JP2005047652A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きくカールする状態で排出されるOHPシートや薄い用紙等の媒体であっても排出トレイ上で丸めることなく積載できるようにした。
【解決手段】定着装置で現像剤像が定着された用紙を外部に排出させる排出ローラ対30と、この排出ローラ対30によって排出される用紙Pを傾斜する載置面31a上に載置させる排出トレイ31と、排出ローラ対30の排出側に設けられ、排出ローラ対30から排出される用紙Pの排出方向先端部を当接させて排出方向にガイドするガイド部材32とを具備する。
【選択図】 図3
【解決手段】定着装置で現像剤像が定着された用紙を外部に排出させる排出ローラ対30と、この排出ローラ対30によって排出される用紙Pを傾斜する載置面31a上に載置させる排出トレイ31と、排出ローラ対30の排出側に設けられ、排出ローラ対30から排出される用紙Pの排出方向先端部を当接させて排出方向にガイドするガイド部材32とを具備する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が形成された媒体を外部に排出させる排出部を改良した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置は、その装置本体内に感光体ドラムを回転自在に備え、この感光体ドラム上に形成したトナー像をOHPシートや用紙等の媒体に転写させる。このトナー像を転写した媒体は定着ユニットに送られ、ここで、加熱するとともに加圧されてトナー像が媒体に定着される。
【0003】
この定着後媒体は、排出ローラを介して装置本体の外部に排出され、排出トレイ上に載置される。
【0004】
ところで、媒体が例えば、OHPシートや薄い用紙である場合には、定着ユニットで急激に熱が加えられると、カールが大きくなる傾向にある。このカールする媒体が排出ローラから排出されると、その先端部が排出トレイに当接して丸まってしまいジャムが発生したり、整頓した状態で積載することができなくなるといった不具合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、大きくカールする状態で排出されるOHPシートや薄い用紙等の媒体であっても排出トレイ上で丸めることなく積載できるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載のものは、像担持体上に現像剤像を形成する像形成手段と、この像形成手段により形成された現像剤像を媒体に転写させる転写手段と、この転写手段で現像剤像が転写された媒体を加熱して前記現像剤像を前記媒体に定着させる定着手段と、この定着手段で現像剤像が定着された媒体を外部に排出させる排出手段と、この排出手段によって排出される前記媒体を傾斜面上に載置させる載置手段と、前記排出手段の排出側に設けられ、前記排出手段から排出される前記媒体の排出方向先端部を当接させて排出方向にガイドするガイド手段とを具備する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0008】
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機を示す構成図である。
【0009】
この電子写真複写機は装置本体1Aを有し、この装置本体1A内には画像形成部1が設けられている。画像形成部1は像担持体としての感光体ドラム2と、この感光体ドラム2を所定の電位に帯電させる帯電装置5と、帯電された感光体ドラム2に静電潜像を形成する露光装置4を備えている。
【0010】
また、画像形成部1は露光装置4により感光体ドラム2上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して可視化するカラー用の回転式現像装置8Aとモノクロ用の固定式現像装置8Bを有している。回転式現像装置8Aはイエロートナーを供給する第1の現像部8a、シアントナーを供給する第2の現像部8b、マゼンタトナーを供給する第3の現像部8cを有している。さらに、画像形成部1は、各現像装置8A,8Bにより感光体ドラム2に形成されたトナー像を一旦保持する中間転写体としての中間転写ベルト3を備えている。
【0011】
また、画像形成部1は中間転写ベルト3をクリーニングするクリーナ15、および感光体ドラム2上に残ったトナーを除去するクリーニング装置6を備えている。
【0012】
中間転写ベルト3は、第1乃至第4のローラ3a〜3d間に所定の張力で掛け渡されている。中間転写ベルト3が第2及び第3のローラ3b、3cに掛け渡される部分が感光体ドラム2の外周面に密着されている。また、感光体ドラム2の上部には中間転写ベルト3を介して1次転写ローラ7が圧接されている。
【0013】
画像形成部1の下方部には、媒体としての所定サイズの用紙を保持する用紙カセット18a,18bが設けられている。用紙カセット18a,18bには用紙Pを取り出すピックアップローラ7が設けられている。ピックアップローラ7によって取り出される用紙は給紙ローラ9と分離ローラ10によって一枚ずつ送り出される。用紙カセット18a,18bと中間転写ベルト3との間には中間転写ベルト3に向けて用紙Pを搬送するための搬送系19が備えられている。
【0014】
