JP2761057B2 - 電子写真複写機用コピーシートセット給送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般的には、電子写真印刷機に関し、より
詳細には、処理が完了したコピーシートのセットを操作
者に給送する装置に関する。

〔従来の技術〕

米国特許第4,134,672号はコピーシートの小冊子受け
取り用のトレイを開示している。この小冊子は操作者へ
の引き渡しのため針止めされ、トレイ内にスタックされ
る。

米国特許第4,411,515号は複数のビンを有するソータ
ーを備えた仕上げ装置を示している。コピーシートはビ
ン内部へ進められ、完全なセットに形成される。このコ
ピーシートのセットは場合によっては針止めされ、エレ
ベーターへ移送される。針止めされた、または針止めさ
れていないコピーシートのセットはエレベーターにおい
て集積され、コンベアを経て操作者により取り出され
る。

米国特許第4,424,963号が開示する仕上げ装置は、そ
の内部においてコピーシートが蓄積器内に受け入れられ
る。所定数のシートが蓄積されると、針内ち器がコピー
シートのスタックに綴じ針を打ち込み、次いでそのスタ
ックは蓄積器と針打ち器からはね出されて排出トレイ上
に移る。この排出トレイはスタックの高さに応じて垂直
方向に移動可能であるとともに、スタックをオフセット
するため振動する。

米国特許出願第76,979号はトレイ付き引き出しを可動
的に支持するエレベーターを備えたシートスタッカーを
開示している。トレイは給送領域において連続的に送ら
れてくるシートを受け入れる。トレイ付き引き出しがハ
ウジング内部にある排出領域に位置するに至るまで、エ
レベーターは下方に連続的に移動してトレイ上のスタッ
クの最上位置にあるシートを給送領域内の所定の位置に
保つ。シートはトレイから引き出しへ給送され、その引
き出しによってシートは排出領域からハウジング外部に
ある非給送領域へ進められる。引き出しの動きと同期し
てドアが開き、シートは排出領域から非給送領域へ通過
することが可能になる。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、高速商業用印刷機における生産性を高める
ことを解決すべき課題とする。もっと詳細に述べると、
本発明は、コピーシートのセットを操作者に供給するた
めの２重モード印刷機を提供することを解決すべき課題
とする。

〔課題を解決するための手段〕 本発明の一態様においては、インディシア（indici
a）が記録されたコピーシートのセットが連続的に仕上
げ領域へ給送され、仕上げられ、操作者により取り出さ
れる型式の電子写真印刷機が提供される。本印刷機には
仕上げ領域の操作モードを選択するための選択手段が設
けられている。また、仕上げ領域内の給送領域において
仕上げが完了した、あるいは完了していないコピーシー
トのセットを受け取り、支持する手段も設けられてい
る。前記選択手段に応答して、操作者が取り出すためコ
ピーシートのセットを給送領域から非給送領域へ給送す
る給送手段も存する。あるモードでは、前記給送手段は
各ジョブ終了後、コピーシートのセットを給送領域から
非給送領域へ移動させる。他のモードにおいては、前記
給送手段は作業の数とは無関係に最大数のシートのセッ
トが給送領域にスタックされた後、コピーシートのセッ
トを給送領域から非給送領域へ移動させる。

〔実施例〕

第１図を参照すると、電子写真印刷機は非導電性ベル
ト10を備えている。好ましくは、非導電性ベルト10はア
ース層上に被覆された光導電性物質からつくられ、さら
にアース層はカール防止裏当て層上に被覆されたもので
ある。光導電性物質は電荷発生層上に被覆された電荷輸
送層からつくられる。電荷輸送層は電荷発生層から正電
荷を転送させる。中間層は電荷発生層上に被覆されてい
る。電荷輸送層はポリカーボネート内に散乱するジ−ｍ
−トリジフェニルビフェニルジアミンの微粒子を含む。
電荷発生層は三方晶系のセレンからなる。アース層はチ
タンを被覆したマイラー（Mylar:デュポン社のポリエチ
レングリコールテレフタレートフィルムの商品名）から
なる。アース層は厚さが大変薄く、透光性を有する。こ
れらの他に、適当な光導電性物質、アース層、カール防
止裏当て層を用いてもよい。ベルト10は矢印12の方向に
移動し、光導電性表面の連続部分を、その移動路に沿っ
て配置された各種処理領域を連続して通過させる。ベル
ト10はストリップローラー14、テンションローラー16、
アイドルローラー18、駆動ローラー20の回りを駆動され
る。ストリップローラー14とアイドルローラー18はベル
ト10とともに回転できるように回転自在に支持されてい
る。テンションローラー16はベルト10に対して弾性的に
支持されており、ベルト10が所望のテンションを維持す
るようにしている。駆動ローラー20は該駆動ローラー20
に結合したモーターによって適当な手段、例えばベルト
駆動により回転する。ローラー20が回転すると、ベルト
10を矢印12の方向に駆動する。

