JPS61190517A - ポリアミドおよび/またはポリイミドの製造方法 - Google Patents

ポリアミドおよび/またはポリイミドの製造方法

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JPS61190517A
JPS61190517A JP60030529A JP3052985A JPS61190517A JP S61190517 A JPS61190517 A JP S61190517A JP 60030529 A JP60030529 A JP 60030529A JP 3052985 A JP3052985 A JP 3052985A JP S61190517 A JPS61190517 A JP S61190517A
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神野 政弘
Kazumi Mizutani
一美 水谷
Masanori Osawa
大沢 正紀
Kohei Sei
静 公平
Toshihiro Toyoda
豊田 敏宏
Hiromi Nakano
博美 中野
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多価カルボン酸とジイソシアネートからのポリ
アミドおよび/またはポリイミドの改良された製造方法
に関する。
〔従来技術〕
ジカルボン酸とジイソシアネートからポリアミドを製造
することは既に知られており、同様にトリカルボン酸又
はテトラカルボン酸とジイソシアネートからポリアミド
酸を製造すること、更にこのポリアミド酸を前駆体とし
て分子内脱水閉環反応によってイミド結合を生成させポ
リアミドイミド又はポリイミドを製造することも知られ
ている。そして、前記反応によりポリアミド、ポリアミ
ド酸又は分子鎖中の一部にイミド結合を含むポリアミド
酸の製造は、一般的には多価カルボン醸と多価インシア
ネートを有機極性溶媒中で、室温〜250℃の温度にお
いて、1〜20時間反応させることにより行われる。し
かし、通常、この反応生成物は、ジアミンと二塩基性酸
シバライドとから製造されるポリアミド、あるいはジア
ミンとトリカルボン酸無水物ハライド又はテトラカルボ
ン酸二無水物とから製造されるポリアミド酸に比較する
と1分子量が低く、またしばしば分枝あるいは架橋化し
たポリマーが生成し易い為にポリマーの熔融粘度の上昇
、溶解性の低下等の問題が生じて熔融加工あるいは溶液
加工に供しうる高分子量線状ポリマーを得るのが困難で
あった・ 本発明者等は、多価カルボン醜とジイソシアネートとか
ら高分子量のポリアミドを製造する画期的な方法として
特開昭57−151815号で開示した多価カルボン酸
のアルカリ金属塩を触媒とする方法、特開昭58−13
829号で開示したアルカリ金属炭酸塩または炭酸水素
塩を触媒とする方法、特開昭58−67723号に開示
したアルカリ金属水酸化物を触媒とする方法等を発明し
、さらに特願昭5ト134130号、同134131号
において精製スルフオランを溶媒として用いる方法を提
案している。
同様の反応に用いる触媒としては、米国特許4.081
,822号明細書に記載のアルカリ金属アルコキシドお
よびフェノキシト、同4,094,888号明細書に記
載のアルカリ金属ラクタメート、同4.158,085
号明細書又は特開昭53−92703号に記載の環状ホ
スホラスオキシド等も知られている。これらの技術にお
いては溶媒として、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロ
ラクトン、ヘキサメチル燐酸トリアミドのような鎖状も
しくは環状の7ミド類又はホスホリルアミド類、あるい
はテトラメチレンスルホン、ジフェニルスルホン、ジメ
チルスルホキシドのようなスルホキシドあるいはスルホ
ン類、あるいはテトラメチル尿素などが使用されている
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらの先行技術においても、極性溶媒の存在
下に、高温でジイソシアネートと多価カルボン酸とを反
応させる場合、ポリマーが黄色ないし茶色に着色し1g
I品の商品価値を低下させる等の問題もあった。また原
料上ツマ−の特定の組合せによっては生成ポリマーの溶
媒に対する溶解度が低い為に1重合途中で、未だ低分子
量のポリマーが析出分離してしまったり、あるいは重合
終了後の後処理工程が複雑となって工業的な生産を困難
にするなどの問題もあった。これらの問題点を同時に、
かつ充分に解決することは長年の課題であった・ 本発明の目的は色相の良い、高分子量のポリアミドおよ
び/またはポリイミドの製造方法の提供にある。
本発明の別の目的は重合中に低分子量のポリマーが析出
分離することがなく1重合終了後の後処理工程が複雑化
