JPH0836313A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0836313A JPH0836313A JP16966894A JP16966894A JPH0836313A JP H0836313 A JPH0836313 A JP H0836313A JP 16966894 A JP16966894 A JP 16966894A JP 16966894 A JP16966894 A JP 16966894A JP H0836313 A JPH0836313 A JP H0836313A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- guide member
- photoconductor
- image
- image carrier
- Prior art date
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- Pending
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で副作用なく、かつ、低コストで
確実に転写紙の後端における異常画像を防止することが
できる画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体1上に形成されたトナー像を転写紙2
0に転写させる転写帯電器6Aにおける転写位置Aより
上流に、転写紙20を感光体1へ案内する第1の案内部
材18と、第1の案内部材18と転写位置Aとの間に、
転写紙20を感光体20へ案内する第2の案内部材19
とを設け、感光体1と第1の案内部材18との隙間X1
を2.0mm以下、感光体1と第2の案内部材19との
隙間X2が1.5mm以下にそれぞれ設定し、かつ第1
の案内部材18と第2の案部部材19との間隔X3を1
mmから5mmの範囲に設定する。
確実に転写紙の後端における異常画像を防止することが
できる画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体1上に形成されたトナー像を転写紙2
0に転写させる転写帯電器6Aにおける転写位置Aより
上流に、転写紙20を感光体1へ案内する第1の案内部
材18と、第1の案内部材18と転写位置Aとの間に、
転写紙20を感光体20へ案内する第2の案内部材19
とを設け、感光体1と第1の案内部材18との隙間X1
を2.0mm以下、感光体1と第2の案内部材19との
隙間X2が1.5mm以下にそれぞれ設定し、かつ第1
の案内部材18と第2の案部部材19との間隔X3を1
mmから5mmの範囲に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスを用
いた複写機やプリンター等の画像形成装置、詳しくは、
転写時に、転写材等に放電して像担持体上のトナー像を
転写する転写帯電装置に関するものである。
いた複写機やプリンター等の画像形成装置、詳しくは、
転写時に、転写材等に放電して像担持体上のトナー像を
転写する転写帯電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】転写材として一般的な転写紙は、用紙自
体にコシがあるので後端側がカールしてしまうことがで
あり、このように後端がカールすると、例えば、像担持
体から離れようとするため、転写帯電器の出力電圧によ
って転写紙と像担持体とを密着させることができず、
「白抜け」と称する転写不良が発生してしまう。そこ
で、このような後端側がカールしている転写材(特に両
面コピー時においてカールする)の後端側の転写不良を
無くことを目的とした発明及び実用新案が提案されてい
る。
体にコシがあるので後端側がカールしてしまうことがで
あり、このように後端がカールすると、例えば、像担持
体から離れようとするため、転写帯電器の出力電圧によ
って転写紙と像担持体とを密着させることができず、
「白抜け」と称する転写不良が発生してしまう。そこ
で、このような後端側がカールしている転写材(特に両
面コピー時においてカールする)の後端側の転写不良を
無くことを目的とした発明及び実用新案が提案されてい
る。
【0003】例えば、特開昭61−138975号公報
(以下、「従来技術1」と記す)には、前回の画像処理
時の転写材のカール(湾曲)状態を検知し、次の画像処
理時には、転写帯電器の出力を上記転写材のカール(湾
曲)による影響を消去する方向に補正する転写分離装置
が記載されている。特開昭62−56977号公報(以
下、「従来技術2」と記す)には、転写帯電器の放電電
圧を転写紙の後端近傍において、徐々に増加するように
変化させる転写分離装置が記載されている。また、本願
出願人からも実開平2−136269号公報(以下、
「従来技術3」と記す)に、転写前に転写材案内部材を
転写材後端側において移動させる転写材ガイド装置が提
案されている。この装置は、転写紙の後端を検知して、
その検知結果に基づいて転写材案内部材を移動させて転
写紙の後端を像担持体に向かって押しつけている。
(以下、「従来技術1」と記す)には、前回の画像処理
時の転写材のカール(湾曲)状態を検知し、次の画像処
理時には、転写帯電器の出力を上記転写材のカール(湾
曲)による影響を消去する方向に補正する転写分離装置
が記載されている。特開昭62−56977号公報(以
下、「従来技術2」と記す)には、転写帯電器の放電電
圧を転写紙の後端近傍において、徐々に増加するように
変化させる転写分離装置が記載されている。また、本願
出願人からも実開平2−136269号公報(以下、
「従来技術3」と記す)に、転写前に転写材案内部材を
転写材後端側において移動させる転写材ガイド装置が提
案されている。この装置は、転写紙の後端を検知して、
その検知結果に基づいて転写材案内部材を移動させて転
写紙の後端を像担持体に向かって押しつけている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した各公
