JP2899187B2 - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP2899187B2
JP2899187B2 JP4291498A JP29149892A JP2899187B2 JP 2899187 B2 JP2899187 B2 JP 2899187B2 JP 4291498 A JP4291498 A JP 4291498A JP 29149892 A JP29149892 A JP 29149892A JP 2899187 B2 JP2899187 B2 JP 2899187B2
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正雄 安藤
田上  昌英
郁雄 池森
博道 辻井
信治 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート材を搬送しながら
片側方向によせる機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の構成は図5,図6に示す。図5は
レーザービームプリンタ(以後LBPと略す)の機能を
説明する主要断面図、図6は図5B部の拡大図である、
給紙ローラ2で給紙し、分離爪3で分離されたシート材
4は搬送ローラ5と斜送ピンチローラ6とに狭持され、
斜送ピンチローラ6の斜送力により基準面9に沿わせら
れつつ上方向に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】給紙カセット1の下流
側のシートの搬送路は搬送ローラ5の周面に沿って90
度近く湾曲する。よって、分離給送されるシート材4の
姿勢は図6に示す様に搬送ローラ5に90度近く巻き付
きながら搬送される。基準面9への斜送力は本来斜送ピ
ンチローラ6と搬送ローラ5とのニップ部での条件で斜
送力を決める。しかしながら、シート材4は搬送ローラ
5に前記ニップ部以外でも巻き付いており、搬送ローラ
5の表面の摩擦係数あるいは基準面9に対する微妙な倒
れにより基準面への斜送力が変わり、搬送ローラ5の下
流側では、シート材4のエッジが基準面9に十分に沿わ
ないか、あるいは最悪な場合は斜送されるシート材が基
準面9へ強く斜送されシート材4のエッジにダメージを
与える。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートの側端
部や角部にダメージを与えることなく、シートの斜送を
防止することを目的とする。
【0005】上記目的を達成するための本発明の構成
は、回転しながらシートに接触してシートに搬送力を与
える搬送ローラと、搬送力を与えられたシートの側端部
の位置を規制する規制手段と、前記搬送ローラの回転軸
と非平行な回転軸を有し、前記搬送ローラと協働し、シ
ートを搬送するとともに、シートに前記規制手段に当接
する方向の搬送力を与えるピンチローラと、シート搬送
経路はシートが前記搬送ローラの周面に巻き付くように
湾曲しており、搬送されているシートと前記搬送ローラ
の周面とが対面する位置において、シートを前記搬送ロ
ーラと接触しないように案内することによって、前記搬
送ローラがシートと当接する面積を規制するガイド部材
と、1 を有することを特徴とするシート搬送装置であ
る。
【0006】
【実施例】図1,図2は、本発明の第1の実施例を示
す。図1は、本発明を実施している、LBPの機能を説
明する主要断面図、図2は、図1のA部詳細である。図
5,図6の従来例の説明と同じものについては説明を省
略する。
【0007】図1において、8,10は搬送ローラ5に
よって搬送されるシート材を案内するガイド、11,1
2,13,14はシート材を搬送する搬送ローラ、15
はシート材に転写するためのトナー画像を担持するため
の感光ドラム、16は転写ローラである。17は感光ド
ラム15にレーザービームによって静電潜像を形成する
ためのレーザースキャナ、18は感光ドラム15の潜像
トナーで現像する現像手段、あるいは帯電手段、クリー
ニング手段などを有するプロセスカートリッジである。
【0008】19は感光ドラム15からシート材に転写
されたトナー像をシート材に定着する定着手段で定着ロ
ーラ19a,19bを有している。定着手段19を通過
したシート材は搬送ローラ20,21によって搬送さ
れ、さらに排出ローラ22によって排出トレイ25に排
出される。23,24は排出ローラ22にシートを押し
つける押圧ローラでシート材のカール矯正の作用をす
る。
【0009】また26はシート材を積載するトレイ、2
7はトレイ26上のシートを送り出す第2の給紙ロー
ラ、28は給紙ローラ27によって最上位以外のシート
材が送り出されないようにする分離パッドである。
【0010】カセット1のシート材(カセット内には不
図示)を給紙ローラ2により回転給紙し、分離爪3によ
り分離する。分離されたシート材4は給紙カセット1の
カセットガイド1−2に沿って搬送ローラ5と搬送ロー
ラ5の軸に対して所定角、斜めに配置された回転軸を中
心に回転可能に支持されている斜送ピンチローラ6のニ
ップ部に狭持される。
【0011】狭持されたシート材4は搬送ローラ5の上
流及び下流に配置されているガイド7、及び8により、
搬送ローラ5への巻き付き角αが規制され、シート材4
と搬送ローラ5との接触面積が小さくなる。巻き付き角
α及び搬送ローラ5と斜送ピンチローラ6とのニップ部
の諸条件で決まる斜送力によりシート材4は基準面9に
沿わせられながら搬送される。
【0012】巻き付き角αを規制するガイドは搬送ロー
ラ5の上流側のみ、又は下流側のみにに設けてもよい。
【0013】上記のガイド7は基準面9に取り付けるよ
うに構成してもよい。
【0014】本実施例では、シート材4を搬送ローラ5
と斜送ピンチローラ6とで狭持し、シート材4のエッジ
を基準面9に沿わせ搬送する構成において、搬送ローラ
5の上/下流にシート材4の巻き付き角を規制するガイ
ド部材を設置することによりシート材4を安定して基準
面に沿わせることが出来、搬送ローラ5近傍の基準面で
のシート材4のエッジへのダメージを防止できる、又、
シート材4を安定して基準面9に沿わせ搬送することに
より画像形成部での紙の姿勢の安定化を図れ、印字精度
向上につながる効果に大である。
【0015】(他の実施例)図3,図4に第2の実施例
を示す。
【0016】搬送ローラ5の同心に搬送ローラ5の径よ
り、所定量、大きい外径を有するガイド7を設け、搬送
ローラ5と斜送ピンチローラ6とのニップ部に対応する
部分を一部カットすることにより第1の実施例と同じ様
に作用する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によればシー
トの側端部や角部にダメージを与えることなく、シート
の斜送を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施しているレーザビームプリンタの
主要断面図
【図2】図1のA部詳細
【図3】本発明第2の実施例
【図4】本発明第2の実施例図3の斜視図
【図5】従来のレーザービームプリンタの主要断面図
【図6】図5のB部詳細図
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 給紙ローラ 3 分離爪 4 シート材 5 搬送ローラ 6 斜送ピンチローラ 7 ガイド 9 基準面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池森 郁雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 辻井 博道 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 信治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−85349(JP,U) 実開 平1−180450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 9/16,3/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しながらシートに接触してシートに
    搬送力を与える搬送ローラと、 搬送力を与えられたシートの側端部の位置を規制する規
    制手段と、 前記搬送ローラの回転軸と非平行な回転軸を有し、前記
    搬送ローラと協働し、シートを搬送するとともに、シー
    トに前記規制手段に当接する方向の搬送力を与えるピン
    チローラと、 シート搬送経路はシートが前記搬送ローラの周面に巻き
    付くように湾曲しており、 搬送されているシートと前記搬送ローラの周面とが対面
    する位置において、シートを前記搬送ローラと接触しな
    いように案内することによって、前記搬送ローラがシー
    トと当接する面積を規制するガイド部材と、 を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラの上流側と下流側のシー
    ト搬送経路が角度を有していることを特徴とする請求項
    1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は前記規制手段によって
    支持されていることを特徴とする請求項1記載のシート
    搬送送装置。
JP4291498A 1992-10-29 1992-10-29 シート搬送装置 Expired - Fee Related JP2899187B2 (ja)

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JPH06135602A JPH06135602A (ja) 1994-05-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH061553Y2 (ja) * 1988-06-08 1994-01-12 沖電気工業株式会社 アライナ装置
JPH0739902Y2 (ja) * 1988-07-18 1995-09-13 富士ゼロックス株式会社 用紙搬送装置

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