JP5354351B2 - 車体後部のリヤフロア構造 - Google Patents

車体後部のリヤフロア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5354351B2
JP5354351B2 JP2009051753A JP2009051753A JP5354351B2 JP 5354351 B2 JP5354351 B2 JP 5354351B2 JP 2009051753 A JP2009051753 A JP 2009051753A JP 2009051753 A JP2009051753 A JP 2009051753A JP 5354351 B2 JP5354351 B2 JP 5354351B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spare tire
vehicle
panel
rear floor
installation panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009051753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010202105A (ja
Inventor
浩大 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2009051753A priority Critical patent/JP5354351B2/ja
Priority to CN2010101124959A priority patent/CN101823512B/zh
Priority to DE102010009929.5A priority patent/DE102010009929B4/de
Priority to US12/717,363 priority patent/US8118341B2/en
Publication of JP2010202105A publication Critical patent/JP2010202105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5354351B2 publication Critical patent/JP5354351B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D43/00Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements
    • B62D43/06Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements within the vehicle body
    • B62D43/10Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements within the vehicle body and arranged substantially horizontally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、自動車の車体後部のリヤフロア構造に関する。
自動車の車体後部には、横置きに配置したスペアタイヤを収納するための収納部が設けられている。例えば、特許文献1に開示されたスペアタイヤ収納構造では、図6に示すように、リヤフロア51の後部に傾斜面52が形成されており、スペアタイヤ53の後部53aは、当該傾斜面52の上に載置されて収納されている。なお、スペアタイヤ53の前部53bは、リヤフロア51に取付けた固定具54を上方から押え付けることによって固定されている。
このようなスペアタイヤ収納構造においては、車両後方から衝撃荷重が掛かると、車両前方へ変位する傾斜面52に沿って、スペアタイヤ53の後部53aが押し上げられ、車両前方へ向かって反時計回りに回動するようになっている。これにより、スペアタイヤ53が車両前方へ向かって水平方向に押し出されることを防止している。
実開昭62−102783号公報
しかしながら、上述した従来の収納構造は、スペアタイヤ53の後部53aを載置する傾斜面52がリヤフロア51に形成されているので、車両後方からの衝撃時に、スペアタイヤ53を車両前方へ変位させないように調整するのが困難である。すなわち、スペアタイヤ53の後部53aの回動動作を確保するため、傾斜面52の傾斜角度を大きくすると、車体後部の荷室のフロア高さが高くなり、収納スペースとして使用可能なスペアタイヤ53とリヤフロア51との間の空間を利用できず、荷室が使用し難くなってしまうという問題があった。
