JP2975257B2 - シート給送装置及びそれを用いた原稿自動給送装置 - Google Patents

シート給送装置及びそれを用いた原稿自動給送装置

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JP2975257B2
JP2975257B2 JP6074498A JP7449894A JP2975257B2 JP 2975257 B2 JP2975257 B2 JP 2975257B2 JP 6074498 A JP6074498 A JP 6074498A JP 7449894 A JP7449894 A JP 7449894A JP 2975257 B2 JP2975257 B2 JP 2975257B2
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康人 渡辺
衛 野田
和弘 松尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に適用可能なシート給送装置
及びそれを用いた原稿自動給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置の読み取
り部に原稿(シート)を自動的に給送する原稿自動給送
装置においては、原稿載置台から給送された原稿は、下
流側の分離部により1枚ずつ分離される。
【0003】図9は、この種の分離部の一例を示してい
る。同図において、分離部は、シート給送方向(矢印方
向)に正転する搬送ローラ11と、シート戻し方向に回
転する分離ベルト12とを有している。原稿載置台(図
示略)上の原稿Pは、分離部11,12のニップ部に搬
入されて1枚ずつ分離され、下側の1枚がガイド部材8
3に沿って下流側に搬送されていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシート給送装置(分離装置)においては、原稿
Pがカールしている場合、又は少数枚である場合、原稿
Pの先端部が分離ベルト12の上流側の位置で当たる
と、めくられて、さらに大きくカールして先端部がニッ
プ部に搬入されないことがあって、給送不良やシート折
れ等を生じることがあった。また、これを防止するため
に、分離ベルト12の上流側にポリエステルフィルム
(マイラ)を配設して、原稿先端部をニップ部に搬入さ
せるものがあるが、原稿Pにジャムを生じて原稿Pを引
き抜く場合、原稿Pが上記マイラにより折れ曲がった
り、マイラに引っかかって原稿Pが破損する等の不具合
があった。
【0005】本発明は、カールした状態の原稿又は少数
枚の原稿であっても、安定して給送可能にしたシート給
送装置及びそれを用いた原稿自動給送装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、シートの送り方向に回転する
正転手段と、該正転手段との間にニップ部を構成し、シ
ートを戻す方向に回転する逆転手段と、を備え、シート
を1枚ずつ分離して給送するシート給送装置において、
前記逆転手段側に移動自在に配置され、シートを前記ニ
ップ部に向けて案内するガイド部材と、該ガイド部材
を、シートが前記逆転手段に接触せずに前記ニップ部に
導かれる位置に保持する保持手段とを有し、前記ガイド
部材は、シートが少数枚の場合、前記保持手段により保
持されて、シートを前記逆転手段に接触することなく前
記ニップ部に導き、かつシートが多数枚の場合、シート
が前記逆転手段に接触するように退避方向に移動してな
る。
【0007】また、前記逆転手段が、1対のプーリに巻
き掛けられた逆転ベルトであることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上構成に基づき、搬送される複数枚のシート
は、シート給送装置としての正転手段と逆転手段とのニ
ップ部に搬入される。このシートの搬入時において、少
数枚のシートは、その先端部がガイド部材に導かれなが
らニップ部へ搬入される。
【0009】これにより、少数枚のシート又はカール状
態のシートの給送時において、シートの端部が、逆転手
段の上流側において逆転手段に当接する現象がなく、シ