報によって提案されている各装置には、以下に示す問題
点の発生が懸念される。従来技術1では、両面複写時に
おける転写紙後端のカールを検知し、裏面複写時に転写
電圧を補正するので、この場合、カールの方向やカール
の度合い、あるいはカールの長さ等を全て検知して、適
切な転写補正(電圧補正)が必要となるが、このような
カールの状態を全て検知するのは現実的には難しく、ま
た、仮に実現できたとしても、検知手段としての高価な
センサー等を多数必要とし、コストアップや機構の煩雑
化を招いてしまうという問題点を有している。従来技術
2では、転写紙の後端側だけで転写帯電器からの出力電
圧を増大させているが、この場合、転写紙の後端がカー
ルしていれば問題ないが、転写紙後端がカールしていな
い正常な転写紙が搬送された場合、その転写紙に対して
過剰な転写出力を与える結果となり、転写紙後端におい
て版画と称する異常画像が発生してしまうおそれがあ
る。従来技術3においては、転写ガイド部材で転写紙を
像担持体に向けて案内しているので、転写紙の後端を像
担持体に押しつけることはできるが、転写紙後端を検知
してガイド部材を動作させる検知/駆動手段が必要であ
り、装置の複雑化やそれに伴うコストアップを招いてし
まう。また、ガイド部材を駆動手段で移動させるので、
像担持体を傷つけるおそれがある。
報によって提案されている各装置には、以下に示す問題
点の発生が懸念される。従来技術1では、両面複写時に
おける転写紙後端のカールを検知し、裏面複写時に転写
電圧を補正するので、この場合、カールの方向やカール
の度合い、あるいはカールの長さ等を全て検知して、適
切な転写補正(電圧補正)が必要となるが、このような
カールの状態を全て検知するのは現実的には難しく、ま
た、仮に実現できたとしても、検知手段としての高価な
センサー等を多数必要とし、コストアップや機構の煩雑
化を招いてしまうという問題点を有している。従来技術
2では、転写紙の後端側だけで転写帯電器からの出力電
圧を増大させているが、この場合、転写紙の後端がカー
ルしていれば問題ないが、転写紙後端がカールしていな
い正常な転写紙が搬送された場合、その転写紙に対して
過剰な転写出力を与える結果となり、転写紙後端におい
て版画と称する異常画像が発生してしまうおそれがあ
る。従来技術3においては、転写ガイド部材で転写紙を
像担持体に向けて案内しているので、転写紙の後端を像
担持体に押しつけることはできるが、転写紙後端を検知
してガイド部材を動作させる検知/駆動手段が必要であ
り、装置の複雑化やそれに伴うコストアップを招いてし
まう。また、ガイド部材を駆動手段で移動させるので、
像担持体を傷つけるおそれがある。
【0005】さらに、この従来技術3における今一つの
問題点としては、ガイド部材上を転写紙後端が通過して
抜けた時に転写紙後端が自由となるため、後端がばたつ
くおそれがあり、後端において転写不良が起こることが
ある。即ち、転写紙は、一般的に像担持体の回転速度よ
りも僅かに早く回転するレジストローラにより像担持体
に向かって給紙されるので、レジストローラによる送り
作用が働いているときは、ガイド部材の案内と転写ジャ
ージャの転写電圧による吸着作用によって像担持体に密
着しながら送り込まれる。しかし、転写紙の後端がレジ
ストローラを通過すると、同転写紙にはレジストローラ
の送り作用が働かなくなって後端がフリーの状態とな
る。このような状態のときに、転写紙後端に像担持体か
ら離れる向きのカールがあると、後端と像担持体との接
触が悪くなる。この時、ガイド部材があるので、ガイド
部材と転写紙の後端とが接触している間はたとえ後端が
カールしていても像担持体に向かって同後端を案内する
ことができるが、転写紙後端がガイド部材を通過してし
まったり、あるいは、転写チャージャの帯電領域外に位
置していると、同後端が自由となってばたついてしま
い、像担持体との接触不良となってしまう。特に、一度
定着装置を通過した転写紙はその後端にカールが発生し
やすいので、両面コピー時における転写紙の裏面へのコ
ピー時に転写紙後端に転写不良が発生してしまう要因と
なってしまう。従って、本発明は、簡単な構成で副作用
なく、かつ、低コストで確実に転写紙の後端における異
常画像を防止することができる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
問題点としては、ガイド部材上を転写紙後端が通過して
抜けた時に転写紙後端が自由となるため、後端がばたつ
くおそれがあり、後端において転写不良が起こることが
ある。即ち、転写紙は、一般的に像担持体の回転速度よ
りも僅かに早く回転するレジストローラにより像担持体
に向かって給紙されるので、レジストローラによる送り
作用が働いているときは、ガイド部材の案内と転写ジャ
ージャの転写電圧による吸着作用によって像担持体に密
着しながら送り込まれる。しかし、転写紙の後端がレジ
ストローラを通過すると、同転写紙にはレジストローラ
の送り作用が働かなくなって後端がフリーの状態とな
る。このような状態のときに、転写紙後端に像担持体か
ら離れる向きのカールがあると、後端と像担持体との接
触が悪くなる。この時、ガイド部材があるので、ガイド
部材と転写紙の後端とが接触している間はたとえ後端が
カールしていても像担持体に向かって同後端を案内する
ことができるが、転写紙後端がガイド部材を通過してし
まったり、あるいは、転写チャージャの帯電領域外に位
置していると、同後端が自由となってばたついてしま
い、像担持体との接触不良となってしまう。特に、一度
定着装置を通過した転写紙はその後端にカールが発生し
やすいので、両面コピー時における転写紙の裏面へのコ
ピー時に転写紙後端に転写不良が発生してしまう要因と
なってしまう。従って、本発明は、簡単な構成で副作用
なく、かつ、低コストで確実に転写紙の後端における異
常画像を防止することができる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の画像形成装置では、像担持体上に形成されたトナー像
