JP2707449B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2707449B2 JP2707449B2 JP63037226A JP3722688A JP2707449B2 JP 2707449 B2 JP2707449 B2 JP 2707449B2 JP 63037226 A JP63037226 A JP 63037226A JP 3722688 A JP3722688 A JP 3722688A JP 2707449 B2 JP2707449 B2 JP 2707449B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子写真方式により画像が転写された記録紙
を定着装置に搬送して定着する画像形成装置に関する。
を定着装置に搬送して定着する画像形成装置に関する。
（従来の技術） 従来、電子写真方式の画像形成装置では、感光ドラム
上に形成された静電潜像を転写手段によって転写紙上に
転写し、この転写紙を平坦な搬送路上を搬送させ定着入
口ガイドに沿わせて定着器のニップに導くことによっ
て、転写紙の先端部全域が同時にニップに入り込むよう
にしている。
上に形成された静電潜像を転写手段によって転写紙上に
転写し、この転写紙を平坦な搬送路上を搬送させ定着入
口ガイドに沿わせて定着器のニップに導くことによっ
て、転写紙の先端部全域が同時にニップに入り込むよう
にしている。
しかしながら、秤量100g程度以下の転写紙では紙の剛
性が低いため、機内の排熱のための風の流れや紙のクセ
等によって搬送路から浮き上り、定着入口ガイドに正常
に案内されずに紙が進行することになる。そのため定着
入口ガイド上での転写紙先端の浮き具合が左右で異な
り、この状態でニップに進入した場合、定着入口ガイド
に沿った側の先端はスムーズにニップに入るが、浮き上
っている側の先端は定着装置の入口上面に接触したりし
て紙折れやシワ，画像の乱れが生じたりする場合があ
る。この傾向は転写紙の幅が広くなると先端の浮き具合
が左右で異りやすくなり、更に著しくなる。
性が低いため、機内の排熱のための風の流れや紙のクセ
等によって搬送路から浮き上り、定着入口ガイドに正常
に案内されずに紙が進行することになる。そのため定着
入口ガイド上での転写紙先端の浮き具合が左右で異な
り、この状態でニップに進入した場合、定着入口ガイド
に沿った側の先端はスムーズにニップに入るが、浮き上
っている側の先端は定着装置の入口上面に接触したりし
て紙折れやシワ，画像の乱れが生じたりする場合があ
る。この傾向は転写紙の幅が広くなると先端の浮き具合
が左右で異りやすくなり、更に著しくなる。
そこで、従来の電子写真方式の画像形成装置では搬送
路にエアサクション等を用いて転写紙を搬送路に引きつ
けて搬送し、定着入口ガイドに沿って定着器のニップへ
進入させていた。
路にエアサクション等を用いて転写紙を搬送路に引きつ
けて搬送し、定着入口ガイドに沿って定着器のニップへ
進入させていた。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、斯かる従来例ではエアサクション等の
装置を搬送路内に組込まなければならないため、装置が
大型化且つ複雑化してしまうという問題点があった。ま
た、エアサクション等の装置を用いても、定着入口ガイ
ド等の吸引効果が作用しなくなる部分で記録紙先端が安
定せず定着入口ガイドに沿って定着器のニップへ進入し
ないことがあるという問題点もあった。
装置を搬送路内に組込まなければならないため、装置が
大型化且つ複雑化してしまうという問題点があった。ま
た、エアサクション等の装置を用いても、定着入口ガイ
ド等の吸引効果が作用しなくなる部分で記録紙先端が安
定せず定着入口ガイドに沿って定着器のニップへ進入し
ないことがあるという問題点もあった。
そこで、本発明は従来例の上記した問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、エア
サクション等により記録紙を搬送路に引きつけることを
せずに、記録紙を搬送路に沿って搬送させさらに定着入
口ガイドに記録紙先端を沿わせて定着手段へ進入させ、
また、エアサクション等の装置を用いた場合にも定着入
口ガイドに記録紙先端をより確実に沿わせて定着手段へ
進入させて、紙折れ，シワ，画像の乱れ等を発生させな
い画像形成装置を提供することにある。
ためになされたもので、その目的とするところは、エア
サクション等により記録紙を搬送路に引きつけることを
せずに、記録紙を搬送路に沿って搬送させさらに定着入
口ガイドに記録紙先端を沿わせて定着手段へ進入させ、
また、エアサクション等の装置を用いた場合にも定着入
口ガイドに記録紙先端をより確実に沿わせて定着手段へ
進入させて、紙折れ，シワ，画像の乱れ等を発生させな
い画像形成装置を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明にあっては、像
担持体上に形成された潜像を転写手段により記録紙上に
転写して画像を形成し、該記録紙を搬送路を経て定着手
段で前記画像を定着する画像形成装置において、前記転
写手段と前記定着手段との間の前記搬送路の幅方向に対
する中央部の搬送路の高さを、両端付近の搬送路の高さ
に比べ低い位置に設定し、前記記録紙を前記搬送路から
前記定着手段の入口部へ案内する定着入口ガイドを、前
記搬送路の幅方向に対して水平かつ搬送方向に対して角
度を有して設け、前記搬送路を搬送された記録紙は、そ
の搬送方向先端を前記定着入口ガイドに当接させること
により前記定着手段の入口部へ案内されることにより構
成されている。
担持体上に形成された潜像を転写手段により記録紙上に
転写して画像を形成し、該記録紙を搬送路を経て定着手
段で前記画像を定着する画像形成装置において、前記転
写手段と前記定着手段との間の前記搬送路の幅方向に対
する中央部の搬送路の高さを、両端付近の搬送路の高さ
に比べ低い位置に設定し、前記記録紙を前記搬送路から
前記定着手段の入口部へ案内する定着入口ガイドを、前
記搬送路の幅方向に対して水平かつ搬送方向に対して角
度を有して設け、前記搬送路を搬送された記録紙は、そ
の搬送方向先端を前記定着入口ガイドに当接させること
により前記定着手段の入口部へ案内されることにより構
成されている。
（作 用） 上記の構成を有する本発明においては、転写手段と定
着手段との間の搬送路の幅方向に対する中央部の搬送路
の高さを両端付近の搬送路の高さに比べ低い位置に設定
したことで、記録紙をその自重によって幅方向に対して
中凹の状態にして搬送方向に対する剛性を上げたため、
搬送路に沿って安定した状態で搬送される。その結果、
搬送路の幅方向に対して水平かつ搬送方向に対して角度
を有する定着入口ガイドに記録紙が接する圧力が増加
し、記録紙の先端付近を定着入口ガイドに確実に沿った
状態で定着手段へ進入するので、シワ，紙折れ，画像の
乱れ等のない画像を得ることができるようにしたもので
ある。
着手段との間の搬送路の幅方向に対する中央部の搬送路
の高さを両端付近の搬送路の高さに比べ低い位置に設定
したことで、記録紙をその自重によって幅方向に対して
中凹の状態にして搬送方向に対する剛性を上げたため、
搬送路に沿って安定した状態で搬送される。その結果、
搬送路の幅方向に対して水平かつ搬送方向に対して角度
を有する定着入口ガイドに記録紙が接する圧力が増加
し、記録紙の先端付近を定着入口ガイドに確実に沿った
状態で定着手段へ進入するので、シワ，紙折れ，画像の
乱れ等のない画像を得ることができるようにしたもので
ある。
（実施例） 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第
８図は本発明を適用した画像形成装置の概略構成図であ
り、同図において、１は像担持体としての感光ドラムで
あって、この回転する感光ドラム１に一次帯電器50によ
り一様に帯電を施し、光源51からの光照射によって静電
潜像を形成している。この静電潜像は現像器52のトナー
によって現像され、トナー像を転写手段としての転写帯
電器２によって記録紙である転写紙Ｐに転写して画像を
形成している。即ち、現像器52によって感光ドラム１上
に形成された静電潜像は第１図に示すように転写帯電器
２によって画像中央基準により搬送される転写紙３に転
写される。転写紙Ｐは公知の分離手段により感光ドラム
１から分離し、搬送ベルト４とこの搬送ベルト４と同じ
高さの搬送路を形成する搬送リブ５と、搬送路の全長に
わたって搬送ベルト４及び搬送リブ５よりも高い位置に
ある搬送リブ６からなる搬送路３を、幅方向に関して中
凹の状態で搬送され先端部が定着入口ガイド７に沿って
定着手段としての定着器８に進入する。そして、転写紙
Ｐ上の画像は定着器８で定着される。
８図は本発明を適用した画像形成装置の概略構成図であ
り、同図において、１は像担持体としての感光ドラムで
あって、この回転する感光ドラム１に一次帯電器50によ
り一様に帯電を施し、光源51からの光照射によって静電
潜像を形成している。この静電潜像は現像器52のトナー
によって現像され、トナー像を転写手段としての転写帯
電器２によって記録紙である転写紙Ｐに転写して画像を
形成している。即ち、現像器52によって感光ドラム１上
に形成された静電潜像は第１図に示すように転写帯電器
２によって画像中央基準により搬送される転写紙３に転
写される。転写紙Ｐは公知の分離手段により感光ドラム
１から分離し、搬送ベルト４とこの搬送ベルト４と同じ
高さの搬送路を形成する搬送リブ５と、搬送路の全長に
わたって搬送ベルト４及び搬送リブ５よりも高い位置に
ある搬送リブ６からなる搬送路３を、幅方向に関して中
凹の状態で搬送され先端部が定着入口ガイド７に沿って
定着手段としての定着器８に進入する。そして、転写紙
Ｐ上の画像は定着器８で定着される。
第２図は第１図の搬送路を定着器８側（矢印Ａ）から
見た図であり、第３図は搬送方向に直角な方向（矢印
Ｂ）から見た搬送路の図である。搬送路３の幅方向に対
する中央付近の搬送路をなす搬送ベルト４と搬送リブ５
が両側付近の搬送路をなす搬送リブ６よりも低い位置に
なり、この搬送路３を搬送される転写紙Ｐは幅方向に中
凹の状態で定着入口ガイド７に当る。
見た図であり、第３図は搬送方向に直角な方向（矢印
Ｂ）から見た搬送路の図である。搬送路３の幅方向に対
する中央付近の搬送路をなす搬送ベルト４と搬送リブ５
が両側付近の搬送路をなす搬送リブ６よりも低い位置に
なり、この搬送路３を搬送される転写紙Ｐは幅方向に中
凹の状態で定着入口ガイド７に当る。
第４図は中凹の転写紙Ｐが搬送方向に対して剛性が増
すことを示す図である。Ｘ軸に垂直な面ZYで中凹の紙は
Ｘ方向に対するＺ方向の剛性が平坦な紙よりも強くな
る。そのため転写紙Ｐ先端部が搬送路３から浮き上るこ
となく搬送され入口ガイド７の下部に当る。第５図は中
凹の転写紙Ｐの先端が、定着器８側の搬送路より高くな
るように傾斜させた定着入口ガイド７に沿って定着器８
へ進入していく状態を示す図であり、第６図は第５図の
Ｃ矢視図、第７図は第５図のＤ矢視図である。
すことを示す図である。Ｘ軸に垂直な面ZYで中凹の紙は
Ｘ方向に対するＺ方向の剛性が平坦な紙よりも強くな
る。そのため転写紙Ｐ先端部が搬送路３から浮き上るこ
となく搬送され入口ガイド７の下部に当る。第５図は中
凹の転写紙Ｐの先端が、定着器８側の搬送路より高くな
るように傾斜させた定着入口ガイド７に沿って定着器８
へ進入していく状態を示す図であり、第６図は第５図の
Ｃ矢視図、第７図は第５図のＤ矢視図である。
上記の構成により、転写紙Ｐの定着器８への突入状態
は安定したものとなり、クセのある転写紙（両面、多重
コピーの場合特に多い）もジャム、シワ等が発生するこ
となく搬送することができる。即ち、本発明者らの実験
によると、最大B4サイズを縦送りで搬送する装置の場
合、搬送ベルト４及び搬送リブ５に対する搬送リブ６の
高低差を１〜6mmの範囲（特に２〜3mmが最適）にする
と、最大であるB4サイズの転写紙から最小である名刺サ
イズの転写紙までの厚紙（128g/m2程度）から薄紙（58g
/m2）に対しても良好な搬送結果が得られた。これは、
搬送路の幅に対して約0.4〜2.3％の高低差であり、最大
原稿がB4サイズよりも大きい装置に対して略同一の傾向
が得られた。
は安定したものとなり、クセのある転写紙（両面、多重
コピーの場合特に多い）もジャム、シワ等が発生するこ
となく搬送することができる。即ち、本発明者らの実験
によると、最大B4サイズを縦送りで搬送する装置の場
合、搬送ベルト４及び搬送リブ５に対する搬送リブ６の
高低差を１〜6mmの範囲（特に２〜3mmが最適）にする
と、最大であるB4サイズの転写紙から最小である名刺サ
イズの転写紙までの厚紙（128g/m2程度）から薄紙（58g
/m2）に対しても良好な搬送結果が得られた。これは、
搬送路の幅に対して約0.4〜2.3％の高低差であり、最大
原稿がB4サイズよりも大きい装置に対して略同一の傾向
が得られた。
以下、本発明の第２の実施例から第８実施例は第１実
施例で示した搬送路に対して応用できる他の実施例とし
て述べる。これらの実施例において前記第１実施例と異
なるのは搬送ベルト４、搬送リブ５及び搬送リブ６から
なる搬送路３のみでその他の構成及び作用は第１実施例
と同様である。第２実施例を示す第９図（ａ），
（ｂ），（ｃ）において、搬送路の幅方向に対する中央
部の搬送路をなす搬送ベルト９は転写側において両側付
近の搬送路をなす搬送リブ10よりも高い位置にあり、定
着器８側では搬送リブ10よりも低い位置にある。つま
り、搬送ベルト９が転写部側で搬送リブ10よりも高い位
置にあるのは、名刺，葉書等の小型の転写紙を搬送ベル
ト９の上に確実に載せた定着器に搬送するためである。
定着器８側では搬送ベルト９の上に転写紙は載らず搬送
力は伝わらないが、転写紙先端が定着器８のニップに入
り、搬送される。幅が広く秤量100g程度までの転写紙Ｐ
は搬送路に沿って搬送され、転写部側では中凸で、次第
に平坦になり、定着器８側では中凹になり、第１実施例
と同じ効果が得られる。
施例で示した搬送路に対して応用できる他の実施例とし
て述べる。これらの実施例において前記第１実施例と異
なるのは搬送ベルト４、搬送リブ５及び搬送リブ６から
なる搬送路３のみでその他の構成及び作用は第１実施例
と同様である。第２実施例を示す第９図（ａ），
（ｂ），（ｃ）において、搬送路の幅方向に対する中央
部の搬送路をなす搬送ベルト９は転写側において両側付
近の搬送路をなす搬送リブ10よりも高い位置にあり、定
着器８側では搬送リブ10よりも低い位置にある。つま
り、搬送ベルト９が転写部側で搬送リブ10よりも高い位
置にあるのは、名刺，葉書等の小型の転写紙を搬送ベル
ト９の上に確実に載せた定着器に搬送するためである。
定着器８側では搬送ベルト９の上に転写紙は載らず搬送
力は伝わらないが、転写紙先端が定着器８のニップに入
り、搬送される。幅が広く秤量100g程度までの転写紙Ｐ
は搬送路に沿って搬送され、転写部側では中凸で、次第
に平坦になり、定着器８側では中凹になり、第１実施例
と同じ効果が得られる。
第10図（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の第３実施例
を示しており、この実施例では搬送路の幅方向に対する
中央部の搬送路をなす搬送ベルト11と搬送リブ12は転写
側において両端付近の搬送路をなす搬送リブ13よりも低
い位置にあり、定着器８側では搬送リブ13と同じ高さに
なる。従って、転写紙は転写部側では幅方向に対して中
凹の状態になり、定着器８側へ搬送されるにしたがって
平坦になる。そのため転写紙Ｐは剛性が高くなるため搬
送路上に沿って搬送されていくことになる。
を示しており、この実施例では搬送路の幅方向に対する
中央部の搬送路をなす搬送ベルト11と搬送リブ12は転写
側において両端付近の搬送路をなす搬送リブ13よりも低
い位置にあり、定着器８側では搬送リブ13と同じ高さに
なる。従って、転写紙は転写部側では幅方向に対して中
凹の状態になり、定着器８側へ搬送されるにしたがって
平坦になる。そのため転写紙Ｐは剛性が高くなるため搬
送路上に沿って搬送されていくことになる。
第11図（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の第４実施例
を示しており、この実施例では、搬送路の幅方向に対す
る中央部の搬送路をなす搬送ベルト14と搬送リブ15が転
写側において両端付近の搬送路をなす搬送リブ16と同一
の高さにあり、定着器８側では搬送リブ16より低い位置
にある。従って、転写紙は転写部側では平坦であるが、
定着器８側に搬送されるにしたがって、中凹の状態にな
り剛性が増して搬送路に沿って搬送され、第１実施例と
同じ効果を得る。
を示しており、この実施例では、搬送路の幅方向に対す
る中央部の搬送路をなす搬送ベルト14と搬送リブ15が転
写側において両端付近の搬送路をなす搬送リブ16と同一
の高さにあり、定着器８側では搬送リブ16より低い位置
にある。従って、転写紙は転写部側では平坦であるが、
定着器８側に搬送されるにしたがって、中凹の状態にな
り剛性が増して搬送路に沿って搬送され、第１実施例と
同じ効果を得る。
第12図（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の第５実施例
を示しており、この実施例に４おける搬送路は幅方向に
対する両端部の搬送路をなす搬送リブ19が転写部側にお
いて搬送ベルト17と略同じ高さであって、この搬送ベル
ト17は定着器側において搬送リブ19より低い位置に設定
されている。搬送リブ18は幅方向に対する中央部をなす
搬送ベルト17と搬送リブ19との間にあり、転写部側では
搬送ベルト17より低く、定着器８側では搬送ベルト17と
略同じ高さに設定されている。搬送リブ18は搬送路の葉
書幅の分だけ構成し、転写部側において搬送ベルト17よ
り低い位置にあるため、葉書は搬送ベルト17に載り搬送
力が伝わり搬送される。そして、定着器８側に近づくに
つれ搬送リブ18と搬送ベルト17は高さの差が少くなくな
るため搬送力が伝わりにくくなるものの、転写紙先端が
定着器８のニップに進入するため定着器８により搬送さ
れる。葉書より幅の広い転写紙は転写部側では搬送ベル
ト17と搬送リブ19に載り平坦であるが、定着器側に進む
にしたがって搬送ベル17、搬送リブ18,19に載り中凹の
状態になり、第１実施例と同じ効果が得られる。
を示しており、この実施例に４おける搬送路は幅方向に
対する両端部の搬送路をなす搬送リブ19が転写部側にお
いて搬送ベルト17と略同じ高さであって、この搬送ベル
ト17は定着器側において搬送リブ19より低い位置に設定
されている。搬送リブ18は幅方向に対する中央部をなす
搬送ベルト17と搬送リブ19との間にあり、転写部側では
搬送ベルト17より低く、定着器８側では搬送ベルト17と
略同じ高さに設定されている。搬送リブ18は搬送路の葉
書幅の分だけ構成し、転写部側において搬送ベルト17よ
り低い位置にあるため、葉書は搬送ベルト17に載り搬送
力が伝わり搬送される。そして、定着器８側に近づくに
つれ搬送リブ18と搬送ベルト17は高さの差が少くなくな
るため搬送力が伝わりにくくなるものの、転写紙先端が
定着器８のニップに進入するため定着器８により搬送さ
れる。葉書より幅の広い転写紙は転写部側では搬送ベル
ト17と搬送リブ19に載り平坦であるが、定着器側に進む
にしたがって搬送ベル17、搬送リブ18,19に載り中凹の
状態になり、第１実施例と同じ効果が得られる。
第13図（ａ），（ｂ）は本発明の第６実施例を示して
おり、この実施例において、搬送路は幅方向の中央部を
なす搬送ベルト20と両端にいくにしたがって搬送ベルト
20よりも高さが高くなっていく搬送リブ21によって幅方
向に対して中凹の円孤の形になるよう構成されている。
従って、転写紙は搬送路に沿って中凹の円孤の形で搬送
され第１実施例と同じ効果を得る。
おり、この実施例において、搬送路は幅方向の中央部を
なす搬送ベルト20と両端にいくにしたがって搬送ベルト
20よりも高さが高くなっていく搬送リブ21によって幅方
向に対して中凹の円孤の形になるよう構成されている。
従って、転写紙は搬送路に沿って中凹の円孤の形で搬送
され第１実施例と同じ効果を得る。
第14図（ａ），（ｂ）は本発明の第７実施例を示して
おり、この実施例において、搬送路は幅方向に対する中
央部が両端部より低くなるように角度をつけて取りつけ
られた２つの搬送ベルト22,22から構成されている。従
って、転写紙は搬送ベルト22,22上をＶ字形の中凹の状
態で搬送され第１実施例と同じ効果が得られる。
おり、この実施例において、搬送路は幅方向に対する中
央部が両端部より低くなるように角度をつけて取りつけ
られた２つの搬送ベルト22,22から構成されている。従
って、転写紙は搬送ベルト22,22上をＶ字形の中凹の状
態で搬送され第１実施例と同じ効果が得られる。
第15図（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の第８実施例
を示しており、この実施例においては搬送路の幅方向に
対する両端付近の搬送路をなす搬送リブ27とこの搬送リ
ブ27の間にわずかに低い位置に設けられ、転写紙を搬送
路に引きつける機能を有する吸着板金28は中央付近の搬
送路をなす搬送ベルト23と搬送リブ25との間の吸着板金
24、搬送リブ25と搬送リブ27との間に位置する吸着板金
26よりも高さが高くなっており、転写紙は吸着板金24,2
6,28に引きつけられて搬送路の形状に沿って中凹の状態
で搬送され第１実施例と同じ効果が得られる。ここで、
上記吸着板金とは、搬送路に板金を接地した状態で配置
し、周知のように転写後の転写紙の電荷によって板金に
引きつけられる機能を有するものである。
を示しており、この実施例においては搬送路の幅方向に
対する両端付近の搬送路をなす搬送リブ27とこの搬送リ
ブ27の間にわずかに低い位置に設けられ、転写紙を搬送
路に引きつける機能を有する吸着板金28は中央付近の搬
送路をなす搬送ベルト23と搬送リブ25との間の吸着板金
24、搬送リブ25と搬送リブ27との間に位置する吸着板金
26よりも高さが高くなっており、転写紙は吸着板金24,2
6,28に引きつけられて搬送路の形状に沿って中凹の状態
で搬送され第１実施例と同じ効果が得られる。ここで、
上記吸着板金とは、搬送路に板金を接地した状態で配置
し、周知のように転写後の転写紙の電荷によって板金に
引きつけられる機能を有するものである。
尚、上記第１〜第８実施例において、搬送路は搬送ベ
ルトと搬送リブで構成したが、全てが搬送リブで構成さ
れたり、もしくは全てが搬送ベルトで構成されても搬送
路の形状が幅方向に対して中凹であるのであればよい。
ルトと搬送リブで構成したが、全てが搬送リブで構成さ
れたり、もしくは全てが搬送ベルトで構成されても搬送
路の形状が幅方向に対して中凹であるのであればよい。
また、第８実施例にのみ搬送路に吸着板金を用いてい
るが、この吸着板金に変えて空気吸引装置を用いてもよ
い。更に他の実施例についても同様に適用すれば、効果
を著しく増大させることが可能であるのは言うまでもな
い。
るが、この吸着板金に変えて空気吸引装置を用いてもよ
い。更に他の実施例についても同様に適用すれば、効果
を著しく増大させることが可能であるのは言うまでもな
い。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、搬送路の幅方
向に対する中央付近の搬送路の高さを、両端付近の搬送
路の高さに比べ低い位置に設定することにより、記録紙
が幅方向に対し中凹の状態で搬送され、搬送方向に対す
る剛性が向上し、記録紙が搬送路に沿って安定した状態
で搬送され、搬送路の幅方向に対して水平かつ搬送方向
に対して角度を有する定着入口ガイドに記録紙が接する
圧力が増加し、記録紙の先端付近が定着入口ガイドに確
実に沿った状態で定着手段へ進入するため、シワ，紙折
れ、画像の乱れ等のない良好な画像を得ることができ
る。また、エアサクション等を用いないことも可能なの
で、装置の小型化、簡略化が図れるという効果もある。
向に対する中央付近の搬送路の高さを、両端付近の搬送
路の高さに比べ低い位置に設定することにより、記録紙
が幅方向に対し中凹の状態で搬送され、搬送方向に対す
る剛性が向上し、記録紙が搬送路に沿って安定した状態
で搬送され、搬送路の幅方向に対して水平かつ搬送方向
に対して角度を有する定着入口ガイドに記録紙が接する
圧力が増加し、記録紙の先端付近が定着入口ガイドに確
実に沿った状態で定着手段へ進入するため、シワ，紙折
れ、画像の乱れ等のない良好な画像を得ることができ
る。また、エアサクション等を用いないことも可能なの
で、装置の小型化、簡略化が図れるという効果もある。
第１図は本発明の第１実施例の要部を示す斜視図、第２
図は第１図のＡ方向矢視図、第３図は第１図のＢ方向か
ら見た構成図、第４図は同実施例における転写紙の説明
図、第５図は同実施例において転写紙の搬送状態を示す
斜視図、第６図は第５図のＣ方向矢視図、第７図は第５
図のＤ方向矢視図、第８図は本発明を適用した画像形成
装置の概略構成図、第９図（ａ），（ｂ），（ｃ）は本
発明の第２実施例における搬送路を示す構成図，転写側
の正面図，定着側の正面図、第10図（ａ），（ｂ），
（ｃ）は本発明の第３実施例における搬送路を示す構成
図，転写側の正面図，定着側の正面図、第11図（ａ），
（ｂ），（ｃ）は本発明の第４実施例における搬送路を
示す構成図，転写側の正面図，定着側の正面図、第12図
（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の第５実施例における
搬送路を示す構成図，転写側の正面図，定着側の正面
図、第13図（ａ），（ｂ）は本発明の第６実施例におけ
る搬送路を示す構成図，転写及び定着側の正面図、第14
図（ａ），（ｂ）は本発明の第７実施例における搬送路
を示す斜視図、正面図、第15図（ａ），（ｂ），（ｃ）
は本発明の第８実施例における搬送路を示す斜視図，構
成図，平面図である。 符号の説明 １……感光ドラム（像担持体） ２……転写帯電器（転写手段） ３……搬送路 ８……定着器（定着手段） Ｐ……転写紙（記録紙）
図は第１図のＡ方向矢視図、第３図は第１図のＢ方向か
ら見た構成図、第４図は同実施例における転写紙の説明
図、第５図は同実施例において転写紙の搬送状態を示す
斜視図、第６図は第５図のＣ方向矢視図、第７図は第５
図のＤ方向矢視図、第８図は本発明を適用した画像形成
装置の概略構成図、第９図（ａ），（ｂ），（ｃ）は本
発明の第２実施例における搬送路を示す構成図，転写側
の正面図，定着側の正面図、第10図（ａ），（ｂ），
（ｃ）は本発明の第３実施例における搬送路を示す構成
図，転写側の正面図，定着側の正面図、第11図（ａ），
（ｂ），（ｃ）は本発明の第４実施例における搬送路を
示す構成図，転写側の正面図，定着側の正面図、第12図
（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の第５実施例における
搬送路を示す構成図，転写側の正面図，定着側の正面
図、第13図（ａ），（ｂ）は本発明の第６実施例におけ
る搬送路を示す構成図，転写及び定着側の正面図、第14
図（ａ），（ｂ）は本発明の第７実施例における搬送路
を示す斜視図、正面図、第15図（ａ），（ｂ），（ｃ）
は本発明の第８実施例における搬送路を示す斜視図，構
成図，平面図である。 符号の説明 １……感光ドラム（像担持体） ２……転写帯電器（転写手段） ３……搬送路 ８……定着器（定着手段） Ｐ……転写紙（記録紙）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−131331（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−61266（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−153353（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−105747（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−127943（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】像担持体上に形成された潜像を転写手段に
より記録紙上に転写して画像を形成し、該記録紙を搬送
路を経て定着手段で前記画像を定着する画像形成装置に
おいて、 前記転写手段と前記定着手段との間の前記搬送路の幅方
向に対する中央部の搬送路の高さを、両端付近の搬送路
の高さに比べ低い位置に設定し、 前記記録紙を前記搬送路から前記定着手段の入口部へ案
内する定着入口ガイドを、前記搬送路の幅方向に対して
水平かつ搬送方向に対して角度を有して設け、 前記搬送路を搬送された記録紙は、その搬送方向先端を
前記定着入口ガイドに当接させることにより前記定着手
段の入口部へ案内されることを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63037226A JP2707449B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63037226A JP2707449B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01214569A JPH01214569A (ja) | 1989-08-28 |
| JP2707449B2 true JP2707449B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12491682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63037226A Expired - Fee Related JP2707449B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2707449B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0489976U (ja) * | 1990-10-16 | 1992-08-05 | ||
| EP3274282B1 (en) * | 2015-03-25 | 2021-07-14 | Canon Production Printing Netherlands B.V. | Sheet conveyor for transporting a sheet, method for transporting a sheet in a sheet conveyor, inkjet printing apparatus comprising the sheet conveyor |
| JP6601050B2 (ja) * | 2015-08-18 | 2019-11-06 | 富士ゼロックス株式会社 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
| JP6711049B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2020-06-17 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および搬送制御方法 |
| JP6933037B2 (ja) * | 2017-08-10 | 2021-09-08 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
| JP7172336B2 (ja) * | 2018-09-19 | 2022-11-16 | コニカミノルタ株式会社 | 搬送装置および画像形成装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51131331A (en) * | 1975-05-08 | 1976-11-15 | Daito Kk | Transfer method and transfer device of electronic copying machine whic h utilizes electro-static attraction |
| JPS53105747U (ja) * | 1977-01-31 | 1978-08-25 | ||
| JPS53127943U (ja) * | 1977-03-18 | 1978-10-11 | ||
| JPS5846428B2 (ja) * | 1979-10-16 | 1983-10-17 | 理想科学工業株式会社 | 排紙案内装置 |
| JPS57153353U (ja) * | 1981-03-23 | 1982-09-27 |
-
1988
- 1988-02-19 JP JP63037226A patent/JP2707449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01214569A (ja) | 1989-08-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |