JP3710169B2 - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材を搬送するシート材搬送装置及びこのシート材搬送装置を備える複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真複写機等の画像形成装置は、像担持体としての感光体ドラム上に形成された潜像を現像して可視画像化し、この可視画像(トナー像)をシート材に静電気力を用いて転写させ、次いで転写画像を熱により定着させることによって、前記シート材上に画像が記録形成されるようになっている。更に、片面に画像が記録形成されたシート材のもう一方の面(裏面)に上述同様の動作で画像を記録形成することの可能な両面画像形成装置、或いはマゼンタ,シアン,イエロー等のトナーの混合によりフルカラー画像を記録形成することの可能なカラー画像形成装置が提案実施されており、ローラ対等の搬送部材や板金等のガイド部材によって形成されるシート材搬送路の形状が複雑になってきている。
【0003】
更に近年では、上述の如き画像形成装置の本体に、数千枚のシート材を収容できる大容量の給送デッキや、記録後に排出されるシート材のソーティングやグループ化が容易に行えるソータ等のオプション装置が接続できるようになり、上述の如き搬送部材やガイド部材によって形成されるシート材搬送路の形状が益々複雑になってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記構成を更に発展させたものであり、その目的とするところは、シート材の斜行や角折れ、ジャム等の搬送不良の発生を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、回転軸上に分割配置された複数の搬送ローラと前記各搬送ローラに対向する複数の従動ローラを有する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシート材を下流側で案内するガイド手段とを有し、前記搬送ローラは軸方向においてローラ径が異なり、軸方向中央部近傍のローラ径が最も大径となるように形成され、前記搬送手段の近傍に位置するガイド手段の下ガイド面のうち、前記搬送ローラに相対するガイド面よりも前記搬送ローラ間の回転軸に相対するガイド面を下側に下げたことを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、シート材の端部が搬送ローラ間の回転軸に垂れ下がってしまうようなサイズのシート材であっても、該シート材端部が前記ガイド手段に引っ掛かることがなくなるので、シート材の斜行、角折れ、ジャムといった搬送不良を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
次に図面を参照して本発明を適用したシート材搬送装置を備える画像形成装置について説明する。本実施形態では画像形成装置の一例として、フルカラー複写機を用いて説明するが、本発明は特にフルカラー複写機に限定されるものではなく、例えばプリンタやファクシミリ装置等の他の画像形成装置であっても良く、また記録方式も電子写真方式に限定されるものではなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式を用いたものであっても良い。
【0008】
尚、ここでは説明の順序として、先ずフルカラー複写機の概略構成について図1を用いて説明し、次に本発明を適用したシート材排出部の構成について説明する。
【0009】
先ず、図1を参照してフルカラー複写機の概略構成について説明する。1は複写機本体であり、その上部には原稿を読取位置まで自動給送する自動原稿給送装置2が搭載されている。また上記複写機本体1は、その内部の上部側にデジタル画像リーダ部3を、下部側にデジタル画像プリンタ部4を装備している。上記自動原稿搬送装置2に原稿が載置され、スタートボタンが押されると、原稿が読取位置に自動給送されると共に、後述するカセットからシート材が給送される。
【0010】
上記読取位置である原稿台ガラス上にセットされた原稿は、読取手段としてのデジタル画像リーダ部3により光照射されて、その反射光(画像光)がCCD等の光電変換素子に集光されて電気信号に変換され、画像信号を得る。この画像信号は、図示しない増幅回路を経て、図示しないビデオ処理ユニットにて処理を施された後、画像形成手段としてのデジタル画像プリンタ部4へ転送される。
【0011】
前記デジタル画像プリンタ部4において、5Y,5M,5C,5Bkは像担持体としての感光体ドラムであり、その周囲には帯電器6Y,6M,6C,6Bk、現像器7Y,7M,7C,7Bk、転写帯電器8Y,8M,8C,8Bk、クリーニング器9Y,9M,9C,9Bk等のプロセス手段がそれぞれ配設されている。10はレーザー露光光学系であり、前記デジタル画像リーダ部3からの画像信号は、レーザー出力部にて光信号に変換され、該変換されたレーザー光はポリゴンミラーで反射され、ミラーを経て各感光体ドラム5Y,5M,5C,5Bkの周面に投影される。画像形成時には、上記各感光体ドラム5Y,5M,5C,5Bkは帯電器6Y,6M,6C,6Bkにより予め帯電されており、上記レーザー露光光学系10により露光されて静電潜像が形成され、現像器7Y,7M,7C,7Bkによりイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色トナーが付与されてトナー像が形成される。
【0012】
装置下部に装備されたカセット11a,11bからピックアップローラ12a,12bにより送り出されたシート材Sは、リタードローラ対13a,13bにより一枚ずつ分離搬送されて、停止しているレジストローラ対14に搬送されて斜行が補正される。また、手差しトレイ15より送り込まれたシート材も同様にして停止しているレジストローラ対14に搬送されて斜行が補正される。斜行補正後、前記シート材Sは、レジストローラ対14により所定のタイミングで転写ベルト16上に送り込まれ、該転写ベルト16により下流側へ搬送される。この時、シート材Sは転写ベルト16を介して対向する各感光体ドラム5Y,5M,5C,5Bkと転写帯電器8Y,8M,8C,8Bkとの間を通過する際に各色トナー像がそれぞれ転写される。尚、画像転写後に各感光体ドラム5Y,5M,5C,5Bkに残留したトナーは、クリーニング器9Y,9M,9C,9Bkによって除去され、次の画像形成に備える。
【0013】
前述の如くして画像転写のなされたシート材Sは定着装置17に送り込まれ、該定着装置を通過するときに熱及び圧力が印加されて転写画像が定着される。画像定着後、前記シート材Sはフラッパ18により搬送路を切り換えられ、片面のみの画像形成であれば、排出ローラ対19によりソータ26へ搬送され、また両面画像形成を行う場合には、再搬送ローラ対20により反転搬送路21に導かれ、反転搬送ローラ対22により反転させて搬送され、収容部としての中間トレイ23に画像面を上側にして積載収容される。
【0014】
上記中間トレイ23に収容されたシート材Sはピックアップローラ24により送り出され、リタードローラ対25によって一枚ずつ分離搬送されて、再び前記レジストローラ対14により所定のタイミングで転写ベルト16上に送り込まれる。そして、前述した同様の動作でシート材S上に画像が記録形成された後、該シート材Sは排出ローラ対19によりソータ26へ搬送される。該ソータ26は公知のものであり、片面或いは両面に画像が記録形成されたシート材Sの丁合いやグループ分けを行うものである。
【0015】
次に本発明を適用したシート材排出部の構成について図面を参照して説明する。図1に示すフルカラー複写機では、複写機本体1の排出ローラ対19の下流側にソータ26を接続しているが、図2に示すように複写機本体の排出ローラ対19の下流側に積載トレイ27を取り付け、該トレイ27上に画像記録のなされたシート材Sを排出するように構成しても良い。
【0016】
この構成の場合、記録後に排出されるシート材Sは、回転軸19c上に分割配置された複数の排出ローラ19aの周面両側縁部に設けたフランジ部19dと、各排出ローラ19aに対して弾性的に付勢された従動コロ19bとにより、シート材搬送方向とは直交する方向に波打つように腰付けされて搬送される。このようにシート材Sに腰付けを行うことで、該シート材Sが座屈することを防止することができ、積載トレイ27上のシート材の積載性が向上する。
【0017】
ここで、坪量の大きいシート材(例えば坪量が約200g/m2 程度のシート材)を図2に示すように排出ローラ19aのフランジ部19dと従動コロ19bによって局部的に腰付けするには、前記従動コロ19bの付勢力は一ヵ所につき数百グラム程度必要となる。しかしながら、この付勢力によって腰の弱いシート材(例えば坪量が約 60g/m2 程度のシート材やOHP用トランスペアランシー)は排出ローラ19aと従動コロ19bに強く挟持され、コロ跡となってシート材の画像を乱すという不具合を発生する場合がある。特に定着後間もないOHP用トランスペアランシーにあっては、排出ローラ対19のニップ通過中に外気に当たってトナーと共に固まりつつあるところに従動コロ19bによって付勢されるため、シート材搬送方向とは直交する方向に大きく波打ち、その形状が排出後記憶され、OHPにて光照射されたときに、該OHPのプラテンガラスから浮かんだ箇所がデフォーカスとなってしまう場合がある。
【0018】
また、OHP用トランスペアランシーの長手を搬送方向にして縦送りした場合には、排出ローラ19aのフランジ部19dと従動コロ19bによる局部的な腰付け方法ではシート材全体に対しての腰付け作用は小さく、腰の弱いシート材(特に定着後間もないOHP用トランスペアランシー等)を排出搬送する場合には排出ローラ対19と積載トレイ27との間で大きく座屈してしまい、座屈したシート材Sが次に搬送されてくるシート材の排出を妨げ、最悪の場合にはジャム(紙詰まり)を発生させる場合がある。
【0019】
そこで、前記排出ローラ対19を図3に示す如く構成している。即ち、前記排出ローラ対19は回転軸19c上に分割配置された複数の排出ローラ19aが軸方向においてローラ径が異なる構成となっており、更に詳しくは軸方向中央部近傍のローラ径が最も大径となるように形成されている。具体的には前記排出ローラ19aのうち、軸方向中央側の2個の排出ローラ19a1,19a2は、外径d1 の円筒部19eのシート材中央部側の周面縁部に外径d2 のフランジ部19fが形成され、外側の他方の周面縁部に外径d3 のテーパ部19gが形成されている。そして、この排出ローラ19a1,19a2における各部の外径の関係はd2 >d1 >d3 となっている。更に軸方向外側(両側)の2個の排出ローラ19a3,19a4は、外径d4 の円筒部19hの周面両側縁部に外径d5 のフランジ部19iが形成されている。そして、この排出ローラ19a3,19a4における各部の外径の関係はd5 >d4 且つd4 <d1 となっている。また従動コロ19aは不図示の板バネ等によって各排出ローラ19aの円筒部19e,19hへ付勢されている。この各排出ローラ19aの円筒部19e,19hに対する各従動コロ19bの付勢力は約10g〜50g程度に設定されており、腰の弱いシート材(特に定着後間もないOHP用トランスペアランシー等)が搬送される場合でも、図3に示すように排出ローラ19aの円筒部19e,19hと従動コロ19bによってシート材Sが挟持されることがないようにしている。
【0020】
そして、上記構成の排出ローラ対19によってA4サイズ等の比較的幅狭のシート材S1 を搬送する場合には、図3に示すように排出ローラ19aのうちシート材幅方向中央部側の2個の排出ローラ19a1,19a2を使用し、A3サイズ等の比較的幅広のシート材S2 を搬送する場合には、4個全ての排出ローラ19a1,19a2,19a3,19a4を使用する。そして前記排出ローラ対19によって搬送されるシート材Sは、前述した排出ローラ19aの形状と従動コロ19bの付勢力により、シート材搬送方向と直交する方向で上に凸な円弧形状を形成しつつ搬送される。これにより、図4に示すように排出ローラ対19と積載トレイ27との間でシート材Sが座屈することがなく、且つシート材にコロ跡がつくこともない。
【0021】
このような排出ローラ対19を有する複写機本体1のシート材排出部にソータ26を接続した場合(図1参照)の接続部Rの模式的上視図を図5に示す。尚、図中斜線部は、A4サイズやレターサイズ等の比較的幅狭のシート材S1 が搬送される領域を示している。
【0022】
上述の如き構成の排出ローラ対19によってシート材Sをソータ26に向かって搬送すると、前記排出ローラ対19は軸方向に分割配置されているため、A4サイズやレターサイズ等の比較的幅狭のシート材S1 の場合、該シート材S1 の端部が排出ローラ19a1,19a3間、及び排出ローラ19a2,19a4間の回転軸19c付近まで垂れ下がってしまい、該シート材S1 を下流側に案内するソータ26の搬入下ガイド28の端部28aに前記シート材S1 の端部が引っ掛かって、シート材の斜行、角折れ、ジャムといった搬送不良が発生する場合がある。
【0023】
そこで、前記排出ローラ対19の近傍に位置する搬入下ガイド28の端部ガイド面のうち、各排出ローラ19aに相対するガイド面よりも各排出ローラ間の回転軸19cに相対するガイド面(図中A部)を下側に下げた構成としている。尚、本実施形態に係る搬入下ガイド28は金属製のものを用いており、前記ガイド面の一部を下側に下げる加工は、絞り,曲げ等の方法を用いて加工している。
【0024】
上記構成により、排出ローラ対19によって搬送されるシート材Sは、その端部が各排出ローラ間の回転軸19cに垂れ下がってしまうようなサイズのシート材であっても、該シート材端部が前記搬入下ガイド28の端部28aに引っ掛かることがなくなるので、シート材の斜行、角折れ、ジャムといった搬送不良の発生を防止することができる。
【0025】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、軸方向に分割配置された複数の搬送手段を排出ローラ対19とし、該排出ローラ対19によって搬送されるシート材を後処理装置であるソータ26内に導くガイド手段を搬入下ガイド28としたが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0026】
例えば、図6に示すように、複写機本体1のシート材排出部とソータ26との間に、記録後のシート材に生ずるカールを矯正するカール矯正装置29を配設した複写機において、複写機本体1とカール矯正装置29との接続部Cに本発明を適用しても良い。即ち、図6に示すように、軸方向に分割配置された複数の搬送手段を複写機本体1の排出ローラ対19とし、該排出ローラ対19によって搬送されるシート材を下流側へ案内するガイド手段をカール矯正装置29の搬入下ガイド30としている。
【0027】
ここで、前記カール矯正装置29の概略構成について説明する。前記搬入下ガイド30の下流側には、駆動回転する軟質ローラ(スポンジローラ等)31と、該ローラ31に喰い込むように対向配置されて従動回転する硬質ローラ(ステンレスローラ等)32とからなるカール矯正ローラ対が配設されている。また前記硬質ローラ32はその長手方向中央下部が支持部材33に支持されており、たわみが防止されている。従って、前記カール矯正ローラ対のニップを通過するシート材は、記録後に生じるカール方向とは逆方向に腰付けが行われてカールが矯正される。尚、前記軟質ローラ31に付着したシリコンオイル,ゴミ等の付着物はクリーニングユニット34によって除去されるようになっている。
【0028】
上述の如き構成のカール矯正装置29は、一般的に多くの装置に接続できるように設計されているため、図に示すように複写機本体1のシート材排出部との接続部に形成されるシート材搬送路に高さの差が生まれ易い。即ち、複写機本体1の排出ローラ対19に対してカール矯正装置29のカール矯正ローラ対の方が高い位置に配置されているため、該ローラ対間をつなぐ搬入下ガイド30は下流側に向かって上方に傾斜している。
【0029】
ここで、前記排出ローラ対19によって搬送されるシート材が幅狭のシート材である場合に、該シート材の端部が搬入下ガイド30の端部に引っ掛かるのを防止するために、前記搬入下ガイド30を全体的に排出ローラ対19の下側に下げる構成とすると、前記搬入下ガイド30の傾斜が急になるため、シート材搬送路としては好ましくない。更に、前記排出ローラ対19は第1実施形態で説明したように搬送力がそれほど強くはないため、例えば搬送方向の長さが短くしかも厚手のシート材(葉書等)を搬送する場合に前記搬入下ガイド30の傾斜が全体的に急であると、ジャム等の搬送不良を発生する場合がある。
【0030】
そこで、このような構成の場合、前述した実施形態と同様にして、搬入下ガイド30のガイド面のうち、排出ローラ19に相対するガイド面よりも排出ローラ間の回転軸19cに相対するガイド面を下側に下げる構成とすることは非常に有効となる(図5参照)。即ち、前記搬入下ガイド30のガイド面のうち、シート材の端部が引っ掛かり易い部分だけを下側に下げた構成とすることにより、一部分の角度がかわるだけとなるため、前述の如き排出ローラ対19が受ける影響は殆どなく、非常に有効である。
【0031】
また、図7に示すように、複写機本体1内のシート材反転部Bに本発明を適用しても良い。即ち、図7に示すように、反転搬送ローラ対22と中間トレイ23との間のシート材搬送路において、軸方向に分割配置された複数の搬送手段を反転後ローラ対35とし、該ローラ対35によって搬送されるシート材を下流側へ案内するガイド手段を反転後ガイド36としている。
【0032】
図7に示す如き構成の装置では、定着装置17等を含むシート材反転部Bでのジャム処理が可能なように、該シート材反転部Bをアキュライドレール37,37によって図中手前側に引き出せるように構成してある。このような場合、反転後ローラ対35とその下流側の反転後ガイド36との間は分割されるようになる。そこで、この接続部でのシート材の斜行,角折れ,ジャム等の搬送不良の発生を防止するために、前述した第1実施形態と同様にして、反転後ガイド36のガイド面のうち、反転後ローラ対35に相対するガイド面よりも反転後ローラ対間の回転軸に相対するガイド面を下側に下げた構成とする。これにより、前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0033】
また、前述した実施形態では、複写機本体とソータとの間のシート材搬送路、或いは複写機本体とカール矯正装置との間のシート材搬送路、或いは複写機本体内のシート材反転部のシート材搬送路を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸方向に分割配置された複数の搬送手段と、該搬送手段によって搬送されるシート材を下流側に案内するガイド手段とにより形成されるシート材搬送路の全てに有効である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シート材の端部が搬送ローラ間の回転軸に垂れ下がってしまうようなサイズのシート材であっても、該シート材端部が前記ガイド手段に引っ掛かることがなくなるので、シート材の斜行、角折れ、ジャムといった搬送不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るフルカラー複写機の概略構成を示す断面図である。
【図2】一般的なシート材排出部の構成を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態に係るシート材排出部の構成を示す斜視図である。
【図4】シート材排出部における排出ローラ対の構成図である。
【図5】第1実施形態に係るシート材排出部の上視図である。
【図6】他の実施形態に係るフルカラー複写機の概略構成を示す断面図である。
【図7】他の実施形態に係るフルカラー複写機の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
S…シート材
1…複写機本体
2…自動原稿給送装置
3…デジタル画像リーダ部
4…デジタル画像プリンタ部
5Y,5M,5C,5Bk…感光体ドラム
6Y,6M,6C,6Bk…帯電器
7Y,7M,7C,7Bk…現像器
8Y,8M,8C,8Bk…転写帯電器
9Y,9M,9C,9Bk…クリーニング器
10…レーザー露光光学系
11a,11b…カセット
12a,12b,24…ピックアップローラ
13a,13b,25…リタードローラ対
14…レジストローラ対
15…手差しトレイ
16…転写ベルト
17…定着装置
18…フラッパ
19…排出ローラ対
19a,19a1,19a2,19a3,19a4…排出ローラ
19b…従動コロ
19c…回転軸
19d,19f,19i…フランジ部
19e,19h…円筒部
19g…テーパ部
20…再搬送ローラ対
21…反転搬送路
22…反転搬送ローラ対
23…中間トレイ
26…ソータ
27…積載トレイ
28…搬入下ガイド
28a…ガイド端部
29…カール矯正装置
30…搬入下ガイド
31…軟質ローラ
31…硬質ローラ
33…支持部材
34…クリーニングユニット
35…反転後ローラ対
36…反転後ガイド
37…アキュライドレール

Claims (9)

  1. 回転軸上に分割配置された複数の搬送ローラと前記各搬送ローラに対向する複数の従動ローラを有する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシート材を下流側で案内するガイド手段と、
    を有し、
    前記搬送ローラは軸方向においてローラ径が異なり、軸方向中央部近傍のローラ径が最も大径となるように形成され、前記搬送手段の近傍に位置するガイド手段の下ガイド面のうち、前記搬送ローラに相対するガイド面よりも前記搬送ローラ間の回転軸に相対するガイド面を下側に下げたことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 前記搬送ローラは円筒部周面の両側縁部にフランジ部或いはテーパ部を形成し、軸方向両端部の搬送ローラの周面両側縁部に同じ高さのフランジ部を形成し、軸方向中央部の搬送ローラの周面両側縁部の一方にフランジ部を形成し他方にテーパ部を形成したことを特徴とする請求項に記載のシート材搬送装置。
  3. 前記複数のローラのうちの軸方向中央側の搬送ローラの周面縁部であって軸方向の外側の周面縁部にテーパ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送装置。
  4. 回転軸上に分割配置された複数の搬送ローラと前記各搬送ローラに対向する複数の従動ローラを有する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシート材を下流側で案内するガイド手段とを有し、前記搬送ローラは軸方向においてローラ径が異なり、軸方向中央部近傍のローラ径が最も大径となるように形成され、前記搬送手段の近傍に位置するガイド手段の下ガイド面のうち、前記搬送ローラに相対するガイド面よりも前記搬送ローラ間の回転軸に相対するガイド面を下側に下げたシート材搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記搬送ローラは円筒部周面の両側縁部にフランジ部或いはテーパ部を形成し、軸方向両端部の搬送ローラの周面両側縁部に同じ高さのフランジ部を形成し、軸方向中央部の搬送ローラの周面両側縁部の一方にフランジ部を形成し他方にテーパ部を形成したことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のローラのうちの軸方向中央側の搬送ローラの周面縁部であって軸方向の外側の周面縁部にテーパ部を形成したことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送手段は装置本体内の排出手段であり、前記ガイド手段は装置本体の排出部に着脱自在に連結された後処理装置の搬入ガイドであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記装置本体内の排出手段よりも前記後処理装置のシート材搬送手段の方が高い位置に配置してあることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置である請求項4〜請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置。
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