JPH08254912A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JPH08254912A
JPH08254912A JP8446595A JP8446595A JPH08254912A JP H08254912 A JPH08254912 A JP H08254912A JP 8446595 A JP8446595 A JP 8446595A JP 8446595 A JP8446595 A JP 8446595A JP H08254912 A JPH08254912 A JP H08254912A
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JP
Japan
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guide
recording medium
roller
image
upper roller
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Application number
JP8446595A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Iso
利光 磯
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本出願に係る第1の発明は、記録媒体の搬送
不良によりジャム及び画像の乱れを発生させることのな
い定着装置を提供することを目的としている。 【構成】 感光ドラム6と転写ローラ8で形成される転
写部から、上ローラ10と下ローラ11までの搬送経路
に、上ローラ10に近傍させて上ガイド14を配設し、
カール等の癖がついたコピー用紙Pが、搬送ガイド9に
接することなく先端を上方に向けてE方向に搬送された
時に、そのコピー用紙Pの先端を上ガイド14に当接さ
せ、コピー用紙PをF方向に移動させながら搬送し、上
ローラ10へ到達させ、上ローラ10の回転によりG方
向へ移動させて下ローラ11との間に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体上に画像形成
する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィス等で使用される複写機、レーザ
ービームプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置は、
近年、トナーの改良等による現像装置の小容量化等によ
り小型化が図られているが、特に最近では、デスクトッ
プ型の需要の増大に応えるため、一層の小型化が求めら
れており、例えば図7に示されるような構成を採ってい
る。
【0003】図中Pは記録媒体としてのコピー用紙であ
り、該コピー用紙Pは給紙トレイ1より支持され、供給
手段である給紙ローラ2及び分離パット3並びに搬送ロ
ーラ対4により、像担持体たる感光ドラム6と転写手段
たる転写ローラ8で形成される転写部へ搬送される。な
お、転写部は、該搬送ローラ対4に近接した位置に設け
られる。一方、画像情報に応じた情報光が露光手段5か
ら感光ドラム6へ発射されると、該感光ドラム6上には
静電潜像が形成され、該静電潜像は現像装置7によりト
ナー像として感光ドラム6上にて現像される。そして、
この現像されたトナー像は感光ドラム6の回転により転
写部へ搬送され、上述のように該転写部に供給されるコ
ピー用紙P上に転写ローラ8により転写される。このよ
うにしてトナー像が形成されたコピー用紙Pは、搬送ガ
イド9を経て、ヒータ(図示せず)を備えた上ローラ1
0と下ローラ11から成る定着装置へと搬送され、両ロ
ーラ間に挟持搬送されながら、加熱及び加圧される。こ
れにより、上記トナー像はコピー用紙P上に定着され、
定着後のコピー用紙Pは排紙ローラ対12により排紙さ
れ、排紙トレイ13上に支持される。なお、定着装置は
転写部に近接した位置に設けられている。
【0004】以上のように、従来は、供給手段と転写手
段及び転写手段と定着装置の距離を短くすることによ
り、装置の小型化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置においては、転写手段と定着装置との
距離を短くすることにより、以下のような現象が発生す
ることがあった。
【0006】図8、図9は図7の装置における転写手段
と定着装置の間でのコピー用紙Pの搬送状態を示す図で
ある。通常は、図8のように、感光ドラム6と転写ロー
