JP3722699B2 - 多価カルボン酸と多価アミンを用いた縮合重合物の製造方法 - Google Patents

多価カルボン酸と多価アミンを用いた縮合重合物の製造方法 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミドからなる縮合重合物の製造方法に係り、さらに詳しくは、重縮合触媒としてアリールホウ酸を用いて多価アミンと多価カルボン酸の混合物等を溶媒中で反応させるポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミドからなる縮合重合物の製造方法や、溶媒としてペンタメチルベンゼンを用いて多価アミンと多価カルボン酸の混合物等を重縮合触媒の存在下に反応させるポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミドからなる縮合重合物の製造方法や、溶媒としてm−ターフェニルを用いて多価アミンと多価カルボン酸の混合物等を重縮合触媒の存在下に反応させるポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミドからなる縮合重合物の製造方法に関する。
背景技術
ポリアミド主鎖にアミド結合を有し、耐摩擦性、弾性、耐薬品性、染色性に優れており繊維材料として大量に使用され、また、機械的性質、耐摩耗性、耐熱性、耐油性に優れ、摩擦係数が小さいため、種々の機械部品や電機部品に使われる他、フィルムとしても使用されている。ポリイミドは主鎖にイミド結合を有する最も耐熱性に優れたプラスチックの一つであり、航空機、輸送機器、電気・電子機器などにおいて信頼性が重要視される部品に使用されている。ポリアミドイミドは主鎖にアミド及びイミド結合を有し、加工性や耐磨耗性に優れ、各種成形材料や電気絶縁用ワニスとして用いられている。これらポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミドの製造法としては、例えば以下に示すように、様々な方法が提案されている。
特開昭49−106597号公報には、珪素、ゲルマニウム、錫及び鉛の各化合物の少なくとも1種を重縮合触媒として、芳香族ジアミン及び芳香族ジカルボン酸ジエステルを、あるいは芳香族アミノカルボン酸エステルを無溶媒下に加熱して重縮合反応を行う高分子量芳香族ポリアミドの製法が記載されている。
特開昭59−8728号公報には、芳香族アミノカルボン酸および/または芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとの混合物を極性溶媒中に於いて脱水触媒の存在下に約160℃以上の温度で加熱重縮合反応せしめる芳香族ポリアミドの製造法が記載されている。
特開昭61−14219号公報には、多価カルボン酸類から選ばれた1種又はそれ以上とジイソシアネート類の1種又はそれ以上とをアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、及び/又はアルカリ金属炭酸水素塩から選ばれた1種又はそれ以上の触媒存在下に反応させるポリアミド及び/又はポリアミド酸の製造において、実質的にスルホレン及び/又はイソプロピルスルフォラニルエーテルを含有しないスルホランを溶媒として使用する高重合度化の容易なポリアミド及び/又はポリアミド酸の安定な製造法が記載されている。
特開平8−333450号公報には、特定の芳香族ジアミン化合物とテトラカルボン酸二無水物の反応によりポリイミドを得る際に、水溶性エーテル化合物、水溶性アルコール化合物、水溶性アミド化合物、水溶性ケトン化合物、水から選ばれる2種以上の混合溶媒中で反応を行いポリイミド前駆体とした後、熱的又は化学的にイミド化する、残溶媒が少なく寸法安定性が良好なポリイミドの製造方法が記載されている。
特開平8−302015号公報には、特定の分子量を有し、かつ特定の構造単位からなる、広い沸点範囲の有機溶剤に溶解し、その溶解度も高く、成形加工性に優れ、軟化温度を有しながら耐熱性に優れた、ワニス、成形品等に有用なポリイミドが記載されている。
特開平8−239470号公報には、特定の芳香族ジアミンと特定の芳香族テトラカルボン酸二無水物を反応させることにより、低い表面自由エネルギーと高いガラス転移温度を有し、撥水撥油性でかつ耐熱性のポリイミド樹脂の製造方法が記載されている。
特開昭57−133126号公報には、三塩基性酸無水物およびジイソシアネート化合物を第3級アミン触媒の存在下で重縮合反応させるに際し、反応をスルホラン溶媒中で行うポリアミドイミドの製造方法が記載されている。
特開昭62−297329号公報には、芳香族トリカルボン酸および/または芳香族トリカルボン酸無水物と芳香族ジアミンとを脱水触媒および溶媒の存在下に加熱重縮合反応せしめて芳香族ポリアミドイミドを製造する方法において、溶媒としてニトロベンゼン、o−ニトロトルエン及びベンゾニトリルから成る群より選ばれた化合物を用いる芳香族ポリアミドイミドの製造方法が記載されている。
他方、本発明者らは、3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸や3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸等の電子求引基をもつアリールホウ酸が、カルボン酸とアミンのアミド縮合反応において触媒となることを報告している(J.Org.Chem.1996,61,4196-4197)。
発明の開示
本発明の課題は、加熱による直接重縮合反応により、多価カルボン酸と多価アミンから、高収率でかつ黒色への変色を伴う等の副反応を併発することなく、反応後の精製が容易なポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、特に直接重縮合反応で合成することが困難とされる芳香族ポリアミド(アラミド)、芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミドイミドの製造方法を提供することにある。
前記のように、本発明者らはアリールホウ酸がカルボン酸とアミンのアミド縮合反応において触媒となることを既に報告しているが、かかるアリールホウ酸をポリアミド製造における触媒として用いる重縮合反応の場合は、重縮合により生成するトリマーやダイマーが溶けた状態にないと重合が進まないことから、重縮合反応系における溶媒の選択が重要であり、アリールホウ酸と適当な溶媒とを組合せ用いると、加熱による直接重縮合反応により、ポリアミド、特に直接重縮合反応で合成することが困難とされる芳香族ポリアミド(アラミド)を高収率で製造し得ることを見い出し、本発明を完成するに至った。また、芳香族ポリアミドの直接重縮合反応における反応温度を200℃以上で行う場合、溶媒としてペンタメチルベンゼンやm−ターフェニルを用いると、黒色への変色を伴う副反応を併発することが無いことを見い出し、本発明を完成するに至った。
発明を実施するための最良の形態
