JP5151703B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式を利用して画像を作成する複写機、プリンタ、複合機等の画像形成装置に係わる。
電子写真方式を利用した画像形成装置においては、感光ドラム等からなる像担持体上に帯電、露光、現像処理を施してトナー粉末によるトナー像を形成する。
そして、前記トナー像を転写手段の付勢の下に用紙等の転写材(受像体)に転写するか、一度、中間転写体(受像体)に転写した後、転写材に二次転写せしめ、当該転写材に定着装置による加熱・溶融処理を行ってトナー画像を得ている。
しかしながら、例えば、転写手段に高バイアス電圧を印加して前記像担持体から受像体にトナー像を転写した際に、転写後の受像体状のトナー像(トナー層)と像担持体との間に放電を生じてしまうことがある。
この現象は、特に、複数層のトナーが受像体上に重ねられるカラー画像形成時に屡々見られる現象であり、放電が生じた結果としてトナーが散ったり、極性が変わってしまったトナーが像担持体に再付着して画像品質を低下させてしまうという不具合があった。
近時、トナー像の飛散を解決する方法として、像担持体と転写手段とが対向している転写位置の下流側近傍に除電手段を設け、当該除電手段に高電圧を印加することで電荷を発生させて、受像体状における電荷のバランスをとる方法が提案されている。
具体的な第1の方法は、像担持体に対向して設けたクリーニング前除電器に交流と直流が重畳されたバイアス電圧を印加し、除電器で発生した電荷の一部をトナー像転写後の受像体の表面に向けて放出させる方法である(例えば、特許文献1参照)。
また、第2の方法は、転写位置の下流側近傍であって中間転写ベルトの表面あるいは裏面に対向して除電針を設け、当該除電針に交流電圧を印加することにより放電現象を回避する方法である(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−154548号公報 特開2005−115197号公報
特許文献1に開示された技術は、転写後の受像体の電荷バランスが崩れている場合、除電器で発生した両極性の電荷のうち、何れか一方の極性の電荷が受像体表面に引きつけられる結果、受像体の表裏面の電荷バランスを保つことができる。
また、特許文献2に開示された技術は、潤滑剤を使用したことによる弊害、即ち、潤滑剤が像担持体や中間転写体に層状に付着した場合に転写工程で発生していた放電を防止することができる。
斯様に、両特許文献に開示された技術はそれぞれ有益なものであり、画像不良対策としてそれなりの効果はあるが、まだ十分に満足できるものではなかった。
本願発明者は、多くの実験を繰り返すことにより、除電手段に対する印加バイアス電圧として、トナーと逆極性の電圧成分が含まれていると放電現象に基づく画像品質の低下という不具合を解決する上で十分な効果が得られないこと等を究明した。
本願発明は上記の如き問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成でありながら、放電現象による画像低下を十分に軽減することができ、常に安定した品質のトナー画像を作成できる画像形成装置を提供することにある。
本願発明の目的は、下記の構成要件によって達成することができる。
(1)
像担持体と、
前記像担持体上にトナー像を形成するトナー画像形成手段と、
中間転写体と、
前記像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に転写させる転写手段と、
前記転写手段による転写位置の前記像担持体回転方向下流側且つ前記転写位置の近傍であって、前記像担持体表面に対向するように配置され、前記像担持体の表面を除電する除電手段と、
トナーの荷電極性と逆極性の成分を含まず、且つ交流バイアス電圧と直流バイアス電圧と重畳されたバイアス電圧を前記除電手段に印加する電源手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)
前記除電手段は、前記像担持体の表面に対して電荷を照射することにより前記像担持体の表面を除電するとともに、前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を照射することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3)
前記交流バイアス電圧は、周波数が100Hz〜2000Hz、ピーク間電圧が2kV〜4kV、前記ピーク間電圧のピーク値が−4.00kVとなっており、
前記直流バイアス電圧は、−2.00kV〜−300kVであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
(4)
前記除電手段はコロナ放電ワイヤとシールドとを含むことを特徴とする前記(1)乃至(3)の何れか1つに記載の画像形成装置。
