JP3491862B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3491862B2
JP3491862B2 JP08492396A JP8492396A JP3491862B2 JP 3491862 B2 JP3491862 B2 JP 3491862B2 JP 08492396 A JP08492396 A JP 08492396A JP 8492396 A JP8492396 A JP 8492396A JP 3491862 B2 JP3491862 B2 JP 3491862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環タイプの原稿
送り装置を備え、両面原稿を片面ずつ2枚の記録紙に転
写する“両面→片面モード”の転写を行える画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機などの画像形成装置におい
ては、記録紙に感光体上のトナー像が転写される時、転
写用帯電器の作用により記録紙の背面に電荷が付与さ
れ、これにより、感光体の内面側にこの電荷と逆特性の
電荷が誘起される。このため、トナー像の転写時には誘
起された電荷と記録紙に付与された電荷の間の静電力に
よって記録紙が感光体の表面に貼り付いたように付着
し、記録紙が感光体から分離しにくくなる。
【0003】そこで、分離用帯電器によるコロナ放電に
より記録紙の背面側の電荷を中和し、感光体に誘起され
ている電荷を小さくして記録紙を感光体の表面に付着さ
せている静電力を弱める。これにより、記録紙が感光体
から分離しやすくなり、記録紙の自重により、又は、記
録紙が分離爪に軽く当たることにより、記録紙が感光体
から分離される。
【0004】ここで、循環型の原稿送り装置であるRD
H(Recycle Document Housing)タイプの原稿送り装置
を備え、両面原稿を片面ずつ2枚の記録紙に転写する
“両面→片面モード”の転写を行える画像形成装置であ
る複写機において、この“両面→片面モード”の転写を
行う場合の記録紙の給紙について図2に基づいて説明す
る。この複写機には、給紙トレイ1と中継トレイ2とが
設けられており、給紙トレイ1内には両面とも画像が転
写されていない記録紙3が収納されおり、中継トレイ2
内には給紙トレイ1から給紙された後に両面原稿の表面
側の画像を転写された転写済み記録紙4が収納される。
【0005】全ての両面原稿についてその表面側の画像
を転写し、表面側の画像を転写した転写済み記録紙4を
中継トレイ2に収納した後に、給紙トレイ1から記録紙
3を給紙することにより両面原稿の裏面側の画像を転写
する。このとき、給紙トレイ1から給紙されて両面原稿
の裏面側の画像を転写された記録紙3の排紙トレイ上へ
の排紙と、中継トレイ2から給紙された転写済み記録紙
4の排紙トレイ上への排紙とを交互に行うことにより、
排紙トレイ上へは画像形成が行われた記録紙3と転写済
み記録紙4とが両面原稿のページ順に積み重ねられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】中継トレイ2に収納し
た転写済み記録紙4を排紙トレイ上へ排紙する際には、
給紙トレイ1から給紙される未使用状態の記録紙3に対
してトナー像を転写する際と同じ用紙搬送経路を通して
転写済み記録紙4を搬送させている。
【0007】中継トレイ2に収納されている転写済み記
録紙4は、既に定着部において定着作用を受けており、
このときに定着面側の水分が失われてフェイスカール状
態となっている。このようなフェイスカール状態となっ
ている転写済み記録紙4を用紙搬送経路を通して搬送さ
せると、この転写済み記録紙4が出力がオンとなってい
る転写用帯電器や分離用帯電器と感光体との間を通過す
るときに、転写済み記録紙4が感光体に強く付着して感
光体から分離しにくくなり、この転写済み記録紙4が分
離爪に強く当たって分離爪の爪跡が付いてしまうという
問題がある。
【0008】感光体からの転写済み記録紙4の分離性を