本発明の重縮合触媒としてアリールホウ酸を用いて、多価カルボン酸と多価アミン、多価カルボン酸と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を溶媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法や、本発明の溶媒としてペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニルを用いて、多価カルボン酸と多価アミン、多価カルボン酸と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を、重縮合触媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法における縮合重合物としては、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミドを挙げることができる。ポリアミドとしては、例えば芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンから得られる芳香族アミン(アラミド)、例えば脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンから得られる脂肪族アミド、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンあるいは脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミンから得られるセミアロマチックタイプのポリアミドを挙げることができる。
本発明において用いられる多価カルボン酸としては、分子内に2以上のカルボキシル基を有するものであればどのようなものでのよく、ジカルボン酸としてはフマール酸、マロン酸、アジピン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカルボン酸等を、トリカルボン酸としてはブタン−1,2,4−トリカルボン酸、シクロヘキサン−1,2,3−トリカルボン酸、ベンゼン−1,2,4−トリカルボン酸、ナフタレン−1,2,4−トリカルボン酸等を、テトラカルボン酸としてはブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、シクロブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、ベンゼン−1,2,4,5−テトラカルボン酸、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、3,3′,4,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸等をそれぞれ具体的に例示することができる。そして、ポリアミドの製造にはジカルボン酸が、ポリイミドの製造にはテトラカルボン酸が、ポリアミドイミドの製造にはトリカルボン酸が通常使用される。また、多価カルボン酸は、フマール酸やシクロヘキサン−1,2,3−トリカルボン酸などの脂肪族多価カルボン酸とテレフタル酸などの芳香族多価カルボン酸に大別することができる。
本発明において用いられる多価アミンとしては、分子内に2以上のアミノ基を有するものであればどのようなものでのよく、ジアミンとしてはジアミノブタン、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、m−キシリジンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、トルイレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミノビフェニル、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノビフェニル、4,4′−ジアミノジフェニルスルフィド、2,6−ジアミノナフタレン、4,4′−ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,4′−ビス(m−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,4′−ビス(p−アミノフェノキシ)ベンゾフェノフェン、4,4′−ビス(m−アミノフェノキシ)ベンゾフェノフェン、4,4′−ビス(p−アミノフェニルメルカプト)ベンゾフェノン、4,4′−ビス(p−アミノフェニルメルカプト)ジフェニルスルホン等を、トリアミンとしては、4,4′,4″−トリアミノトリフェニルメタン、トリアムテレン等を具体的に例示することができる。また、多価アミンは、ヘキサメチレンジアミンなどの脂肪族多価アミンとp−フェニレンジアミンなどの芳香族多価アミンに大別することができる。
本発明において用いられるアミノカルボン酸としては、分子内にカルボキシル基とアミノ基とを有するものであればどのようなものでのよく、ω−アミノウンデカン酸、アミノドデカン酸、p−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香酸、6−アミノナフタレン−2−カルボン酸、4−(p−アミノフェノキシ)安息香酸、3−(p−アミノフェノキシ)安息香酸、4−(m−アミノフェノキシ)安息香酸、3−(m−アミノフェノキシ)安息香酸等を具体的に例示することができる。
本発明において用いられるアリールホウ酸としては、多価カルボン酸と多価アミン、多価カルボン酸と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を溶媒の存在下に重縮合させる反応を触媒することができるものであればどのようなアリールホウ酸でもよいが、3,4,5位の少なくとも1つに電子求引基を有するフェニルホウ酸が好ましく、具体的には3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸、3−ニトロフェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、4−トリフルオロメチルフェニルホウ酸を例示することができる。これらの中でも、収率の面で3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸が特に好ましい。電子求引基としては、−CF3、−F、−NO2、−CN、−+NH3、−CHO、−COCH3、−CO225、−CO2H、−SO2CH3、−SO3H等を例示することができる。また、本発明において用いられる重縮合触媒アリールホウ酸は安定性に優れ、その回収が容易なことから、工業化に際しては特に有利である。
本発明の溶媒としてペンタメチルベンゼンを用いて、多価カルボン酸と多価アミン、多価カルボン酸と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を、重縮合触媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法における重縮合触媒としては、これら原料物質をペンタメチルベンゼンを含む溶媒の存在下に重縮合させる重縮合反応を触媒することができるものであればどのようなものでもよく、また、本発明の溶媒としてm−ターフェニルを用いて、多価カルボン酸と多価アミン、多価カルボン酸と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を、重縮合触媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法における重縮合触媒としては、これら原料物質をm−ターフェニルを含む溶媒の存在下に重縮合させる重縮合反応を触媒することができるものであればどのようなものでもよいが、上記3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸等のアリールホウ酸の他、各種ホウ素化合物、リン化合物、ヘテロポリ酸等を具体的に例示することができる。
リン化合物の例としては、トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイト、トリブチルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリシクロヘキシルホスファイト、ジエチルホスファイト、ジフェニルホスファイト、o−メチル−s,s′−ジフェニルジチオホスファイト等の亜リン酸エステル類、トリブチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、エチルフェニルホスフェート、エチレンフェニルホスフェート等のリン酸エステル類、リン酸、ピロリン酸、メタリン酸、テトラポリリン酸、トリメタリン酸、エチルメタリン酸等のリン酸類、フェニルホスホン酸等のホスホン酸類、トリフェニルホスフィン、トリオクチルホスフィン等のホスフィン類、トリフェニルホスフィンオキシド、1−フェニルホスホリン−3−オキシド等のホスフィンオキシド類、その他五酸化リン、リン酸二水素アンモニウム、p−ジエチルトリメチルシリルホスフェート、N,N′,N″−ヘキサメチルホスホラストリアミド、テトラブチルピロホスファイト、フェニルホスファナス酸、テトラキス−(2,4−ジターシャリーブチルフェニール)−4,4′−ビフェニレンジホスホナイト、ジステアリールペンタエリスリトールジホスファイト等の化合物を挙げることができる。
本発明の重縮合触媒としてアリールホウ酸を用いて、多価カルボン酸と多価アミン、多価カルボン酸と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を溶媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法における溶媒としては、ペンタメチルベンゼン、m−ターフェニル、キシレン、クレゾール、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、o−ジクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロペンタン、フェノール、ナフタレン、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(テトラリン)、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ジフェニルスルホン、N−メチルピロリジノン(N−メチルピロリドン)、N−ブチルピロリジノン(N−ブチルピロリドン)、N−エチルピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、ジメチルスルホキシド、ニトロメタン、アセトニトリル、ピリジン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、γ−ブチロラクトンを例示することができる。
これらの溶媒の中でも、芳香族多価カルボン酸と芳香族多価アミンとを重縮合させる場合は、後述するように、好ましくはペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニル、より好ましくはペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの重量混合比が70:30〜90:10の混合溶媒、又はm−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの重量混合比が3:1〜10:1の混合溶媒が用いられる。
また、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸とヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ジアミンを用いる重縮合反応における溶媒としては、o−キシレンを含有する溶媒を用いることが好ましい。重縮合反応により生成するナイロン6,6等の脂肪族アミドの溶解性をよくし、重縮合反応をより十分に進行させるために、m−クレゾールをo−キシレンに添加することが好ましい。m−クレゾールの添加量は10〜30重量%が好ましく、すなわちo−キシレンとm−クレゾールとの体積混合比が70:30〜90:10の混合溶媒を用いることが好ましく、4:1の混合溶媒を用いることが特に好ましい。m−クレゾールの添加量が多すぎると触媒活性が阻害される可能性がある。さらに、o−キシレンに代えてペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニルを用いた場合も好ましい結果が得られることがわかった。ペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニルを用いる場合も、o−キシレンの場合と同様に、ペンタメチルベンゼンとm−クレゾールとの重量混合比が70:30〜90:10の混合溶媒、又はm−ターフェニルとm−クレゾールとの重量混合比が70:30〜90:10の混合溶媒を用いることが好ましい。
本発明の溶媒としてペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニルを用いて、多価カルボン酸と多価アミン、多価カルボン酸と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を、重縮合触媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法における溶媒としては、ペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニルを含む溶媒が用いられる。1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼン、テトラリン、クレゾール等を溶媒に用いると反応系が黒く変色するが、ペンタメチルベンゼンを用いることにより200℃まで、m−ターフェニルを用いることにより300℃まで、それぞれ加熱しても反応系が黒くなることなく、その変色を防ぐことができる。この変色は、反応を脱酸素雰囲気下で行っても生じることから、何らかの副反応がその原因と考えられる。
また、重縮合反応により生成する縮合重合物が芳香族ポリアミド等の場合は、反応生成物の溶解性をよくし、重縮合反応をより十分に進行させるために、N−メチルピロリジノン(NMP)をペンタメチルベンゼンに添加することが好ましい。N−メチルピロリジノンの添加量は10〜30重量%が好ましく、すなわちペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの重量混合比が70:30〜90:10の混合溶媒を用いることが好ましく、4:1の混合溶媒を用いることが特に好ましい。N−メチルピロリジノンの添加量が多すぎると触媒活性が阻害される可能性がある。そしてまた、重縮合反応により生成する縮合重合物が芳香族ポリアミド等の場合は、反応生成物の溶解性をよくし、重縮合反応をより十分に進行させるために、N−ブチルピロリジノン(NBP)をm−ターフェニルに添加することが好ましい。N−ブチルピロリジノンの添加量は9〜25重量%が好ましく、すなわちm−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの重量混合比が3:1〜10:1の混合溶媒を用いることが好ましく、10:1の混合溶媒を用いることが特に好ましい。N−メチルピロリジノンの添加量が多すぎると触媒活性が阻害される可能性がある。さらに、出発原料である芳香族ジカルボン酸や芳香族ジアミンの分子量が大きい場合には、混合溶媒の混合重量比を一定のまま溶媒量を増やして反応を行うことにより効率よく反応を行うことができる。
他方、重縮合反応により生成する縮合重合物が脂肪族ポリアミド等の場合は、反応生成物の溶解性をよくし、重縮合反応をより十分に進行させるために、m−クレゾールをペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニルに添加することが好ましい。m−クレゾールの添加量も10〜30重量%が好ましく、すなわちペンタメチルベンゼン又はm−ターフェニルとm−クレゾールとの体積混合比が70:30〜90:10の混合溶媒を用いることが好ましく、4:1の混合溶媒を用いることが特に好ましい。m−クレゾールの添加量が多すぎると触媒活性が阻害される可能性がある。また、出発原料である芳香族多価カルボン酸や芳香族多価アミンの分子量が大きい場合には、混合溶媒の混合比を一定のまま溶媒量を増やして反応を行うことにより効率よく反応を行うことができる。
本発明の縮合重合物の製造方法における重縮合反応は、脱酸素雰囲気下あるいはアルゴン雰囲気下で行うことが好ましい。脱酸素雰囲気は不活性ガスの存在下で反応を行うことにより達成することができる。アルゴン雰囲気は、アルゴンを流下しながら重縮合反応を行うことが好ましく、反応中アルゴン雰囲気とすることで、脱水と脱酸素雰囲気が同時に達成できる。
また、芳香族多価カルボン酸と芳香族多価アミンとを重縮合する重縮合反応においては、溶媒としてペンタメチルベンゼンを用いる場合、攪拌下160〜240℃、好ましくは200℃で行うことが好ましく、溶媒としてm−ターフェニルを用いる場合、攪拌下200〜300℃、好ましくは300℃で行うことが好ましい。他方、脂肪族多価カルボン酸と脂肪族多価アミンとを重縮合する重縮合反応においては、攪拌下140〜200℃、好ましくは150℃で行うことが好ましい。これらの重縮合反応によって得られるポリアミド,ポリイミド,ポリアミドイミドの精製は、従来公知の方法で行うことができる。前述したように、本発明によると、副反応が生じていないことから、従来法に比してその精製が非常に容易である。
本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は、下記実施例により何ら制限を受けるものではない。
実施例1(アラミドの合成)
反応式(化1)に示される重縮合反応によりアラミドを合成した。イソフタル酸(4mmol、0.665g)、p−フェニレンジアミン(4mmol、0.433g)、ペンタメチルベンゼン(表1記載の全溶媒量5gからNMP量を減じた量)、N−メチルピロリジノン(NMP)(表1記載の全溶媒量5gに対する重量%)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(mol%で表された表1記載の量)をシュレンクに入れ、200℃又は170℃(表1に記載されたオイルバスの温度)で一定時間(表1記載の反応時間)攪拌した。その間、脱水するためにアルゴンをゆっくり流し続けた(約20ml/min)。反応後、室温まで冷却し、アセトン50mlを加えて濾過することで粉末状のアラミドの粗生成物を得た。更に、この粗生成物をメタノール(50ml)中で1時間加熱還流した後、室温まで冷却し、濾過することで精製した。アラミドの単離収率を(表1)に示す。また、(表1)における触媒量5mol%、溶媒中のNMP濃度20wt%の場合において、重縮合反応後に触媒を回収した。上記反応生成物濾過後の濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて触媒を精製したところ、その回収率は71%であった。
Figure 0003722699
Figure 0003722699
実施例2(ケブラーの合成)
テレフタル酸(4mmol、0665g)、p−フェニレンジアミン(4mmol、0.433g)、ペンタメチルベンゼン(4g)、N−メチルピロリジノン(NMP)(1g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.04mmol、7.1mg)をシュレンクに入れ、200℃(オイルバスの温度)で1日攪拌した。その間、脱水するためにアルゴンをゆっくり流し続けた。反応後、室温まで冷却し、アセトン50mlを加えて濾過することで粉末状のケブラーの粗生成物を得た。更に、この粗生成物をメタノール(50ml)中で1時間加熱還流した後、室温まで冷却し、濾過することで精製した。ケブラーの単離収率は99%以上(968mg、淡黄色粉末)であった。
実施例3(ノメックスの合成)
次に各種芳香族ジカルボン酸(4mmol)、各種芳香族ジアミン(4mmol)ペンタメチルベンゼン(4g)、N−メチルピロリジノン(NMP)(1g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.04mmol)をシュレンクに入れ、200℃(オイルバスの温度)で1日攪拌した。その他の条件は実施例2と同様に行った。(化2)に示すm−フェニレンジアミンとイソフタル酸を重縮合させた場合のノメックスの単離収率は99%以上であった。(化3)に示すp−フェニレンジアミンとテレフタル酸を重縮合させた場合のケブラーの単離収率は実施例2と同じ結果が得られた。(化4)に示すジアミノジフェニルエーテルとイソフタル酸を重縮合させた場合の単離収率は97%であった。(化5)に示すp−アミノ安息香酸を重縮合させた場合のテルロンの単離収率は42%であった。
Figure 0003722699
Figure 0003722699
Figure 0003722699
Figure 0003722699
実施例4(アラミドの合成)
反応式(化6)に示される重縮合反応によりアラミドを合成した。イソフタル酸(1mmol、0.166g)、p−フェニレンジアミン(1mmol、0.108g)、m−ターフェニル(表2記載の全溶媒量4gからNBPを減じた量)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(表2記載の全溶媒量4gに対する重量%)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(mol%で表された表2記載の量)をシュレンクに入れ、300℃(オイルバスの温度)で一定時間(表2記載の反応時間)攪拌した。その間、脱水するためにアルゴンをゆっくり流し続けた(約20ml/min)。反応後、室温まで冷却し、アルゴン30mlを加えて濾過することで粉末状のアラミドの粗生成物を得た。更に、この粗生成物をメタノール(15ml)中で1時間加熱還流した後、室温まで冷却し、濾過することで精製した。メタノールによる処理は3回繰り返した。アラミドの単離収率を(表2)に示す。また、(表2)における触媒量10mol%、溶媒中のNBP濃度9wt%の場合において、重縮合反応後に触媒を回収した。上記反応生成物濾過後の濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて触媒を精製したところ、その回収率は71%であった。なお、表2中のaのηinhは、25℃、0.0667g/dlの濃度で濃硫酸中で測定した結果を示し、bはポリスチレンを標準物質とした時の相対的な平均分子量を、0.01MのLiClと0.05MのH3PO4を含むNBPに0.2wt%の精製したアラミドを溶かしてGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定した結果を示す。
Figure 0003722699
Figure 0003722699
実施例5(ケブラーの合成)
テレフタル酸(1mmol,0.166g)、p−フェニレンジアミン(1mmol,0.108g)、m−ターフェニル(3.33g)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(0.67g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.1mmol,17.8mg)をシュレンクに入れ、300℃(オイルバスの温度)で2日撹拌した。その間、脱水するためにアルゴンをゆっくり流し続けた(約20ml/min)。反応後、室温まで冷却し、アセトン30mlを加えて濾過することで粉末状のケブラーの粗生成物を得た。更に、この粗生成物をメタノール(15ml)中で1時間加熱還流した後、室温まで冷却し、濾過することにより精製した。メタノールによる処理は3回繰り返した。この(化7)に示すp−フェニレンジアミンとテレフタル酸とを重縮合させた場合のケブラーの単離収率は98%(954mg、淡黄色粉末)であった。ηinh=1.19dl/g(25℃,0.067g/dlの濃硫酸溶液条件で測定した。)であった。
Figure 0003722699
実施例6(アラミドの合成)
テレフタル酸(1mmol)、ジ(4−アミノフェニル)エーテル(1mmol)、m−ターフェニル(3.64g)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(0.36g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.1mmol)をシュレンクに入れ、300℃(オイルバスの温度)で2日撹拌した。その他の条件は実施例5と同様に行った。この(化8)に示すジ(4−アミノフェニル)エーテルとテレフタル酸を重縮合させた場合のアラミドの単離収率は98%(白色粉末)であった。ηinh=0.90dl/g(25℃,0.067g/dlの濃硫酸溶液条件で測定した。)であった。
Figure 0003722699
実施例7(アラミドの合成)
次に各種カルボン酸(1mmol)、各種芳香族アミン(1mmol)、m−ターフェニル(3g)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(1g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.1mmol)をシュレンクに入れ、300℃(オイルバスの温度)で2日撹拌した。その他の条件は実施例5と同様に行った。(化9)に示すアミノ酸を重縮合させた場合の単離収率は78%であった。(化10)に示す1,4−ジアミノベンゼンと1,3−アダマンタンジカルボン酸を重縮合させて場合のアラミドの単離収率は>99%であり、ηinhは0.30dl/g(25℃,0.067g/dlの濃硫酸溶液条件で測定した。)であった。(化11)に示すジ(4−アミノフェニル)エーテルと1,3−アダマンタンジカルボン酸を重縮合させた場合のアラミドの単離収率は91%であり、ηinhは0.60dl/g(25℃,0.067g/dlの濃硫酸溶液条件で測定した。)であった。
Figure 0003722699
Figure 0003722699
Figure 0003722699
実施例8(アラミドの合成)
イソフタル酸(1mmol)、ジ(4−アミノフェニル)エーテル(1mmol)、m−ターフェニル(3.63g)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(0.37g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.01mmol)をシュレンクに入れ、300℃(オイルバスの温度)で2日撹拌した。その他の条件は実施例5と同様に行った。この(化12)に示すジ(4−アミノフェニル)エーテルとイソフタル酸を重縮合させた場合のアラミドの単離収率は>99%であり、ηinhは0.60dl/g(25℃,0.067g/dlの濃硫酸溶液条件で測定した。)であった。
Figure 0003722699
実施例9(ポリイミドの合成)
(化13)に示すアミン(1mmol)とカルボン酸(1mmol)、m−ターフェニル(3g)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(1g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.01mmol)をシュレンクに入れ、300℃(オイルバスの温度)で2日撹拌した。その他の条件は実施例5と同様に行った。ポリイミドの単離収率は97%であった。
Figure 0003722699
実施例10(ポリイミドの合成)
次に各種カルボン酸(1mmol)、各種芳香族アミン(1mmol)、m−ターフェニル(3.63g)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(0.67g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.01mmol)をシュレンクに入れ、200℃(オイルバスの温度)で1日撹拌し、続いて250℃(オイルバスの温度)で1日撹拌し、最後に300℃(オイルバスの温度)で1日撹拌した。その他の条件は実施例5と同様に行った。(化14)に示すアミンとカルボン酸を重縮合させた場合のポリイミドの単離収率は93%であった。また、(化15)に示すアミンとカルボン酸を重縮合させた場合のポリイミドの単離収率は96%であった。
Figure 0003722699
Figure 0003722699
実施例11(ナイロン9,Tの合成)
テレフタル酸(1mmol)、1,9−ジアミノノナン(1mmol)、m−ターフェニル(3.63g)、N−ブチルピロリジノン(NBP)(0.37g)及び3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(0.01mmol)をシュレンクに入れ、200℃(オイルバスの温度)で1日撹拌し、続いて250℃(オイルバスの温度)で1日撹拌し、最後に300℃(オイルバスの温度)で1日撹拌した。その他の条件は実施例5と同様に行った。(化16)に示す1,9−ジアミノノナンとテレフタル酸を重縮合させた場合のナイロン9,Tの単離収率は94%であった。生成物を0.01Mのトリフルオロ酢酸ナトリウムを含むヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の2.5mg/ml溶液にし、ポリ(メチルメタクリレート)を標準物質として、GPC測定した分子量は、Mn=103000,Mw=2292000であった。
Figure 0003722699
実施例12(ナイロン6,6の合成)
反応式(化17)に示される重縮合反応によりナイロン6,6を合成した。アジピン酸(2.5mmol)、ヘキサメチレンジアミン(2.5mmol)、3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(mol%で表された表2記載の量)、溶媒(表2に記載された種類を4ml、トルエン−クレゾール及びキシレン−クレゾールは3:1の重量比、キシレン−NMPは4:1の重量比)をナスフラスコに入れ加熱還流(表2記載の反応温度と時間)した。反応中、ナスフラスコの上にソックスレー管を連結しそこにモレキュラーシブス4Aを入れ、脱水を行った。反応後、室温まで冷却し、アセトン(30ml)を加え濾過した。粉末状のナイロンを水、アセトンで洗い精製した。結果を(表3)に示す。
Figure 0003722699
Figure 0003722699
実施例13(ポリアミドの合成)
重縮合触媒として3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸(1mol%)、溶媒としてメシチレンを用い、アダマンタンのジカルボン酸誘導体とジアミン誘導体等をナスフラスコに入れ20時間加熱還流した。(化18)に示されるポリアミドの単離収率は96%、(化19)に示されるポリアミドの単離収率は99%であった。その他、重縮合触媒として3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸、溶媒としてヘキサメチルベンゼンを用いた重縮合反応により、テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンからセミアロマチックナイロン6Tが、ベンゼン−1,2,4,5−テトラカルボン酸とヘキサメチレンジアミンからポリイミドが、ベンゼン−1,2,4−トリカルボン酸とヘキサメチレンジアミンからポリアミドイミドが、それぞれ高収率で製造できることを確かめた。
Figure 0003722699
Figure 0003722699
産業上の利用可能性
本発明によると、加熱による直接重縮合反応により、多価カルボン酸と多価アミン等から、高収率でかつ黒色への変色を伴う等の副反応を併発することなく、反応後の精製が容易なポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、特に直接重縮合反応で合成することが困難とされる芳香族ポリアミド(アラミド)芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミドイミドを製造することができる。

Claims (60)

  1. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を、重縮合触媒及び溶媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法において、重縮合触媒としてアリールホウ酸を用いることを特徴とする縮合重合物の製造方法。
  2. 縮合重合物が、ポリアミド、ポリイミド又はポリアミドイミドであることを特徴とする請求項1記載の縮合重合物の製造方法。
  3. アリールホウ酸が、3,4,5位の少なくとも1つに電子求引基を有するフェニルホウ酸であることを特徴とする請求項1又は2記載の縮合重合物の製造方法。
  4. 3,4,5位の少なくとも1つに電子求引基を有するフェニルホウ酸が、3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸、3−ニトロフェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、4−トリフルオロメチルフェニルホウ酸から選ばれた1種又は2種以上のアリールホウ酸であることを特徴とする請求項3記載の縮合重合物の製造方法。
  5. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せからなり、縮合重合物がポリアミドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  6. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せが、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンであることを特徴とする請求項5記載の縮合重合物の製造方法。
  7. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとが、テレフタル酸とp−フェニレンジアミンであることを特徴とする請求項6記載の縮合重合物の製造方法。
  8. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族テトラカルボン酸と脂肪族ジアミンからなり、縮合重合物がポリイミドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  9. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族トリカルボン酸と芳香族ジアミンからなり、縮合重合物がポリアミドイミドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  10. 溶媒が、ペンタメチルベンゼンを含有する溶媒であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  11. ペンタメチルベンゼンを含有する溶媒が、ペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの混合溶媒であることを特徴とする請求項10記載の縮合重合物の製造方法。
  12. ペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの混合溶媒が、ペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの重量混合比が70:30〜90:10の混合溶媒であることを特徴とする請求項11記載の縮合重合物の製造方法。
  13. 溶媒が、m−ターフェニルを含有する溶媒であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  14. m−ターフェニルを含有する溶媒が、m−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの混合溶媒であることを特徴とする請求項13記載の縮合重合物の製造方法。
  15. m−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの混合溶媒が、m−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの重量混合比が3:1〜10:1の混合溶媒であることを特徴とする請求項14記載の縮合重合物の製造方法。
  16. 反応が、脱酸素雰囲気下で行われることを特徴とする請求項1〜15のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  17. 反応が、アルゴン雰囲気下で行われることを特徴とする請求項1〜16のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  18. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せが、脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンであることを特徴とする請求項5記載の縮合重合物の製造方法。
  19. 脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとが、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする請求項18記載の縮合重合物の製造方法。
  20. 溶媒が、o−キシレンを含有する溶媒であることを特徴とする請求項18又は19記載の縮合重合物の製造方法。
  21. o−キシレンを含有する溶媒が、o−キシレンとm−クレゾールとの混合溶媒であることを特徴とする請求項20記載の縮合重合物の製造方法。
  22. o−キシレンとm−クレゾールとの混合溶媒が、o−キシレンとm−クレゾールとの体積混合比が70:30〜90:10の混合溶媒であることを特徴とする請求項18記載の縮合重合物の製造方法。
  23. 溶媒が、ペンタメチルベンゼンとm−クレゾールとの混合溶媒であることを特徴とする請求項18又は19記載のポリアミドの製造方法。
  24. 反応が、140〜200℃で行われることを特徴とする請求項18〜23のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  25. 溶媒が、m−ターフェニルとm−クレゾールとの混合溶媒であることを特徴とする請求項18又は19記載のポリアミドの製造方法。
  26. 反応が、140〜300℃で行われることを特徴とする請求項25記載の縮合重合物の製造方法。
  27. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を、重縮合触媒及び溶媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法において、溶媒としてペンタメチルベンゼンを含有する溶媒を用いることを特徴とする縮合重合物の製造方法。
  28. 縮合重合物が、ポリアミド、ポリイミド又はポリアミドイミドであることを特徴とする請求項27記載の縮合重合物の製造方法。
  29. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せからなり、縮合重合物がポリアミドであることを特徴とする請求項27又は28記載の縮合重合物の製造方法。
  30. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せが、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンであることを特徴とする請求項29記載の縮合重合物の製造方法。
  31. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとが、テレフタル酸とp−フェニレンジアミンであることを特徴とする請求項30記載の縮合重合物の製造方法。
  32. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せが、脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンであることを特徴とする請求項29記載の縮合重合物の製造方法。
  33. 脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとが、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする請求項32記載の縮合重合物の製造方法。
  34. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族テトラカルボン酸と脂肪族ジアミンからなり、縮合重合物がポリイミドであることを特徴とする請求項27又は28記載の縮合重合物の製造方法。
  35. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族トリカルボン酸と芳香族ジアミンからなり、縮合重合物がポリアミドイミドであることを特徴とする請求項27又は28のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  36. ペンタメチルベンゼンを含有する溶媒が、ペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの混合溶媒であることを特徴とする請求項27〜31、34、35のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  37. ペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの混合溶媒が、ペンタメチルベンゼンとN−メチルピロリジノンとの重量混合比が70:30〜90:10の混合溶媒であることを特徴とする請求項36記載の縮合重合物の製造方法。
  38. ペンタメチルベンゼンを含有する溶媒が、ペンタメチルベンゼンとm−クレゾールとの混合溶媒であることを特徴とする請求項27〜29、32、33のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  39. 重縮合触媒が、アリールホウ酸であることを特徴とする請求項27〜38のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  40. アリールホウ酸が、3,4,5位の少なくとも1つに電子求引基を有するフェニルホウ酸であることを特徴とする請求項39記載の縮合重合物の製造方法。
  41. 3,4,5位の少なくとも1つに電子求引基を有するフェニルホウ酸が、3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸、3−ニトロフェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、4−トリフルオロメチルフェニルホウ酸から選ばれた1種又は2種以上のアリールホウ酸であることを特徴とする請求項40記載の縮合重合物の製造方法。
  42. 反応が、脱酸素雰囲気下で行われることを特徴とする請求項27〜41のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  43. 反応が、アルゴン雰囲気下で行われることを特徴とする請求項27〜42記載の縮合重合物の製造方法。
  44. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸を、重縮合触媒及び溶媒の存在下に反応させる縮合重合物の製造方法において、溶媒としてm−ターフェニルを含有する溶媒を用いることを特徴とする縮合重合物の製造方法。
  45. 縮合重合物が、ポリアミド、ポリイミド又はポリアミドイミドであることを特徴とする請求項4記載の縮合重合物の製造方法。
  46. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せからなり、縮合重合物がポリアミドであることを特徴とする請求項4又は4記載の縮合重合物の製造方法。
  47. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せが、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンであることを特徴とする請求項4記載の縮合重合物の製造方法。
  48. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとが、テレフタル酸とp−フェニレンジアミンであることを特徴とする請求項47記載の縮合重合物の製造方法。
  49. 芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミン、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、又は脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの中のいずれかの組合せが、脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンであることを特徴とする請求項4記載の縮合重合物の製造方法。
  50. 脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとが、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする請求項49記載の縮合重合物の製造方法。
  51. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族テトラカルボン酸と脂肪族ジアミンからなり、縮合重合物がポリイミドであることを特徴とする請求項4又は4記載の縮合重合物の製造方法。
  52. 多価カルボン酸 と多価アミン、多価カルボン酸 と多価アミンとアミノカルボン酸、又はアミノカルボン酸が、芳香族トリカルボン酸と芳香族ジアミンからなり、縮合重合物がポリアミドイミドであることを特徴とする請求項4又は4のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  53. m−ターフェニルを含有する溶媒が、m−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの混合溶媒であることを特徴とする請求項448、5、5のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  54. m−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの混合溶媒が、m−ターフェニルとN−ブチルピロリジノンとの重量混合比が3:1〜10:1の混合溶媒であることを特徴とする請求項5記載の縮合重合物の製造方法。
  55. m−ターフェニルを含有する溶媒が、m−ターフェニルとm−クレゾールとの混合溶媒であることを特徴とする請求項4〜449、5のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  56. 重縮合触媒が、アリールホウ酸であることを特徴とする請求項4〜5のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  57. アリールホウ酸が、3,4,5位の少なくとも1つに電子求引基を有するフェニルホウ酸であることを特徴とする請求項5記載の縮合重合物の製造方法。
  58. 3,4,5位の少なくとも1つに電子求引基を有するフェニルホウ酸が、3,4,5−トリフルオロフェニルホウ酸、3−ニトロフェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸、4−トリフルオロメチルフェニルホウ酸から選ばれた1種又は2種以上のアリールホウ酸であることを特徴とする請求項57記載の縮合重合物の製造方法。
  59. 反応が、脱酸素雰囲気下で行われることを特徴とする請求項458のいずれか記載の縮合重合物の製造方法。
  60. 反応が、アルゴン雰囲気下で行われることを特徴とする請求項459記載の縮合重合物の製造方法。
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