ートの先端部が逆転手段によりめくられる現象及びこれ
による給送不良の発生が防止される。また、多数枚のシ
ートを、正転手段と逆転手段のニップ部に搬入する時に
は、シートが逆転手段に接触する向きにガイド部材が退
避することにより、シートのニップ部への搬入を、ガイ
ド部材に妨げられることなく行うことができる。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明
する。
【0012】図2は、本発明のシート給送装置を用いた
原稿自動給送装置が、適用可能な画像形成装置本体の一
例を示している。
【0013】複写機装置本体900には、原稿読み取り
部としてのプラテンガラス3、光源907、レンズ系9
08、給紙部909、画像形成部902等を備えてい
る。上記プラテンガラス3には、原稿自動給送装置2に
より原稿Pが1枚ずつ給送される。
【0014】給紙部909は、シートを収納して装置本
体900に着脱自在なカセット910,911、及びペ
ディスタル912に配置されたデッキ913を有する。
画像形成部902には、円筒状の感光ドラム914を内
蔵した現像器915、転写用帯電器916、分離帯電器
917、クリーナ918、一次帯電器919等がそれぞ
れ配設されている。画像形成部902の下流側には、搬
送装置920、定着装置904、排出ローラ905等が
配設されている。
【0015】この画像形成装置の作動を説明する。
【0016】装置本体側900に設けられている制御装
置930から給紙信号が出力されると、カセット91
0,911またはデッキ913からシートSが給送され
る。一方、光源907からプラテンガラス3に載置され
ている原稿Pに当てられて反射した光は、光学系908
を介して感光ドラム914に照射される。感光ドラム9
14は、あらかじめ一次帯電器919により帯電されて
おり、光が照射されることにより静電潜像が形成され、
次いで現像器915によりトナー像が形成される。
【0017】給紙部909から給送されたシート材S
は、レジストローラ910で斜行が補正され、さらにタ
イミングが合わされて画像形成部902へ送られる。画
像形成部902では、転写用帯電器916によって送ら
れてきたシートSに感光ドラム914のトナー像が転写
され、転写されたシートSは分離帯電器917によって
転写用帯電器916と逆極性に帯電されて感光ドラム9
14から分離される。
【0018】そして、分離されたシートSは、搬送装置
920により定着装置904に搬送されて、定着装置9
04によりシートSに未定着転写画像が永久定着され
る。画像が定着されたシート材Sは排出ローラ905に
より装置本体900から排出される。
【0019】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシート材Sは画像が形成されて排出される。
【0020】図1は、原稿自動給送装置2の縦断正面図
を示している。同図において、複写機装置本体900の
プラテンガラス3上には、駆動ローラ(第1のローラ)
17と従動ローラ(第2のローラ)19に巻回された正
逆転自在の搬送ベルト20が配設されている。
【0021】原稿載置台5上には、複数枚の原稿(シー
ト)Pが載置されていて、1対の幅規制板7により幅方
向が規制されて整合されている。原稿P上に載置してい
るリサイクルレバー10は、未給紙の原稿Pと給紙後に
原稿載置台5上に排出される給紙済みの原稿Pとを区別
する部材を示している。6は、原稿Pの先端部を受けて
整合し、給紙時には原稿載置台5の下方に退避するシャ
ッタを示している。9は、半月状の送り出しローラ9を
示し、給紙時に回転して原稿Pの最下側から原稿Pを送
り出す。
【0022】送り出ローラ9の下流側には、原稿給送方
向に回転する搬送ローラ(正転手段)11と、原稿戻し
方向に回転する分離ベルト(逆転手段)12からなる分
離部が配設されていて、送り出ローラ9により送り出さ
れた原稿Pを1枚ずつ分離して搬送する。さらに下流側
には、大ローラ13とこれに当接している給紙ローラ1
5からなる給紙ローラ対が配設されていて、所定のタイ
ミングにより原稿Pをプラテンガラス3上に給紙する。
搬送ベルト20の回転によりプラテンガラス3上に搬送
