JPH08146795A - 熱定着装置 - Google Patents
熱定着装置Info
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- JPH08146795A JPH08146795A JP30573294A JP30573294A JPH08146795A JP H08146795 A JPH08146795 A JP H08146795A JP 30573294 A JP30573294 A JP 30573294A JP 30573294 A JP30573294 A JP 30573294A JP H08146795 A JPH08146795 A JP H08146795A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- fixing device
- resistance value
- fixing
- inlet guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】入口ガイドの先端を定着ローラーに近づけた場
合でも、入口ガイドへのトナーの付着、転写材上のトナ
ーの剥離等を生ずることのない熱定着装置を提供する。 【構成】入口ガイドの基材31はステンレス等の板金
(導電材)にて形成し、その上に厚さ10〜100μm
程度の半導電性PFAチューブ32を被覆する。ここ
で、このPFAチューブ32の抵抗値は10E6〜10
E12Ωの範囲にすれば良く、好ましくは10E8〜1
0E10Ωに設定する。
合でも、入口ガイドへのトナーの付着、転写材上のトナ
ーの剥離等を生ずることのない熱定着装置を提供する。 【構成】入口ガイドの基材31はステンレス等の板金
(導電材)にて形成し、その上に厚さ10〜100μm
程度の半導電性PFAチューブ32を被覆する。ここ
で、このPFAチューブ32の抵抗値は10E6〜10
E12Ωの範囲にすれば良く、好ましくは10E8〜1
0E10Ωに設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱により現像剤像を
定着する熱定着装置に関するものである。
定着する熱定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、転写材上にトナー像を転写し、こ
れを加熱定着させて永久画像を得る画像形成装置におい
て使用される定着装置は、図7に示すような構造となっ
ている。図7において1は定着ローラーであり、一例と
して、アルミニウムや鉄等の芯金11上にPFA、PT
FE等の離型性樹脂層12を設け、また、内部はヒータ
ー4によって加熱されるようになっている。定着ローラ
ー1の温度は、該定着ローラー1に当接される温度検知
素子3によって、該定着ローラー1の表面温度として検
出され、温度制御回路(図示せず)によってヒーター4
を断続的に作動させることで、上記表面温度は所定の温
度に制御される。クリーニング手段を有する定着装置は
この温度検知素子3を通紙域内に設置することが可能で
あるが、クリーニング手段を持たない定着装置において
は画像汚れを避けるために非画像域に設置することが一
般的である。
れを加熱定着させて永久画像を得る画像形成装置におい
て使用される定着装置は、図7に示すような構造となっ
ている。図7において1は定着ローラーであり、一例と
して、アルミニウムや鉄等の芯金11上にPFA、PT
FE等の離型性樹脂層12を設け、また、内部はヒータ
ー4によって加熱されるようになっている。定着ローラ
ー1の温度は、該定着ローラー1に当接される温度検知
素子3によって、該定着ローラー1の表面温度として検
出され、温度制御回路(図示せず)によってヒーター4
を断続的に作動させることで、上記表面温度は所定の温
度に制御される。クリーニング手段を有する定着装置は
この温度検知素子3を通紙域内に設置することが可能で
あるが、クリーニング手段を持たない定着装置において
は画像汚れを避けるために非画像域に設置することが一
般的である。
【0003】一方、2は上記定着ローラー1に圧接回転
する加圧ローラーであり、一例として、アルミニウムや
鉄等の金属芯金13上に、耐熱性を有しかつ硬度の低い
シリコーンゴムやシリコーンスポンジ等の弾性層14を
設け、その表面にPFA、PTFE等の離型性の高い樹
脂による被覆層15を有した構造をなしている。
する加圧ローラーであり、一例として、アルミニウムや
鉄等の金属芯金13上に、耐熱性を有しかつ硬度の低い
シリコーンゴムやシリコーンスポンジ等の弾性層14を
設け、その表面にPFA、PTFE等の離型性の高い樹
脂による被覆層15を有した構造をなしている。
【0004】また、トナー像Tを担持した転写材Pは、
入口ガイド6’によって定着ローラー1と加圧ローラー
2の間のニップ部に導かれ、加熱かつ加圧されることで
定着される。この入口ガイド6’はPBT等の抵抗制御
材(10E8〜10E10Ω)で作るか、もしくはステ
ンレス等の金属でガイド面を構成し、定着フレームとの
接点に前記抵抗制御材を用いることが一般的である。こ
れは、絶縁物等で入口ガイド形成すると、転写材との摺
擦によりガイド面が帯電し、トナーの飛び散り等の弊害
が生じるためである。また、転写材Pがニップ部を通過
するときにシワが発生しないように、前記定着ローラー
1及び加圧ローラー2の長手方向に適正な逆クラウン形
状を付けるとともに、入口ガイド6’により定着ニップ
への侵入位置を適正化することが一般的に行われてい
る。
入口ガイド6’によって定着ローラー1と加圧ローラー
2の間のニップ部に導かれ、加熱かつ加圧されることで
定着される。この入口ガイド6’はPBT等の抵抗制御
材(10E8〜10E10Ω)で作るか、もしくはステ
ンレス等の金属でガイド面を構成し、定着フレームとの
