JP3002086B2 - シート搬送装置及び原稿自動給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び原稿自動給送装置及び画像形成装置

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JP3002086B2
JP3002086B2 JP6074500A JP7450094A JP3002086B2 JP 3002086 B2 JP3002086 B2 JP 3002086B2 JP 6074500 A JP6074500 A JP 6074500A JP 7450094 A JP7450094 A JP 7450094A JP 3002086 B2 JP3002086 B2 JP 3002086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に適用可能なシート搬送装置
及び原稿自動給送装置、これらを用いた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置の読み取
り部に原稿(シート)を自動的に給送する原稿自動給送
装置においては、給送される原稿は、正逆転自在の搬送
ベルトにより読み取り部へ搬送され、読み取り後は搬送
ベルトにより排出されている。
【0003】原稿を搬送ベルトに導くために、図9に示
すように、搬送ベルト20の近傍に固定ガイド108が
設けられており、搬送ベルト20から排出されるシート
をガイドしている。この排出されるシートが、搬送ベル
ト20と固定ガイド108との間に進入するのを防止す
るために、固定ガイド108には、マイラ109が貼付
されている。
【0004】また、搬送ベルト20が巻回されている第
2のローラ19には、搬送ベルト20に張力を与えるた
めに、付勢手段により図中右方に付勢されている。搬送
ベルト20の交換時には、第2のローラ19を上記付勢
力に抗して図中左方に移動させた状態で、ベルトユニッ
トを装置外に引出すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、固定ガイド108に設けたマイラ10
9とベルト20との間に、排出されるシートが進入して
しまうことがあった。すなわち、搬送ベルト20は、そ
の長さの公差により、軸間距離において±3mm程度振
れるようになっているので、固定ガイド108に固定さ
れているマイラ109では、搬送ベルト20との間に間
隙を生じる場合がある。
【0006】本発明は、搬送ベルトへのシートの搬入又
は排出時に、シートをガイドするガイド部材と搬送ベル
トとの間に、シートが進入するのを確実に防止したシー
ト搬送装置及び原稿自動給送装置及び画像形成装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、第1のプーリ及び移動自在に
支持された第2のプーリに巻き掛けられた搬送ベルト
と、該搬送ベルトに張力を付与すべく、前記第2のプー
リを前記第1のプーリから遠ざかる方向に付勢するベル
ト張り手段と、シートを案内するガイド部材と、を備
え、前記搬送ベルトが、少なくともシートを前記第1の
プーリから前記第2のプーリ方向に、そして前記ガイド
部材に向けて搬送してなるシート搬送装置において、前
記第2のプーリに臨んだ固定部材に移動自在に支持さ
れ、先端が前記搬送ベルトの第2のプーリ部分と前記ガ
イド部材との間を塞ぐガイド部を構成すると共に、前記
第2のプーリと一体に移動する部分に当接する当接部を
有する移動ガイド部材と、前記移動ガイド部材の移動量
を規制するストッパと、前記移動ガイド部材の当接部
が、前記第2のプーリと一体に移動する部分に当接する
ように付勢する付勢手段と、を備え、前記移動ガイド部
材が、前記第2のプーリの移動に追随して移動すると共
に、前記第2のプーリが大幅に移動した場合、前記移動
ガイド部材の追随を前記ストッパにより規制してなる。
【0008】また、原稿載置台と、給送ローラと、請求
項1に記載のシート搬送装置と、を備え、前記給送ロー
ラと前記搬送ベルトの第2のプーリ部分との間に、前記
移動ガイド部材が前記給送ローラに側面視一部重なるよ
うにして前記移動ガイド部材を配置してなる。
【0009】また、画像形成部と、請求項1に記載のシ
ート搬送装置と、を備えることを特徴とする。
【0010】また、画像形成部と、請求項2に記載の自
動原稿給送装置と、を備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】以上構成に基づき、移動ガイド部材は、その当
接部が、第2のプーリと一体に移動する部分に対して付