を転写紙に転写させる転写帯電器の転写位置より上流
に、転写材を像担持体側へ案内する第1の案内部材を設
け、上記第1の案内部材と転写位置との間に、上記転写
材を像担持体へ案内する第2の案内部材を設けた。請求
項2に記載の画像形成装置では、第1の案内部材及び第
2の案内部材を、像担持体に対してそれぞれ移動可能に
転写帯電器のケースに取り付けた。請求項3に記載の画
像形成装置では、像担持体と第1の案内部材との隙間を
2.0mm以下、像担持体と第2の案内部材との隙間を
1.5mm以下とした。請求項4に記載の画像形成装置
では、第1の案内部材及び第2の案内部材を弾性部材で
構成した。請求項5に記載の画像形成装置では、第1の
案内部材と第2の案部部材との間隔を1mmから5mm
の範囲とした。
の画像形成装置では、像担持体上に形成されたトナー像
を転写紙に転写させる転写帯電器の転写位置より上流
に、転写材を像担持体側へ案内する第1の案内部材を設
け、上記第1の案内部材と転写位置との間に、上記転写
材を像担持体へ案内する第2の案内部材を設けた。請求
項2に記載の画像形成装置では、第1の案内部材及び第
2の案内部材を、像担持体に対してそれぞれ移動可能に
転写帯電器のケースに取り付けた。請求項3に記載の画
像形成装置では、像担持体と第1の案内部材との隙間を
2.0mm以下、像担持体と第2の案内部材との隙間を
1.5mm以下とした。請求項4に記載の画像形成装置
では、第1の案内部材及び第2の案内部材を弾性部材で
構成した。請求項5に記載の画像形成装置では、第1の
案内部材と第2の案部部材との間隔を1mmから5mm
の範囲とした。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によると、像担持体上に形
成されたトナー像を転写紙に転写させる転写帯電器の転
写位置より上流側に転写材を像担持体側へ案内する第1
の案内部材を設け、第1の案内部材と転写位置との間に
転写材を像担持体へ案内する第2の案内部材を設けたの
で、第1のガイド部材を通過した転写紙の後端が、転写
位置寄りに配置された第2のガイド部材により像担持体
に案内される。請求項2記載の発明によると、第1の案
内部材及び第2の案内部材を転写帯電器のケースに取り
付けて、各案内部材と像担持体との隙間をそれぞれ調整
可能としたので、像担持体と各案内部材との間隔が個々
に調整できる。請求項3記載の発明によると、像担持体
と第1の案内部材との隙間を2.0mm以下、像担持体
と第2の案内部材との隙間を1.5mm以下とすること
で、転写紙の後端における良好な画像状態を得ることが
できた。
成されたトナー像を転写紙に転写させる転写帯電器の転
写位置より上流側に転写材を像担持体側へ案内する第1
の案内部材を設け、第1の案内部材と転写位置との間に
転写材を像担持体へ案内する第2の案内部材を設けたの
で、第1のガイド部材を通過した転写紙の後端が、転写
位置寄りに配置された第2のガイド部材により像担持体
に案内される。請求項2記載の発明によると、第1の案
内部材及び第2の案内部材を転写帯電器のケースに取り
付けて、各案内部材と像担持体との隙間をそれぞれ調整
可能としたので、像担持体と各案内部材との間隔が個々
に調整できる。請求項3記載の発明によると、像担持体
と第1の案内部材との隙間を2.0mm以下、像担持体
と第2の案内部材との隙間を1.5mm以下とすること
で、転写紙の後端における良好な画像状態を得ることが
できた。
【0008】請求項4記載の発明によると、第1の案内
部材及び第2の案内部材を弾性部材で構成したので、転
写材のコシや強度、あるいは厚さ等にバラツキがあって
も第1の案内部材及び第2の案内部材で吸収することが
できる。請求項5記載の発明によると、第1の案内部材
と第2の案部部材との間隔を1mmから5mmの範囲に
設定したところ、転写材の後端において良好な画像状態
を得ることができた。
部材及び第2の案内部材を弾性部材で構成したので、転
写材のコシや強度、あるいは厚さ等にバラツキがあって
も第1の案内部材及び第2の案内部材で吸収することが
できる。請求項5記載の発明によると、第1の案内部材
と第2の案部部材との間隔を1mmから5mmの範囲に
設定したところ、転写材の後端において良好な画像状態
を得ることができた。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1に符号100で示す画像形成装置は、周知の
電子写真プロセスを用いて転写材としての転写紙20に
原稿の複写画像を形成するものである。画像形成装置1
00は、図示しないモータ等の駆動手段によって反時計
方向に回転駆動される像担持体としてのドラム状の感光
体1の周部近傍に、帯電チャージャ2、イレーサ3、現
像装置4、転写前除電ランプ5、転写・分離帯電器6、
搬送ベルトユニット7、分離爪8、濃度センサ9、クリ
ーニング装置10及び除電ランプ11が記述した順番で
配置されている。
する。図1に符号100で示す画像形成装置は、周知の
電子写真プロセスを用いて転写材としての転写紙20に
原稿の複写画像を形成するものである。画像形成装置1
00は、図示しないモータ等の駆動手段によって反時計
方向に回転駆動される像担持体としてのドラム状の感光
体1の周部近傍に、帯電チャージャ2、イレーサ3、現
像装置4、転写前除電ランプ5、転写・分離帯電器6、
搬送ベルトユニット7、分離爪8、濃度センサ9、クリ
ーニング装置10及び除電ランプ11が記述した順番で
配置されている。
【0010】帯電チャージャ2とイレーサ3との間に位
置する感光体1の表面には、図示しない露光光学手段に
より走査された原稿に応じた露光光12が照射されるよ
うになっていて、静電潜像が形成されるようになってい
る。帯電チャージャ2は、感光体1表面の電位を除去す
る除電ランプ11により除電される感光体1表面を帯電
させるものであり、ここでは図1において感光体1の上
方に配置されている。現像装置4には、適当な帯電バイ
アス電圧が印加される現像ローラ4a,4bが、感光体
1の周面と接触して回転自在に支持されており、装置内