(5)
前記中間転写体は中間転写ベルト状の部材であることを特徴とする前記(1)乃至(4)の何れか1つに記載の画像形成装置。
(6)
前記像担持体が前記中間転写体に対向して複数設けられており、
前記中間転写体の進行方向の最も上流側に対向して設けられた像担持体以外の前記像担持体に対して、前記除電手段が設けられていることを特徴とする前記(1)乃至(5)の何れか1つに記載の画像形成装置。
本願発明に係わる画像形成装置は、トナーの極性と逆極性側の成分を含まず、交流バイアス電圧と直流バイアス電圧とを重畳した電圧を除電手段に付与する電源手段を従来の装置に備えるだけで、常に、安定した品質のトナー画像作成を可能とする。
以下に、本願発明に係わる実施の形態について図面を基に説明する。
図1は、デジタルカラー複写機からなる画像形成装置の構成を示す概略図である。
図に示す画像形成装置は、装置本体上部に自動原稿送り装置1を有するとともに、内部に画像読み取り部2、画像形成部3、ベルトユニット4のためのベルト設置部、給紙部5、定着装置T、反転排紙・再給紙部6、および、反転搬送手段であるADU7を有している。
前記自動原稿送り装置1は、原稿を1枚ずつ送り出して画像読み取り位置へと搬送し、画像読み取りが終わった原稿を所定の場所に排出する装置である。
前記自動原稿送り装置1は、原稿載置台101、原稿分離手段103、原稿搬送部105、原稿排紙手段107、原稿排紙台109、および、両面コピーモードにおいて、原稿の表裏面を反転させるためのローラ対からなる原稿反転手段111を有している。
処理プロセスがらみで述べるに、前記原稿載置台101上に載置された複数枚の原稿(不図示)は、原稿分離手段103によって1枚づつ分離され、前記原稿搬送部105を介して画像読み取り位置に向けて搬送される。
前記原稿読み取り位置は、前記原稿搬送部105の下方部に設けられており、そこで、画像読み取り部2を構成するスリット201を介して、原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿は原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
なお、両面コピーモードにおいては、片面が読み取られて搬送されてくる原稿は前記原稿反転手段111により二点鎖線の矢印で示す方向に搬送される。
そして、進行方向における原稿の後端を咬んでいる状態で駆動停止された後の原稿反転手段111の逆方向回転により、前記原稿搬送部105を介して、再び画像読み取り位置に導かれた後、原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
上記の工程は、原稿載置台101上に載置された原稿の枚数分繰り返される。
画像読み取り部2は、前記スリット201、原稿照射用のランプ213と原稿の反射光を反射させる第1ミラー215とを一体化した第1ミラーユニット205、第2ミラー217と第3ミラー219とを一体化した第2ミラーユニット207を有する。
また、前記第3ミラー219からの反射光を撮像素子上に結像させる結像レンズ209、および、結像レンズ209によって結像された光像を光電変換して画像情報を得るライン状の撮像素子(以下、CCDという)211を有している。
前記画像情報は、適宜の画像処理を施された後、一旦、後記する制御手段S内のメモリに蓄積されるようになっている。
前記自動原稿送り装置1によって送られている原稿を、画像読み取り部2で読み取る態様においては、第1ミラーユニット205及び第2ミラーユニット207は、図示の如き位置に固定されている。
前記画像読み取り部2によって読み取られ、かつ、画像処理された各色毎の画像情報は、前記メモリより順次取り出され、静電荷潜像形成手段である各色毎の露光光学系にそれぞれ電気信号として入力される。
前記画像形成部3は色分解画像に応じたトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の4組の画像形成手段30(30Y、30M、30C、30BK:以下、画像形成ユニットという)を有する。
各々の画像形成ユニット30は、感光層をドラム状の金属基体上に設けた像担持体としての感光体ドラム310、帯電器320、画像書き込み手段である露光光学系330、現像装置340、転写手段350、クリーニング手段360を主要構成要素とする。
なお、前記露光光学系330はレーザ光学系で構成される露光ユニットである。
図においては、イエローの画像形成ユニットを構成する部材にのみ参照符号を付し、他の画像形成ユニットも基本的に同じ構成を有するので、図面簡素化という観点から参照符号は省略してある。
前記現像装置340は、磁性キャリア(以下、単にキャリアという)と非磁性トナー(以下、単にトナーという)とを含む二成分現像剤を収納する。
