラッチ14と係脱可能に連動している。
【0033】なお、搬送ローラ6は、搬送ローラ5と同
一構造であるので、図示省略する。また、搬送ローラ6
は、ワンウェイクラッチを有しないで、ローラ軸15
と、ローラ軸15に空転自在に設けられたローラ部23
を有し、そのローラ部23が搬送ローラ5のローラ部2
3の圧接によって追従回転するようになっていてもよ
い。
【0034】ローラ部23は、図4ないし図6に示すに
POM(ポリオキシメチレン)、ポリアミド系合成樹脂
(ナイロン)等の耐摩耗性と摺動性に優れた摺動性樹脂
のローラ基部(筒部材)16とゴムローラ(ローラ)1
7,17とから構成されている。ローラ基部16の端部
には嵌合凹部18が形成され、ワンウェイクラッチ14
には嵌合突部27を形成してある。嵌合凹部18と嵌合
突部27は連結部28を構成して、ローラ軸15のスラ
スト方向に係脱自在に、かつラジアル方向で係合するよ
うになっている。
【0035】さらに、ローラ基部16の中間部内径D1
は、ローラ軸15の外径D2より少し大きく(ちなみ
に、約0.2mm程度大きく)形成してあり、隙間Gを
形成している。なお、ローラ軸15のローラ基部16に
対向する部分の一部を細径にして、隙間Gを形成しても
よい。
【0036】ローラ基部16の一端は、ローラ基部16
の端部に形成した凹部16aを、ワンウェイクラッチ1
4の端部に形成された突部14aに嵌合して支持されて
いる。ローラ基部16の他端は、突起部13によってロ
ーラ軸15に支持されている。これによって、ローラ基
部16の空転時の摩擦抵抗が、低減される。
【0037】ローラ軸15に対するローラ部23とワン
ウェイクラッチ14のスラスト方向の位置決めは、ロー
ラ軸15上に設けられたEリング19,20により決め
られている。ゴムローラ17の摩耗が進み、交換が必要
になったとき、Eリング19を外すことによって、ロー
ラ部23のみ交換することができる。なお、ローラ部2
3とワンウェイクラッチ14は、別体になっているが、
一体にして、ローラ部23とワンウェイクラッチ14と
を同時に交換してもよい。この場合においても、ローラ
部23は、ローラ軸15に対して空転することができ
る。このため、本実施形態の記録紙搬送装置40は、ロ
ーラ軸15まで、交換する必要が無いので、コストアッ
プを防止することができる。
【0038】ワンウェイクラッチ14は、モータ41の
回転をローラ部23に回転力を伝達し、ローラ部23か
らモータ41への回転伝達を断つ機能を有している。
【0039】以上の構成において、モータ41によって
ローラ軸15が図3において矢印c方向に回転すると、
ワンウェイクラッチ14を介してローラ部23も矢印c
方向に回転しようとする。ローラ部23には、記録紙を
搬送する抵抗が矢印b方向に加わる。このためワンウェ
イクラッチ14は、ローラ軸15を締め付けて、モータ
41の回転力をローラ軸15からローラ部23に伝達す
る。これによって搬送ローラ対5,6は記録紙を搬送す
る。
【0040】記録紙がレジストローラ対7,8に到達す
ると、搬送ローラ対5,6のモータ41は回転を停止す
る。レジストローラ対7,8は、記録紙の搬送を継続す
る。このため、搬送ローラ対5,6は、記録紙を挟んだ
ままであるので、レジストローラ対7,8によって搬送
される記録紙に引っ張られてローラ部23が回転する。
ローラ部23は、ワンウェイクラッチ14と一体に回転
する。すると、ローラ軸15を締め付けていたワンウェ
イクラッチ14は、締め付けを解除する。これによっ
て、ワンウェイクラッチ14は、ローラ軸15に対して
空転し、ローラ軸15には、回転力が加わらない。
【0041】ところで、本実施形態の搬送路9は、図2
に示すように湾曲している。この様な搬送路9上にレジ
ストローラ対7,8、搬送ローラ対5,6を配置してあ
ると、記録紙はレジストローラ対7,8によって搬送ロ
ーラ対5,6から引き抜かれるとき、搬送路9に強く擦
られるおそれがある。
【0042】この擦れによって、次ぎのようなことが発
生する。搬送路9と記録紙Pに摩耗および紙粉が発生す
る。レジストローラ対7,8の引き抜き回転時におけ
る、擦れの抵抗によるレジストローラ対7,8の早期摩
耗が生じる。レジストローラ対7,8のモータの回転ト
ルクが増加する。記録紙に引っ張り力が加わり記録紙が
一旦伸びるため、転写時の画像不良や定着時に皺が発生
する。レジストローラ対7,8のスラスト方向の両端で
の接触圧の不均一や、引き抜きどきのスラスト方向の両
端での抵抗差により記録紙が斜行することがある。
【0043】しかし、本実施形態の記録紙搬送装置40
は、搬送ローラ5の側面にワンウェイクラッチ14を配
置して、ローラ部23がローラ軸15に対して空転する
構造になっているので、上記の擦れによって生じる種々
の問題に対処することができるようになっている。
【0044】すなわち、本実施形態の記録紙搬送装置4
0は、搬送路9と記録紙Pとの摩耗および紙粉の発生を
少なくすることができる。レジストローラ対7,8の引
き抜き回転時における、擦れの抵抗によるレジストロー
ラ対7,8の早期摩耗を少なくすることができる。レジ
ストローラ対7,8のモータの回転トルクを小さくする
ことができる。記録紙に引っ張り力が殆んど加わらなく
なり、記録紙の伸びを防止して、転写時の画像不良や定
着時の皺の発生を防止することができる。レジストロー
ラ対7,8のスラスト方向の両端での接触圧の不均一
や、引き抜きどきのスラスト方向の両端での抵抗差によ
る記録紙の斜行を防止することができる。
【0045】また、以上の実施形態では、レジストロー
ラ対7,8とそのすぐ上流のローラ対5,6について述
べたが、レジストローラ対7,8の上流に配置される搬
送ローラ対は、記録紙のサイズにより複数設けられるこ
とが多い。この場合レジストローラ対7,8より上流に
位置するすべてのローラに本実施形態の構成にすること
によって、複写機内におけるモータのトルクを小さくす
ることができるとともに、ローラの摩耗を少なくして、