一方、傾斜面52の傾斜角度が小さいと、車両後方からの衝撃時に、スペアタイヤ53の後部53aが押し上げられて反時計回りに回動することなく車両前方へ移動し、スペアタイヤ53の前方側にある部材に荷重を掛けてしまうおそれがあった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、スペアタイヤ設置用パネルの傾斜面の傾斜角度が小さくても、車両後方からの衝撃時にスペアタイヤの後部を十分に押し上げて車両前方へ回動させ、車両前方への変位を抑制するとともに、車体後部の破損減少と収納スペースを確保することが可能な車体後部のリヤフロア構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、リヤフロアの上部に車両前方へ向かって下り傾斜の傾斜面を有するスペアタイヤ設置用パネルを設け、該スペアタイヤ設置用パネルにスペアタイヤを載せて傾斜配置する車体後部のリヤフロア構造において、前記スペアタイヤ設置用パネルの前後中間には、上方へ向かう凸形状部が車幅方向に沿って延在して設けられ、前記リヤフロアと前記スペアタイヤ設置用パネルとの上下間には、剛性を有する部材を配置する空間が形成されており、前記リヤフロアの前記剛性を有する部材の軸中心より車両前方側には、車幅方向へ延びる突出部が設けられ、前記凸形状部及び前記突出部の頂部が前記スペアタイヤの後端よりも車両前方に位置している。
また、本発明において、前記スペアタイヤ設置用パネルには、前記凸形状部を除いて、車両前後方向へ延びるビードが設けられている。
さらに、本発明において、前記剛性を有する部材がジャッキである。
そして、本発明において、前記リヤフロアの後部には、車幅方向に沿って延在するバックパネルが設けられ、該バックパネルには、バンパーメンバの設置高さにスペアタイヤが位置するように、前記スペアタイヤ設置用パネルの後部が接合されている。
また、本発明において、前記スペアタイヤ設置用パネルとの接合部下方の前記バックパネルには、車幅方向へ延びるビード部が設けられ、該ビード部において前記リヤフロアと前記バックパネルとが接合されている。
さらに、本発明において、前記リヤフロアの上部には、スペアタイヤ固定具を有するスペアタイヤブラケットが設けられ、該スペアタイヤブラケットの後部は、前記スペアタイヤ設置用パネルの前部と接合されており、前記リヤフロアの突出部は、前記スペアタイヤブラケット及び前記スペアタイヤ設置用パネルの接合部と前記バックパネル及び前記スペアタイヤ設置用パネルの接合部との間に配置されている。
また、本発明において、前記バックパネルは、車両後方へ向かって突出する湾曲形状に形成され、前記スペアタイヤ設置用パネルの車幅方向の大きさは、車両後方に向かうに従って広く形成されている。
上述の如く、本発明に係る車体後部のリヤフロア構造は、リヤフロアの上部に車両前方へ向かって下り傾斜の傾斜面を有するスペアタイヤ設置用パネルを設け、該スペアタイヤ設置用パネルにスペアタイヤを載せて傾斜配置するものであって、前記スペアタイヤ設置用パネルの前後中間には、上方へ向かう凸形状部が車幅方向に沿って延在して設けられ、前記リヤフロアと前記スペアタイヤ設置用パネルとの上下間には、剛性を有する部材を配置する空間が形成されており、前記リヤフロアの前記剛性を有する部材の軸中心より車両前方側には、車幅方向へ延びる突出部が設けられ、前記凸形状部及び前記突出部の頂部が前記スペアタイヤの後端よりも車両前方に位置しているので、車両後方から衝撃荷重が車体後部に掛かった場合、リヤフロアが上方向に折れ上がって剛性部材を押し上げ、押し上げられた剛性部材によってスペアタイヤ設置用パネルが凸形状部で上方向に折れ上がることが促進されることになり、スペアタイヤに対するより大きな押し上げ効果を得ることができる。
したがって、本発明のリヤフロア構造によれば、車体後部に対して車両後方から衝撃荷重が加わった際に、スペアタイヤ設置用パネルを介してスペアタイヤの後部を十分に押し上げて車両前方へ回動させることが可能となり、スペアタイヤの車両前方への変位を確実に抑えることができる。しかも、車体後部の破損を減少させ、使用可能な収納スペースを十分に確保でき、利便性に優れている。
また、本発明において、前記スペアタイヤ設置用パネルには、前記凸形状部を除いて、車両前後方向へ延びるビードが設けられているので、通常走行時のスペアタイヤの振動による変形を抑制できるとともに、上方向への折れ上がりが妨げられることなく、スペアタイヤを直接押し上げるのに必要な剛性を十分に確保することができる。
