JP4214929B2 - 車両用フード構造 - Google Patents

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Description

本発明は車両用フード構造に関し、特に、自動車等の車両に適用される車両用フード構造に関する。
従来から、自動車等の車両に適用される車両用フード構造においては、 段差部によって区画された凸側平面部と凹側平面部とを有するフードアウタパネルの裏面にフードインナパネルを設け、フードアウタパネルとフードインナパネルの間に、フードインナパネルに支持され、凸側平面部の段差部近傍を裏面から支えると共に、フードの移動距離が所定の大きさになると潰れ変形を起こして所望の反力を生じる衝撃吸収体を設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3329086号公報
しかしながら、特許文献1の車両用フード構造では、衝突時に衝撃吸収体は、衝突体が当接した部位のみが局所的に潰れる。このため、エネルギ吸収効率が低下する。
本発明は上記事実を考慮し、エネルギ吸収効率を向上できる車両用フード構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車両用フード構造は、車体前後方向に沿って形成された段差部によって区画された凸側平面部と凹側平面部とを有するフードアウタパネルと、
該フードアウタパネルの裏面側に配設されたフードインナパネルと、
前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとに接合され、前記凸側平面部の段差部近傍を裏面から支える補強部材と、
を有し、
前記補強部材は前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとに比べ剛性が高く、前記フードアウタパネル側から前記フードインナパネル側に作用する前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとを変形させる荷重に対して形状を保持したまま回転することを特徴とする。
従って、衝突体がフードの段差部または段差部近傍に衝突し、フードアウタパネル側からフードインナパネル側にフードアウタパネルとフードインナパネルとを変形させる荷重が作用した場合には、フードアウタパネルとフードインナパネルとに接合された補強部材の剛性が、フードアウタパネルの剛性とフードインナパネルの剛性とに比べて高いため、補強部材は、フードアウタパネルとフードインナパネルを変形させることで、補強部材自体の形状を保持したまま回転する。この結果、補強部材に局部変形は発生せず、補強部材によって、フードの広範囲に応力を伝播することができる。このため、フードのエネルギ吸収効率を向上できる。また、補強部材が回転することで、補強部材が回転しない場合に比べ、潰れ残りが少なくなる。このため、フードのエネルギ吸収効率を更に向上できる。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記補強部材は車体上下方向に対して傾斜した縦壁部と、該縦壁部の上下方向両端部に互いに逆方向へ向って形成された接合部を有することを特徴とする。
従って、請求項1に記載の内容に加えて、補強部材の縦壁部が車体上下方向に対して傾斜し、縦壁部の上下方向両端部には互いに逆方向へ向って接合部が形成されているため、フードアウタパネル側からフードインナパネル側にフードアウタパネルとフードインナパネルとを変形させる荷重が作用した場合に、補強部材を容易に回転させることができる。
請求項1記載の本発明の車両用フード構造は、車体前後方向に沿って形成された段差部によって区画された凸側平面部と凹側平面部とを有するフードアウタパネルと、フードアウタパネルの裏面側に配設されたフードインナパネルと、フードアウタパネルとフードインナパネルとに接合され、凸側平面部の段差部近傍を裏面から支える補強部材と、を有し、補強部材はフードアウタパネルとフードインナパネルとに比べ剛性が高く、フードアウタパネル側からフードインナパネル側に作用する前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとを変形させる荷重に対して形状を保持したまま回転するため、フードのエネルギ吸収効率を向上できるという優れた効果を有する。また、補強部材が回転することで、補強部材が回転しない場合に比べ、潰れ残りが少なくなり、フードのエネルギ吸収効率を更に向上できるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、補強部材は車体上下方向に対して傾斜した縦壁部と、縦壁部の上下方向両端部に互いに逆方向へ向って形成された接合部を有するため、請求項1に記載の効果に加えて、荷重が作用した場合に、補強部材を容易に回転させることができるという優れた効果を有する。
本発明における車両用フード構造の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車体上方方向を示し、図中矢印FRは車体前方方向を示し、図中矢印INは車幅内側方向を示している。
図3に示される如く、本実施形態のフード10は、フード10の車体外側面を構成するフードアウタパネル12と、フードアウタパネル12の裏面側(車体下方側)に配設されフード10の車体内側部を構成するフードインナパネル14とを備えている。
図4に示される如く、フードアウタパネル12の車幅方向両端近傍には、段差部(レリーフ)16が車体前後方向に沿って形成されており、段差部16は車体前方車幅方向内側から車体後方車幅方向外側に向かって形成されている。
図1に示される如く、フードアウタパネル12の車幅方向両端部12Aはフードインナパネル14の車幅方向両端部14Aにヘミング結合されている。
また、フードアウタパネル12の段差部16と、段差部16によって区画された車幅方向外側の部位である凹側平面部12Bの下方には、凹側平面部12Bと所定の間隔を開けてフードインナパネル14の骨部20が車体下方に膨出形成されている。一方、フードアウタパネル12の段差部16によって区画された車幅方向内側の凸側平面部12Cの下方となる部位には、凸側平面部12Cと所定の間隔を開けて骨部20の底部20Aより高い棚部14Bが形成されている。
図3に示される如く、フードアウタパネル12の凸側平面部12Cとフードインナパネル14の棚部14Bとの間には、補強部材22が配設されており、補強部材22は車体前後方向に長いパネルで構成されている。
また、補強部材22の剛性はフードアウタパネル12の剛性とフードインナパネル14の剛性とに比べ高くなっており、フードアウタパネル12に衝突体が衝突した場合に、補強部材22は容易に変形しないようになっている。
図1に示される如く、補強部材22は、下端から上端に向って車幅方向外側に傾斜した縦壁部22Aと、縦壁部22Aの上端部に車幅方向外側へ向って形成された接合部22Bと、縦壁部22Aの下端部に接合部22Bと逆方向となる車幅方向内側へ向って形成された接合部22Cとを有している。
補強部材22の接合部22Bは、フードアウタパネル12におけるの凸側平面部12Cの段差部16近傍の裏面(下面)12Dに接着剤26によって接合されており、補強部材22の接合部22Cは、フードインナパネル14の棚部14Bの上面14Cに溶接により接合されている。
従って、衝突体Kがフード10の段差部16または段差部16近傍に衝突し、フードアウタパネル12側からフードインナパネル14側にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とを変形させる荷重が作用した場合には、フードアウタパネル12に車体前後方向に沿って形成された段差部16によって区画された車幅方向内側の凸側平面部12Cと、凸側平面部12Cの下方となるフードインナパネル14の棚部14Bとの間に配設され、フードアウタパネル12とフードインナパネル14とに接合された補強部材22が、図2に示される如く、フードアウタパネル12とフードインナパネル14、特に、フードインナパネル14における補強部材22との接合部近傍を変形させることで、補強部材22自体の形状を保持したまま車幅方向外方(図2の矢印A方向)へ回転する(転ぶ)ようになっている。
図1に示される如く、フードインナパネル14の棚部14Bの下方にはエンジン等のエンジンルーム内臓物30が配設されている。また、図1の符号34はエプロンアッパメンバを示しており、符号36はフロントフェンダパネルを示している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、衝突体Kがフード10の段差部16または段差部16近傍に衝突し、フードアウタパネル12側からフードインナパネル14側にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とを変形させる荷重が作用した場合には、フードアウタパネル12に車体前後方向に沿って形成された段差部16によって区画された車幅方向内側の凸側平面部12Cと、凸側平面部12Cの下方となるフードインナパネル14の棚部14Bとの間に配設され、フードアウタパネル12とフードインナパネル14とに接合された補強部材22の剛性が、フードアウタパネル12の剛性とフードインナパネル14の剛性とに比べて高いため、補強部材22は、図2に示される如く、フードアウタパネル12とフードインナパネル14、特に、フードインナパネル14における補強部材22との接合部近傍を変形させることで、補強部材22自体の形状を保持したまま車幅方向外方(図2の矢印A方向)へ回転する。
この結果、補強部材22に局部変形は発生せず、補強部材22によって、フード10の広範囲に応力を伝播することができる。また、補強部材22が回転することで、補強部材22が回転しない場合に比べ、潰れ残りが少なくなる。このため、衝突体Kのストローク量が増加する。
このため、本実施形態におけるフード10の衝突時の発生荷重特性G1は、図5に実線で示される如く、図5に破線で示される補強部材22が無い構成の車両用フードにおける衝突時の発生荷重特性G2に比べ、初期発生荷重が大きくなる。このため、本実施形態におけるフード10は、図5に破線で示される衝突時の発生荷重特性G2に比べ、衝突初期に多くのエネルギを吸収でき、フード10のエネルギ吸収効率を向上できる。
また、本実施形態におけるフード10では、衝突初期に多くのエネルギを吸収できるため、エンジンルーム内臓物30と衝突し難くなり、フード10からエンジンルーム内臓物30までの距離H(図1参照)を小さくできる。
また、本実施形態では、補強部材22は、下端から上端に向って車幅方向外側に傾斜した縦壁部22Aと、縦壁部22Aの上端部に車幅方向外側へ向って形成された接合部22Bと、縦壁部22Aの下端部に接合部22Bと逆方向となる車幅方向内側へ向って形成された接合部22Cとを有しているため、フードアウタパネル12側からフードインナパネル14側にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とを変形させる荷重が作用した場合に、補強部材22を車幅方向外方(図2の矢印A方向)に容易に回転させることができる。
また、本実施形態では、フードアウタパネル12に車体前後方向に沿って形成された段差部16によって区画された車幅方向内側の凸側平面部12Cと、凸側平面部12Cの下方となるフードインナパネル14の棚部14Bとを補強部材22で連結するため、フードアウタパネル12の段差部16及び段差部16近傍の張り剛性も向上する。
次に、本発明における車両用フード構造の第2実施形態を図6〜図9に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示される如く、本実施形態では、補強部材22における接合部22Bと接合部22Cとの車幅方向に沿ったオフセット量W2が、第1実施形態の補強部材22における接合部22Bと接合部22Cとの車幅方向に沿ったオフセット量W1(図1参照)に比べて大きくなっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態でも、第1実施形態と同様に、衝突体Kがフード10の段差部16または段差部16近傍に衝突し、フードアウタパネル12側からフードインナパネル14側にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とを変形させる荷重が作用した場合には、フードアウタパネル12に車体前後方向に沿って形成された段差部16によって区画された車幅方向内側の凸側平面部12Cと、凸側平面部12Cの下方となるフードインナパネル14の棚部14Bとの間に配設され、フードアウタパネル12とフードインナパネル14とに接合された補強部材22の剛性が、フードアウタパネル12の剛性とフードインナパネル14の剛性とに比べて高いため、補強部材22は、図7に示される如く、フードアウタパネル12とフードインナパネル14、特に、フードインナパネル14における補強部材22との接合部近傍を変形させることで、補強部材22自体の形状を保持したまま車幅方向外方(図7の矢印A方向)へ回転する。
この結果、補強部材22に局部変形は発生せず、補強部材22によって、フード10の広範囲に応力を伝播することができる。
このため、フード10のエネルギ吸収効率を向上できる。また、衝突初期に多くのエネルギを吸収できるため、フード10がエンジンルーム内臓物30と衝突し難くなり、フード10からエンジンルーム内臓物30までの距離H(図6参照)を小さくできる。
また、本実施形態では、補強部材22は、下端から上端に向って車幅方向外側に傾斜した縦壁部22Aと、縦壁部22Aの上端部に車幅方向外側へ向って形成された接合部22Bと、縦壁部22Aの下端部に接合部22Bと逆方向となる車幅方向内側へ向って形成された接合部22Cとを有しており、且つ補強部材22における接合部22Bと接合部22Cとの車幅方向に沿ったオフセット量W2が、第1実施形態の補強部材22における接合部22Bと接合部22Cとの車幅方向に沿ったオフセット量W1(図1参照)に比べて大きくなっている。このため、フードアウタパネル12側からフードインナパネル14側にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とを変形させる荷重が作用した場合に、補強部材22を車幅方向外方(図7の矢印A方向)に更に容易に回転させることができる。
また、本実施形態では、フードアウタパネル12に車体前後方向に沿って形成された段差部16によって区画された車幅方向内側の凸側平面部12Cと、凸側平面部12Cの下方となるフードインナパネル14の棚部14Bとを補強部材22で連結するため、フードアウタパネル12の段差部16及び、段差部16近傍の張り剛性も向上する。
また、本実施形態では、補強部材22における接合部22Bと接合部22Cとの車幅方向に沿ったオフセット量W2が、第1実施形態の補強部材22における接合部22Bと接合部22Cとの車幅方向に沿ったオフセット量W1(図1参照)に比べて大きくなっている。このため、図8に示される如く、衝突体Kが、フードアウタパネル12における補強部材22の接合部22Bが接合された部位より車幅方向内側の部位に衝突した場合にも、図9に示される如く、補強部材22を車幅方向外方(図9の矢印A方向)に容易に回転させることができる。
次に、本発明における車両用フード構造の第3実施形態を図10に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示される如く、本実施形態では、フードアウタパネル12の段差部16が、フードアウタパネル12の車幅方向両端部12Aに近い位置に形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、図10に示される如く、衝突体Kは、フロントフェンダパネル36の見切り36Aに衝突する前に、フードアウタパネル12の段差部16に接触することで、、硬い見切り36Aに衝突する前に段差部16によってエネルギが吸収される。この際、補強部材22を配設することでより多くのエネルギを吸収することができる。
この結果、衝突初期に多くのエネルギを吸収でき、フード10のエネルギ吸収効率を向上できる。また、衝突初期に多くのエネルギを吸収できるため、フード10がエンジンルーム内臓物30と衝突し難くなる。
次に、本発明における車両用フード構造の第4実施形態を図11及び図12に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図11に示される如く、本実施形態の補強部材42は、下端から上端に向って車幅方向内側に傾斜した縦壁部42Aと、縦壁部42Aの上端部に車幅方向内側へ向って形成された接合部42Bと、縦壁部42Aの下端部に接合部42Bと逆方向となる車幅方向外側へ向って形成された接合部42Cとを有している。
補強部材42の接合部42Bは、フードアウタパネル12における凸側平面部12Cの段差部16近傍の裏面12Dに接着剤26によって接合されており、補強部材42の接合部42Cは、フードインナパネル14における骨部20の底部20Aの上面に溶着されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、衝突体Kがフードアウタパネル12の凸側平面部12Cに衝突し、フードアウタパネル12側からフードインナパネル14側にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とを変形させる荷重が作用した場合には、フードアウタパネル12における凸側平面部12Cの段差部16近傍の裏面12Dとフードインナパネル14における骨部20の底部20Aとの間に配設され、フードアウタパネル12とフードインナパネル14とに接合された補強部材42の剛性が、フードアウタパネル12の剛性とフードインナパネル14の剛性とに比べて高いため、補強部材42は、図12に示される如く、フードアウタパネル12とフードインナパネル14、特に、フードインナパネル14における補強部材22との接合部近傍を変形させることで、補強部材42自体の形状を保持したまま車幅方向外方(図12の矢印C方向)へ回転する。
この結果、補強部材42に局部変形は発生せず、補強部材42によって、フード10の広範囲に応力を伝播することができる。
このため、フード10のエネルギ吸収効率を向上できる。また、衝突初期に多くのエネルギを吸収できるため、フード10がエンジンルーム内臓物30と衝突し難くなり、フード10からエンジンルーム内臓物30までの距離H(図11参照)を小さくできる。
また、本実施形態では、補強部材42は、下端から上端に向って車幅方向内側に傾斜した縦壁部42Aと、縦壁部42Aの上端部に車幅方向内側へ向って形成された接合部42Bと、縦壁部42Aの下端部に接合部42Bと逆方向となる車幅方向外側へ向って形成された接合部42Cとを有しているため、フードアウタパネル12側からフードインナパネル14側にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とを変形させる荷重が作用した場合に、補強部材42を車幅方向内方(図12の矢印C方向)に容易に回転させることができる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、補強部材22を車体前後方向に長いパネルで構成したが、補強部材22を車体前後方向において複数に分割した構成としても良い。
また、上記実施形態では、フードアウタパネル12の段差部16をフードアウタパネル12の車幅方向両端近傍に車体前方車幅方向内側から車体後方車幅方向外側に沿って形成したが、段差部16をフードアウタパネル12の他の部位に形成した場合にも、本発明の車両用フード構造は適用可能である。
例えば、図13に示される如く、段差部16がフード10の後端にあり、フードアウタパネル12とフードインナパネル14とが離れている場合には、衝突時にフードアウタパネル12が空走、反転してしまう。このため、段差部16に補強部材22を配設することで、初期エネルギ吸収量を増加させることができる。
また、補強部材22の長手方向から見た断面形状は、上記実施形態の断面形状に限定されず、他の断面形状としても良い。例えば、断面ハット形状の一部にフードアウタパネル12とフードインナパネル14とに接合され、凸側平面部の段差部近傍を裏面から支える傾斜した縦壁部を有する構成としても良い。
図4の1−1線に沿った拡大断面である。 本発明の第1実施形態に係る車両用フード構造の変形状態を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用フード構造を示す車体斜め前方内側から見た断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用フード構造を示す車体上方から見た平面図である。 車両用フード構造における衝突体のストロークと加速度との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る車両用フード構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用フード構造の変形状態を示す図6に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用フード構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用フード構造の変形状態を示す図8に対応する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用フード構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用フード構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用フード構造の変形状態を示す図12に対応する断面図である。 図4の13−13線に沿った拡大断面である。
符号の説明
10 フード
12 フードアウタパネル
12B フードアウタパネルの凹側平面部
12C フードアウタパネルの凸側平面部
14 フードインナパネル
16 フードアウタパネルの段差部
22 補強部材
22A 補強部材の縦壁部
22B 補強部材の接合部
22C 補強部材の接合部
42 補強部材
42A 補強部材の縦壁部
42B 補強部材の接合部
42C 補強部材の接合部

Claims (2)

  1. 車体前後方向に沿って形成された段差部によって区画された凸側平面部と凹側平面部とを有するフードアウタパネルと、
    該フードアウタパネルの裏面側に配設されたフードインナパネルと、
    前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとに接合され、前記凸側平面部の段差部近傍を裏面から支える補強部材と、
    を有し、
    前記補強部材は前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとに比べ剛性が高く、前記フードアウタパネル側から前記フードインナパネル側に作用する前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとを変形させる荷重に対して形状を保持したまま回転することを特徴とする車両用フード構造。
  2. 前記補強部材は車体上下方向に対して傾斜した縦壁部と、該縦壁部の上下方向両端部に互いに逆方向へ向って形成された接合部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
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