されて、所定位置に停止された原稿Pは、光源907の
矢印方向への操作により原稿像が固定読みされる。
【0023】上記分離部(第1の分離部)11,12及
び第1の給紙ローラ対13,15を含む搬送経路によっ
て第1の搬送経路16が構成されている。
【0024】読み取り終了後の原稿Pは、搬送ベルト2
0の逆転により大ローラ13の外側の搬送経路を経てフ
ラッパ25へ搬送される。フラッパ25は、原稿Pの両
面を読み取る場合に原稿Pを反転してプラテンガラス3
へガイドし、片側読みの場合は、原稿Pをシート排出経
路26を介して排出ローラ対29へガイドする。27
は、排出経路26を通過する原稿Pを検知するセンサを
示している。排出ローラ対29により排出される原稿P
は、原稿載置台(5)上の未給紙の原稿P上に載置さ
れ、リサイクルレバー10により区別される。
【0025】原稿載置台5は、後述する作用により、支
軸4を中心として図1の傾斜位置と、図3に示す水平位
置とに、回動可能になっており、図1の位置では原稿P
は、上述したように第1の搬送経路16にてプラテンガ
ラス3へ搬送され、そして図3の位置では、原稿Pの後
端側から第2の搬送経路45を介してプラテンガラス3
へ搬送されるようになっている。
【0026】原稿Pの後端側にも、原稿Pの先端側に配
設されている上述した部材と同様の部材がそれぞれ配設
されていて、37はガイド板、36は半月状の第2の送
り出しローラ、39は原稿Pを第2の送り出ローラ36
に押圧するウェイト、40は原稿給送方向に回転する搬
送ローラ、41は原稿Pの戻し方向に回転する分離ベル
トを示している。
【0027】搬送ローラ40と分離ベルト41とからな
る第2の分離部の下流側には、分離後の原稿Pを読み取
り部としてのプラテンガラス3へ搬送する第2の搬送経
路45が設けられている。この第2の搬送経路45に
は、搬送ローラ対43、中継センサ48、中継ローラ4
6、給紙ローラ対47がそれぞれ配設されている。
【0028】上記給紙ローラ対47の上ローラと搬送ベ
ルト20の第2のローラ19の間には、原稿Pをプラテ
ンガラス3へ導いたり、又はプラテンガラス3上の原稿
Pをガイドする回動ガイド部材50が配設されている。
【0029】51は、原稿Pを手差しで原稿自動給送装
置2内に給送する手差しトレイ、52は手差しの給紙ロ
ーラ、53,49は手差し原稿用のガイド板をそれぞれ
示している。
【0030】図4及び図6において、原稿載置台5の両
側には、フレーム31及びこれと一体の支持部材32が
それぞれ固着されており、支持部材32は、支軸4を中
心として回動自在になっている。フレーム31に設けら
れた折曲片31aは、駆動部材35の自由端に設けた駆
動ピン35aにより押圧されて下降するようになってい
る。駆動部材35は、連結軸33の両端にそれぞれ固着
されていて、モータ等の駆動源により回動されるように
なっている。駆動部材35及び駆動源により、原稿載置
台5を上下動させる昇降駆動装置が構成されている。図
6に示す符号21bは、送り出ローラ9の回転時に、送
り出ローラ9が上方に延出するための穴を示している。
【0031】原稿Pを後端側から給送する場合(高速読
み取りを実行するために、流し読みを行なう)には、上
記駆動部材35が回動することにより、駆動ピン35a
がフレーム31の折曲片31aを押圧する。これによ
り、原稿載置台5は、図4(a)の傾斜状態から、図4
(c)の水平状態に回動される。
【0032】図4において、シャッタ6と一体の支軸5
5は、ブロック63(図6参照)と一体の支持部63a
に回動自在に装着されている。60は、シャッタ6を駆
動させるソレノイド(変更手段)を示していて、その作
動部材60aに一端を枢支されている連結部材61の他
端にはピン59が固着されている。このピン59は、ア
ーム57の自由端に設けられた長穴に係合しており、ア
ーム57は、支軸57aを中心として回動自在になって
いる。
【0033】また、ピン59には、前記支軸55に自由
端を固着された従動部材56の下端部が対向している。
シャッタ6は、両端をシャッタ6と連結部材61とに係
止された引っ張りばね62により、図4において時計方
向、すなわちシャッタ6が原稿載置台5から延出する方