先ず、光導電性表面の一部が充電領域Ａを通過する。
充電領域Ａにおいて、二つのコロナ発生機22、24が光導
電性ベルト10を比較的高く、ほぼ一様な電位まで充電す
る。コロナ発生機22は必要な電荷を光導電性ベルト10に
付与する。コロナ発生機24は調整機として作用し、コロ
ナ発生機22が充電しなかった領域をすべて充電する。

次いで、光導電性表面の充電部分は像形成領域Ｂに進
む。像形成領域Ｂには、原画処理装置26が印刷機のプラ
テン28上に設けられている。原画処理装置26は操作者が
印刷面を上にして置いた原画のスタックから連続的に、
原画スタック保持トレイ内の原画の通常の前丁合い順序
にしたがって、原画を給送する。トレイ下方に位置する
原画給送機はスタック最下位置の原画を一対の持ち出し
ローラーに進める。次いで、最下位置のシートは該持ち
出しローラーにより給送され、原画ガイドを経て一対の
給送ローラー及びベルトに至る。このベルトは原画をプ
ラテン28に進める。像形成後、原画はベルトによってプ
ラテン28からガイド及び一対の給送ローラーへ給送され
る。次いで、原画は反転機内に進み、一対の給送ローラ
ーを経て原画スタックへ戻る。原画を反転機または一対
の給送ローラーへ転換するために位置ゲートが設けられ
ている。原画の像形成はプラテン28上の原画を照らすラ
ンプ30によってなされる。原画から反射した光線はレン
ズ32に収束する。レンズ32は原画の光像を光導電性ベル
ト10の充電部分上に結像し、その部分の電荷を選択的に
消散させる。これによって、光導電性ベルト上に静電潜
像が記録される。この静電潜像は原画に含まれる情報領
域に相当するものである。その後、ベルト10はベルト10
上に記録された静電潜像を現像領域Ｃへ運ぶ。

現像領域Ｃには三つの磁気ブラシ現像ローラー34、3
6、38が設けられている。パドルホィールが現像剤物質
をすくい上げて、それを現像ローラーに供給する。現像
剤物質がローラー34及び36に供給されると、現像剤物質
はローラー間において磁気的に分割し、現像剤物質は半
分づつ各ローラーに供給される。光導電性ベルト10はロ
ーラー34及び36周囲に部分的に巻回されており、現像領
域を拡大するようにしている。現像ローラー38は清掃用
ローラーである。矢印12の方向において現像ローラー38
の後に配置されている磁気ローラーはキャリア粒子除去
装置であり、ベルト10に付着しているあらゆるキャリア
粒子を除去する。このように、ローラー34及び36は現像
剤物質を進行させ静電潜像に接触させる。静電潜像は現
像剤物質中のキャリア粒子からトナー粒子を誘引し、ベ
ルト10の光導電性表面上にトナー粉末像を形成する。次
いで、ベルト10はトナー粉末像を転写領域Ｄへ給送す
る。

転写領域Ｄにおいては、コピーシートはトナー粉末像
に接触するように移動する。最初に、光導電性ベルト10
はランプ（図示せず）からの転写光に露光され、光導電
性ベルト10とトナー粉末像との間の誘引力を減少させ
る。次いで、コロナ発生機40がコピーシートを適切な大
きさ及び極性に充電することにより、コピーシートが光
導電性ベルト10に吸着し、さらにトナー粉末像が光導電
性ベルト10からコピーシートへ誘引されるようにする。
転写完了後、コロナ発生機42がコピーシートを反対の極
性に充電し、コピーシートをベルト10から離脱させる。
コンベア44がそのコピーシートを融着領域Ｅへ進める。

融着領域Ｅには融着器46が設けられており、この融着
器46により転写されたトナー粉末像はコピーシートに永
久定着される。融着器46は加熱された融着ローラー48と
圧力ローラー50とを備え、コピーシート上の粉末像は融
着ローラー48に対してカム係合されており、これによっ
てトナー粉末像をコピーシートに定着するのに必要な力
が与えられる。融着ローラー48はクォーツランプによっ
て内部が加熱されている。貯留槽に貯えられている剥離
剤は計測ローラーに注入される。トリムブレードが余分
な剥離剤をかき取る。剥離剤はドナーローラーへ、次い
で融着ローラーへ移動する。

融着完了後、コピーシートはカール除去器52を経て給
送される。カール除去器52はコピーシートを一方向に曲
げてコピーシートにあるカールをつけ、次いで反対方向
に曲げてそのカールを除去する。

