JP3574091B2 - 後部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンクの容量を大きくできる後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の後部車体の構造を説明する断面図であり、リヤフロアパネル100の後部を低くして、リヤフロアパネル100に斜面101及びスペアタイヤ102を載せるスペアタイヤ載置部103を形成し、斜面101の下方及び前方に燃料タンク104を配置し、斜面101の上部にリヤフロアアッパクロスメンバ105を取付けた状態を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、スペアタイヤ102が車体後方から外力を受けて、スペアタイヤ載置部103から前方へ移動して斜面101に当った場合、斜面101はスペアタイヤ102の水平方向の押圧力で変形し、燃料タンク104側に接近することになる。この時、斜面101が燃料タンク104に干渉しないように、斜面101と燃料タンク102とのクリアランスC1を大きく設定する。
このように、クリアランスC1を大きく設定すれば、燃料タンク102の容量は小さくなり、満タンにして走行可能な距離が短くなる。
【0004】
そこで、本発明の目的は、後部車体構造を改良することで、斜面の変形を抑え、斜面と燃料タンクとの距離を小さくして燃料タンクの容量を大きくすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車室寄りのフロアに対してスペアタイヤ載置部側フロアを低くし、これらのフロア同士を後方へ下降する斜面で連結し、斜面の下方から車室寄りのフロアの下方にかけて燃料タンクを配置し、仮にスペアタイヤが前方に移動するときには、斜面の作用により斜面上部へ導くようにした後部車体構造において、スペアタイヤ載置部側フロアから斜面に亘って、スペアタイヤを斜面へガイドするガイド部材を兼ねるとともに斜面を補強する補強用斜板を取付け、この補強用斜板に、スペアタイヤが前方に移動するときに、スペアタイヤのホイールを当てる傾斜部を設けたことを特徴とする。
【0006】
スペアタイヤ載置部側フロアから斜面に亘って、スペアタイヤを斜面へガイドするガイド部材を兼ねるとともに斜面を補強する補強用斜板を取付け、この補強用斜板に、スペアタイヤが前方に移動するときに、スペアタイヤのホイールを当てる傾斜部を設けたことで、スペアタイヤの前部を傾斜部によって押し上げながら車体前方へ移動させて、スペアタイヤをスムーズに斜面に導くことができ、更に、斜面を補強用斜板で補強することで、スペアタイヤが斜面に当たったときに、斜面の変形を抑えることができるため、スペアタイヤを斜面の傾斜によって斜面上部に確実に移動させることができるとともに、燃料タンクと斜面との距離を小さくすることができる。従って、燃料タンクの容量を大きくすることができる。
【0007】
請求項2は、補強用斜板とスペアタイヤとの間に、補強用斜板との摩擦係数が、スペアタイヤのタイヤ部分との摩擦係数よりも小さいシート状部材を設けたことを特徴とする。
スペアタイヤがシート状部材に載った状態で補強用斜板上を滑りやすくなり、スペアタイヤをより一層スムーズに移動させることができる。
【0008】
請求項3は、車室寄りのフロアにクロスメンバを付設し、且つこのクロスメンバに補強材を内蔵したことを特徴とする。
車室寄りのフロアにクロスメンバを付設し、且つこのクロスメンバに補強材を内蔵したことで、スペアタイヤがクロスメンバに当ったときにクロスメンバの変形を抑えることができ、スペアタイヤをクロスメンバに阻止されずにスムーズに移動させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る後部車体構造を備えた車体の斜視図であり、車体10は、エンジン室を形成することでエンジンを支持するとともにフロントサスペンションからの入力を支えるフロントボデー11と、このフロントボデー11の後方に乗員室及び荷物室の床面を形成するとともに燃料タンク、スペアタイヤ等を格納し、更にリヤサスペンションからの入力を支えるアンダボデー12と、このアンダボデー12の両側部から立上げることで乗員室の側面を形成するサイドボデー13,14と、これらのサイドボデー13,14の上部に渡すことで乗員室の屋根を形成するルーフ15と、アンダボデー12の後部に荷物室を形成するリヤボデー16とからなる骨格構造とした部材である。
【0010】
アンダボデー12は、乗員室の床面になるフロントフロアパネル21と、後席シートを支持するとともに荷物室の床面になるリヤフロアパネル22と、これらのフロントフロアパネル21及びリヤフロアパネル22のそれぞれの結合部近傍に取付けたミドルフロアクロスメンバスチフナ23(図示せぬミドルフロアクロスメンバを補強する部材である。)とからなる。
【0011】
サイドボデー13は、ドアを取付けるフロントピラー26と、ボデー剛性を高めるためにアンダボデー12の側部に取付けたシル27と、ドア後端の保持とドアロックのための部品を取付けるセンタピラー28とを備える。
サイドボデー14は、サイドボデー13と同様なシル31及びセンタピラー32を備える。
【0012】
図2は本発明に係る後部車体構造を説明する斜視図であり、アンダボデー12の後部におけるリヤフロアパネル22にスペアタイヤを収納するスペアタイヤ収納凹部35を設け、このスペアタイヤ収納凹部35の斜面としての前壁36の上方にリヤフロアアッパクロスメンバ37(請求項3に記載したクロスメンバである。)を設け、スペアタイヤ収納凹部35の底部38(請求項1に記載したスペアタイヤ載置部側フロアであり、第1底部38aと、この第1底部38aの周囲を高くした第2底部38bとからなる。)から前壁36に亘って、スペアタイヤが車体後方(図中の白抜き矢印(rear)は車体後方を表わす。また、白抜き矢印(front)は車体前方を表わす。以下同様。)から外力を受けたときに、スペアタイヤが前壁36側へ移動しやすいようにスペアタイヤをガイドするガイド部材を兼ねるとともに前壁36を補強する補強用斜板としての前壁補強部材41を取付けたことを示す。
【0013】
ここで、43はリヤフロアアッパクロスメンバ37の中央部を補強するためにリヤフロアアッパクロスメンバ37の内側に取付けた補強材としてのリインフォースメント、44はリヤフロアパネル22の前部側から延長させたシート状部材としてのフロアカーペット、45はスペアタイヤ収納凹部35の下面に設けたリヤフロアクロスメンバ,46,47はリヤホイールハウス、48,51は後輪用ダンパの上部を取付けるダンパ取付部、52は後席用シート載置部である。
【0014】
図3は図2のA部拡大図であり、前壁補強部材41は、鋼板をプレス成形した部材であり、スペアタイヤ収納凹部35の第1底部38aに当てた後部端部54と、この後部端部54から前上がりに形成した第1傾斜部55と、この第1傾斜部55の前端から第2底部38bに沿わせて前方へ延ばした水平部56と、この水平部56の前端から前壁36に沿わせて前方上方へ延ばした第2傾斜部57とからなり、前後方向に延びる2本の前後凸部58,61を車幅方向に並べて形成した部材である。
前後凸部58,61は、スペアタイヤの移動をスムーズにするレールの役目と、前壁補強部材41自体の剛性を高める役目を有する部分である。
【0015】
図4は図3の4−4線断面図であり、前壁補強部材41の上にフロアカーペット44を敷く状態を示す。なお、63,63は前部補強部材41の前後凸部58,61にフロアカーペット44を固定するための固定部材である。
【0016】
図5は図2の5−5線断面図であり、フロアカーペット44を実線で描き、スペアタイヤ65を追加した。
スペアタイヤ65は、スペアタイヤ収納凹部35の底部38にブラケット66を取付け、このブラケット66にナット67を溶接し、このナット67に、スペアタイヤ65のホイール68を押えるホイール押え部材71を介してつまみ付きボルト72をねじ結合することで、スペアタイヤ収納凹部35に固定したものであり、前部65a(タイヤ73の前部)をフロアカーペット44を介して前部補強部材41に載せ、後部を底部38に載せた状態で水平線74に対してホイール68のリム幅の中央に引いたリム中心線75を前上がりに角度θだけ傾けてスペアタイヤ収納凹部35に固定した。
上記したブラケット66、ナット67、ホイール押え部材71、つまみ付きボルト72は、スペアタイヤ固定部材を構成する部品である。
【0017】
上記の角度θは、スペアタイヤ65が前方へ移動するときに、前壁補強部材41の第2傾斜部57を上方へより移動しやすいように設けたものである。
図中の符号76は燃料タンクであり、リヤフロアパネル22の前壁36とのクリアランスをC2とし、このクリアランスC2を図10に示したクリアランスC1よりも小さくした。なお、符号77は燃料タンク76の後部上方に位置するとともに左右のダンパ取付部48,51(図2参照)間のリヤフロアパネル22に形成した平面部であり、請求項1に記載した車室寄りのフロアである。
【0018】
以上に述べた後部車体構造の作用を次に説明する。
図6は本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第1作用図である。なお、スペアタイヤ65をスペアタイヤ収納凹部35に固定するスペアタイヤ固定部材は省略した(以下同様)。
例えば、車体後方からリヤボデー後壁78を介してスペアタイヤ65に白抜き矢印Bのように外力が加わった場合、図示せぬスペアタイヤ固定部材が破損するとともにスペアタイヤ65は矢印のように車体前方へ移動し始める。
【0019】
図7は本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第2作用図である。