に収容される現像剤としてのトナーTを感光体1表面に
形成される静電潜像と対極する電位に帯電して同潜像に
静電的に付着させて現像を行なっている。転写前除電ラ
ンプ5と転写・分離帯電器6との間には、レジストロー
ラ対13が配置されている。一方レジストローラ13a
は駆動側をなし、他方のレジストローラ13bは従動側
となっている。レジストローラ13aは、感光体1の周
速度よりも僅かに早く回転駆動するようになっていて、
レジストローラ13bと相まって図示しない給紙装置か
ら供給される転写紙20を、転写・分離チャージャ6と
感光体1との間に形成される転写位置Aで感光体1表面
のトナー画像と一致するタイミングで給紙するようにな
っている。レジストローラ対13と感光体1との間に
は、同ローラ対13により給紙される転写紙20を転写
位置Aまで案内するガイド通路Rを形成する一対の案内
板15が配置されている。
置する感光体1の表面には、図示しない露光光学手段に
より走査された原稿に応じた露光光12が照射されるよ
うになっていて、静電潜像が形成されるようになってい
る。帯電チャージャ2は、感光体1表面の電位を除去す
る除電ランプ11により除電される感光体1表面を帯電
させるものであり、ここでは図1において感光体1の上
方に配置されている。現像装置4には、適当な帯電バイ
アス電圧が印加される現像ローラ4a,4bが、感光体
1の周面と接触して回転自在に支持されており、装置内
に収容される現像剤としてのトナーTを感光体1表面に
形成される静電潜像と対極する電位に帯電して同潜像に
静電的に付着させて現像を行なっている。転写前除電ラ
ンプ5と転写・分離帯電器6との間には、レジストロー
ラ対13が配置されている。一方レジストローラ13a
は駆動側をなし、他方のレジストローラ13bは従動側
となっている。レジストローラ13aは、感光体1の周
速度よりも僅かに早く回転駆動するようになっていて、
レジストローラ13bと相まって図示しない給紙装置か
ら供給される転写紙20を、転写・分離チャージャ6と
感光体1との間に形成される転写位置Aで感光体1表面
のトナー画像と一致するタイミングで給紙するようにな
っている。レジストローラ対13と感光体1との間に
は、同ローラ対13により給紙される転写紙20を転写
位置Aまで案内するガイド通路Rを形成する一対の案内
板15が配置されている。
【0011】搬送ベルトユニット7、分離爪8、濃度セ
ンサ9、クリーニング装置10及び.除電ランプ11
は、それぞれ転写位置Aよりも感光体1の回転方向に対
して下流側にあたる右側に配置されている。搬送ベルト
ユニット7は、転写を終えた転写紙20を図示しない排
紙トレーに向かって搬送するもので、転写・分離帯電器
6の近傍に設けられたガイド部材17と連続するように
配置されている。クリーニング装置10は、感光体1を
挾んで現像装置4と対向する感光体1表面の近傍に配置
されていて、感光体1表面の残留トナー等の不用物を除
去するブラシローラ10aとブレード10bとを備えて
いる。このブラシローラ10aとブレード10bは、感
光体1表面と周接している。
ンサ9、クリーニング装置10及び.除電ランプ11
は、それぞれ転写位置Aよりも感光体1の回転方向に対
して下流側にあたる右側に配置されている。搬送ベルト
ユニット7は、転写を終えた転写紙20を図示しない排
紙トレーに向かって搬送するもので、転写・分離帯電器
6の近傍に設けられたガイド部材17と連続するように
配置されている。クリーニング装置10は、感光体1を
挾んで現像装置4と対向する感光体1表面の近傍に配置
されていて、感光体1表面の残留トナー等の不用物を除
去するブラシローラ10aとブレード10bとを備えて
いる。このブラシローラ10aとブレード10bは、感
光体1表面と周接している。
【0012】さて、画像形成装置100の全体構成の説
明はここまでとし、次に本実施例の要部の説明に移るこ
とにする。本実施例は、転写帯電電圧は一定のまま転写
紙20の後端20a側における異常画像の発生を防止す
る構成に特徴がある。すなわち、転写・分離帯電器6
は、図2に示すように、接地されたベース板16の上に
固定されたサイド板16Aと仕切板16Bとで2室に区
分されて一体的に形成されたケーシング内で、転写帯電
器6Aと分離帯電器6Bとに分離されている。転写帯電
器6Aと分離帯電器6Bとには、コロナワイヤ6Cとコ
ロナワイヤ6D,6Eがそれぞれ設けられている。コロ
ナワイヤ6Cは、高圧電源14と接続していて、適時一
定の電流が通電されることによりコロナ放電を発生する
ようになっており、感光体1表面に静電的に吸着してい
るトナーを転写紙20側に引き寄せると共に、転写紙2
0をその帯電領域Sにおいて、感光体1に吸着させる帯
電極性とされている。コロナワイヤ6D,6Eは、高圧
電源14より電圧の小さい図示しない電源と接続してい
て、転写を終えた転写紙20に分離帯電電圧を与えてい
る。
明はここまでとし、次に本実施例の要部の説明に移るこ
とにする。本実施例は、転写帯電電圧は一定のまま転写
紙20の後端20a側における異常画像の発生を防止す
る構成に特徴がある。すなわち、転写・分離帯電器6
は、図2に示すように、接地されたベース板16の上に
固定されたサイド板16Aと仕切板16Bとで2室に区
分されて一体的に形成されたケーシング内で、転写帯電
器6Aと分離帯電器6Bとに分離されている。転写帯電
器6Aと分離帯電器6Bとには、コロナワイヤ6Cとコ
ロナワイヤ6D,6Eがそれぞれ設けられている。コロ
ナワイヤ6Cは、高圧電源14と接続していて、適時一
定の電流が通電されることによりコロナ放電を発生する
ようになっており、感光体1表面に静電的に吸着してい
るトナーを転写紙20側に引き寄せると共に、転写紙2
0をその帯電領域Sにおいて、感光体1に吸着させる帯
電極性とされている。コロナワイヤ6D,6Eは、高圧
電源14より電圧の小さい図示しない電源と接続してい
て、転写を終えた転写紙20に分離帯電電圧を与えてい
る。
【0013】転写・分離帯電器6と感光体1との間に形
成される転写位置A内には、分離帯電器6Bにより転写
を終えて感光体1から分離される転写紙20を搬送ベル
トユニット7に案内するガイド部材17が配置されてい
る。ガイド部材17は、感光体1の接線方向に延出して
いる。転写帯電器6Aよりも感光体1の回転方向上流
側、すなわち、図中一点鎖線より左方に符号Fで示す転
写位置Aの上流側には、レジストローラ対13で搬送さ
れる転写紙20を感光体1に押しつける方向に案内する
第1のガイド部材18と第2のガイド部材19とが、屈
曲ブラケット21を介してベース板16(ケーシング)
にそれぞれ支持並設されている。
成される転写位置A内には、分離帯電器6Bにより転写
を終えて感光体1から分離される転写紙20を搬送ベル
トユニット7に案内するガイド部材17が配置されてい
る。ガイド部材17は、感光体1の接線方向に延出して
いる。転写帯電器6Aよりも感光体1の回転方向上流
側、すなわち、図中一点鎖線より左方に符号Fで示す転
写位置Aの上流側には、レジストローラ対13で搬送さ
れる転写紙20を感光体1に押しつける方向に案内する
第1のガイド部材18と第2のガイド部材19とが、屈
曲ブラケット21を介してベース板16(ケーシング)
にそれぞれ支持並設されている。
【0014】第1ガイド部材18は、コロナワイヤ6C
のコロナ放電による帯電領域Sから外れた位置に設けら
れていて、第2ガイド部材19は、その先端19aを帯
電領域S内に配置されている。第1のガイド部材18
は、図3に示すように、断面L字形状で、両矢印Bで示
す感光体1の幅方向に延出する板材18Aと、同板材1
8Aに付設された弾性部材としてのポリエステルフィル
ム18Bから構成されている。ポリエステルフィルム1
8Bは、その厚さを0.25mm程度とされていて、矢
印Bで示す板材18Aから同板材の幅方向と直交する方
向に突出して感光体1に向かって延出している。第2の
ガイド部材19は、樹脂製で感光体1の幅方向に延出す
る板材19Aと、同板材に付設される弾性部材としての
ポリエステルフィルム19Bから構成されている。ポリ
エステルフィルム19Bは、その厚さを上記ポリエステ
ルフィルム18Bと同じくしていて、板材19Aから同
板材の幅方向と直交する向きに突出して感光体1に向か
って延出している。
のコロナ放電による帯電領域Sから外れた位置に設けら
れていて、第2ガイド部材19は、その先端19aを帯
電領域S内に配置されている。第1のガイド部材18
は、図3に示すように、断面L字形状で、両矢印Bで示
す感光体1の幅方向に延出する板材18Aと、同板材1
8Aに付設された弾性部材としてのポリエステルフィル
ム18Bから構成されている。ポリエステルフィルム1
8Bは、その厚さを0.25mm程度とされていて、矢
印Bで示す板材18Aから同板材の幅方向と直交する方
向に突出して感光体1に向かって延出している。第2の
ガイド部材19は、樹脂製で感光体1の幅方向に延出す
る板材19Aと、同板材に付設される弾性部材としての
ポリエステルフィルム19Bから構成されている。ポリ
エステルフィルム19Bは、その厚さを上記ポリエステ
ルフィルム18Bと同じくしていて、板材19Aから同
板材の幅方向と直交する向きに突出して感光体1に向か
って延出している。
【0015】各板材18A,19Aには、一対の長孔1
8a,18b、19a,19bが、感光体1の幅方向と
直交する方向にそれぞれ延出形成されている。長孔18
aは長孔19aと、長孔18bは長孔19bと、それぞ
れ対向して設けられて連通可能となっている。長孔18
a,19aと、長孔18b,19bとには、屈曲ブラケ
ット21に形成されたねじ孔21a,21bに螺合する
ねじ22,23がそれぞれ挿通され、第1のガイド部材
18と第2のガイド部材19とを感光体1に向かって摺
動自在としており、図4に示す感光体1と各ガイド部材
18,19の先端18a,19aとの隙間X1,X2を
調整可能としている。また、符号X3は第1ガイド部材
18と第2ガイド部材19との先端間隔を示している。
8a,18b、19a,19bが、感光体1の幅方向と
直交する方向にそれぞれ延出形成されている。長孔18
aは長孔19aと、長孔18bは長孔19bと、それぞ
れ対向して設けられて連通可能となっている。長孔18
a,19aと、長孔18b,19bとには、屈曲ブラケ
ット21に形成されたねじ孔21a,21bに螺合する
ねじ22,23がそれぞれ挿通され、第1のガイド部材
18と第2のガイド部材19とを感光体1に向かって摺
動自在としており、図4に示す感光体1と各ガイド部材
18,19の先端18a,19aとの隙間X1,X2を
調整可能としている。また、符号X3は第1ガイド部材
18と第2ガイド部材19との先端間隔を示している。
【0016】このような構成の画像形成装置100によ
ると、図示しない駆動手段により、図1において、反時
計方向に感光体1が回転駆動して露光光学系により露光
光12が照射されて静電潜像が感光体1の表面に形成さ
れると、現像装置4の現像ローラ4a,4bによって静
電潜像と逆電極に帯電されたトナーTが供給されて現像
が行なわれる。
ると、図示しない駆動手段により、図1において、反時
計方向に感光体1が回転駆動して露光光学系により露光
光12が照射されて静電潜像が感光体1の表面に形成さ
れると、現像装置4の現像ローラ4a,4bによって静
電潜像と逆電極に帯電されたトナーTが供給されて現像
が行なわれる。
【0017】一方、この現像動作と平行してレジストロ
ーラ対13が動作され、転写・分離帯電器6と感光体1
との間に形成される転写位置Aで画像の先端と一致する
タイミングで転写紙20が給紙される。給紙された転写
紙20は、ガイド通路Rを通って第1ガイド部材18の
先端18aと第2ガイド部材19の先端19aと接触し
て、感光体1の周面に案内されながら転写位置Aに向か
って搬送される。そして、転写帯電器6Aが作動してコ
ロナ放電が行なわれると、コロナ放電により転写紙20
が帯電されて感光体1のトナーが転写紙20に移動して
トナー画像の転写が行なわれる。この時、転写紙20
は、コロナ放電により帯電領域S内において感光体1の
周面に吸着される。
