JP3517974B2 - ロール紙給紙装置 - Google Patents

ロール紙給紙装置

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JP3517974B2
JP3517974B2 JP20949294A JP20949294A JP3517974B2 JP 3517974 B2 JP3517974 B2 JP 3517974B2 JP 20949294 A JP20949294 A JP 20949294A JP 20949294 A JP20949294 A JP 20949294A JP 3517974 B2 JP3517974 B2 JP 3517974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ装
置、プリンタ等の画像処理装置に使用されるロール紙給
紙装置に係わり、特にロール紙の裁断を行うためのカッ
タを内蔵したロール紙給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像処理装置で
は、特に大型または長尺のサイズの記録を行う際にロー
ル紙を使用することが多い。また、ファクシミリ装置で
は用紙送りの信頼性を確保したり給紙部の小型化を図る
ために、特に小型の装置でロール紙を使用する場合が多
い。ロール紙を給紙するロール紙給紙装置の多くは、記
録後の用紙の取り扱いに配慮して、これを装置内部で所
望のサイズに裁断するようになっている。
【0003】ところで、ロール紙を使用する場合には、
その最外周の径が比較的小さくなってくると、繰り出さ
れる用紙の巻き癖が顕著になってくる。これによって、
画像処理装置内を搬送される用紙にジャム(紙詰まり)
を発生させることがあった。また、感光体ドラムを使用
して画像の記録を行う画像処理装置では、巻き癖の生じ
た用紙がドラム表面に不完全に接触し、画像の記録に不
具合を発生させることもあった。更に、記録後の用紙に
巻き癖が残っていると、排出トレイでの収納状態が良く
なく、新たに紙折れが生じたりしてその後の取り扱いに
不具合を発生させることも多かった。そこで、従来から
ロール紙の巻き癖をとるための機構または装置が提案さ
れている。
【0004】図8は、特公平2−33622号公報に開
示されているロール紙給紙装置の要部を表わしたもので
ある。この装置では、駆動ローラ101に送り込みテン
ションローラ102と送り出しテンションローラ103
が転接している。ロール紙105は矢印106方向に繰
り出され、点線で示すように駆動ローラ101と送り込
みテンションローラ102の間を通過し、更にRの設け
られたガイド板107とデカーリングローラ108の間
を通過して、ここで巻き癖と反対方向に曲げられて、癖
がとられる。そして、駆動ローラ101と送り出しテン
ションローラ103の間を通過して装置内の例えば記録
部(図示せず)に送られることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のロー
ル紙給紙装置では、駆動ローラ101、送り込みテンシ
ョンローラ102、送り出しテンションローラ103お
よびデカーリングローラ108と4つのローラが必要で
あった。更に駆動ローラ101は図示しない駆動源によ
って駆動される必要があるので、巻き癖をとるための機
構が複雑で高価となるばかりでなく、この機構にかなり
のスペースを必要とするという問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、ロール紙を裁断す
るカッタ機構を備えた画像処理装置でこの機構を利用し
てロール紙の巻き癖をとったり、これを軽減することの
できるロール紙給紙装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)裁断されるロール紙の幅よりも長いレールを
配置したレール部材と、(ロ)このレールに沿って少な
くとも前記した幅だけ直線状に配置された固定刃と、
(ハ)レールに対して前記した幅よりも長い距離だけ往
復動自在に配置された保持部材と、(ニ)固定刃とその
外周に配置された刃が摺接するようにこの保持部材に取
り付けられた移動刃と、(ホ)レール部材にレールと平
行して配置されその断面がロール紙の巻き癖を補整する
向きに所定の曲率を有する補整面となった補整部材と、
(ヘ)保持部材の往復動時にこの補整部材の補整面に沿
ってロール紙を押しつける押圧部材とをロール紙給紙装
置に具備させる。
【0008】すなわち請求項1記載の発明は、固定刃と
移動刃によってロール紙を裁断するようにしたカッタ機
構を備えたロール紙給紙装置に関するものである。この
ロール紙給紙装置では、レールを備えたレール部材に固
定刃を取り付けている。保持部材はレールを往復動する
ようになっており、このとき保持部材に取り付けられた
移動刃が固定刃と摺接してロール紙を切断することにな
る。レール部材には、レールと平行して配置されその断
面がロール紙の巻き癖を補整する向きに所定の曲率を有
する補整面となった補整部材が配置されており、押圧部
材はこの補整部材の補整面に沿ってロール紙を押しつけ
るようになっている。したがって、ロール紙を裁断する
ために保持部材がレールによって往動あるいは復動を行
うと、ロール紙のカッタ近傍の面はこれに対応して補整
面に順次押しつけられることになり、巻き癖が補整され
ることになる。
【0009】請求項2記載の発明では、(イ)裁断され
るロール紙の幅よりも長いレールを配置したレール部材
と、(ロ)このレールに沿って少なくとも前記した幅だ
け直線状に配置された固定刃と、(ハ)レールに対して
前記した幅よりも長い距離だけ往復動自在に配置された
保持部材と、(ニ)固定刃とその外周に配置された刃が
摺接するようにこの保持部材に回転自在に配置された円
板カッタと、(ホ)レール部材にレールと平行して配置
されその断面がロール紙の巻き癖を補整する向きに所定
の曲率を有する補整面となった補整部材と、(ヘ)この
補整面と逆の曲率を有し保持部材の往復動時にこの補整
部材の補整面とロール紙を介して転接する補整ロールと
をロール紙給紙装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項2記載の発明は、固定刃と
移動刃としての円板カッタによってロール紙を裁断する
ようにしたカッタ機構を備えたロール紙給紙装置に関す
るものである。このロール紙給紙装置では、レールを備
えたレール部材に固定刃を取り付けている。保持部材が
レールを往復動するようになっており、このとき保持部
材に取り付けられた円板カッタが固定刃と摺接してロー
ル紙を切断することになる。レール部材には、レールと
平行して配置されその断面がロール紙の巻き癖を補整す
る向きに所定の曲率を有する補整面となった補整部材が
配置されており、ロール紙の裁断時には、この補整面と
逆の曲率を有する補整ロールが補整部材の補整面とロー
ル紙を介して転接するようになっている。したがって、
ロール紙を裁断するために保持部材がレールによって往
動あるいは復動を行うと、ロール紙のカッタ近傍の面は
これに対応して補整面に順次押しつけられることにな
り、巻き癖が補整されることになる。
【0011】請求項3記載の発明では、(イ)裁断され
るロール紙の幅よりも長くかつその断面がロール紙の巻
き癖を補整する向きに所定の曲率を有する補整面となっ
たレールと、(ロ)このレールに沿って少なくとも前記
した幅だけ直線状に配置された固定刃と、(ハ)レール
に対して前記した幅よりも長い距離だけ往復動自在に配
置された保持部材と、(ニ)固定刃とその外周に配置さ
れた刃が摺接するようにこの保持部材に回転自在に配置
された円板カッタと、(ホ)この補整面と逆の曲率を有
し保持部材の往復動時にこの補整部材の補整面とロール
紙を介して転接する補整ロールとをロール紙給紙装置に
具備させる。
【0012】すなわち請求項3記載の発明では、固定刃
と移動刃としての円板カッタによってロール紙を裁断す
るようにしたカッタ機構を備えたロール紙給紙装置に関
するものである。このロール紙給紙装置では、レールに
固定刃を配置している。保持部材がレールを往復動する
ようになっており、このとき保持部材に取り付けられた
円板カッタが固定刃と摺接してロール紙を切断すること
になる。レールは、その断面がロール紙の巻き癖を補整
する向きに所定の曲率を有する補整面を構成しており、
ロール紙の裁断時には、この補整面と逆の曲率を有する
補整ロールが補整面とロール紙を介して転接するように
なっている。したがって、ロール紙を裁断するために保
持部材がレールによって往動あるいは復動を行うと、ロ
ール紙のカッタ近傍の面はこれに対応して補整面に順次
押しつけられることになり、巻き癖が補整されることに
なる。
【0013】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例におけるロール紙
給紙装置を使用した複写システムの要部を示したもので
ある。この複写システムは、原稿の複写を行う複写機1
1と、複写された用紙のソーティングを行うソータ12
から構成されている。複写機11は、供給ロール14を
備えている。供給ロール14は、用紙をロール状に巻回
したもので、装置によってはそれぞれ幅の異なる複数の
ものが同時にセットされるようになっている。本実施例
では説明を簡単に行うため、1つの供給ロール14がセ
ットされた場合を示している。供給ロール14から繰り
出されたロール紙のうち選択された用紙は、カッタ機構
15で所定のサイズに裁断され、用紙搬送路16上を搬
送されて感光体ドラム17とトランスファコロトロン1
8の間を通過する。感光体ドラム17は、図示しない静
電潜像形成手段で静電潜像を形成しており、現像装置1
9がこれを現像してトナー像を作成している。このトナ
ー像が、トランスファコロトロン18の作用によって用
紙に転写される。なお、この電子複写機11は、手差し
トレイ21を備えており、ここから手差しされた用紙
も、搬送路16の途中で合流し、同様にトナー像の転写
が行われるようになっている。
【0015】トナー像の転写後に感光体ドラム17に残
ったトナーは、クリーニング装置23によって除去され
る。また、トナー像の転写が行われた用紙の方は、定着
装置24を通過して、ここでトナー像の定着が行われ
る。定着後の用紙は、図示しない排出ロールを経由して
電子複写機11から排出され、ソータ12の内部に送り
込まれる。
【0016】ソータ12は、複数のビントレイ26にソ
ーティング後の用紙を収容するようになっているが、ソ
ーティングの対象とならなかった用紙等の所定の用紙は
ソータ本体の上部に配置されたトップトレイ27に一括
して排出されるようになっている。このトップトレイ2
7の手前には、これに用紙を排出する1対の排出ロール
28、29が配置されている。ソータ12が電子複写機
11に複数連結されていてもよいことは当然である。
【0017】図2は、この複写システムにおけるロール
紙給紙装置の要部を表わしたものである。ロール紙給紙
装置31は、供給ロール14の紙管32に巻回された用
紙33を複写のために供給する装置である。供給ロール
14は、2つのガイド板34、35によって回動自在に
保持されている。これらのガイド板34、35の出口近
傍には1対の送りローラ36、37が配置されている。
供給ロール14から解きほぐされた用紙33は、これら
の送りローラ36、37によって図で左方向に送り出さ
れ、カッタ機構15を通過し、このとき所定の位置で裁
断されるようになっている。裁断された用紙は、カッタ
機構15の出口側に配置されたガイド板38に案内され
て、図1に示した搬送路16を感光体ドラム17(図
1)方向に搬送されることになる。
【0018】この図2に示したようにカッタ機構15
は、下側レール41に固定された固定刃42と、下側レ
ール41およびこれに対向した上側レール43によって
紙面と垂直方向に移動自在に配置された円板状カッタ4
4を備えている。円板状カッタ44の刃は固定刃42と
摺接するようになっており、これによって用紙33の裁
断が行われる。ただし、この図2ではカッタ機構15に
ついて用紙33を裁断するための機構のみを示してい
る。
【0019】図3は、本実施例のカッタ機構を側面から
見たものである。カッタ機構15は用紙の裁断される最
大幅Wよりも長い下側レール41と上側レール43によ
って作られた空間を保持部51が矢印52、53方向に
往復動自在に配置されている。保持部51には、円板状
カッタ44が回転自在に保持されている。保持部51に
は、1対のプーリ54、55にかけ渡された56が固定
されている。駆動側のプーリ54は、モータの駆動軸5
7から2つのローラ58、59を介して駆動力を与えら
れている。そして、モータの駆動軸が反時計方向に回転
すると、これに伴って1対のプーリ54、55が時計方
向に回転し、保持部51は矢印52方向に移動させられ
る。保持部51がプーリ55の近傍まで移動すると、右
側リミットスイッチ61がこれを検知してモータの駆動
を停止させるようになっている。このとき、固定刃42
と円板状カッタ44による用紙の切断位置は、用紙の裁
断される最大幅Wとして示した右端位置よりも更に右側
にある。
【0020】反対に、モータの駆動軸が時計方向に回転
すると、これに伴って1対のプーリ54、55が反時計
方向に回転し、保持部51は矢印53方向に移動させら
れる。保持部51がプーリ54の近傍まで移動すると、
左側リミットスイッチ62がこれを検知してモータの駆
動を停止させるようになっている。このとき、固定刃4
2と円板状カッタ44による用紙の切断箇所は、用紙の
裁断される最大幅Wとして示した左端位置よりも更に左
側にある。このように、モータがいずれか1つの方向に
回転して2つのリミットスイッチ61、62の一方がオ
フとなって他方がオンとなるまで移動すると、用紙の裁
断される最大幅Wを円板状カッタ44の切断箇所が移動
し、裁断が行われる。そして、その状態で保持部51は
次の裁断のタイミングまで静止し、そのタイミングが来
たら、今度は逆の方向に移動して同様に用紙の次の裁断
が行われることになる。
【0021】図4は、カッタ機構の断面を具体的に表わ
したものである。カッタ機構15の下側レール41は断
面がほぼ凹形をしており、その窪んだ部分の給紙側の側
面に固定刃42が固定されている。上側レール43はそ
の断面がほぼコ字形をしている。保持部51はその上部
に第1のガイドコロ71を回転自在に配置し、下部には
円板状カッタ44の回転軸72と平行に第2のガイドコ
ロ73を回転自在に配置している。また、円板状カッタ
44と対向する側板部分51Aには第3のガイドコロ7
5を同じく回転自在に配置している。
【0022】このうち第1のガイドコロ71は、上側レ
ール43の上端部から所定の長さだけ下方に折れ曲がっ
た第1のレール部43Aと転接している。また、第2の
ガイドコロ73は、下側レール41の所定のRが形成さ
れた第2のレール部41Aと転接している。更に、第3
のガイドコロ75は上側レール43の下端部を構成する
水平な第3のレール部43Bの上面と転接している。こ
のように保持部51は第1〜第3のガイドコロ71、7
3、75が上側レール43または下側レール41と転接
することによって、これら固定された上側レール43お
よび下側レール41に対して移動自在となっている。
【0023】図5は、カッタ機構を用紙の進入する側か
ら見たものである。第1〜第3のガイドコロ71、7
3、75は保持部51の両側部にそれぞれ1つずつ配置
されていることがわかる。
【0024】このようなロール紙給紙装置では、図2に
示した供給ロール14から解きほぐした用紙33は、1
対の送りローラ36、37の間を通過し、更にカッタ機
構15の固定刃42の上ならびに図4に示す第2のレー
ル部41Aの上を通過して図2に示すガイド板38に配
置された図示しない搬送ロールによって図1に示す感光
体ドラム17方向に搬送されることになる。この用紙3
3の先端から所定の距離だけカッタ機構15の固定刃4
2の上を通過すると、搬送が停止し、そのタイミングで
裁断が行われる。このとき、図3に示すように保持部5
1は矢印52方向あるいは矢印53方向に移動し、この
とき固定刃42に円板状カッタ44が接触する位置で用
紙33の裁断が行われていく。
【0025】図6は、裁断箇所におけるこの用紙の挙動
を示したものである。固定刃42と円板状カッタ44で
切断された用紙33の切断箇所よりも図で左側(給紙
側)の部分33Aは次の給紙再開までその位置に静止し
ている。これに対して、切断箇所よりも図で右側の部分
33Bについては、円板状カッタ44で切断される前後
の位置で第2のガイドコロ73とレール部41Aが上下
方向から圧接する。第2のガイドコロ73とレール部4
1Aの対向する領域は、それぞれ所定の半径の円を構成
するような形状となっている。図2で示したように供給
ロール14から解きほぐした用紙33は本来U字形に丸
まる習性を持っているが、第2のガイドコロ73とレー
ル部41Aの対向する領域はこれと上下逆の形状となっ
ている。したがって、第2のガイドコロ73とレール部
41Aの間を通過した用紙33Bの後端は、その巻き癖
がなくなるか、大幅に修正されることになる。また、用
紙33Bのその他の部分も、第2のガイドコロ73自体
の押さえ付けはないものの、Rを形成したレール部41
Aにある程度押し付けられるようにして搬送されるの
で、巻き癖が大幅に軽減されることになる。
【0026】このようにして巻き癖を無くし、あるいは
軽減した用紙33Bは、ガイド板38(図2)によって
案内されて搬送されるが、巻き癖が従来のままのものよ
りも搬送が安定することになる。また感光体ドラム17
(図1)の箇所では、用紙33Bに対するトナー像の転
写が良好に行われることになる。
【0027】変形例
【0028】図7は本発明の変形例におけるカッタ機構
の断面を具体的に表わしたものである。図4と同一部分
には同一の符号を付しており、これらの部分の説明は適
宜省略する。この変形例のカッタ機構15Cでは、円板
状カッタ44と同軸に1つの圧接ローラ81が回動自在
に取り付けられている。圧接ローラ81は図4に示した
第2のガイドコロ73よりも大きな径となっており、ロ
ーラの幅も広くなっている。また、下側レール41Cの
これに対向するレール部分41Dと転接する圧接ローラ
81のローラ面は、レール部分41Dの曲率と一致する
ように凹状に窪んでいる。
【0029】この変形例のカッタ機構15Cでも、用紙
は固定刃42と円板状カッタ44によって裁断される。
そして、用紙の幅方向において裁断箇所と同一箇所に配
置された圧接ローラ81が用紙をレール部分41Dに圧
接するために、先の実施例と同様に巻き癖が解消または
軽減されることになる。圧接ローラ81のローラ面の幅
が広いので、用紙は比較的広い幅で矯正されることにな
り、巻き癖をとるためのローラあるいはコロを先の実施
例のように2つ設けなくても同様な効果的な結果を得る
ことができる。
【0030】なお、実施例または変形例では用紙の巻き
癖をとるためのコロまたはローラを2つまたは1つ配置
したが、これらの個数はこれらの例に限定されるもので
はない。また、実施例および変形例では保持部にその他
のコロを配置してレールに対して移動自在な構成とした
が、同一の動作を行う保持部の機構については各種の変
形が可能であることはもちろんである。また、第2のガ
イドコロ73あるいは圧接ローラ81の代わりに、例え
ば弾性部材を用いて用紙をレール部分41A、41Dに
押し付けるようにしてもよいことは当然である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項3
記載の発明によれば、補整部材の補整面に沿って押圧部
材あるいはローラで用紙を押圧するようにし、このとき
用紙の裁断も行うようにした。したがって、裁断時に併
せてロール紙の巻き癖を直せるばかりでなく用紙の裁断
自体も安定して行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるロール紙給紙装置
を使用した複写システムの要部を示した概略構成図であ
る。
【図2】 この複写システムにおけるロール紙給紙装置
の要部を表わした正面図である。
【図3】 本実施例のカッタ機構を表わした側面図であ
る。
【図4】 本実施例のカッタ機構の断面を具体的に表わ
した断面図である。
【図5】 本実施例のカッタ機構を用紙の進入する側か
ら見た側面図である。
【図6】 本実施例のカッタ機構における裁断箇所での
用紙の挙動を示した説明図である。
【図7】 本発明の変形例におけるカッタ機構の断面図
である。
【図8】 従来開示されたロール紙の巻き癖を防ぐため
のロール紙給紙装置の説明図である。
【符号の説明】
15…カッタ機構、33…用紙、41…下側レール、4
1A…第2のレール部、42…固定刃、43…上側レー
ル、44…円板状カッタ、51…保持部、73…第2の
ガイドコロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 23/34 B65H 20/04 G03G 15/00 522

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断されるロール紙の幅よりも長いレー
    ルを配置したレール部材と、 このレールに沿って少なくとも前記幅だけ直線状に配置
    された固定刃と、 前記レールに対して前記幅よりも長い距離だけ往復動自
    在に配置された保持部材と、 前記固定刃とその外周に配置された刃が摺接するように
    この保持部材に取り付けられた移動刃と、 前記レール部材にレールと平行して配置されその断面が
    前記ロール紙の巻き癖を補整する向きに所定の曲率を有
    する補整面となった補整部材と、 前記保持部材の往復動時にこの補整部材の補整面に沿っ
    てロール紙を押しつける押圧部材とを具備することを特
    徴とするロール紙給紙装置。
  2. 【請求項2】 裁断されるロール紙の幅よりも長いレー
    ルを配置したレール部材と、 このレールに沿って少なくとも前記幅だけ直線状に配置
    された固定刃と、 前記レールに対して前記幅よりも長い距離だけ往復動自
    在に配置された保持部材と、 前記固定刃とその外周に配置された刃が摺接するように
    この保持部材に回転自在に配置された円板カッタと、 前記レール部材にレールと平行して配置されその断面が
    前記ロール紙の巻き癖を補整する向きに所定の曲率を有
    する補整面となった補整部材と、 この補整面と逆の曲率を有し前記保持部材の往復動時に
    この補整部材の補整面と前記ロール紙を介して転接する
    補整ロールとを具備することを特徴とするロール紙給紙
    装置。
  3. 【請求項3】 裁断されるロール紙の幅よりも長くかつ
    その断面が前記ロール紙の巻き癖を補整する向きに所定
    の曲率を有する補整面となったレールと、 このレールに沿って少なくとも前記幅だけ直線状に配置
    された固定刃と、 前記レールに対して前記幅よりも長い距離だけ往復動自
    在に配置された保持部材と、 前記固定刃とその外周に配置された刃が摺接するように
    この保持部材に回転自在に配置された円板カッタと、 この補整面と逆の曲率を有し前記保持部材の往復動時に
    この補整部材の補整面と前記ロール紙を介して転接する
    補整ロールとを具備することを特徴とするロール紙給紙
    装置。
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