JPH082721A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH082721A
JPH082721A JP13604194A JP13604194A JPH082721A JP H082721 A JPH082721 A JP H082721A JP 13604194 A JP13604194 A JP 13604194A JP 13604194 A JP13604194 A JP 13604194A JP H082721 A JPH082721 A JP H082721A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙ローラーが重層した用紙から1枚ずつ搬
送する際に、用紙の重送及び空送(給紙ローラーが回転
しても用紙が送られない状態)の両方を低減する。 【構成】 給紙ローラー4の回転によって重層した用紙
Aの上層部の数枚を、分離パッド5a上に送り出す。こ
の際に空送を防止するために、分離パッド5aの上流側
の突部5dと給紙ローラー4との間の隙間は用紙Aが入
りやすいように十分広くしてある。また、分離パッド5
aの側方で給紙ローラー4より軸方向に外れた位置に、
突出部42を設け、軸方向に沿って凹凸を形成してあ
る。このため、給紙ローラー4と分離パッド5aの間に
多量の用紙Aが入ろうとしても、突出部42の上を乗り
越えた適量の用紙のみがその両者間に挟まれることとな
り、給紙ローラー4と分離パッド5aの間で確実に用紙
の分離作用を実行し、重送を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機等に
おける給紙装置のうち、給紙ローラーの回転によって、
給紙ローラーと対向面との間に重層して存在する用紙を
1枚ずつ分離して搬送するタイプの給紙装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置としては、例え
ば本願出願人による実願平4−66545号等の様に、
給紙ローラーに対向する位置に分離パッドを備えるホル
ダを設けて、このホルダの対向面(給紙ローラーに対向
する面)と給紙ローラーとの間に重層して存在する用紙
を1枚ずつ分離して搬送するものが知られている。
【0003】ここで、本発明との比較のために創作した
給紙装置の一例を図10〜図12に示す。この給紙装置
においては、積層した用紙Aを、ばねP10等にて上向
き付勢された受け板P12にて弾性的に支持する一方、
回転軸P14によって図中矢印方向に回転駆動される給
紙ローラーP18を配置し、更に、給紙ローラーP18
の下方に、分離パッドP20を備えたホルダP22を配
置している。ホルダP22は、ばねP23によって給紙
ローラーP18に向けて付勢されている。分離パッドP
20は、ホルダP22の対向面P22a(給紙ローラー
P18の周面に対向する面)に設けられており、ゴム等
の摩擦係数の大きい素材で形成されている。
【0004】上記構成を有する給紙装置において、給紙
ローラーP18を図中矢印方向に回転させると、給紙ロ
ーラーP18の外周面P18aが用紙Aの表面に当接し
ているので、給紙ローラーP18の摩擦力により、用紙
Aのうちの上層部の複数枚が、給紙ローラーP18とホ
ルダP22の対向面P22aとの間に向けて送られる。
すなわち、最上部の用紙Aが給紙ローラーP18の摩擦
力によって送り出されるのに伴い、その下に積層されて
いる複数枚の用紙Aについても、用紙A同士の摩擦力等
によって、最上部の用紙Aとともに給紙ローラーP18
と対向面P22aとの間に向けて送り出される。
【0005】そして、図11に示すように、複数枚の用
紙Aが、給紙ローラーP18と分離パッドP20との間
に送られると、最上部の用紙Aが給紙ローラーP18の
摩擦力により送り出され、その下の用紙Aは最上部の用
紙Aとの摩擦力よりも分離パッドP20との摩擦力が大
