JP2002278330A - 熱定着装置及びプリンタ - Google Patents

熱定着装置及びプリンタ

Info

Publication number
JP2002278330A
JP2002278330A JP2001076920A JP2001076920A JP2002278330A JP 2002278330 A JP2002278330 A JP 2002278330A JP 2001076920 A JP2001076920 A JP 2001076920A JP 2001076920 A JP2001076920 A JP 2001076920A JP 2002278330 A JP2002278330 A JP 2002278330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
fixing
fixing device
recording medium
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001076920A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiya Tomatsu
義也 戸松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2001076920A priority Critical patent/JP2002278330A/ja
Priority to US10/098,471 priority patent/US6741832B2/en
Publication of JP2002278330A publication Critical patent/JP2002278330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱定着装置に用紙が入る際のトナーの飛散等
を防止する。 【解決手段】 加熱手段(26)と、加圧手段(27)
と、感光体(23)を経て来た記録媒体(3)を加熱及
び加圧手段(26,27)間のニップ部(60)に導く
定着入口ガイド板(58)とを備えた熱定着装置(1
8)において、定着入口ガイド板の頂部(58a)が、
加熱手段における加圧手段側表面と感光体における転写
側表面の双方に接するように延びる第一の面(a)と加
熱及び加圧手段間のニップ部及びニップ部における共通
接線の双方を含むように延びる第二の面(b)との間に
配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱定着装置及びこ
の熱定着装置を備えたレーザープリンタ等のプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等のプリンタは、用紙に
転写されたトナーを定着させるため熱定着装置を備え
る。図7に示すように、この熱定着装置61は加熱ロー
ラ62と加圧ローラ63を有し、両ローラ62,63間
を通る用紙64に熱と圧力を加えて用紙64上のトナー
を熱定着させるようになっている。また、用紙64の流
れ方向に見て両ローラ62,63の上流側には用紙64
の定着入口ガイド板65が設けられる。用紙64はこの
定着入口ガイド板65により案内されて両ローラ62,
63のニップ部66に入り加熱及び加圧されつつ上流側
に抜け出る。
【0003】また、図8に示すように、加熱ローラ62
の周面には逆クラウンが与えられ、加圧ローラ63の周
面にはクラウンが形成されている。これにより加熱ロー
ラ62と加圧ローラ63とのニップ部66に咥えられる
用紙64はその両側へ引っ張られようとし皺伸ばしされ
つつ定着処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、図7に示すよう
に、定着入口ガイド板65の上面であるガイド面65a
は加熱及び加圧ローラ62,63間のニップ部66及び
ニップ部66における共通接線の双方を含むように延び
る面よりもやや下方に当該面に略平行に延びるように配
設されている。このため、用紙64はニップ部66に直
に侵入することとなり、加熱ローラ62による伝熱が不
足し定着が不確実になるおそれがある。
【0005】定着熱の不足を補うべく定着入口ガイド板
65のガイド面65aを加熱ローラ62側に近づけて用
紙64をニップ前に予熱することも考えられるが、定着
入口ガイド板65のガイド面65aを加熱ローラ62側
に近づけ過ぎると次のような不具合が生じる。すなわ
ち、用紙64の前後端は当初加熱及び加圧ローラ62,
63間のニップ部66とこの熱定着装置61よりも上流
側の感光ドラム及び転写ローラ間の接触部に夫々挟まれ
るが、用紙64が進行してその後端が感光ドラム及び転
写ローラ間の接触部から離脱すると、その反動により用
紙64が浮き上り、定着前のトナーが感光ドラムやその
周辺のプロセスカートリッジ等に接触したりして画像に
乱れを生じるおそれがある。
【0006】本発明は、上記課題を解決することができ
る熱定着装置及びプリンタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、加熱手段(26)と、加圧手段
(27)と、像担持体(23)を経て来た記録媒体
(3)を加熱及び加圧手段(26,27)間のニップ部
(60)に導く定着入口ガイド板(58)とを備えた熱
定着装置(18)において、定着入口ガイド板(58)
の頂部(58c)が、加熱手段(26)における加圧手
段(27)側表面と像担持体(23)における転写側表
面の双方に接するように延びる第一の面(a)と加熱及
び加圧手段(26,27)間のニップ部(60)及びニ
ップ部(60)における共通接線の双方を含むように延
びる第二の面(b)との間に配設された熱定着装置(1
8)を採用する。
【0008】この請求項1の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)の頂部(58c)が第一の面(a)と第
二の面(b)との間に配設されるので、未定着の記録媒
体(3)がこの頂部(58c)により加熱手段(26)
に近接して保持されるが、像担持体(23)から記録媒
体(3)の後端が外れてもこの頂部(58c)の存在に
より像担持体(23)よりも上方に持ち上げられること
はない。従って、記録媒体(3)の定着前のトナーが像
担持体(23)やその周辺のプロセスカートリッジ等に
接触したりして画像に乱れを生じるおそれはない。ま
た、感光体(23)を経て来た記録媒体(3)は定着入
口ガイド板(58)の頂部(58c)を経ることにより