また、前記現像装置340は、周方向に沿って複数の磁石(磁極)を位置固定で内蔵した、可回転、かつ、非磁性の円筒形状からなる現像剤担持体(以下、現像スリーブあるいは単にスリーブと呼称する)と、トナー濃度検知手段(不図示)を有している。
前記複数の磁石は、前記現像剤を前記スリーブ上に磁気的に吸着して担持せしめ、当該スリーブの回転によって現像領域に搬送させ、次いで、現像処理後の前記現像剤を前記スリーブ上から反発磁界を利用して自動的に除去しうるように配列されている。
また、前記現像装置340における前記現像スリーブには、画像形成動作に所定極性(ここではマイナス極性の直流電圧と交流電圧の重畳)のバイアス電圧が印加されるようになっているが、これらの構成自体はよく知られているので、詳細な説明は割愛する。
更に、各現像装置340に関連してトナー補給装置が準備されており、当該トナー補給装置は、色毎の補給トナーが充填されたトナーボトルを可回転に装着するトナーボトル装着部と、トナーボトルから排出されたトナーを貯留できるトナー貯留室とを有する。
また、前記転写手段350は、中間転写体としての中間転写ベルト401(後述)を介して前記感光体ドラム310の周面一部に対向しているローラからなるが、放電ワイヤからなる電極を含む通常の転写電極と呼称される態様の構成とすることもできる。
なお、前記感光体ドラム310と前記転写手段350とが前記中間転写ベルト401を介して間接的に接触している転写位置よりも感光体ドラム310上の下流側の近傍位置には本願発明を構成する除電手段が設けられている。
除電手段絡みの構成については後記するので、当該図面では除外してある。
説明を戻して、前記クリーニング手段360は転写後の前記感光体ドラム310上に残留するトナーを除去し、除去されたトナーは適宜のパイプ(不図示)を介して下降され、用紙トレイの側部に設置されている廃トナーボックスDTに収納されるようになっている。
各々の画像形成ユニット30は、縦方向に長く配設された、ベルトユニット4を構成するループ状の中間転写ベルト401の一平面(張設面)Aの進行方向に沿って、上から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の順に配列されている。
前記中間転写ベルト401と、当該中間転写ベルトを回転可能に懸架する支持ローラ405、406、407、および、バックアップローラ410等がベルトユニット4を構成する。
また、前記バックアップローラ410は、中間転写ベルト401を挟んで当該バックアップローラと押圧しながら回転するように対向配置した転写ローラ510とで二次転写手段を構成している。
上記の画像形成ユニット30とベルトユニット4の構成とによる画像形成は次のようになされる。
画像形成プロセスの開始に伴って、反時計方向に回転する感光体ドラム310の表面は帯電器320により所定の極性(ここではマイナス極性)に帯電される。
次いで、露光光学系330による第1の色信号、即ち、イエロー(Y)の画像信号に対応する露光が施され、当該イエロー(Y)の画像に対応する潜像が前記感光体ドラム310上に形成される。
前記潜像は、現像装置340の現像剤による接触または非接触現像処理により、反転現像されてイエロー(Y)のトナー像に変換された後、転写手段350の作用によって中間転写ベルト401上に転写される。
転写処理が終了した直後の感光体ドラム310の表面は、転写位置の近傍下流位置に設けられている除電手段の作用を受けて除電される。
同時に、前記除電手段の作動時に放出される電荷の一部が前記中間転写ベルト401の表面に向けられ、結果、中間転写ベルト、具体的には転写後のトナー層(トナー像)と感光体ドラムとの間の放電が抑制される。
換言すれば、トナーの散り、あるいは、トナー飛散を回避できる。
なお、前記除電手段に印加されるバイアス電圧は、トナーの極性と同極性側の成分からなる、交流バイアス電圧と直流バイアス電圧とを重畳したバイアス電圧であり、実質的にトナーの極性と逆極性側の成分は含んでいない。
本実施の形態において、トナーの帯電極性はマイナスであり、従って前記バイアス電圧は実質的にマイナス成分からなり、プラス成分は含まない。
第1の色信号による画像形成開始から所定の時間後に順次開始される他の色信号による画像形成は、上記と同様のプロセスにより、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の各画像形成ユニット30によってなされる。
それぞれの画像形成ユニットで形成された感光体ドラム上の各トナー像は、前記イエロー(Y)のトナー像のある画像領域と重畳するように順次転写され、前記中間転写ベルト401上に重ね合わせのカラートナー像が形成される。
これらの各色トナー像が前記中間転写ベルト401上に転写された後の各感光体ドラムは、前述のイエロートナー像の転写時と同様に、同じ構成を有する除電手段による除電作用を受ける。
本実施の形態においては、4つの画像形成ユニットに対応して除電手段を設けたが、放電による悪影響が殆ど生じない場合、当該除電手段の設置を省くことができる。
例えば、イエロー(Y)トナー像は中間転写ベルト上に転写される1番目のトナー層であり、電荷量が少なく、転写後の感光体ドラムと転写ベルトとの間の放電がないというような場合、前記除電手段を省くことができる。
一方、転写処理終了後の前記感光体ドラム310の表面はクリーニング手段360で清掃され、新たな画像形成のための準備が整えられる。
なお、前記感光体ドラム310、あるいは、中間転写ベルト401に対する個々の画像形成プロセスの開始タイミングは次のように行う。
即ち、前記中間転写ベルト401の外側であって、前記中間転写ベルトの回転方向に見て、前記転写ローラ510のある位置から1組目(イエロー)の画像形成ユニットが設けてある位置までの区間にレジストセンサ413を付設しておく。
そして、前記中間転写ベルト401に設けた基準マークを前記レジストセンサ413が検知した時を起点として計時を行い、所定時間経過毎に、順次、(Y)、(M)、(C)、(BK)プロセスを開始させるように構成してある。
なお、参照符号Sはコンピュータを含む制御手段(以下、制御部ともいう)で、機械作動のプログラムを内蔵し、一連の画像形成プロセスに係わる制御、給紙制御、定着装置の温度制御等を含む全ての制御を行う。
換言すれば、制御手段Sは、演算制御処理を行うCPUと、各種動作プログラムを記憶しているROM、演算結果データを記憶するRAM等を有する。
そして、インターフェースを介して各種センサの出力を前記CPUに取り込むとともに、その情報を基にモータ或いは表示手段等を駆動制御する構成を有する。
参照符号P1,P2,P3は、装置本体の下部に設置された3つの用紙トレイであり、図の手前方向に取り出し(引き出し)可能である。
前記用紙トレイP1乃至P3の送り出し部には給紙ローラ503,513,523と、分離ローラ506,516,526、及び、搬送ローラR1,R2,R3が備えられ、これらローラで繰り出された用紙PはR4乃至R7が配設されている搬送路に沿って搬送される。
参照符号59はレジストローラで、前記搬送ローラR7よりも下流であって、前記二次転写部に近接した位置に設けられている。
搬送路上であって前記二次転写部(転写ローラ510のある位置)より下流に設置されているのは、加熱源を内蔵した第1定着ローラT1と、当該第1定着ローラと圧接しながら回転する第2定着ローラT2を主要素とする定着装置Tである。
参照符号600は排紙ローラを示し、650は排紙された用紙を積載収納する排紙トレイを示す。
反転排紙・再給紙部6、及び、ADU7の用紙搬送路形態、或いは、搬送制御については公知であり、また、本願発明に直接関係しないので説明は割愛する。
次に、中間転写ベルト401上に形成されたカラートナー画像が転写材である用紙に転写され、装置外に排紙されるまでの工程に絡めて、装置のその他の構成について簡単に説明する。
前記中間転写ベルト401上における画像形成に対応した適宜のタイミングで、例えば、用紙Pが給紙ローラ503によって給紙される。
次いで、用紙Pは、分離ローラ506、および搬送経路上に設けた複数の搬送ローラR1〜R7により挟持搬送されて転写部(転写位置)の手前位置に設けられているレジストローラ59に向けて搬送される。
給紙される用紙Pは、記録枚数、記録開始釦、又は、記録倍率や画像濃度等を設定することができる操作表示板150上で指定・選択されたサイズのシート材である。
前記用紙Pは、前記レジストローラ59にその先端が当接された後、当該レジストローラ59の回転再開により、前記中間転写ベルト401上のカラートナー像領域と重畳するタイミングで再給紙される。
次いで、前記用紙Pは二次転写部において前記バックアップローラ410と前記転写ローラ510とにより前記中間転写ベルトとともに押圧挟持され、この間に、前記中間転写ベルト401上のカラートナー画像が前記用紙P上に転写される。
転写の際、前記転写ローラ510に適宜の転写バイアス電圧を印加するように構成することが望ましい。
トナー像が転写された前記用紙Pは前記中間転写ベルト401から分離され、搬送ベルト(不図示)により定着装置Tに向けて搬送され、加熱・加圧処理を受けることによりトナーが溶融され、用紙P上に定着される。
定着装置Tによる定着処理終了後の用紙Pは、その下流に設けてある排紙ローラ600により搬送され、装置本体外に設けてある排紙トレイ650上に排出される。
一方、二次転写終了後の前記中間転写ベルト401の表面は、クリーニング手段40によってクリーニングされ、新たなトナー像を担持する準備がなされる。
また、図において、通路切替部材601の図示上の位置は、定着処理後に用紙Pを反転することなく排出する場合の位置である。
