JP5751238B2 - フェンダ支持部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フェンダ支持部構造に関する。
フェンダパネルにおいては、車両上方側からの衝突体の衝突時に作用する衝撃を吸収するために、フェンダパネルの内側の端部がエネルギー吸収用のフェンダブラケットを介してエプロンアッパメンバに取り付けられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−136597公報
しかしながら、衝突体の衝突位置等のばらつきを考慮すると、安定した衝撃吸収を図る観点からは改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、安定した衝撃吸収を図ることができるフェンダ支持部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のフェンダ支持部構造は、車体前部の両サイドに車両前後方向に沿って配置され、支持面が車両上方側へ向けられた第一支持部と、前記第一支持部に対して間隔をあけて設けられて支持面が車両上方側へ向けられると共に前記第一支持部よりも車両上下方向の高さ位置が低く設定された第二支持部と、を備えた車体骨格部と、フェンダパネルの上部の内側端部を前記車体骨格部に支持させ、断面形状がハット形状に形成されると共に、前記フェンダパネルの上部の内側端部が固定されるフェンダ取付部と、前記第一支持部に固定される第一車体側取付部と、前記第二支持部に固定される第二車体側取付部と、前記フェンダ取付部と前記第一車体側取付部とを車両上下方向に繋ぐ第一支持脚部と、前記フェンダ取付部と前記第二車体側取付部とを車両上下方向に繋ぐと共に車両上下方向の長さが前記第一支持脚部よりも長く設定された第二支持脚部と、を備えたエネルギー吸収用のブラケットと、を有し、車両設置状態の前記ブラケットに対して前記第二支持脚部の下端部を回転中心としかつ前記第二支持脚部を回転半径として前記第一支持脚部の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に前記第二支持脚部が当接するまでの第二回転角度が、車両設置状態の前記ブラケットに対して前記第一支持脚部の下端部を回転中心としかつ前記第一支持脚部を回転半径として前記第二支持脚部の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に前記第一支持脚部が当接するまでの第一回転角度よりも大きくなるように設定されている
請求項1に記載する本発明のフェンダ支持部構造によれば、車体前部の両サイドに車両前後方向に沿って車体骨格部が配置されており、この車体骨格部は、支持面が車両上方側へ向けられた第一支持部及び第二支持部を備えている。車体骨格部には断面ハット形状のブラケットを介してフェンダパネルの上部の内側端部が支持されている。すなわち、フェンダパネルの上部の内側端部は、ブラケットのフェンダ取付部に固定されており、ブラケットは、車体骨格部の第一支持部に第一車体側取付部が固定されると共に車体骨格部の第二支持部に第二車体側取付部が固定されている。
ここで、ブラケットは、第二車体側取付部とフェンダ取付部とを繋ぐ第二支持脚部の車両上下方向の長さが、第一車体側取付部とフェンダ取付部とを繋ぐ第一支持脚部の車両上下方向の長さよりも長く設定されている。このため、衝突体が車両上方側からフェンダパネルの上部に衝突してブラケットが荷重を受けた場合には、第二支持脚部に作用するモーメントが第一支持脚部に作用するモーメントに比べて大きくなる。従って、第二支持脚部は第一支持脚部に比べて曲げ変形しやすい。また、第二支持脚部が第二車体側取付部を介して支持される第二支持部は、第一支持脚部が第一車体側取付部を介して支持される第一支持部に対して間隔をあけて設けられると共に第一支持部よりも車両上下方向の高さ位置が低く設定されている。これにより、ブラケットは、第二支持脚部の曲げ変形に応じて全体として第二支持部の側へ変形する。従って、本発明によれば、ブラケットを安定したモードで変形させることができる。
また、このフェンダ支持部構造によれば、ブラケットを第一支持部の側へ変形させるよりもブラケットを第二支持部の側へ変形させたほうが、ブラケット又はフェンダパネルが他部材に当接するまでのストロークを長くすることができる。よって、前述のように、ブラケットが全体として第二支持部の側へ変形しても、底付きを遅らせること又は所謂底付きをなくすことが可能となる。
請求項に記載する本発明のフェンダ支持部構造は、請求項1記載の構成において、前記第一支持脚部の上部には、前記第二支持脚部の側とは反対側に凸となるように屈曲されて水平方向に延びる第一稜線を備えた第一屈曲部が形成され、前記第二支持脚部の上部には、前記第一支持脚部の側とは反対側に凸となるように屈曲されて水平方向に延びる第二稜線を備えた第二屈曲部が形成されており、前記第一支持脚部における車両上下方向中間部で前記第一屈曲部よりも下方側の部位と、前記第二支持脚部における車両上下方向中間部で前記第二屈曲部よりも下方側の部位とが、連結部によって連結されている。
請求項に記載する本発明のフェンダ支持部構造によれば、第一支持脚部の上部には、第二支持脚部の側とは反対側に凸となるように屈曲されて水平方向に延びる第一稜線を備えた第一屈曲部が形成されている。これに対して、第二支持脚部の上部には、第一支持脚部の側とは反対側に凸となるように屈曲されて水平方向に延びる第二稜線を備えた第二屈曲部が形成されている。このため、ブラケットが車両上方側から荷重を受けた場合、ブラケットの上部は、第一稜線と第二稜線とを離反させるように変形しようとする。
一方、第一支持脚部における車両上下方向中間部で第一屈曲部よりも下方側の部位と、第二支持脚部における車両上下方向中間部で第二屈曲部よりも下方側の部位とは、連結部によって連結されている。このため、第一支持脚部及び第二支持脚部は、屈曲部が形成されていない下部では相対的に変形しにくく、第一屈曲部及び第二屈曲部が形成された上部では相対的に変形しやすい。そして、ブラケットが車両上方側から荷重を受けた場合に、ブラケットの上部が第一稜線と第二稜線とを離反させるように変形しようとすると、これに伴って連結部には連結方向に沿ったテンションがかかる。
このとき、ブラケットは、前述のように第二支持脚部の曲げ変形に応じて全体として第二支持部の側へ変形するので、連結部はその初期位置に対して第二支持脚部の側へ引っ張られる。これに応じて第一支持脚部は連結部によって第二支持脚部の側へ引っ張られ、第一支持脚部は全体として第二支持脚部の側へ傾倒するように変位する。また、第一支持脚部が全体として傾倒していくことで、連結部に作用する第一支持脚部による反力が小さくなるので、第二支持脚部が第一支持脚部の側とは反対の側へ傾倒しやすくなる。以上によりブラケットが安定的に変形していくことで衝撃エネルギーが安定的に吸収されていく。
請求項に記載する本発明のフェンダ支持部構造は、請求項記載の構成において、前記第一支持脚部の上部には、第一孔が貫通形成されると共に、前記第一孔を挟んだ両側に前記第一稜線が形成され、前記第二支持脚部の上部には、第二孔が貫通形成されると共に、前記第二孔を挟んだ両側に前記第二稜線が形成されており、前記連結部は、連結方向一方側の端部が前記第一孔の下側の孔縁部に繋げられる共に連結方向他方側の端部が前記第二孔の下側の孔縁部に繋げられている。
請求項に記載する本発明のフェンダ支持部構造によれば、第一支持脚部の上部には、第一孔が貫通形成されると共に、第一孔を挟んだ両側に第一稜線が形成されている。よって、第一支持脚部は、その上部が第一孔によって弱体化されつつ、第一稜線を起点とした曲げ変形も可能となっている。また、第二支持脚部の上部には、第二孔が貫通形成されると共に、第二孔を挟んだ両側に第二稜線が形成されている。よって、第二支持脚部は、その上部が第二孔によって弱体化されつつ、第二稜線を起点とした曲げ変形も可能となっている。
一方、連結部は、連結方向一方側の端部が第一孔の下側の孔縁部に繋げられる共に連結方向他方側の端部が第二孔の下側の孔縁部に繋げられている。これにより、第一支持脚部及び第二支持脚部では、連結部が繋げられた部位とその上方側との間で剛性が大きく変化するので、この剛性変化部を曲げ起点としてブラケットを安定的に曲げ変形させることが可能となる。すなわち、ブラケットが全体として第二支持部の側へ変形しながら第一稜線と第二稜線とを離反させるように変形しようとする場合、連結部から反力を受ける第二支持脚部は前記剛性変化部を曲げ起点として曲げ変形する。
請求項に記載する本発明のフェンダ支持部構造は、請求項又は請求項3に記載の構成において、前記第一屈曲部において前記第二支持脚部に対向する側の屈曲面がなす角度θ1と、前記第二屈曲部において前記第一支持脚部に対向する側の屈曲面がなす角度θ2との関係が、θ1<θ2となるように設定されている。
請求項に記載する本発明のフェンダ支持部構造によれば、第一屈曲部の角度θ1が第二屈曲部の角度θ2より小さく設定されている。このため、ブラケットが車両上方側から荷重を受けた場合の初期段階には、第一支持脚部の上部が第一屈曲部の第一稜線を起点として第二支持脚部の側に安定的に曲げ変形する。これにより、第一支持脚部は初期段階から第二支持脚部の側に傾倒しようとするので、ブラケットは全体として第二支持部の側へ一層安定的に変形する。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のフェンダ支持部構造によれば、安定した衝撃吸収を図ることができるという優れた効果を有する。
また、このフェンダ支持部構造によれば、限られたスペースを有効に利用してエネルギー吸収性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項に記載のフェンダ支持部構造によれば、ブラケットが車両上方側から荷重を受けた場合にブラケットの複数の部位を安定的に変形させることで衝撃をより安定的に吸収させることができるという優れた効果を有する。
請求項に記載のフェンダ支持部構造によれば、ブラケットが車両上方側から荷重を受けた場合にブラケットを一層安定した変形モードで曲げ変形させることで衝撃を一層安定的に吸収させることができるという優れた効果を有する。
請求項に記載のフェンダ支持部構造によれば、ブラケットが車両上方側から荷重を受けた場合に第一支持脚部を安定的に曲げ変形させることで衝撃をより一層安定的に吸収させることができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係るフェンダ支持部構造が適用された車体前部の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフェンダ支持部構造を車両幅方向内側から見た状態で示す側面図である。 図2のブラケット及びその周囲部を拡大して示す斜視図である。 図3のブラケット及びラジエータサポートアッパサイドの後端部を図3の4−4線に沿って切断した断面図である。 図4のブラケットが車両上方側から荷重を受けた場合の状態変化を示す断面図である。図4(A)はブラケットの上部が変形し始めた状態を示す。図4(B)はブラケット全体が倒れるように変形し始めた状態を示す。図4(C)はブラケットの上部が大きく潰れた状態を示す。図4(D)はブラケット全体が大きく潰れた状態を示す。 衝突体が見切り部に衝突した際の加速度と変位との関係を示すグラフである。
(実施形態の構成)
本発明における車両のフェンダ支持部構造の一実施形態を図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印FRは車両の前方向、矢印INは車両幅方向内側をそれぞれ示す。
図1には、フェンダ支持部構造20(図2参照)が適用された車体前部10の一部が斜視図にて示されている。図1に示されるように、車体前部10におけるエンジンルーム12の車両上方側には、エンジンルーム12を開閉可能に覆う金属製のフード14が配設されている。フード14は、フード14の外板を構成するフードアウタパネル14Aと、このフードアウタパネル14Aに対してフード下方側へ離間して配置されてフード14の内板を構成するフードインナパネル(図示省略)と、を含んで構成されている。フードアウタパネル14Aの外周部はフードインナパネル(図示省略)の外周部にヘミング加工によって結合されている。
フードアウタパネル14Aの側方、すなわち、車体前部10の側面にはフェンダパネル(「フロントフェンダパネル」ともいう。)22が配設されている。フードアウタパネル14Aとフェンダパネル22との境界となる見切り部16は、フード14の車両幅方向両端部において、略車両前後方向に沿って延びている。フェンダパネル22は、前輪18の上方側を覆って意匠面を構成する外側縦壁部22Aを備えている。外側縦壁部22Aの前端上部には、車両前方側から凹状にえぐられるように切り欠かれた切欠部22Xが形成されている。この切欠部22Xに隣接してヘッドランプ24が配置されている。
図2には、フェンダ支持部構造20が車両幅方向内側から見た状態の側面図にて示されている。なお、図2では、フェンダ支持部構造20に隣接するヘッドランプ24(図1参照)及びその関連部品等の図示は省略している。図2に示されるように、フェンダパネル22の上部は、外側縦壁部22Aの上端部から垂下された内側縦壁部22Bと、この内側縦壁部22Bの下端部からエンジンルーム12側へ略水平に延出された内側端部としての水平フランジ部22Cと、を備えている。水平フランジ部22Cは、図2では板厚部分のみが見えている。内側縦壁部22Bの車両幅方向内側には、弾性材料(ゴム)によって構成された図示しないシール材が配設されており、フード14(図1参照)の外周部における幅方向両端部に弾性変形した状態で圧接されるようになっている。
フェンダパネル22の水平フランジ部22Cの車両下方側には、エプロンアッパメンバ26及びラジエータサポートアッパサイド28の後端部28Aが配設されている。エプロンアッパメンバ26は、車体骨格部30の一部を構成し、車体前部10の両サイドに車両前後方向に沿って配置されると共に、車両前後方向に延びる閉断面部(図示省略)を構成している。エプロンアッパメンバ26の前端部には、ラジエータサポートアッパサイド28の後端部28Aが結合されている。
ラジエータサポートアッパサイド28は、車体骨格部30の一部を構成し、車両下方側が開放された開断面形状に形成されており、後端部28Aがエプロンアッパメンバ26の前端部の上に重ね合わせられている。ラジエータサポートアッパサイド28は、その後端部28A(水平フランジ部22Cの車両下方側に配置される部位)が車両前後方向に沿って配置されると共にその後端部28Aの前方側の部位が車両前方側へ向けて車両幅方向内側に斜めに延びている。また、ラジエータサポートアッパサイド28は、車両前後方向中間部が車両上方側に若干隆起している。ラジエータサポートアッパサイド28の前端部は、ラジエータサポートアッパ(図示省略)の車両幅方向の両端部に結合されている。なお、前記ラジエータサポートアッパは、車体前端側の上部において車両幅方向を長手方向として配置され、ラジエータ(図示省略)の上部を支持している。
車体骨格部30には、フェンダパネル22の水平フランジ部22Cがエネルギー吸収用のブラケット40を介して支持されている。なお、フェンダパネル22の水平フランジ部22Cを支持するためのブラケットは、車両前後方向に所定の間隔で複数個配置されているが、図2では、そのうちの一個(ブラケット40)のみを示している。
図3には、ブラケット40及びその周囲部が拡大された状態の斜視図にて示されている。また、図4には、図3のブラケット40及びラジエータサポートアッパサイド28の後端部28Aを図3の4−4線に沿って切断した断面図が示されている。なお、図3では、フェンダ支持部構造20に隣接するヘッドランプ24(図1参照)及びその関連部品等の図示は省略している。図3に示されるように、ラジエータサポートアッパサイド28の後端部28Aには、ブラケット40の支持用として第一支持部32及び第二支持部34が設けられている。
第一支持部32は、ラジエータサポートアッパサイド28の後端部28Aでエプロンアッパメンバ26との重合部よりも若干前側に設けられている。第一支持部32の周囲部は、車両前方へ向けて車両上方側に若干傾斜した傾斜壁部28Sとされ、この傾斜壁部28Sの一部を車両上方側に隆起させた隆起部28Rの頂部が第一支持部32とされている。隆起部28Rは、傾斜壁部28Sからの突出量が車両前方側に向かうにつれて少なくなるように設定されており、第一支持部32の支持面は、車両上方側(厳密には車両上方僅かに斜め前方)へ向けられている(図4参照)。
一方、第二支持部34は、ラジエータサポートアッパサイド28の後端部28Aでエプロンアッパメンバ26との重合部、換言すれば、第一支持部32に対して車両後方側に間隔をあけて設けられている。この第二支持部34は、第二支持部34の車両前方側の部位に対して車両下方側へ一段下がると共に、第二支持部34の車両後方側の部位に対して車両上方側へ一段上がっている。第二支持部34の支持面は、車両上方側(厳密には車両上方僅かに斜め前方)へ向けられている(図4参照)。このように、第二支持部34は、第一支持部32と同一平面には設定されずかつ車両上下方向にオフセットされており、第一支持部32よりも車両上下方向の高さ位置が低く設定されている。
第一支持部32及び第二支持部34に支持されるブラケット40は、フェンダパネル22の水平フランジ部22Cを車体骨格部30に支持させる。ブラケット40は、所定幅の板金(例えば、アルミニウム合金板又は鋼板等)をプレス成形した衝撃吸収構造部材であり、断面形状がハット形状に形成されている。なお、ブラケット40は、「フェンダブラケット」、「衝撃吸収ブラケット」、「エネルギー吸収ブラケット」等と言われることもある。
ブラケット40の上端部には、平板状の頂壁部であるフェンダ取付部42が形成されている。このフェンダ取付部42には、フェンダパネル22の水平フランジ部22Cが固定されている。より具体的には、フェンダ取付部42には、ボルト挿通孔42Aが貫通形成されており、さらにその裏面側にはウエルドナット38が予め溶着されている。このウエルドナット38にはボルト36が螺合されており、このボルト36は、ブラケット40におけるフェンダ取付部42の上面にフェンダパネル22の水平フランジ部22Cが載置された状態で、水平フランジ部22Cの上方側から挿入されている。なお、ボルト締結には必ずしもウエルドナット38を使用する必要はなく、通常のナットが用いられてもよい。
これに対して、ブラケット40の下端部には、いずれも平板状とされた第一車体側取付部44及び第二車体側取付部46が前後一対で形成されている。第一車体側取付部44は、車体骨格部30(ラジエータサポートアッパサイド28)の第一支持部32に面接触状態で載置され、スポット溶接によって第一支持部32に固定されている(スポット溶接部の打点を「×」印で示す)。また、第二車体側取付部46は、車体骨格部30(ラジエータサポートアッパサイド28)の第二支持部34に面接触状態で載置され、スポット溶接によって第二支持部34に固定されている(スポット溶接部の打点を「×」印で示す)。
また、フェンダ取付部42の前端と第一車体側取付部44の後端とは、第一支持脚部48によって車両上下方向に繋がれている。これに対して、フェンダ取付部42の後端と第二車体側取付部46の前端とは、第二支持脚部50によって車両上下方向に繋がれている。第二支持脚部50は、車両上下方向の長さが第一支持脚部48の車両上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第二支持脚部50に対して第一支持脚部48の側とは反対側に広がる第二空間S2は第一支持脚部48に対して第二支持脚部50の側とは反対側に広がる第一空間S1よりも広く設定されている。換言すれば、そのように設定される位置にブラケット40が配置されている。なお、第一空間S1が第二空間S2よりも狭いのは、第一支持部32の車両前方側ではラジエータサポートアッパサイド28が車両前方斜め上方に傾斜していること及び第一支持部32の上斜め前方側にヘッドランプ24(図1参照)等が配置されていることによる。
そして、本実施形態では、車両設置状態のブラケット40に対して第二支持脚部50の下端部(第二車体側取付部46との接続部)を回転中心としかつ第二支持脚部50を回転半径として第一支持脚部48の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に第二支持脚部50が当接するまでの第二回転角度(図示省略)が、車両設置状態のブラケット40に対して第一支持脚部48の下端部(第一車体側取付部44との接続部)を回転中心としかつ第一支持脚部48を回転半径として第二支持脚部50の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に第一支持脚部48が当接するまでの第一回転角度(図示省略)よりも大きくなるように設定されている。
ブラケット40の下部側には、その前側及び後側の各幅方向中央部に略矩形状の補強ビード52、54が形成されている。前側の補強ビード52は、第一支持脚部48と第一車体側取付部44とに跨って一体に形成されると共に第一支持脚部48の下端から第一車体側取付部44の延出方向に沿う方向に延出している。後側の補強ビード54は、第二支持脚部50と第二車体側取付部46とに跨って一体に形成されると共に第二支持脚部50の下端から第二車体側取付部46の延出方向に沿う方向に延出している。
第一支持脚部48の上部には、第二支持脚部50の側とは反対側に凸となるように屈曲されて車両幅方向(水平方向)に延びる第一稜線56Aを備えた第一屈曲部56が形成されると共に、第一孔58が貫通形成されている。第一稜線56Aは、第一孔58を挟んだ両側に形成されている。また、第一孔58は、縦長の略矩形状とされている。
また、第二支持脚部50の上部には、第一支持脚部48の側とは反対側に凸となるように屈曲されて車両幅方向(水平方向)に延びる第二稜線60Aを備えた第二屈曲部60が形成されている。この第二屈曲部60は、第一屈曲部56の対向位置に設定されている。すなわち、フェンダパネル22の水平フランジ部22Cから第二屈曲部60の第二稜線60Aまでの距離は、フェンダパネル22の水平フランジ部22Cから第一屈曲部56の第一稜線56Aまでの距離と同等に設定されている。一方、第二支持脚部50を基準とした第二稜線60Aの高さ寸法は、第一支持脚部48を基準とした第一稜線56Aの高さ寸法よりも大きく設定されている。
第二支持脚部50の上部には、略矩形状の第二孔62が貫通形成されている。この第二孔62は、縦長の略矩形状とされ、第一孔58の対向位置に設定されている。また、第二稜線60Aは、第二孔62を挟んだ両側に形成されている。
また、図4に示されるように、第一屈曲部56において第二支持脚部50に対向する側の屈曲面がなす角度θ1と、第二屈曲部60において第一支持脚部48に対向する側の屈曲面がなす角度θ2との関係は、θ1<θ2となるように設定されている。
第一支持脚部48における車両上下方向中間部で第一屈曲部56よりも下方側の部位と、第二支持脚部50における車両上下方向中間部で第二屈曲部60よりも下方側の部位とは、連結部としての連結部材64(連結板)によって連結されている。連結部材64は、板金(例えば、アルミニウム合金板又は鋼板等)をプレス成形した屈曲板材とされ、第一支持脚部48と第二支持脚部50とを連結させる連結方向に延びる架け渡し部64Aを備えている。架け渡し部64Aは、フェンダ取付部42に対して平行に配置されている。図3に示されるように、架け渡し部64Aは、所要の剛性を確保するために、幅方向(前記連結方向に直交する方向)の中央部に前記連結方向に延びるビード64Xが形成されている。このビード64Xは下向きに凸とされている。これにより、架け渡し部64Aは、前記連結方向に見た形状が上向きに開口した逆ハット形状とされている。
また、架け渡し部64Aにおける前記連結方向の両端部でビード64Xの両サイドからはブラケット40の下方側へ略直角に屈曲されたフランジ部64B、64C(図4参照)が延出されている。図4に示されるように、これらのフランジ部64B、64Cは、互いに対向配置されている。そして、連結部材64は、連結方向一方側の端部であるフランジ部64Bが第一孔58の下側の孔縁部に溶接で繋げられる共に、連結方向他方側の端部であるフランジ部64Cが第二孔62の下側の孔縁部に溶接で繋げられている。
なお、図3に示されるように、架け渡し部64Aの幅方向内側からはブラケット40の下方側へ略直角に屈曲された舌片部64Dが延出されており、舌片部64Dには取付時の位置決め用とされる孔部64Hが貫通形成されている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に示されるように、ブラケット40は、第二支持脚部50の車両上下方向の長さが第一支持脚部48の車両上下方向の長さよりも長く設定されている。このため、衝突体70が車両上方側からフェンダパネル22の上部に衝突してブラケット40が荷重を受けた場合には、第二支持脚部50に作用するモーメントが第一支持脚部48に作用するモーメントに比べて大きくなる。従って、第二支持脚部50は第一支持脚部48に比べて曲げ変形しやすい。また、第二支持脚部50が第二車体側取付部46を介して支持される第二支持部34は、第一支持脚部48が第一車体側取付部44を介して支持される第一支持部32よりも車両上下方向の高さ位置が低く設定されている。これにより、ブラケット40は、第二支持脚部50の曲げ変形に応じて全体として第二支持部34の側へ塑性変形する。従って、本実施形態によれば、ブラケット40を安定したモードで塑性変形させることができる。
また、本実施形態では、車両設置状態のブラケット40に対して第二支持脚部50の下端部を回転中心としかつ第二支持脚部50を回転半径として第一支持脚部48の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に第二支持脚部50が当接するまでの第二回転角度(図示省略)が、車両設置状態のブラケット40に対して第一支持脚部48の下端部を回転中心としかつ第一支持脚部48を回転半径として第二支持脚部50の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に第一支持脚部48が当接するまでの第一回転角度(図示省略)よりも大きくなるように設定されている。このため、ブラケット40を第一支持部32の側へ変形させるよりもブラケット40を第二支持部34の側へ変形させたほうが、ブラケット40又はフェンダパネル22の水平フランジ部22Cが他部材に当接するまでのストロークを長くすることができる。よって、前述のように、ブラケット40が全体として第二支持部34の側へ変形しても、底付きを遅らせること又は所謂底付きをなくすことが可能となる。換言すれば、本実施形態では、限られたスペースを有効に利用してエネルギー吸収性能を向上させることができる。
ここで、図5を適宜参照しながら、ブラケット40が車両上方側から荷重Fを受けた場合のブラケット40の変形について詳細に説明する。図3に示されるように、ブラケット40には、第一支持脚部48の上部に第一屈曲部56が形成されると共に第二支持脚部50の上部に第二屈曲部60が形成され、これらの第一屈曲部56と第二支持脚部50とは互いに離反する側に凸となるように屈曲されている。このため、図5(A)に示されるように、ブラケット40が車両上方側から荷重Fを受けた場合、ブラケット40の上部は、第一稜線56Aと第二稜線60Aとを離反させるように(パンタグラフのように)変形しようとする。なお、図5(A)では荷重Fを受ける前のブラケット40の上部の位置を二点鎖線で示している。
一方、第一支持脚部48における車両上下方向中間部で第一屈曲部56よりも下方側の部位と、第二支持脚部50における車両上下方向中間部で第二屈曲部60よりも下方側の部位とは、連結部材64によって連結されている。このため、第一支持脚部48及び第二支持脚部50は、屈曲部が形成されていない下部では相対的に変形しにくく、第一屈曲部56及び第二屈曲部60が形成された上部では相対的に変形しやすい。そして、ブラケット40が車両上方側から荷重Fを受けた場合に、ブラケット40の上部が第一稜線56Aと第二稜線60Aとを離反させるように変形しようとすると、これに伴って連結部材64には連結方向に沿ったテンションがかかる。
このとき、ブラケット40は、前述のように第二支持脚部50の曲げ変形に応じて全体として第二支持部34の側へ変形するので、連結部材64はその初期位置に対して第二支持脚部50の側(矢印f方向)へ引っ張られる。これに応じて、図5(B)に示されるように、第一支持脚部48は連結部材64によって第二支持脚部50の側へ引っ張られ、第一支持脚部48は全体として第二支持脚部50の側へ傾倒するように変位する。また、第一支持脚部48が全体として傾倒していくことで、連結部材64に作用する第一支持脚部48による反力が小さくなるので、第二支持脚部50が第一支持脚部48の側とは反対の側へ傾倒しやすくなる。
また、本実施形態では、図4に示されるように、第一屈曲部56の角度θ1は第二屈曲部60の角度θ2より小さく設定されている。このため、図5(A)に示されるように、ブラケット40が車両上方側から荷重Fを受けた場合の初期段階には、第一支持脚部48の上部が第一屈曲部56の第一稜線56Aを起点として第二支持脚部50の側に安定的に曲げ変形する。これにより、第一支持脚部48は初期段階から第二支持脚部50の側に傾倒しようとするので、ブラケット40は全体として第二支持部34の側へ一層安定的に変形する。
また、本実施形態では、連結部材64は、連結方向一方側のフランジ部64Bが第一孔58の下側の孔縁部に繋げられる共に連結方向他方側のフランジ部64Cが第二孔62の下側の孔縁部に繋げられている。これにより、第一支持脚部48及び第二支持脚部50では、連結部材64が繋げられた部位とその上方側との間で剛性が大きく変化するので、この剛性変化部X1、X2を曲げ起点としてブラケット40を安定的に曲げ変形させることが可能となる。すなわち、ブラケット40が全体として第二支持部34の側へ変形しながら第一稜線56Aと第二稜線60Aとを離反させるように変形した場合、連結部材64から反力を受ける第二支持脚部50は剛性変化部X2を曲げ起点として曲げ変形する(図5(B)参照)。
そして、このような曲げ変形が進行していくと、図5(C)に示されるように、ブラケット40の上部が大きく潰れ変形する。ブラケット40の上部が概ね潰れ切ると、連結部材64の架け渡し部64Aと第一支持脚部48の下部とがほぼ一直線になり、その後、図5(D)に示されるように、第二支持脚部50の下部が座屈してブラケット40の変形が終了する。
このように、ブラケット40は安定した変形モードで変形することになり、図2に示されるフェンダパネル22の上端前部は車両後下方側へ向けて変形する。すなわち、衝突体70の衝突位置や衝突速度にばらつきがあっても、ブラケット40は所定の変形モードで変形する(ロバスト性の向上)。また、ブラケット40が所定の変形モードで安定的に変形していくことで衝撃エネルギーが安定的に吸収されていく。
ここで、図6を用いて上記の作用を補足説明する。図6には、衝突体(インパクタ)が車両上方側からフェンダパネルの上部に衝突した場合の加速度と変位量との関係を示すG−S線図(歩行者保護試験結果)が示されている。この図6に示される実線は本実施形態に係るフェンダ支持部構造が適用された場合のG−S特性を表しており、二点鎖線は対比構造に係るフェンダ支持部構造が適用された場合のG−S特性を表している。対比構造では、前後一対の支持脚部における車両上下方向の長さが同じ長さに設定されると共に前後一対の支持脚部における車体骨格部側への固定部も同じ高さ位置に設定され、さらに図2の連結部材64に相当する部材が設けられていない。図6のグラフから解るように、本実施形態に係るフェンダ支持部構造が適用された場合は、衝突中盤以降における加速度の低下が抑えられており、衝突中盤以降においても良好なエネルギー吸収(EA)がなされている。
以上説明したように、本実施形態に係るフェンダ支持部構造20によれば、安定した衝撃吸収を図ることができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態の変形例として、ブラケットの周囲部の構成に応じて第二支持部は、第一支持部に対して車両前方側に間隔をあけて設けられてもよいし車両幅方向内側に間隔をあけて設けられてもよいし車両幅方向外側に間隔をあけて設けられてもよい。
一例として、ブラケットがエプロンアッパメンバの後部上面に配置される場合でその後方側にフードヒンジ等の部材が隣接配置されるような場合に、相対的に高さ位置の低い第二支持部が第一支持部に対して車両前方側に間隔をあけて設けられてもよい。この場合のブラケットは例えば図2のブラケット40を前後反転して適用してもよい。また、他の例として、ブラケットの配置位置の車両幅方向外側及び車両前後方向の両側よりもブラケットの配置位置の車両幅方向内側に広い空間がある場合に、相対的に高さ位置の低い第二支持部が第一支持部に対して車両幅方向内側に間隔をあけて設けられてもよい。この場合のブラケットは、例えば図2のブラケット40を車両上下方向の軸線回りに平面視で右90度回転させて適用してもよい。さらに、他の例として、ブラケットの配置位置の車両幅方向内側及び車両前後方向の両側よりもブラケットの配置位置の車両幅方向外側に広い空間がある場合に、相対的に高さ位置の低い第二支持部が第一支持部に対して車両幅方向外側に間隔をあけて設けられてもよい。この場合のブラケットは、例えばブラケット40を車両上下方向の軸線回りに平面視で左90度回転させて適用してもよい。
また、本発明の実施形態ではない参考例として、ブラケットの周囲部の構成によっては、車両設置状態のブラケットに対して第二支持脚部の下端部を回転中心としかつ第二支持脚部を回転半径として第一支持脚部の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に前記第二支持脚部が当接するまでの第二回転角度が、車両設置状態のブラケットに対して第一支持脚部の下端部を回転中心としかつ第一支持脚部を回転半径として第二支持脚部の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に第一支持脚部が当接するまでの第一回転角度以下になる設定とすることも可能である。
また、上記実施形態の変形例として、第一支持脚部の上部に第一屈曲部が形成されない構成も採り得るし、第二支持脚部の上部に第二屈曲部が形成されない構成も採り得るし、連結部が設けられない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、連結部は、ブラケット40に溶接された連結部材64で構成されているが、連結部は、ブラケットと一体に形成されたものであってもよい。
また、上記実施形態の変形例として、第一支持脚部の上部に第一孔が貫通形成されない構成も採り得るし、第二支持脚部の上部に第二孔が貫通形成されない構成も採り得る。
また、上記実施形態の変形例として、連結部は、連結方向一方側の端部が第一孔の下側の孔縁部以外に繋げられてもよい。また、連結部は、連結方向他方側の端部が第二孔の下側の孔縁部以外に繋げられてもよい。
さらに、上記実施形態の変形例として、第一屈曲部において第二支持脚部に対向する側の屈曲面がなす角度θ1と、第二屈曲部において第一支持脚部に対向する側の屈曲面がなす角度θ2との関係が、θ1≧θ2となるような設定も可能である。
さらにまた、上記実施形態の変形例として、例えば、図3に示される補強ビード52は第一車体側取付部44の前端まで延びてもよいし、補強ビード54は、第二車体側取付部46の後端まで延びてもよい。
なお、請求項1記載の「支持面が車両上方側へ向けられた」の概念には、支持面が車両上下方向の直上側へ向けられた場合が含まれる他、上記実施形態のように、支持面が車両斜め上方へ向けられた場合も含まれる。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車体前部
20 フェンダ支持部構造
22 フェンダパネル
22C 水平フランジ部(内側端部)
30 車体骨格部
32 第一支持部
34 第二支持部
40 ブラケット
42 フェンダ取付部
44 第一車体側取付部
46 第二車体側取付部
48 第一支持脚部
50 第二支持脚部
56 第一屈曲部
56A 第一稜線
58 第一孔
60 第二屈曲部
60A 第二稜線
62 第二孔
64 連結部材(連結部)
64B フランジ部(連結方向一方側の端部)
64C フランジ部(連結方向他方側の端部)

Claims (4)

  1. 車体前部の両サイドに車両前後方向に沿って配置され、支持面が車両上方側へ向けられた第一支持部と、前記第一支持部に対して間隔をあけて設けられて支持面が車両上方側へ向けられると共に前記第一支持部よりも車両上下方向の高さ位置が低く設定された第二支持部と、を備えた車体骨格部と、
    フェンダパネルの上部の内側端部を前記車体骨格部に支持させ、断面形状がハット形状に形成されると共に、前記フェンダパネルの上部の内側端部が固定されるフェンダ取付部と、前記第一支持部に固定される第一車体側取付部と、前記第二支持部に固定される第二車体側取付部と、前記フェンダ取付部と前記第一車体側取付部とを車両上下方向に繋ぐ第一支持脚部と、前記フェンダ取付部と前記第二車体側取付部とを車両上下方向に繋ぐと共に車両上下方向の長さが前記第一支持脚部よりも長く設定された第二支持脚部と、を備えたエネルギー吸収用のブラケットと、
    を有し、
    車両設置状態の前記ブラケットに対して前記第二支持脚部の下端部を回転中心としかつ前記第二支持脚部を回転半径として前記第一支持脚部の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に前記第二支持脚部が当接するまでの第二回転角度が、車両設置状態の前記ブラケットに対して前記第一支持脚部の下端部を回転中心としかつ前記第一支持脚部を回転半径として前記第二支持脚部の側とは反対側に回転させた場合の回転開始から他部材に前記第一支持脚部が当接するまでの第一回転角度よりも大きくなるように設定されている、フェンダ支持部構造。
  2. 前記第一支持脚部の上部には、前記第二支持脚部の側とは反対側に凸となるように屈曲されて水平方向に延びる第一稜線を備えた第一屈曲部が形成され、
    前記第二支持脚部の上部には、前記第一支持脚部の側とは反対側に凸となるように屈曲されて水平方向に延びる第二稜線を備えた第二屈曲部が形成されており、
    前記第一支持脚部における車両上下方向中間部で前記第一屈曲部よりも下方側の部位と、前記第二支持脚部における車両上下方向中間部で前記第二屈曲部よりも下方側の部位とが、連結部によって連結されている、請求項1記載のフェンダ支持部構造。
  3. 前記第一支持脚部の上部には、第一孔が貫通形成されると共に、前記第一孔を挟んだ両側に前記第一稜線が形成され、
    前記第二支持脚部の上部には、第二孔が貫通形成されると共に、前記第二孔を挟んだ両側に前記第二稜線が形成されており、
    前記連結部は、連結方向一方側の端部が前記第一孔の下側の孔縁部に繋げられる共に連結方向他方側の端部が前記第二孔の下側の孔縁部に繋げられている、請求項記載のフェンダ支持部構造。
  4. 前記第一屈曲部において前記第二支持脚部に対向する側の屈曲面がなす角度θ1と、前記第二屈曲部において前記第一支持脚部に対向する側の屈曲面がなす角度θ2との関係が、θ1<θ2となるように設定されている、請求項又は請求項3に記載のフェンダ支持部構造。
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