搬送系19中には用紙Pの搬送方向に沿って順次、搬送ローラ対9a,9bアライニングローラ10、2次転写ローラ11が配設されている。アライニングローラ10は搬送されてくる用紙を一旦停止させて、搬送方向に対する用紙の傾きを修正するとともに、用紙の先端と中間転写ベルト3上のトナー像の先端とを一致させるものである。
【0015】
また、2次転写ローラ11の用紙搬送方向下流側には、用紙に転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着装置13が配設されている。定着装置13は加熱ローラ13aと加圧ローラ13bとによって構成されている。
【0016】
定着装置13の用紙搬送方向下流側には用紙を排出させる排出させる排出手段としての排出ローラ対30が設けられている。排出ローラ対30の搬出側には排出される用紙を受ける載置手段としての排出トレイ31が設けられている。
【0017】
また、装置本体1Aの一側部には両面コピー時に使用される反転装置23及び手差し給紙時に使用される手差し給紙部24が設けられている。
【0018】
さらに、装置本体1Aの上部側には原稿載台25上の原稿を光学的に読み取る光学式の読取装置26が設けられている。
【0019】
次に、上記した画像形成装置の印字動作について説明する。
【0020】
まず、原稿載置台25上に載置された原稿を光学式の読取装置26で読み取る。このとき、感光体ドラム2の表面が帯電器5によって一様に帯電される。そして、この帯電された感光体ドラム2上に露光装置4によって読取情報に応じた露光が行われて静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム2の回転により固定式の現像装置8Bに送られて対向し、現像装置8Bから黒色のトナーが供給されることにより現像される。この現像されたトナー像は感光体ドラム2の回転により中間転写ベルト3上に送られて1次転写ローラ7によって1次転写される。転写領域を通過した後、感光体ドラム2は除電器(図示しない)で光除電され、また、感光体ドラム2上に残ったトナーはクリーナ6でクリーニングされる。
【0021】
一方、このときには、媒体としての用紙が供給され、中間転写ベルト3と2次転写ローラ11との間に送込まれる。この用紙に中間転写ベルト3上のトナー像が2次転写される。この転写後、用紙は中間転写ベルト3から剥離されて定着器13に送られ、この定着器13でトナー像が加熱されるとともに加圧されて定着される。この定着後、用紙は排出ローラ対30を介して外部に排出され、排出トレイ31上に載置される。
【0022】
図2及び図3は、用紙の排出部を示すものである。
【0023】
用紙排出部は載置手段としての排出トレイ31を備え、この排出トレイ31は、用紙の排出方向に向かって上昇するように傾斜する傾斜面としての載置面31aを有している。排出ローラ対30から排出される用紙Pは排出トレイ31の載置面31a上に載置される。
【0024】
ところで、排出ローラ対30から排出される用紙は、定着装置13で加熱されてから排出されるため、その種類によっては、例えば、用紙がOHPシートや薄いものである場合には、図4で示すように用紙Pの先端部が大きくカールした状態で排出される。
【0025】
この場合には、用紙Pのカールする先端部が排出トレイ31の載置面31aに当接し、用紙Pが丸まってしまう。このように用紙Pが丸まってしまうと、ジャが発生したり、整頓した状態で用紙Pを積載することができなくなる。
【0026】
そこで、本発明では、この不具合を無くす為に排出ローラ対30と下方の排出トレイ31との間にガイド手段としてのプレート状のガイド部材32を設けている。このガイド部材32は支軸33を介して装置本体1Aに取付けられ、選択的に使用されるようになっている。
【0027】
即ち、ガイド部材32は排出される用紙Pが例えば、OHPシートや、薄いものである場合には、図5及び図6に示すように手動により或いは、自動的に待機位置から使用位置へ回動されて使用される。このガイド部材32の回動量は、排出トレイ31の載置面31aの傾斜角度αと同一またはそれ以上となっている。
【0028】
ガイド部材32は、待機位置では垂直状態となって排出トレイ31の載置面31aには対向せず、使用位置では略水平状態となって排出トレイ31の載置面31aに対向する。
【0029】
このようにガイド部材32が使用位置に回動された状態で、カールされたOHPシートや薄い用紙が排出されてくると、図7に示すようにその先端部がガイド部材32に当接して排出方向に沿ってガイドされる。
【0030】
従って、用紙Pの先端部が排出トレイ31の載置面31aに向かって送込まれて当接してしまうことがなく、丸まってしまうことがない。
【0031】
よって、用紙Pを良好に排出することができジャムを発生させることがないとともに、整頓した状態での積載が可能となる。
【0032】
また、ガイド部材32の回動角度を排出トレイ31の傾斜角度と同等か、若しくはそれ以上とするため、排出ローラ30からカールされた状態で排出される用紙をより一層良好にガイドすることができる。
【0033】
さらに、ガイド部材32は図3に示すように排出トレイ31上に用紙が排出された状態でも使用位置への回動が可能であり、排紙ローラ30から排出される後続の用紙を載置することにより、用紙をセパレートすることも可能である。
【0034】
なお、上記実施の形態では、ガイド部材32を排紙部の幅全体に亘って設けているが、排紙部のセンタ部分にだけ設けるようにしてもよい。
【0035】
また、ガイド部材32はプレート状のものに限られることなく、ワイヤ状のものであっても良い。
【0036】
さらに、ガイド部材32は回動自在ではなく、排紙部から引き出す方式のものであってもよい。
【0037】
その他、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、排出手段から排出される媒体の排出方向先端部を当接させて排出方向にガイドするガイド手段を備えるため、大きくカールする状態で排出される媒体であっても良好に排出することができ、ジャムを発生させることがないとともに、整頓した状態での積載が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電子写真複写機を示す内部構成図。
【図2】同電子写真複写機の用紙排紙部を示す斜視図。
【図3】同電子写真複写機の用紙排紙部を示す側面図。
【図4】同電子写真複写機の用紙排紙部において用紙が丸まった状態を示す側面図。
【図5】同電子写真複写機の用紙排紙部のガイド部材が使用位置に回動された状態を示す斜視図。
【図6】同電子写真複写機の用紙排紙部のガイド部材が使用位置に回動された状態を示す側面図。
【図7】同電子写真複写機の用紙排紙部のガイド部材によって用紙がガイドされる状態を示す側面図。
【符号の説明】
P…用紙(媒体)、1…画像形成部(像形成手段)、2…感光体ドラム(像担持体)、3…中間転写ベルト(転写手段)、13…定着装置(定着手段)、30…排出ローラ対(排出手段)、31a…載置面(傾斜面)、31…排出トレイ(載置手段)、32…ガイド部材(ガイド手段)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が形成された媒体を外部に排出させる排出部を改良した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置は、その装置本体内に感光体ドラムを回転自在に備え、この感光体ドラム上に形成したトナー像をOHPシートや用紙等の媒体に転写させる。このトナー像を転写した媒体は定着ユニットに送られ、ここで、加熱するとともに加圧されてトナー像が媒体に定着される。
【0003】
この定着後媒体は、排出ローラを介して装置本体の外部に排出され、排出トレイ上に載置される。
【0004】
ところで、媒体が例えば、OHPシートや薄い用紙である場合には、定着ユニットで急激に熱が加えられると、カールが大きくなる傾向にある。このカールする媒体が排出ローラから排出されると、その先端部が排出トレイに当接して丸まってしまいジャムが発生したり、整頓した状態で積載することができなくなるといった不具合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、大きくカールする状態で排出されるOHPシートや薄い用紙等の媒体であっても排出トレイ上で丸めることなく積載できるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載のものは、像担持体上に現像剤像を形成する像形成手段と、この像形成手段により形成された現像剤像を媒体に転写させる転写手段と、この転写手段で現像剤像が転写された媒体を加熱して前記現像剤像を前記媒体に定着させる定着手段と、この定着手段で現像剤像が定着された媒体を外部に排出させる排出手段と、この排出手段によって排出される前記媒体を傾斜面上に載置させる載置手段と、前記排出手段の排出側に設けられ、前記排出手段から排出される前記媒体の排出方向先端部を当接させて排出方向にガイドするガイド手段とを具備する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0008】
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機を示す構成図である。
【0009】
この電子写真複写機は装置本体1Aを有し、この装置本体1A内には画像形成部1が設けられている。画像形成部1は像担持体としての感光体ドラム2と、この感光体ドラム2を所定の電位に帯電させる帯電装置5と、帯電された感光体ドラム2に静電潜像を形成する露光装置4を備えている。
【0010】
また、画像形成部1は露光装置4により感光体ドラム2上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して可視化するカラー用の回転式現像装置8Aとモノクロ用の固定式現像装置8Bを有している。回転式現像装置8Aはイエロートナーを供給する第1の現像部8a、シアントナーを供給する第2の現像部8b、マゼンタトナーを供給する第3の現像部8cを有している。さらに、画像形成部1は、各現像装置8A,8Bにより感光体ドラム2に形成されたトナー像を一旦保持する中間転写体としての中間転写ベルト3を備えている。
【0011】
また、画像形成部1は中間転写ベルト3をクリーニングするクリーナ15、および感光体ドラム2上に残ったトナーを除去するクリーニング装置6を備えている。
【0012】