さらに、本発明において、前記剛性を有する部材がジャッキであるので、当該ジャッキをスペアタイヤ設置用パネルとリヤフロアとに密着させて収納配置することが可能となり、リヤフロアの上向きの折れ変形をスペアタイヤ設置用パネルに確実に伝えることができ、スペアタイヤの後部を跳ね上げる効果をより高めることができる。
また、本発明において、前記リヤフロアの後部には、車幅方向に沿って延在するバックパネルが設けられ、該バックパネルには、バンパーメンバの設置高さにスペアタイヤが位置するように、前記スペアタイヤ設置用パネルの後部が接合されているので、車両後方からバンパーメンバに加わった衝撃荷重を、バックパネルを介してリヤフロア及びスペアタイヤ設置用パネルに伝えることができる。
しかも、本発明において、前記スペアタイヤ設置用パネルとの接合部下方の前記バックパネルには、車幅方向へ延びるビード部が設けられ、該ビード部において前記リヤフロアと前記バックパネルとが接合されているので、車両後方からの衝撃時に、ビード部によって剛性を持ったバックパネルがリヤフロアを間接的に車両前方へ押圧して上方への折れ曲がりを促進できる。
さらに、本発明において、前記リヤフロアの上部には、スペアタイヤ固定具を有するスペアタイヤブラケットが設けられ、該スペアタイヤブラケットの後部は、前記スペアタイヤ設置用パネルの前部と接合されており、前記リヤフロアの突出部は、前記スペアタイヤブラケット及び前記スペアタイヤ設置用パネルの接合部と前記バックパネル及び前記スペアタイヤ設置用パネルの接合部との間に配置されているので、車両後方からの衝撃時に、リヤフロア、スペアタイヤブラケット及びスペアタイヤ設置用パネルを介してスペアタイヤブラケットの後部が確実に押し上げられることになる。
しかも、バックパネルとスペアタイヤ設置用パネルとの接合や、スペアタイヤブラケットとスペアタイヤ設置用パネルとの接合が、ボルト締結である場合には、製造時において、リヤフロアとバックパネルとの溶接作業及び止水シーラーの塗布作業を容易に行うことができる。
また、本発明において、前記バックパネルは、車両後方へ向かって突出する湾曲形状に形成され、前記スペアタイヤ設置用パネルの車幅方向の大きさは、車両後方に向かうに従って広く形成されているので、車両後方からのオフセット荷重や斜め方向からの入力に対しても、スペアタイヤの後部を跳ね上げる効果を得ることができる。しかも、本発明によれば、サイズの大きなタイヤを搭載する仕様については、共通のリヤフロアを使用することができる。
本発明の実施形態に係る車体後部のリヤフロア構造を示す斜視図である。 図1におけるリヤフロア構造の要部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施形態のリヤフロア構造が適用された車体後部において、車両後方から衝撃荷重が入力された状態のリヤフロア、スペアタイヤ設置用パネル及び周辺部品を示す断面図である。 図3において、車両後方からの衝撃によってスペアタイヤの後部が車両前方へ押し上げられる状況を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る車体後部のリヤフロア構造を示す斜視図である。 従来の収納構造によってスペアタイヤを収納した状態を示す斜視図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明の実施形態に係る車体後部のリヤフロア構造を示すものである。
本発明の実施形態に係る自動車の車体後部のリヤフロア1には、図1〜図4に示すように、下方に窪んだ凹形状のタイヤ収納部1aが形成されており、このタイヤ収納部1aには、横置きに配置したスペアタイヤ2や、剛性を有する部材であるジャッキ3などが収納されるようになっている。そして、リヤフロア1の後端部には、車幅方向に沿って延在するバックパネル4が立設されている。
また、タイヤ収納部1aの底面上部には、スペアタイヤ2の孔に通して締め付けるスペアタイヤ固定具5を有するスペアタイヤブラケット6と、スペアタイヤ2の後部を載せるスペアタイヤ設置用パネル7とが車両前後方向に沿って配設されている。
スペアタイヤブラケット6は、1枚の板状体を用いて形成され、車両後方側を除いて車両前方側及び車幅方向左右両側が下方に折り曲げられ、さらに下端が外方へ向けて直角に折り曲げられたフランジ部6a,6bを有しており、左右両側のフランジ部6bは、車両後方へ向かって徐々に大きく折り曲げられている。
このため、スペアタイヤブラケット6は、フランジ部6a,6bをタイヤ収納部1aの底面の所定位置に置いてそれぞれ溶接することにより、車両後方へ向かってタイヤ収納部1aの底面から離れて徐々に立ち上がる傾斜状態で、タイヤ収納部1aに固定配置されている。
