JP2002278329A - 熱定着装置及びプリンタ - Google Patents

熱定着装置及びプリンタ

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JP2002278329A
JP2002278329A JP2001076921A JP2001076921A JP2002278329A JP 2002278329 A JP2002278329 A JP 2002278329A JP 2001076921 A JP2001076921 A JP 2001076921A JP 2001076921 A JP2001076921 A JP 2001076921A JP 2002278329 A JP2002278329 A JP 2002278329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱定着装置におけるトナーの飛散等を防止す
る。 【解決手段】 加熱手段(26)と、加圧手段(27)
と、加熱及び加圧手段(26,27)間のニップ部(6
0)に記録媒体(3)を導く導電性を有した定着入口ガ
イド板(58)とを備えた熱定着装置(18)におい
て、定着入口ガイド板がフロート状態に保持される。導
電性のある定着入口ガイド板をアースに接続したり、定
着入口ガイド板の全体を樹脂で作ってフロート状態にし
た場合に比べ、トナーの飛散を一層低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱定着装置及びこ
の熱定着装置を備えたレーザープリンタ等のプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等のプリンタは、用紙に
転写されたトナーを定着させるため熱定着装置を備え
る。図7に示すように、この熱定着装置61は加熱ロー
ラ62と加圧ローラ63を有し、両ローラ62,63間
を通る用紙64に熱と圧力を加えて用紙64上のトナー
を熱定着させるようになっている。また、用紙64の流
れ方向に見て両ローラ62,63の上流側には用紙64
の定着入口ガイド板65が設けられる。用紙64はこの
定着入口ガイド板65により案内されて両ローラ62,
63のニップ部66に入り加熱及び加圧されつつ上流側
に抜け出る。
【0003】また、図8に示すように、加熱ローラ62
の周面には逆クラウンが与えられ、加圧ローラ63の周
面にはクラウンが形成されている。これにより加熱ロー
ラ62と加圧ローラ63とのニップ部66に咥えられる
用紙64はその両側へ引っ張られようとし皺伸ばしされ
つつ定着処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、熱定着装置6
1の定着入口ガイド板65は導電材で形成されているの
でノイズの影響を受けやすく、ノイズが発生すると本体
制御を誤動作させたりする。これを防止するため、従来
図7に示すように、定着入口ガイド板65をアース67
に接続したり、定着入口ガイド板65の全体を絶縁性樹
脂で作っている。ところが、定着入口ガイド板65の全
体を絶縁性樹脂で形成すると、用紙64が定着入口ガイ
ド板65と摺擦し摩擦帯電してしまってトナーが飛散
し、また、導電性のある定着入口ガイド板65をアース
67に接続すると、用紙64のトナーを吸着するための
電荷が接地に流れてしまって電荷がなくなりトナーが飛
散したりする。
【0005】本発明は、上記問題点を解決することがで
きる熱定着装置及びプリンタを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、加熱手段(26)と、加圧手段
(27)と、加熱及び加圧手段(26,27)間のニッ
プ部(60)に記録媒体(3)を導く導電性を有した定
着入口ガイド板(58)とを備えた熱定着装置(18)
において、定着入口ガイド板(58)がフロート状態に
保持された熱定着装置(18)を採用する。
【0007】この請求項1の発明によれば、導電性のあ
る定着入口ガイド板(58)をアース(67)に接続し
たり、定着入口ガイド板(58)の全体を樹脂で作って
フロート状態にした場合に比べ、記録媒体(3)の定着
入口ガイド板(58)に接触する側におけるトナーを吸
着するための電荷が温存され、トナーのオフセットや飛
散を一層低減することができる。
【0008】請求項2の発明は、加熱手段(26)と、
加圧手段(27)と、加熱及び加圧手段(26,27)
間のニップ部(60)に記録媒体(3)を導く導電性を
有した定着入口ガイド板(58)とを備えた熱定着装置
(18)において、定着入口ガイド板(58)が単方向
性の整流手段(70)を介して接地されており、整流手
段(70)は逆方向電圧が印加される方向で定着入口ガ
イド板(58)に接続されている熱定着装置(18)を
採用する。
【0009】この請求項2の発明によれば、逆方向電圧
が印加される方向で単方向性の整流手段(70)が定着
入口ガイド板(58)に接続されているので、定着入口
ガイド板(58)に接触する側の記録媒体(3)の電荷
が、定着入口ガイド板(58)から接地に移動すること
がなく、記録媒体(3)の定着入口ガイド板(58)に
接触する側におけるトナーを吸着するための電荷が温存
される。従って、トナーの飛散を一層低減することがで
