JPH0391769A - 電子写真複写機における複写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 匡 この発明は、電子写真複写機を用いて複写を行なう複写
方法に関する． 虹末立且遣 電子写真複写機は、ジアゾ複写機のように特殊な感光紙
を必要とせず、上質紙あるいはトレーシングペーパーに
簡単に複写することができるので近年多用されるように
なった。そして、このような電子写真複写機においては
，ロール状に巻取られた用紙を所定長さに切断しながら
、あるいはカセットに積み重ねられた定寸のシート状用
紙を、感光ドラムに１枚ずつ供給するようにしている． が　　しよう　　る しかしながら、このような電子写真複写機にあっては、
複写用紙が剛性の極めて低い用紙、例えば薄手の和紙、
静電特性の悪い用紙あるいは定着時に熱収縮、変形する
ような用紙の場合には、低品質の複写しかできないとい
う問題点がある。

例えば、剛性の極めて低い用紙の場合には、搬送時ある
いは転写時に該用紙にしわが発生し易いが、このような
しわが発生すると該しわ部には感光ドラムからトナー像
の転写が行なわれないため，複写用紙上のトナー像に部
分的な抜けが発生してしまうのである．また、前述のよ
うな静電特性の悪い用紙の場合には、感光ドラム上のト
ナー像を該用紙に転写する際、転写電圧によって該用紙
にプラスの電荷が帯電するが、このプラスの電荷は該用
紙が転写から定着までの間において複写機内の金属に接
触すると該金属を通じて逃げるのである．この際５接触
位置近傍のトナーはこの電荷の逃げによって該用紙から
飛散し、複写像にぼやけが生じてしまうのである．さら
に、静電特性の悪い用紙の場合には、転写時，前記プラ
ス帯電によって感光ドラムに強力に付着し、この結果、
転写後における感光ドラムからの分離に失敗することが
あるのである．また、定着時に熱収縮、変形するような
用紙の場合には、定着温度の影響を受けて画像が歪んで
しまうのである． この発明は、剛性の極めて低い用紙、静電特性の悪い用
紙および定着時に熱収縮するような用紙等にも高品質の
複写を行なうことができる複写方法を提供することを目
的とする． た このような目的は、搬送開始位置から転写位置に向かっ
て搬送している最中の複写用紙に一般紙からなる支持用
紙を合流させて裏側に重ね合わせる工程と、複写用紙、
支持用紙を重ね合わせた状態のまま転写位置まで搬送す
る工程と、転写位置において複写用紙の表面に感光ドラ
ムからトナー像を転写する工程と、を包含することによ
り達戊することができる． 艶』 電子写真複写機を用いて複写する場合には、複写用紙を
搬送開始位置から転写位置に向かって搬送するが、この
搬送の最中に、該複写用紙に支持用紙を合流させて複写
用紙の裏側、即ち反感光ドラム側に重ね合わせる．次に
、この複写用紙，支持用紙を重ね合わせた状態のまま転
写位置まで搬送する．そして，この転写位置において複
写用紙の表面、即ち感光ドラムに対向する面に感光ドラ
ムからトナー像を転写する．ここで，複写用紙が例えば
剛性の極めて低い用紙である場合、搬送時あるいは転写
時に該用紙にしわが発生すると考えられるが，この発明
においては、前述のように複写用紙に支持用紙を重ね合
わせて厚さを厚〈したのでしわの発生が阻止され２感光
ドラムから複写用紙へのトナー像の転写が全面に亘って
確実に行なわれ高品質の複写が可能となる．また，複写
用紙が静電特性の悪い用紙であっても、その裏側に重ね
合わされた支持用紙は一般紙であるため、転写時におζ
ナる複写、支持用紙全体へのプラス帯電量は少なくなり
、この結果，これら複写、支持用紙が複写機内の金属に
接触してもトナーは殆ど飛散することばなく、複写像が
鮮明となって高品質の複写が可能となる．さらに、前述
のようにプラス帯電量が少なくなることで感光ドラムへ