前記ローラー54はコピーシートを二重複写用転換ロー
ラー56へ進める。二重複写用ソレノイドゲート58はシー
トを仕上げ領域Ｆまたは二重複写用トレイへ進める。仕
上げ領域Ｆにおいては、コピーシートはそのセットを作
るためコンパイラトレイにスタックされる。コピーシー
トのセットはシート相互の接着により仕上げが完了して
いなかったり、完了していたりすることがある。各セッ
トのシートは結合機あるいは針打ち機によって相互に接
着している。どちらの場合においても、仕上げ領域Ｆに
おいては仕上げが完了したか、もしくは完了していない
複数のコピーシートのセットが作られる。コピーシート
のセットは選択されたジョブの最終部において、あるい
はスタッカーが一杯になったときに操作者によって取り
出される。ジョブは原画の同一のセットからの一枚のま
たは複数の複写の形態を示すものとする。コピーシート
のセットは仕上げが完了していたり、完了していなかっ
たりすることがある。仕上げが完了したセットは綴じ針
または結合用テープによって綴じられる。仕上げ領域Ｆ
の詳細は後に第２図乃至第４図を参照して説明する。二
重複写用ソレノイドゲート58はシートを二重複写用トレ
イ60へと転換させる。二重複写用トレイ60は、片面が印
刷され、続けて反対面が印刷されることになっているシ
ート、すなわち両面複写されるシートを中間的に、すな
わち緩衝的に貯留する。シートは両面複写トレイ60内に
おいて複写される順序で印刷予定面を下にしてスタック
される。

両面複写を完成させるため、トレイ60内の片面複写シ
ートは、順次、底部給送機62によってトレイ60から再び
転写領域Ｄへコンベア64およびローラー66を介して給送
され、トナー粉末像がコピーシートの反対面に転写され
る。底部のシートが連続して二重複写用トレイ60から給
送されるので、コピーシートの適切な面、すなわち未印
刷の面は転写領域Ｄにおいてベルト10と接触して位置
し、トナー粉末像はコピーシートに転写される。次い
で、二重複写シートは片面複写シートが仕上げ領域Ｆへ
進む経路と同じ経路を通って給送される。

コピーシートは第二トレイ68から転写領域Ｄへ給送さ
れる。第二トレイ68は両方向性直流モーターにより駆動
されるエレベータを備えている。その制御器はトレイを
上下させる機能を有する。トレイが下降位置にあるとき
には、コピーシートのスタックはそのトレイ上に給送さ
れるか、あるいはトレイからは給送されない。上昇位置
にあるときには、シート給送機70によってコピーシート
は連続的にそこから給送されることが可能である。シー
ト給送機70は給送ベルトと持ち出しローラーとを備えた
摩擦減速給送機であり、コピーシートを連続的にコンベ
ア64へ給送する。コンベア64に乗ったコピーシートはロ
ーラー66へ進み、次いで転写領域Ｄへ進む。

コピーシートは補助トレイ72から転写領域Ｄへ給送さ
れるようにすることもできる。補助トレイ72は両方向性
直流モーターにより駆動されるエレベータを備えてい
る。その制御器はトレイを上下させる機能を有する。ト
レイが下降位置にあるときには、コピーシートのスタッ
クはそのトレイ上に給送されるか、あるいはトレイから
は給送されない。上昇位置にあるときには、シート給送
機74によってコピーシートは連続的にそこから給送され
ることが可能である。シート給送機74は給送ベルトと持
ち出しローラーとを備えた摩擦減速給送機であり、コピ
ーシートを連続的にコンベア64へ給送する。コンベア64
に乗ったコピーシートはローラー66へ進み、次いで転写
領域Ｄへ進む。

第二トレイ68および補助トレイ72はコピーシートの第
二供給源である。高容量給送機76がコピーシートの第一
供給源である。高容量給送機76はエレベータ80上に支持
されるトレイ78を備えている。エレベータ80は両方向性
直流モーターにより駆動され、トレイ78を上下動させ
る。上昇位置においては、コピーシートはトレイから転
写領域Ｄへ給送される。フラッファおよび空気ナイフ83
がトレイ78上のコピーシートのスタックに空気を送り、
最上位置のシートをスタックから分離させる。最上位置
のシートは給送ベルト81に真空吸着される。給送ベルト
81は最上位置のシートを連続的にスタックから持ち出し
駆動ローラー82およびアイドラローラー84に給送する。
駆動ローラー82およびアイドラローラー84はシートを輸
送手段86上に載せる。輸送手段86はシートをローラー66
まで進め、ローラー66はシートを転写領域Ｄへ運ぶ。

コピーシートが光導電性ベルト10から分離された後
は、常に残存トナー粒子が接着したまま残っている。転
写後、光導電性ベルト10はコロナ発生機94下方を通過
し、このコロナ発生機94により残像トナー粒子は適正な
極性に充電される。その後、光導電性ベルト10内にある
電荷消去ランプ（図示せず）が次の充電工程に備えて光
導電性ベルト10を放電する。残像トナー粒子は清掃領域
Ｇにおいて光導電性表面から除去される。清掃領域Ｇに
は電気的に付勢された清掃ブラシ88と二つの非階調ロー
ラー、すなわち消耗ローラー90とリクレイムローラー92
とを備えている。リクレイムローラー92は清掃ローラー
に対して電気的に負に付勢されており、トナー粒子を該
リクレイムローラーから除去する。消耗ローラー90はリ
クレイムローラー92に対して電気的に正に付勢されてお
り、紙片と誤サイントナー粒子とを除去する。リクレイ
ムローラー92上のトナー粒子はかき取られ、リクレイム
オーガー（図示せず）内に収納され、清掃領域Ｇの後部
から運び出される。