きる。
【0010】請求項3の発明は、上記整流手段がツェナ
ーダイオード(70)である請求項2に記載の熱定着装
置(18)を採用する。
【0011】この請求項3の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)には、逆方向電位が印加されるようにツ
ェナーダイオード(70)が接続されるので、接触する
側の記録媒体(3)の電荷は、定着入口ガイド板(5
8)から接地に移動することがなく、記録媒体(3)の
定着入口ガイド板(58)に接触する側におけるトナー
で吸着するための電荷が温存される。従って、トナーの
オフセットや飛散を一層低減することができる。
【0012】請求項4の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)が金属で形成された請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の熱定着装置(18)を採用する。
【0013】この請求項4の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)が走行する記録媒体(3)により擦られ
ても静電気を発生し難くなる。
【0014】請求項5の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)が、ニップ部(60)を通過する記録媒体
(3)の搬送路を加熱手段(26)側へ偏らせるように
付勢手段(56)により付勢された請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載の熱定着装置(18)を採用する。
【0015】この請求項5の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)が付勢手段(56)により加熱手段(2
6)側に付勢されることから、定着入口ガイド板(5
8)が記録媒体(3)の剛性、挙動変化に対し自在に変
位し、記録媒体(3)の姿勢を加熱手段(26)の近傍
に維持することができる。従って、記録媒体(3)はニ
ップ部(60)に良好に案内され、ニップ前に加熱手段
(26)により予熱され、トナーの飛散等が防止され
る。
【0016】請求項6の発明は、上記付勢手段が弾性体
(56)で構成され、定着入口ガイド板(58)が上記
ニップ部(60)に平行な支軸(55)により回動可能
に支えられている請求項5に記載の熱定着装置(18)
を採用する。
【0017】この請求項6の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)が支軸(55)を支点にして回動するの
で、記録媒体(3)の搬送路を簡易に加熱手段(26)
側へ偏らせることができる。
【0018】請求項7の発明は、上記付勢手段(56)
が、定着入口ガイド板(58)自体がその上を通過する
記録媒体(3)の搬送路が加熱手段(26)側へ偏るよ
うに記録媒体(3)を付勢する弾性材で形成されること
により実現される請求項5に記載の熱定着装置(18)
を採用する。
【0019】この請求項7の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)が付勢手段(56)を兼ねるので、記録
媒体(3)との接触で定着入口ガイド板(58)自体が
弾性変形することとなる。従って、定着入口ガイド板
(58)の周辺の構造が簡素化される。
【0020】請求項8の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)における上記ニップ部側(581)が金属で形
成され、反ニップ部側(582)が樹脂で形成される請
求項1乃至請求項7のいずれかに記載の熱定着装置(1
8)を採用する。
【0021】この請求項8の発明によれば、記録媒体
(3)に接触する部分(581)が金属で出来ているか
ら記録媒体(3)の静電コントロールが可能となる。ま
た、反ニップ部側(582)が樹脂で形成されるので、
紙詰まり解消作業等の際にユーザーの手指が触れるよう
なことがあっても火傷をするおそれがない。
【0022】請求項9の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)に、記録媒体(3)側に突出する曲面を有した
稜部(58a)が形成された請求項1乃至請求項8のい
ずれかに記載の熱定着装置(18)を採用する。
【0023】この請求項9の発明によれば、走行する記
録媒体(3)が定着入口ガイド板(58)の稜部(58
a)の曲面に接触するので、記録媒体(3)に擦り跡や
皺が発生するのを防止し、また記録媒体(3)が紙であ
る場合は紙粉が発生したりするのを防止することができ
る。
【0024】請求項10の発明は、上記定着入口ガイド
板(58)が記録媒体(3)よりも幅狭に形成された請
求項1乃至請求項9のいずれかに記載の熱定着装置(1
8)を採用する。
【0025】この請求項10の発明によれば、記録媒体
(3)の両側が定着入口ガイド板(58)に接触しない
ので、記録媒体(3)上のトナーが定着入口ガイド板
(58)に付着しなくなる。
【0026】請求項11の発明は、上記定着入口ガイド
板(58)の両側に、導電性の線材(57)が定着入口