一方、スペアタイヤ設置用パネル7は、図1及び図2に示すように、バックパネル4とスペアタイヤブラケット6との間をほぼ掛け渡すことが可能な長さを有する1枚のパネルを用いて形成されており、前後方向の中間部分には、これを上方に屈曲させることによって、上方へ向かう凸形状部8が車幅方向に沿って延在して設けられている。これにより、スペアタイヤ設置用パネル7は、車両後方からの衝撃荷重を受けると、凸形状部8で上方向に折れ上がるように構成されている。しかも、スペアタイヤ設置用パネル7は、車両前方へ向かって下り傾斜の傾斜面9を有しており、この傾斜面9の存在によって、スペアタイヤ設置用パネル7上にスペアタイヤ2の後部を載せる、スペアタイヤ2が前倒された状態で傾斜配置されることになる。なお、傾斜面9は、凸形状部8の設置箇所よりも車両前方側に形成されている。
また、スペアタイヤ設置用パネル7には、凸形状部8の設置箇所を除いて車両前後方向へ延びる複数のビード10が設けられており、これらビード10による補強効果によって、凸形状部8での上方向への折れ上がりが妨げられることなく、通常走行時のスペアタイヤ2の振動による変形を抑え、かつスペアタイヤ2を直接押し上げるのに必要な剛性を確保している。このため、ビード10は、傾斜面9を含む凸形状部8の前後の箇所において、車幅方向に間隔を置いて設けられている。
さらに、スペアタイヤ設置用パネル7の前部7aは、スペアタイヤブラケット6の後部に載せられ、複数本のボルト11で締め付けることにより、互いに接合されている。また、スペアタイヤ設置用パネル7の後部7bは、支持ブラケット12を介してバックパネル4の車両前方側に取付けられている。この支持ブラケット12は、前面部が車両前方に突出する断面略くの字形状に屈曲形成され、後面部がバックパネル4の前面の所定位置に固着されて車幅方向に延在して配置されている。したがって、スペアタイヤ設置用パネル7の後部7bは、支持ブラケット12の上側前面部に載せられ、複数本のボルト11で締め付けることにより、支持ブラケット12に接合されている。しかも、スペアタイヤ設置用パネル7の後部7bは、バックパネル4の車両後方側に設けられたバンパーメンバ13の設置高さにスペアタイヤ2が位置するように、支持ブラケット12に接合されている。
また、リヤフロア1のタイヤ収納部1aの底面とスペアタイヤ設置用パネル7との上下間には、ジャッキ3を配置する空間Sが形成されており、この空間S内では、収納したジャッキ3をタイヤ収納部1aの底面とスペアタイヤ設置用パネル7とにそれぞれ密着させることによって、ジャッキ3が走行中に上下動したり、前後左右に移動したりしないように設置されている。
一方、リヤフロア1のタイヤ収納部1aであって、ジャッキ3の軸中心より車両前方側の箇所には、捩り剛性を高める突出部14が車幅方向へ延在して設けられている。しかも、この突出部14は、スペアタイヤブラケット6の後部及びスペアタイヤ設置用パネル7の前部7aの接合部と、バックパネル4の支持ブラケット12及びスペアタイヤ設置用パネル7の後部7bの接合部との間に配置されている。このような箇所に設けた突出部14の辺部分は、車両後方からの衝撃時に、リヤフロア1のタイヤ収納部1aが座屈して上方向に折れ上がるのを誘発するものであり、リヤフロア1、ジャッキ3、スペアタイヤブラケット6及びスペアタイヤ設置用パネル7を介してスペアタイヤ2の後部2aが跳ね上がる作用を補うことになる。
さらに、スペアタイヤ設置用パネル7と支持ブラケット12との接合部下方のバックパネル4には、車幅方向に延びるビード部15が設けられており、このビード部15において、リヤフロア1とバックパネル4とが接合されている。このビード部15によって剛性が上がったバックパネル4は、車両後方からの衝撃時に、リヤフロア1を車両前方へ押圧してリヤフロア1の山折れを促進する機能を持つことになる。
本発明の実施形態に係る車体後部のリヤフロア構造が適用された自動車において、図3に示すように、車両後方から車両前方へ向かって衝撃荷重Fが車体後部に入力された場合、当該衝撃荷重Fはバンパーメンバ13を介してバックパネル4に伝わる。次いで、矢印F1で示すように、バックパネル4及び支持ブラケット12を車両前方へ押圧するとともに、矢印F2で示すように、スペアタイヤ設置用パネル7の凸形状部8を車両前方の斜め上方へ押圧する。また、矢印F3で示すように、バックパネル4のビード部15を介してリヤフロア2を車両前方へ押圧するとともに、矢印F4で示すように、ジャッキ3を上方へ向かって押圧する。