勢手段により圧接されている。これにより、搬送ベルト
に公差による軸間距離の振れがあっても、搬送ベルトと
移動ガイド部材との間は、常に閉塞された状態となっ
て、搬送ベルトにより搬送されるシートが、搬送ベルト
と移動ガイド部材との間に進入するのを防止することが
できる。
【0012】また、搬送ベルトの交換のために、搬送ベ
ルトの第2のプーリを大きく第1のプーリ側に移動させ
た場合には、移動ガイド部材は、ストッパにより移動が
規制されることにより、第2のプーリへの追随が規制さ
れる。これにより、搬送ベルトの交換を、移動ガイド部
材の移動により邪魔されることなく行うことができる。
【0013】また、シートを搬送ベルトへ給送する給送
ローラには、移動ガイド部材の一部が側面視において重
なるようにして移動ガイド部材が配設されていることに
より、給送ローラと移動ガイド部材との間は、閉塞する
ようになっていて、シートの進入は阻止されている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明
する。
【0015】図2は、本発明のシート搬送装置を用いた
原稿自動給送装置が、適用可能な画像形成装置本体の一
例を示している。
【0016】複写機装置本体900には、原稿読み取り
部としてのプラテンガラス3、光源907、レンズ系9
08、給紙部909、画像形成部902等を備えてい
る。上記プラテンガラス3には、原稿自動給送装置2に
より原稿Pが1枚ずつ給送される。
【0017】給紙部909は、シートを収納して装置本
体900に着脱自在なカセット910,911、及びペ
ディスタル912に配置されたデッキ913を有する。
画像形成部902には、円筒状の感光ドラム914を内
蔵した現像器915、転写用帯電器916、分離帯電器
917、クリーナ918、一次帯電器919等がそれぞ
れ配設されている。画像形成部902の下流側には、搬
送装置920、定着装置904、排出ローラ905等が
配設されている。
【0018】この画像形成装置の作動を説明する。
【0019】装置本体側900に設けられている制御装
置930から給紙信号が出力されると、カセット91
0,911またはデッキ913からシートSが給送され
る。一方、光源907からプラテンガラス3に載置され
ている原稿Pに当てられて反射した光は、光学系908
を介して感光ドラム914に照射される。感光ドラム9
14は、あらかじめ一次帯電器919により帯電されて
おり、光が照射されることにより静電潜像が形成され、
次いで現像器915によりトナー像が形成される。
【0020】給紙部909から給送されたシート材S
は、レジストローラ901で斜行が補正され、さらにタ
イミングが合わされて画像形成部902へ送られる。画
像形成部902では、転写用帯電器916によって送ら
れてきたシートSに感光ドラム914のトナー像が転写
され、転写されたシートSは分離帯電器917によって
転写用帯電器916と逆極性に帯電されて感光ドラム9
14から分離される。
【0021】そして、分離されたシートSは、搬送装置
920により定着装置904に搬送されて、定着装置9
04によりシートSに未定着転写画像が永久定着され
る。画像が定着されたシート材Sは排出ローラ905に
より装置本体900から排出される。
【0022】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシート材Sは画像が形成されて排出される。
【0023】図1は、原稿自動給送装置2の縦断正面図
を示している。同図において、複写機装置本体900の
プラテンガラス3上には、駆動ローラ(第1のローラ)
17と従動ローラ(第2のローラ)19に巻回された正
逆転自在の搬送ベルト20が配設されている。
【0024】原稿載置台5上には、複数枚の原稿(シー
ト)Pが載置されていて、1対の幅規制板7により幅方
向が規制されて整合されている。原稿P上に載置してい
るリサイクルレバー10は、未給紙の原稿Pと給紙後に
原稿載置台5上に排出される給紙済みの原稿Pとを区別
する部材を示している。6は、原稿Pの先端部を受けて
整合し、給紙時には原稿載置台5の下方に退避するシャ
ッタを示している。9は、半月状の送り出しローラ9を
示し、給紙時に回転して原稿Pの最下側から原稿Pを送
り出す。
【0025】送り出しローラ9の下流側には、原稿給送
方向に回転する搬送ローラ(正転手段)11と、原稿戻
し方向に回転する分離ベルト(逆転手段)12からなる
分離部が配設されていて、送り出しローラ9により送り
出された原稿Pを1枚ずつ分離して搬送する。さらに下
流側には、大ローラ13とこれに当接している給紙ロー
ラ15からなる給紙ローラ対が配設されていて、所定の
タイミングにより原稿Pをプラテンガラス3上に給紙す
る。搬送ベルト20の回転によりプラテンガラス3上に
搬送されて、所定位置に停止された原稿Pは、光源90
7の矢印方向への操作により原稿像が固定読みされる。
【0026】上記分離部(第1の分離部)11,12及
び第1の給紙ローラ対13,15を含む搬送経路によっ
て第1の搬送経路16が構成されている。
【0027】読み取り終了後の原稿Pは、搬送ベルト2
0の逆転により大ローラ13の外側の搬送経路を経てフ
ラッパ25へ搬送される。フラッパ25は、原稿Pの両
面を読み取る場合に原稿Pを反転してプラテンガラス3
へガイドし、片側読みの場合は、原稿Pをシート排出経
路26を介して排出ローラ対29へガイドする。27
は、排出経路26を通過する原稿Pを検知するセンサを
示している。排出ローラ対29により排出される原稿P
は、原稿載置台5上の未給紙の原稿P上に載置され、リ
サイクルレバー10により区別される。
【0028】原稿載置台5は、後述する作用により、支
軸4を中心として図1の傾斜位置と、図3に示す水平位
置とに、回動可能になっており、図1の位置では原稿P
は、上述したように第1の搬送経路16にてプラテンガ
ラス3へ搬送され、そして図3の位置では、原稿Pの後
端側から第2の搬送経路45を介してプラテンガラス3
へ搬送されるようになっている。
【0029】原稿Pの後端側にも、原稿Pの先端側に配
設されている上述した部材と同様の部材がそれぞれ配設
されていて、37はガイド板、36は半月状の第2の送
り出しローラ、39は原稿Pを第2の送り出しローラ3
6に押圧するウェイト、40は原稿給送方向に回転する
搬送ローラ、41は原稿Pの戻し方向に回転する分離ベ
ルトを示している。
【0030】搬送ローラ40と分離ベルト41とからな
る第2の分離部の下流側には、分離後の原稿Pを読み取
り部としてのプラテンガラス3へ搬送する第2の搬送経
路45が設けられている。この第2の搬送経路45に
は、搬送ローラ対43、中継センサ48、中継ローラ4
6、給紙ローラ対47がそれぞれ配設されている。
【0031】上記給紙ローラ対47の上ローラと搬送ベ
ルト20の第2のローラ19の間には、原稿Pをプラテ
ンガラス3へ導いたり、又はプラテンガラス3上の原稿
Pをガイドする移動ガイド部材50が配設されている。
【0032】51は、原稿Pを手差しで原稿自動給送装
置2内に給送する手差しトレイ、52は手差しの給紙ロ
ーラ、53,49は手差し原稿用のガイド板をそれぞれ
示している。
【0033】図4及び図6において、原稿載置台5の両
側には、フレーム31及びこれと一体の支持部材32が
それぞれ固着されており、支持部材32は、支軸4を中
心として回動自在になっている。フレーム31に設けら
れた折曲片31aは、駆動部材35の自由端に設けた駆
動ピン35aにより押圧されて下降するようになってい
る。駆動部材35は、連結軸33の両端にそれぞれ固着
されていて、モータ等の駆動源により回動されるように
なっている。駆動部材35及び駆動源により、原稿載置
台5を上下動させる昇降駆動装置が構成されている。図
6に示す符号32bは、送り出しローラ9の回転時に、
送り出しローラ9が上方に延出するための穴を示してい
る。
【0034】原稿Pを後端側から給送する場合(高速読
み取りを実行するために、流し読みを行なう)には、上
記駆動部材35が回動することにより、駆動ピン35a
がフレーム31の折曲片31aを押圧する。これによ
り、原稿載置台5は、図4(a)の傾斜状態から、図4
(c)の水平状態に回動される。
【0035】図4において、シャッタ6と一体の支軸5
5は、ブロック63(図6参照)と一体の支持部63a
に回動自在に装着されている。60は、シャッタ6を駆
動させるソレノイド(変更手段)を示していて、その作
動部材60aに一端を枢支されている連結部材61の他
端にはピン59が固着されている。このピン59は、ア
ーム57の自由端に設けられた長穴に係合しており、ア
ーム57は、支軸57aを中心として回動自在になって
いる。
【0036】また、ピン59には、前記支軸55に自由
端を固着された従動部材56の下端部が対向している。
シャッタ6は、両端をシャッタ6と連結部材61とに係
止された引っ張りばね62により、図4において時計方
向、すなわちシャッタ6が原稿載置台5から延出する方
向に付勢されている。
【0037】原稿載置台5上の原稿Pを第1の搬送経路
16にて搬送する場合(複数枚のコピーを作るために、
原稿固定方式で読み取る)には、シャッタ(シャッタ手
段)6は、通常のシャッタとして機能していて、図4
(a)に示すように、原稿載置台5からの突出量は小さ
くなっている。制御装置930(図2)からの給紙開始