きいために、分離パッドP20の上に残される。つま
り、給紙ローラーP18の回転によって、給紙ローラー
P18とホルダP22の分離パッドP20との間に重層
して存在する用紙が1枚ずつ搬送される。
【0006】ところで、上記構成を有する給紙装置にお
いては、分離パッドP20の摩擦力によって用紙Aの重
送を防止するものの、給紙ローラーP18と分離パッド
P20との間にあまりに多数の用紙Aが供給された場合
には、分離パッドP20の作用をもってしても重送を防
止できないことがある。
【0007】そこで、上記給紙装置においては、ホルダ
P20の対向面P22aの端部(搬送方向上流側におけ
る端部)に、給紙ローラーP18に向けて突出する突部
P22bを設け、給紙ローラーP18の外周面P18a
とホルダP22の対向面P22aとの間の隙間の距離
(図11における距離D)をある程度小さくして、給紙
ローラーP18とホルダP22の間にある程度用紙が入
りにくくなるようにしている。この突部P22bは、図
12の斜視図(ホルダP22を示す斜視図)に示すよう
に、ホルダP22の一方の側端部P22dから他方の側
端部P22eにかけて同じ高さで設けられている。すな
わち、突部P22dは、給紙ローラーP18の軸方向に
沿って同じ高さで突設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように突部P22bを設けて隙間の距離Dを小さくした
場合、用紙Aの重送は少なくなるものの、逆に用紙Aの
空送(すなわち給紙ローラーP18が回転しても用紙A
が送られない状態)が多くなる。つまり、上記隙間の距
離Dを小さくすると、給紙ローラーP18とホルダP2
2の対向面P22aとの間に向けて送られる用紙Aが突
部P22bに引っかかってしまい、給紙ローラーP18
の下に入りにくくなるので、用紙の空送が起こり易くな
るのである。すなわち、上記給紙装置においては、隙間
の距離Dを小さくすると、重送は少なくなるものの空送
が多くなり、逆に距離Dを大きくすると、空送は少なく
なるものの重送が多くなるので、用紙Aの重送および空
送の両方を少なくすることが難しかったのである。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れ、用紙の重送および空送の両方を低減することのでき
る給紙装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、給紙ローラーと、該給紙ローラー
に対向する位置に配設された対向面とを備えることによ
り、上記給紙ローラーの回転によって、該給紙ローラー
と上記対向面との間に重層して存在する用紙を1枚ずつ
搬送する給紙装置において、上記給紙ローラーの軸方向
に沿って凹凸となるように、上記対向面より突出した突
出部を設けたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の給紙装置において、上記突出部が、上記給紙ローラー
の周面に対向する位置より上記軸方向に外れた位置に設
けられたことを特徴とする。更に、請求項3の発明は、
請求項1または2に記載の給紙装置において、上記対向
面は、上記給紙ローラーと接触する位置において、重層
した用紙を上記給紙ローラーと共働して分離する摩擦分
離パッドを有することを特徴とする。
【0012】なお、本発明において「用紙」とは通常の
紙のみでなく、合成樹脂シート等の記録媒体一般を示す
概念である。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記構成を有する請求項1の給
紙装置においては、給紙を行う場合、給紙ローラーと、
この給紙ローラーに対向する位置に配設された対向面と
の間に用紙を送給する。そして、給紙ローラーの回転に
よって、給紙ローラーと対向面との間に重層して存在す
る用紙を1枚ずつ分離して搬送する。なお、給紙ローラ
ーと対向面の間に用紙を送給する場合、上記給紙ローラ
ーとは別体に設けられた搬送ローラー等の送給手段によ
って用紙を送給しても良いし、あるいは、多数積層され
た用紙を給紙ローラーの外周面に接触させ、給紙ローラ
ーを回転させることにより、給紙ローラーの摩擦力によ
って用紙を送給するようにしてもよい。すなわち、給紙
ローラーと対向面との間に用紙を送給する手段について
は特に限定はない。
【0014】そして、請求項1の発明においては、給紙
ローラーの軸方向に沿って凹凸となるように、対向面よ
り突出した突出部が設けられている。従って、給紙ロー
ラーと対向面との間に多量の用紙が送られて来たとして
も、突出部によって用紙の進行が阻止され、突出部の上
を乗り越えた用紙だけが給紙ローラーと対向面との間に
挟まれることとなるので、従来のように多量の用紙が一
度に給紙ローラーと対向面との間に送られることがな
い。従って用紙の重送を防止または著しく低減できる。
【0015】また、突出部を乗り越えて給紙ローラーと
対向面との間に重層して存在する複数の用紙は、突出部
によって給紙ローラー側に向けて押圧されるので、複数
の用紙のうち最上部にある用紙が、給紙ローラーに対し
て確実に押しつけられる。よって、最上部にある用紙に
は給紙ローラーの摩擦力が確実に作用するので、他の用
紙から確実に分離・搬送されることとなる。従って、こ
の点においても用紙の重送を防止または著しく低減でき
る。
【0016】しかも、請求項1の発明においては、突出
部を、給紙ローラーの軸方向に沿って凹凸となるように
対向面より突出させているので、突出部が設けられてい
る部分を除けば、給紙ローラーの周面と対向面との間の
隙間を大きくとることができる。よって、給紙ローラー
と対向面との隙間の間に用紙がある程度入りやすくなる
ので、用紙の空送を防止または著しく低減することがで
きる。
【0017】すなわち、請求項1の発明によれば、用紙
の重送および空送の両方を低減することができるという
顕著な効果がある。また、請求項2の発明によると、突
出部が、給紙ローラーの周面に対向する位置より給紙ロ
ーラーの軸方向に外れた位置に設けられている。よっ
て、給紙ローラーと対向面との間に送られる用紙は、給
紙ローラーによって表面から押圧されるとともに、給紙
ローラーの周面から外れた位置において、突出部によっ
て裏面側から押圧される。従って、用紙は、突出部によ
って押圧された部分が給紙ローラー側に持ち上げられ
て、給紙ローラーの軸方向(すなわち用紙の幅方向)に
おいて多少湾曲することとなる。従って、給紙ローラー
と対向面との間に送られる用紙が突出部に突き当たった
としても、上述のように用紙がその幅方向において湾曲
させられることにより、用紙が突出部の上を乗り越え
て、給紙ローラーと対向面との間に入り込むことができ
る。従って、給紙ローラーの周面と対向面との間の隙間
を大きくとって、その隙間に用紙を入りやすくしつつ、
突出部によって隙間に入る用紙の量を適量に制御でき、
請求項1の発明にも増して用紙の重送及び空送を少なく
できるという効果がある。
【0018】更に、請求項3の発明においては、対向面
が摩擦分離パッドを有しているので、給紙ローラーと対
向面との間に重層して存在する用紙のうち、最上部の用
紙が給紙ローラーの摩擦力によって送り出され、その下
の用紙は最上部の用紙との摩擦力よりも摩擦分離パッド
との摩擦力が大きいために、摩擦分離パッドの上に残さ
れる。これにより、給紙ローラーと対向面との間に重層
して存在する用紙のうちの1枚を分離して送り出すこと
が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面(図1〜図
9)に基づいて説明する。図1は実施例の給紙装置を備
えるプリンタ1の概略側断面図、図2は給紙装置の一部
切欠正面図である。
【0020】本実施例のプリンタ1は、本体ケース2の
一側上側に、用紙載置部としての給紙カセット3を着脱
自在に装着している。給紙カセット3に積層・載置され
た用紙(カット紙)Aは、給紙ローラー4及び摩擦分離
パッド5a(以下分離パッド5aと称する)を備えるホ
ルダ5によって1枚ずつ分離されて、搬送ローラー対6
を介して感光体ユニット9に搬送される。感光体ユニッ
ト9は、感光ドラム7や転写ローラー8等にて構成され
ている。
【0021】感光体ユニット9に隣接した部位のうち、
給紙カセット3側に近い位置には、現像装置10が配置
されている。現像装置10には、トナーカートリッジ2
6からトナーが供給される。感光体ユニット9を挟んで
現像装置10と反対側に位置した部位には、加熱ローラ
ー11と押圧ローラー12とからなる定着ユニット13
が配置されている。
【0022】感光体ユニット9の下方には、レーザー発
光部14、レンズ15、反射鏡16などからなるスキャ
ナユニット17、制御基板18,19及び電源ユニット
20等が備えられている。プリンタ1の前面を構成する
カバー体21には複数の操作ボタン22が設けられてい
る。
【0023】プリンタ1における印刷は概略次の順序で
行われる。すなわち、帯電器23にて感光ドラム7の表
面に帯電させる一方、スキャナユニット17から画像デ
ータに応じてレーザービームを照射することにより、感
光ドラム7の表面に静電潜像(電位パターン)を形成
し、次いで、現像装置10にて供給したトナーにより前
記潜像を可視像化し、次いで、感光ドラム7と転写ロー
ラー8との間に供給された用紙Aに前記トナー像を転写
し、次いで、定着ユニット13にて、前記転写された像
に熱又は圧力を付加して用紙Aにトナー像を定着させ
る。そして、この用紙Aを排紙ローラー対24から排紙
トレイ25に排出する。
【0024】次に、本実施例の給紙装置の詳細な構成に
ついて、図2〜図7に基づいて説明する。ここで、図3
は給紙装置の要部側断面図(図2のA−A視断面図)で
あり、図4は給紙カセット3の平面図(図2のX矢視
図)である。給紙装置における給紙カセット3は、図3
に示すように、その内部に給紙ローラー4を有するもの
であり、背面壁3aと、左右一対の側壁3bと、背面壁
3aの給紙ローラー4側の端部にほぼ直角に突設された
下壁3b´と、この下壁3b´の上端部より約45゜傾
斜して延びる平面状の搬送板3cと、給紙ローラー4の
上方を覆う湾曲した上壁3dと、開閉自在な略平板状の
上蓋3eとを備え、用紙搬送方向に下り傾斜する形状に
構成されている。搬送板3cは、搬送ローラー対6(図
1参照)に向けて直線状に延び出しており、用紙Aは搬
送板3cの上面に沿って搬送されて、搬送ローラー6に
送られる。なお、図4においては、上壁3dと上蓋3e
を取り外して図示している。
【0025】給紙カセット3内には、用紙搬送方向に下
降するように傾斜した用紙受け板31が配置され、この
用紙受け板31によって積層した用紙Aを支持してい
る。用紙受け板31の傾斜角度は、用紙Aが自重で滑り
落ちるように急角度に設定されている。用紙Aの下端
は、給紙カセット3の下壁3b´によって受けられる。
用紙受け板31は、給紙ローラー4に接近隔離する方向
に移動可能に支持され、用紙Aを給紙ローラー4に接触
させるように、弾性支持手段例えばコイルばね31aに
て給紙ローラー4に向け押圧付勢してある。
【0026】なお、給紙カセット3の上蓋3eには、図
3に示すように、手差しによって用紙Aを給紙できるよ
うに、給紙カセット3の外部と内部とを連通する手差し
給紙通路Tと、この給紙通路Tより挿入される用紙Aを
給紙ローラー4とホルダ5との間に導くガイドフィルム
F(図3にて一点鎖線で示す)が設けられている。ガイ
ドフィルムFは、その上端部F1が、給紙通路Tの一部
を形成する誘導壁T1の裏側に固定される一方、下端部
F2は給紙カセット3内に固定されておらず、給紙ロー
ラー4の下を通って、搬送板3cの上に載置されてい
る。図5の平面図に示すように、ガイドフィルムF1の
下端部F2の給紙ローラー4,4に対応する位置には、
給紙ローラー4が当たらないように、矩形状の切欠部F
3,F3が形成されている。
【0027】給紙ローラー4は、用紙受け板31の下端
付近において、用紙Aの送り出し側の辺縁と平行に延び
る回転軸33に支持されている。図2に示すように、本
実施例においては、複数個例えば2個の給紙ローラー
4,4が設けられている。両給紙ローラー4は、ゴムな
どの摩擦係数の大きい弾性素材で形成されており、回転
軸33に固定して被嵌した合成樹脂製の筒状体34の左
右両側端部に嵌着されている。なお、回転軸33は、給
紙カセット3の側壁3b,3bに軸支されており、本体
ケース2に備えられた駆動モータ及び電動ギヤ機構(図
示略)を介して回転駆動される。
【0028】上記給紙ローラー4の外周面は、回転軸3
3を中心とする円弧状の接触面4aと、その円弧を所定
範囲でカットした弦状の切欠部4bとで側断面略D字状
に形成されている。接触面4aは用紙Aに接触してその
用紙Aを送る作用をするが、切欠部4bは用紙Aに接触
しない。
【0029】また、図2に示すように、回転軸33の両
給紙ローラー4の側方には、円板状のカラー38,38
を回転自在に設けている。このカラー38は、給紙ロー
ラー4が用紙Aに対向した状態(図3の状態)のとき
に、用紙Aの下端を押さえる押え部材としての役割を果
たすものであり、その半径は、給紙ローラー4の接触面
4aの半径よりもやや小さく、切欠部4bの最小半径よ
りも十分に大きい。
【0030】更に、上記筒状体35のうち両給紙ローラ
ー4の間の部位には、リブ状のガイド体32を一体形成
している。ガイド体32は、給紙ローラー4の切欠部4
bの範囲にほぼ対応した扇形に形成し、両端を接触面4
aの半径とほぼ同じかわずか小さい半径に形成して、中
間部をカラー38の半径とほぼ同じか僅かに小さい半径
に形成しており、両端と中間部の間を連続した曲面例え
ば円弧面32aで接続している。つまり、円弧面32a
は、回転軸33の軸線方向からみた状態で、カラー38
の外周面と給紙ローラー4における接触面4aの始端4
a´および終端4a″とに滑らかに連続するように形成
している。従って、用紙Aおよび分離パッド5aにカラ
ー38が接触した状態から給紙ローラー4が接触する状
態へあるいは給紙ローラー4が接触した状態からカラー
38に接触する状態へ移行するに際して、円弧面32a
がそれらに接触し、カラー38と給紙ローラー4との間
の断差を緩やかに解消している。
【0031】上記ホルダ5は、硬質合成樹脂によって形
成された略長方形板状の部材であり、その対向面5c
(すなわち給紙ローラー4の外周面に対向する面5c)
には、後に詳述する分離パッド5aが固着されている。
このホルダ5は、用紙受け板31の送り出し側におい
て、給紙ローラー4に対向する位置に配設されており、
下壁3b´および搬送板3cの一部(用紙Aの幅よりも
狭い)を切り欠いて形成した凹部3jに嵌め込まれ、給
紙ローラー4に対して接近隔離する方向に移動可能に支
持され、且つ弾性手段例えばばね40によって、分離パ
ッド5aが給紙ローラー4に当接する方向に付勢されて
いる。
【0032】なお、図6の要部斜視図および図7(図3
における要部拡大図)に示すように、ホルダ5の対向面
5cの端部(搬送方向上流側における端部)には、給紙
ローラー4の外周面に向けて突出する突部5dが突設さ
れている。この突部5dは、図6に示すように、ホルダ
5の一方の側端部5fから他方の側端部5gにかけて同
じ高さで設けられている。すなわち、突部5dは、給紙
ローラーP18の軸方向に沿って同じ高さで突設されて
いる。図7に示すように、突部5dの頂点と給紙ローラ
ー4の接触面4aとの間の間隔D1は、用紙Aの空送が
起きないように、分離パッド5aに向けて送られて来る
用紙Aが突部5dに引っかからない程度の大きさに設定
されている。本実施例においては、D1=0.88mm
程度に設定されている。
【0033】上記分離パッド5aは、給紙ローラー4と
接触する位置において、重層した用紙Aを給紙ローラー
4と共働して分離するものである。分離パッド5aは、
ゴム等の摩擦係数の大きい素材で形成された長方形板状
の部材であり、左右両給紙ローラー4に対向するよう
に、両ローラー4の軸方向(回転軸33の軸線方向)に
わたって長く延びている。
【0034】そして、図6および図7に示すように、上
記ホルダ5の突部5dの左右両端部5e,5eに対向す
る位置には、本実施例の特徴部分であるリブ状の突出部
42が突設されている。この突出部42は、下壁3b´
および搬送板3cの上に突設されており、図7より明ら
かなように、ホルダ5の対向面5c(分離パッド5aの
表面およびホルダの突部5dの表面)より給紙ローラー
4側に突出している。すなわち、突出部42は、給紙ロ
ーラー4の軸方向に沿って凹凸となるように、上記ホル
ダ5の対向面5cより突出している。突出部42の頂点
42aは、突出部42の上を搬送される用紙Aが引っ掛
からないように、回転軸33の軸線方向から見て、滑ら
かに湾曲した形状とされている。
【0035】また、本実施例においては、図7に示すよ
うに、回転軸33の軸線方向から見て、突出部42の頂
点42aと給紙ローラー4の接触面4aとの間に隙間
(距離D2)が空くように構成されている。この隙間の
距離D2は、大き過ぎると用紙Aが一度に多量に送られ
るので用紙Aの重送防止の効果が得られず、逆に小さす
ぎると用紙Aが突出部42に引っかかって空送が起き易
くなるので、重送及び空送の両方を防止できる様に適当
な大きさに設定する必要がある。本実施例においては、
D2=0.5mm程度に設定されている。
【0036】また、上記構成より明らかなように、突出
部42は、両カラー38の外側に位置するとともに、給
紙ローラー4の外周面に対向する位置より、給紙ローラ
ー4の軸方向に外れた位置に突設されている(図2参
照)。すなわち、突出部42は、ローラー4の周面と対
向しない位置にある。図2に示すように、カラー38と
突出部42との間の距離D3(給紙ローラー4の軸方向
における距離D3)は、約2.0mmに設定されてい
る。また、分離パッド5aの側端部5fと突出部42と
の距離D4(同じく給紙ローラー4の軸方向における距
離D4)は、約0.5mmに設定されている。
【0037】次に上記構成を有する給紙装置における動
作について説明する。給紙ローラー4の停止状態、すな
わち図3に示すように切欠部4bが用紙Aに対向した状
態では、ガイド体32および両カラー38が、用紙受け
板31上の用紙Aの一側縁(下端部)の表面に当接し、
且つ分離パッド5aの表面にも当接しており、用紙Aの
表面及び分離パッド5aを給紙ローラー4から離した位
置に保持している。
【0038】プリンタ1に印字指令が入力され、制御基
板18,19から給紙指令が発せられると、駆動モータ
(図示略)が作動して回転軸33を回転させ、給紙ロー
ラー4が図3にて矢印A方向に回転する。すると、図8
に示すように、給紙ローラー4の接触面4aが用紙Aの
表面に当接し、給紙ローラー4の摩擦力によって、用紙
Aのうちの上層部の複数枚が分離パッド5aに向けて送
られる。すなわち、最上部の用紙Aが給紙ローラー4の
摩擦力によって送り出されるのに伴い、その下に積層さ
れている複数枚の用紙Aについても、用紙A同士の摩擦
力等によって、最上部の用紙Aとともに、給紙ローラー
4とホルダ5の対向面5cとの間に向けて送り出され
る。そして、送り出された用紙Aのうち、両突出部4
2,42の頂点42aの上を乗り越えたものが、給紙ロ
ーラー4およびガイド体32と分離パッド5aとの間に
導かれる。
【0039】ここで、図9(図8のC−C視断面図)に
示すように、突出部42が給紙ローラー4の周面に対向
する位置より給紙ローラー4の軸方向に外れた位置に設
けられているので、給紙ローラー4と突出部42との間
に送り込まれた複数の用紙Aは、給紙ローラー4によっ
て表面側から押圧されるとともに、給紙ローラー4の周
面から外れた位置において、突出部42によって裏面側
から押圧される。よって、用紙Aは、突出部42によっ
て押圧された部分が給紙ローラー4側に持ち上げられる
ので、その幅方向(すなわち給紙ローラー4の軸方向)
において多少湾曲することとなる。
【0040】そして、上述のように突出部42を乗り越
えた複数枚の用紙Aの先端は、図8に示すように、ガイ
ド体32の円弧面32aで上から押さえられながらかつ
分離パッド5aに押し付けられながら前進し、円弧面3
2aと分離パッド5aの当接部の手前に形成する楔状部
(ニップ部)に衝き当たって停止する。この際に、給紙
ローラー4の摩擦力を最も受ける最上部の用紙がニップ
部の最も先まで前進し、その下の用紙が少しずつずれて
位置する。つまり、分離作用が少し行なわれる。
【0041】次に、給紙ローラー4の接触面4aが分離
パッド5a上まで回転してくると、最上部の用紙Aが給
紙ローラー4の摩擦力により送り出され、その下の用紙
Aは最上部の用紙Aとの摩擦力よりも分離パッド5aと
の摩擦力が大きいために、分離パッド5aの上に残され
る。つまり、給紙ローラー4と分離パッド5aとの間に
重層して存在する用紙Aのうちの1枚が分離して送り出
され、搬送ローラー対6(図1参照)に導かれる。
【0042】そして、以上のような給紙動作において、
給紙ローラー4とホルダ5の対向面5cとの間に多量の
用紙Aが送られて来たとしても、突出部42によって用
紙Aの進行が阻止され、突出部42の上を乗り越えた用
紙Aのみが給紙ローラー4と対向面5cとの間に挟まれ
ることとなる。よって、従来のように多量の用紙Aが一
度に給紙ローラー4と対向面5cとの間に挟まれること
がないので、用紙Aの重送を防止または著しく低減でき
る。
【0043】また、突出部42を乗り越えて給紙ローラ
ー4と対向面5cとの間に重層して存在する用紙Aは、
図9に示すように、突出部42によって裏面側から給紙
ローラー4側に向けて押圧される。よって、最上部にあ
る用紙Aは、給紙ローラー4の接触面4aに確実に押さ
えつけられるので、給紙ローラー4の摩擦力によって他
の用紙Aから確実に分離・搬送される。従って、この点
においても用紙Aの重送を防止または著しく低減でき
る。
【0044】しかも、本実施例の給紙装置においては、
給紙ローラー4の軸方向に沿って凹凸となるように、ホ
ルダ5の対向面5cより突出した突出部42を設け、こ
れによって用紙Aの重送を防止しているので、従来のよ
うにホルダ5の突部5dの頂点と給紙ローラー4の接触
面4aとの間の間隔D1(図7参照)を小さくして重送
の防止を図る必要がない。つまり、本実施例によれば、
給紙ローラー4の周面と対向面5cとの間の隙間を大き
くとることができる。よって、用紙Aが対向面5cの突
部5dに引っかかりにくくなり、給紙ローラー4と対向
面5cとの隙間の間に用紙がある程度入りやすくなるの
で、用紙Aの空送を防止または著しく低減することがで
きる。
【0045】すなわち、本実施例によれば、用紙Aの重
送および空送の両方を低減することができるという顕著
な効果がある。また、本実施例によれば、突出部42
が、給紙ローラー4の周面に対向する位置より給紙ロー
ラー4の軸方向に外れた位置に設けられている。よっ
て、給紙ローラー4と突出部42との間に送り込まれる
用紙Aは、図9に示すように、突出部42によって押圧
された部分が給紙ローラー4側に持ち上げられるので、
その幅方向(すなわち給紙ローラー4の軸方向)におい
て多少湾曲することとなる。従って、給紙ローラー4と
対向面5cとの間に送られて来る用紙Aが突出部42に
突き当たったとしても、用紙Aが上述のように湾曲させ
られることにより、用紙Aが突出部42の上を乗り越え
て、給紙ローラー4と対向面5cとの間に入り込むこと
ができる。従って、給紙ローラー4の周面と対向面5c
との間の隙間を大きくとって、その隙間に用紙Aを入り
やすくしつつ、突出部42によって隙間に入る用紙Aの
量を適量に制御できるので、突出部42を給紙ローラー
4の周面に対向する位置に設けた場合に比べて、より一
層用紙Aの重送及び空送を少なくできるという効果があ
る。
【0046】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。例えば、本実施例においては、ホルダ5の両
側に突出部42,42を設けているが、ホルダ5の片側
のみに突出部42を設ける構成としてもよい。また、図
2に2点鎖線で示すように、両給紙ローラー4,4の間
の位置に突出部42´を突設してもよい。更に、突出部
42を給紙ローラー4の周面に対向する位置に設けても
よい。このように突出部を設けた場合においても、上記
実施例と同様な効果が得られる。
【0047】更に、本実施例においては、ホルダ5の対
向面5cに分離パッド5aを設けているが、本発明はこ
れに限定されず、例えば対向面5cに微小な凹凸を設け
て摩擦係数の大きい面(摩擦面)を形成し、この摩擦面
と給紙ローラー4との間で用紙Aを分離する構成として
もよい。すなわち、本発明における対向面は、給紙ロー
ラーの回転によって用紙を1枚ずつ搬送できるものであ
ればよく、その構成に特に限定はない。
【0048】また、給紙ローラーの個数は2個に限ら
ず、1個又は3個以上の複数個でもよい。更に、給紙ロ
ーラーの形状は、本実施例のような側断面略D字状に限
らず、断面円形のものでもよい。なお、本発明の給紙装
置は、上記実施例の様なプリンタに限定されず、複写
機、ファクシミリ等の様々な画像形成装置に適用し得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の給紙装置を備えるプリンタ1の概略側
断面図である。
【図2】給紙装置の一部切欠正面図である。
【図3】給紙装置の要部側断面図である。
【図4】給紙カセットの平面図である。
【図5】手差しガイドフィルムの構成を示す平面図であ
る。
【図6】ホルダ及び突出部の構成を示す要部斜視図であ
る。
【図7】図3における要部拡大図である。
【図8】実施例の給紙装置の動作を示す説明図である。
【図9】図8のC−C視断面図である。
【図10】本発明との比較例を示す説明図である。
【図11】本発明との比較例を示す説明図である。
【図12】本発明との比較例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…プリンタ 3…給紙カセット 4…給紙ローラー 4a…接触面 4b…切欠部 5…ホルダ 5a…摩擦分離パッド 5c…対向面 33…回転軸 42…突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙ローラーと、該給紙ローラーに対向
    する位置に配設された対向面とを備えることにより、上
    記給紙ローラーの回転によって、該給紙ローラーと上記
    対向面との間に重層して存在する用紙を1枚ずつ搬送す
    る給紙装置において、 上記給紙ローラーの軸方向に沿って凹凸となるように、
    上記対向面より突出した突出部を設けたことを特徴とす
    る給紙装置。
  2. 【請求項2】 上記突出部が、上記給紙ローラーの周面
    に対向する位置より上記軸方向に外れた位置に設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 上記対向面は、上記給紙ローラーと接触
    する位置において、重層した用紙を上記給紙ローラーと
    共働して分離する摩擦分離パッドを有することを特徴と
    する請求項1または2に記載の給紙装置。
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