ニップ部(60)前において加熱手段(26)側へ偏っ
て走行することになり、記録媒体(3)上のトナーが予
備加熱される。従って、ニップ部でのトナーの飛散等が
阻止され、異常画像の発生が防止される。
【0009】請求項2の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)が、ニップ部(60)を通過する記録媒体
(3)の搬送路を加熱手段(26)側へ偏らせるように
付勢手段(56)により付勢された請求項1に記載の熱
定着装置(18)を採用する。
【0010】この請求項2の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)が付勢手段(56)により加熱手段(2
6)側に付勢されることから、定着入口ガイド板(5
8)が記録媒体(3)の剛性、挙動変化に対し自在に変
位し、記録媒体(3)の姿勢を加熱手段(26)の近傍
に維持することができる。従って、記録媒体(3)はニ
ップ部(60)に良好に案内され、ニップ前に加熱手段
(26)により予熱され、トナーの飛散等が防止され
る。
【0011】請求項3の発明は、上記付勢手段が弾性体
(56)で構成され、定着入口ガイド板(58)が上記
ニップ部(60)に平行な支軸(55)により回動可能
に支えられている請求項2に記載の熱定着装置(18)
を採用する。
【0012】この請求項3の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)が支軸(55)を支点にして回動するの
で、記録媒体(3)の搬送路を簡易に加熱手段(26)
側へ偏らせることができる。
【0013】請求項4の発明は、上記付勢手段(56)
が、定着入口ガイド板(58)自体がその上を通過する
記録媒体(3)の搬送路が加熱手段(26)側へ偏るよ
うに記録媒体(3)を付勢する弾性材で形成されること
により実現される請求項2に記載の熱定着装置(18)
を採用する。
【0014】この請求項4の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)が付勢手段(56)を兼ねるので、記録
媒体(3)との接触で定着入口ガイド板(58)自体が
弾性変形することとなる。従って、定着入口ガイド板
(58)の周辺の構造が簡素化される。
【0015】請求項5の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)に、記録媒体(3)側に突出する曲面を有した
稜部(58a)が形成された請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の熱定着装置(18)を採用する。
【0016】この請求項5の発明によれば、走行する記
録媒体(3)が定着入口ガイド板(58)の稜部(58
a)の曲面に接触するので、記録媒体(3)に擦り跡や
皺が発生するのを防止し、また記録媒体(3)が紙であ
る場合は紙粉が発生したりするのを防止することができ
る。
【0017】請求項6の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)が記録媒体(3)よりも幅狭に形成された請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載の熱定着装置(1
8)を採用する。
【0018】この請求項6の発明によれば、記録媒体
(3)の両側が定着入口ガイド板(58)に接触しない
ので、記録媒体(3)上のトナーが定着入口ガイド板
(58)に付着しなくなる。
【0019】請求項7の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)の両側に、導電性の線材(57)が定着入口ガ
イド板(58)のガイド面に倣うように配置された請求
項1乃至請求項6のいずれかに記載の熱定着装置(1
8)を採用する。
【0020】この請求項7の発明によれば、定着入口ガ
イド板(58)から食み出る記録媒体(3)の両側が線
材(57)により支持されるので、記録媒体(3)の走
行が安定する。
【0021】請求項8の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)が、上記加熱手段(26)又は加圧手段(2
7)に形成される逆クラウン又はクラウンの曲率以上の
曲率で鉛直方向に湾曲する稜部(58a)を備えた請求
項1乃至請求項7のいずれかに記載の熱定着装置(1
8)を採用する。
【0022】この請求項8の発明によれば、記録媒体
(3)の稜部(58a)がニップ部(60)の湾曲弧に
倣うように鉛直方向に湾曲するので、記録媒体(3)の
前端の中央部からニップ部(60)にニップされた後に
両側がニップされることになる。従って、記録媒体
(3)は適正に皺伸ばしされつつニップ部(60)を通
過する。
【0023】請求項9の発明は、上記定着入口ガイド板
(58)における上記ニップ部側(581)が金属で形
成され、反ニップ部側(582)が樹脂で形成される請
求項1乃至請求項8のいずれかに記載の熱定着装置(1
8)を採用する。
【0024】この請求項9の発明によれば、記録媒体
(3)に接触する部分(581)が金属で出来ているか
ら記録媒体(3)の静電コントロールが可能となる。ま
た、反ニップ部側(582)が樹脂で形成されるので、
紙詰まり解消作業等の際にユーザーの手指が触れるよう
なことがあっても火傷をするおそれがない。
【0025】請求項10の発明は、請求項1乃至請求項
9のいずれかに記載の熱定着装置(18)を備えたプリ
ンタを採用する。
【0026】この請求項10の発明によれば、適正に熱
定着を行うことができるので、印刷品質のよいプリンタ
を提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、添付図面を参照して説明する。
【0028】<実施の形態1>最初に、熱定着装置が装
着されるプリンタの全体の概要について説明する。
【0029】図1に示すプリンタはレーザプリンタ1で
あり、このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内
に、記録媒体である用紙3を給紙するためのフィーダ部
4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための
画像形成部5などを備えている。なお、このレーザプリ
ンタ1では用紙3に限らず樹脂シート等他の記録媒体に
もプリント可能である。
【0030】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレ
イ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一
端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット
9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側
(以下、用紙3の搬送方向上流側または下流側を、単
に、上流側または下流側という場合がある。)に設けら
れる搬送ローラ10および11と、搬送ローラ10およ
び11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレ
ジストローラ12とを備えている。
【0031】用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタッ
ク可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部にお
いて揺動可能に支持されることによって、近い方の端部
を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示し
ないばねによって上方向に付勢されている。そのため、
用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給
紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの
付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8およ
び給紙パット9は、互いに対向状に配設され、給紙パッ
ト9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パット
9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧
板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側か
ら図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧
され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と
給紙パット9とで挟まれた後、一枚毎に給紙される。給
紙された用紙3は、搬送ローラ10および11によって
レジストローラ12に送られる。レジストローラ12
は、一対のローラから構成されており、用紙3を所定の
レジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
【0032】なお、このフィーダ部4は、さらに、マル
チパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上
に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側
給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット15
aとを備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15お
よびマルチパーパス側給紙パット15aは、互いに対向
状に配設され、マルチパーパス側給紙パット15aの裏
側に配設される図示しないばねによって、マルチパーパ
ス側給紙パット15aがマルチパーパス側給紙ローラ1
5に向かって押圧されている。マルチパーパストレイ1
4上に積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ロー
ラ15の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15
とマルチパーパス側給紙パット15aとで挟まれた後、
一枚毎に給紙される。
【0033】画像形成部5は、スキャナユニット16、
プロセスカートリッジ17、転写ローラ24および熱定
着装置18などを備えている。
【0034】スキャナユニット16は、本体ケーシング
2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、
回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および
21、反射鏡22などを備えており、レーザ発光部から
発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、
鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、
反射鏡22、レンズ21の順に通過あるいは反射させ
て、後述するプロセスカートリッジ17の像担持体であ
る感光ドラム23の表面上に高速走査にて照射させてい
る。
【0035】プロセスカートリッジ17は、スキャナユ
ニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対し
て着脱自在に装着されるように構成されている。このプ
ロセスカートリッジ17は、感光ドラム23を備えると
ともに、図示しない、スコロトロン型帯電器、現像ロー
ラ、トナー収容部などを備えている。
【0036】トナー収容部には、現像剤として、正帯電
性の非磁性一成分の重合トナーが充填されており、その
トナーが、現像ローラに一定厚さの薄層として担持され
る。
【0037】一方、感光ドラム23は、現像ローラと対
向状に回転可能に配設されており、ドラム本体が接地さ
れるとともに、その表面がポリカーボネートなどから構
成される正帯電性の感光層により形成されている。
【0038】そして、感光ドラム23の表面は、感光ド
ラム23の回転に伴なって、スコロトロン型帯電器によ
り一様に正帯電された後、スキャナユニット16からの
レーザービームの高速走査により露光され、所定の画像
データに基づく静電潜像が形成され、その後、現像ロー
ラと対向した時に、現像ローラ上に担持されかつ正帯電
されているトナーが、その感光ドラム23の表面に形成
される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感
光ドラム23の表面のうち、レーザービームによって露
光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担
持されることによって可視像化され、これによって反転
現像が達成される。
【0039】転写ローラ24は、感光ドラム23の下方