良くして転写済み記録紙4に分離爪の爪跡が付かないよ
うにするためには、分離用帯電器の分離電流を上げる方
法がある。しかし、この分離電流を上げすぎると、リー
クの発生や分離用帯電器の寿命低下という問題がある。
【0009】そこで本発明は、循環型の原稿送り装置を
備えた画像形成装置で、“両面→片面モード”の転写を
行う場合において、両面原稿の片面を既に転写させた転
写済み記録紙を転写用帯電器と分離用帯電器とに対向す
る位置を再度搬送させても、この転写済み記録紙が感光
体に静電吸着することを防止し、転写済み記録紙に対し
て分離爪の爪跡が付かないようにした画像形成装置を提
供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
感光体に形成されたトナー像を記録紙に転写させる転写
用帯電器と、トナー像が転写された記録紙を前記感光体
から分離させる分離用帯電器と、循環型の原稿送り装置
とを備え、両面原稿を片面ずつ2枚の記録紙に転写する
“両面→片面モード”の転写を行える画像形成装置にお
いて、“両面→片面モード”の転写時に両面原稿の片面
の画像を転写して中継トレイに収納しておいた転写済み
記録紙を前記転写用帯電器と前記分離用帯電器とに対向
する位置を再度搬送させるときに前記転写用帯電器の出
力と前記分離用帯電器の出力とをオフに切り換えるよう
にした。従って、転写済み記録紙を転写用帯電器と分離
用帯電器とに対向する位置を再度搬送させても、この転
写済み記録紙が感光体に静電吸着されることがなく、転
写済み記録紙が分離爪に当たって分離爪の爪跡が付くと
いうことが起こらない。また、転写済み記録紙の紙種に
より転写用帯電器の出力と分離用帯電器の出力とをオ
ン,オフさせるタイミングを変えるようにした。従っ
て、転写済み記録紙の紙種が異なる場合でも、それに応
じて転写済み記録紙を感光体から分離しやすくして分離
爪の爪跡が付きにくくなる。さらに、転写済み記録紙を
感光体に対して適度に静電吸着させることにより転写済
み記録紙の搬送不良が防止される
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、転写用帯電器の出力と分離用帯電器の出力
とをオフにした状態で搬送されている転写済み記録紙の
搬送方向後端部がレジストローラを通過する直前に少な
くとも前記転写用帯電器の出力をオンにするようにし
た。従って、転写済み記録紙に対してレジストローラか
らの搬送力の作用がなくなる直前に転写済み記録紙が感
光体に吸着されて感光体からの搬送力が作用するように
なるため、転写済み記録紙に対してどこからも搬送力が
作用しなくなって転写済み記録紙がジャムなどの搬送不
良を生ずることが防止される。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、転写用帯電器の出力と分離用帯電器の出力
とをオフにするタイミングを転写済み記録紙の搬送方向
先端部が前記転写用帯電器と前記分離用帯電器とに対向
する位置を通過するときだけとした。従って、転写済み
記録紙の搬送方向先端部は感光体に静電吸着されず、転
写済み記録紙の搬送方向先端部が感光体から分離しやす
いため、分離爪の爪跡が付きにくくなる。さらに、転写
済み記録紙に対してどこからも搬送力が作用しなくなっ
て転写済み記録紙がジャムなどの搬送不良を生ずること
が防止される。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。なお、図2に示した給紙トレイ1と中
継トレイ2とを有する点、及び、循環型の原稿送り装置
であるRDHタイプの原稿送り装置(図示せず)を備え
て両面原稿を片面ずつ2枚の記録紙に転写する“両面→
片面モード”の転写を行える点については、従来例の複
写機と本発明に係る画像形成装置である複写機とにおい
て同じである。
【0015】図1は、感光体である感光体ドラム5の周
辺構造を示すもので、感光体ドラム5の周囲には、感光
体ドラム5の表面をコロナ放電により一様に帯電させる
帯電器6、帯電された感光体ドラム5上に露光処理をし
て静電潜像を形成する光書込器7、静電潜像に対してト
ナーを付着させることによりトナー像として顕像化させ
る現像器8、転写効率を向上させるために感光体ドラム
5の表面電位を低下させる転写前除電用帯電器9と転写
前除電ランプ10、記録紙3又は転写済み記録紙4を所
定のタイミングで感光体ドラム5に向けて搬送するレジ
ストローラ11、レジストローラ11により搬送される
記録紙3又は転写済み記録紙4を案内するガイド部材1
2、搬送された転写紙3上に感光体ドラム5上のトナー
像を転写させる転写用帯電器13、転写処理が終了した
直後の転写紙3に対して除電処理を行う分離用帯電器1
4、感光体ドラム5からの転写紙3又は転写済み記録紙
4の分離を確実に行わせるための分離爪15、転写処理
終了後に感光体ドラム5上に残留したトナーを除去する
クリーニング部16、クリーニングが終了した感光体ド
ラム5上の残留電荷を消去する除電用ランプ17、感光
体ドラム5から分離された記録紙3又は転写済み記録紙
4を搬送する搬送ベルト18が配置されている。
【0016】前記転写用帯電器13と前記分離用帯電器
14とは電源回路19に接続され、電源回路19は電流
制御回路20に接続されている。電流制御回路20に
は、転写済み記録紙4の紙種に応じて制御タイミングを
切り換えるための紙種設定手段21が接続されている。
また、この電流制御回路20は、転写用帯電器13と分
離用帯電器14とに対向する位置を転写済み記録紙4が
搬送される場合において、これらの転写用帯電器13の
出力と分離用帯電器14の出力とをオン,オフに切り換
える制御を行う。この切り換え制御は、中継トレイ2か
ら転写済み記録紙4が給紙されたことを検知するセンサ
(図示せず)からの検知結果、レジストローラ11によ
る転写済み記録紙4の搬送が開始されたことを検知する
センサ(図示せず)からの検知結果、転写済み記録紙4
がレジストローラ11の上流側の所定位置まで搬送され
てきたことを検知するリードエッジセンサ(図示せず)
の検知結果、転写済み記録紙4のサイズを検知したサイ
ズ検知センサ(図示せず)の検知結果、前記紙種設定手
段21による設定内容等に基づいて行われる。
【0017】前記給紙トレイ1及び中継トレイ2と前記
レジストローラ11との間には、記録紙3や転写済み記
録紙4をレジストローラ11に向けて搬送する搬送ロー
ラ22とガイド部材23とが設けられている。
【0018】このような構成において、両面原稿を片面
ずつ2枚の記録紙に転写する“両面→片面モード”の転
写を行う場合の給紙動作について説明する。まず、転写
しようとする所定枚数の両面原稿を原稿載置部にセット
し、転写動作をスタートさせる。両面原稿は順次に給紙
され、その片面(例えば、表面)のみが連続して読み取
られる。そして、この画像読み取りのタイミングに合わ
せて給紙トレイ1から記録紙3が1枚ずつ給紙され、両
面原稿の表面側の画像がそれぞれ記録紙3に転写され
る。このようにして両面原稿の表面側の画像のみを転写
された記録紙3は中継トレイ2に順次収納されて転写済
み記録紙4となる。
【0019】全ての両面原稿についてその表面側の画像
の転写が終了した後に、両面原稿は表裏逆向きの状態で
原稿載置部にセットされ、裏面側の画像の転写が開始さ
れる。このとき、給紙トレイ1からの記録紙3の給紙
と、中継トレイ2からの転写済み記録紙4の給紙とが交
互に行われ、これらの記録紙3と転写済み記録紙4とは
同じ搬送経路を搬送されて排紙トレイ(図示せず)上へ
排紙される。なお、給紙トレイ1から給紙された記録紙
3に対しては両面原稿の裏面側の画像が転写され、中継
トレイ2から給紙された転写済み記録紙4に対しては画
像の転写は行われない。従って、排紙トレイ上には、両
面原稿の裏面側の画像が転写された記録紙3と表面側の
画像が転写された転写済み記録紙4とが両面原稿のペー
ジ順に積み重ねられる。
【0020】記録紙トレイ1から給紙された記録紙3に
対して両面原稿の表面側又は裏面側の画像を転写する場
合には、転写用帯電器13の出力をオンとし、記録紙3
の背面に電荷を付与し、感光体ドラム5の内面側にこの
電荷と逆特性の電荷が誘起させ、誘起された電荷と記録
紙3に付与した電荷との間の静電力によって記録紙3を
感光体ドラム5の表面に付着させ、感光体ドラム5上の
トナー像を記録紙3に転写させる。
【0021】記録紙3へのトナー像の転写が終了した後
は、分離用帯電器14の出力をオンとすることにより発
生するコロナ放電によって記録紙3の背面側の電荷を中
和し、感光体ドラム5に誘起されている電荷を小さくす
る。これにより、記録紙3を感光体ドラム5の表面に付
着させている静電力を弱め、記録紙3を感光体ドラム5
からスムーズに分離させる。
【0022】つぎに、中継トレイ2から給紙された転写
済み記録紙4が転写用帯電器13や分離用帯電器14と
対向する位置を搬送される場合には、転写用帯電器13
の出力と分離用帯電器14との出力をオフに切り換え
る。転写用帯電器13の出力をオフとすることにより、
既に行われた定着によりフェースカール状態となってい
る転写済み記録紙4であっても、感光体ドラム5に静電
吸着されることがない。また、分離用帯電器14の出力
は一般にAC+DCなので、分離用帯電器14の出力を
オンとすることにより転写済み記録紙4が感光体ドラム
5に静電吸着する場合もある。しかし、この分離用帯電
器14の出力をもオフとすることにより、分離用帯電器
14の出力が原因となる転写済み記録紙4の感光体ドラ
ム5への静電吸着が起こらない。従って、静電吸着され
た転写済み記録紙4が分離爪15に強く当たり、分離爪
15の爪跡が付くことが防止される。
【0023】図4は、線速が490mm/s、直径が1
20mm、外周寸法が377mm、1回転に要する時間
が769msの感光体ドラム5を用いて、A4サイズの
記録紙3と転写済み記録紙4とを横長状態で交互に搬送
する場合における、転写用帯電器13と分離用帯電器1
4とのオン,オフ切り換え状態を示すタイミングチャー
トである。
【0024】図5は、同じ条件の感光体ドラム5を用い
て、A3サイズの記録紙3と転写済み記録紙4とを横長
状態で交互に搬送する場合における、転写用帯電器13
と分離用帯電器14とのオン,オフ切り換え状態を示す
タイミングチャートである。
【0025】図3は、転写済み記録紙4を搬送する場合
において、転写済み記録紙4の感光体ドラム5からの分
離状態を示すものである。この図3において、Aは、転
写済み記録紙4が感光体ドラム5に全く静電吸着されな
い状態、Bは僅かに静電吸着されたが搬送方向先端部が
分離爪15に当たる前に感光体ドラム5から分離された
状態である。CとDとは図面上では同じように表わされ
ているが、Cは分離爪15に軽く当たった後に分離され
た状態、Dは分離爪15に強く当たった後に分離された
状態である。
【0026】表1は、転写済み記録紙4を転写用帯電器
13と分離用帯電器14とに対向する位置を搬送させる
場合において、転写用帯電器13と分離用帯電器14と
の出力のオン,オフと、転写済み記録紙4の感光体ドラ
ム5からの分離状態と、分離爪15の爪跡が付いた転写
済み記録紙4の発生枚数とその発生率との関係を、記録
紙3の種類ごとに測定した結果である。
【0027】
【表1】
【0028】表1の測定結果によれば、転写済み記録紙
4が転写用帯電器13と分離用帯電器14とに対向する
位置を搬送される場合に転写用帯電器13と分離用帯電
器14との出力をオフにすることにより、その転写済み
記録紙4は感光体ドラム5に静電吸着されず、分離爪1
5の爪跡が全く付かないことが分かる。
【0029】図6及び図7は、転写済み記録紙4を搬送
させる場合における転写用帯電器13と分離用帯電器1
4とのオン,オフのタイミングを変えた場合である。具
体的には、転写済み記録紙4が転写用帯電器13及び分
離用帯電器14に対向する位置を通過する前であって、
転写済み記録紙4の搬送方向後端部がレジストローラ1
1を通過する直前に転写用帯電器13と分離用帯電器1
4との出力をオンとしたものである。なお、図6は、図
4と同じようにA4サイズの記録紙3と転写済み記録紙
4とを横長状態で交互に搬送する場合であり、図7は、
図5と同じようにA3サイズの記録紙3と転写済み記録
紙4とを横長状態で交互に搬送する場合である。
【0030】ここで、図6及び図7に示したように、転
写済み記録紙4の搬送方向後端部がレジストローラ11
を通過する直前に転写用帯電器13をオンにして転写済
み記録紙4に静電吸着させることにより、転写済み記録
紙4の搬送方向後端部がレジストローラ11を通過して
レジストローラ11からの搬送力が作用しなくなって
も、この転写済み記録紙4には感光体ドラム5からの搬
送力が作用するようになる。従って、レジストローラ1
1から定着部までの距離が転写済み記録紙4の搬送方向
の幅寸法より大きい場合であっても、転写済み記録紙4
に対して確実に搬送力を作用させることができるように
なり、どこからも搬送力が作用しなくなったために転写
済み記録紙4がジャムを生ずるということがなくなる。
【0031】また、転写済み記録紙4の搬送方向先端部
は感光体ドラム5に静電吸着されないため、搬送方向後
端部が感光体ドラム5に静電吸着されてもこの転写済み
記録紙4の感光体ドラム5からの分離性は良好であり、
転写済み記録紙4が分離爪15に当たって分離爪15の
爪跡が付くということがない。
【0032】また、紙種設定手段21で紙種を設定する
ことにより、転写済み記録紙4の紙種に応じて転写用帯
電器13と分離用帯電器14との出力をオン,オフさせ
るタイミングを変えることができる。例えば、フェイス
カール量が大きい転写済み記録紙4の場合には、転写済
み記録紙4が転写用帯電器13と分離用帯電器14とに
対向する位置を完全に通過するまで転写用帯電器13と
分離用帯電器14との出力をオフにする。これにより、
フェイスカール量が大きいために感光体ドラム5に静電
吸着されやすい転写済み記録紙4であっても、感光体ド
ラム5への静電吸着が確実に防止され、静電吸着するこ
とにより分離爪15に当たって分離爪15の爪跡が付く
ことが防止される。また、コート紙などのように表面の
平滑度が高いために搬送不良が生じやすい転写済み記録
紙4の場合には、転写用帯電器13と分離用帯電器14
との出力をオフにする時間を短くする。これにより、表
面の平滑度が高く搬送不良を生じやすい転写済み記録紙
4であっても適度に感光体ドラム5に吸着されて搬送さ
れ、搬送不良が生じない。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、“両面→
片面モード”の転写時に両面原稿の片面の画像を転写し
て中継トレイに収納しておいた転写済み記録紙を転写用
帯電器と前記分離用帯電器とに対向する位置を再度搬送
させるときに転写用帯電器の出力と分離用帯電器の出力
とをオフに切り換えることにより、フェイスカールなど
により感光体に静電吸着されやすい状態となっている転
写済み記録紙が感光体に静電吸着されることを防止で
き、従って、転写済み記録紙が分離爪に当たって分離爪
の爪跡が付くことを防止できる。転写済み記録紙の紙種
により転写用帯電器の出力と分離用帯電器の出力とをオ
ン,オフさせるタイミングを変えるようにすることによ
り、記録紙の紙種が異なる場合でも、それに応じて転写
済み記録紙を感光体から分離しやすくして分離爪の爪跡
が付くことを防止でき、さらに、転写済み記録紙を感光
体に対して適度に静電吸着させることにより転写済み記
録紙が搬送不良となることを防止できる
【0034】請求項2記載の発明によれば、転写用帯電
器の出力と分離用帯電器の出力とをオフにした状態で搬
送されている転写済み記録紙の搬送方向後端部がレジス
トローラを通過する直前に少なくとも転写用帯電器の出
力をオンにすることにより、転写済み記録紙に対してレ
ジストローラからの搬送力の作用がなくなる直前に転写
済み記録紙が感光体に吸着されて感光体からの搬送力が
作用するようになるため、転写済み記録紙に対してどこ
からも搬送力が作用しなくなって転写済み記録紙がジャ
ムなどの搬送不良を起こすことを防止できる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、転写用帯電
器の出力と分離用帯電器の出力とをオフにするタイミン
グを転写済み記録紙の搬送方向先端部が転写用帯電器と
分離用帯電器とに対向する位置を通過するときだけとす
ることにより、転写済み記録紙の搬送方向先端部は感光
体に静電吸着されないために転写済み記録紙の搬送方向
先端部が感光体から分離しやすくなるためにこの転写済
み記録紙が分離爪に当たって分離爪の爪跡が付くことを
防止でき、さらに、転写済み記録紙に対しては常に確実
に搬送力を作用させるができるために搬送力が作用しな
くなることによるジャムなどの搬送不良を確実に防止で
きる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における感光体ドラムの
周辺構造を示す正面図である。
【図2】給紙トレイと中継トレイとについて説明する正
面図である。
【図3】転写済み記録紙の感光体ドラムからの分離状態
を説明する正面図である。
【図4】転写済み記録紙の搬送時における転写用帯電器
と分離用帯電器との出力のオン,オフ切り換え状態を示
すタイミングチャートである。
【図5】転写済み記録紙の搬送時における転写用帯電器
と分離用帯電器との出力のオン,オフ切り換え状態を示
すタイミングチャートである。
【図6】転写済み記録紙の搬送時における転写用帯電器
と分離用帯電器との出力のオン,オフ切り換え状態を示
すタイミングチャートである。
【図7】転写済み記録紙の搬送時における転写用帯電器
と分離用帯電器との出力のオン,オフ切り換え状態を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 中継トレイ 3 記録紙 4 転写済み記録紙 5 感光体 11 レジストローラ 13 転写用帯電器 14 分離用帯電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 384 G03G 21/00 384 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 106 G03G 15/14 101 G03G 21/00 384

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に形成されたトナー像を記録紙に
    転写させる転写用帯電器と、トナー像が転写された記録
    紙を前記感光体から分離させる分離用帯電器と、循環型
    の原稿送り装置とを備え、両面原稿を片面ずつ2枚の記
    録紙に転写する“両面→片面モード”の転写を行える画
    像形成装置において、“両面→片面モード”の転写時に
    両面原稿の片面の画像を転写して中継トレイに収納して
    おいた転写済み記録紙を前記転写用帯電器と前記分離用
    帯電器とに対向する位置を再度搬送させるときに前記転
    写用帯電器の出力と前記分離用帯電器の出力とをオフに
    切り換えるようにし、転写済み記録紙の紙種により転写
    用帯電器の出力と分離用帯電器の出力とをオン,オフさ
    せるタイミングを変えるようにしたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写用帯電器の出力と分離用帯電器の出
    力とをオフにした状態で搬送されている転写済み記録紙
    の搬送方向後端部がレジストローラを通過する直前に少
    なくとも前記転写用帯電器の出力をオンにするようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 転写用帯電器の出力と分離用帯電器の出
    力とをオフにするタイミングを転写済み記録紙の搬送方
    向先端部が前記転写用帯電器と前記分離用帯電器とに対
    向する位置を通過するときだけとしたことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
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