JP2931651B2

JP2931651B2 - 電解写真プリント機

Info

Publication number: JP2931651B2
Application number: JP2218298A
Authority: JP
Inventors: テイー．クレマーズヘンリィ; エム．ラブカリッド
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1989-08-24
Filing date: 1990-08-21
Publication date: 1999-08-09
Anticipated expiration: 2014-08-09
Also published as: CA2021746C; JPH03106754A; CA2021746A1; US5007625A; EP0414503A3; EP0414503A2

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、一般に電解写真プリント機に係り、特に少
なくとも１枚の原稿書類から複写されたコピーシートの
オフセットされる積み重ねを制御するための装置に関す
る。

（従来技術）米国特許明細書第4,603,971号は動作モードを切り換
えることのできる仕上げ装置を備えたプリント機を開示
している。この仕上げ装置は、スタックモード、ステー
プル綴じモード、或いは装丁綴じモードの何れにおいて
も作動することができる。プリント機はコントローラお
よびモード切り換えスイッチを有している。

（発明の概要）本発明の１つの概念によれば、少なくとも１枚の原稿
書類から複写されたコピーシートが仕上げステーション
へ導かれて仕上げられ、プリント機のオペレータにコピ
ーシートの積み重ねを渡すようになされた形式の電解写
真プリント機が提供される。プリント機に対する改良
は、１つのモードに於いては連続するコピーシートの積
み重ねを互いにオフセットし、他のモードに於いてはコ
ピーシートの積み重ねが互いにオフセットされるのを防
止して、隣接するコピーシート積み重ね相互のオフセッ
トを制御するための手段を含むものである。このオフセ
ット制御手段は、互いにオフセットされるべき各積み重
ねのコピーシートの枚数を選択するための手段を含む。
さらに、シートを受け入れても支持するための受け入れ
支持手段が備えられている。このオフセット制御手段に
応答し、選択された時間間隔にて受け入れ支持手段を移
動させて各シートスタックを互いにオフセットするため
の移動手段が備えられる。この移動手段は、オフセット
制御手段がコピーシートの積み重ねを互いにオフセット
させるのを防止することに応答して消勢される。このプ
リント機においては、各積み重ねのコピーシートが丁合
されておらず、前記制御手段が前記移動手段を付勢し
て、丁合されていないコピーシートの連続した積み重ね
をオフセットさせる。

（実施例）図面の第１図を参照すれば、電解写真プリント機は光
導電性ベルト10を使用している。光導電性ベルト10は、
耐カール支持層の上に被覆された接地層の上に光導電性
材料を被覆して作られることが好ましい。光導電性材料
は発生層の上に被覆された伝達層から作られる。伝達層
は、発生層から正の電荷を伝達する。中間層が接地層の
上に被覆されている。伝達層は、ポリカーボネート内に
分散された小さな分子量のdi−ｍ−トリジフェニルビフ
ェニルジアミンを含有している。発生層はトリゴナルセ
レニウムによって作られている。接地層はチタン被覆さ
れたマイラー（商標）で作られている。接地層は非常に
薄く、光の透過が可能である。その他の適当な光導電性
材料、接地層、およびカール防止の支持層も使用可能で
ある。ベルト10は矢印12の方向へ移動し、該ベルトの移
動路に沿って配置されている各種の処理ステーションを
通して光導電性表面の連続する部分を次次に進める。ベ
ルト10は、剥ぎ取りローラー14、緊張ローラー16、アイ
ドルローラー18および駆動ローラー20の回りに巻き掛け
られている。剥ぎ取りローラー14およびアイドルローラ
ー18は、ベルト10と共に回転するように回転可能に取付
けられている。緊張ローラー16はベルト10に対して弾性
状に押し付けられており、ベルト10を所望の緊張状態に
保持する。駆動ローラー20は、ベルト駆動装置のような
適当な手段を介して該ローラーに連結されたモーターに
よって回転駆動される。ローラー20が回転すると、該ロ
ーラーはベルト10を矢印12の方向へ進める。

先ず最初に、光導電性表面の部分は帯電ステーション
Ａを通過する。この帯電ステーションＡでは、全体を符
号22および24で示す２つのコロナ発生器が、光導電性ベ
ルト10を比較的高い実質的に均一な電位に帯電させる。
コロナ発生器22は、光導電性ベルト10に要求される全て
の電荷を与える。コロナ発生器24は均一化装置として働
らき、コロナ発生器22が帯電できなかった面積部分を帯
電する。

次に、この光導電性表面の帯電された部分が像形成ス
テーションＢを通して送られる。この像形成ステーショ
ンＢには、全体を符号26で示す書類操作ユニットがプリ
ント機のプラテン28の上に装備されている。この書類操
作ユニット26は、オペレータによって表面を上にして正
順に丁合いされて書類積み重ね保持トレーに載置された
書類積み重ねから次々と原稿書類を給送する。ここで、
「丁合い」とは、意図した順序に原稿書類やコピーシー
トを備えることを意味しており、以下の説明ではこのよ
うに意図した頁順序に揃えることを「丁合いする」と称
し、頁順を揃えない状態を「丁合いしない」と称する。
このトレーの下側に配置された書類給送装置が、積み重
ねに於ける最下位置の書類を一対の取り出しローラーへ
送り出す。この最下位置シートはその後、それらのロー
ラーによって書類ガイドを通して給送ロール対およびベ
ルトへ向けて送られる。ベルトはその書類をプラテン28
へ送る。像形成の後、原稿書類はベルトによってプラテ
ン28からガイドおよび給送ロール対へ向けて送られる。
この書類は更に反転機構へ送られ、給送ロール対を通し
て原稿書類の積み重ねの頂部へ戻される。位置決めゲー
トが設けられていて、その書類を反転機構へ向かわせる
か又は給送ロール対へ向かわせる。書類の像形成はラン
プ30によって行われる。このランプ30はプラテン28上の
書類を照明する。書類によって反射された光は、レンズ
32を通して伝達される。レンズ32は原稿書類の光像を光
導電性ベルト10の帯電部分の上に結像させ、その電荷を
選択的に消失させる。これにより静電潜像が光導電性ベ
ルトに記録され、静電潜像は原稿書類に含まれている情
報面積部分に対応するものとなる。かくして、複数の原
稿書類が次々と露光される。これに代えて、書類操作ユ
ニット26がプラテン28から枢動して離れるようにし、原
稿書類を手操作によってプラテンの上に載置するように
しても良い。原稿書類の１枚ないし複数枚のコピーが、
このプリント機によって複写される。原稿書類が露光さ
れ、静電潜像が光導電性ベルトに記録される。しかる
後、ベルト10は記録した静電潜像を現像ステーションＣ
へ進める。

現像ステーションＣは、全体を符号34、36および38で
示した磁気ブラシ現像ローラーを備えている。パドルホ
イールが現像剤を取り上げ、それらの現像ローラーへ渡
す。現像剤がローラー34および36に達すると、現像剤は
ローラー間にて磁気的に２分されて各ローラーに半量ず
つ渡される。光導電性ベルト10はこれらのローラー34お
よび36の回りに部分的に巻き掛けられて、延長した現像
領域を形成している。現像ローラー38は一掃ローラーで
ある。矢印12で示す方向にて現像ローラー38の後方に配
置された磁気ローラーはキャリア粒子除去ローラーであ
り、ベルト10に付着して残った全てのキャリア粒子を除
去するために備えられている。このようにして、ローラ
ー34および36が現像剤を運び静電潜像に接触させる。静
電潜像はトナー粉末を現像剤のキャリア粒子から引き付
け、光導電性ベルト10の表面にトナー粉末像を形成す
る。ベルト10はしかる後に、トナー粉末像を転写ステー
ションＤへ送る。

転写ステーションＤでは、コピーシートがトナー粉末
像と接触するように動かされる。先ず最初に、光導電性
ベルト10がランプ（図示せず）からの予備転写光で露光
され、光導電性ベルト10に対するトナー粉末像の付着力
を弱化させる。次に、コロナ発生器40がコピーシートを
適当な強さと極性に帯電させて光導電性ベルト10にその
コピーシートが付着されるようにすると共に、トナー粉
末像が光導電性ベルトからコピーシートに引きつけられ
るようにする。転写が行われた後、コロナ発生器42がコ
ピーシートを反対極性に帯電させ、ベルト10からコピー
シートが離れるようにする。コンベヤ44がそのコピーシ
ートを融着ステーションＥへ送る。

融着ステーションＥは全体を符号46で示す融着組立体
を含んでいる。この融着組立体46は、転写されたシート
粉末像をコピーシートに永久的に固着させる。この融着
組立体46が加熱溶融ローラー48および加圧ローラー50を
含み、コピーシート上のトナー粉末像が融着ローラー48
に接触することが好ましい。この加圧ローラーは融着ロ
ーラーにカム連結されていて、コピーシートにトナー粉
末像を固着させるのに必要な圧力を付加できるようにな
っている。融着ローラーは石英ランプによって内部から
加熱される。貯槽に収容された離型剤が、計量ローラー
へポンプ圧送される。トリムブレードが過剰の離型剤を
削ぎ落とす。この離型剤はドナーローラーへ転写され、
次ぎに融着ローラーへ転写される。

融着処理の後、コピーシートはカール除去装置52を通
して送られる。カール除去装置52はコピーシートを一方
向へ曲げて該コピーシートに既知の湾曲を形成し、次に
反対方向へ曲げてその湾曲を除去する。

送りローラー54はこのシートを両面複写用転回ローラ
ー56へ送る。両面複写用ゲート58がシートを仕上げステ
ーションＦへ導くか、或いは両面複写用トレー60へ導
く。仕上げステーションＦでは、コピーシートはコンバ
イラートレー内に積み重ねられ、コピーシートの積み重
ね（スタック）を形成する。このコピーシートの積み重
ねは仕上げされない状態のままでも、或いは互いに綴じ
付けられて仕上げされても良い。各積み重ねのシート
は、綴じ付け装置ないしステープル装置によって互いに
綴じ付けられる。何れの場合に於いても、複数の仕上げ
された、若しくは仕上げされていないコピーシートの積
み重ねが仕上げステーションＦに形成される。積み重ね
形成装置では、コピーシートの各積み重ねが互いにオフ
セットされるか、或いはオフセットを禁止されてコピー
シートの積み重ねが互いに整合される。オペレータはコ
ピーシートの積み重ね中の丁合いされていないコピーシ
ートの枚数を選定し、丁合いされていないコピーシート
の積み重ねが互いにオフセットされるようになすことが
できる。これに代えて、オペレータは丁合いされたコピ
ーシートの積み重ねが互いにオフセットされるのを防止
することができる。このようなコピーシート積み重ねの
オフセットの制御の詳細は、第４図を参照して後段で説
明する。仕上げステーションＦの全体的な作動は、第２
図を参照して後に説明する。

第１図を引き続き参照すれば、両面複写用ソレノイド
ゲート58がシートを両面複写用トレー60へ向けると、こ
の両面複写用トレー60は、片面に印刷され且つ反対側の
面に引き続いて印刷が行われようとするシート、即ち両
面複写されようとするシート、のための中間保持即ちバ
ッファー保持を行うのである。それらのシートは両面複
写用トレー60内に、表面を下に向けて互いの上に複写さ
れた順序で積み重ねられる。

両面複写を完成するには、トレー60内の片面複写され
たシートが底部給送装置62によって次次とトレー60から
コンベヤ64およびローラー66を経て複写ステーションＤ
へ戻され、そのコピーシートの反対側の面にトナー粉末
像を転写するようになされる。連続的に最下部シートが
両面複写用トレー60から給送されるに従って、コピーシ
ートの適当な紙面即ち空白紙面が転写ステーションＤに
てベルト10と接触するように置かれ、該面に対してトナ
ー粉末像が転写される。両面複写されたシートはしかる
後に、片面複写されたシートと同じ径路を経て仕上げス
テーションＦへ送られる。

コピーシートは第２のトレー68から転写ステーション
Ｄへ給送される。第２のトレー68は、２方向作動ACモー
ターによって駆動されるエレベータを含んでいる。該モ
ーターの制御装置はトレーを昇降駆動できる機能を有し
ている。トレーが降下位置にある際に、コピーシートの
積み重ねがトレー上に載置され或いは取り出されるので
ある。上昇位置にある時には、次々とコピーシートがシ
ート給送装置70によって送り出される。このシート給送
装置70は摩擦リターン給送装置、即ち摩擦力の差によっ
て多重送りを防止する給送装置であって、給送ベルトお
よび取り出しローラーを使用して次々とコピーシートを
移送装置即ちコンベヤ64へ送り出す。このコンベヤ64は
シートをローラー66へ送り、更に転写ステーションＤへ
進める。