交換を容易に行えるようにすることができる。
【0046】さらに、記録紙の引き抜きを行うローラを
レジストローラ対として説明したが、記録紙の引き抜き
を行うローラはレジストローラ対に限るものではなく、
他の搬送部分に広く使用可能である。複写機全体で広範
囲に本実施形態のシート搬送装置を実施することによ
り、ローラを駆動するモータの小型化、消費電流の抑制
が可能となるため、装置のコストダウン、少消費電力化
が可能となる。さらに、ローラや搬送部の耐久性が向上
するため、装置の信頼性向上、サービス性の向上、コス
トダウンが可能となる。
【0047】複写機24は、ゴムローラ17が摩耗した
とき交換可能なローラ部23を有した記録紙を確実に送
ることのできる記録紙搬送装置40を備えているので、
記録紙に画像を確実に形成することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明のシート搬送装置は、シートを、
下流側の搬送回転体対で上流側の搬送回転体対から引き
抜いて搬送するとき、一方向回転力伝達手段によって、
上流側の搬送回転体対が空転するので、シートの引き抜
き搬送抵抗を少なくして、下流側の搬送回転体対の摩耗
を防止し、駆動手段の駆動力を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の記録紙搬送装置(シート搬
送装置)を装置本体内に装備した複写機(画像形成装
置)の概略正面断面図。
【図2】本発明の実施形態の記録紙搬送装置の概略正面
断面図である。
【図3】図2の記録紙搬送装置の斜視図である。
【図4】上流側の搬送ローラ(上流側の搬送回転体)の
平面図である。
【図5】図4の搬送ローラのスラスト方向に沿った断面
図で、ワンウェイクラッチ(一方向回転力伝達手段)を
スラスト方向に位置をずらした図である。
【図6】図4の搬送ローラの正面図であり、ローラ部
(回転体部)をスラスト方向に位置をずらした図であ
る。
【符号の説明】
P 記録紙(シート) G 隙間 5,6 搬送ローラ対(回転体、搬送回転体対、上流側
の搬送回転体対) 7,8 レジストローラ対(回転体、搬送回転体対) 14 ワンウェイクラッチ(一方向回転力伝達手
段) 15 ローラ軸(回転軸) 16 ローラ基部(筒部材) 17 ゴムローラ(ローラ) 24 複写機(画像形成装置) 23 ローラ部(回転体部) 26 画像形成部(画像形成手段) 28 連結部 40 記録紙搬送装置(シート搬送装置) 41 モータ(駆動手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列されて前記シートを搬送する複数の
    搬送回転体対と、 前記搬送回転体対を回転させる駆動手段と、 前記複数の搬送回転体対の内、上流側の搬送回転体対の
    回転体と前記駆動手段との間に設けられて前記駆動手段
    から前記回転体に回転力を伝達し、前記回転体から前記
    駆動手段への回転伝達を断つ一方向回転力伝達手段と、
    を備え、 前記回転体は、回転軸と、前記回転軸に空転可能に設け
    られた筒状の回転体部とを有し、前記回転体部は前記一
    方向回転力伝達手段と連動していることを特徴とするシ
    ート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記回転軸と前記回転体部とのスラスト
    方向の中間部分に、隙間を形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記一方向回転力伝達手段は、前記回転
    軸の回転力を前記回転体部に伝達することを特徴とする
    請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体部と前記一方向回転力伝達手
    段は、前記回転軸に交換可能に設けられていることを特
    徴とする請求項1または3の内、いずれか1項に記載の
    シート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記一方向回転力伝達手段は前記回転軸
    に設けられ、前記回転体部は前記回転軸に交換可能に、
    かつ前記一方向回転力伝達手段と分離可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または3に記載のシート
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体部は、前記回転軸に交換可能
    に設けられた筒部材と、前記筒部材に設けられて前記筒
    部材と一体に回転して前記シートに接触する筒状のロー
    ラとを有していることを特徴とする請求項1ないし5の
    内、いずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の内、いずれか1項に
    記載のシート搬送装置と、 シートに画像を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009242073A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kyocera Mita Corp 搬送装置
JP2010030732A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Sharp Corp シート体搬送装置およびそれを備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009242073A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kyocera Mita Corp 搬送装置
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