JPH047240A - シート搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は例えば、複写機やプリンタに利用されるシート
搬送装置に関し、詳しくは少なくとも一方が開閉可能な
一対のシートガイドによって搬送路が形成され、この搬
送路に設けられた搬送路対の従動ローラを前記開閉可能
なシートガイドに支持したシート搬送装置に関するもの
である。

従来の技術 一対のシートガイドで搬送路を形成し、かつこの搬送路
に搬送ローラ対を有するシート搬送装置は、特開昭６２
−７１９７１号公報等で知られている。そしてこの種の
シート搬送装置ではシートが搬送途中にときとしてジャ
ムする。これを処理するのに搬送路を形成する一方のシ
ートガイドを搬送ローラ対の一方の従動ローラを伴って
開閉可能とし、搬送路を必要に応じて開放できるように
することが従来行われている。

発明が解決しようとする課題 しかし開閉されるシートガイドに支持された従動ローラ
の位置は不安定になり勝ちであり、シートガイドが閉じ
られたときの駆動側ローラとの圧接位置がまちまちにな
る。このため搬送ローラ対がなしているニップ部のソー
ト受入し角度やシート送出し角度が変動し、シートのス
ムーズな搬送を阻害し、またジャムや通紙方向ミスを起
こす原因となっている。

そこで本発明は、シートガイドの開閉機構の改良を伴い
従動ローラを適正に位置決めできるようにして、前記の
ような問題のないシート搬送装置を提供することを課題
とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記のような課題を達成するために、少なくと
も一方が開閉可能な一対のシートガイドによって搬送路
が形成され、この搬送路に設けられた搬送ローラ対の従
動ローラを前記開閉可能なシートガイドに支持したシー
ト搬送装置において、前記従動ローラを開閉可能なシー
トガイドの枢支軸に対し搬送路方向の遊びを持たせ、搬
送ローラ対の駆動ローラの側に開閉可能なシートガイド
が閉しられるときに従動ローラを位置決めする位置決め
部材を設けたことを特徴とするものである。

作用 本発明の上記構成によれば、一対のシートガイドの一方
が搬送ローラ対の従動ローラと共に開閉可能であって、
搬送路を搬送ローラ対も含め完全に開放することができ
る。この従動ローラは一方のシートガイド枢支軸に対し
搬送路方向の遊びが設けられている分搬送路方向の位置
規制に自由度を与えられているので、一方のシートガイ
ドが閉じられるのに伴って駆動ローラに圧接する際、こ
の駆動ローラ側に設けられた位置決め部によって一方の
シートガイドの支持に影響なく位置決めされ、駆動ロー
ラに対し常時適正に圧接することができる。

実施例 以下第１図〜第４図に示す本発明の一実施例としてのシ
ート搬送装置について説明する。

第１図は本発明に係るシート搬送装置を持った複写機の
場合を示している。この複写機は露光光学系１と、露光
光学系１による露光によって画像を形成し、それを転写
シート２に転写する作像機構３と、作像機構３に転写シ
ート２を給送する給紙機構４とを有している。これら露
光光学系１、作像機構３、給紙機構４はそれぞれ独立し
た光学系ボックス６、作像ボックス７、給紙ボックス８
に個別に収容されている。各ボックス６〜８は積み重ね
状態にして結合されて機体９をなしている。

露光光学系１は、プラテンガラス１１の下を移動する第
１スライダ１２に支持されてプラテンガラス１１上の原
稿を走査するランプ１３および第１ミラー１４、第２ス
ライダ１５、第３スタイダ１６に支持されて光路長を一
定に保つために移動する第２〜第５各ミラー１７〜２０
、第３、第４各ミラー１８．１９の間に設けられた投影
レンズ２１、投影レンズ２１の光軸方向の移動による変
倍時の光路長補正を行う第６ミラー２２を備えている。

作像機構３は、感光ドラム３１とそのまわりに配設され
た帯電チャージャ３２、現像装置３３、転写チャージャ
３４、分離チャージャ１３５、クリーニング装置１３６
等を有し、公知の電子写真方式によって感光ドラム３１
上に露光にかかる原稿画像に対応するトナー像を形成し
、給送されてくる転写シート２にそのトナー像を転写す
る。感光ドラム３１と転写チャージャ３４とが対向する
転写部の手前には、給紙ボックス８から受は入れた転写
シート２を転写部に送り込む給紙搬送路３５が設けられ
、またその途中にタイミングローラ３６が設けられてい
る。タイミングローラ３６は停止状態で転写シート２を
−送り付けられ、その先端の整合によって転写シート２
の斜行を矯正する一方、搬送を開始する時期によって転
写シート２を転写部に給送するタイミングを調整する。

転写部の後には転写後の転写シート２を通気ベルトに吸
着しながら搬送する搬送装置３７、搬送装置３７によっ
て搬送されてくる転写シート２に定着処理を行う定着器
３８、定着器３８から送り出されてくる転写シート２を
排出する排紙ローラ３９が設けられている。

給紙機構４は、異なったサイズの転写シート２を収容し
、図示しない操作パネル上でのサイズ指定等に応じて選
択的に給紙する３つの給紙部４１〜４３を有している。

各給紙部４１〜４３はそれぞれ給紙カセット４４〜４６
内の転写シート２を送り出すピックアップローラ４７〜
４９と、送り出される転写シート２を一枚づつに捌く捌
きパッド５１とを有している。各給紙部４１〜４３はそ
れぞれブロック化されており、２つのブロックを多数枚
用の１つのブロックと交換するといったブロックの取り
換えが可能なようにしである。各給紙部４１〜４３の給
紙カセット４４〜４６はそれぞれ機体９の前面側から、
第１図では紙面の手前側から抜き差しするフロントロー
ディング方式にしである。

給紙機構はまた、前記各給紙部４１〜４３から転写部へ
の給紙のために、機体９の側壁９ａに沿った縦方向の給
紙搬送路６１を有し、これが前記作像ボックス３５内の
給紙搬送路３５に通じている。

そして給紙搬送路６１には機体９の内方に位置する上２
段の給紙部４１．４２からの給紙搬送路６２．６３が合
流している。下段給紙部４３からの給紙搬送路６４は給
紙搬送路６１の下端に通じている。

これによって各給紙部４１．４２からそれらに対応した
各給紙搬送路６２〜６４に送出される転写シート２は全
て給紙搬送路６１に入り、給紙搬送路３５に送り込まれ
て転写に供される。この送り込みのために給紙搬送路６
１は各給紙搬送路６２〜６４との合流点直後ないし接続
部に搬送ローラ対７１を有している。

給紙搬送路６１とそれに合流する給紙搬送路６２．６３
とは、それぞれの給紙部４１．４２の単位において、第
２図、第３図に示すように給紙搬送路６１の外側ガイド
面を形成するシートガイド８１と、給紙搬送路６２．６
３と給紙搬送路６１との合流部の内側であってこの合流
部より搬送方向下流側のガイド面をなすシートガイド８
２と、各給紙搬送路６２．６３の上側ガイド面と給紙搬
送路６１の前記合流部よりも搬送方向下流側の内側ガイ
ド面とをなすシートガイド８３とで形成されている。

シートガイド８３は固設されているのに対し、シートガ
イド８１．８２は搬送方向上流側の下端を軸８４．８５
によって枢支されて、第３図のように機体９の外方側に
開放可能とされている。機体９の側壁９ａにおけるシー
トガイド８１に対向する部分には第３図のように外方へ
開く扉８６が設けられ、開閉可能なように軸８７で枢支
している。

この扉８６とシートガイド８１とはリンク８８によって
連結され、扉８６の開閉によってシートガイド８１も同
時に開閉される。これらの開き限度は、それらの間の扉
８６に近い位置で機体９に固設されたストッパ８９によ
って規制される。シートガイド８１と扉８６との間は搬
送路のような役目がなく充分広く設計される。前記スト
ッパ８９による開き度規制は、その間隔の広さによって
シートガイド８１および扉８６の双方と干渉しない限度
においてシートガイド８１および扉８６を第３図のよう
に大きく開くことを可能にし、かつその開き位置に安定
させることができる。したがって給紙搬送路６１は太き
（開いた状態に保たれ、ジャム処理を容易に行うことが
できる。

またシートガイド８２は大きく開いたシートガイド８１
に規制されるまで開くことができ、同様に給紙搬送路６
２．６３を大きく開くことができるし、その開き状態に
安定させられる。したがって給紙搬送路６２．６３での
ジャム処理も容易に行うことができる。

シートガイド８２にはシートガイド８１側との当り部９
１が設けられており、これがシートガイド８１に当接す
る位置で開き度が決まる。そして扉８６を閉じるとき、
シートガイド８１はそれに連動して閉じられる。またこ
のときシートガイド８１は当り部９１を押動してシート
ガイド８２を閉し位置に復帰させる。したがって一挙動
でシートガイド８工、８２と扉８６とが閉しられる。

さらに搬送ローラ対７１の内側駆動ローラ７１ａはシー
トガイド８３に固定軸７２により支持され、外側従動ロ
ーラ７１ｂはシートガイド８１にスライド軸７３によっ
て支持されている。そして従動ローラ７１ｂはシートガ
イド８１との間でハネ７４によって内方に付勢されてお
り、シートガイド８１が閉し位置に復帰したとき駆動ロ
ーラ７１ａに圧接して従転し、転写シート２の搬送が可
能なようになっている。この状態は扉８６を閉じ位置に
ロックするロック機構等によって保持される。

また従動ローラ７１ｂを保持するシートガイド８１は、
それを枢支する軸８４に対し、長孔９２によって若干上
下動できるようにされている。そして駆動ローラ７１ａ
を保持したシートガイド８３には、従動ローラ７１ｂの
軸受９３を受入れて位置決めする二股ガイド片９４が固
設されている。

これによってシートガイド８１が閉じられるとき、軸受
９３はシートガイド８１の上下動による位置変化を伴っ
て二股ガイド片９４に嵌まり込んでいくので、従動ロー
ラ７１ｂが駆動ローラ７１ａに対し位置決めされる。し
たがって従動ローラ７１ｂがシートガイド８１の開閉構
造のために駆動ローラへの圧接位置が定まらず、両ロー
ラ７１ａ、７１ｂ間のニップ部における転写シート２の
受入れ角度や送出し角度が不安定となって搬送不良を起
こすようなことを回避することができる。

なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様で実施することができる。

例えば搬送ローラ対７１の従動ローラ７１ｂは、シート
ガイド８１と軸８５との間の遊びに代えて、従動ローラ
７１ｂを支持する部材とシートガイド８１との間に給紙
搬送路６１の方向の遊びを持たすこともでき、遊びの具
体的な構成は自由である。

また本発明は画像形成以外の場合のシートＢ送にも適用
可能である。

発明の効果 本発明によれば、一対のシートガイドの一方が搬送ロー
ラ対の従動ローラと共に開閉可能であって、搬送路を搬
送ローラ対も含め完全に開放することができ、ジャム処
理に便利である。

特にこの従動ローラは一方のシートガイド枢支軸に対し
搬送路方向の遊びが設けられている分搬送路方向の位置
規制に自由度を与えられ、方のシートガイドが閉じられ
るのに伴って駆動ローラに圧接する際、この駆動ローラ
側に設けられた位置決め部によって一方のシートガイド
の支持に影響なく位置決めされ、駆動ローラに対し常時
適正に圧接するので、両ローラが圧接して形成する二ン
プ部のシート受入れ方向およびシート送出し方向が一定
し、シートの搬送をスムーズに行わせることができ、ジ
ャムや進行ミスは生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのシート搬送装置を有
した複写機の縦断正面図、第２図、第３図はシート搬送
装置の開閉動作状態を示す縦断面図、第４図は第３図の
一部を示す斜視図である。 股ガイド片

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも一方が開閉可能な一対のシートガイド
   によって搬送路が形成され、この搬送路に設けられた搬
   送ローラ対の従動ローラを前記開閉可能なシートガイド
   に支持したシート搬送装置において、前記従動ローラを
   開閉可能なシートガイドの枢支軸に対し搬送路方向の遊
   びを持たせ、搬送ローラ対の駆動ローラの側に開閉可能
   なシートガイドが閉じられるときに従動ローラを位置決
   めする位置決め部材を設けたことを特徴とするシート搬
   送装置。