図6の状態から図7に示すように、スペアタイヤ65が車体前方に移動すると、タイヤ73とフロアカーペット44との摩擦係数が、フロアカーペット44と前壁補強部材41との摩擦係数よりも大きいために、フロアカーペット44は、スペアタイヤ65と共に前方へ移動する。
【0020】
この結果、固定部材63で前壁補強部材41に固定したフロアカーペット44の後端部分は引きちぎられ、スペアタイヤ65よりも前方のフロアカーペット44は前側に送られるとともに前壁補強部材41から離れて浮いた状態になる。
この場合、フロアカーペット44の固定部材63を、破損しやすくしたり、前壁補強部材41から外れやすくしておけば、フロアカーペット44をスペアタイヤ65と共に容易に移動させることができる。
【0021】
そして、スペアタイヤ65のホイール68が前壁補強部材41の第1傾斜部55に当たる。これにより、スペアタイヤ65の前部65aは、第1傾斜部55の傾斜によって、押し上げられながら車体前方へ移動する、即ち、スペアタイヤ65のホイール68は矢印のように前壁補強部材41の第1傾斜部55に沿って車体前方へと進む。
この場合、スペアタイヤ65を角度θだけ前上がりにしているので、第1傾斜部55をより上方へ移動しやすくすることができる。
【0022】
図8は本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第3作用図である。
図7の状態から図8では、スペアタイヤ65のホイール68は第1傾斜部55の上部に達する。
このときに、タイヤ73は、フロアカーペット44を介して前壁補強部材41の第2傾斜部57に当たった状態にあり、この状態でスペアタイヤ65は、第2傾斜部57に沿ってフロアカーペット44と共に更に上昇する。
【0023】
前壁36を前壁補強部材41で補強したので、スペアタイヤ65から前壁36に押付け力が作用しても、前壁36の変形を抑えることができる。従って、スペアタイヤ65を前壁36に沿って確実に且つスムーズに移動させることができる。
【0024】
図9は本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第4作用図である。
図8の状態から更にスペアタイヤ65が車体前方且つ上方へ移動すると、図9において、スペアタイヤ65の前部65aはリヤフロアアッパクロスメンバ37の側方に達する。このときに、スペアタイヤ65からリヤフロアアッパクロスメンバ37へ押圧力が作用するが、リヤフロアアッパクロスメンバ37内にリインフォースメント43を設けたので、リヤフロアアッパクロスメンバ37の変形は抑えられ、スペアタイヤ65は上方へスムーズに移動を続けることができる。
【0025】
以上の図2及び図5で説明したように、本発明は第1に、車室寄りのフロアである平面部77(図5参照)に対してスペアタイヤ載置部側フロアである底部38を低くし、これらの平面部77及び底部38同士を後方へ下降する前壁36で連結し、前壁36の下方から平面部77の下方にかけて燃料タンク76を配置し、仮にスペアタイヤ65が前方に移動するときには、前壁36の作用により前壁36上部へ導くようにした後部車体構造において、前壁36に前壁補強部材41を載せて前壁36を補強するとともに、この前壁補強部材41でスペアタイヤ65を前壁36へガイドするようにしたことを特徴とする。
【0026】
前壁補強部材41でスペアタイヤ65を前壁36へガイドすることで、スペアタイヤ65をスムーズに前壁36に導くことができ、更に、前壁36を前壁補強部材41で補強することで、スペアタイヤ65が前壁補強部材41及びフロアカーペット44を介して前壁36に当たったときに、前壁36の変形を抑えることができるため、スペアタイヤ65を前壁36の傾斜によって前壁36上部に確実に移動させることができるとともに燃料タンク76と前壁36とのクリアランスC2を小さくすることができる、即ち従来の燃料タンクと前壁とのクリアランスC1よりも本発明のクリアランスC2を小さくすることができる。従って、燃料タンク76の容量を従来よりも大きくすることができる。
【0027】
また、前壁補強部材41を、リヤフロアアッパクロスメンバ37とリヤフロアクロスメンバ45とに渡した(リヤフロアクロスメンバ45側には、リヤフロアパネル22を介して前壁補強部材41を渡した。)ので、前壁補強部材41は、リヤフロアパネル22の剛性の高い部分に載るため、スペアタイヤ65が前壁補強部材41の第2傾斜部57に当たった場合に、前壁補強部材41全体がリヤフロアパネル22の変形によってずれたりする心配がない。
【0028】
本発明は第2に、前壁補強部材41とスペアタイヤ65との間に、前壁補強部材41との摩擦係数が、スペアタイヤ65のタイヤ73部分との摩擦係数よりも小さいフロアカーペット44を設けたことを特徴とする。
スペアタイヤ65がフロアカーペット44に載った状態で前壁補強部材41上を滑りやすくなり、スペアタイヤ65をより一層スムーズに移動させることができる。
【0029】
本発明は第3に、平面部77にリヤフロアアッパクロスメンバ37を付設し、且つこのリヤフロアアッパクロスメンバ37にリインフォースメント43を内蔵したことを特徴とする。
【0030】
平面部77にリアフロアアッパクロスメンバ37を付設し、且つこのリアフロアアッパクロスメンバ37にリインフォースメント43を内蔵したことで、スペアタイヤ65がフロアカーペット44を介してリヤフロアアッパクロスメンバ37に当ったときにリヤフロアアッパクロスメンバ37の変形を抑えることができ、スペアタイヤ65をリヤフロアアッパクロスメンバ37に阻止されずにスムーズに移動させることができる。
【0031】
尚、請求項2に記載したシート状部材としては、フロアカーペットに限らず、例えば、樹脂(例えば、四ふっ化エチレン樹脂等のふっ素樹脂)製シート、布(例えば、絹、麻、化学繊維)製シートでもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の後部車体構造は、スペアタイヤ載置部側フロアから斜面に亘って、スペアタイヤを斜面へガイドするガイド部材を兼ねるとともに斜面を補強する補強用斜板を取付け、この補強用斜板に、スペアタイヤが前方に移動するときに、スペアタイヤのホイールを当てる傾斜部を設けたので、スペアタイヤの前部を傾斜部によって押し上げながら車体前方へ移動させて、スペアタイヤをスムーズに斜面に導くことができ、更に、斜面を補強用斜板で補強することで、スペアタイヤが斜面に当たったときに、斜面の変形を抑えることができるため、スペアタイヤを斜面の傾斜によって斜面上部に確実に移動させることができるとともに、燃料タンクと斜面との距離を小さくすることができる。従って、燃料タンクの容量を大きくすることができる。
【0033】
請求項2の後部車体構造は、補強用斜板とスペアタイヤとの間に、補強用斜板との摩擦係数が、スペアタイヤのタイヤ部分との摩擦係数よりも小さいシート状部材を設けたので、スペアタイヤがシート状部材に載った状態で補強用斜板上を滑りやすくなり、スペアタイヤをより一層スムーズに移動させることができる。
【0034】
請求項3の後部車体構造は、車室寄りのフロアにクロスメンバを付設し、且つこのクロスメンバに補強材を内蔵したので、スペアタイヤがクロスメンバに当ったときにクロスメンバの変形を抑えることができ、スペアタイヤをクロスメンバに阻止されずにスムーズに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る後部車体構造を備えた車体の斜視図
【図2】本発明に係る後部車体構造を説明する斜視図
【図3】図2のA部拡大図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第1作用図
【図7】本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第2作用図
【図8】本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第3作用図
【図9】本発明に係る後部車体構造の作用を説明する第4作用図
【図10】従来の後部車体の構造を説明する断面図
【符号の説明】
36斜面(前壁)、37…クロスメンバ(リヤフロアアッパクロスメンバ)、38…スペアタイヤ載置部側のフロア(底部)、41…補強用斜板(前壁補強部材)、43…補強材(リインフォースメント)、44…シート状部材(フロアカーペット)、55…傾斜部(第1傾斜部)、65…スペアタイヤ、68…ホイール、76…燃料タンク、77…車室寄りのフロア(平面部)。

Claims (3)

  1. 車室寄りのフロアに対してスペアタイヤ載置部側フロアを低くし、これらのフロア同士を後方へ下降する斜面で連結し、斜面の下方から車室寄りのフロアの下方にかけて燃料タンクを配置し、仮にスペアタイヤが前方に移動するときには、斜面の作用により斜面上部へ導くようにした後部車体構造において
    前記スペアタイヤ載置部側フロアから前記斜面に亘って、スペアタイヤを斜面へガイドするガイド部材を兼ねるとともに斜面を補強する補強用斜板を取付け、この補強用斜板に、前記スペアタイヤが前方に移動するときに、スペアタイヤのホイールを当てる傾斜部を設けたことを特徴とする後部車体構造。
  2. 前記補強用斜板と前記スペアタイヤとの間に、補強用斜板との摩擦係数が、スペアタイヤのタイヤ部分との摩擦係数よりも小さいシート状部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の後部車体構造。
  3. 前記車室寄りのフロアにクロスメンバを付設し、且つこのクロスメンバに補強材を内蔵したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の後部車体構造。
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