装置の各機能は制御器により調整される。この制御器
は前述の装置のすべての機能を制御するプログラミング
可能なマイクロプロセッサであることが好ましい。この
制御器によって、コピーシート、再循環する原画の数、
操作者が選択したコピーシートの数、時間遅延、ジャム
矯正等の比較計数がなされる。これまで述べた適例とし
ての装置の制御は、操作者が選択した印刷機の操作卓か
らの従来型式の制御スイッチ入力によっても可能である
かもしれない。従来型のシート通路センサあるいはスイ
ッチが原画及びコピーシートを所定の位置に保つために
用いられることもある。加えて、制御器は選択された作
業モードに応じてゲートの位置をも調整する。

第２図には仕上げ領域Ｆの一般的な作動が示されてい
る。仕上げ領域Ｆはローラー98（第１図参照）から融着
コピーを受け取り、そのコピーをトップトレイ100また
は本発明に係るシート給送装置102に給送する。このシ
ート給送装置102の詳細は第３図及び第４図を参照して
以下に述べる。シート給送装置102に給送されたコピー
シートのセットは丁合いされていたり、丁合いされてい
なかったりし、あるいは仕上げが完了していたり、完了
していなかったりする。仕上げが完了していないセット
はオフセットされ、仕上げが完了しているセットは一ま
たは二の綴じ針で針止めされる。仕上げ領域Ｆはセット
を結合させ、結合されたセットのスタックをシート給送
装置102に給送することも行うことができる。仕上げ領
域Ｆのシート通路には逆回転可能な直流モーターにより
駆動される反転器104が設けられている。反転器104はソ
レノイドで付勢された転換ゲートを有し、この転換ゲー
トがシートを反転器104に進ませ、あるいは、シートを
反転器104に出し入れするために用いられる三ローラー
ニップに進ませる。位置合わせ輸送手段106はシートを
反転器104から排出輸送手段108に給送するために用いら
れる。二つの交差ローラー位置合わせニップはシートの
位置合わせを行うために用いられる。交差ローラー位置
合わせはシート通路駆動モーターにより駆動される。排
出輸送手段108はシート通路駆動モーターにより駆動さ
れる。排出輸送手段108はシートを位置合わせ輸送手段1
06からトップトレイゲートまで輸送し、トップトレイゲ
ートにおいてシートは真空輸送手段110またはトップト
レイ100のいずれかに進められる。真空輸送手段110はシ
ートを排出輸送手段108から三つのビン112、114、116の
いずれか一つに給送する。ビン112、114、116はシート
を集積し、位置合わせしてセットにする。ビンは両方向
性直流モーターによって上下方向に駆動され、このモー
ターは適切なビンを非給送領域に配置するように設けら
れている。セット輸送手段118には、二つの空気シリン
ダ上に取り付けられ、四つの空気バルブソレノイドによ
り駆動される一対のセットクランプが設けられている。
空気バルブのうちの二つはセット輸送手段118を配置す
るために用いられ、他の二つは後退機能のために用いら
れる。セット輸送手段118はセットをビンからステッチ
ャー120、バインダー122およびシート給送装置102に輸
送する。ステッチされ、結合され、あるいは仕上げが完
了していないセットはシート給送装置102に給送され、
そこでセットはスタックされ、操作者により取り出され
る。

第３図にはシート給送装置102の概略図が示されてい
る。シート給送装置102にはスタック給送引き出し124及
びスタックオフセットトレイ126が設けられており、そ
れらは双方とも両方向性直流モーター130により駆動さ
れるプラットフォームエレベーター128上に取り付けら
れている。スタック給送引き出し124は両方向性直流モ
ーター132によって印刷機の内外に出入りするように駆
動される。給送中、モーター130はエレベーター128を上
方に移動させ、トレイ126及び引き出し124を給送領域に
位置させる。トレイ126はトレイ表面が引き出し124の表
面よりもわずかに高くなるように上昇する。スタッカー
オフセットトレイ126は、表面カム135に結合した両方向
性直流モーター134によって二つのオフセット位置まで
移動する。カム135には溝が設けられており、トレイ126
の下部に取り付けられたピンはモーター134がカム135を
回転させたときにこの溝を通って進む。この溝はモータ
ーの回転運動をモーター134の回転方向に応じて前進ま
たは後退運動に転換する。トレイ126の下部にある開口
内のガイドピンによって、トレイ位置が引き出し124上
に維持されている間に、トレイは前進または後退の動き
を行うことができる。トレイ126前後のエレベーターの
最上位置に設けられているスイッチ129および131は、そ
れらが付勢されたときには制御器に信号を送り、トレイ
を前進位置または後退位置に移動させる。次いで、制御
器はトレイの前進または後退運動を停止させる信号を送
る。このように、セットがトレイ上を給送されている間
に、トレイは交互にセットを約24mmにオフセットし、そ
してエレベーターモーターはトレイ及び引き出しを下方
に下げて適正なスタック高さを維持する。コピーシート
の各セットがトレイ126上に給送され、最大セット容量
を確保するため新しく給送されてきたコピーシートのセ
ットをプレスした後に、トレイ126上方のセット輸送手
段キャリッジの後部上に取り付けられたスタックベイル
125は下方に移動する。空気バルブ及びソレノイド127は
空気圧を用いてベイル125を移動させる。