コピーシートは、補助トレー72からも転写ステーショ
ンＤへ送ることができる。この補助ステーション72は、
２方向作動ACモーターによって駆動されるエレベーター
を含んでいる。その制御装置はトレーを昇降駆動できる
機能を有している。トレーが降下位置にある時、コピー
シートの積み重ねがトレー上に載置され或いは取り出さ
れる。上昇位置にある際には、次々とコピーシートがシ
ート給送装置74によって送り出される。このシート給送
装置74は摩擦リタード給送装置であって、搬送ベルトお
よび取り出しローラーを使用して次々とコピーシートを
移送装置即ちコンベヤ64へ送り出す。このコンベヤ64は
シートをローラー66へ送り、更に転写ステーションＤへ
進ませる。

第２のトレー68および補助トレー72は、コピーシート
の二次的な供給源である。全体を符号76で示した高容量
給送装置が、コピーシートの主供給源である。この高容
量給送装置76は、エレベータ80の上に支持されたトレー
78を含んでいる。このエレベータは２方向作動ACモータ
ーによって駆動され、トレーを昇降させるようになって
いる。上昇位置に於いて、コピーシートがトレーから転
写ステーションｄへ送られる。フルファーおよびエアー
ナイフ83がトレー78上のコピーシートの積み重ねに向け
て空気を送り、最上部シートをコピーシートの積み重ね
から引き離す。真空圧がその最上部シートを給送ベルト
81に引き付ける。この給送ベルト81はコピーシートの積
み重ねから次々と最上部シートを取り出し、駆動ローラ
ー82およびアイドルローラー84へ受けて送り出す。これ
らの駆動ローラーおよびアイドルローラーがそのシート
を移送装置86へ導く。移送装置86はシートをローラー66
へ向けて進め、これらのローラーが該シートを転写ステ
ーションＤへ送る。

コピーシートが光導電性ベルト10から引き離された後
に、常に或る量の残留トナーが光導電性ベルトに付着し
たまま残る。転写の後、光導電性ベルト10はコロナ発生
器94の下側を動かされ、このコロナ発生器が残留トナー
粉末を適当な極性に帯電する。しかる後に、光導電性ベ
ルト10より内側に配置されている予備電荷除去ランプ
（図示せず）が、次の帯電サイクルのための準備とし
て、光導電性ベルトを除電する。残留トナー粉末はクリ
ーニングステーションＧにて光導電性表面から除去され
る。このクリーニングステーションＧは電気的にバイア
スされたクリーナーブラシ88と、２つのデトーン（減
勢）ローラー90および92、即ち除塵ローラーおよび再生
ローラーとを含んでいる。再生ローラーはクリーナーロ
ーラーに対して電気的に負にバイアスされていて、トナ
ー粉末をクリーナーローラーから除去する。除塵ローラ
ーは再生ローラーに対して電気的に正にバイアスされて
いて、ペーパー屑片や正しくない極性のトナー粉末を除
去する。再生ローラーに付いたトナー粉末は再生用オー
ガー装置（図示せず）によって剥ぎ取られて該装置に付
着し、クリーニングステーションＧの後部から搬出され
る。

様々な機能がコントローラ96（第４図）によって制御
される。このコントローラは、以下に説明する機能の全
てを制御するプログラム可能なマイクロプロセッサとさ
れることが好ましい。このコントローラはコピーシート
の比較カウント、循環した書類枚数、オペレータによっ
て選択されたコピーシートの枚数、時間遅延、詰まりの
修正に供する。ここで説明した実施例装置の全ての制御
は、プリント機のコンソールによりオペレータが選択し
た通常の制御スイッチ入力によって達成できる。通常の
シート通過センサー即ちスイッチが書類およびコピーシ
ートの位置を追跡するのに使用可能である。更に、この
コントローラは選択した動作モードに応じて各種のゲー
ト位置を制御する。コピーシートの積み重ねのオフセッ
トを制御するためのコントローラ96の作動の更に詳しい
説明は、第４図を参照して後に説明する。

第２図を参照して、仕上げステーションＦの全体的な
作動を説明する。仕上げステーションＦはローラー98
（第１図）から融着処理されたコピーシートを受け入
れ、それらシートを全体を符号100で示すコンバイラー
トレーへ向けて矢印102の方向にと進める。このコンバ
イラートレー100は２つの位置、即ち上昇位置および降
下位置を有している。ステープル綴じ作業が選択された
場合には、このコンパイラートレーはコンパイル即ち編
集を行うために上昇位置へ移動し、丁合いされ或いは丁
合いされていないコピーシートの積み重ねにステープル
綴じを施す位置となる。コピーシートの積み重ねにステ
ープル綴じが施されると、このコンパイラートレーは降
下位置へ移動する。ステープル綴じを施されたコピーシ
ートの積み重ねはしかる後に取り出され、コンパイラー
トレーは上昇位置へ移動して次のコピーシート積み重ね
のステープル綴じに備える。この降下位置は、ステープ
ル綴じを施されていない丁合いされた若しくは丁合いさ
れていないコピーシート積み重ねを編集するのに用いら
れる。完成したコピーシートの積み重ねがトレーから取
り出された後、コンパイラートレーは次のコピーシート
積み重ねの編集に備える。制御ロジック回路が丁合いさ
れた若しくは丁合いされていないコピーシート積み重ね
の完成を検出すると、そのコピーシート積み重ねはコン
パイラートレー100からの取り出しに備えられる。コピ
ーシートの積み重ねは、全体の符号104で示し取り出し
搬送組立体へ送られる。この組立体104は、コピーシー
トの積み重ねをコンパイラートレー100から全体を符号1
06で示すスタック形成装置へ送り出す。出口スイッチ10
8は、各コピーシート積み重ねがコンパイラートレー100
を出る度に、そのコピーシート積み重ねを検出する。詰
まりが発生した場合には、コントローラーが故障モード
を警報する。コピーシートの積み重ねは２枚のシートか
ら100枚のシート迄の厚さの範囲がある。シート寸法の
範囲は広く、また、コピーシート積み重ねの厚さが変化
するので、コピーシートの積み重ねをスタック形成装置
106へ送り出すために、６角形の発泡材ローラー110が均
一なニップ作用力を発生すべく使用されている。第３図
は、スタック形成装置を全体的に詳しく示している。

第３図を参照すれば、スタック形成装置106はコンパ
イラートレー100からコピーシートの積み重ねを受け入
れる。このスタック形成装置106は、垂直方向および横
幅方向に移動することによって、選択された作業に関す
る寸法および量を調節する。スタック形成装置の幅方向
の動きは、仕上げ装置に選択された何れかの作業が開始
される際に生じる。コントローラは、プリント機に於け
る選択されたコピーシートトレー中のコピーシートの寸
法を検出する。モーラーが、スタック形成装置のトレー
を適当な幅となるように移動させる。スタック形成装置
の垂直方向の動きは、スタック形成装置に導かれる各コ
ピーシート積み重ねが同じ角度で導かれるように保証す
る。モーターはスタック形成装置のトレーを続けて降下
させ、その積み重ねの頂部がスタック出口位置から特定
の距離にとどまる。コントローラはコピーシートの積み
重ねが取り出された時を検出し、スタック形成装置のト
レーを最上位置へ上昇させる。このようにして、丁合い
され或いは丁合いされていない複数のコピーシートの積
み重ねがスタック形成装置106のトレー上に積み重ねら
れる。１部もしくはそれ以上の部数のコピーシートの積
み重ねが作成されると、スタック形成装置は、連続する
コピーシート積み重ねの間を矢印112の方向へ移動する
ことによって、隣接するコピーシートの積み重ねを互い
に対してオフセットさせることができる。顧客サービス
員や専門のオペレータのような熟練したオペレータは隣
接したコピーシート積み重ねが互いにオフセットされる
べきか否かを選択することができる。一般に、オフセッ
ト制御の選択はプリント員の診断アクセス・モードで行
われる。このようにして、丁合いされていない連続した
コピーシートの積み重ねが互いにオフセットされる一
方、丁合いされた連続するコピーシート積み重ねは互い
にオフセットされるのを防止されるのである。コピーシ
ートの積み重ねを互いにオフセットさせる更に詳しい説
明は、第４図を参照して行う。

第４図は、丁合いされ若しくは丁合いされていないコ
ピーシート積み重ねを互いにオフセットさせるのを制御
するための装置を示している。スタック形成装置106は
トレー114を含んでいる。このトレー114は、表面カム11
8に連結されたACモーター116によって２つのオフセット
位置へ向けて動かされる。カム118は溝を備えており、
モーター116がカム118を回転させると、トレー114の下
部に取付けられたピンがこの溝を従動する。この溝はモ
ーターの回転運動を前進後退運動に変換するものであ
り、前進および後退はモーター116が回転を指令する方
向に応じて決まる。トレー114下部のスロット内部のガ
イドピンは、トレーの前進後退運動を許容する一方で、
トレーの高さおよび幅はこれを維持するのである。スイ
ッチ120および122は、作動されると、トレーが前進位置
ないし後退位置にあるとの信号をコントローラ96に与え
る。コントローラは更に、その前進後退運動を停止させ
る信号を発生する。かくして、トレー上にコピーシート
の積み重ねが載置されている間、トレーは隣接するコピ
ーシートの積み重ねを約35mmだけ交互にオフセットさせ
る。

各積み重ねに於けるコピーシートの枚数は、プリント
機のコントローラ96によって制御される。オペレーター
の選択に応じて、連続するコピーシート積み重ねは互い
にオフセットされるか、若しくはオフセットされないよ
うになされる。全体を符号124で示している表示装置
は、オペレーターが操作することのできる複数の領域12
6および128を有している。表示装置124は、キー126およ
び128を有するキーボードとすることができる。これに
代えて、表示装置124はタッチスクリーンとされ、小さ
な面積部分がキー126および128を表示して、オペレータ
がそれらの面積部分にてスクリーンに触ることで作動す
るようになっていても良い。選択されたキーに応じて、
表示装置124は信号をコントローラ96に伝達する。これ
に応答して、コントローラ96はカム118を回転させるよ
うにモーター116を動作させ或はモーター116がカム118
を回転することを禁止し、選択した積み重ね寸法に相当
する枚数のコピーシートが積み重ねられた後にトレー11
4を移動させる。スイッチ120および122は、正しい間隔
にて連続するコピーシート積み重ねを互いにオフセット
させるのに必要なだけトレー114が移動されたことを示
す信号を、コントローラ96に伝達する。オペレーターは
また、互いにオフセットされる各コピーシート積み重ね
のコピーシート枚数を決定することができる。コントロ
ーラ96は非揮発性メモリーを含んでおり、これがモータ
ー116を制御する。キー128の操作によって、丁合いされ
ていないコピーシート積み重ねに関して非揮発性メモリ
ーのビット位置が真（True）にセットされる。オペレー
タはまた、積み重ねに含まれるべきシート枚数を選択す
ることができる。この選択は、プリント機の表示支持に
所望されるコピーシート枚数が表示される迄、プリント
機のコンソール上の数値パッドの適当なキーを操作して
行われる。オペレータは各積み重ねに１枚もしくは複数
枚のコピーシートを選択することができる。各積み重ね
に含まれる各コピーシートは、同一の原稿書類のコピー
とすることができる。このモードに於いては、丁合いさ
れていない連続したコピーシート積み重ねは互いにオフ
セットされる。コピーシート積み重ねはステープル綴じ
されるか、或いはステープル綴じされないようになされ
る。この情報がコントローラ96に伝達されると、コント
ローラ96は選択された枚数のコピーシートを有する積み
重ねが次々にトレー114に積み重ねられた後に、次々に
或る時間間隔でモーター116を付勢する。再び説明する
が、スイッチ120および122は、トレー114が選択された
時間間隔で丁合いされていないコピーシート積み重ねを
オフセットさせたことを確認するために、信号をコント
ローラ96に伝達する。

キー126が作動されると、コントローラ96の非揮発性
メモリーに於けるオフセット防止のためのビット位置が
真に設定される。これによりモーター116が消勢され、
トレー114に積み重ねられた丁合いされたコピーシート
積み重ねは互いに整合される。このようにして、オペレ
ータによってキー126が選択された場合には、オフセッ
トが行われることは全くなく、トレー114上の丁合いさ
れたコピーシート積み重ねは真っ直ぐに、即ち直線状に
整合される。操作省略（default）モードの場合には、
即ちキー126および128がオペレータによって操作されな
い場合には、コントローラ96の非揮発性メモリーに於け
るビット位置が為（Not True）に設定される。丁合いさ
れていないコピーシート積み重ねがトレー114へ送られ
る時に、コントローラ96はモーター116を消勢する。従
って、操作省略モードの場合には、丁合いされていない
コピーシート積み重ねは互いにオフセットされることが
なく、逆に互いに整合されるのである。更に、操作省略
モードの場合には、丁合いされたコピーシート積み重ね
のオフセットを防止するために、ビット位置が為とされ
る。これによりコントローラ96はモーター116を付勢し
て、丁合いされた連続するコピーシート積み重ねが互い
にオフセットされる。丁合いされた各コピーシート積み
重ねのコピーシート枚数は、複写される原稿書類の積み
重ねに於けるシート枚数に等しい。