向に付勢されている。
【0034】原稿載置台5上の原稿Pを第1の搬送経路
16にて搬送する場合(複数枚のコピーを作るために、
原稿固定方式で読み取る)には、シャッタ(シャッタ手
段)6は、通常のシャッタとして機能していて、図4
(a)に示すように、原稿載置台5からの突出量は小さ
くなっている。制御装置930(図2)からの給紙開始
信号がソレノイド60に与えられて作動すると、アーム
57が図4(a)において時計方向に回動される。これ
により、従動部材56がピン59により押圧されて、図
4(b)に示すように反時計方向に回動する。これと共
に、アーム57と一体のシャッタ6が同方向に回動する
ことにより、シャッタ6は、原稿載置台5の上面から退
避した状態になる(図4(b))。この状態で、送り出
ローラ9が回動することにより、原稿Pの数枚は、分離
部11,12へ搬送される。
【0035】図6において、シャッタ6を支持している
ブロック63は、ガイド軸65により移動自在に支持さ
れている。32aは、シャッタ6が図示の元位置に戻る
時、シャッタ6の両端の突起部6aに係合してガイドす
るガイド片を示していて、図4(a)の状態では、引っ
張りばね62の弾力により、突起部6aはガイド片32
aに圧接した状態にある。
【0036】66は、シャッタ6を、原稿載置台5の上
面に沿って移動させるモータ(パルスモータ)を示して
いて、その出力軸に固着された出力ギア66aは、プー
リギア67に噛合している。プーリギア67のプーリ6
7aと、複数のプーリ69a,69b,69cにはベル
ト70が巻回されており、その一部はブロック63に結
合されている。これにより、原稿Pの長さに応じてモー
タ66が回転することにより、シャッタ6は原稿載置台
5の長手方向(前後方向)に移動するようになってい
る。
【0037】原稿Pを、後端部から第2の搬送経路45
側へ搬送する場合、シャッタ6が図4(a)に示す位置
に保持された状態で、原稿載置台5が前述したようにし
て水平状態に下降される(図4(c))。この原稿載置
台5と一体の支持部材32のガイド片32aが下降する
向きに回動することにより、これに圧接しているシャッ
タ6の突起部6aが追随して同方向(図4において時計
方向)に回動する。
【0038】これにより、シャッタ6が、原稿載置台5
に対して相対的に時計方向に回動することになって、シ
ャッタ6の突出量は、図4(c)に示すように大きくな
っている。この状態で、シャッタ6がモータ66により
駆動されて、第2の送り出ローラ36側へ移動されるこ
とにより、原稿Pは束搬送されて、第2の送り出ローラ
36、第2の分離部40,41により第2の搬送経路4
5へ給送可能になっている。
【0039】このように、シャッタ6をプッシャーとし
て機能させる場合、シャッタ6の突出量を大きくするこ
とにより、原稿載置台(5)上に載置された原稿Pの端
部(先端部)にカールがあったとしても、端部はシャッ
タ6に係合することになって、原稿Pの束搬送を安定し
て行なわせることができる。
【0040】第2の送り出しローラ36により給送さ
れ、分離部39,40により1枚ずつ分離された原稿P
は、第2の搬送経路45を経て読み取り部であるプラテ
ンガラス3上へ搬送される。さらに原稿Pは、搬送ベル
ト20により搬送されながら、所定位置に停止された光
源907Aにより流し読みされ、排出経路26を経て原
稿載置台5上に排出される。
【0041】なお、流し読み又は固定読みの何れかを選
択するために、モード選択手段を操作することによって
行なわれるが、コピー枚数を指示することによって、自
動的に選択されるようにしてもよい。図のモード選択手
段には、操作釦も含まれるし、自動的に選択される場合
の他の操作も含まれる。
【0042】次に、第1の搬送経路16側のシート給送
装置としての分離部11,12の構成を図7を用いて説
明する。
【0043】分離部11,12の上流側には、入口側が
広く、出口側が狭くなるように傾斜してなる分離規制板
82(保持手段)が配設されている。原稿載置台5から
送り出される原稿(シート)Pが、多数枚の原稿束であ
る場合には、分離規制板82により原稿束が規制されて
プレ分離されて、下流側にガイドされる。
【0044】搬送ローラ(正転手段)11は、シート給
送方向(矢印方向)に回転するローラからなり、分離ベ
ルト(逆転手段)12は、1対のプーリ12a,12b
に巻き掛けられたベルトからなっている。分離ベルト1
2の上流側の位置には、分離ベルト12から下側(搬送
ローラ11側)に若干延出した状態のガイド部材80が
配設されており、このガイド部材80は、分離ベルト1
2の上流側の支点81を中心として回動自在に支承され
ている。
【0045】分離ベルト12は、複数対のローラ12
a,12bに巻回され、軸方向に間隔を設けて配列され
た複数本のベルトからなっている。搬送ローラ11も軸
方向に分割されていて、分離ベルト12と搬送ローラ1
1はオーバーラップしていて、千鳥状に配列されてい
る。
【0046】ガイド部材80は、複数のガイド部材を軸
部で一体形成したものからなっていて、上記ベルト間に
配設されていて、その先端部80cは、分離ベルト12
の内側に位置しているが、傾斜面80a,80bは、外
側に位置している。このガイド部材80は、自重により
左旋(反時計方向回動)しようとするが、分離規制板8
2に当接して保持されている。
【0047】上記80a,80bは、それぞれがガイド
部材80に設けられた傾斜面であり、上記傾斜面の傾斜
角は徐々に少なくなり、楔の入口が狭くなっている。
【0048】原稿Pが少数枚の場合には、原稿Pの先端
部はガイド部材80の傾斜面80a,80bに導かれて
ガイドされ、搬送ローラ11と分離ベルト12のニップ
部に搬入される。この搬入時において、原稿Pの先端部
は、逆転方向に回動する分離ベルト12の上流部に接触
するのが防止されているので、原稿Pが少数枚であった
り、又はカール状態であっても、分離ベルト12により
めくられることがなく、安定して上記ニップ部に搬入す
ることができ、給送不良やこれによる破損は発生しな
い。
【0049】すなわち、少数枚のシートの腰の強さで
は、ガイド部材80は移動されられないので、シートの
カール部は逆転ベルトに接触しない。そして、傾斜面8
0bを抜ける頃は、カールは平らにならされてしまうの
で、シートは良好にニップ部に進入する。
【0050】また、図8に示すように、原稿Pが多数枚
の場合には、原稿Pの腰の強さにより、ガイド部材80
が上方に退避する。この退避動作は、広い空間を確保さ
せるためである。この場合、原稿Pの上部側は、分離ベ
ルト12の上流部に当接するが、さらに、挿入上に多く
の原稿Pが積まれているので、その重量及びガイド部材
80の重量によって、分離ベルト12による原稿Pのま
くれ上りは防止される。その結果、分離ベルト12と搬
送ローラ11による分離作用は良好に作用する。
【0051】なお、上記ガイド部材80は、自重により
分離規制板82に当接している場合について述べたが、
必要に応じてガイド部材80を、圧縮ばね又は板ばね等
の不図示の付勢手段により下方に付勢してもよい。
【0052】また、ガイド部材80の移動動作は、回動
移動に限定されず、スライド移動であってもよいことは
勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート給送装置を構成する逆転手段の上流部にガイド部
材を配設して、シートが逆転手段に接触することがない
ので、少数枚のシートやカール状態のシートの給送時に
おいても、シートの先端部が逆転手段によりめくられる
現象、及びこれによる給送不良の発生を防止することが
でき、シートの安定した給送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置を用いた原稿自動
給送装置の縦断正面図。
【図2】同じく原稿自動給送装置が適用可能な画像形成
装置の一例を示す縦断正面図。
【図3】同じく、図1の原稿自動給送装置の作用図。
【図4】同じく、(a)図は第1の搬送経路から原稿を
給送する時のシャッタ部及び原稿載置台部の側面図、
(b)図は(a)図の作用図、(c)図は第2の搬送経
路から原稿を給送する時のシャッタ部及び原稿載置台部
の側面図。
【図5】同じく、(a)図は原稿を第1の搬送経路から
搬送する時のシャッタ部及び原稿載置台部の側面図、
(b)図、(c)図は(a)図の作用図。
【図6】同じくシャッタ部及びその駆動部の平面図。
【図7】同じくシート給送装置としての分離部の側面
図。
【図8】同じく多数枚の原稿(シート)の分離時におけ
る分離部の側面図。
【図9】従来のシート給送装置としての分離部の側面
図。
【符号の説明】
P 原稿(シート) 2 原稿自動給送装置 3 プラテンガラス(読み取り部) 5 原稿載置台 6 第1のシャッタ(シャッタ手段) 9 第1の送り出ローラ 11 搬送ローラ(正転手段) 12 分離ベルト(逆転手段) 11,12 第1の分離部 13 大ローラ 15 給紙ローラ 16 第1の搬送経路 17 第1のローラ 19 第2のローラ 20 搬送ベルト 26 排出経路 29 排出ローラ対 31 フレーム 32 支持部材 33 連結軸 35 駆動部材(昇降駆動装置) 36 第2の送り出ローラ 40 搬送ローラ 41 分離ベルト 40,41 第2の分離部 45 第2の搬送経路 47 給紙ローラ対 50 回動ガイド部材 51 手差しトレイ 52 手差し給紙ローラ 55 支軸 60 ソレノイド(変更手段) 63 ブロック 66 パルスモータ 80 ガイド部材 81 支点 82 分離規制板(保持手段) 900 画像形成装置本体 902 画像形成部 930 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 和弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 仲川 智仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−36246(JP,A) 特開 平2−215627(JP,A) 実開 昭61−44439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの送り方向に回転する正転手段
    と、 該正転手段との間にニップ部を構成し、シートを戻す方
    向に回転する逆転手段と、を備え、 シートを1枚ずつ分離して給送するシート給送装置にお
    いて、 前記逆転手段側に移動自在に配置され、シートを前記ニ
    ップ部に向けて案内するガイド部材と、 該ガイド部材を、シートが前記逆転手段に接触せずに前
    記ニップ部に導かれる位置に保持する保持手段とを有
    、 前記ガイド部材は、シートが少数枚の場合、前記保持手
    段により保持されて、シートを前記逆転手段に接触する
    ことなく前記ニップ部に導き、かつシートが多数枚の場
    合、シートが前記逆転手段に接触するように退避方向に
    移動してなるシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記逆転手段が、1対のプーリに巻き掛
    けられた逆転ベルトであることを特徴とする請求項1に
    記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が、前記逆転手段及び正転
    手段へのシートの導入を規制・案内する分離規制板であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記逆転手段は、前記シートを戻す方向
    に回転する複数のベルト部材を有し、前記ガイド部材は
    前記複数のベルト部材の間に配置されていることを特徴
    とする請求項1に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 原稿載置台と、読み取り部にシートを給
    送する給送手段と、を備え、 前記原稿載置台から前記給送手段にシートを導入する部
    分に、請求項1ないし3の何れかに記載のシート給送装
    置を備える原稿自動給送装置。
  6. 【請求項6】 画像形成部と、請求項1ないしの何れ
    かに記載のシート給送装置又は請求項に記載の原稿自
    動給送装置と、を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
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