これに伴い、図4に示すように、スペアタイヤ設置用パネル7が凸形状部8で上方向に折れ上がり、さらに、リヤフロア1が突出部14の辺部分で上方に折れ曲がって、ジャッキ3を通してスペアタイヤ設置用パネル7が押し上げられ、凸形状部8の折れ上がりが促進される。したがって、スペアタイヤ設置用パネル7上に傾斜配置されたスペアタイヤ2の後部2aは、矢印Rで示すように跳ね上げられて、車両前方へ向かって回動することになる(図3及び図4の鎖線参照)。
このように、本発明の実施形態に係る車体後部のリヤフロア構造においては、スペアタイヤ2の後部2aを傾斜配置するための傾斜面9を有し、前後中間に車幅方向へ延在する凸形状部8を形成したスペアタイヤ設置用パネル7がリヤフロア1のタイヤ収納部1aの底面上に設けられ、スペアタイヤ設置用パネル7とタイヤ収納部1aの底面との間の空間Sにジャッキ3が配置され、ジャッキ3の軸中心より車両前方側に車幅方向へ延びる突出部14が設けられているので、簡単な構造で収納スペースを損なうことなく、車両後方から車両前方へ向かって衝撃荷重Fが車体後部に入力されたとき、スペアタイヤ設置用パネル7が凸形状部8で上方向に折れ上がり、さらに、リヤフロア1が突出部14の辺部分で上方に折れ曲がって、ジャッキ3を通してスペアタイヤ設置用パネル7が押し上げられ、凸形状部8がより一層折れ上がることになり、スペアタイヤ2の後部2aが矢印Rで示すように跳ね上げられて、車両前方へ向かって回動する動作を確保し、スペアタイヤ2が車両前方に向かって水平に変位するのを抑えることができる。
また、本実施形態のリヤフロア構造では、スペアタイヤブラケット6及びバックパネル4側の支持ブラケット12とスペアタイヤ設置用パネル7の前後部7a,7bとの接合が複数のボルト11によって行われているので、製造時において、リヤフロア1とバックパネル4との溶接作業や止水シーラーの塗布作業が終了してからスペアタイヤ設置用パネル7を取付けることができ、作業性の向上を図ることができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る車体後部のリヤフロア構造を示すものである。
この実施形態においては、上記実施形態と異なり、バックパネル4の車幅方向中間部4aが車両後方へ向かって突出する湾曲形状に形成され、スペアタイヤ設置用パネル27の後部27bが二股に分離して形成されているとともに、車幅方向の間隔が車両後方に向かうに従って広く形成されている。
その他の構成は、上記実施形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示している。
本発明の実施形態に係る車体後部のリヤフロア構造では、バックパネル4の車幅方向中間部4aが車両後方へ向かう湾曲形状に形成されているので、サイズの大きなタイヤ22を搭載する仕様でも、リヤフロア1のタイヤ収納部1aに収納することができる。しかも、スペアタイヤ設置用パネル27の後部27bが二股に分離して形成され、車幅方向の間隔が車両後方に向かうに従って広く形成されているので、車両後方から車両前方へ向かってオフセットや斜め方向の衝撃荷重Fが車体後部に入力された場合でも対応することが可能となり、スペアタイヤ設置用パネル27に傾斜配置したスペアタイヤ2の後部2aを車両前方へ向かって跳ね上げることができる。
その他の作用効果は、上記実施形態と同様である。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、本発明の他の実施形態では、スペアタイヤ設置用パネル27の後部27bを二股に分離させて形成しているが、車幅方向の大きさが車両後方に向かうに従って広くなる一体形状の扇形に形成し、あるいは二股以上に分離させて形成しても良い。
1 リヤフロア
1a タイヤ収納部
2 スペアタイヤ
2a スペアタイヤの後部
3 ジャッキ
4 バックパネル
5 スペアタイヤ固定具
6 スペアタイヤブラケット
7 スペアタイヤ設置用パネル
7a 前部
7b 後部
8 凸形状部
9 傾斜面
10 ビード
11 ボルト
12 支持ブラケット
13 バンパーメンバ
14 突出部
15 ビード部
27 スペアタイヤ設置用パネル
27b 後部
S 空間

Claims (7)

  1. リヤフロアの上部に車両前方へ向かって下り傾斜の傾斜面を有するスペアタイヤ設置用パネルを設け、該スペアタイヤ設置用パネルにスペアタイヤを載せて傾斜配置する車体後部のリヤフロア構造において、
    前記スペアタイヤ設置用パネルの前後中間には、上方へ向かう凸形状部が車幅方向に沿って延在して設けられ、前記リヤフロアと前記スペアタイヤ設置用パネルとの上下間には、剛性を有する部材を配置する空間が形成されており、前記リヤフロアの前記剛性を有する部材の軸中心より車両前方側には、車幅方向へ延びる突出部が設けられ、
    前記凸形状部及び前記突出部の頂部が前記スペアタイヤの後端よりも車両前方に位置していることを特徴とする車体後部のリヤフロア構造。
  2. 前記スペアタイヤ設置用パネルには、前記凸形状部を除いて、車両前後方向へ延びるビードが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車体後部のリヤフロア構造。
  3. 前記剛性を有する部材がジャッキであることを特徴とする請求項1または2に記載の車体後部のリヤフロア構造。
  4. 前記リヤフロアの後部には、車幅方向に沿って延在するバックパネルが設けられ、該バックパネルには、バンパーメンバの設置高さにスペアタイヤが位置するように、前記スペアタイヤ設置用パネルの後部が接合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車体後部のリヤフロア構造。
  5. 前記スペアタイヤ設置用パネルとの接合部下方の前記バックパネルには、車幅方向へ延びるビード部が設けられ、該ビード部において前記リヤフロアと前記バックパネルとが接合されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車体後部のリヤフロア構造。
  6. 前記リヤフロアの上部には、スペアタイヤ固定具を有するスペアタイヤブラケットが設けられ、該スペアタイヤブラケットの後部は、前記スペアタイヤ設置用パネルの前部と接合されており、前記リヤフロアの突出部は、前記スペアタイヤブラケット及び前記スペアタイヤ設置用パネルの接合部と前記バックパネル及び前記スペアタイヤ設置用パネルの接合部との間に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車体後部のリヤフロア構造。
  7. 前記バックパネルは、車両後方へ向かって突出する湾曲形状に形成され、前記スペアタイヤ設置用パネルの車幅方向の大きさは、車両後方に向かうに従って広く形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車体後部のリヤフロア構造。
JP2009051753A 2009-03-05 2009-03-05 車体後部のリヤフロア構造 Expired - Fee Related JP5354351B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051753A JP5354351B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 車体後部のリヤフロア構造
CN2010101124959A CN101823512B (zh) 2009-03-05 2010-02-23 车体后部的后底板结构
DE102010009929.5A DE102010009929B4 (de) 2009-03-05 2010-03-03 Hintere Bodenstruktur in einem hinteren Fahrzeugkarosserieteil
US12/717,363 US8118341B2 (en) 2009-03-05 2010-03-04 Rear floor structure in vehicle body rear part

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051753A JP5354351B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 車体後部のリヤフロア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010202105A JP2010202105A (ja) 2010-09-16
JP5354351B2 true JP5354351B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42675202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009051753A Expired - Fee Related JP5354351B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 車体後部のリヤフロア構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8118341B2 (ja)
JP (1) JP5354351B2 (ja)
CN (1) CN101823512B (ja)
DE (1) DE102010009929B4 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8007031B2 (en) * 2007-03-30 2011-08-30 Honda Motor Co., Ltd. Rear structure of vehicle body
JP5581083B2 (ja) * 2010-03-19 2014-08-27 本田技研工業株式会社 車体後部構造体
DE112011101677B4 (de) * 2010-05-19 2019-06-27 Suzuki Motor Corporation Installationsstruktur für elektrische Ausrüstung in hinterer Fahrzeugkarosserie
CN101941420A (zh) * 2010-09-16 2011-01-12 重庆长安汽车股份有限公司 一种商用车千斤顶的布置方法
WO2012043268A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP5799747B2 (ja) * 2011-10-21 2015-10-28 マツダ株式会社 車体のフロアパネル構造およびその設計方法
JP5354225B2 (ja) * 2012-01-05 2013-11-27 三菱自動車工業株式会社 車両の後部車体構造
FR2990678B1 (fr) * 2012-05-21 2014-05-23 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif multifonction de fixation d'une roue de secours sur la caisse d'un vehicule automobile.
JP5983377B2 (ja) * 2012-12-10 2016-08-31 トヨタ自動車株式会社 車両後部構造
KR101428273B1 (ko) * 2012-12-12 2014-08-07 현대자동차주식회사 자동차의 패키지 트레이 사이드 멤버 보강구조
KR101439145B1 (ko) * 2013-03-19 2014-09-11 현대자동차주식회사 차량의 리어 패키지트레이 구조
JP6283998B2 (ja) * 2013-12-13 2018-02-28 スズキ株式会社 車両のフロア構造
DE202014002557U1 (de) * 2014-03-22 2015-06-30 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Heckbodenmodul zur Anordnung an einer Kraftfahrzeugkarosserie
JP6241423B2 (ja) * 2015-01-08 2017-12-06 トヨタ自動車株式会社 車両後部構造
JP6557046B2 (ja) * 2015-04-20 2019-08-07 本田技研工業株式会社 車体後部構造
EP3109137B1 (en) * 2015-06-22 2017-08-09 C.R.F. Società Consortile per Azioni Motor-vehicle structure having a holding element for holding a spare wheel or other component on a floor portion made of plastic material
JP6252560B2 (ja) * 2015-07-27 2017-12-27 トヨタ自動車株式会社 車両後部構造
JP6299731B2 (ja) * 2015-11-06 2018-03-28 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
JP6885182B2 (ja) 2017-04-24 2021-06-09 トヨタ自動車株式会社 車両後部構造
FR3066466B1 (fr) * 2017-05-18 2019-06-21 Renault S.A.S Bac de stockage pour assemblage sur une structure de caisse de vehicule automobile.
FR3072070B1 (fr) * 2017-10-06 2019-09-20 Psa Automobiles Sa Partie arriere d’un vehicule adaptee pour amortir un choc arriere qui comporte un puits dans lequel est positionnee une roue de secours
FR3072071B1 (fr) * 2017-10-06 2020-11-13 Psa Automobiles Sa Partie arriere d’un vehicule adaptee pour amortir un choc arriere qui comporte un puits dans lequel est solidarisee une roue de secours
US10407098B2 (en) 2017-10-10 2019-09-10 Honda Motor Co., Ltd. Rear vehicle frame and center longitudinal frame member therefor
FR3101601B1 (fr) * 2019-10-04 2022-05-13 Renault Sas Véhicule automobile comprenant un système de protection du réservoir de carburant
EP3800112B1 (fr) * 2019-10-04 2023-11-15 Renault s.a.s Véhicule automobile comprenant un système de protection du réservoir de carburant
JP7221840B2 (ja) * 2019-10-15 2023-02-14 トヨタ自動車株式会社 電動車両
JP2023013130A (ja) * 2021-07-15 2023-01-26 本田技研工業株式会社 車体後部構造
CN114013385A (zh) * 2021-11-19 2022-02-08 安徽江淮汽车集团股份有限公司 用于电动汽车的随车工具储物盒结构

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3595335A (en) * 1969-09-25 1971-07-27 Budd Co Front end vehicle body structure
US3747814A (en) * 1971-08-24 1973-07-24 C Briery Spare tire carrier for automobile trunks
JPS613174U (ja) * 1984-06-13 1986-01-10 ダイハツ工業株式会社 自動車における車体後部構造
JPS62102783U (ja) 1985-12-19 1987-06-30
US4711382A (en) * 1986-10-17 1987-12-08 Helterbrand David L Spare tire carrier
JPH0449585U (ja) * 1990-09-01 1992-04-27
US5076629A (en) * 1990-12-14 1991-12-31 Chrysler Corporation Spare tire stowage arrangement
JP3141915B2 (ja) * 1994-07-28 2001-03-07 日産自動車株式会社 車両のスペアタイヤパン構造
US6231097B1 (en) 2000-04-24 2001-05-15 General Motors Corporation Rotatable spare wheel carrier
JP2002321642A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車の後部車体構造
JP3574091B2 (ja) * 2001-06-12 2004-10-06 本田技研工業株式会社 後部車体構造
JP3706093B2 (ja) * 2002-09-04 2005-10-12 本田技研工業株式会社 車両の後部構造
JP4193593B2 (ja) * 2003-06-03 2008-12-10 株式会社デンソー 車両の前端構造
JP2006193046A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Mazda Motor Corp 車両の後部車体構造
JP2008013052A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Mazda Motor Corp 自動車の下部構造
JP5205073B2 (ja) * 2008-02-06 2013-06-05 本田技研工業株式会社 自動車の後部車体構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN101823512B (zh) 2012-02-01
US20100225135A1 (en) 2010-09-09
CN101823512A (zh) 2010-09-08
DE102010009929A1 (de) 2010-10-07
DE102010009929B4 (de) 2019-05-29
JP2010202105A (ja) 2010-09-16
US8118341B2 (en) 2012-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5354351B2 (ja) 車体後部のリヤフロア構造
JP5493897B2 (ja) 車体後部の下部構造
US9145174B2 (en) Fender supporting portion structure
KR101376024B1 (ko) 차량용 후드
JP6238127B2 (ja) 車体前部構造
JP2010105581A (ja) 燃料タンク支持構造
JP5435349B2 (ja) 車体後部の下部構造
JP2008081041A (ja) 自動車の下部車体構造
JP2006327399A (ja) 車体のルーフ構造
JP2005263114A (ja) 自動車の後部車体構造
JP5209447B2 (ja) 樹脂パネル
JP5445117B2 (ja) ジャッキブラケット構造
JP4075814B2 (ja) 車体のカウル構造
JP2010052667A (ja) 燃料タンクの固定構造
JP4214929B2 (ja) 車両用フード構造
JP4554500B2 (ja) バンパ構造
JP5056231B2 (ja) 自動車のドア構造
JP7167823B2 (ja) コンソール支持構造
JP6213171B2 (ja) 車両のフロア構造
JP5568825B2 (ja) 自動車のカウル部構造
JP2013028216A (ja) 車体のルーフ構造
JP6686688B2 (ja) フェンダブラケット構造
JP6603578B2 (ja) サスペンションメンバの補強構造
JP5857926B2 (ja) シートバックストライカ取付構造
JP6550720B2 (ja) 車両下面構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130815

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5354351

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees