JPS63271383A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、例えば乾式電子複写機やプリント等の画像形
成装置に装備される定着装置に関するものである。

（従来の技術） 一般に、例えば加熱ローラ式定着装置は、現像剤の像が
転写された被定着物である記録用紙を加熱された定着ロ
ーラと加圧ローラとの間の定着部に搬送して、現像剤の
像を記録用紙上に加熱融着により定着させるとともに、
定着後の記録用紙を剥離手段を介して剥離して排紙ロー
ラ側に搬送して排紙している。

従来、この種の定着装置においては、例えば実開昭５５
−１２３９５５号公報、実公昭６０−９８０６号公報あ
るいは実公昭６０−１４２８４号などに開示されている
ように、定着ローラと加圧ローラとの間の定着部の入口
側にガイド部材を設けるとともに、このガイド部材のガ
イド面を山形の曲面に形成して、記録用紙のシワの発生
を防止し得るようにしてなる構成を有するものがある。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような従来構造の定着装置、特に、
ガイド部材のガイド面の形状にあっては、記録用紙の進
入先端部が搬送方向にカールしていると、記録用紙の自
重のみでは、記録用紙の進入先端部をガイド部材のガイ
ド面に沿って確実に案内することが困難な場合が多く、
特に、１枚の記録用紙の同面または表裏両面に、例えば
２回の定着（複写）を行なう際、既に１回目の定着で記
録用紙の進入先端部のカールが大きくなり、これによっ
て、定着ローラと加圧ローラとの間の定着部でジャム（
ＪＡＭ）や紙シワが発生し易く、複写後の品質を低下さ
せるといった問題があった。

本発明は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、簡単な構造で被定着物を定着部に確
実に案内して搬送方向の紙シワの発生を防止するととも
に、複写後の品質を向上させることができるようにした
定着装置を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記した問題点を解決するために、本発明は、定着ロー
ラと加圧ローラとの間の定着部に被定着物を進入搬送さ
せて熱定着させるとともに、前記被定着物をガイド部材
を介して定着部に案内搬送させてなる定着装置において
、前記ガイド部材のガイド面を中央部が搬送方向に沿っ
て持ち上がる山形の曲面に形成し、かつその両端部付近
に前記被定着物をガイド面側に沿って抑え込む抑え部材
を設けてなる構成としたものである。

（作　用） すなわち、本発明は、上記の構成とすることによって、
ガイド部材のガイド面に設けた抑え部材で被定着物の進
入先端部をガイド面の山形に沿う曲面形状にほぼ一定と
なるように矯正させることができるため、被定着物の進
入先端部を定着ローラと加圧ローラとの間の定着部に確
実に案内搬送することができ、これによって、定着部で
の搬送方向の紙シワの発生を防止できるとともに、複写
後の品質を向上させることが可能になる。

（実　施　例） 以下１本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。

第１図は本発明に係る定着装置が装備された画像形成装
置である電子複写機の全体構成を概略的に示すもので、
この電子複写機は、装置本体１内のほぼ中央部に回動自
在に軸支された感光体ドラム２を設け、この感光体ドラ
ム２を、帯電チャージャ３によって一様に帯電させるよ
うになっているとともに、透明ガラスからなる原稿台４
に載置された図示しない原稿画像を露光ランプ５ａ、第
１、第２．第３の反射ミラー５ｂ、５ｃ、５ｄ、レンズ
５ｅ及び第４の反射ミラー５ｆからなる光学系５を介し
て感光体ドラム２上に結像させて静電潜像を形成し、こ
の静電潜像に現像器６により現像剤を付着して現像し、
転写チャージャ７側に送り込んでなる一方、この転写チ
ャージャ７で、自動もしくは手差し給紙される給紙カセ
ット８から給紙ローラ９及びレジストローラ対１０．１
０を介して送り込まれる記録紙としての普通紙からなる
コピー用紙Ｐ上にトナー像Ｔを転写し、ＡＣコロナ放電
による剥離チャージャ１１により剥離されるようになっ
ている。

このように、上記コピー用紙Ｐへの現像画像の転写、剥
離後の感光体ドラム２上に残留した現像剤は、清掃装置
１２により清掃され、除電ランプ１３により感光体ドラ
ム２上の電位を一定のレベル以下にして、次のコピー動
作を可能な状態にしているもので、転写後のコピー用紙
Ｐは、前記感光体ドラム２上から剥離されて搬送路１４
を通して後述する本発明に係る定着装置１００に向は搬
送され、この定着装置１００によりトナー像Ｔを溶融定
着した後、上下一対の排出ローラ対１５．１６により排
紙トレイ１７上に排出されるようになっているものであ
る。

そして、上記した本発明の定着装置１００は、第２図及
び第３図に示すように、搬送路１４上に搬送されてきた
記録用紙Ｐを、定着ローラ１０１と加圧ローラ１０２と
の間にガイド部材１０３を介して進入搬送させてなるも
のであり、このガイド部材１０３は、一枚の板金素材か
らなる中央部が搬送方向Ｘに沿って持ち上がる山形の曲
面に形成されたガイド面１０４を有し、その先端部を前
μ定着ローラ１０１と加圧ローラ１０２との間の定着部
１０５である接点にツブ点）に近接位置させてなるとと
もに、前記ガイド面１０４の両端部付近には、前記記録
用紙Ｐをガイド面側に沿って抑え込むフィルム素材から
なる抑え部材１０６゜１０７が前記ガイド部材１０３の
両側端から張り出すように設けられている。

すなわち、上記抑え部材１０６，１０７は、搬送路１４
上に搬送されてきた記録用紙Ｐがガイド部材１０３のガ
イド面１０４上を摺動する際、第４図及び第５図に示す
ように、その各々の先端部１０６ａ、１０７ａで前記搬
送方向Ｘにカールしている記録用紙Ｐの進入先端部の幅
方向両端部を弾性的に抑え込み、これによって、記録用
紙Ｐの進入先端部、特に、その中央部をガイド面１０４
０山形に沿う曲面形状にほぼ一定となるように矯正する
ことにより、前記定着部１０５への噛み込みを容易にし
てなるもので、この場合、前記定着ローラ１０１には、
８０〜２００μｍ程度の逆クラウンまたはテーバが付け
てあり、記録用紙Ｐの中央１部より両端部側の方の搬送
速度が早くなるようにして、記録用紙Ｐの幅方向に引っ
張り力が働くようにし、シワを引き延ばすようになって
いるものである。

ところで、上記抑え部材１０６，１０７は、記録用紙Ｐ
上に転写された未定着のトナー像Ｔと接触する機械が大
きいため、それを構成するフィルム素材としては、トナ
ーに対して離型性が良く、しかも、耐熱性を有するフッ
素系あるいはポリアミド系等の樹脂が望ましい。また、
前記抑え部材１０６．１０７の腰の強さは、少なくとも
記録用紙Ｐの腰の強さ以上の剛度のものが望ましい。

なお、上記の実施例においては、前記記録用紙Ｐをガイ
ド面側に沿って抑え込むフィルム素材からなる抑え部材
１０６，１０７を、前記ガイド部材１０３の両側端から
張り出すように設けたが、これには限定されないもので
あり、第６図及び第７図に他の実施例として示すように
１例えば抑え部材１０６，１０７としてフィルムに換え
てグラスファイバで構成することも可能である。

、その他、本発明は、本発明の要旨を変えない範囲で種
々変更施可能なことは勿論である。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、定着
ローラと加圧ローラとの間の定着部に被定着物を進入搬
送させて熱定着させるとともに、前記被定着物をガイド
部材を介して定着部に案内搬送させてなる定着装置にお
いて、前記ガイド部材のガイド面を中央部が搬送方向に
沿って持ち上がる山形の曲面に形成し、かつその両端部
付近に前記被定着物をガイド面側に沿って抑え込む抑え
部材を設けてなる構成としたことから、ガイド部材のガ
イド面に設けた抑え部材で被定着物の進入先端部をガイ
ド面の山形に沿う曲面形状にほぼ一定となるように矯正
させることができるため、被定着物の進入先端部を定着
ローラと加圧ローラとの間の定着部に確実に案内搬送す
ることができ、これによって、定着部での搬送方向の紙
シワの発生を防止できるとともに、複写後の品質を向上
させることができるというすぐれた効果を有する定着装
置を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る定着装置を画像形成装置としての
電子複写機に装備した一実施例を示す概略的説明図、第
２図は同じく定着装置を側面側から見た状態を示す要部
拡大概略的断面図、第３図は同じく定着装置を搬送方向
上流側から見た状態の概略的正面図、第４図及び第５図
は同じくガイド部材上での抑え部材による被定着物の矯
正状態を示す概略的説明図、第６図及び第７＠は本発明
に係る他の実施例を示す概略的説明図である。 １００・・・定着装置、 １０１・・・定着ローラ。 １０２・・・加圧ローラ、 １０３・・・ガイド部材、 １０４・・・ガイド面、 １０５・・・定着部、 １０６．１０７・・・抑え部材、 Ｘ・・・搬送方向５ 、Ｐ・・・被定着物（記録用紙）。 第２図 第３図 第４図 ｒ　　　　　　　ブＯう 第５、囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 定着ローラと加圧ローラとの間の定着部に被定着物を進
   入搬送させて熱定着させるとともに、前記被定着物をガ
   イド部材を介して定着部に案内搬送させてなる定着装置
   において、前記ガイド部材のガイド面を中央部が搬送方
   向に沿って持ち上がる山形の曲面に形成し、かつその両
   端部付近に前記被定着物をガイド面側に沿って抑え込む
   抑え部材を設けたことを特徴とする定着装置。