において、本体ケーシング2側において回転可能に支持
された状態で、感光ドラム23と対向するように配置さ
れている。この転写ローラ24は、金属製のローラ軸
に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されてお
り、感光ドラム23に対して所定の転写バイアスが印加
されている。そのため、感光ドラム23上に担持された
トナーからなる可視像は、用紙3が感光ドラム23と転
写ローラ24との間を通る間に用紙3に転写される。可
視像が転写された用紙3は、搬送ベルト25を介して、
熱定着装置18に搬送される。なお、カラー印刷の場合
は、感光ドラム23に像担持体としての中間転写ベルト
が接し、この中間転写ベルトに転写ローラ24が接する
ことになる。
【0040】熱定着装置18は、図1に示すように、プ
ロセスカートリッジ17の下流側に配設される。この熱
定着装置18は、図1乃至図3に示すように、本体ケー
シング2内に固定されるケーシング部材34を備え、こ
のケーシング部材34内に加熱手段である加熱ローラ2
6と、加圧手段である加圧ローラ27と、加熱及び加圧
ローラ26,27間のニップ部60に記録媒体である用
紙3を導く導電性を有した定着入口ガイド板58とを備
える。
【0041】ケーシング部材34は、絶縁性部材で形成
され、下方が開放された箱型に形成され、その長手方向
両端部には、加熱及び加圧ローラ26,27を回転可能
に支持するためのホルダ部35,35を備える。また、
所定位置には、加熱手段用の温度ヒューズ40、サーモ
スタット41等が取り付けられている。ケーシング部材
34の中の加熱及び加圧ローラ26,27よりも下流側
には、加熱及び加圧ローラ26,27間を通過する用紙
3を搬送するための搬送ローラ28が回転可能に支持さ
れている。
【0042】加熱ローラ26は、金属製のローラ本体3
2の内部にヒータ33を備え、ケーシング部材34に回
転可能に支持されている。加圧ローラ27は少なくとも
表面がゴム等クッション性のある材料で出来たローラで
あり、ケーシング部材34に回転可能に支持されてい
る。もちろん、加熱ローラ26の表面をクッション性の
ある材料で形成し、加圧ローラ27の表面を硬い材料で
形成してもよい。加熱及び加圧ローラ26,27が上下
方向で接触することにより、両者間に用紙3を挟みつつ
搬送するニップ部60が形成される。プロセスカートリ
ッジ17において用紙3上に転写されたトナーは、用紙
3がニップ部60を通過する間に熱定着せしめられる。
なお、加熱及び加圧ローラ26,27は無端ベルト等他
の加熱及び加圧手段で代替することもできる。
【0043】図3に示すように、定着入口ガイド板58
の上面には、用紙3側に突出した稜部58aが形成され
ている。定着入口ガイド板58は、その稜部58aにお
いて鉛直方向に最高位置である頂部58cが、加熱ロー
ラ26における加圧ローラ27側表面と感光ドラム23
における転写ローラ24側表面の双方に接するように延
びる第一の面aと加熱及び加圧ローラ26,27間のニ
ップ部60及びニップ部60における共通接線の双方を
含むように延びる第二の面bとの間に配設されるように
設けられる。定着入口ガイド板58の頂部58cが第一
の面aと第二の面bとの間に配置されることから、未定
着の用紙3がこの頂部58cにより加熱ローラ26に近
接して保持されるが、感光ドラム23から用紙3の後端
が外れてもこの頂部58cの存在により感光ドラム23
よりも上方に持ち上げられることはない。従って、用紙
3の定着前のトナーが感光ドラム23やその周辺のプロ
セスカートリッジ17等に接触したりして画像に乱れを
生じるおそれがない。また、感光ドラム23を経て来た
記録媒体である用紙3が定着入口ガイド板58の頂部5
8cを経ることによりニップ部60前において加熱ロー
ラ26側へ偏って走行することになり、用紙3上のトナ
ーが予備加熱されることになる。これにより、用紙3が
ニップ部60に直に入る場合に比しニップ部60でのト
ナーの飛散等が防止され、画像に異常が発生しなくな
る。
【0044】なお、定着入口ガイド板58が用紙3の搬
送方向に交差する方向に対して湾曲している場合(例え
ば、図6の場合)、稜線を形成する稜部58aにおいて
鉛直方向の最高位置が頂部58cとなる。即ち、定着入
口ガイド板58が用紙3の搬送方向に交差する方向に対
して湾曲していない場合には、稜部58aどの位置にお
いても鉛直方向に同じ高さであるため、頂部58cは稜
部58aの全ての位置である。
【0045】また、上記第二の面bに含まれる共通接線
は、次のようにして定められる。すなわち、ニップ部6
0では加熱及び加圧ローラ26,27はある程度の幅を
持った接触面で接触するが、その接触面上に加熱及び加
圧ローラ26,27の軸に平行な中心線を想定すると共
にこの中心線を通る加熱及び加圧ローラ26,27の同
心円を想定する。この中心線を通るように両同心円に接
線を引き、これを上記共通接線とする。
【0046】また、図6に示すように、加熱及び加圧ロ
ーラ26,27にはクラウンと逆クラウンが形成される
場合があるが、その場合の上記第二の面bに含まれる共
通接線は、加熱及び加圧ローラ26,27の両端すなわ
ち最小クラウンの箇所で得られるものであってもよい
し、加熱及び加圧ローラ26,27の中央すなわち最大
クラウンの箇所で得られるものであってもよい。頂部5
8cをできるだけニップ部60に近づけて用紙3のニッ
プを円滑化する観点からは、望ましくは第二の面bは、
加熱及び加圧ローラ26,27の中央で得られる共通接
線を含むように定められる。
【0047】定着入口ガイド板58の上面、殊に上記稜
部58aは山形にとがっていてもよいが、望ましくは図
3に示すように、記録媒体である用紙3側に突出する曲
面とされる。用紙3はこのような定着入口ガイド板58
の曲面に接触しつつ走行するので、記録媒体である用紙
3に皺が発生したり記録媒体の表面に擦り跡が発生した
りするのが防止され、また紙粉等の発生も防止される。
【0048】定着入口ガイド板58の左右幅すなわち記
録媒体である用紙3の搬送方向に垂直な方向の幅は用紙
3の幅以上であってもよいが、望ましくは図2に示すよ
うに定着入口ガイド板58の左右幅cは用紙3の幅より
も幅狭に形成される。例えば、通常使用される版のうち
でも比較的小さい版であるB5版の用紙を縦長に搬送す
る場合にその幅よりも小さい幅とされる。これにより、
記録媒体である用紙3の両側が定着入口ガイド板58に
接触しなくなるので、用紙3上のトナーが定着入口ガイ
ド板58に付着しなくなる。
【0049】また、定着入口ガイド板58の両側には、
導電性の線材57a,57bが定着入口ガイド板58の
ガイド面に倣うように配置される。記録媒体である用紙
3は定着入口ガイド板58上を走行する際にその両側が
定着入口ガイド板58の両側から食み出るが、この定着
入口ガイド板58から食み出る用紙3の両側が線材57
a,57bにより支持される。例えば、線材57a,5
7bは、定着入口ガイド板58の両側に二本ずつ設けら
れ、B5版の用紙が搬送される場合はその用紙の片側が
二本の線材57a,57aの中間を通り他の片側が二本
の線材57b,57bの中間を通るように配置され、A
4版の用紙が搬送される場合はその用紙の両側が外側の
線材57a,57bの更に外側を通るように配置され
る。この導電性の線材57a,57bは、用紙の静電的
コントロールも行う。
【0050】図1に示すように、この熱定着装置18に
おいて定着された用紙3は、その後、熱定着装置18の
下流側に設けられる搬送ローラ28および29によっ
て、排紙ローラ30に搬送され、排紙ローラ30に送ら
れた用紙3は、その排紙ローラ30によって排紙トレイ
31上に排出される。
【0051】<実施の形態2>図4に示すように、この
実施の形態2における定着入口ガイド板58は、加熱及
び加圧ローラ26,27のニップ部60を通過する記録
媒体である用紙3の搬送路を加熱ローラ26側へ偏らせ
るように付勢手段により付勢されている。付勢手段とし
てはバネ、ゴム等の弾性体を用いることができるが、図
示例ではバネ56が用いられている。また、必要に応じ
て、定着入口ガイド板58がニップ部60に平行な支軸
55を介しケーシング部材34に上下に回動可能に支え
られる。
【0052】この定着入口ガイド板58は付勢手段であ
るバネ56により付勢され、支軸55を支点に回動し、
加熱ローラ26側に近接する。これにより、定着入口ガ
イド板58が用紙3の剛性、挙動変化に対し自在に変位
し、用紙3の姿勢を加熱ローラ26の近傍に維持する。
従って、用紙3はニップ部60に良好に案内されると共
に、ニップ前に加熱ローラ26により予熱され、トナー
の飛散等が防止される。
【0053】なお、ニップ部60は図6に示すように加
熱及び加圧ローラ26,27に逆クラウン及びクラウン
が形成される場合は湾曲することになるが、その曲率は
極めて小さいのでその場合は支軸55はニップ部60に
略平行であり、加圧ローラ26,27の回転軸に平行と
いうことになる。
【0054】また、付勢手段としてバネ56等を用いる
ことなく定着入口ガイド板58自体の弾性を利用するこ
とも可能である。すなわち、定着入口ガイド板58を弾
性に富む材料で形成し、その弾性変形により用紙3の搬
送路を加熱ローラ26側へ偏らせるようにしてもよい。
この場合、定着入口ガイド板58が付勢手段を兼ねるの
で、定着入口ガイド板58の周辺の構造が簡素化され
る。
【0055】なお、実施の形態1における線材57a,
57bをこの実施の形態2でも設け、この線材57a,
57bで付勢手段を兼ねるようにしてもよい。
【0056】<実施の形態3>図5に示すように、この
実施の形態3における定着入口ガイド板58は、加熱及
び加圧ローラ26,27間のニップ部60側の部分58
1が導電材例えば金属板で形成され、反ニップ部60側
の部分582が樹脂例えば絶縁性樹脂で形成されてい
る。
【0057】具体的には、定着入口ガイド板58の反ニ
ップ部60側の部分582はケーシング部材34と同様
に絶縁性樹脂で形成され、ケーシング部材34と一体化
されている。反ニップ部60側の部分582はニップ部
60の近傍へと突出し、その上部でニップ部60側の部
分581を支持するようになっている。この反ニップ部
60側の部分582は樹脂で形成されるので、加熱ロー
ラ26により加熱されてもほとんど蓄熱せず熱くならな
い。
【0058】定着入口ガイド板58のニップ部60側の
部分581は記録媒体である用紙3に常に接触する部分
であり、金属により形成される。このため、走行する用
紙3により擦られても静電気を発生し難くなる。また、
このニップ部60側の部分581は、反ニップ部60側
の部分582の上にフロート状態に保持される。これに
より、導電性のある定着入口ガイド板58をアース67
に接続したり、定着入口ガイド板58の全体を絶縁性樹
脂で作った場合に比べ、用紙3の静電コントロールが可
能であり、用紙3の定着入口ガイド板58に接触する側
におけるトナーを吸着するための電荷が温存され、トナ
ーの飛散が一層低減される。
【0059】なお、反ニップ部60側の部分582は導
電性樹脂で形成してもよい。この場合、反ニップ部60
側の部分582をニップ部60側の部分581と同様にフ
ロート状態とするか、ツェナーダイオードを介して接地
する。
【0060】また、定着入口ガイド板58のニップ部6
0側の部分581は薄い金属板の板金加工等により形成
され、反ニップ部60側の部分582の上に隙間を介し
て保持される。これにより、ニップ部60側の部分58
1はそれ自体の弾性により用紙3の剛性、挙動変化に対
し自在に変位し、用紙3の姿勢を加熱ローラ26の近傍
に維持する。従って、用紙3はニップ部60に良好に案
内され、ニップ前に加熱ローラ26により予熱され、ト
ナーの飛散等が防止される。
【0061】また、定着入口ガイド板58のニップ部6
0側の部分581には、用紙3側に突出する曲面を有し
た稜部58aが形成される。走行する用紙3はこの定着
入口ガイド板58の稜部58aの曲面に接触するので、
用紙3に擦り跡、皺、紙粉が発生しなくなる。
【0062】さらに、このニップ部60側の部分581
は金属等で作られるので加熱ローラ26により加熱され
て熱くなるが、その部分は定着入口ガイド板58のニッ
プ部60側に配置されており、しかもケーシング部材3
4の後部下端34aが加熱ローラ26の回転中心よりも
下方であって反ニップ部60側の部分582の上方へと
延びている。従って、紙詰まり等がこの熱定着装置18
で発生した場合にその解消作業に当たり作業者の手指が
ニップ部60側の熱い部分581に触れることはなく、
火傷をするおそれはない。
【0063】<実施の形態4>図6に示すように、この
実施の形態3における定着入口ガイド板58は、加熱ロ
ーラ26又は加圧ローラ27に形成される逆クラウン又
はクラウンの曲率以上の曲率で鉛直方向に湾曲する稜部
58aを備えている。図示例では加熱ローラ26側に逆
クラウンが形成され、加圧ローラ27側にクラウンが形
成されるが、加熱ローラ26側にクラウンを形成し、加
圧ローラ27側に逆クラウンを形成してもよい。この定
着入口ガイド板58は例えば金属板を鉛直方向に湾曲さ
せることにより形成することができる。定着入口ガイド
板58の稜部58aの曲率は逆クラウン又はクラウンの
曲率と同率でもよいが、望ましくは逆クラウン又はクラ
ウンの曲率よりも大きくされ、図6の立面図に示すよう
に定着入口ガイド板58はニップ部60との間に隙間
A,B,Cが形成されるように配置される。隙間A,
B,Cの大きさの関係はA=C≧Bである。
【0064】この定着入口ガイド板58により案内され
る記録媒体である用紙3の前端は、ニップ部60の湾曲
弧に倣うように鉛直方向に湾曲するので、まず用紙3の
前端の中央部からニップ部60にニップされた後に両側
がニップされることになる。従って、記録媒体である用
紙3は適正に皺伸ばしされつつニップ部60を通過す
る。
【0065】なお、上記各実施の形態において熱定着装
置はプリンタに装着したものとして説明したが、ファク
シミリ装置等他の装置にも装着可能である。また、転写
手段としては、転写ローラに限らず、コロトロン型の転
写手段を用いることも可能である。また、図3、図4に
示す各実施の形態では稜部を定着入口ガイド板の上側の
中程に形成したが、定着入口ガイド板の前縁すなわち加
熱及び加圧ローラのニップ部側の先端に形成してもよ
い。また、図5に示す実施の形態において、逆方向電圧
が印加される方向で単方向性のツェナーダイオード等の
整流手段を定着入口ガイド板58のニップ部側部分58
1に接続してもよいし、定着入口ガイド板を記録媒体よ
りも幅狭に形成し、その両側に、導電性の線材を定着入
口ガイド板のガイド面に倣うように配置してもよいし、
定着入口ガイド板の稜部を加熱及び加圧ローラの逆クラ
ウン又はクラウンの曲率以上の曲率で鉛直方向に湾曲さ
せてもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、定着入口ガイ
ド板(58)の頂部(58c)が第一の面(a)と第二
の面(b)との間に配設されるので、未定着の記録媒体
(3)がこの頂部(58c)により加熱手段(26)に
近接して保持されるが、像担持体(23)から記録媒体
(3)の後端が外れてもこの頂部(58c)の存在によ
り像担持体(23)よりも上方に持ち上げられることは
ない。従って、記録媒体(3)の定着前のトナーが像担
持体(23)やその周辺のプロセスカートリッジ等に接
触したりして画像に乱れを生じるおそれはない。また、
像担持体(23)を経て来た記録媒体(3)は定着入口
ガイド板(58)の頂部(58c)を経ることによりニ
ップ部(60)前において加熱手段(26)側へ偏って
走行することになり、記録媒体(3)上のトナーが予備
加熱される。従って、ニップ部でのトナーの飛散等が阻
止され、異常画像の発生が防止される。
【0067】請求項2の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)が付勢手段(56)により加熱手段(26)
側に付勢されることから、定着入口ガイド板(58)が
記録媒体(3)の剛性、挙動変化に対し自在に変位し、
記録媒体(3)の姿勢を加熱手段(26)の近傍に維持
することができる。従って、記録媒体(3)はニップ部
(60)に良好に案内され、ニップ前に加熱手段(2
6)により予熱され、トナーの飛散等が防止される。
【0068】請求項3の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)が支軸(55)を支点にして回動するので、
記録媒体(3)の搬送路を簡易に加熱手段(26)側へ
偏らせることができる。
【0069】請求項4の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)が付勢手段(56)を兼ねるので、記録媒体
(3)との接触で定着入口ガイド板(58)自体が弾性
変形することとなる。従って、定着入口ガイド板(5
8)の周辺の構造が簡素化される。
【0070】請求項5の発明によれば、走行する記録媒
体(3)が定着入口ガイド板(58)の稜部(58a)
の曲面に接触するので、記録媒体(3)に擦り跡や皺が
発生するのを防止し、また記録媒体(3)が紙である場
合は紙粉が発生したりするのを防止することができる。
【0071】請求項6の発明によれば、記録媒体(3)
の両側が定着入口ガイド板(58)に接触しないので、
記録媒体(3)上のトナーが定着入口ガイド板(58)
に付着しなくなる。
【0072】請求項7の発明によれば、定着入口ガイド
板(58)から食み出る記録媒体(3)の両側が線材
(57)により支持されるので、記録媒体(3)の走行
が安定する。
【0073】請求項8の発明によれば、記録媒体(3)
の稜部(58a)がニップ部(60)の湾曲弧に倣うよ
うに鉛直方向に湾曲するので、記録媒体(3)の前端の
中央部からニップ部(60)にニップされた後に両側が
ニップされることになる。従って、記録媒体(3)は適
正に皺伸ばしされつつニップ部(60)を通過する。
【0074】この請求項9の発明によれば、記録媒体
(3)に接触する部分(581)が金属で出来ているか
ら記録媒体(3)の静電コントロールが可能となる。ま
た、反ニップ部側(582)が樹脂で形成されるので、
紙詰まり解消作業等の際にユーザーの手指が触れるよう
なことがあっても火傷をするおそれがない。
【0075】請求項10の発明によれば、適正に熱定着
を行うことができるので、印刷品質のよいプリンタを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの内部構造を示す立面図
である。
【図2】本発明に係る熱定着装置の概観を示す斜視図で
ある。
【図3】熱定着装置の一例を示す縦断面図である。
【図4】熱定着装置の他の一例を示す縦断面図である。
【図5】熱定着装置の更に他の一例を示す縦断面図であ
る。
【図6】熱定着装置の加熱ローラ、加圧ローラ及び定着
入口ガイド板を上流側から見た立面図である。
【図7】従来の熱定着装置の縦断面図である。
【図8】従来の熱定着装置の加熱ローラ、加圧ローラ及
び定着入口ガイド板を上流側から見た立面図である。
【符号の説明】
3…用紙 18…熱定着装置 23…感光ドラム 26…加熱ローラ 27…加圧ローラ 55…支軸 56…バネ 57…線材 58…定着入口ガイド板 58a…稜部 58c…頂部 581…定着入口ガイド板のニップ部側部分 582…定着入口ガイド板の反ニップ部側部分 60…ニップ部 a…第一の面 b…第二の面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、加圧手段と、像担持体を経
    て来た記録媒体を加熱及び加圧手段間のニップ部に導く
    定着入口ガイド板とを備えた熱定着装置において、定着
    入口ガイド板の頂部が、加熱手段における加圧手段側表
    面と像担持体における転写側表面の双方に接するように
    延びる第一の面と加熱及び加圧手段間のニップ部及びニ
    ップ部における共通接線の双方を含むように延びる第二
    の面との間に配設されたことを特徴とする熱定着装置。
  2. 【請求項2】 上記定着入口ガイド板が、ニップ部を通
    過する記録媒体の搬送路を加熱手段側へ偏らせるように
    付勢手段により付勢されたことを特徴とする請求項1に
    記載の熱定着装置。
  3. 【請求項3】 上記付勢手段が弾性体で構成され、定着
    入口ガイド板が上記ニップ部に平行な支軸により回動可
    能に支えられたことを特徴とする請求項2に記載の熱定
    着装置。
  4. 【請求項4】 上記付勢手段が、定着入口ガイド板自体
    がその上を通過する記録媒体の搬送路が加熱手段側へ偏
    るように記録媒体を付勢する弾性材で形成されることに
    より実現されたことを特徴とする請求項2に記載の熱定
    着装置。
  5. 【請求項5】 上記定着入口ガイド板の稜部に曲面が形
    成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の熱定着装置。
  6. 【請求項6】 上記定着入口ガイド板が記録媒体よりも
    幅狭に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれかに記載の熱定着装置。
  7. 【請求項7】 導電性を有する線材が定着入口ガイド板
    のガイド面に倣うように、定着入口ガイド板の両側に配
    置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の熱定着装置。
  8. 【請求項8】 上記定着入口ガイド板が、上記加熱手段
    又は加圧手段に形成される逆クラウン又はクラウンの曲
    率以上の曲率で鉛直方向に湾曲する稜部を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の熱
    定着装置。
  9. 【請求項9】 上記定着入口ガイド板における上記ニッ
    プ部側が金属で形成され、反ニップ部側が樹脂で形成さ
    れたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    に記載の熱定着装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載の熱定着装置を備えたことを特徴とするプリンタ。
JP2001076920A 2001-03-16 2001-03-16 熱定着装置及びプリンタ Pending JP2002278330A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076920A JP2002278330A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 熱定着装置及びプリンタ
US10/098,471 US6741832B2 (en) 2001-03-16 2002-03-18 Thermal fixing device for image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076920A JP2002278330A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 熱定着装置及びプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002278330A true JP2002278330A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18933765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001076920A Pending JP2002278330A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 熱定着装置及びプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002278330A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285164A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Katsuragawa Electric Co Ltd 定着装置
JP2006285165A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Katsuragawa Electric Co Ltd 定着装置および転写材の定着方法
US8275288B2 (en) 2009-02-25 2012-09-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device capable of improving precision in relative positioning of conveying unit and fixing unit
JP2015045724A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置
CN105182716A (zh) * 2014-05-26 2015-12-23 佳能株式会社 成像装置
JP2017009994A (ja) * 2015-06-25 2017-01-12 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607454A (ja) * 1983-06-28 1985-01-16 Olympus Optical Co Ltd 定着装置
JPS63271383A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Toshiba Corp 定着装置
JPH05303247A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Kyocera Corp 画像記録装置
JPH06149109A (ja) * 1992-11-13 1994-05-27 Mita Ind Co Ltd 定着装置
JPH09274343A (ja) * 1996-04-08 1997-10-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH09297481A (ja) * 1996-05-08 1997-11-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2001022205A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Kyocera Corp 定着装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607454A (ja) * 1983-06-28 1985-01-16 Olympus Optical Co Ltd 定着装置
JPS63271383A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Toshiba Corp 定着装置
JPH05303247A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Kyocera Corp 画像記録装置
JPH06149109A (ja) * 1992-11-13 1994-05-27 Mita Ind Co Ltd 定着装置
JPH09274343A (ja) * 1996-04-08 1997-10-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH09297481A (ja) * 1996-05-08 1997-11-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2001022205A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Kyocera Corp 定着装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285164A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Katsuragawa Electric Co Ltd 定着装置
JP2006285165A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Katsuragawa Electric Co Ltd 定着装置および転写材の定着方法
US8275288B2 (en) 2009-02-25 2012-09-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device capable of improving precision in relative positioning of conveying unit and fixing unit
JP2015045724A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置
CN105182716A (zh) * 2014-05-26 2015-12-23 佳能株式会社 成像装置
JP2017009994A (ja) * 2015-06-25 2017-01-12 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7542709B2 (en) Image-forming device for suppressing recording sheet from flapping when transferring toner images thereon
US6741832B2 (en) Thermal fixing device for image forming apparatus
US8160487B2 (en) Image-forming device having first and second sheet guide pairs for guiding sheets of different sizes
US20060140696A1 (en) Curl-correcting device for image-forming apparatus
JP5860840B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4696845B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4182647B2 (ja) 熱定着装置及びプリンタ
JP6515864B2 (ja) 画像形成装置
JP2009020158A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6485145B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007017888A (ja) 画像形成装置
JP2004061854A (ja) シート搬送装置及び定着装置及び画像形成装置
JP2002278330A (ja) 熱定着装置及びプリンタ
JP4103613B2 (ja) 熱定着装置および画像形成装置
JP2012073345A (ja) 像加熱装置
US6618574B2 (en) Thin film type image heating apparatus with pressurizing force transmitting member for regulating movement of film
JP2015158535A (ja) 定着装置
JP5409040B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5152247B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009210899A (ja) 画像形成装置
JP3940654B2 (ja) 定着装置と画像形成装置
US10915050B2 (en) Fixing device and image forming apparatus with opposing rotating members and belt
JP2006133404A (ja) 画像形成装置
JP2010038967A (ja) 画像形成装置
JP3166444U (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080812