用紙の反転排出時には、前記通路切替部材601が所定量回動され、定着後の用紙Pは通路切替部材601の右辺に沿って下方に案内される。
次いで、ローラ602によって後端が挟持された状態とされた後の当該ローラ対602の逆回転により、用紙Pは前記通路切替部材601の左側の辺に沿って上昇せしめられ、前記排紙ローラ600を介して排出される。
更に、前記ADU7を用いる両面コピーモードの場合、片面に画像が形成された定着処理後の用紙Pは前記通路切替部材601の右側の辺に沿って下方に案内され、用紙Pの後端がローラ対605により挟持された状態で搬送停止される。
次いで、当該ローラ対605を逆回転せしめ、ガイド板(不図示)に沿って上昇させ、複数のローラ対701、702、703を有するADU7に導いて用紙Pの反転を達成する。
用紙Pの第2面に対する画像形成プロセスは前述と基本的に同じであり、また、前記定着装置Tから送り出された後の排出路については前述した何れかが選択される。
なお、上記の画像形成プロセスにおいて、現像剤中のトナー濃度は前記トナー濃度検知センサにより検知され、その出力情報は前記制御手段Sに取り込まれて演算され、設定されている閾値と比較される。
そして、トナー補給が必要であると前記制御手段Sが判断すると、当該制御手段Sの指令に基づいてトナー搬送手段が駆動され、必要なトナー量が現像装置340内に補給されることになる。
一方、感光体ドラム上からクリーニング手段360により除去されたトナーは廃トナーボックスDTに送られて収納される。
前記廃トナーボックスDT内に廃トナーが所定量収納されたことを制御手段Sが判断すると、当該制御手段Sは、その旨の表示を操作表示板150上に表示させるべく表示手段を駆動制御し、廃トナーボックスDTの交換が必要なことを操作者に喚起する。
次に、本願発明に係わる除電方法、および、除電のための構成について図2、および、図3を用いて説明する。
図2は、特に、除電手段の配置位置を説明するための概念図であり、図3は除電手段と当該除電手段を付勢するための電源について説明するための図である。
図2において、参照符号310,350、および、401は図1において説明済みの感光体ドラム、転写手段、および、中間転写ベルトである。
参照符号9は、本願発明に係わる除電手段で、転写手段350と感光体ドラム310が中間転写ベルト401を挟んで対向している転写位置(ニップ部と同義)Nに対して感光体ドラム310の回転方向下流側の近傍位置に配置されている。
また、前記除電手段9は、転写処理が終了した後の感光体ドラム310の表面と前記中間転写ベルト401の表面(実質的にはトナー像、或いはトナー層)に対向して配置され、作動時において放出される電荷の一部をこれら表面に照射することにより放電現象を防止する。
そのために、本実施の形態における前記除電手段9は、コロナ放電ワイヤ900と略コの字状のシールド901とを主要構成要素として構成されている。
そして、図3に示されるように、中間転写ベルト401側に位置づけられるシールド901の側壁903の立ち上がり寸法が、対向する側壁905の立ち上がり寸法よりも短く構成されている。
前記除電手段9は、直流バイアス電圧と交流バイアス電圧が重畳されたバイアス電圧によって付勢されるようになっており、そのために、前記コロナ放電ワイヤ900は、参照符号910で示す電源910に接続されている。
前記コロナ放電ワイヤ900は線径60ミクロンのタングステンワイヤとしたが、当該ワイヤの線径、材質等はシールドの形状も含めて仕様に応じて適宜決定できる。
尚、前記除電手段9に付与される本願発明に係わるバイアス電圧は、図1に係わる説明の中で触れたように、実質的に、トナーの極性と逆極性の成分は含まないものである。
Figure 0005151703
表1は、実験結果の一例を示し、周波数を固定するとともに、交流バイアス電圧および直流バイアス電圧を振って除電手段を付勢して転写後の像担持体と受像体に電荷を照射した工程を含み、用紙P上に作成した画像を目視にて3段階の相対評価をしたものである。
尚、それぞれのバイアス電圧値に従う画像形成は100枚づつ行った。
画像作成条件は下記の通りである。
機種:中間転写ベルト採用フルカラー機
実験環境:常温常湿環境
トナー:平均粒径6.5μmの重合トナー、帯電量−40〜−50μc/g
中間転写体:ポリイミド製半導電ベルト
厚さ80μm、抵抗率10〜11LogΩ/□
除電手段:図3の構成からなる除電手段
プロセス速度:300mm/sec
出力色:2層重ね色
表1から、交流バイアス電圧のピーク間電圧(Vpp)が8.0kV〜5.5kV、直流バイアス電圧が0.00kV〜−1.25kVの範囲で重畳させたバイアス電圧で除電手段を付勢した比較例(1乃至4)においては、除電(放電抑制)効果は少なかった。
換言すれば、放電現象によるトナーの散りが視認され、画像品質は低かった(画質レベル1)。
また、交流バイアス電圧のピーク間電圧(Vpp)が5.0kV〜4.5kV、直流バイアス電圧が−1.50kV〜−1.75kVの範囲で重畳させたバイアス電圧で除電手段を付勢した比較例(5,6)においても、満足できる画質は得られなかった(画質レベル2)。
一方、トナーの極性と逆極性側の成分を含まない本願発明に係わる実施例(1乃至5)に係わる画像の品質はトナーの散りは視認できず、画像品質は良好であった(画質レベル3)。
即ち、ピーク間電圧(Vpp)が4.0kV〜2.0kV、(Vpp)のピーク値が−4.0kVである交流バイアス電圧と、−2.00kV〜−3.00kVの直流バイアス電圧を重畳させたバイアス電圧で除電手段を付勢したときの画像品質は十分に満足できるものであった。
このように、トナーと逆極性の電圧成分が小さくなるほど、転写直後における像担持体と中間転写体上のトナー像との間の放電現象を現象させることができ、画質レベルは向上する傾向にある。
そして、上記の表1における画質レベルと当該表1における比較例1,比較例6と実施例1および5における印加電圧の範囲を示す図4から理解されるように、トナー極性と逆極性側の成分が無くなると画質レベルが最上(相対評価3)となり、所望の効果が得られることが究明された。
尚、前記実験においては周波数を500Hzで固定したが、周波数は100Hz〜2000Hzの間で振っても上記と同様の効果を得ることができる。
上記の表1における比較例7及び実施例6は周波数を1500Hzとした場合の一例を示し、比較例7では画質レベルが2であったが、実施例6では画質レベルが3であった。
また、除電手段としてコロトロンタイプの除電手段を示したが、鋸歯状タイプでもよく、所期目的を達成できるものであればいかなる形態であっても良い。
いずれにしても、本願発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明に係わる技術的思想を逸脱することのない応用や変形を包含するものである。
デジタルカラー複写機からなる画像形成装置の構成を示す概略図である。 除電手段の配置位置を説明するための概念図である。 除電手段と当該除電手段を付勢するための電源について説明するための図である。 印加電圧の範囲を示す図である。
符号の説明
1 自動原稿送り装置
2 画像読み取り部
3 画像形成部
4 ベルトユニット
5 給紙部
6 反転排紙・再給紙部
7 ADU
9 除電手段
900 コロナ放電ワイヤ
901 シールド
903,905 側壁
910 電源

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体上にトナー像を形成するトナー画像形成手段と、
    中間転写体と、
    前記像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に転写させる転写手段と、
    前記転写手段による転写位置の前記像担持体回転方向下流側且つ前記転写位置の近傍であって、前記像担持体表面に対向するように配置され、前記像担持体の表面を除電する除電手段と、
    トナーの荷電極性と逆極性の成分を含まず、且つ交流バイアス電圧と直流バイアス電圧と重畳されたバイアス電圧を前記除電手段に印加する電源手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記除電手段は、前記像担持体の表面に対して電荷を照射することにより前記像担持体の表面を除電するとともに、前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を照射することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記交流バイアス電圧は、周波数が100Hz〜2000Hz、ピーク間電圧が2kV〜4kV、前記ピーク間電圧のピーク値が−4.00kVとなっており、
    前記直流バイアス電圧は、−2.00kV〜−300kVであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記除電手段はコロナ放電ワイヤとシールドとを含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体は中間転写ベルト状の部材であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体が前記中間転写体に対向して複数設けられており、
    前記中間転写体の進行方向の最も上流側に対向して設けられた像担持体以外の前記像担持体に対して、前記除電手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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