再度説明するが、本発明による装置は、丁合いされて
いないコピーシート積み重ねをオフセットさせるが、丁
合いされたコピーシート積み重ねを互いにオフセットさ
せることのないプリント機のスタック形成装置をオペレ
ータに提供することを可能にするものである。丁合いさ
れていないコピーシート積み重ねのコピーシート枚数
は、オペレータによって選択可能である。操作省略モー
ドの場合には、丁合いされたコピーシート積み重ねの各
々は互いにオフセットされるが、丁合いされていないコ
ピーシートの各々の積み重ねはオフセットされず、即ち
丁合いされていないコピーシート積み重ねは互いに整合
されるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の装置を有する仕上げ装置が組み込ま
れた例示の電解写真プリント機を示す概略立面図、第２
図は、第１図のプリント機の仕上げ装置を示す概略立面
図、第３図は、第２図の仕上げステーションのスタック
形成装置を示す斜視図、そして第４図は、第３図および
コピーシート積み重ねのオフセットを制御するための制
御装置を示す概略立面図である。Ａ……帯電ステーション、Ｂ……像形成ステーション、
Ｃ……現像ステーション、Ｄ……転写ステーション、Ｅ
……融着ステーション、Ｆ……仕上げステーション、Ｇ
……クリーニングステーション、10……光導電性ベル
ト、28……プラテン、58……ゲート、60……両面複写用
トレー、68……第２のトレー、70……補助トレー、76…
…高容量給送装置、78……トレー、80……エレベータ、
96……コントローラ、100……コンパイラートレー、104
……取り出し組立体、106……スタック形成装置、108…
…出口スイッチ、114……トレー、116……ACモーター、
118……表面カム、120,122……スイッチ、124……表示
装置、126,128……操作領域。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B65H 33/08 B65H 31/00

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも１枚の原稿用紙から複写された
コピーシートが仕上げとプリント機のオペレータにコピ
ーシートの積み重ねを渡すために仕上げステーションへ
送られる形式の電解写真プリント機であって、１つのモードに於いては連続するコピーシートの積み重
ねを互いにオフセットし、他のモードに於いてはコピー
シートの積み重ねが互いにオフセットされるのを防止し
て、隣接するコピーシート積み重ね相互のオフセットを
制御するための手段であって、互いにオフセットされる
べき各積み重ねのコピーシートの枚数を選択するための
手段を含むオフセット制御手段と、シートを受け入れて支持するための受け入れ支持手段
と、前記オフセット制御手段に応答し、選択された時間間隔
にて前記受け入れ支持手段を移動させて各シートスタッ
クを互いにオフセットさせるための移動手段であって、
前記オフセット制御手段がコピーシートの積み重ねを互
いにオフセットさせるのを防止するに応答して消勢され
る移動手段とを有し、各積み重ねのコピーシートが丁合されておらず、前記制
御手段が前記移動手段を付勢して、丁合されていないコ
ピーシートの連続した積み重ねをオフセットさせること
を特徴とする電解写真プリント機。
【請求項２】請求項１に記載のプリント機であって、各
積み重ねが１枚の原稿用紙から複写された複数のコピー
シートを含んでいることを特徴とする電解写真プリント
機。
【請求項３】請求項１に記載のプリント機であって、前
記制御手段が非揮発性の記憶部材を含んでいることを特
徴とする電解写真プリント機。
【請求項４】請求項３に記載のプリント機であって、コ
ピーシートの各積み重ねが互いにオフセットされている
ときに真となる丁合されていないコピーシートのための
ビット位置を前記非揮発性の記憶部材が含んでいること
を特徴とする電解写真プリント機。
【請求項５】請求項４に記載のプリント機であって、コ
ピーシートの各積み重ねが互いに整合されているときに
真となるオフセット防止のためのビット位置を前記非揮
発性の記憶部材が含んでいることを特徴とする電解写真
プリント機。
【請求項６】請求項１に記載のプリント機であって、前
記受け入れ支持手段がトレーを含んでいることを特徴と
する電解写真プリント機。
【請求項７】請求項６に記載のプリント機であって、前
記移動手段が、前記トレーに連結され且つ選択された時
間間隔にて移動してコピーシートの積み重ねを次次と互
いにオフセットさせるように前記制御手段によって制御
されるモーターを含んでいることを特徴とする電解写真
プリント機。