しないポリアミドおよび/またはポリイミドの製造方法
の提供にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によって次のポリアミドおよび/またはポリイミ
ドの製造方法が提供される。
式 %式%() 〔式中 RJは存在しないか、または2〜4価の有機基
であり、3価の場合には R1に結合する3個のカルボ
キシル基のうちの2個は酸無水物を形成し得る位置に結
合しており、4価の場合にはR1に結合している4個の
カルボキシル基は2組の酸無水物を形成し得る位置に結
合しており、 nは2〜4の整数である。〕 で表わされる多価カルボン酸と、 式 %式%() 〔式中、R2は2価の有機基である。〕で表わされるジ
イソシアネートとを、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金
属炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化物または式 %式%() 〔式中、R1は式CI)における定義と同じ定義を有し
、 文はO〜3の整数。
mは1〜4の整数であり、かつu+mは2〜4である。
〕 で表わされる多価カルボン酸のアルカリ金属塩から選ば
れる1種または2種以上のアルカリ金属化合物の存在下
に100℃以上の温度において重縮合させてポリアミド
および/またはポリイミドを製造するに当って、 式 C式中、pは2または3である。〕 で表わされるN、N’−ジメチルアルキレンウレア化合
物を溶媒として用いることを特徴とするポリアミドおよ
び/またはポリイミドの製造方法。
本発明によって製造される重合体は、その優れた耐熱性
、断熱性、耐放射線性、熱寸法安定性。
機械特性、電気特性、耐薬品性ざらに難燃性等を生かし
て各種の産業資材、防護材料、複合材、補強材、電気絶
縁材料/9等の高機能性工業材料として有用で、電気、
電子分野、自動車、車輌、航空機工業分野および衣料、
インテリア分野で、成形品、フィルム、紙、繊維、フェ
ス、接着剤等に広く利用することができる。
前記式(I)および(m)における2〜4価の有機基R
1および前記式(■)における2価の有機基R2は、好
ましくは脂肪族基、芳香族基、脂環式基または複素環基
であり、これらはカルボキシル基およびインシアネート
基と実質的に反応しない基または原子1例えばアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハ
ロゲン原子などで置換されていてもよい、また、これら
の基の2種以上が例えば炭素−炭素で結合してもよい9
           0 0H )IRRRRR RROO (式中、Rはアルキル基、シクロアルキル基又はアリー
ル基であり、2個結合している場合は異なっていてもよ
い)を介して結合されていてもよい。
前記式(I)で示される多価カルボン酸の例は、特開昭
57−151615号、特開昭57−179223号、
特開昭58−13829号および特開昭58−8772
3号に記載されている。前記式Cr)においてn=2の
場合の例は、フマール酸、マロン酸、アジピン酸、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテル−4,4
’−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカルボン酸で
ある。n=3の場合の例は、ブタン−1,2,4−トリ
カルボン酸、ベンゼン−1,2,4−トリカルボン酸(
トリメリット酸)、ナフタレン−1,2,4−トリカル
ボン酸である。また、n=4の場合の例は。
ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、シクロブ
タン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、ベンゼン−
1,2゜4.5−テトラカルボン酸(ピロメリット@)
 、 3.i。
4.4′−ベンゾフェノンテトラカルポン酸、3.3′
、4.a’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸であ
る。これらの多価カルボン酸は分子内酸無水物基を一部
含有してもよい、多価カルボン酸は2種以上を用いても
よい。
前記式(■)で表わされるジインシアネートの例は、特
開昭57−151815号、特開昭57−17E123
3号、特開昭58−13829号および特開昭58−8
7723号に記載されている0代表的な例は、1.2−
ジイソシアネートエタン、シクロへ午サンー1.4−ジ
イソシアネート、フェニレン−!、3−ジイソシアネー
ト、トルイレン−2,4−ジイソシアネート、トルイレ
ン−2,8−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4
、4’−ジイソシアネート、ジフェニルエーテル−4,
4′−ジイソシアネートである。ジイソシアネートは2
種以上を用いることもできる。
前記式(I)および(■)で表わされる多価カルボン酸
およびジイソシアネートとして、前記のような種々の骨
格及び結合をもった化合物を組合せることにより、生成
ポリマーの加工性、化学珀、熱的、電気的性質及び機械
的性質を自由にコントロールすることができる。
本発明の方法において触媒として用いられるアルカリ金
属炭酸塩およびアルカリ金属炭酸水素塩の例は特開昭5
8−13829号に記載されており、特に炭酸カリウム
、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウムおよび炭酸水素ナ
トリウムが好まじい。
また、触媒として用いられるアルカリ金属水酸化物の例
は特開昭58−87723号に記載されており。
特に水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムが好ましい
さらに、触媒として用いられる前記式(III)で表わ
される多価カルボン酸のアルカリ金属塩は。
工業的、経済的に有利なものを使用するのが好ましいが
、重合に用いる多価カルボン酸と類似した構造をもつ多
価カルボン酸のアルカリ金属塩を用いると特に好ましい
効果が発現できる0例えばジカルボン酸、トリカルボン
酸及びテトラカルボン酸のモノおよび/またはジおよび
/またはトリおよび/またはテトラリチウム填、ナトリ
ウム塩、カリウム塩、ルビジウム塩、セシウム塩、フラ
ンシウム塩等があげられ、更に好ましくは、イソフタル
酸又はテレフタル酸のモノナトリウム墳あるいはモノカ
リウム塩があげられる。
上記の3種のアルカリ金属化合物触媒は、その効果にお
いて特に差を認められないが、これら化合物に通常含有
される不純物などの影響を考慮すると前記式(m)の多
価カルボン酸のアルカリ金属塩の使用が好ましい。
本発明方法において溶媒として用いられる前記式(rV
)のN、N’−ジメチルアルキレンウレアはN、N’−
ジメチルエチレンウレアまたはN、Ill’−ジメチル
プロピレンウレアであるが、特にN、N’−ジメチルエ
チレンウレアが好ましい、この溶媒は、実質的に無水の
状態で使用することが必要である。
重合反応に不活性な他の溶媒、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン等を混合して使用することができる。
本発明の方法においては、多価カルボン酸とジインシア
ネートとから色相の良い高分子量のポリアミドおよび/
またはポリイミドを製造するには前記触媒の使用は前提
であり、そして前記式(■)で表わされるに、N′−ジ
メチルアルキレンウレアを重合溶媒として使用すること
が必須の要件である、前記触媒とN、N’−ジメチルア
ル午しンウレア溶媒との併用により、多価カルボン酸と
ジイソシアネートとからポリアミドを製造するのに汎用
的に使用されていたアミド系溶媒、例゛えばトメチル−
2−ピロリドンまたはN、N−ジメチルアセトアミド等
において問題であったインシアネートとの副反応による
と思われる著しい着色がなく、極めて良い色相のポリマ
ーが生成され、かつ前記触媒の併用効果も前記アミド系
溶媒における場合よりも更に良く、高分子量ポリマーの
生成が可能となった。
本発明において1重縮合反応温度は100℃以上で溶媒
の沸点以下の温度が好ましい、  100℃以下の温度
では反応の完結が不充分で高分子量で熱安定性のよいポ
リマーは得られない0反応時間は。
通常1〜20時間である。そして副生ずる二酸化炭素が
実質的に認められなくなる時点をもって反応の完結点と
することができる。
ジイソシアネートの多価カルボン酸に対するモル比は0
.70〜1.30の範囲で、特に0.95〜l、!0の
範囲で実質的に出量であることが好ましい。
原料上ツマ−および触媒のアルカリ金属塩の添加方法、
添加順序は任意に選ぶことができるが。
簡便にはこれらは室温で同時もしくは連続的に溶媒中に
溶解される。また、場合によっては原料上ツマ−のいず
れか一方を、好ましくはジイソシアネートを反応温度下
に連続的に添加することも可能である。
一般には重合反応開始時に於ける原料モノマー(多価カ
ルボン酸+ジイソシアネート)濃度は50〜400g/
 1溶媒の範囲が選択されるが、この濃度の選択は原料
モノマーの反応性及び重合溶媒中のポリマーの溶解性等
によって行なわれる。高濃度で重合を開始した場合には
2重合途中で増結により攪拌に支障が起きないように、
場合によっては溶媒を連続的又は非連続的に追加するこ
とが好ましい。
また1本発明方法の反応は脱C02反応であり。
しかもC02はガス状で生成するので、アミノ基と酸ハ
ライド又は酸との脱MCI又は脱H20反応と比べ、そ
の除去が極めて容易であるばかりでなく。
副生物による副反応やポリマーの劣化が起こる心配もな
い。
また本発明の方法により得られた実質的に線状の高分子
量ポリアミド酸からイミド結合を生成させるには通常用
いられている化学的あるいは物理的な方法が利用できる
が、これらは目的とする製品の最終形態によりそれぞれ
異なる0例えばフィルム、モールド品の場合には一般に
150〜350℃の範囲の加熱と縮合水の除去を同時に
注意深く行なうことにより製品中にボイドを含まないも
のが得られ、また繊維を溶液から紡糸する場合には熱処
理を注意深く行なうか、あるいは無水酢酸能の脱水剤の
添加等の方法が用いられる。
〔実施例〕
以下に本発明の方法を実施例によって説明するが、これ
らによって本発明が限定されるものではない。
なお、実施例中において対数粘度(η1nh)はで表わ
され、ここで 1o=粘度計中の溶媒の流下時間。
1=同一粘度計中の同一溶媒のポリマー希薄溶液の流下
時間。
C=溶媒100−中のポリマーをグラム数で表わした一
度。
である、実施例中では、0.1gポリマー/1100t
溶媒の濃度、温度30℃で、特記しない限り溶媒として
85%濃硫酸を用いて測定した。ポリアミド酸(あるい
は部分ポリイミド)の場合はN 、N−ジメチルアセト
アミドを溶媒として用いた。
実施例1 攪拌機、温度計、コンデンサー、滴下ロート。
窒素導入口を備えた5001セパラブルフラスコにイソ
フタルm8.30g (0,05モル)、テレフタル酸
8.30g (0,05モル)、イソフタル酸モノナト
リウム填0.188 g (0,001モル)及び無水
N、N’−ジメチルエチレンウレア370−を投入し、
窒素雰囲気中で撹拌しなから油浴上で200℃に加熱し
て内容物を完全に溶解させた。
次に17.76 g (0,102モル)のトルイレン
−2,4〜ジインシアネート/トルイレン−2,6−ジ
イソシアネート混合物(モル比= 80 : 20)を
50−の無水N、N’−ジメチルエチレンウレアに溶解
した溶液を滴下ロートより6時間かけて滴下した0反応
液は微黄色を保って、粘度を増してきた。更に2時間反
応をj1統した後に加熱を止め、攪拌しながら室温迄冷
却した。この冷却された反応液の一部(約20fflj
)をミキサー中で撹拌している500−の水中に投入し
てポリマーを沈澱させた。炉別ポリマーを500gのメ
タノールで攪拌洗滌することを2回繰返した後に、15
0℃、3時間、2〜3 mmHgの減圧下に乾燥して乳
白色のポリマー粉末を得た。このもののηinhは2.
15であった。
比較例1 実施例1の無水N、N’−ジメチルエチレンウレアの替
りに、無水N−メチル−2−ピロリドンを使用した他は
実施例1と同様に反応を行なった。
反応液は褐色を帯び、得られたポリマーの粉末は、淡黄
色でありηinhは1.56であった。
実施例2 実施例1と同様な装置に、イソフタルs18.81g 
(0,10モル)、無水炭酸ナトリウム0.212g(
0,002モル)及び無水N、N’−ジメチルエチレン
ウレア370−を投入し、窒素雰囲気中で攪拌しなから
油浴上で200℃に加熱して内容物を完全に溶解させた
次に17.78g (Q、102モル)のトルイレン−
2,4−ジイソシアネート/トルイレン−2,6−ジイ
ソシアネート混合物(モル比= 85 : 35)を5
0−のN、N’−ジメチルエチレンウレアに溶解した溶
液を滴下ロートより6時間かけて滴下した。更に2時間
反応をm続した後に加熱を止め、攪拌しながら室温まで
冷却した。
この冷却された反応液を21の水中に実施例1と同様な
方法で投入してポリマーを沈澱させた。
炉別ポリマーを21のメタノールで攪拌洗浄することを
2回繰返した後に、150℃、5時間、2〜3 rar
aHg減圧下に乾燥して乳白色のポリマー粉末を得た。
このもののηinhは1.35であった。
比較例2 実施例2の無水N、N’−ジメチルエチレンウレアをN
、N−ジメチルアセトアミドに替え、反応温度を200
℃から 160℃に替えた他は実施例2と同様に反応を
行なった。
反応液は褐色を帯び、得られたポリマーの粉末は、淡菌
色であり、ηinhは0.83であった。
実施例3 実施例2のイソフタル酸をテレフタル酸に替え、無水炭
酸ナトリウム0.212 g (0,002モル)をテ
レフタル酸モノカリウム0.204 g (0,001
モル)に替え、かつ、N、N’−ジメチルエチレンウレ
アを無水N、N’−ジメチルプロピレンウレアに替えた
以外は、実施例2と同様に反応を行なった。乳白色のポ
リマー粉末を得た。このもののηinhは2.23であ
った・ 実施例4 実施例1と同様な装置に、トリメリットm21.0g 
(Q、toモル)、イソフタル酸モノナトリウム0.1
88g (0,001モル)及び無水N、N’−ジメチ
ルエチレンウレア400−を投入し、窒素雰囲気下で撹
拌しなから油浴上で160℃に加熱し内容物を完全に溶
解させた。
次に 17.59 g (0,101モル)のトルイレ
ン−2,4−ジイソシアネート/トルイレン−2,6−
ジイソシアネート混合物(モル比= 8o : 2G)
を50−のN、N’−ジメチルエチレンウレアに溶解し
た溶液を滴下ロートより3時間かけて滴下した。更に2
時間反応を継続した後に加熱を止め、攪拌しながら15
℃まで冷却した。この溶液を21の冷水中に実施例1と
同様な方法で投入してポリマーを沈澱させた。:/p炉
別リマーを21の、冷メタノールで攪拌洗浄することを
2回繰返した後に、 100℃、15時間、2〜3 m
mHg減圧下に乾燥して乳白色のポリマー粉末を得た。
このものをDMAcに溶解してηinhを測定したと、
ころ1.28であった。
実施例5 実施例1と同様な装置に、3.3’、4.4′−ベンゾ
フェノンテトラカルポン酸17.90g (0,05モ
ル)、テレフタル酸モノカリウム0.102g (0,
0005モル)及び無水N、N’−ジメチルエチレンウ
レア3701を投入し、窒素雰囲気下で撹拌しなから油
浴上で160℃に加熱し内容物を完全に溶解させた。
次にトルイレン−2,4−ジイソシアネート/トルイレ
ン−2,8−ジイソシアネート混合物(モル比=80 
: 20) 8.80g (0,505モル)を50I
lljの無水N 、 N ’−ジメチルエチレンウレア
に溶解した溶液を滴下ロートより3時間かけて滴下した
。更に2時間反応を継続した後に加熱を止め、攪拌しな
がら15℃まで冷却した。このものを実施例4と同様な
方法で洗浄、乾燥を行ない、乳白色の粉末を得た。この
ものをDMAcに溶解してηinhを測定したところ1
.40であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば1重合中に低分子量のポリマーの析出分
離がなく、重合終了後の後処理工程が複雑化することが
なく1色相の良い、実質的に線状の高分子量ポリアミド
および/またはポリイミドを得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 R^1(COOH)n ( I ) 〔式中、R^1は存在しないか、または2〜4価の有機
    基であり、3価の場合には、R^1に結合する3個のカ
    ルボキシル基のうちの2個は酸無水物を形成し得る位置
    に結合しており、4価の場合にはR^1に結合している
    4個のカルボキシル基は2組の酸無水物を形成し得る位
    置に結合しており、 nは2〜4の整数である。〕 で表わされる多価カルボン酸と、 式 OCN−R^2−NCO (II) 〔式中、R^2は2価の有機基である。〕 で表わされるジイソシアネートとを、アルカリ金属炭酸
    塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化物ま
    たは式 R^1(COOH)l(COOM)m (III)〔式中
    、R^1は式( I )におけると同じ定義を有し、lは
    0〜3の整数、 mは1〜4の整数であり、かつl+mは2 〜4である。〕 で表わされる多価カルボン酸のアルカリ金属塩から選ば
    れる1種または2種以上のアルカリ金属化合物の存在下
    に100℃以上の温度において重縮合させてポリアミド
    および/またはポリイミドを製造するに当って、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (IV) 〔式中、pは2または3である。〕 で表わされるN,N′−ジメチルアルキレンウレア化合
    物を溶媒として用いることを特徴とするポリアミドおよ
    び/またはポリイミドの製造方法。 2、前記N,N′−ジメチルアルキレンウレアがN,N
    ′−ジメチルエチレンウレアである特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 3、前記アルカリ金属化合物が芳香族ジカルボン酸のア
    ルカリ金属塩である特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、前記芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩がイソフ
    タル酸あるいはテレフタル酸のモノカリウム塩あるいは
    モノナトリウム塩である特許請求の範囲第3項記載の方
    法。 5、前記アルカリ金属化合物が炭酸カリウム、炭酸ナト
    リウム、炭酸水素カリウムまたは炭酸水素ナトリウムで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、前記アルカリ金属化合物が水酸化カリウムまたは水
    酸化ナトリウムである特許請求の範囲第1項記載の方法
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