接点に前記抵抗制御材を用いることが一般的である。こ
れは、絶縁物等で入口ガイド形成すると、転写材との摺
擦によりガイド面が帯電し、トナーの飛び散り等の弊害
が生じるためである。また、転写材Pがニップ部を通過
するときにシワが発生しないように、前記定着ローラー
1及び加圧ローラー2の長手方向に適正な逆クラウン形
状を付けるとともに、入口ガイド6’により定着ニップ
への侵入位置を適正化することが一般的に行われてい
る。
【0005】この入口ガイド6’の先端位置であるが、
シワ防止、爆発飛び散りに関しては定着ローラー1に近
づける方が良く、ニップの入口側接線よりも定着ローラ
ー1側から転写材Pが侵入するべく設定するとより一層
の効果がある。ここで、爆発飛び散りとは細線等でベタ
画像よりもトナーの乗り量が増大したことにより微視的
なトナーの山が崩れ易くなるため、定着ニップ侵入時に
トナーが後方(転写側)に飛び散る現象である。
シワ防止、爆発飛び散りに関しては定着ローラー1に近
づける方が良く、ニップの入口側接線よりも定着ローラ
ー1側から転写材Pが侵入するべく設定するとより一層
の効果がある。ここで、爆発飛び散りとは細線等でベタ
画像よりもトナーの乗り量が増大したことにより微視的
なトナーの山が崩れ易くなるため、定着ニップ侵入時に
トナーが後方(転写側)に飛び散る現象である。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、シワを
防止する目的で入口ガイド6’の先端を定着ローラー1
に近づけると、転写材Pと入口ガイド6’先端の摺擦力
が増大すると共に、先端温度の上昇により雰囲気中に飛
散しているトナーや転写材P裏面に付着したトナーが入
口ガイド6’先端に再付着したり、両面プリント時に1
面目のトナーが剥ぎ取られる等、プリント枚数の増加に
伴いそのトナーが入口ガイド6’先端に堆積することが
あり、転写材の引っかかりによる飛び散りを生じたり、
最悪ジャムとなったりする問題がある。
防止する目的で入口ガイド6’の先端を定着ローラー1
に近づけると、転写材Pと入口ガイド6’先端の摺擦力
が増大すると共に、先端温度の上昇により雰囲気中に飛
散しているトナーや転写材P裏面に付着したトナーが入
口ガイド6’先端に再付着したり、両面プリント時に1
面目のトナーが剥ぎ取られる等、プリント枚数の増加に
伴いそのトナーが入口ガイド6’先端に堆積することが
あり、転写材の引っかかりによる飛び散りを生じたり、
最悪ジャムとなったりする問題がある。
【0007】本出願に係る第1の発明の目的は、上記問
題点を解決し、入口ガイドの先端を定着ローラーに近づ
けた場合でも、入口ガイドへのトナーの付着、転写材上
のトナーの剥離等を生ずることのない熱定着装置を提供
することにある。
題点を解決し、入口ガイドの先端を定着ローラーに近づ
けた場合でも、入口ガイドへのトナーの付着、転写材上
のトナーの剥離等を生ずることのない熱定着装置を提供
することにある。
【0008】また、本出願に係る第2の発明の目的は、
上記目的を達成しつつ、寸法精度を向上させることので
きる熱定着装置を提供することにある。
上記目的を達成しつつ、寸法精度を向上させることので
きる熱定着装置を提供することにある。
【0009】さらに、本出願に係る第3の発明の目的
は、上記目的の他、トナー保持力を向上させることので
きる熱定着装置を提供することにある。
は、上記目的の他、トナー保持力を向上させることので
きる熱定着装置を提供することにある。
【0010】また、本出願に係る第4の発明の目的は、
上記目的の他、トナー保持力をより一層向上させること
のできる熱定着装置を提供することにある。
上記目的の他、トナー保持力をより一層向上させること
のできる熱定着装置を提供することにある。
【0011】さらに、本出願に係る第5の発明の目的
は、上記目的の他、上記第4の発明よりもトナー保持力
を向上させることのできる熱定着装置を提供することに
ある。
は、上記目的の他、上記第4の発明よりもトナー保持力
を向上させることのできる熱定着装置を提供することに
ある。
【0012】また、本出願に係る第6の発明の目的は、
入口ガイドの基材に絶縁性の部材を使用する場合でも、
上記目的を達成できる熱定着装置を提供することにあ
る。
入口ガイドの基材に絶縁性の部材を使用する場合でも、
上記目的を達成できる熱定着装置を提供することにあ
る。
【0013】さらに、本出願に係る第7の発明の目的
は、上記第6の発明において、トナー保持力を向上させ
ることのできる熱定着装置を提供することにある。
は、上記第6の発明において、トナー保持力を向上させ
ることのできる熱定着装置を提供することにある。
【0014】また、本出願に係る第8の発明の目的は、
上記第6の発明において、トナー保持力をより一層向上
させることのできる熱定着装置を提供することにある。
上記第6の発明において、トナー保持力をより一層向上
させることのできる熱定着装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、表面にトナー像を担持した転写
材をそのニップ部を通じて定着するための熱定着手段
と、該熱定着手段に圧接するように配設された加圧手段
と、上記熱定着手段を加熱するための加熱源と、転写材
を定着ニップに導くための入口ガイドとを備えた熱定着
装置において、上記入口ガイドは、抵抗値が10E6Ω
以下の基材を、導電材の付与により抵抗値が10E6〜
10E12ΩであるPFAチューブにより被覆している
ことにより達成される。
によれば、上記目的は、表面にトナー像を担持した転写
材をそのニップ部を通じて定着するための熱定着手段
と、該熱定着手段に圧接するように配設された加圧手段
と、上記熱定着手段を加熱するための加熱源と、転写材
を定着ニップに導くための入口ガイドとを備えた熱定着