ガイド板(58)のガイド面に倣うように配置された請
求項1乃至請求項10のいずれかに記載の熱定着装置
(18)を採用する。
【0027】この請求項11の発明によれば、定着入口
ガイド板(58)から食み出る記録媒体(3)の両側が
線材(57)により支持されるので、記録媒体(3)の
走行が安定する。
【0028】請求項12の発明は、上記定着入口ガイド
板(58)が、上記加熱手段(26)又は加圧手段(2
7)に形成される逆クラウン又はクラウンの曲率以上の
曲率で鉛直方向に湾曲する稜部(58a)を備えた請求
項1乃至請求項11のいずれかに記載の熱定着装置(1
8)を採用する。
【0029】この請求項12の発明によれば、記録媒体
(3)の稜部(58a)がニップ部(60)の湾曲弧に
倣うように鉛直方向に湾曲するので、記録媒体(3)の
前端の中央部からニップ部(60)にニップされた後両
側がニップされることになる。従って、記録媒体(3)
は適正に皺伸ばしされつつニップ部(60)を通過す
る。
【0030】請求項13の発明は、請求項1乃至請求項
12のいずれかに記載の熱定着装置(18)を備えたプ
リンタを採用する。
【0031】この請求項13の発明によれば、適正に熱
定着を行うことができるので、印刷品質のよいプリンタ
を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、添付図面を参照して説明する。
【0033】<実施の形態1>最初に、熱定着装置が装
着されるプリンタの全体の概要について説明する。
【0034】図1に示すプリンタはレーザプリンタ1で
あり、このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内
に、記録媒体である用紙3を給紙するためのフィーダ部
4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための
画像形成部5などを備えている。なお、このレーザプリ
ンタ1では用紙3に限らず樹脂シート等他の記録媒体に
もプリント可能である。
【0035】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレ
イ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一
端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット
9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側
(以下、用紙3の搬送方向上流側または下流側を、単
に、上流側または下流側という場合がある。)に設けら
れる搬送ローラ10および11と、搬送ローラ10およ
び11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレ
ジストローラ12とを備えている。
【0036】用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタッ
ク可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部にお
いて揺動可能に支持されることによって、近い方の端部
を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示し
ないばねによって上方向に付勢されている。そのため、
用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給
紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの
付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8およ
び給紙パット9は、互いに対向状に配設され、給紙パッ
ト9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パット
9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧
板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側か
ら図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧
され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と
給紙パット9とで挟まれた後、一枚毎に給紙される。給
紙された用紙3は、搬送ローラ10および11によって
レジストローラ12に送られる。レジストローラ12
は、1対のローラから構成されており、用紙3を所定の
レジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
【0037】なお、このフィーダ部4は、さらに、マル
チパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上
に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側
給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット15
aとを備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15お
よびマルチパーパス側給紙パット15aは、互いに対向
状に配設され、マルチパーパス側給紙パット15aの裏
側に配設される図示しないばねによって、マルチパーパ
ス側給紙パット15aがマルチパーパス側給紙ローラ1
5に向かって押圧されている。マルチパーパストレイ1
4上に積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ロー
ラ15の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15
とマルチパーパス側給紙パット15aとで挟まれた後、
一枚毎に給紙される。
【0038】画像形成部5は、スキャナユニット16、
プロセスカートリッジ17、転写ローラ24および熱定
着装置18などを備えている。
【0039】スキャナユニット16は、本体ケーシング
2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、
回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および
21、反射鏡22などを備えており、レーザ発光部から
発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、
鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、
反射鏡22、レンズ21の順に通過あるいは反射させ
て、後述するプロセスカートリッジ17の像担持体であ
る感光ドラム23の表面上に高速走査にて照射させてい
る。
【0040】プロセスカートリッジ17は、スキャナユ
ニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対し
て着脱自在に装着されるように構成されている。このプ
ロセスカートリッジ17は、感光ドラム23を備えると
ともに、図示しない、スコロトロン型帯電器、現像ロー
ラ、トナー収容部などを備えている。
【0041】トナー収容部には、現像剤として、正帯電
性の非磁性一成分の重合トナーが充填されており、その
トナーが、現像ローラに一定厚さの薄層として担持され
る。
【0042】一方、感光ドラム23は、現像ローラと対
向状に回転可能に配設されており、ドラム本体が接地さ
れるとともに、その表面がポリカーボネートなどから構
成される正帯電性の感光層により形成されている。
【0043】そして、感光ドラム23の表面は、感光ド
ラム23の回転に伴なって、スコロトロン型帯電器によ
り一様に正帯電された後、スキャナユニット16からの
レーザービームの高速走査により露光され、所定の画像
データに基づく静電潜像が形成され、その後、現像ロー
ラと対向した時に、現像ローラ上に担持されかつ正帯電
されているトナーが、その感光ドラム23の表面に形成
される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感
光ドラム23の表面のうち、レーザービームによって露
光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担
持されることによって可視像化され、これによって反転
現像が達成される。
【0044】転写ローラ24は、感光ドラム23の下方
において、本体ケーシング2側において回転可能に支持
された状態で、感光ドラム23と対向するように配置さ
れている。この転写ローラ24は、金属製のローラ軸
に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されてお
り、感光ドラム23に対して所定の転写バイアスが印加
されている。そのため、感光ドラム23上に担持された
トナーからなる可視像は、用紙3が感光ドラム23と転
写ローラ24との間を通る間に用紙3に転写される。可
視像が転写された用紙3は、搬送ベルト25を介して、
熱定着装置18に搬送される。なお、カラー印刷の場合
は、感光ドラム23に像担持体としての中間転写ベルト
が接し、この中間転写ベルトに転写ローラ24が接する
ことになる。
【0045】熱定着装置18は、図1に示すように、プ
ロセスカートリッジ17の下流側に配設される。この熱
定着装置18は、図1乃至図3に示すように、本体ケー
シング2内に固定されるケーシング部材34を備え、こ
のケーシング部材34内に加熱手段である加熱ローラ2
6と、加圧手段である加圧ローラ27と、加熱及び加圧
ローラ26,27間のニップ部60に記録媒体である用
紙3を導く導電性を有した定着入口ガイド板58とを備
える。
【0046】ケーシング部材34は、絶縁性部材で形成
され、下方が開放された箱型に形成され、その長手方向
両端部には、加熱及び加圧ローラ26,27を回転可能
に支持するためのホルダ部35,35を備える。また、
所定位置には、加熱手段用の温度ヒューズ40、サーモ
スタット41等が取り付けられている。ケーシング部材
34の中の加熱及び加圧ローラ26,27よりも下流側
には、加熱及び加圧ローラ26,27間を通過する用紙
3を搬送するための搬送ローラ28が回転可能に支持さ
れている。
【0047】加熱ローラ26は、金属製のローラ本体3
2の内部にヒータ33を備え、ケーシング部材34に回
転可能に支持されている。加圧ローラ27は少なくとも
表面がゴム等クッション性のある材料で出来たローラで
あり、ケーシング部材34に回転可能に支持されてい
る。もちろん、加熱ローラ26の表面をクッション性の
ある材料で形成し、加圧ローラ27の表面を硬い材料で
形成してもよい。加熱及び加圧ローラ26,27が上下
方向で接触することにより、両者間に用紙3を挟みつつ
搬送するニップ部60が形成される。プロセスカートリ
ッジ17において用紙3上に転写されたトナーは、用紙
3がニップ部60を通過する間に熱定着せしめられる。
なお、加熱及び加圧ローラ26,27は無端ベルト等他
の加熱及び加圧手段で代替することもできる。
【0048】定着入口ガイド板58は、導電性のある材
料すなわち導電性樹脂又は金属で作られるが、望ましく
は金属板で形成され、絶縁性のケーシング部材34に取
り付けられてフロート状態に保持される。定着入口ガイ
ド板58が金属板で形成されることにより、走行する用
紙3に擦られても静電気が発生し難くなり、用紙3の定
着入口ガイド板58に接する側におけるトナーを吸着す
るための電荷を一定にすることができ、静電気によるト
ナーの飛散が防止される。また、導電性のある定着入口
ガイド板58がフロート状態に保持されることにより、
用紙3の定着入口ガイド板58に接触する側におけるト
ナーを吸着するための電荷が温存され、トナーの飛散が
防止される。
【0049】また、図3に示すように、必要に応じて定
着入口ガイド板58が単方向性の整流手段を介して接地
され、この整流手段は定着入口ガイド板58に逆方向電
圧が印加される方向で接続される。整流手段としては例
えばツェナーダイオード70が用いられる。この整流手
段により定着前の用紙3の電位が簡易にコントロールさ
れ、静電気によるトナーの飛散がより確実に防止され
る。
【0050】なお、本実施形態のトナーは、上述したよ
うに正帯電性であるため、定着入口ガイド板58に接触
する側の用紙3の電荷は負極性の電荷である。従って、
図3の例では、ツェナーダイオード70のアノード側を
定着入口ガイド板58に接続している。しかし、負帯電
性のトナーを用いる場合には、定着入口ガイド板58に
接触する側の用紙3の電荷は正極性の電荷となるので、
ツェナーダイオード70のカソード側を定着入口ガイド
板58に接続すれば良い。
【0051】定着入口ガイド板58の上面は平坦でもよ
いが、図3に示すように、必要に応じて記録媒体である
用紙3側に突出する曲面を有した稜部58aが形成され
る。用紙3はこのような定着入口ガイド板58の稜部5
8aの曲面に接触しつつ走行するので、記録媒体である
用紙3に皺が発生したり記録媒体の表面に擦り跡が発生
したりするのが防止され、また紙粉等の発生も防止され
る。
【0052】定着入口ガイド板58の左右幅すなわち記
録媒体である用紙3の搬送方向に垂直な方向の幅は用紙
3の幅以上であってもよいが、望ましくは図2に示すよ
うに定着入口ガイド板58の左右幅cは用紙3の幅より
も幅狭に形成される。例えば、通常使用される版のうち
でも比較的小さい版であるB5版の用紙を縦長に搬送す
る場合にその幅よりも小さい幅とされる。これにより、
記録媒体である用紙3の両側が定着入口ガイド板58に
接触しなくなるので、用紙3上のトナーが定着入口ガイ
ド板58に付着しなくなる。
【0053】また、定着入口ガイド板58の両側には、
導電性の線材57a,57bが定着入口ガイド板58の
ガイド面に倣うように配置され、線材57a,57bも
定着入口ガイド板58と同様にフロート状態に保持され
るか、ツェナーダイオード70を介して接地される。記
録媒体である用紙3は定着入口ガイド板58上を走行す
る際にその両側が定着入口ガイド板58の両側から食み
出るが、この定着入口ガイド板58から食み出る用紙3
の両側が線材57a,57bにより支持される。例え
ば、線材57a,57bは、定着入口ガイド板58の両
側に二本ずつ設けられ、B5版の用紙が搬送される場合
はその用紙の片側が二本の線材57a,57aの中間を
通り他の片側が二本の線材57b,57bの中間を通る
ように配置され、A4版の用紙が搬送される場合はその
用紙の両側が外側の線材57a,57bの更に外側を通
るように配置される。この導電性の線材57a,57b
は、定着入口ガイド板58と同様に用紙3の静電的コン
トロールも行う。
【0054】図1に示すように、この熱定着装置18に
おいて定着された用紙3は、その後、熱定着装置18の
下流側に設けられる搬送ローラ28および29によっ
て、排紙ローラ30に搬送され、排紙ローラ30に送ら
れた用紙3は、その排紙ローラ30によって排紙トレイ
31上に排紙される。
【0055】<実施の形態2>図4に示すように、この
実施の形態2における定着入口ガイド板58は、加熱及
び加圧ローラ26,27のニップ部60を通過する記録
媒体である用紙3の搬送路を加熱ローラ26側へ偏らせ
るように付勢手段により付勢されている。付勢手段とし
てはバネ、ゴム等の弾性体を用いることができるが、図
示例ではバネ56が絶縁性のケーシング部材34に支持
されている。また、必要に応じて、定着入口ガイド板5
8がニップ部60に平行な支軸55を介しケーシング部
材34に上下に回動可能に支えられる。
【0056】この定着入口ガイド板58は付勢手段であ
るバネ56により付勢され、支軸55を支点に回動し、
加熱ローラ26側に近接する。これにより、定着入口ガ
イド板58が用紙3の剛性、挙動変化に対し自在に変位
し、用紙3の姿勢を加熱ローラ26の近傍に維持する。
従って、用紙3はニップ部60に良好に案内されると共
に、ニップ前に加熱ローラ26により予熱され、トナー
の飛散等が防止される。
【0057】なお、ニップ部60は図6に示すように加
熱及び加圧ローラ26,27に逆クラウン及びクラウン
が形成される場合は湾曲することになるが、その曲率は
極めて小さいのでその場合は支軸55はニップ部60に
略平行であり、加圧ローラ26,27の回転軸に平行と
いうことになる。
【0058】また、付勢手段としてバネ56等を用いる
ことなく定着入口ガイド板58自体の弾性を利用するこ
とも可能である。すなわち、定着入口ガイド板58を弾
性に富む材料で形成し、その弾性変形により用紙3の搬
送路を加熱ローラ26側へ偏らせるようにしてもよい。
この場合、定着入口ガイド板58が付勢手段を兼ねるの
で、定着入口ガイド板58の周辺の構造が簡素化され
る。
【0059】なお、実施の形態1における線材57a,
57bをこの実施の形態2でも設け、この線材57a,
57bで付勢手段を兼ねるようにしてもよい。
【0060】<実施の形態3>図5に示すように、この
実施の形態3における定着入口ガイド板58は、加熱及
び加圧ローラ26,27間のニップ部60側の部分58
1が導電材例えば金属板で形成され、反ニップ部60側
の部分582が樹脂例えば絶縁性樹脂で形成されてい
る。
【0061】具体的には、定着入口ガイド板58の反ニ
ップ部60側の部分582はケーシング部材34と同様
に絶縁性樹脂で形成され、ケーシング部材34と一体化
されている。反ニップ部60側の部分582はニップ部
60の近傍へと突出し、その上部でニップ部60側の部
分581を支持するようになっている。この反ニップ部
60側の部分582は樹脂で形成されるので、加熱ロー
ラ26により加熱されてもほとんど蓄熱せず熱くならな
い。
【0062】なお、反ニップ部60側の部分582を導
電性樹脂で形成してもよい。この場合、反ニップ部60
側の部分582をニップ部60側の部分581と同様にフ
ロート状態とするか、ツェナーダイオードを介して接地
する。
【0063】定着入口ガイド板58のニップ部60側の
部分581は記録媒体である用紙3に常に接触する部分
であり、金属により形成される。このため、走行する用
紙3により擦られても静電気を発生し難くなる。また、
このニップ部60側の部分581は、反ニップ部60側
の部分582の上にフロート状態に保持される。これに
より、導電性のある定着入口ガイド板58をアース67
に接続したり、定着入口ガイド板58の全体を絶縁性樹
脂で作た場合に比べ、用紙3の静電コントロールが可能
であり、用紙3の定着入口ガイド板58に接触する側に
おけるトナーを吸着するための電荷が温存され、トナー
の飛散が一層低減される。また、定着入口ガイド板58
のニップ部60側の部分581は薄い金属板の板金加工
等により形成され、反ニップ部60側の部分582の上
に隙間を介して保持される。これにより、ニップ部60
側の部分581はそれ自体の弾性により用紙3の剛性、
挙動変化に対し自在に変位し、用紙3の姿勢を加熱ロー
ラ26の近傍に維持する。従って、用紙3はニップ部6
0に良好に案内され、ニップ前に加熱ローラ26により
予熱され、トナーの飛散等が防止される。
【0064】また、定着入口ガイド板58のニップ部6
0側の部分581には、用紙3側に突出する曲面を有し
た稜部58aが形成される。走行する用紙3はこの定着
入口ガイド板58の稜部58aの曲面に接触するので、
用紙3に擦り跡、皺、紙粉が発生しなくなる。
【0065】さらに、このニップ部60側の部分581
は金属等で作られるので加熱ローラ26により加熱され
て熱くなるが、その部分は定着入口ガイド板58のニッ
プ部60側に配置されており、しかもケーシング部材3
4の後部下端34aが加熱ローラ26の回転中心よりも
下方であって反ニップ部60側の部分582の上方へと
延びている。従って、紙詰まり等がこの熱定着装置18
で発生した場合にその解消作業に当たり作業者の手指が
ニップ部60側の熱い部分581に触れることはなく、
火傷をするおそれはない。
【0066】<実施の形態4>図6に示すように、この
実施の形態3における定着入口ガイド板58は、加熱ロ
ーラ26又は加圧ローラ27に形成される逆クラウン又
はクラウンの曲率以上の曲率で鉛直方向に湾曲する稜部
58aを備えている。図示例では加熱ロー26側に逆ク
ラウンが形成され、加圧ローラ27側にクラウンが形成
されるが、加熱ローラ26側にクラウンを形成し、加圧
ローラ27側に逆クラウンを形成してもよい。この定着
入口ガイド板58は例えば金属板を鉛直方向に湾曲させ
ることにより形成することができる。定着入口ガイド板
58の稜部58aの曲率は逆クラウン又はクラウンの曲
率と同率でもよいが、望ましくは逆クラウン又はクラウ
ンの曲率よりも大きくされ、図6の立面図に示すように
定着入口ガイド板58はニップ部60との間に隙間A,
B,Cが形成されるように配置される。隙間A,B,C
の大きさの関係はA=C≧Bとなる。
【0067】この定着入口ガイド板58により案内され
る記録媒体である用紙3の前端は、ニップ部60の湾曲
弧に倣うように鉛直方向に湾曲するので、まず用紙3の
前端の中央部からニップ部60にニップされた後に両側
がニップされることになる。従って、記録媒体である用
紙3は適正に皺伸ばしされつつニップ部60を通過す
る。
【0068】なお、上記各実施の形態において熱定着装
置はプリンタに装着したものとして説明したが、ファク
シミリ装置等他の装置にも装着可能である。また、転写
手段としては、転写ローラに限らず、コロトロン型の転
写手段を用いることも可能である。また、図3、図4に
示す各実施の形態では稜部を定着入口ガイド板の上側の
中程に形成したが、定着入口ガイド板の前縁すなわち加
熱及び加圧ローラのニップ部側の先端に形成してもよ
い。また、図5に示す実施の形態において、逆方向電圧
が印加される方向で単方向性のツェナーダイオード等の
整流手段を定着入口ガイド板58のニップ部側部分58
1に接続してもよいし、定着入口ガイド板を記録媒体よ
りも幅狭に形成し、その両側に、導電性の線材を定着入
口ガイド板のガイド面に倣うように配置してもよいし、
定着入口ガイド板の稜部を加熱及び加圧ローラの逆クラ
ウン又はクラウンの曲率以上の曲率で鉛直方向に湾曲さ
せてもよい。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、導電性のある
定着入口ガイド板(58)をアース(67)に接続した
り、定着入口ガイド板(58)の全体を樹脂で作ってフ
ロート状態にした場合に比べ、記録媒体(3)の定着入
口ガイド板(58)に接触する側におけるトナーを吸着
するための電荷が温存され、トナーのオフセットや飛散
を一層低減することができる。
【0070】請求項2の発明によれば、逆方向電圧が印
加される方向で単方向性の整流手段(70)が定着入口
ガイド板(58)に接続されているので、定着入口ガイ
ド板(58)に接触する側の記録媒体(3)の電荷が、
定着入口ガイド板(58)から接地に移動することがな
く、記録媒体(3)の定着入口ガイド板(58)に接触
する側におけるトナーを吸着するための電荷が温存され
る。従って、トナーの飛散を一層低減することができ
る。
【0071】請求項3の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)には、逆方向電位が印加されるようにツェナ
ーダイオード(70)が接続されるので、接触する側の
記録媒体(3)の電荷は、定着入口ガイド板(58)か
ら接地に移動することがなく、記録媒体(3)の定着入
口ガイド板(58)に接触する側におけるトナーで吸着
するための電荷が温存される。従って、トナーのオフセ
ットや飛散を一層低減することができる。
【0072】請求項4の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)が走行する記録媒体(3)により擦られても
静電気を発生し難くなる。
【0073】請求項5の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)が付勢手段(56)により加熱手段(26)
側に付勢されることから、定着入口ガイド板(58)が
記録媒体(3)の剛性、挙動変化に対し自在に変位し、
記録媒体(3)の姿勢を加熱手段(26)の近傍に維持
することができる。従って、記録媒体(3)はニップ部
(60)に良好に案内され、ニップ前に加熱手段(2
6)により予熱され、トナーの飛散等が防止される。
【0074】請求項6の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)が支軸(55)を支点にして回動するので、
記録媒体(3)の搬送路を簡易に加熱手段(26)側へ
偏らせることができる。
【0075】請求項7の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)が付勢手段(56)を兼ねるので、記録媒体
(3)との接触で定着入口ガイド板(58)自体が弾性
変形することとなる。従って、定着入口ガイド板(5
8)の周辺の構造が簡素化される。
【0076】請求項8の発明によれば、記録媒体(3)
に接触する部分(581)が金属で出来ているから記録
媒体(3)の静電コントロールが可能となる。また、反
ニップ部側(582)が樹脂で形成されるので、紙詰ま
り解消作業等の際にユーザーの手指が触れるようなこと
があっても火傷をするおそれがない。
【0077】請求項9の発明によれば、走行する記録媒
体(3)が定着入口ガイド板(58)の稜部(58a)
の曲面に接触するので、記録媒体(3)に擦り跡や皺が
発生するのを防止し、また記録媒体(3)が紙である場
合は紙粉が発生したりするのを防止することができる。
【0078】請求項10の発明によれば、記録媒体
(3)の両側が定着入口ガイド板(58)に接触しない
ので、記録媒体(3)上のトナーが定着入口ガイド板
(58)に付着しなくなる。
【0079】請求項11の発明によれば、定着入口ガイ
ド板(58)から食み出る記録媒体(3)の両側が線材
(57)により支持されるので、記録媒体(3)の走行
が安定する。
【0080】請求項12の発明によれば、記録媒体
(3)の稜部(58a)がニップ部(60)の湾曲弧に
倣うように鉛直方向に湾曲するので、記録媒体(3)の
前端の中央部からニップ部(60)にニップされた後両
側がニップされることになる。従って、記録媒体(3)
は適正に皺伸ばしされつつニップ部(60)を通過す
る。
【0081】請求項13の発明によれば、適正に熱定着
を行うことができるので、印刷品質のよいプリンタを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの内部構造を示す立面図
である。
【図2】本発明に係る熱定着装置の概観を示す斜視図で
ある。
【図3】熱定着装置の一例を示す縦断面図である。
【図4】熱定着装置の他の一例を示す縦断面図である。
【図5】熱定着装置の更に他の一例を示す縦断面図であ
る。
【図6】熱定着装置の加熱ローラ、加圧ローラ及び定着
入口ガイド板を上流側から見た立面図である。
【図7】従来の熱定着装置の縦断面図である。
【図8】従来の熱定着装置の加熱ローラ、加圧ローラ及
び定着入口ガイド板を上流側から見た立面図である。
【符号の説明】
3…用紙 18…熱定着装置 26…加熱ローラ 27…加圧ローラ 55…支軸 56…バネ 57…線材 58…定着入口ガイド板 581…定着入口ガイド板のニップ部側部分 582…定着入口ガイド板の反ニップ部側部分 58a…稜部 60…ニップ部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、加圧手段と、加熱及び加圧
    手段間のニップ部に記録媒体を導く導電性を有した定着
    入口ガイド板とを備えた熱定着装置において、定着入口
    ガイド板がフロート状態に保持されたことを特徴とする
    熱定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段と、加圧手段と、加熱及び加圧
    手段間のニップ部に記録媒体を導く導電性を有した定着
    入口ガイド板とを備えた熱定着装置において、定着入口
    ガイド板が単方向性の整流手段を介して接地されてお
    り、整流手段は逆方向電圧が印加される方向で定着入口
    ガイド板に接続されていることを特徴とする熱定着装
    置。
  3. 【請求項3】 上記整流手段がツェナーダイオードであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の熱定着装置。
  4. 【請求項4】 上記定着入口ガイド板が金属で形成され
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の熱定着装置。
  5. 【請求項5】 上記定着入口ガイド板が、ニップ部を通
    過する記録媒体の走行路を加熱手段側へ偏らせるように
    付勢手段により付勢されたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の熱定着装置。
  6. 【請求項6】 上記付勢手段が弾性体で構成され、定着
    入口ガイド板が上記ニップ部に平行な支軸により回動可
    能に支えられていることを特徴とする請求項5に記載の
    熱定着装置。
  7. 【請求項7】 上記付勢手段が、定着入口ガイド板自体
    がその上を通過する記録媒体の走行路が加熱手段側へ偏
    るように記録媒体を付勢する弾性材で形成されることに
    より実現されることを特徴とする請求項5に記載の熱定
    着装置。
  8. 【請求項8】 上記定着入口ガイド板における上記ニッ
    プ部側が金属で形成され、反ニップ部側が樹脂で形成さ
    れることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    に記載の熱定着装置。
  9. 【請求項9】 上記定着入口ガイド板に、記録媒体側に
    突出する曲面を有した稜部が形成されたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の熱定着装
    置。
  10. 【請求項10】 上記定着入口ガイド板が記録媒体より
    も幅狭に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項9のいずれかに記載の熱定着装置。
  11. 【請求項11】 上記定着入口ガイド板の両側に、導電
    性の線材が定着入口ガイド板のガイド面に倣うように配
    置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のい
    ずれかに記載の熱定着装置。
  12. 【請求項12】 上記定着入口ガイド板が、上記加熱手
    段又は加圧手段に形成される逆クラウン又はクラウンの
    曲率以上の曲率で鉛直方向に湾曲する稜部を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載
    の熱定着装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の熱定着装置を備えたことを特徴とするプリンタ。
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