の付着力も弱くなり、転写後における感光ドラムからの
分離も容易となる．さらに２複写用紙が定着時に熱収縮
、変形するような用紙の場合でも、該複写用紙に一般紙
からなる支持用紙が重ね合わされることで、これら複写
，支持用紙全体の熱容量が増大し、この結果、転写時に
おける温度を複写用紙が熱収縮、変形しない温度にまで
低下させることができる． 実」Ｌ例 以下，この発明の一実施例を図面に基づいて説明する． 第１図において、　ｌは電子写真複写機であり，この複
写機１内に挿入された原稿は露光部において光が照射さ
れた後排出されるが、この原稿に照射された光の反射光
は、複数のミラーおよびレンズからなる光学系を通じて
矢印方向に回転する感光ドラム２に送られ、該感光ドラ
ム　２上において結像する．このとき２この結像は感光
ドラム２上に予め帯電部３によって帯電されたプラス電
荷を消去し、感光ドラム２上に静電潜像を形或する．前
記感光ドチム　２の直前には感光ドラム　２に入光され
る光量をｖＲ１！ｉするスリット部５が設けられ、この
スリット部５は感光ドラム２の軸線に平行に延びる一対
のスリット板６、７を有し、このスリット部　５のス．
リフト輻はこれらスリー２ト板６，７を互いに接近離隔
させることにより調節する．１０は感光ドラム　２に対
してトナー１１を供給し静電潜像を顕画化して可視トナ
ー像とする現像部であり、この現像部１０は収納ボック
スｌ２内に収納されたトナー１１を感光ドラム２に供給
する磁気ローラ１３を有する，　１５はロール状に巻取
られた紙，トレーシングペーパー、プラスチックフィル
ム等からなる複写用紙であり、この複写用紙ｌ５は原稿
の寸法，複写倍率に合わせて図示していないカッターに
より所定寸法に切断されるとともに、一対の駆動ローラ
１６および搬送ガイド１７からなる第１搬送部１８によ
って一対の合流ローラｌ９まで搬送される．一方、２１
はロール状に巻取られた安価な一般紙，即ち、通常電子
写真複写に用いられている上質紙、トレーシングペーパ
ー等からなる支持用紙であり，この支持用紙２ｌは前記
複写用紙ｌ５と同一寸法になるよう図示していないカッ
ターにより切断されるとともに、一対の駆動ローラ２２
および搬送ガイド２３からなる第２搬送部２４によって
前記合流ローラ１９まで搬送される．そして、前記複写
用紙ｌ５と支持用紙２ｌとはほぼ同時に前記合流ローラ
１９に搬入され、この結果，これら複写、支持用紙ｌ５
、２ｌは複写用紙ｌ５の搬送が開始される搬送開始位置
Ａから後述する転写位！Ｂに向かって搬送されている最
中において合流され、複写用紙ｌ５の裏側、即ち反感光
ドラム２側に支持用紙２ｌが重ね合わされる．２８は手
差しで挿入されたシート状の複写用紙１５を前記合流ロ
ーラｌ９まで搬送する第３搬送部であり、この第３搬送
部２８は一対の駆動ローラ２９および搬送ガイド３０か
ら構威されている．３２は手差しで挿入されたシート状
の支持用紙２ｌを前記合流ローラ！９まで搬送する第４
搬送部であり、この第４搬送部３２は一対の駆動ローラ
３３および搬送ガイド３４から構威されている．そして
、シート状の複写、支持用紙ｌ５、２ｌが同時に複写機
ｌに供給されると、第３、Ｗ４４搬送部２８、３２はこ
れら複写、支持用紙ｌ５、２１を合流ローラエ９まで搬
送して合流させ前述と同様に重ね合わせる．このように
複写機１が有している第１，第２，第３，第４搬送部１
Ｂ、２４．　２８、３２および合流ローラｌ８を用いて
複写、支持用紙１５．　２１をその搬送中に重ね合わせ
ているので，複写機ｌへの供給前にこれらを重ね合わせ
る作業は不要となり，作業能率は高いものとなる．４０
は複写、支持用紙１５、２１を重ね合わされた状態のま
ま転写部４４と感光ドラム２との間、即ち前述した転写
位置Ｂに搬入する第５搬送部であり，この第５搬送部４
０は一対の駆動ローラ４ｌおよび搬送ガイド４２から構