装置において、上記入口ガイドは、抵抗値が10E6Ω
以下の基材を、導電材の付与により抵抗値が10E6〜
10E12ΩであるPFAチューブにより被覆している
ことにより達成される。
【0016】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、入口ガイドの基
材は、モールド樹脂で、チューブ被覆部分とチューブ非
被覆部分の2つ部分から形成されており、少なくともガ
イド先端部分の転写材摺擦面にチューブ被覆部分が配置
されることにより達成される。
上記目的は、上記第1の発明において、入口ガイドの基
材は、モールド樹脂で、チューブ被覆部分とチューブ非
被覆部分の2つ部分から形成されており、少なくともガ
イド先端部分の転写材摺擦面にチューブ被覆部分が配置
されることにより達成される。
【0017】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明または第2の発明にお
いて、チューブ面は、定着フレームと接触するか、若し
くは定着フレームとの導通手段を備えることにより達成
される。
ば、上記目的は、上記第1の発明または第2の発明にお
いて、チューブ面は、定着フレームと接触するか、若し
くは定着フレームとの導通手段を備えることにより達成
される。
【0018】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、上記第2の発明において、チューブ被覆部
分の基材は、抵抗値が10E6Ω以下であり、ダイオー
ドを介して接地することにより達成される。
上記目的は、上記第2の発明において、チューブ被覆部
分の基材は、抵抗値が10E6Ω以下であり、ダイオー
ドを介して接地することにより達成される。
【0019】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、上記第2の発明において、チューブ被
覆部分の基材は、抵抗値が10E6Ω以下であり、フレ
ームグランドの間に100〜1kVのバイアスを印加す
ることにより達成される。
ば、上記目的は、上記第2の発明において、チューブ被
覆部分の基材は、抵抗値が10E6Ω以下であり、フレ
ームグランドの間に100〜1kVのバイアスを印加す
ることにより達成される。
【0020】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、表面にトナー像を担持した転写材をそのニ
ップ部を通じて定着するための熱定着手段と、該熱定着
手段に圧接するように配設された加圧手段と、上記熱定
着手段を加熱するための加熱源と、転写材を定着ニップ
に導くための入口ガイドとを備えた熱定着装置におい
て、上記入口ガイドは、抵抗値が10E13Ω以上の基
材を、表層は導電材の付与により抵抗値が10E6から
10E12Ωであり、下層は抵抗値が10E5Ω以下で
ある2層構成のPFAチューブにより被覆していること
により達成される。
上記目的は、表面にトナー像を担持した転写材をそのニ
ップ部を通じて定着するための熱定着手段と、該熱定着
手段に圧接するように配設された加圧手段と、上記熱定
着手段を加熱するための加熱源と、転写材を定着ニップ
に導くための入口ガイドとを備えた熱定着装置におい
て、上記入口ガイドは、抵抗値が10E13Ω以上の基
材を、表層は導電材の付与により抵抗値が10E6から
10E12Ωであり、下層は抵抗値が10E5Ω以下で
ある2層構成のPFAチューブにより被覆していること
により達成される。
【0021】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、上記第6の発明において、2層チュー
ブ内面をダイオードを介して設置することにより達成さ
れる。
ば、上記目的は、上記第6の発明において、2層チュー
ブ内面をダイオードを介して設置することにより達成さ
れる。
【0022】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記目的は、上記第6の発明において、2層チューブ内
面とフレームグランドの間に100〜1kVのバイアス
を印加することにより達成される。
上記目的は、上記第6の発明において、2層チューブ内
面とフレームグランドの間に100〜1kVのバイアス
を印加することにより達成される。
【0023】
【作用】本出願に係る第1の発明によれば、入口ガイド
の転写材との摺擦部を、導電性を付与して抵抗値が10
E6〜10E12ΩのPFAチューブで被覆したので、
摺擦による飛び散りが防止され、離型性を合わせ持たせ
ることで、入口ガイド先端へのトナーの堆積が防止され
る。
の転写材との摺擦部を、導電性を付与して抵抗値が10
E6〜10E12ΩのPFAチューブで被覆したので、
摺擦による飛び散りが防止され、離型性を合わせ持たせ
ることで、入口ガイド先端へのトナーの堆積が防止され
る。
【0024】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、入口ガイドの基材を、モール
ド樹脂で形成し、さらにチューブ被覆部分とチューブ非
被覆部分の2つ部分に分割し、少なくともガイド先端部
分の転写材摺擦面にチューブ被覆部分を配置したので、
非被覆部分にリブを設けることが可能であり、寸法精度
を向上させる。
上記第1の発明において、入口ガイドの基材を、モール
ド樹脂で形成し、さらにチューブ被覆部分とチューブ非
被覆部分の2つ部分に分割し、少なくともガイド先端部
分の転写材摺擦面にチューブ被覆部分を配置したので、
非被覆部分にリブを設けることが可能であり、寸法精度
を向上させる。
【0025】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明または第2の発明において、チュー
ブ面は、定着フレームと接触するか、若しくは定着フレ