ラ8から排出されたコピー用紙Pは、自重により下方に
垂れ、搬送ガイド9と接しながらA方向に搬送され、上
ローラ10と下ローラ11のニップ部に案内されてい
る。しかし、コピー用紙Pにカール等の癖がついていた
り、感光ドラム6に巻付ぎみとなった場合には、図9に
Cで示すようにコピー用紙Pの先端が上方に持ち上がっ
たまま搬送される。この時、転写手段と定着装置の距離
が十分にあれば、コピー用紙Pの自重により図8の状態
に戻る可能性が高くなるが、距離が短いと、図9のCの
状態のままB方向に搬送され、上ローラ10と下ローラ
11のニップ部に案内されることなく、D及びEで示さ
れる状態で定着装置に到達することがあった。
【0007】その結果、Dの状態で到達した場合には、
コピー用紙Pは定着装置に入ることができず、上ローラ
10上に乗り上げてしまい、ジャムが発生することがあ
った。
【0008】また、Eの状態で到達した場合には、上ロ
ーラ10の回転によりコピー用紙Pの先端がニップ部に
引き込まるため、ジャムは発生しないが、上ローラ10
の横に90°に近い角度で当たるため、コピー用紙Pの
搬送にズレが生じ、転写ローラ8で感光ドラム6上のト
ナー像を転写する速度が一瞬変化するために画像に乱れ
が生じることがあった。
【0009】本出願に係る第1の発明は、上記問題点を
解決し、記録媒体の搬送不良によりジャム及び画像の乱
れを発生させることのない定着装置を提供することを目
的としている。
【0010】また、本出願に係る第2の発明は、上記目
的の他、画像の乱れをより一層確実に抑えることのでき
る定着装置を提供することを目的としている。
【0011】さらに、本出願に係る第3の発明は、上記
目的の他、記録媒体が上ローラに当たる場合でも、記録
媒体に弛みを発生させることのない定着装置を提供する
ことを目的としている。
【0012】また、本出願に係る第4の発明は、上記問
題点を解決し、転写手段と定着装置の距離を短くした場
合でも、記録媒体の搬送不良によりジャム及び画像の乱
れを発生させることのない画像形成装置を提供すること
を目的としている。
【0013】さらに、本出願に係る第5の発明は、上記
目的の他、画像の乱れをより一層確実に抑えることので
きる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0014】また、本出願に係る第6の発明は、上記目
的の他、記録媒体が上ローラに当たる場合でも、記録媒
体に弛みを発生させることのない画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、互いに圧接された上ローラと下
ローラとを備え、トナー像を担持して搬送ガイドにより
該上ローラと下ローラとの圧接部に搬送された記録媒体
を、該圧接部にて挟持搬送して該記録媒体上に該トナー
像を定着せしめる定着装置において、上記上ローラの近
傍には、上記搬送ガイドと対向して上ガイドが配設され
ており、該上ガイドの上記搬送ガイドに対する対向面
は、記録媒体の搬送方向に沿って上記搬送ガイドとの間
隔が狭くなるように傾斜しており、上記搬送ガイドとの
間隔が最も狭くなる該上ガイドの先端は、上記上ローラ
の中心より下方となっていることにより達成される。
【0016】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、上ガイドの先端
と上ローラとの間隔は記録媒体の画像形成領域外の先端
余白より短いことにより達成される。
【0017】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明または第2の発明にお
いて、上ガイドの先端と搬送ガイドとの間隔は上ローラ
長手方向中央部よりも両端部の方が狭いことにより達成
される。
【0018】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、記録媒体を供給する供給手段と、感光層を
有する像担持体と、該像担持体に画像情報に応じた露光
を行う露光手段と、該露光により上記像担持体上に形成
された静電潜像をトナーにより現像する現像装置と、上
記像担持体に対向するように配設され、上記像担持体に
形成されたトナー像を上記供給手段から供給された記録
媒体に転写する転写手段と、互いに圧接された上下ロー
ラにより記録媒体に転写されたトナー像を定着する定着
装置と、上記像担持体及び転写手段の対向部から該定着
装置の上下ローラの圧接部へ記録媒体を案内する搬送ガ
イドとを備えた画像形成装置において、上記定着装置の
上ローラの近傍には、上記搬送ガイドと対向して上ガイ
ドが配設されており、該上ガイドの上記搬送ガイドに対
する対向面は、記録媒体の搬送方向に沿って上記搬送ガ
イドとの間隔が狭くなるように傾斜しており、上記搬送
ガイドとの間隔が最も狭くなる該上ガイドの先端は、上
記上ローラの中心より下方となっていることにより達成
される。
【0019】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、上記第4の発明において、上ガイドの
先端と上ローラとの間隔は記録媒体の画像形成領域外の
先端余白より短いことにより達成される。
【0020】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、上記第4の発明または第5の発明におい
て、上ガイドの先端と搬送ガイドとの間隔は上ローラ長
手方向中央部よりも両端部の方が狭いことにより達成さ
れる。
【0021】
【作用】本出願に係る第1の発明によれば、記録媒体が
搬送ガイドに接することなく上方を向いて搬送された場
合には、該記録媒体は上ローラの近傍に配設された上ガ
イドに当接するが、該上ガイドの上記搬送ガイドに対す
る対向面が、記録媒体の搬送方向に沿って上記搬送ガイ
ドとの間隔が狭くなるように傾斜しているので、該対向
面上を移動する記録媒体の先端は徐々にその位置を上記
搬送ガイド側へと修正され、さらに上記搬送ガイドとの
間隔が最も狭くなる該上ガイドの先端が、上記上ローラ
の中心より下方となっているために、上記記録媒体の先
端は上記上ローラの中心より下方に当接する。その結
果、記録媒体は上ローラの回転に伴って円滑に上ローラ
と下ローラとの圧接部に導かれ、ジャム及び転写部にお
ける画像乱れを発生させない。
【0022】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、上ガイドの先端と上ローラと
の間隔は記録媒体の画像形成領域外の先端余白より短い
ので、記録媒体の先端が上ローラに当接した際に、上ガ
イドの先端は記録媒体の画像形成領域外の先端余白に接
することとなり、記録媒体上の画像を上ガイドの先端で
乱すことがない。
【0023】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明または第2の発明において、上ガイ
ドの先端と搬送ガイドとの間隔は上ローラ長手方向中央
部よりも両端部の方が狭いので、該上ガイドと接触しな
がら搬送される記録媒体も、幅方向の中央部が両端部よ
りも凸状となって撓み、上ローラへは中央部から当接す
る。従って、当接の際の弛みが発生せず、安定して上ロ
ーラと下ローラへの圧接部へ導かれる。
【0024】また、本出願に係る第4の発明によれば、
像担持体と転写手段の対向部から排出された記録媒体
が、搬送ガイドに接することなく、上方を向いて搬送さ
れた場合には、該記録媒体は定着装置の上ローラの近傍
に配設された上ガイドに当接するが、該上ガイドの上記
搬送ガイドに対する対向面が、記録媒体の搬送方向に沿
って上記搬送ガイドとの間隔が狭くなるように傾斜して
いるので、該対向面上を移動する記録媒体の先端は徐々
にその位置を上記搬送ガイド側へと修正され、さらに上
記搬送ガイドとの間隔が最も狭くなる該上ガイドの先端
が、上記上ローラの中心より下方となっているために、
上記記録媒体の先端は上記上ローラの中心より下方に当
接する。その結果、記録媒体は上ローラの回転に伴って
円滑に上ローラと下ローラとの圧接部に導かれ、ジャム
及び転写部における画像乱れを発生させない。
【0025】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第4の発明において、上ガイドの先端と上ロー
ラとの間隔は記録媒体の画像形成領域外の先端余白より
短いので、記録媒体の先端が上ローラに当接した際に、
上ガイドの先端は記録媒体の画像形成領域外の先端余白
に接することとなり、記録媒体上の画像を上ガイドの先
端で乱すことがない。
【0026】さらに、本出願に係る第6の発明によれ
ば、上記第4の発明または第5の発明において、上ガイ
ドの先端と搬送ガイドとの間隔は上ローラ長手方向中央
部よりも両端部の方が狭いので、該上ガイドと接触しな
がら搬送される記録媒体も、幅方向の中央部が両端部よ
りも凸状となって撓み、上ローラへは中央部から当接す
る。従って、当接の際の弛みが発生せず、安定して上ロ
ーラと下ローラへの圧接部へ導かれる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0028】(第1の実施例)まず、本発明の第1の実
施例を図1ないし図4に基づいて説明する。なお、図7
ないし図9に示した従来例との共通箇所には同一符号を
付して説明を省略する。
【0029】図1は本実施例における画像形成装置の概
略構成を示す図であり、図中Pは記録媒体としてのコピ
ー用紙であり、該コピー用紙Pは給紙トレイ1より支持
され、供給手段である給紙ローラ2及び分離パット3並
びに搬送ローラ対4により、像担持体たる感光ドラム6
と転写手段たる転写ローラ8で形成される転写部へ搬送
される。なお、転写部は、該搬送ローラ対4に近接した
位置に設けられる。一方、画像情報に応じた情報光が露
光手段5から感光ドラム6へ発射されると、該感光ドラ
ム6上には静電潜像が形成され、該静電潜像は現像装置
7によりトナー像として感光ドラム6上にて現像され
る。そして、この現像されたトナー像は感光ドラム6の
回転により転写部へ搬送され、上述のように該転写部に
供給されるコピー用紙P上に転写ローラ8により転写さ
れる。このようにしてトナー像が形成されたコピー用紙
Pは、搬送ガイド9を経て、ヒータ(図示せず)を備え
た上ローラ10と下ローラ11から成る定着装置へと搬
送され、両ローラ間に挟持搬送されながら、加熱及び加
圧される。これにより、上記トナー像はコピー用紙P上
に定着され、定着後のコピー用紙Pは排紙ローラ対12
により排紙され、排紙トレイ13上に支持される。な
お、定着装置は転写部に近接した位置に設けられてい
る。
【0030】また、上記画像形成装置においては、上記
転写部から排出されたコピー用紙Pが上向きのまま搬送
された場合でも、該コピー用紙Pの先端が上ローラ10
の適切な位置に当接するように、上ガイド14が設けら
れている。以下、この上ガイド14について詳しく説明
する。
【0031】図2は、像担持体たる感光ドラム6と転写
手段たる転写ローラ8で形成される転写部から、定着装
置である上ローラ10と下ローラ11までの、記録媒体
たるコピー用紙Pの搬送状態を示す図であり、本実施例
においては、この搬送経路に上ガイド14が配設されて
いる。
【0032】図中のコピー用紙Pは、カール等の癖がつ
いた時、あるいは、感光ドラム6に巻付ぎみに分離した
時の状態であり、搬送ガイド9に接しないで先端を上方
に向けてE方向に搬送される。そして、コピー用紙Pの
先端が上ガイド14に当たると、コピー用紙PはF方向
に移動しながら搬送され、上ローラ10へ到達すると、
上ローラ10の回転によりG方向へ移動し、下ローラ1
1との間に入る。
【0033】図3は、コピー用紙Pに図2とは逆のカー
ルがついていた場合を表す図である。この時、コピー用
紙Pの先端が下ローラ11に到達した時、凸形状が最も
大きくなる。この状態においても、上ガイド14はコピ
ー用紙Pと接しないように、上ガイド14の感光ドラム
6側は上方に逃げている形状とすることが望ましい。こ
れは、図3の破線のように上ガイド14の高さが一定で
は、凸形状となったコピー用紙Pと上ガイド14が接し
てしまい、または接する可能性があるため、定着前のト
ナー像を擦ってしまうからである。
【0034】以上のようなコピー用紙Pの搬送を行うた
めには、図4に示すような条件を満足しなければならな
い。図4は、図2でコピー用紙Pの先端が上ローラ10
に到達した時、その近傍を拡大したものである。図中の
Tはトナー像、Xはコピー用紙Pの先端から上ガイド1
4の先端が記録媒体Pに接している所までの距離、即ち
上ガイド14の先端が接し得る範囲であり、Yはコピー
用紙Pにトナー像を転写する時の先端余白の距離であ
る。このXとYは、上ガイド14の先端でコピー用紙P
上のトナー像を乱すことのないように、少なくともX<
Yなる関係を満足しなければならず、この関係を満足す
れば、XとYの差は大きい程良い。
【0035】また、図4のHは、上ローラ10の中心を
通る水兵線であり、上ガイド14の先端は水平線Hより
下方にあるようにする。このようにすることで、コピー
用紙Pの先端が定着ローラ10の回転により下方へスム
ーズに移動することができる。
【0036】また、上ガイド14は定着装置と一体に形
成する場合だけでなく、画像形成装置本体のフレームの
一部と一体としたり、他の部品の一部を上記形状として
も良く、さらに、独立の部材として適宜の位置に配設し
ても良い。
【0037】また、搬送ガイド9に関しても、転写部か
ら定着部までの間に一つの部材として配設する場合だけ
でなく、定着装置と一体に形成した入口ガイドと、転写
部から該入口ガイドのまでコピー用紙Pを搬送するガイ
ドとに分ける場合等でも良い。 (第2の実施例)次に、本発明の第2の実施例を図5及
び図6に基づいて説明する。なお、第1の実施例との共
通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0038】図5は、上ローラ10及び下ローラ11並
びに上ガイド14を搬送ガイド9側から見た斜視図であ
る。本実施例においては、上ガイド14の先端部Jの長
手方向における中央部が、両端部より下方になっている
ところが第1の実施例と異なっている。
【0039】上ガイド14の先端部Jをこのような形状
にすることで、コピー用紙Pは図6のように上ローラ1
0に到達する。図6は図5の中央部での断面を表し、P
aはコピー用紙Pの中央部、Pbは端部、14aは上ガ
イド14の中央部、14bは端部を表す。
【0040】このように、コピー用紙Pが上ガイド14
の形状に倣うことで、定着ローラ10には、中央部Pa
が先に当たるようになる。そのため、コピー用紙Pは必
ず中央部が上ローラ10の回転により下方へ移動される
ようになり、安定した搬送を行うことができる。図4の
ようにコピー用紙Pの先端が端部から中央部まで全て同
時に上ローラ10と接する場合には、上ガイド14の形
状を本実施例の場合のようにしなくても、安定した搬送
が行えるが、図4のようになることは稀であり、殆どの
場合、どちらかの角部が先に上ローラ10と当たり、角
部に弛みが生じる等の不安定な状態が発生する。従っ
て、本実施例のように中央部を先に当てることにより、
弛みを発生させず、常に安定した搬送を行うことができ
る。
【0041】なお、上述した実施例においては、記録媒
体の例として、コピー用紙の場合について説明したが、
これに限られるものではなく、OHPシート、感熱用紙
等の他の記録媒体に対しても、本発明は有効である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、上ローラの近傍に、上ガイドを配設
し、該上ガイドの上記搬送ガイドに対する対向面を、記
録媒体の搬送方向に沿って上記搬送ガイドとの間隔が狭
くなるように傾斜させ、さらに上記搬送ガイドとの間隔
が最も狭くなる上ガイドの先端を、上記上ローラの中心
より下方としたので、転写部を通過した記録媒体が上方
を向いて排出され、搬送ガイドに接することなく上ロー
ラ側へ搬送される場合でも、記録媒体の搬送を円滑に行
いつつ、確実に上ローラと下ローラの圧接部に導くこと
ができるので、ジャム及び転写部における画像乱れの発
生を防止することができる。
【0043】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、上ガイドの先端と上ローラと
の間隔を記録媒体の画像形成領域外の先端余白より短く
したので、記録媒体上の画像を上ガイドの先端で乱すこ
とをより一層確実に防止することができる。
【0044】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明または第2の発明において、上ガイ
ドの先端と搬送ガイドとの間隔を上ローラ長手方向中央
部よりも両端部の方で狭くしたので、記録媒体の上ロー
ラへの当接の際の弛みの発生を防止し、安定して上ロー
ラと下ローラへの圧接部へ導くことができる。
【0045】また、本出願に係る第4の発明によれば、
定着装置の上ローラの近傍に、上ガイドを配設し、該上
ガイドの上記搬送ガイドに対する対向面を、記録媒体の
搬送方向に沿って上記搬送ガイドとの間隔が狭くなるよ
うに傾斜させ、さらに上記搬送ガイドとの間隔が最も狭
くなる上ガイドの先端を、上記上ローラの中心より下方
としたので、転写部を通過した記録媒体が上方を向いて
排出され、搬送ガイドに接することなく定着装置へと搬
送される場合でも、記録媒体の搬送を円滑に行いつつ、
確実に上ローラと下ローラの圧接部に導くことができる
ので、ジャム及び転写部における画像乱れの発生を防止
することができる。
【0046】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第4の発明において、上ガイドの先端と上ロー
ラとの間隔を記録媒体の画像形成領域外の先端余白より
短くしたので、記録媒体上の画像を上ガイドの先端で乱
すことをより一層確実に防止することができる。
【0047】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記第4の発明または第5の発明において、上ガイドの
先端と搬送ガイドとの間隔を上ローラ長手方向中央部よ
りも両端部の方で狭くしたので、記録媒体の上ローラへ
の当接の際の弛みの発生を防止し、安定して上ローラと
下ローラへの圧接部へ導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例において上方を向いて排
出された記録媒体の搬送を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例において下方を向いて排
出された記録媒体の搬送を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施例における上ガイドと上ロ
ーラとの間隔及び上ガイドと記録媒体の先端余白との関
係を説明する図である。
【図5】本発明の第2の実施例における上ガイドの形状
を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例における上ガイド周辺の
断面図である。
【図7】従来の画像形成装置の一例を示す図である。
【図8】通常の転写手段から定着装置までの記録媒体の
搬送を表す図である。
【図9】異常時の転写手段から定着装置までの記録媒体
の搬送を表す図である。
【符号の説明】
2 給紙ローラ(供給手段) 3 分離パット(供給手段) 4 搬送ローラ対(供給手段) 5 露光手段 6 感光ドラム(像担持体) 7 現像装置 8 転写ローラ(転写手段) 9 搬送ガイド 10 上ローラ 11 下ローラ 14 上ガイド P コピー用紙(記録媒体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接された上ローラと下ローラと
    を備え、トナー像を担持して搬送ガイドにより該上ロー
    ラと下ローラとの圧接部に搬送された記録媒体を、該圧
    接部にて挟持搬送して該記録媒体上に該トナー像を定着
    せしめる定着装置において、上記上ローラの近傍には、
    上記搬送ガイドと対向して上ガイドが配設されており、
    該上ガイドの上記搬送ガイドに対する対向面は、記録媒
    体の搬送方向に沿って上記搬送ガイドとの間隔が狭くな
    るように傾斜しており、上記搬送ガイドとの間隔が最も
    狭くなる該上ガイドの先端は、上記上ローラの中心より
    下方となっていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 上ガイドの先端と上ローラとの間隔は記
    録媒体の画像形成領域外の先端余白より短いこととする
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 上ガイドの先端と搬送ガイドとの間隔は
    上ローラ長手方向中央部よりも両端部の方が狭いことと
    する請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体を供給する供給手段と、感光層
    を有する像担持体と、該像担持体に画像情報に応じた露
    光を行う露光手段と、該露光により上記像担持体上に形
    成された静電潜像をトナーにより現像する現像装置と、
    上記像担持体に対向するように配設され、上記像担持体
    に形成されたトナー像を上記供給手段から供給された記
    録媒体に転写する転写手段と、互いに圧接された上下ロ
    ーラにより記録媒体に転写されたトナー像を定着する定
    着装置と、上記像担持体及び転写手段の対向部から該定
    着装置の上下ローラの圧接部へ記録媒体を案内する搬送
    ガイドとを備えた画像形成装置において、上記定着装置
    の上ローラの近傍には、上記搬送ガイドと対向して上ガ
    イドが配設されており、該上ガイドの上記搬送ガイドに
    対する対向面は、記録媒体の搬送方向に沿って上記搬送
    ガイドとの間隔が狭くなるように傾斜しており、上記搬
    送ガイドとの間隔が最も狭くなる該上ガイドの先端は、
    上記上ローラの中心より下方となっていることを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上ガイドの先端と上ローラとの間隔は記
    録媒体の画像形成領域外の先端余白より短いこととする
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上ガイドの先端と搬送ガイドとの間隔は
    上ローラ長手方向中央部よりも両端部の方が狭いことと
    する請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
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