タイミング及び時間は印刷機の制御器160により制御
される。選択されたモード、つまり各ジョブ後の給送、
すなわち最大数のコピーシートのセットがトレイ126上
に輸送された後の給送に応じて、エレベーター128はモ
ーター130によって下方に移動し充電領域に至る。作業
モードは操作者がキー162と164のいずれかを付勢するこ
とにより決定される。キー162を付勢すると、最大数の
セットがトレイ126上にスタックしたときにジョブの数
とは無関係にコピーシートのセットを操作者に輸送せよ
という命令が制御器160に伝えられる。一方、キー164を
付勢すると、コピーシートのセットを各ジョブ終了後に
操作者に輸送せよという命令が制御器160に伝えられ
る。この作業モードにおいては、唯一のジョブはコピー
シートがトレイ126に給送されるということ、すなわち
トレイ126に積み込まれるということであり、操作者が
コピーシートを取り出すという内容の選択されたジョブ
に対応するコピーシートのセットがトレイ126を与太仕
手いる必要はない。ジョブの型式と数は操作者により選
択される。操作者は制御パネル上の適当なキーを付勢す
ると、それに相当する命令が制御器に伝えられる。例え
ば、操作者が制御パネル上の複数のキーを選択し、一連
のジョブを希望したとする。原画の第一セットに相当す
る第一ジョブは複写済の針止めされた五つのコピーシー
トのセットを有し、原画の第二セットに相当する第二ジ
ョブは複写済の針止めされた八つのコピーシートのセッ
トを有するものとする。この場合、キー164が付勢され
るとコピーシートのセットは各ジョブ終了後に給送され
る。このように、第一ジョブ終了後、針止めされた五つ
のコピーシートのセットは操作者に給送され、第二ジョ
ブ終了後には針止めされた八つのコピーシートのセット
が操作者に給送される。一方、キー162を付勢した場合
には、コピーシートのセットは最大数のシートがトレイ
126上にスタックされた後に給送される。したがって、
ジョブ１、２のスタック完了後に、最大数のコピーシー
トがトレイ126にスタックされていれば、操作者に対す
るジョブ１、２は、相前後してではなく、同時に行われ
ることになる。仮に、他のジョブが全くプログラムされ
ず、トレイ126の容量も満たされていない場合には、操
作者が、トレイ126上のコピーシートのセットの即時給
送を行わせるキー166を付勢しない限りはジョブ１、２
は操作者に給送されない。しかしながら、新たなジョブ
がプログラムされ、トレイ126の容量が満たされていな
いときには、ジョブ１、２に相当するコピーシートセッ
トの給送はトレイ126の容量が満たされるまで行われな
い。トレイにおける非給送作動が選択された場合には、
すなわちキー164が付勢された場合には、制御器160は仕
上げ未完了のコピーシートセットが仕上げが完了したコ
ピーシートセット上に重ねてスタックされないようにす
る。これは仕上げエッジ集積体がスタック上にスロープ
を形成し、仕上げ未完了のコピーシートセットがスタッ
ク頂上からすべり落ちるようにすることにより行われ
る。もし、トレイ上に仕上げが完了したコピーシートセ
ットがあって、まだ終了していないジョブが始動したと
きには、トレイの中身はトレイ上に未仕上げセットをス
タックするよりも以前に操作者に給送される。制御器16
0は、トレイ上にコピーシートの未仕上げセットをスタ
ックするよりも以前に、トレイ126上にスタックされた
各ジョブに相当する仕上げが完了したすべてのコピーシ
ートセットを自動的に給送する。例えば、コピーシート
セットが未仕上げで、操作者がキー164を付勢するよう
な第三のジョブがプログラミングされていると、仕上げ
が完了したコピーシートセットに相当する最初の二つの
ジョブは操作者に給送され、次いで、未仕上げの第三の
セットはトレイ上にスタックされ、その後、操作者に給
送される。コピーシートの未仕上げセットが仕上げが完
了したコピーシートセット上にスタックされることを禁
止するとともに、制御器は接着結合したコピーシートセ
ットが針止めしたコピーシートセット上にスタックされ
ることも禁止する。これは、針止めした一つのコピーシ
ートセットはコピーシートセットの一つの隅のみに綴じ
針の集積を有し、接着結合したコピーシートセットはコ
ピーシートのスタック上で斜めになりやすく、あるいは
針止めされたコピーシートのスタック上にスタックされ
るとしわになりやすいからである。このように、コピー
シートセットが接着結合され、操作者がキー164を付勢
する第三のジョブがプログラミングされている場合に
は、針止めされたコピーシートセットに相当する最初の
二つのジョブは操作者に給送され、その後、接着結合し
た第三のコピーシートセットはトレイにスタックされ、
次いで操作者に給送される。トレイ上のコピーシートセ
ットを給送する必要がない場合には、操作者はキー166
を付勢すればよい。キー166を付勢すると、現在トレイ
上にあるジョブの任意の一部あるいはジョブ自体は速や
かに操作者に給送される。

放電領域において、トレイ126は上部トレイ表面が上
部引き出し表面よりも下方になるように下降する。トレ
イ126の上下動はカム135により制御される。カム135は
モーター134が回転するときにトレイの上下動を行わせ
る。トレイに取り付けられたローラーがカムのローブ上
に乗っている。ローブの高位点はトレイを持ち上げ、低
位点はトレイを下降させ、トレイの位置を保持しつつト
レイの上下動を行わせる。カムローブと溝とは、上下動
および前進・後退運動がモーター134の回転の異なる円
弧のセグメントにおいて生じるように設けられている。
カムが反時計方向に75度回転するとトレイは前進する。
カムが時計方向に75度回転するとトレイ126は後退し、
そして戻ってくる。カムが反時計方向に45度（最初の状
態から75度）回転すると、トレイ126の上部表面は、コ
ピーシートセットをトレイから引き出しへ運ぶ引き出し
124の上部表面よりも低くなるように下降する。これは
放電領域において起こり、そこではコピーシートセット
はトレイから引き出しへ輸送され、中間領域へ送られ
る。給送工程の間、スタック輸送引き出しは装置本体か
ら中間領域へ駆動され、そして引き出しが仕上げ領域外
部の中間領域に至ると即座に、引き出し及びスタッカー
トレイは上方に移動し、トレイを給送領域に戻し、引き
出しを操作者が接近し易い便利な位置に配置する。その
位置は床上約74cmであって、非給送領域においてコピー
シートセットを非給送状態におくことを容易にするもの
である。この動作により、トレイは新たなセットを受け
取る準備ができている給送領域に配置され、またコピー
シートのスタックを有する引き出しは非給送領域に配置
される。両方向性直流モーター141により駆動される安
全ドア136が開くと、スタック給送引き出し124は放電領
域から中間領域へ、さらに非給送領域へ移動することが
可能になる。第３図に示すスタック給送引き出し124
は、それが中間領域にあるときには左方へ、コピーシー
トのスタックがトレイ126から引き出し124へ転送される
放電領域にあるときには右方へ移動する。ドア136は、
引き出し124が装置本体内にあって、トレイ126が給送領
域にあるときのコピーシートセットのトレイ126への給
送の間、閉じている。放電領域においてコピーシートセ
ットがスタック給送引き出しへ転送された後、ドアは上
方に駆動され、スタック給送引き出し124はコピーシー
トのスタックを非給送領域へ給送することが可能とな
り、非給送領域において操作者はセットを取り出すこと
ができる。

作動中、制御器160はトレイ126と引き出し124が設け
られているエレベーター128をその給送領域における最
上位置まで移動させる。給送領域においては、仕上げ済
セットまたは未仕上げセットはトレイ126へ進められ
る。スタック高さセンサ123はトレイ126上方の、トレイ
126の前後にある二つの部分からなる。各部分には発光
ダイオードと光検出器とを備えている。各発光ダイオー
ドはトレイの上部を越えて光線を発し、もし光線が遮ら
れた場合には、光検出器がコピーシートセットがアレイ
を遮っているとの信号を発する。コピーシートセットを
連続的に給送している間に、制御器はセンサアレイの状
態を監視し、センサアレイの状態が光線がスタックによ
って遮られていることを示していれば、制御器はモータ
ー130に信号を発し、エレベーター128を下方に駆動し
て、センサアレイの状態がコピーシートのスタックが光
線を遮っていないとの信号を発するように変化するまで
トレイ126を下方に下げ続ける。この過程は続けられ、
トレイの最上位置のシートが、セットを連続的に受け取
るための固定位置に維持される。モーター130はシート
スタッカー領域の後方に向かって仕上げ領域フレームの
ベース上に配置される。モーター130は駆動ベルトおよ
びプーリーを介して二つの垂直な親ネジの下端部に回転
力を与える。親ネジはエレベーター側部に取り付けられ
たナットを通って、エレベーターを上下動させる。エレ
ベーター移動路の底部付近に設けられたスタック保持位
置スイッチはエレベーターが下降したときに付勢され
る。この時点において、キー164が付勢された場合に
は、あるいはトレイの容量が満たされるまで、すなわち
キー162が付勢されるまでは、制御器は、セットシート
数、シート長さ、ステッチ、選択された結合オプション
等を考慮するルックアップテーブルを使用する内部のプ
ログラムに応じて、トレイ上に置かれるセットの残り数
を計算し、選択されたジョブを完了する。計算されたセ
ット数に達したとき、給送工程が開始され、完成したセ
ットのスタックが操作者に給送される。このとき、モー
ター141はドア136を上方に駆動する駆動ネジを回転させ
る。ドア136が最上位置まで達すると、スイッチ143が付
勢される。スイッチ143は制御器に信号を発し、引き出
し124がコピーシートセットを放電領域から非給送領域
へ給送するための通路は遮られていないことを知らせ
る。

トレイ124は相互に等間隔に隔置されたいくつかの水
平なストラットからなり、このストラットは水平表面を
形成しスタックのコピーシートセットを支持している。
引き出し126は三つの相互に等間隔に隔置された水平な
ストラットからなり、このストラットは水平なスタック
支持表面を形成している。引き出しストラットはトレイ
スペースに沿って延びており、トレイストラットは引き
出しスペースに沿って延びており、トレイストラットは
引き出しスペース内を通過するようになっている、すな
わちトレイストラットは引き出し内の溝が形成された切
り欠き内に配置されるようになっている。トレイストラ
ットが下降すると、トレイストラットの上部表面は引き
出しストラットの上部表面よりも下方に下降し、シート
のセットのスタックをトレイから引き出しへ転送する。
これは放電領域において起こる。エレベーター124上に
設けられているスイッチ131はトレイが下降位置にある
ときに付勢される。スイッチ131は付勢されると、トレ
イ126は下降位置にあり、さらにスイッチ143がドア136
は上昇位置にあることを示していることを制御器に信号
で知らせる。ドア136が上昇位置にあると、引き出し124
はシートのセットのスタックとの開口部を通過すること
ができる。次いで、制御器はモーター132を付勢し、引
き出し124を水平に放電領域から中間領域まで移動させ
る。シートのセットのスタックを積んだ引き出し124が
中間領域にあるとき、スイッチ145は開き、スイッチ147
は閉じている。モーター130は付勢され、エレベーター1
28を上方に移動させ、トレイ126を給送領域に、引き出
し124を非給送領域に配置させる。モーター141はドア13
6を下方に、引き出し124の最上部まで移動させる。スイ
ッチ149が付勢されるとドアが引き出しの最上部にある
ことを示す。操作者は引き出し124からコピーシートの
セットを取り出す。コピーシートセットが引き出し124
から取り出された後、スイッチ151が付勢されると、コ
ピーシートのセットが取り出されたことを示す信号を制
御器に送る。次いで、制御器はモーター132を付勢し、
引き出し124を仕上げ領域内部の給送領域へ戻す。これ
によって、スイッチ145は閉じ、スイッチ147は開く。ス
イッチ147が開き、スイッチ145が閉じたことに応答して
制御器はモーター141を付勢し、ドア136を十分に閉じる
位置まで下方に移動させ、これによってスイッチ153を
付勢し、その工程を終了する。

エレベーター128は各側面部に一つづつ、計二つのス
トラットを有する。ストラットは引き出し124を水平に
支持し、エレベーターのフレーム内を垂直方向に摺動可
能であるように取り付けられている。ストラットの端部
は、駆動ベルトとプーリーとによってモーター130に連
結した二つの駆動ネジ上に取り付けられている。モータ
ー130が一方向に回転すると、エレベーター128は放電領
域から給送領域へ移動する。モーター130が逆方向に回
転すると、エレベーター128は給送領域から放電領域へ
移動する。引き出し124はエレベーター128上のスライド
上に取り付けられている。モーター132はエレベーター
の後部に取り付けられている。駆動トレインはモーター
132上に取り付けられたベルト及びプーリーと、エレベ
ーター上に取り付けられたプーリーとを備える。ベルト
は引き出し124にクランプ止めされている。モーターが
回転すると、ベルトは引き出しを放電領域から中間領域
へ、そして非給送領域から給送領域へと移動させる。ス
イッチ147は引き出し下方に、そして引き出し前方に向
かって取り付けられている。スイッチ147は、中間領域
と非給送領域において引き出しが十分に引き出されたと
きに、引き出し底部後方にある突き出しランプにより付
勢される。次いで、スイッチ147は制御器に信号を送
り、駆動源は停止する。スイッチ145は引き出し下方
に、そして引き出し後方に向かって取り付けられてい
る。スイッチ145は引き出し底部前方にあるランプによ
って付勢される。放電領域と給送領域において引き出し
が十分に引っ込められたときに、スイッチ145は制御器
に信号を送り、駆動源は停止する。センサ151は引き出
しの前面下方に設けられている。コピーシートがセンサ
上方の引き出し上にあると、センサ発光ダイオードから
の光が反射してセンサに戻る。引き出しを引き出す工程
が終了すると、制御器がセンサの状態をモニターする。
操作者がコピーシートを取り出すと、センサには発光ダ
イオードからの反射光はもはや達しない。センサ状態が
変化すると、制御器が信号を発し、引き出しを中間領域
から給送領域へと駆動する。