戊されている．そして、第５搬送部４０によって転写位
置Ｂに搬入された複写用紙１５は、この転写位置Ｂにお
いてその表面、即ち感光ドラム２に対向する面に，該転
写部４４のコロナ放電により感光ドラム２上のトナー像
が転写される．ここで、複写用紙ｌ５が剛性の極めて低
い、例えば薄手の和紙である場合には、搬送時あるいは
転写時に該複写用紙ｌ５にしわが発生することも考えら
れるが，この実施例においては，前述のように複写用紙
ｌ５に支持用紙２１を重ね合わせて厚さを厚くしたので
しわの発生が阻止され、感光ドラム２から複写用紙ｌ５
へのトナー像の転写が全面に亘って確実に行なわれ、高
品質の複写が可能となる．また、複写用紙ｌ５が静電特
性の悪い用紙であっても、その裏側に重ね合わされた支
持用紙２１は一般紙であるため、転写時における複写、
支持用紙ｌ５、２１全体へのプラス帯電量は少なくなり
，この結果，これら複写，支持用紙１５、２ｌが複写機
！内の金属に接触してもトナーは殆ど飛散することはな
く，複写像が鮮明となって高品質の複写が可能となる．
さらに、前述のようにプラス帯電量が少なくなることで
複写用紙１５の感光ドラム２への付着力も弱くなり、複
写用紙ｌ５の転写後における感光ドラム２からの分離も
容易となる．４６は定着部であり、この定着部４８はヒ
ータ４７によって転写済みの複写用紙ｌ５を加熱し，ト
ナー像を複写用紙ｌ５に溶融定着させる．ここで、前記
複写用紙ｌ５が、トナー１ｌの融着温度以上でかつ定着
時における複写用紙ｌ５の実際の加熱温度以下において
、熱収縮、変形するような用紙である場合、前述のよう
に一般紙力）らなる支持用紙２ｌをこの複写用紙ｌ５に
重ね合わせると、これら複写、支持用紙ｌ５、２ｌ全体
の熱容量が増大し、この結果，転写時における複写用紙
ｌ５の実際の加熱温度を複写用紙ｌ５の熱収縮，変形温
度以下に低下させることもできる．このようにして原稿
の画像が複写された複写用紙ｌ５と支持用紙２ｌは共に
複写機Ｌからトレー４９上に排出される．なお、５２は
感光ドラム２上の電荷を除電する除電部であり、５３は
ファープラシ５４により感光ドラム２上の残留トナーを
清掃するクリーニング部である． なお、前述の実施例においては，複写用紙１５と支持用
紙２１とを同一寸法としたが、この発明においては、両
用紙は多少寸法が異なっていてもよい．また、前述の実
施例においては、ロール紙を切断して自動で供給あるい
はシート状の用紙を手差しで供給するようにしたが、カ
セット状に積重ねられたシート状の用紙を自動で供給す
るようにしてもよい．さらに、前述の実施例においては
、複写用紙ｌ５と支持用紙２ｌとの合流位置が搬送開始
位置Ａと転写位置Ｂとのほぼ中間であったが、この発明
においては、搬送開始位置Ａの近傍あるいは転写位置Ｂ
の近傍でもよく、要するに、搬送開始位置Ａと転写位置
Ｂとの間であればよい．え且立羞１ 以上説明したように、この発明によれば、剛性の極めて
低い用紙，静電特性の悪い用紙および定着時に熱収縮す
るような用紙等にも高品質の複写を行なうことができる
．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すその内部側面図であ
る．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電子写真複写機を用いて複写を行なう複写方法であって
   、搬送開始位置から転写位置に向かって搬送している最
   中の複写用紙に一般紙からなる支持用紙を合流させて裏
   側に重ね合わせる工程と、複写用紙、支持用紙を重ね合
   わせた状態のまま転写位置まで搬送する工程と、転写位
   置において複写用紙の表面に感光ドラムからトナー像を
   転写する工程と、を包含することを特徴とする電子写真
   複写機における複写方法。