ームとの導通手段を備えるので、トナー保持力が増加す
る。
ば、上記第1の発明または第2の発明において、チュー
ブ面は、定着フレームと接触するか、若しくは定着フレ
ームとの導通手段を備えるので、トナー保持力が増加す
る。
【0026】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材は、
抵抗値が10E6Ω以下であり、ダイオードを介して接
地するので、定着ニップ直前の転写材上のトナー保持力
がより一層増加し、より一層安定した画像形成が行われ
る。
上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材は、
抵抗値が10E6Ω以下であり、ダイオードを介して接
地するので、定着ニップ直前の転写材上のトナー保持力
がより一層増加し、より一層安定した画像形成が行われ
る。
【0027】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材
は、抵抗値が10E6Ω以下であり、フレームグランド
の間に100〜1kVのバイアスを印加したので、上記
第4の発明によりもトナー保持力が増加し、安定した画
像形成が行われる。
ば、上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材
は、抵抗値が10E6Ω以下であり、フレームグランド
の間に100〜1kVのバイアスを印加したので、上記
第4の発明によりもトナー保持力が増加し、安定した画
像形成が行われる。
【0028】さらに、本出願に係る第6の発明によれ
ば、入口ガイドの転写材との摺擦部を、表層は導電材の
付与により抵抗値が10E6から10E12Ωであり、
下層は抵抗値が10E5Ω以下である2層構成のPFA
チューブにより被覆したので、摺擦による飛び散りが防
止され、離型性を合わせ持たせることで、入口ガイド先
端へのトナーの堆積が防止されると共に、基材に絶縁性
の材料が使用可能となる。
ば、入口ガイドの転写材との摺擦部を、表層は導電材の
付与により抵抗値が10E6から10E12Ωであり、
下層は抵抗値が10E5Ω以下である2層構成のPFA
チューブにより被覆したので、摺擦による飛び散りが防
止され、離型性を合わせ持たせることで、入口ガイド先
端へのトナーの堆積が防止されると共に、基材に絶縁性
の材料が使用可能となる。
【0029】また、本出願に係る第7の発明によれば、
上記第6の発明において、2層チューブ内面をダイオー
ドを介して設置したので、トナー保持力が増加し、安定
した画像形成が行われる。
上記第6の発明において、2層チューブ内面をダイオー
ドを介して設置したので、トナー保持力が増加し、安定
した画像形成が行われる。
【0030】さらに、本出願に係る第8の発明によれ
ば、上記第6の発明において、2層チューブ内面とフレ
ームグランドの間に100〜1kVのバイアスを印加し
たので、トナー保持力がより一層増加し、より一層安定
した画像形成が行われる。
ば、上記第6の発明において、2層チューブ内面とフレ
ームグランドの間に100〜1kVのバイアスを印加し
たので、トナー保持力がより一層増加し、より一層安定
した画像形成が行われる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0032】(第1の実施例)先ず、本発明の第1の実
施例を図1ないし図5に基づいて説明する。図1には定
着装置の断面図を、図2には入口ガイドの斜視図を示
す。この定着装置は、LETTER(216mm)幅を
最大通紙サイズとする転写材を装置の通紙中心を基準と
して搬送する中央基準の例であり、ヒーター配光も通紙
基準に対して対称な分布になっている。ヒーター4は6
00Wの定格電力でる。定着ローラー1はアルミニウム
を芯金11とする直径30mm、厚さ2.0mmのロー
ラーであり、表層にはPFAの離型層12を被覆してい
る。加圧ローラー2はステンレス芯金13上にシリコー
ンスポンジの弾性層14、表層にPFAの離型層15を
有し、直径30mm、製品硬度50゜のものを用いてお
り、150Nの加圧力をかけることで定着ローラー1と
の間に5.0mmのニップ幅を作ることができる。
施例を図1ないし図5に基づいて説明する。図1には定
着装置の断面図を、図2には入口ガイドの斜視図を示
す。この定着装置は、LETTER(216mm)幅を
最大通紙サイズとする転写材を装置の通紙中心を基準と
して搬送する中央基準の例であり、ヒーター配光も通紙
基準に対して対称な分布になっている。ヒーター4は6
00Wの定格電力でる。定着ローラー1はアルミニウム
を芯金11とする直径30mm、厚さ2.0mmのロー
ラーであり、表層にはPFAの離型層12を被覆してい
る。加圧ローラー2はステンレス芯金13上にシリコー
ンスポンジの弾性層14、表層にPFAの離型層15を
有し、直径30mm、製品硬度50゜のものを用いてお
り、150Nの加圧力をかけることで定着ローラー1と
の間に5.0mmのニップ幅を作ることができる。
【0033】ここで、入口ガイド6の先端位置はシワ防
止と爆発飛び散り防止を考慮し、定着ニップの接線より
も定着ローラー1側になるように設定している。この状
態では転写材Pがニップに侵入した後、転写材Pの裏面
と入口ガイド6の先端は強く摺擦されるため、図2に示
すような入口ガイドを使用する。以下に図2に示す入口
ガイドの説明を行う。
止と爆発飛び散り防止を考慮し、定着ニップの接線より
も定着ローラー1側になるように設定している。この状
態では転写材Pがニップに侵入した後、転写材Pの裏面
と入口ガイド6の先端は強く摺擦されるため、図2に示
すような入口ガイドを使用する。以下に図2に示す入口
ガイドの説明を行う。
【0034】図2において、入口ガイドの基材31はス
テンレス等の板金(導電材)にて形成し、その上に厚さ
10〜100μm程度の半導電性PFAチューブ32を
被覆する。ここで、このPFAチューブ32の抵抗値は
10E6〜10E12Ωの範囲にすれば良く、好ましく
は10E8〜10E10Ωに設定することが望ましい。
これ以下の抵抗値では転写バイアスがガイドを通って抜
けてしまったり、これ以上の抵抗値では転写材Pとの摺
擦でガイド面が帯電し、トナーの飛び散り等の弊害を生
じるためである。
テンレス等の板金(導電材)にて形成し、その上に厚さ
10〜100μm程度の半導電性PFAチューブ32を
被覆する。ここで、このPFAチューブ32の抵抗値は
10E6〜10E12Ωの範囲にすれば良く、好ましく
は10E8〜10E10Ωに設定することが望ましい。
これ以下の抵抗値では転写バイアスがガイドを通って抜
けてしまったり、これ以上の抵抗値では転写材Pとの摺
擦でガイド面が帯電し、トナーの飛び散り等の弊害を生
じるためである。
【0035】また、このチューブの厚さは特に限ったも
のではなく、摺擦の強さや装置の耐久寿命等に合わせて
任意に作ることができる成型性の良さや、10〜20μ
mの膜厚しか形成することができないコーティングに比
べて安定した膜厚を厚い領域で確保できる等の特徴があ
る。
のではなく、摺擦の強さや装置の耐久寿命等に合わせて
任意に作ることができる成型性の良さや、10〜20μ
mの膜厚しか形成することができないコーティングに比
べて安定した膜厚を厚い領域で確保できる等の特徴があ
る。
【0036】また、高温下で使用される入口ガイドにお
いて表面にシート材を貼ることは耐久により剥がれの危
険性が生じるが、チューブを被覆する場合は剥がれの可
能性は無くなる。
いて表面にシート材を貼ることは耐久により剥がれの危
険性が生じるが、チューブを被覆する場合は剥がれの可
能性は無くなる。
【0037】図3に入口ガイド6をモールド樹脂により
構成する場合の例を示す。モールド樹脂の場合、前述の
板金のように全体をチューブにて被覆しても良いが、図
3に示すように摺擦部分33と非摺擦部分34に分割
し、摺擦部分33のみチューブを被覆しても良い。モー
ルド部品の場合、反りや引けにより0.2〜0.3の寸
法ばらつきを生じるため、ガイドの両端支持に加え中央
にもボスを設けて入口ガイド6の先端位置精度を出すの
が一般的である。また、2分割することにより、非摺擦
部分はリブを設けることができ、寸法精度を向上させる
ことが可能である。また、半導電性PFAチューブ32
の長さをチューブ被覆基材である摺擦部分33よりも長
くすることでチューブ両端を余らせ、フレームと接触す
るようにガイドを取り付けチューブ32とフレームの導
通をとる。これにより、絶縁性の樹脂を使用することが
できるため、PBT等の導電樹脂で入口ガイド全体を構
成するのに比べにコスト的なメリットもある。
構成する場合の例を示す。モールド樹脂の場合、前述の
板金のように全体をチューブにて被覆しても良いが、図
3に示すように摺擦部分33と非摺擦部分34に分割
し、摺擦部分33のみチューブを被覆しても良い。モー
ルド部品の場合、反りや引けにより0.2〜0.3の寸
法ばらつきを生じるため、ガイドの両端支持に加え中央
にもボスを設けて入口ガイド6の先端位置精度を出すの
が一般的である。また、2分割することにより、非摺擦
部分はリブを設けることができ、寸法精度を向上させる
ことが可能である。また、半導電性PFAチューブ32
の長さをチューブ被覆基材である摺擦部分33よりも長
くすることでチューブ両端を余らせ、フレームと接触す
るようにガイドを取り付けチューブ32とフレームの導
通をとる。これにより、絶縁性の樹脂を使用することが
できるため、PBT等の導電樹脂で入口ガイド全体を構
成するのに比べにコスト的なメリットもある。
【0038】次に、定着ニップ侵入前の転写材上のトナ
ーをより安定させる構成について説明する。図4におけ
るチューブ被覆基材である摺擦部分33を導電樹脂ある
いは板金で構成すると共に、その両端をダイオード35
を介して接地することで定着ニップ直前にて転写材上の
トナー保持力を増加させ、飛び散り、爆発飛び散り、引
いてはオフセット等にも効果がある。図4は反転現像系
の例を示すが、ダイオード35により摺擦部分33にプ
ラス電荷が誘起され、転写材上のマイナストナーを引く
付けるものである。ここで、ダイオード35の方向は反
転現像系では図4に示すようにチューブ被覆基材である
摺擦部分33がプラスになるようにし、正規現像系では
ダイオード35の向きはその逆になる。36はダイオー
ド35の保護抵抗であり、ダイオード35が耐圧を越え
た場合の電流量を規制し、絶縁破壊を防止する。実験に
おいては、逆降伏電圧=2kV、絶縁耐圧=約5kV、
降伏時電流=1μAの高圧整流用ダイオードと100k
Ωの保護抵抗を用いたところ、飛び散りは勿論のことオ
フセット性にも効果があった。
ーをより安定させる構成について説明する。図4におけ
るチューブ被覆基材である摺擦部分33を導電樹脂ある
いは板金で構成すると共に、その両端をダイオード35
を介して接地することで定着ニップ直前にて転写材上の
トナー保持力を増加させ、飛び散り、爆発飛び散り、引
いてはオフセット等にも効果がある。図4は反転現像系
の例を示すが、ダイオード35により摺擦部分33にプ
ラス電荷が誘起され、転写材上のマイナストナーを引く
付けるものである。ここで、ダイオード35の方向は反
転現像系では図4に示すようにチューブ被覆基材である
摺擦部分33がプラスになるようにし、正規現像系では
ダイオード35の向きはその逆になる。36はダイオー
ド35の保護抵抗であり、ダイオード35が耐圧を越え
た場合の電流量を規制し、絶縁破壊を防止する。実験に
おいては、逆降伏電圧=2kV、絶縁耐圧=約5kV、
降伏時電流=1μAの高圧整流用ダイオードと100k
Ωの保護抵抗を用いたところ、飛び散りは勿論のことオ
フセット性にも効果があった。
【0039】さらに入口ガイドによる静電的な効果を増
加させるためには、図5に示すようにチューブ被覆基材
である摺擦部分33にDCバイアス37を印加すると効
果がある。電圧値は100〜1kV位の範囲で効果があ
るが、好ましくは250〜500Vの範囲で十分良好な
画像が得られた。
加させるためには、図5に示すようにチューブ被覆基材
である摺擦部分33にDCバイアス37を印加すると効
果がある。電圧値は100〜1kV位の範囲で効果があ
るが、好ましくは250〜500Vの範囲で十分良好な
画像が得られた。
【0040】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を図6に基づいて説明する。なお、第1の実施例と
の共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
施例を図6に基づいて説明する。なお、第1の実施例と
の共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0041】前述の実施例において、バイアスを印加す
る場合はチューブ被覆基材である摺擦部分33を導電性
樹脂あるいはステンレス等の金属により構成していた
が、本実施例ではPFAチューブ表層32aは前述と同
様な10E6〜10E12Ωの抵抗値とし、その下層に
10E5Ω以下の導電層32bを付着した2層構成のチ
ューブを使用する例を示す。前述の1層チューブではバ
イアス印加のためにチューブ被覆基材である摺擦部分3
3を導電材にする必要があったが、2層チューブを使用
することでチューブ被覆基材である摺擦部分33は絶縁
性の材料も使用可能となる。但し、図6に示すように、
チューブ内面と導通を取らなければならないが、少なく
とも1方のチューブ端の長さをチューブ被覆基材である
摺擦部分33よりも長くし、クリップ38等により非被
覆基材34と共に狭持することで、ダイオード35との
導通とチューブ端部の固定を同時に満足することが可能
である。
る場合はチューブ被覆基材である摺擦部分33を導電性
樹脂あるいはステンレス等の金属により構成していた
が、本実施例ではPFAチューブ表層32aは前述と同
様な10E6〜10E12Ωの抵抗値とし、その下層に
10E5Ω以下の導電層32bを付着した2層構成のチ
ューブを使用する例を示す。前述の1層チューブではバ
イアス印加のためにチューブ被覆基材である摺擦部分3
3を導電材にする必要があったが、2層チューブを使用
することでチューブ被覆基材である摺擦部分33は絶縁
性の材料も使用可能となる。但し、図6に示すように、
チューブ内面と導通を取らなければならないが、少なく
とも1方のチューブ端の長さをチューブ被覆基材である
摺擦部分33よりも長くし、クリップ38等により非被
覆基材34と共に狭持することで、ダイオード35との
導通とチューブ端部の固定を同時に満足することが可能
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、10E6〜10E12Ωの半導電性P
FAチューブにより被覆された入口ガイドにより、ガイ
ド先端と転写材との摺擦における帯電を防止することで
トナーの飛び散りを防止すると共に、これまでの樹脂製
ガイドに比べ離型性を向上させることで、トナーの付着
を防止でき、堆積トナーによる転写材先端の飛び散りや
引っかかりジャムを防止できる。また、チューブ被覆基
材に導電性の樹脂あるいは金属を用いることにより、チ
ューブ被覆基材にダイオードによるセルフバイアス、あ
るいは電源を用いたバイアスを印加することができ、定
着ニップ侵入前の転写材上のトナー保持力を増加させ、
細線の爆発飛び散りやオフセットを防止することができ
る。
の発明によれば、10E6〜10E12Ωの半導電性P
FAチューブにより被覆された入口ガイドにより、ガイ
ド先端と転写材との摺擦における帯電を防止することで
トナーの飛び散りを防止すると共に、これまでの樹脂製
ガイドに比べ離型性を向上させることで、トナーの付着
を防止でき、堆積トナーによる転写材先端の飛び散りや
引っかかりジャムを防止できる。また、チューブ被覆基
材に導電性の樹脂あるいは金属を用いることにより、チ
ューブ被覆基材にダイオードによるセルフバイアス、あ
るいは電源を用いたバイアスを印加することができ、定
着ニップ侵入前の転写材上のトナー保持力を増加させ、
細線の爆発飛び散りやオフセットを防止することができ
る。
【0043】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、入口ガイドの基材を、モール
ド樹脂で形成し、さらにチューブ被覆部分とチューブ非
被覆部分の2つ部分に分割し、少なくともガイド先端部
分の転写材摺擦面にチューブ被覆部分を配置したので、
非被覆部分にリブを設けることが可能であり、寸法精度
を向上させることができる。
上記第1の発明において、入口ガイドの基材を、モール
ド樹脂で形成し、さらにチューブ被覆部分とチューブ非
被覆部分の2つ部分に分割し、少なくともガイド先端部
分の転写材摺擦面にチューブ被覆部分を配置したので、
非被覆部分にリブを設けることが可能であり、寸法精度
を向上させることができる。
【0044】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明または第2の発明において、チュー
ブ面は、定着フレームと接触するか、若しくは定着フレ
ームとの導通手段を備えるので、トナー保持力を増加さ
せることができる。
ば、上記第1の発明または第2の発明において、チュー
ブ面は、定着フレームと接触するか、若しくは定着フレ
ームとの導通手段を備えるので、トナー保持力を増加さ
せることができる。
【0045】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材は、
抵抗値が10E6Ω以下であり、ダイオードを介して接
地するので、定着ニップ直前の転写材上のトナー保持力
をより一層増加させることができ、より一層安定した画
像形成を行うことができる。
上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材は、
抵抗値が10E6Ω以下であり、ダイオードを介して接
地するので、定着ニップ直前の転写材上のトナー保持力
をより一層増加させることができ、より一層安定した画
像形成を行うことができる。
【0046】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材
は、抵抗値が10E6Ω以下であり、フレームグランド
の間に100〜1kVのバイアスを印加したので、上記
第4の発明によりもトナー保持力を増加させることがで
き、安定した画像形成を行うことができる。
ば、上記第2の発明において、チューブ被覆部分の基材
は、抵抗値が10E6Ω以下であり、フレームグランド
の間に100〜1kVのバイアスを印加したので、上記
第4の発明によりもトナー保持力を増加させることがで
き、安定した画像形成を行うことができる。
【0047】さらに、本出願に係る第6の発明によれ
ば、入口ガイドの転写材との摺擦部を、表層は導電材の
付与により抵抗値が10E6から10E12Ωであり、
下層は抵抗値が10E5Ω以下である2層構成のPFA
チューブにより被覆したので、摺擦による飛び散りが防
止され、離型性を合わせ持たせることで、入口ガイド先
端へのトナーの堆積が防止されると共に、基材に絶縁性
の材料を使用することができる。
ば、入口ガイドの転写材との摺擦部を、表層は導電材の
付与により抵抗値が10E6から10E12Ωであり、
下層は抵抗値が10E5Ω以下である2層構成のPFA
チューブにより被覆したので、摺擦による飛び散りが防
止され、離型性を合わせ持たせることで、入口ガイド先
端へのトナーの堆積が防止されると共に、基材に絶縁性
の材料を使用することができる。
【0048】また、本出願に係る第7の発明によれば、
上記第6の発明において、2層チューブ内面をダイオー
ドを介して設置したので、トナー保持力を増加させるこ
とができ、安定した画像形成を行うことができる。
上記第6の発明において、2層チューブ内面をダイオー
ドを介して設置したので、トナー保持力を増加させるこ
とができ、安定した画像形成を行うことができる。
【0049】さらに、本出願に係る第8の発明によれ
ば、上記第6の発明において、2層チューブ内面とフレ
ームグランドの間に100〜1kVのバイアスを印加し
たので、トナー保持力をより一層増加させることがで
き、より一層安定した画像形成を行うことができる。
ば、上記第6の発明において、2層チューブ内面とフレ
ームグランドの間に100〜1kVのバイアスを印加し
たので、トナー保持力をより一層増加させることがで
き、より一層安定した画像形成を行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施例における熱定着装置の構
成図を示す。
成図を示す。
【図2】図1装置における金属の基材に半導電性PFA
チューブを被覆した入口ガイドの斜視図である。
チューブを被覆した入口ガイドの斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例における絶縁性モールド
樹脂の基材に半導電性PFAチューブを被覆する入口ガ
イドの構成図である。
樹脂の基材に半導電性PFAチューブを被覆する入口ガ
イドの構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるチューブ被覆基
材を導電化しダイオードによるセルフバイアスを印加す
る入口ガイドの構成図である。
材を導電化しダイオードによるセルフバイアスを印加す
る入口ガイドの構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるチューブ被覆基
材を導電化し電源によるDCバイアスを印加する入口ガ
イドの構成図である。
材を導電化し電源によるDCバイアスを印加する入口ガ
イドの構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例における2層チューブを
転写材摺擦面に使用する入口ガイドの断面図である。
転写材摺擦面に使用する入口ガイドの断面図である。
【図7】従来の熱定着装置の構成図を示す。
1 定着ローラー(熱定着手段) 2 加圧ローラー(加圧手段) 4 ヒーター(加熱源) 6 入口ガイド 31 基材 32 PFAチューブ 32a 表層 32b 導電層(下層) 33 摺擦部分(チューブ被覆部分) 34 非摺擦部分(チューブ非被覆部分) 35 ダイオード P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 和朗 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 橋本 典夫 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小原 泰成 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大久保 正晴 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 弓納持 貴康 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 表面にトナー像を担持した転写材をその
ニップ部を通じて定着するための熱定着手段と、該熱定
着手段に圧接するように配設された加圧手段と、上記熱
定着手段を加熱するための加熱源と、転写材を定着ニッ
プに導くための入口ガイドとを備えた熱定着装置におい
て、上記入口ガイドは、抵抗値が10E6Ω以下の基材
を、導電材の付与により抵抗値が10E6〜10E12
ΩであるPFAチューブにより被覆していることを特徴
とする熱定着装置。 - 【請求項2】 入口ガイドの基材は、モールド樹脂で、
チューブ被覆部分とチューブ非被覆部分の2つ部分から
形成されており、少なくともガイド先端部分の転写材摺
擦面にチューブ被覆部分が配置されることとする請求項
1に記載の熱定着装置。 - 【請求項3】 チューブ面は、定着フレームと接触する
か、若しくは定着フレームとの導通手段を備えることと
する請求項1または請求項2に記載の熱定着装置。 - 【請求項4】 チューブ被覆部分の基材は、抵抗値が1
0E6Ω以下であり、ダイオードを介して接地すること
とする請求項2に記載の熱定着装置。 - 【請求項5】 チューブ被覆部分の基材は、抵抗値が1
0E6Ω以下であり、フレームグランドの間に100〜
1kVのバイアスを印加することとする請求項2に記載
の熱定着装置。 - 【請求項6】 表面にトナー像を担持した転写材をその
ニップ部を通じて定着するための熱定着手段と、該熱定
着手段に圧接するように配設された加圧手段と、上記熱
定着手段を加熱するための加熱源と、転写材を定着ニッ
プに導くための入口ガイドとを備えた熱定着装置におい
て、上記入口ガイドは、抵抗値が10E13Ω以上の基
材を、表層は導電材の付与により抵抗値が10E6〜1
0E12Ωであり、下層は抵抗値が10E5Ω以下であ
る2層構成のPFAチューブにより被覆していることを
特徴とする熱定着装置。 - 【請求項7】 2層チューブ内面をダイオードを介して
設置することとする請求項6に記載の熱定着装置。 - 【請求項8】 2層チューブ内面とフレームグランドの
間に100〜1kVのバイアスを印加することする請求
項6に記載の熱定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30573294A JPH08146795A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 熱定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30573294A JPH08146795A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 熱定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08146795A true JPH08146795A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17948688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30573294A Pending JPH08146795A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 熱定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08146795A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002278329A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Brother Ind Ltd | 熱定着装置及びプリンタ |
JP2004279716A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2007133046A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
CN102681412A (zh) * | 2011-03-08 | 2012-09-19 | 夏普株式会社 | 图像形成装置 |
JP2012189670A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
JP2018087905A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP30573294A patent/JPH08146795A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002278329A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Brother Ind Ltd | 熱定着装置及びプリンタ |
JP2004279716A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2007133046A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
CN102681412A (zh) * | 2011-03-08 | 2012-09-19 | 夏普株式会社 | 图像形成装置 |
CN102681412B (zh) * | 2011-03-08 | 2015-03-25 | 夏普株式会社 | 图像形成装置 |
JP2012189670A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
JP2018087905A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置 |
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