ーラ対13が動作され、転写・分離帯電器6と感光体1
との間に形成される転写位置Aで画像の先端と一致する
タイミングで転写紙20が給紙される。給紙された転写
紙20は、ガイド通路Rを通って第1ガイド部材18の
先端18aと第2ガイド部材19の先端19aと接触し
て、感光体1の周面に案内されながら転写位置Aに向か
って搬送される。そして、転写帯電器6Aが作動してコ
ロナ放電が行なわれると、コロナ放電により転写紙20
が帯電されて感光体1のトナーが転写紙20に移動して
トナー画像の転写が行なわれる。この時、転写紙20
は、コロナ放電により帯電領域S内において感光体1の
周面に吸着される。
【0018】転写紙20が更に搬送されて、その後端2
0aがガイド通路Rを出て第1ガイド部材18と第2ガ
イド部材19のそれぞれの先端18a,19aに接触す
ると、同部材によって感光体1に向かって案内される。
この時、転写紙の後端20aが図5に示すように、矢印
で示す搬送方向に対して下向きにカールした、すなわ
ち、感光体1から離れる向きにカールした状態であって
も先端18a,19aによって感光体1に向かって押し
上げられて矯正される。また、これら第1ガイド部材1
8と第2ガイド部材19は、転写帯電器6Aよりも搬送
方向上流側にあたる転写位置Aよりも上流側に位置して
いるので、転写位置Aに達する手前から後端20aを感
光体1側に案内することになる。転写帯電器6Aの帯電
領域Sでは、転写紙20が感光体1に静電的に吸着され
ると共に、この帯電領域S内に第2のガイド部材19の
先端19aを配置させているので、帯電領域S内での感
光体1と転写紙の後端20aとの接触状態を良好とな
る。さらに、第1ガイド部材18が帯電領域Sの外、つ
まり、帯電領域Sよりも上流側に配置されているので、
帯電領域Sの手前から転写紙の後端20aを感光体1に
案内することができ、帯電領域Sの外に位置する後端2
0aのばたつきを防止することができると共にプレ転写
を低減できる。
0aがガイド通路Rを出て第1ガイド部材18と第2ガ
イド部材19のそれぞれの先端18a,19aに接触す
ると、同部材によって感光体1に向かって案内される。
この時、転写紙の後端20aが図5に示すように、矢印
で示す搬送方向に対して下向きにカールした、すなわ
ち、感光体1から離れる向きにカールした状態であって
も先端18a,19aによって感光体1に向かって押し
上げられて矯正される。また、これら第1ガイド部材1
8と第2ガイド部材19は、転写帯電器6Aよりも搬送
方向上流側にあたる転写位置Aよりも上流側に位置して
いるので、転写位置Aに達する手前から後端20aを感
光体1側に案内することになる。転写帯電器6Aの帯電
領域Sでは、転写紙20が感光体1に静電的に吸着され
ると共に、この帯電領域S内に第2のガイド部材19の
先端19aを配置させているので、帯電領域S内での感
光体1と転写紙の後端20aとの接触状態を良好とな
る。さらに、第1ガイド部材18が帯電領域Sの外、つ
まり、帯電領域Sよりも上流側に配置されているので、
帯電領域Sの手前から転写紙の後端20aを感光体1に
案内することができ、帯電領域Sの外に位置する後端2
0aのばたつきを防止することができると共にプレ転写
を低減できる。
【0019】ここで、このように構成された画像形成装
置100を用いて本願出願人が行なった実験結果を図7
に示す。この実験は、画像形成装置100における第1
ガイド部材18の先端18aと第2ガイド部材19の先
端19aとの間隔X3と、各先端18a,19aと感光
体1との隙間X1,X2を段階的に変化させて転写紙後
端20aにおける転写画像の状態を調べてたものであ
る。転写紙20とては、図5、図6に示す一方の面に既
に画像が転写されていて、後端20aが符号Lで示すカ
ール長(幅)が10mm,符号Hで示すカール量が10
mm程度にカールした状態の転写紙20を用いた。ま
た、図7に示す○印は、後端から5mmまでの範囲で転
写不良が発生した場合を、矢印×は、後端から5mmよ
りも広い範囲まで転写不良が発生した場合をそれぞれ示
し、○印を転写良好と判断し、×印を転写不良と判定し
た。
置100を用いて本願出願人が行なった実験結果を図7
に示す。この実験は、画像形成装置100における第1
ガイド部材18の先端18aと第2ガイド部材19の先
端19aとの間隔X3と、各先端18a,19aと感光
体1との隙間X1,X2を段階的に変化させて転写紙後
端20aにおける転写画像の状態を調べてたものであ
る。転写紙20とては、図5、図6に示す一方の面に既
に画像が転写されていて、後端20aが符号Lで示すカ
ール長(幅)が10mm,符号Hで示すカール量が10
mm程度にカールした状態の転写紙20を用いた。ま
た、図7に示す○印は、後端から5mmまでの範囲で転
写不良が発生した場合を、矢印×は、後端から5mmよ
りも広い範囲まで転写不良が発生した場合をそれぞれ示
し、○印を転写良好と判断し、×印を転写不良と判定し
た。
【0020】実験結果から感光体1と先端18aとの隙
間X1が2.0mm、感光体1と先端19aとの隙間X
2が1,5mmを境にして画像の良否が別れることがわ
かった。また、間隔X3を1mmから徐々に間隔を広げ
ていったところ5mmまでは、図7に示すような画像結
果が得られた。
間X1が2.0mm、感光体1と先端19aとの隙間X
2が1,5mmを境にして画像の良否が別れることがわ
かった。また、間隔X3を1mmから徐々に間隔を広げ
ていったところ5mmまでは、図7に示すような画像結
果が得られた。
【0021】つまり、感光体1とガイド部材18の先端
18aとの隙間X1は2.0mm以下、感光体1とガイ
ド部材19の先端19aとの隙間X2は1.5mm以
下、かつ、先端18a,先端19aとの間隔X3を1m
mから5mmの範囲に設定することが好ましく、この範
囲内では、転写紙20の後端20aにおける転写不良を
防止することができた。なお、感光体1の回転速度を変
化させた場合であっても同様の結果が得られたことをつ
け加える。
18aとの隙間X1は2.0mm以下、感光体1とガイ
ド部材19の先端19aとの隙間X2は1.5mm以
下、かつ、先端18a,先端19aとの間隔X3を1m
mから5mmの範囲に設定することが好ましく、この範
囲内では、転写紙20の後端20aにおける転写不良を
防止することができた。なお、感光体1の回転速度を変
化させた場合であっても同様の結果が得られたことをつ
け加える。
【0022】また、本実施例では、第1ガイド部材18
だけを帯電領域Sの外に設けているが、第2ガイド部材
19もこの帯電領域Sの外に設けても良い。このように
第1、第2のそれぞれガイド部材18,19を転写帯電
器6Aによる帯電領域Sの外に設けると、帯電電圧によ
る転写紙20の感光体1への静電吸着が弱い部位(領
域)にガイド部材18,19を設けることになるので、
転写紙20の後端20aが感光体1から離れる向きにカ
ールしていても転写位置よりも十分に手前から感光体1
に寄せることができ、プレ転写や後端20a側における
転写不良を低減することができる。
だけを帯電領域Sの外に設けているが、第2ガイド部材
19もこの帯電領域Sの外に設けても良い。このように
第1、第2のそれぞれガイド部材18,19を転写帯電
器6Aによる帯電領域Sの外に設けると、帯電電圧によ
る転写紙20の感光体1への静電吸着が弱い部位(領
域)にガイド部材18,19を設けることになるので、
転写紙20の後端20aが感光体1から離れる向きにカ
ールしていても転写位置よりも十分に手前から感光体1
に寄せることができ、プレ転写や後端20a側における
転写不良を低減することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、転写位置
の上流に転写紙を像担持体方向へ案内する第1及ガイド
部材と第2ガイド部材とを設けたので、転写材の後端が
像担持体から離れる向きに湾曲している転写材の場合で
も、その後端における転写不良を低減することができ
る。請求項2記載の発明によれば、第1ガイド部材と第
2ガイド部材と像担持体との隙間をそれぞれ調整可能と
したので、転写材のコシや厚みなどの条件に対応した最
適な隙間を設定することができる。請求項3,5記載の
発明によれば、各項に記載した数値の範囲内において転
写紙の後端における転写不良を確実に防止できる。請求
項4記載の発明によれば、第1の案内部材及び第2の案
内部材を弾性部材で構成することで、転写材のコシや強
度、あるいは厚さ等にバラツキがあっても第1の案内部
材及び第2の案内部材が変形することで吸収することが
できるので、転写紙の種類が異なっても感光体1に確実
に案内でき、転写紙が異なってもその後端における転写
不良を防止することができる。
の上流に転写紙を像担持体方向へ案内する第1及ガイド
部材と第2ガイド部材とを設けたので、転写材の後端が
像担持体から離れる向きに湾曲している転写材の場合で
も、その後端における転写不良を低減することができ
る。請求項2記載の発明によれば、第1ガイド部材と第
2ガイド部材と像担持体との隙間をそれぞれ調整可能と
したので、転写材のコシや厚みなどの条件に対応した最
適な隙間を設定することができる。請求項3,5記載の
発明によれば、各項に記載した数値の範囲内において転
写紙の後端における転写不良を確実に防止できる。請求
項4記載の発明によれば、第1の案内部材及び第2の案
内部材を弾性部材で構成することで、転写材のコシや強
度、あるいは厚さ等にバラツキがあっても第1の案内部
材及び第2の案内部材が変形することで吸収することが
できるので、転写紙の種類が異なっても感光体1に確実
に案内でき、転写紙が異なってもその後端における転写
不良を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構
成図である。
成図である。
【図2】転写・分離帯電器及びその近傍の構成を示す拡
大図である。
大図である。
【図3】第1ガイド部材と第2ガイド部材の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の要部である第1ガイド部材と第2ガイ
ド部材との設定状態を示す拡大図である。
ド部材との設定状態を示す拡大図である。
【図5】転写紙の湾曲(カール)状態を示す側面図であ
る。
る。
【図6】転写紙の後端を示す一部破断平面図である。
【図7】本発明の構成による実験データを示すグラフで
ある。
ある。
1 像担持体(感光体) 6A 転写帯電器 16 転写帯電器のケース 18 第1の案内部材 19 第2の案内部材 20 転写材(転写紙) A 転写位置 X1 第1の案内部材と像担持体との隙
間 X2 第2の案内部材と像担持体との隙
間 X3 第1の案内部材と第2の案内部材
との間隔 100 画像形成装置
間 X2 第2の案内部材と像担持体との隙
間 X3 第1の案内部材と第2の案内部材
との間隔 100 画像形成装置
Claims (5)
- 【請求項1】像担持体上に形成されたトナー像を転写材
に転写させる転写帯電器における転写位置より上流に設
けられ、上記転写材を像担持体側へ案内する第1の案内
部材と、 上記第1の案内部材と転写位置との間設けられ、上記転
写材を像担持体へ案内する第2の案内部材とを具備する
画像形成装置。 - 【請求項2】第1の案内部材及び第2の案内部材は、像
担持体に対してそれぞれ移動可能に転写帯電器に取り付
けられたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】像担持体と第1の案内部材との隙間を2.
0mm以下、像担持体と第2の案内部材との隙間を1.
5mm以下とする請求項1または2記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】第1の案内部材及び第2の案内部材が、弾
性部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至
請求項3の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項5】第1の案内部材と第2の案部部材との間隔
を、1mmから5mmの範囲とする請求項1乃至請求項
4の何れかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16966894A JPH0836313A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16966894A JPH0836313A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836313A true JPH0836313A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15890706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16966894A Pending JPH0836313A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836313A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1686429A1 (en) | 2005-01-28 | 2006-08-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus with guide members for guiding a recording medium towards the image carrying member |
JP2006301490A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Brother Ind Ltd | 転写装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
US7539447B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device for absorbing vibration of guide plate |
US7539448B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device for suppressing vibration of guide plate and jams of recording sheet |
US7542709B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-06-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device for suppressing recording sheet from flapping when transferring toner images thereon |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP16966894A patent/JPH0836313A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1686429A1 (en) | 2005-01-28 | 2006-08-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus with guide members for guiding a recording medium towards the image carrying member |
US7539447B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device for absorbing vibration of guide plate |
US7539446B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus with flexible guide members |
US7539448B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device for suppressing vibration of guide plate and jams of recording sheet |
US7542709B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-06-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device for suppressing recording sheet from flapping when transferring toner images thereon |
JP2006301490A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Brother Ind Ltd | 転写装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
US7346304B2 (en) | 2005-04-25 | 2008-03-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Transfer device having guiding member that guides recording medium to transfer position |
JP4534852B2 (ja) * | 2005-04-25 | 2010-09-01 | ブラザー工業株式会社 | 転写装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
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