第４図はドア136の作動を示す。ドア136は印刷機の仕
上げ領域のカバー内において垂直方向に摺動可能である
ように取り付けられている。給送領域及び放電領域の双
方は印刷機の仕上げ領域の内部にある。中間領域及び非
給送領域は印刷機の仕上げ領域の外部にある。トレイ12
6の最上面は引き出し124の最上面の下方まで下降する。
モーター141が付勢されるとギア155を回転させる。ギア
155はラック157と噛み合っている。ラック157はドア136
に取り付けられている。モーター141によりギア155が回
転すると、ラック157は上下に移動し、ラック157の動き
に従ってドア136が一体的に移動する。このように、ド
ア136が開くと、トレイ126から引き出し124へ給送され
てきたコピーシートのセットがトレイ及び引き出しとと
もに放電領域から中間領域へ、さらには操作者がコピー
シートセットを取り出す非給送領域へと移動することが
可能になる。

〔発明の効果〕

以上を要約すると、本発明に係る二重複写モードシー
ト給送装置は仕上げ済または未仕上げのコピーシートセ
ットを、各ジョブ終了後あるいは最大数のコピーシート
セットが受け取り用トレイにスタックされた後、操作者
が取り出せるようにする。作動モードは操作者が任意に
選択し得る。容器における非給送作動が選択されると、
コピーシートセットの全てのスタックが操作者に取り出
される前に、幾つかのジョブがトレイ上に集積される。
この作動が選択されると、コピーシートのセットのスタ
ックがトレイの物理的容量に達するまで、あるいは操作
者が非給送キーを付勢して即時取り出しを要求するまで
はトレイの中身は操作者には渡されない。トレイ上にい
くつかのジョブが集積することにより、各ジョブ間の操
作者の待ち時間を短縮でき、さらに操作者はすべての出
力を一つのスタックにおいて受け取ることが可能にな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るセット給送装置を有する仕上げ装
置を組み込んだ電子写真印刷機の概念図、第２図は第１
図の印刷機の仕上げ領域を示す概念図、第３図は第２図
の仕上げ領域のセット給送装置を示す概念図、第４図は
第３図のセット給送装置の一部を示す斜視図である。 〔符号の説明〕 10…光導電性ベルト 14…ストリップローラー 18…アイドラローラー、20…駆動ローラー 22、24…コロナ発生機 26…原画処理装置、28…プラテン 32…レンズ、34…磁気ブラシ現像ローラー 40、42…コロナ発生機 46…融着器、52…カール除去器 58…ソレノイドゲート 60…二重複写用トレイ 64…コンベア、70、74…シート給送器 80…エレベーター 100…トップトレイ、102…シート給送装置 104…反転器 110…真空輸送手段、112…ビン 120…ステッチャー 123…スタック高さセンサ 124…スタック給送引き出し 126…スタックオフセットトレイ 128…エレベーター 130、132、134、141…直流モーター 135…表面カム、136…ドア 155…ギア、157…ラック 160…制御器 162、164、166…キー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−29481（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−189961（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−223653（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−26857（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−103056（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−142269（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−34590（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B65H 31/00 - 31/40

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】インデシィアが記録されたコピーシートを
   連続的に仕上げ領域に給送し、仕上げ及び操作者への引
   き渡しを行う型式の電子写真複写機において、 前記仕上げ領域の作動モードを選択する選択手段と、 仕上げられた、または仕上げられていないコピーシート
   のセットを前記仕上げ領域内にある給送領域において受
   け取り、かつ支持する手段と、 前記選択手段に応答して、コピーシートのセットを、操
   作者に引き渡すため前記給送領域から非給送領域に輸送
   する輸送手段とからなり、 前記輸送手段は、一つのモードにおいては各ジョブ終了
   後、別のモードにおいてジョブの数とは無関係に、最大
   数のコピーシートのセットが前記給送領域にスタックさ
   れた後、すべてが同じ状態に仕上げられた、または仕上
   げられていない形態のコピーシートのセットを前記給送
   領域から前記非給送領域へ移動させるものであることを
   特徴とする電子写真複写機。
2. 【請求項２】前記選択手段により選択されたモードを取
   り消す取消手段をさらに備え、該取消手段が付勢される
   と前記輸送手段はコピーシートのセットを前記給送領域
   から前記非給送領域へ給送することを特徴とする請求項
   （１）記載の電子写真複写機。
3. 【請求項３】前記輸送手段は、仕上げ済コピーシートセ
   ットが前記給送領域に置かれているときに未仕上げコピ
   ーシートが前記給送領域に給送されたことに応答してコ
   ピーシートセットを前記給送領域から前記非給送領域へ
   給送するものであることを特徴とする請求項（２）記載
   の電子写真複写機。
4. 【請求項４】前記輸送手段は、針止めされたコピーシー
   トセットが前記給送領域に置かれているときに接着結合
   されたコピーシートセットが前記給送領域に給送された
   ことに応答してコピーシートセットを前記給送領域から
   前記非給送領域へ給送するものであることを特徴とする
   請求項（２）記載の電子写真複写機。