JP2018016448A - 搬送機構、搬送方法、及び画像形成装置 - Google Patents

搬送機構、搬送方法、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 製造コストを抑えつつ、画像形成装置の生産性の低下を抑制すること。
【解決手段】上側案内部材15は、記録媒体と接触する側の面が、給送ローラ11と従動ローラ12との間に挟まれた記録媒体の位置である第1のニップ形成位置と、レジストローラ13と従動レジストローラ14との間に挟まれた記録媒体の位置である第2のニップ形成位置とを結ぶ直線2と一致するようになっている。下側案内部材16は、下に凸の曲線形状であるアーチ状となっている。それにより、搬送機構1は、上側案内部材15と下側案内部材16によって囲まれた空間内に搬送された記録媒体を、下に凸の形状に撓ませて搬送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送機構、搬送方法、及び画像形成装置に関する。
画像形成装置の大部分は、画像形成の対象とする記録媒体を被搬送物として搬送し、搬送する記録媒体上に画像形成を行うようになっている。その記録媒体のなかには、離型性の表面を有する基材(台紙)に対し、その表面と接する裏面に接着剤を塗布したラベル部を貼り合わせたもの(以降「ラベルシート」と表記)がある。
このラベルシートを被搬送物として搬送する場合、ラベル部の剥離が発生することがある。その剥離が発生した場合、ユーザは所望の印刷物としてのラベルシートを得られなくなる。また、剥離したラベル部は、多くの場合、何らかの部材に貼り付き、記録媒体の適切な搬送を阻害する。このようなことから、ラベル部の剥離は、画像形成装置の生産性を大きく低下させるのが普通である。
ラベル部の剥離は、ラベルシートの比較的に大きい局所的な屈曲により発生するのが普通である。このことから、従来、ラベルシートか否かにより、搬送中の記録媒体の両面側にそれぞれ配置された案内用の案内部材間の間隔を変更することが行われている(例えば特許文献1参照)。
その案内部材間の間隔を狭めることにより、局所的な屈曲の程度が抑えられることから、ラベル部の剥離は回避、或いは抑制されることとなる。従い、画像形成装置の生産性の低下も抑制することができる。
上記案内部材間の間隔を変更可能にする場合、その間隔を固定にする場合と比較して、部品点数が増大し、画像形成装置の製造コストを上昇させる。このことから、製造コストを抑えつつ、記録媒体による画像形成装置の生産性の低下を抑制することが重要である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、製造コストを抑えつつ、画像形成装置の生産性の低下を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、被搬送物の搬送に用いられる搬送機構であって、前記被搬送物を搬送するための第1の給送ローラと、前記被搬送物の搬送方向における前記第1の給送ローラの下流側に配置され、前記被搬送物を搬送するための第2の給送ローラと、前記第1の給送ローラと該第1の給送ローラに対向する第1の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第1のニップ形成位置、及び前記第2の給送ローラと該第2の給送ローラに対向する第2の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第2のニップ形成位置間に配置され、該第1のニップ形成位置、及び前記第2のニップ形成位置を結ぶ直線以上、該被搬送物の画像形成が行われる面の背面側に突出している第1の案内部材と、前記第1の案内部材に対向し、該第1の案内部材との間を搬送される前記被搬送物を案内する第2の案内部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、製造コストを抑えつつ、画像形成装置の生産性の低下を抑制することができる。
本実施形態による搬送機構の断面図である。 本実施形態による搬送機構の他の第1の配置例を説明する図である。 本実施形態による搬送機構の他の第2の配置例を説明する図である。 本実施形態による搬送機構の他の第3の配置例を説明する図である。 本実施形態による搬送機構の他の第4の配置例を説明する図である。 本実施形態による画像形成装置の断面図である。 本実施形態の第1の変形例による搬送機構の断面図である。 本実施形態の第2の変形例による搬送機構の断面図である。 本実施形態の第3の変形例による搬送機構の断面図である。 本実施形態の第4の変形例による搬送機構の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態による搬送機構の断面図である。
この搬送機構1は、被搬送物として、画像形成を行う対象となる記録媒体を搬送するためのものであり、例えば画像形成装置に搭載される。その記録媒体は、図1に矢印で示す搬送方向に沿って搬送される。図1は、適切な状態に画像形成装置を設置した場合に、その搬送方向を含む垂直面で搬送機構1を切断したときのものである。
図1に示す搬送方向で記録媒体が搬送されることにより、この搬送機構1に搬送された記録媒体は、給送ローラ11と、その給送ローラ11の従動関係にあり、その給送ローラ11と対向する従動ローラ12との間に挟まれる。それにより、その給送ローラ11から搬送方向に沿って移動する動力が記録媒体に伝達され、搬送される。
上記給送ローラ11は、本実施形態における「第1の給送ローラ」に相当する。従動ローラ12は、本実施形態における「第1の部材」に相当する。給送ローラ11と従動ローラ12の間に挟まれた記録媒体の位置が本実施形態における「第1のニップ形成位置」に相当する。以降、その位置はこの表記を用いる。
図1において、13はレジストローラ、14はそのレジストローラ13の従動関係にある従動レジストローラである。給送ローラ11からの動力の伝達によって搬送された記録媒体の搬送方向上の先端は、レジストローラ13と従動レジストローラ14間に突き当てられ、斜行補正が行われる。
上記レジストローラ13は、本実施形態における「第2の給送ローラ」に相当する。従動レジストローラ14は、本実施形態における「第2の部材」に相当する。レジストローラ13と従動レジストローラ14の間に挟まれた記録媒体の位置が本実施形態における「第2のニップ形成位置」に相当する。以降、その位置にはこの表記を用いる。
搬送方向上、給送ローラ11とレジストローラ13の間には、図1に示すように、搬送される記録媒体の面の直交方向上の位置を制限する上側案内部材15、及び下側案内部材16が配置されている。上側案内部材15は、本実施形態における「第1の案内部材」に相当し、下側案内部材16は、本実施形態における「第2の案内部材」に相当する。
上側案内部材15の記録媒体と接触する側の面は、図1に示すように、第1のニップ形成位置と第2のニップ形成位置を結ぶ点線で描いた直線2と一致する位置、及び形状である。その直線2は、搬送機構1を搭載した画像形成装置を適切に設置した場合、水平か、或いは略水平となる線である。このことから、以降、直線2の上側に向かう方向を「上方向」、その下側に向かう方向を「下方向」と表記する。垂直方向、或いは略垂直方向は、本実施形態における「直交方向」に相当する。
上側案内部材15の給送ローラ11側には、図1に示すように、上側案内部材15と給送ローラ11間に記録媒体の先端が入るのを防止する入口案内部材17が配置されている。この入口案内部材17は、上側案内部材15と下側案内部材16とで形成される空間内に記録媒体を適切に案内するために配置した部材である。その空間に接する面は平面状となっている。この入口案内部材17は、本実施形態における「第3の案内部材」に相当する。
その空間内に記録媒体を適切に案内するために、入口案内部材17の空間と接する面には、接触した記録媒体の先端をその空間に向けさせる角度を設けている。その角度を設けることにより、第1のニップ形成位置を通過した記録媒体の先端が例え上方向に向かったとしても、入口案内部材17によって空間内に導くようになっている。
上側案内部材15のレジストローラ13側には、図1に示すように、上側案内部材15とレジストローラ13間に記録媒体の先端が入るのを防止する出口案内部材18が配置されている。この出口案内部材18は、空間内から移動する記録媒体の先端を第2のニップ形成位置に適切に案内するために配置した部材である。その空間に接する面は、入口案内部材17と同様に平面状となっている。この出口案内部材18は、本実施形態における「第4の案内部材」に相当する。
その空間内から移動する記録媒体の先端を適切に案内するために、出口案内部材18の空間と接する面には、接触した記録媒体の先端を第2のニップ形成位置に向けさせる角度を設けている。その角度を設けることにより、第2のニップ形成位置より上方向に記録媒体の先端が向かったとしても、出口案内部材18によってその第2のニップ形成位置に導くようになっている。
なお、出口案内部材18は、上側案内部材15の形状、大きさ、等により、省くことができる。このことから、出口案内部材18は、必要に応じて設ければ良い。
上側案内部材15、入口案内部材17、及び出口案内部材18は、それぞれ1つの部材を用いて作製しても良いが、複数の部材を用いて作製しても良い。1つの部材を用いて、それら全てを作製することもできる。このようなこともあり、下側案内部材16を含め、各案内部材15〜18を構成する実際の部材の数は特に限定されない。
下側案内部材16の記録媒体と接触する側の面は、図1に示すように、下側に凸の曲線形状であるアーチ状となっている。
本実施形態では、搬送機構1によって搬送される記録媒体への画像形成は、上側の面に対して行われる。上側案内部材15の面の位置、及び下側案内部材16の形状は、上側の面に画像形成が行われる記録媒体を想定して決定している。下側の面は本実施形態における「背面」に相当する。
搬送を想定する記録媒体のなかには、離型性の表面を有する基材(台紙)に対し、その表面と接する裏面に接着剤を塗布したラベル部を貼り合わせたラベルシートが含まれる。そのラベルシートは、ラベル部に画像形成を行うために、ラベル部を上側にして搬送機構1に搬送される。
そのラベルシートがカールしていない場合、そのラベルシートの先端、及びその先端に続く部分は、下側案内部材16によって第2のニップ形成位置まで案内される形となる。その下側案内部材16は、図1に示すように、下に凸のアーチ状である。このため、ラベルシート自体も下に凸の形状に撓み搬送される。
下に凸の形状の場合、ラベルシート上の各ラベル部の搬送方向上の先端部分と後端部分には、共に基板に押しつける方向の力が作用する。そのため、ラベル部が剥がれるようなことは確実に回避させることができる。
ラベルシートは、第1のニップ形成位置の近傍で上に凸の形状に曲がる。しかし、その形状に曲がる部分では、入口案内部材17、及び上側案内部材15との間隔は大きい。このため、例えその曲がる部分でラベル部が多少、基材から剥がれたとしても、入口案内部材17、或いは上側案内部材15にラベル部が貼り付くことは回避される。その剥がれた部分は、上記の理由から、下側案内部材16に沿った搬送時に元の状態に戻ることになる。
一方、ラベルシートが仮に下に凸の形状にカールしていた場合、そのラベルシートには、その先端を上側に向ける力が発生していることになる。このため、多くの場合、ラバルシートの先端は、入口案内部材17、及び上側案内部材15の一部に沿って移動した後、自重を支えられなくなって下側案内部材16に移動する。
その下側案内部材16への移動により、ラベルシートのなかで上に凸の形状に曲がる程度が大きくなる部分が発生する。しかし、その部分の曲がる程度は、カールが存在していない場合のものと比較して小さい。その部分は、カールしていない場合と同じような位置に発生する。このため、ラベル部が剥がれるようなことは確実に回避される。
ラバルシートの先端が入口案内部材17、或いは上側案内部材15の一部に沿って移動している間、そのラベルシートには、カールとは逆の向きの力が加えられることになる。そのような力を加えることにより、ラベルシートのカール量を低減させることができる。上側案内部材15の記録媒体と接触する側の面の位置を直線2と一致させるように突出させているのは、この逆の向きのより大きい力を記録媒体に作用させるためである。
上側案内部材15の存在により、ラベルシート(記録媒体)は直線2以上、上側に移動できない。それにより、その直線2以上、上側の部分は本実施形態における「範囲」に相当する。
ラベルシートが仮に上に凸の形状にカールしていた場合、そのラベルシートには、その先端を下側に向ける力が発生していることになる。このため、多くの場合、ラバルシートの先端は、入口案内部材17に接触することなく、下側案内部材16に接触する。
下側案内部材16に接触した後のラベルシートの先端は、その下側案内部材16に沿って移動する。このため、ラベルシートには、カールとは逆の向きの力が加えられ、そのラベルシートは強制的に撓ませられることになる。そのように撓ませることにより、ラベルシートのカール量を低減させることができる。
ラベルシートのなかで上に凸の形状に曲がる程度は、カールによってより小さくなる。その曲がる部分は、カールしていない場合と同じような位置に発生する。このため、ラベルシートが上に凸の形状にカールしていたとしても、ラベル部が剥がれるようなことは確実に回避される。
上側案内部材15の記録媒体と接触する側の面の位置を直線2と一致させた場合、ラベルシートの先端に対し、より下方に向くように、つまり下側案内部材16とより早く接触するように案内させることができる。それにより、ラベルシートに対し、カールとは逆の向きの力をより長い時間、安定的に加えられることになる。このことも、上側案内部材15の面の位置を直線2と一致させるように突出させている理由である。
このように、ラベルシートは、ラベル部が剥がれないように搬送される。それにより、ラベル部が剥がれることによってラベルシートの追加の印刷を行うようなことは回避される。また、剥がれたラベル部による搬送上の不具合の発生は回避、或いは抑制される。このようなことから、搬送機構1を搭載した画像形成装置の生産性の低下は回避、或いは抑制されることとなる。
近年、記録媒体に用いられる材料も多種多様化している。記録媒体の材料にとって劣悪環境であった場合、その記録媒体に大きい生カール(印刷(画像形成)を行う前の記録媒体の反り)が発生することが知られている。その生カールは、記録媒体を接触すべきでない部材に接触させて、先端部分の折れ、或いはジャム等を発生させる可能性がある。このことから、生カールも、画像形成装置の生産性を大きく低下させる原因となる。
その生カールが記録媒体を下に凸の形状にさせるものであった場合、搬送機構1は、上記のように、その記録媒体に対し、上側案内部材15等によって生カールとは逆の向きの力を加えることができる。そのような力を加えることにより、カール量は低減される。このカール量の低減により、記録媒体はより適切に搬送できるようになる。
一方、その生カールが記録媒体を上に凸の形状にさせるものであった場合にも、搬送機構1は、上記のように、その記録媒体に対し、下側案内部材16により生カールとは逆の向きの力を加えることになる。そのような力によって記録媒体を強制的に撓ませることにより、カール量は低減させることができる。このカール量の低減により、記録媒体はより適切に搬送できるようになる。
このようなことから、本実施形態では、カールの発生し易い記録媒体、或いは環境であっても、そのカールの向きに係わらず、そのカール量を低減させることができる。そのため、ラベルシート以外の記録媒体であっても、画像形成装置の生産性の低下を抑制することができる。
搬送機構1には、記録媒体への搬送用動力の伝達に関係しない可動部品は存在しない。このため、そのような可動部品を用いた場合と比較して、製造コストはより抑えることができる。
なお、本実施形態では、第1のニップ形成位置と第2のニップ形成位置とを結ぶ直線2が水平、或いは略水平となっているが、この直線2はそれに限定されない。例えば図2、及び図3に示すように、直線2に対し、水平と交差する傾きを設けても良い。その直線2は、図4、及び図5に示すように、垂直、或いは略垂直であっても良い。
図6は、本実施形態による画像形成装置の断面図である。この画像形成装置3は、被搬送物である記録媒体の搬送に上記搬送機構1を搭載したものである。次に図6を参照し、この画像形成装置3について具体的に説明する。
この画像形成装置3は、記録媒体が収納される給紙カセット301を備えている。それにより、給紙カセット301から排出口302まで記録媒体を搬送するための搬送路340が形成されている。他に、挿入口320から挿入された記録媒体をその搬送路340まで搬送するための搬送路350、及び挿入口331から挿入された記録媒体をその搬送路340まで搬送するための搬送路350が形成されている。ラベルシートは、挿入口331から挿入されることを想定している。
給紙カセット301内の記録媒体は、ピックアップローラ303、及び分離ローラ304によって1つずつ、搬送路340上に繰り出される。繰り出された記録媒体は、給送ローラ対305を介して搬送機構1に搬送される。
この搬送機構1は、搬送されている記録媒体の斜行を補正するために搭載されている。給紙カセット301から繰り出されて搬送されている記録媒体は、給送ローラ11とその従動ローラ12によって更に搬送され、その先端がレジストローラ13と従動レジストローラ14間に突き当てられ、斜行補正される。
レジストローラ13と従動レジストローラ14による記録媒体の搬送は、感光体307上に形成されるトナー像をその記録媒体上に適切に転写できるタイミングで開始される。レジストローラ13と従動レジストローラ14により搬送される記録媒体上には、感光体307上に形成されたトナー像が転写ローラ308によって転写される。感光体307の周囲には、転写ローラ308の他に、帯電ローラ309、画像書込部310、現像部311、クリーニング部312、等が配設されている。
帯電ローラ309は、感光体307の表面を所定の電位に帯電させる。画像書込部310は、帯電された感光体307の表面を露光して、静電潜像を形成する。現像部311は、その静電潜像を現像して、トナー像を形成する。クリーニング部312は、転写ローラ308による転写処理後の感光体307の表面のクリーニングを行う。
トナー像が転写された記録媒体は、定着部313に搬送される。定着部313は、トナー像が転写された記録媒体に熱と圧力を加え、そのトナー像を記録媒体に定着させる。定着部313を通過した記録媒体は、給送ローラ314と従動ローラ315による搬送、更には給送ローラ316と従動ローラ317による搬送が行われ、排出口302から排出される。
一方、挿入口320から挿入された記録媒体は、始めに給送ローラ316と従動ローラ321により動力が伝達される。その動力の伝達によって搬送される記録媒体は、次に給送ローラ314と従動ローラ322間に搬送されて動力が伝達され、その後は給送ローラ対323、及び給送ローラ対324により動力が伝達される。それにより、挿入口320から挿入された記録媒体は、搬送路350上を搬送され、搬送機構1に移動する。搬送機構1に搬送された記録媒体は、以降、搬送路340に沿って移動する。
挿入口331は、記録媒体としてラベルシートを想定したものである。ラベルシート上に画像形成(印刷)を行う場合、ユーザはラベルシートのラベル部を上側にして挿入口331から挿入する。その挿入をより容易に行えるように、挿入口331には手差しトレイ332が設けられている。
挿入口331から挿入された記録媒体(その記録媒体としてラベルシートが想定されていることから、ここでは以降「ラベルシート」と表記する)は、給送ローラ333と従動ローラ334により搬送路350上を搬送される。搬送機構1に搬送された後のラベルシートは、以降、搬送路340上を搬送される。
この搬送路350は、図6に示すように、略直線である。搬送機構1以降の搬送路340は、図6に示すように、全体的にラベル部の裏側を突出させるようにラベルシートを撓ませる形状である。このようなことから、画像形成装置3は、搬送機構1以外でも、ラベル部の剥離が発生し難いようにラベルシートを搬送するようになっている。
以降は、本実施形態の変形例について、図7〜図10を参照して具体的に説明する。ここでは、本実施形態と同じ、或いは基本的に同じ構成要素には同一の符号を付し、本実施形態から異なる部分にのみ着目する形で説明を行う。
図7は、本実施形態の第1の変形例による搬送機構の断面図である。この第1の変形例では、図7に示すように、上側案内部材41は直線2よりも下側に位置している。その位置の変化に合わせ、入口案内部材42、及び出口案内部材43も本実施形態とは異なっている。
このような上側案内部材41に変更した場合、下に凸の形状にカールしている記録媒体には、その逆の方向に(カール量を減少させる方向に)より力を作用させることができる。このことから、特に下に凸の形状にカールしている記録媒体の適切な搬送に有効である。
図8は、本実施形態の第2の変形例による搬送機構の断面図である。この第2の変形例では、図8に示すように、給送ローラ11に対向する従動ローラ12の代わりとして、パッド51を採用している。このパッド51を採用した場合、従動ローラ12を採用する場合と比較して、構成をより簡易化することができる。それにより、製造コストをより抑制するうえで有効である。
図9は、本実施形態の第3の変形例による搬送機構の断面図である。この第3の変形例では、図9に示すように、上側案内部材15、入口案内部材17、及び出口案内部材18を一体に作製し、出口案内部材18の端部を軸支させている。それにより、出口案内部材18の端部を軸に、上側案内部材15、入口案内部材17、及び出口案内部材18が開閉可能となっている。それにより、例え空間内で記録媒体のジャム、或いはラベル部の貼り付き、等が発生したとしても、ユーザはより容易に対応できるようになる。上側案内部材15、入口案内部材17、及び出口案内部材18を透明な部材で作製した場合、空間内の様子を開けることなく確認できるようになることから、更に利便性が向上することとなる。
図10は、本実施形態の第4の変形例による搬送機構の断面図である。この第4の変形例では、図10に示すように、上側は上側案内部材15、及び入口案内部材17のみとし、出口案内部材18は省いている。
レジストローラ13と従動レジストローラ14の各形状、或いは上側案内部材15と下側案内部材16の各形状、若しくはそれらの配置により、そのローラ13、14間(第2のニップ形成位置)に記録媒体の先端を適切に突き当てさせることが可能である。このことから、搬送機構1では出口案内部材18を省くこともできる。その出口案内部材18を省くことにより、搬送機構1の製造コストはより抑えることができる。
なお、各変形例を含む本実施形態では、上側案内部材15の面の形状は平面状としているが、その形状は平面状でなくとも良い。例えばその形状は曲面形状、より具体的には下に凸の曲面形状としても良い。下側案内部材16の記録媒体と接触する側の面の形状も本実施形態に限定されない。
また、本実施形態では、搬送機構1は画像形成装置3に搭載されることを想定しているが、その搬送機構1自体は、画像形成装置3以外の装置に搭載しても良い。この搬送機構1は、カールが発生する記録媒体を被搬送物として用いる可能性のある装置、或いは記録媒体がカールし易い環境で使用される装置等に幅広く搭載させることができる。
1 搬送機構
2 直線
3 画像形成装置
11 給送ローラ
12 従動ローラ
13 レジストローラ
14 従動レジストローラ
15、41 上側案内部材
16 下側案内部材
17、42 入口案内部材
18、43 出口案内部材
特開2013−10607号公報

Claims (6)

  1. 被搬送物の搬送に用いられる搬送機構であって、
    前記被搬送物を搬送するための第1の給送ローラと、
    前記被搬送物の搬送方向における前記第1の給送ローラの下流側に配置され、前記被搬送物を搬送するための第2の給送ローラと、
    前記第1の給送ローラと該第1の給送ローラに対向する第1の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第1のニップ形成位置、及び前記第2の給送ローラと該第2の給送ローラに対向する第2の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第2のニップ形成位置間に配置され、該第1のニップ形成位置、及び前記第2のニップ形成位置を結ぶ直線以上、該被搬送物の画像形成が行われる面の背面側に突出している第1の案内部材と、
    前記第1の案内部材に対向し、該第1の案内部材との間を搬送される前記被搬送物を案内する第2の案内部材と、
    を備えることを特徴とする搬送機構。
  2. 前記第1の案内部材と前記第2の案内部材の間に形成された空間内に前記第1のニップ形成位置を通過した前記被搬送物を案内する第3の案内部材、を更に備えることを特徴とする請求項1記載の搬送機構。
  3. 前記第1の案内部材と前記第2の案内部材の間に形成された空間内の前記被搬送物を前記第2のニップ形成位置に案内する第4の案内部材、を更に備えることを特徴とする請求項1または2記載の搬送機構。
  4. 前記第2の案内部材の前記被搬送物と接触する側の面の断面形状は、前記背面側に凸の曲面形状である、ことを特徴とする請求項1記載の搬送機構。
  5. 被搬送物の搬送に用いられる搬送方法であって、
    前記被搬送物を搬送するための第1の給送ローラと該第1の給送ローラに対向する第1の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第1のニップ形成位置、及び前記被搬送物の搬送方向における前記第1の給送ローラの下流側に配置され、前記被搬送物を搬送するための第2の給送ローラと該第2の給送ローラに対向する第2の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第2のニップ形成位置を結ぶ直線以上、該直線と直交する直交方向上で前記被搬送物が移動できない範囲を設け、
    前記範囲外で前記被搬送物を前記範囲から離れる方向に凸の形状に撓ませて搬送する、
    ことを特徴とする搬送方法。
  6. 被搬送物を搬送し、該被搬送物上に画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記被搬送物を搬送するための第1の給送ローラと、
    前記被搬送物の搬送方向における前記第1の給送ローラの下流側に配置され、前記被搬送物を搬送するための第2の給送ローラと、
    前記第1の給送ローラと該第1の給送ローラに対向する第1の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第1のニップ形成位置、及び前記第2の給送ローラと該第2の給送ローラに対向する第2の部材との間に前記被搬送物が挟まれる位置である第2のニップ形成位置間に配置され、該第1のニップ形成位置、及び前記第2のニップ形成位置を結ぶ直線以上、該被搬送物の画像形成が行われる面の背面側に突出している第1の案内部材と、
    前記第1の案内部材に対向し、該第1の案内部材との間を搬送される前記被搬送物を案内する第2の案内部材と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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