中間転写ベルト3は、第1乃至第4のローラ3a〜3d間に所定の張力で掛け渡されている。中間転写ベルト3が第2及び第3のローラ3b、3cに掛け渡される部分が感光体ドラム2の外周面に密着されている。また、感光体ドラム2の上部には中間転写ベルト3を介して1次転写ローラ7が圧接されている。
【0013】
画像形成部1の下方部には、媒体としての所定サイズの用紙を保持する用紙カセット18a,18bが設けられている。用紙カセット18a,18bには用紙Pを取り出すピックアップローラ7が設けられている。ピックアップローラ7によって取り出される用紙は給紙ローラ9と分離ローラ10によって一枚ずつ送り出される。用紙カセット18a,18bと中間転写ベルト3との間には中間転写ベルト3に向けて用紙Pを搬送するための搬送系19が備えられている。
【0014】
搬送系19中には用紙Pの搬送方向に沿って順次、搬送ローラ対9a,9bアライニングローラ10、2次転写ローラ11が配設されている。アライニングローラ10は搬送されてくる用紙を一旦停止させて、搬送方向に対する用紙の傾きを修正するとともに、用紙の先端と中間転写ベルト3上のトナー像の先端とを一致させるものである。
【0015】
また、2次転写ローラ11の用紙搬送方向下流側には、用紙に転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着装置13が配設されている。定着装置13は加熱ローラ13aと加圧ローラ13bとによって構成されている。
【0016】
定着装置13の用紙搬送方向下流側には用紙を排出させる排出させる排出手段としての排出ローラ対30が設けられている。排出ローラ対30の搬出側には排出される用紙を受ける載置手段としての排出トレイ31が設けられている。
【0017】
また、装置本体1Aの一側部には両面コピー時に使用される反転装置23及び手差し給紙時に使用される手差し給紙部24が設けられている。
【0018】
さらに、装置本体1Aの上部側には原稿載台25上の原稿を光学的に読み取る光学式の読取装置26が設けられている。
【0019】
次に、上記した画像形成装置の印字動作について説明する。
【0020】
まず、原稿載置台25上に載置された原稿を光学式の読取装置26で読み取る。このとき、感光体ドラム2の表面が帯電器5によって一様に帯電される。そして、この帯電された感光体ドラム2上に露光装置4によって読取情報に応じた露光が行われて静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム2の回転により固定式の現像装置8Bに送られて対向し、現像装置8Bから黒色のトナーが供給されることにより現像される。この現像されたトナー像は感光体ドラム2の回転により中間転写ベルト3上に送られて1次転写ローラ7によって1次転写される。転写領域を通過した後、感光体ドラム2は除電器(図示しない)で光除電され、また、感光体ドラム2上に残ったトナーはクリーナ6でクリーニングされる。
【0021】
一方、このときには、媒体としての用紙が供給され、中間転写ベルト3と2次転写ローラ11との間に送込まれる。この用紙に中間転写ベルト3上のトナー像が2次転写される。この転写後、用紙は中間転写ベルト3から剥離されて定着器13に送られ、この定着器13でトナー像が加熱されるとともに加圧されて定着される。この定着後、用紙は排出ローラ対30を介して外部に排出され、排出トレイ31上に載置される。
【0022】
図2及び図3は、用紙の排出部を示すものである。
【0023】
用紙排出部は載置手段としての排出トレイ31を備え、この排出トレイ31は、用紙の排出方向に向かって上昇するように傾斜する傾斜面としての載置面31aを有している。排出ローラ対30から排出される用紙Pは排出トレイ31の載置面31a上に載置される。
【0024】
ところで、排出ローラ対30から排出される用紙は、定着装置13で加熱されてから排出されるため、その種類によっては、例えば、用紙がOHPシートや薄いものである場合には、図4で示すように用紙Pの先端部が大きくカールした状態で排出される。
【0025】
この場合には、用紙Pのカールする先端部が排出トレイ31の載置面31aに当接し、用紙Pが丸まってしまう。このように用紙Pが丸まってしまうと、ジャが発生したり、整頓した状態で用紙Pを積載することができなくなる。
【0026】
そこで、本発明では、この不具合を無くす為に排出ローラ対30と下方の排出トレイ31との間にガイド手段としてのプレート状のガイド部材32を設けている。このガイド部材32は支軸33を介して装置本体1Aに取付けられ、選択的に使用されるようになっている。
【0027】
即ち、ガイド部材32は排出される用紙Pが例えば、OHPシートや、薄いものである場合には、図5及び図6に示すように手動により或いは、自動的に待機位置から使用位置へ回動されて使用される。このガイド部材32の回動量は、排出トレイ31の載置面31aの傾斜角度αと同一またはそれ以上となっている。
【0028】
ガイド部材32は、待機位置では垂直状態となって排出トレイ31の載置面31aには対向せず、使用位置では略水平状態となって排出トレイ31の載置面31aに対向する。
【0029】
このようにガイド部材32が使用位置に回動された状態で、カールされたOHPシートや薄い用紙が排出されてくると、図7に示すようにその先端部がガイド部材32に当接して排出方向に沿ってガイドされる。
【0030】
従って、用紙Pの先端部が排出トレイ31の載置面31aに向かって送込まれて当接してしまうことがなく、丸まってしまうことがない。
【0031】
よって、用紙Pを良好に排出することができジャムを発生させることがないとともに、整頓した状態での積載が可能となる。
【0032】
また、ガイド部材32の回動角度を排出トレイ31の傾斜角度と同等か、若しくはそれ以上とするため、排出ローラ30からカールされた状態で排出される用紙をより一層良好にガイドすることができる。
【0033】
さらに、ガイド部材32は図3に示すように排出トレイ31上に用紙が排出された状態でも使用位置への回動が可能であり、排紙ローラ30から排出される後続の用紙を載置することにより、用紙をセパレートすることも可能である。
【0034】
なお、上記実施の形態では、ガイド部材32を排紙部の幅全体に亘って設けているが、排紙部のセンタ部分にだけ設けるようにしてもよい。
【0035】
また、ガイド部材32はプレート状のものに限られることなく、ワイヤ状のものであっても良い。
【0036】
さらに、ガイド部材32は回動自在ではなく、排紙部から引き出す方式のものであってもよい。
【0037】
その他、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、排出手段から排出される媒体の排出方向先端部を当接させて排出方向にガイドするガイド手段を備えるため、大きくカールする状態で排出される媒体であっても良好に排出することができ、ジャムを発生させることがないとともに、整頓した状態での積載が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電子写真複写機を示す内部構成図。
【図2】同電子写真複写機の用紙排紙部を示す斜視図。
【図3】同電子写真複写機の用紙排紙部を示す側面図。
【図4】同電子写真複写機の用紙排紙部において用紙が丸まった状態を示す側面図。
【図5】同電子写真複写機の用紙排紙部のガイド部材が使用位置に回動された状態を示す斜視図。
【図6】同電子写真複写機の用紙排紙部のガイド部材が使用位置に回動された状態を示す側面図。
【図7】同電子写真複写機の用紙排紙部のガイド部材によって用紙がガイドされる状態を示す側面図。
【符号の説明】
P…用紙(媒体)、1…画像形成部(像形成手段)、2…感光体ドラム(像担持体)、3…中間転写ベルト(転写手段)、13…定着装置(定着手段)、30…排出ローラ対(排出手段)、31a…載置面(傾斜面)、31…排出トレイ(載置手段)、32…ガイド部材(ガイド手段)。
Claims (6)
- 像担持体上に現像剤像を形成する像形成手段と、
この像形成手段により形成された現像剤像を媒体に転写させる転写手段と、
この転写手段で現像剤像が転写された媒体を加熱して前記現像剤像を前記媒体に定着させる定着手段と、
この定着手段で現像剤像が定着された媒体を外部に排出させる排出手段と、
この排出手段によって排出される前記媒体を傾斜面上に載置させる載置手段と、
前記排出手段の排出側に設けられ、前記排出手段から排出される前記媒体の排出方向先端部を当接させて排出方向にガイドするガイド手段と
を具備する画像形成装置。 - 前記ガイド手段は、前記排出手段から排出される前記媒体の種類に応じて前記傾斜面に対向しない待機位置から前記傾斜面に対向する使用位置に移動する請求項1記載の画像形成装置。
- 前記ガイド手段は回動することにより前記待機位置と前記使用位置との間で移動する請求項2記載の画像形成装置。
- 前記ガイド手段の回動量は前記載置手段の傾斜面の角度と同等またはそれ以上である請求項3記載の画像形成装置。
- 前記ガイド手段は回動プレートである請求項2記載の画像形成装置。
- 前記排出手段は、前記媒体を挟持して搬送する排出ローラ対である請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003204341A JP2005047652A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003204341A JP2005047652A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005047652A true JP2005047652A (ja) | 2005-02-24 |
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JP2003204341A Pending JP2005047652A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2005047652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102190175A (zh) * | 2010-03-15 | 2011-09-21 | 夏普株式会社 | 图像形成装置 |
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2003
- 2003-07-31 JP JP2003204341A patent/JP2005047652A/ja active Pending
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