信号がソレノイド60に与えられて作動すると、アーム
57が図4(a)において時計方向に回動される。これ
により、従動部材56がピン59により押圧されて、図
4(b)に示すように反時計方向に回動する。これと共
に、アーム57と一体のシャッタ6が同方向に回動する
ことにより、シャッタ6は、原稿載置台5の上面から退
避した状態になる(図4(b))。この状態で、送り出
しローラ9が回動することにより、原稿Pの数枚は、分
離部11,12へ搬送される。
【0038】図6において、シャッタ6を支持している
ブロック63は、ガイド軸65により移動自在に支持さ
れている。32aは、シャッタ6が図示の元位置に戻る
時、シャッタ6の両端の突起部6aに係合してガイドす
るガイド片を示していて、図4(a)の状態では、引っ
張りばね62の弾力により、突起部6aはガイド片32
aに圧接した状態にある。
【0039】66は、シャッタ6を、原稿載置台5の上
面に沿って移動させるモータ(パルスモータ)を示して
いて、その出力軸に固着された出力ギア66aは、プー
リギア67に噛合している。プーリギア67のプーリ6
7aと、複数のプーリ69a,69b,69cにはベル
ト70が巻回されており、その一部はブロック63に結
合されている。これにより、原稿Pの長さに応じてモー
タ66が回転することにより、シャッタ6は原稿載置台
5の長手方向(前後方向)に移動するようになってい
る。
【0040】原稿Pを、後端部から第2の搬送経路45
側へ搬送する場合、シャッタ6が図4(a)に示す位置
に保持された状態で、原稿載置台5が前述したようにし
て水平状態に下降される(図4(c))。この原稿載置
台5と一体の支持部材32のガイド片32aが下降する
向きに回動することにより、これに圧接しているシャッ
タ6の突起部6aが追随して同方向(図4において時計
方向)に回動する。
【0041】これにより、シャッタ6が、原稿載置台5
に対して相対的に時計方向に回動することになって、シ
ャッタ6の突出量は、図4(c)に示すように大きくな
っている。この状態で、シャッタ6がモータ66により
駆動されて、第2の送り出しローラ36側へ移動される
ことにより、原稿Pは束搬送されて、第2の送り出しロ
ーラ36、第2の分離部40,41により第2の搬送経
路45へ給送可能になっている。
【0042】このように、シャッタ6をプッシャーとし
て機能させる場合、シャッタ6の突出量を大きくするこ
とにより、原稿載置台5上に載置された原稿Pの端部
(先端部)にカールがあったとしても、端部はシャッタ
6に係合することになって、原稿Pの束搬送を安定して
行なわせることができる。
【0043】第2の送り出しローラ36により給送さ
れ、分離部39,40により1枚ずつ分離された原稿P
は、第2の搬送経路45を経て読み取り部であるプラテ
ンガラス3上へ搬送される。さらに原稿Pは、搬送ベル
ト20により搬送されながら、所定位置に停止された光
源907Aにより流し読みされ、排出経路26を経て原
稿載置台5上に排出される。
【0044】なお、流し読み又は固定読みの何れかを選
択するために、モード選択手段を操作することによって
行なわれるが、コピー枚数を指示することによって、自
動的に選択されるようにしてもよい。図のモード選択手
段には、操作釦も含まれるし、自動的に選択される場合
の他の操作も含まれる。
【0045】次に、読み取り部としてプラテンガラス3
で原稿(シート)Pを搬送するシート搬送装置の構成を
図7により説明する。
【0046】プラテンガラス3及びこれに当接して回動
自在の搬送ベルト(最大原稿幅よりも大きな幅を有して
いる)20に原稿Pを給送する給紙ローラ対47は、上
ローラ47aとこれに圧接している下ローラ47bとか
ら構成されている。この給紙ローラ対47と給紙ローラ
52との間には、ガイド部材110が、そして給紙ロー
ラ対47とプラテンガラス3間にはガイド部材111が
それぞれ配設されている。
【0047】また、中継ローラ46と給紙ローラ対47
間には、第2の搬送経路45の一部を構成するガイド部
材107,109がそれぞれ配設されている。搬送ベル
ト20が巻回されている第2のローラ19は、軸受10
6を介して可動板101に装着されている。この可動板
101は、その長穴101cを、ベルトユニットを構成
するフレーム100に固着されたピン104に嵌合する
ことにより、フレーム100に対しスライド自在に装着
されている。なお、上記軸受106は、フレーム100
の端部に形成した長穴100a内に移動自在に装着され
ている。
【0048】また、可動板101は、これに形成された
折曲片101bと、フレーム100に固着したピン10
3とに、両端をそれぞれ係止した引っ張りばね(ベルト
張り手段)102により、第1のプーリ17から遠ざか
る方向に付勢されており、これにより第2のローラ19
は搬送ベルト20に張力を付与している。可動板101
の外端(図7において右端)には、第2のローラ19と
一体移動する部分(第1のストッパ)101aが形成さ
れている。
【0049】移動ガイド部材50は、支軸112により
装置側板等の固定部材に回動自在に装着されていて、両
端を移動ガイド部材50と係止部材113とにそれぞれ
係止された引っ張りばね(付勢手段)115により、図
中時計方向に付勢されている。移動ガイド部材50は、
第2のローラ19とガイド部材107との間を閉塞して
原稿Pをガイドするガイド部50cを有している。ガイ
ド部50cの一端部に形成した当接部50aは、引っ張
りばね115の弾力により、第1のストッパ101aに
圧接している。
【0050】ローラ47aは、分割ローラからなってい
て、軸方向に間隔を設けて配置されている。移動ガイド
部材50は、搬送ベルト20の幅方向に配置されてい
て、少なくともその先端50bは櫛歯状になっている。
さらに、ガイド部50cの面にリブを形成するのか、あ
るいは櫛歯状にすれば、シートの抵抗は少なくなる。
【0051】これにより、搬送ベルト20の有する公差
により、両プーリ17,19の軸間距離に振れがあって
も、移動ガイド部材50が第2のローラ19と一体移動
する部分101aに追随するので、第2のローラ19と
移動ガイド部材50間は常に閉塞されて、シートPの進
入が防止されている。
【0052】搬送ベルト20の交換時には、可動板10
1及び第2のローラ19が、第1のプーリ17側へ移動
されて、搬送ベルト20の張力を解消した状態で行なわ
れる。この時、移動ガイド部材50の回動は、第2のス
トッパ116により規制されているので、移動ガイド部
材50が第2のローラ19の大きな移動に追随すること
はなく、搬送ベルト20の交換を移動ガイド部材50が
妨げることはない。
【0053】また、当接部50aの他方の端部50b
は、給紙ローラ対47に対し、その分割ローラ間に進入
していて、側面視において重なる(オーバーラップす
る)ようになっている。これにより、移動ガイド部材5
0と給紙ローラ対47との間は、移動ガイド部材50が
若干回動しても、常に閉塞された状態にあって、移動ガ
イド部材50と給紙ローラ対47間への原稿Pの進入
は、防止されている。
【0054】手差しトレイ51から搬入される手差し原
稿Pにより、原稿像の読み取りを行なう場合、給紙ロー
ラ対47により給送される原稿Pは、搬送ベルト20に
よりプラテンガラス3上の所定位置に搬送されて、原稿
像の読み取りが行なわれる。読み取り後の原稿Pは、逆
転する搬送ベルト20によりプラテンガラス3から搬送
され、ガイド部50cにより給紙ローラ対47へガイド
される。さらに、原稿Pは、給紙ローラ対47及び給紙
ローラ52により、手差しトレイ51上へ搬送される。
これは、フラッパ200が切り替わるためである。この
原稿Pの搬送時において、移動ガイド部材50と、搬送
ベルト20間又は給紙ローラ対47間への原稿Pの進入
は、上述したように常に防止されている。
【0055】なお、移動ガイド部材50は、その動作が
回動に限定されず、スライド移動であってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送ベルトの第2のプーリと、ガイド部材間を移動ガイ
ド部材のガイド部で塞いでシートをガイドする場合、搬
送ベルトの第2のプーリと一体に移動する部分に、移動
ガイド部材を追随可能にしたので、搬送ベルトの両プー
リの軸間距離に多少の振れがあっても、これに影響され
ることなく、搬送ベルトと移動ガイド部材間を常に閉塞
して、搬送されるシートの進入及びこれによる搬送不良
を防止することができる。
【0057】また、第2のプーリを第1のプーリ側へ大
きく移動させた場合、移動ガイド部材は、第2のストッ
パにより移動が規制されて第2のプーリに追随するのが
阻止されているので、移動ガイド部材の移動習性に影響
されることなく、搬送ベルトの交換を行うことができ
る。
【0058】また、移動ガイド部材の一部は、シートを
給送する給送ローラに対して、側面視において重なる状
態に構成されているので、移動ガイド部材と給送ローラ
間においても、間隙が常に閉塞されていて、シートの進
入及びこれによる搬送不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置を用いた原稿自動
給送装置の縦断正面図。
【図2】同じく原稿自動給送装置が適用可能な画像形成
装置の一例を示す縦断正面図。
【図3】同じく、図1の原稿自動給送装置の作用図。
【図4】同じく、(a)図は第1の搬送経路から原稿を
給送する時のシャッタ部及び原稿載置台部の側面図、
(b)図は(a)図の作用図、(c)図は第2の搬送経
路から原稿を給送する時のシャッタ部及び原稿載置台部
の側面図。
【図5】同じく、(a)図は原稿を第1の搬送経路から
搬送する時のシャッタ部及び原稿載置台部の側面図、
(b)図、(c)図は(a)図の作用図。
【図6】同じくシャッタ部及びその駆動部の平面図。
【図7】同じく原稿(シート)をガイドする移動ガイド
部材と、原稿を搬送する搬送ベルト部の正面図。
【図8】同じく図7の作用図。
【図9】従来の原稿ガイド部と搬送ベルト部の正面図。
【符号の説明】
P 原稿(シート) 2 原稿自動給送装置 3 プラテンガラス(読み取り部) 5 原稿載置台 6 第1のシャッタ(シャッタ手段) 9 第1の送り出しローラ 11 搬送ローラ(正転手段) 12 分離ベルト(逆転手段) 11,12 第1の分離部 13 大ローラ 15 給紙ローラ 16 第1の搬送経路 17 第1のローラ 19 第2のローラ 20 搬送ベルト 26 排出経路 29 排出ローラ対 31 フレーム 32 支持部材 33 連結軸 35 駆動部材(昇降駆動装置) 36 第2の送り出しローラ 40 搬送ローラ 41 分離ベルト 40,41 第2の分離部 45 第2の搬送経路 47 給紙ローラ対 50 移動ガイド部材 50a 当接部 50b 給送ローラと側面視で重なる部分 51 手差しトレイ 52 手差し給紙ローラ 55 支軸 60 ソレノイド(変更手段) 63 ブロック 66 パルスモータ 100 フレーム 101 可動板 101a 第1のストッパ(第2のプーリと一
体移動する部分) 102 引っ張りばね(ベルト張り手段) 107 ガイド部材 115 引っ張りばね(付勢手段) 116 第2のストッパ 95a,96a 支軸 900 画像形成装置本体 902 画像形成部 930 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 渡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 広井 雅一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−105841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/36 - 5/38 B65H 5/02 G03G 15/00 107

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のプーリ及び移動自在に支持された
    第2のプーリに巻き掛けられた搬送ベルトと、 該搬送ベルトに張力を付与すべく、前記第2のプーリを
    前記第1のプーリから遠ざかる方向に付勢するベルト張
    り手段と、 シートを案内するガイド部材と、を備え、 前記搬送ベルトが、少なくともシートを前記第1のプー
    リから前記第2のプーリ方向に、そして前記ガイド部材
    に向けて搬送してなるシート搬送装置において、 前記第2のプーリに臨んだ固定部材に移動自在に支持さ
    れ、先端が前記搬送ベルトの第2のプーリ部分と前記ガ
    イド部材との間を塞ぐガイド部を構成すると共に、前記
    第2のプーリと一体に移動する部分に当接する当接部を
    有する移動ガイド部材と、 前記移動ガイド部材の移動量を規制するストッパと、 前記移動ガイド部材の当接部が、前記第2のプーリと一
    体に移動する部分に当接するように付勢する付勢手段
    と、を備え、 前記移動ガイド部材が、前記第2のプーリの移動に追随
    して移動すると共に、前記第2のプーリが大幅に移動し
    た場合、前記移動ガイド部材の追随を前記ストッパによ
    り規制する、シート搬送装置。
  2. 【請求項2】 原稿載置台と、給送ローラと、請求項1
    に記載のシート搬送装置と、を備え、前記給送ローラと
    前記搬送ベルトの第2のプーリ部分との間に、前記移動
    ガイド部材が前記給送ローラに側面視一部重なるように
    して前記移動ガイド部材を配置してなる原稿自動給送装
    置。
  3. 【請求項3】 画像形成部と、請求項1に記載のシート
    搬送装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成部と、請求項2に記載の原稿自
    動給送装置と、を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
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