JP4455532B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、左右のアッパメンバーにフェンダー取付ブラケットをそれぞれ設け、左右のフェンダー取付ブラケットで左右のフロントフェンダーを支える車体前部構造に関する。
車両のなかには、車体前部構造として、エンジンルームの前側上部にラジエータサポート(以下、バルクヘッドのアッパーフレームと称す)を設け、アッパーフレームを車体の外側部近傍まで到達するように車体幅方向に延長し、アッパーフレームの左右側端部にストッパ部材を設け、このストッパ部材でエンジンフードを閉じたときの衝撃を吸収するとともに、エンジンフードを閉じた状態に支える構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−285717公報
ここで、車体前部構造は、アッパーフレームが車体の外側部近傍まで到達するように車体幅方向に延長されている。このため、アッパーフレームの近傍にヘッドライトが配置されることになる。
このため、ヘッドライトの形状がアッパーフレームで限定されるとともに、ヘッドライトの近傍に設ける部材の形状などもアッパーフレームで限定されてしまい、ヘッドライトやその周辺のデザインの自由度を高めることは難しいと考えられていた。
一方、車両のなかには、車体前部構造として、左右のアッパーフレームにそれぞれフェンダー取付ブラケットを設け、設けられたフェンダー取付ブラケットで左右のフロントフェンダーをそれぞれ支え、左右のフロントフェンダーに衝撃が作用した場合にフェンダー取付ブラケットを変形させて衝撃を吸収する構造が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3704078号明細書
この車体前部構造のフェンダー取付ブラケットを利用してエンジンフードを支えるように構成すれば、特許文献1のように、アッパーフレームを車体の外側部近傍まで延長させる必要はない。
よって、ヘッドライトの形状や、ヘッドライトの近傍に設ける部材の形状などがアッパーフレームで限定されることがなく、デザインの自由度を高めることは可能である。
しかし、引用文献2のフェンダー取付ブラケットはフロントフェンダーに作用した衝撃を吸収するために、衝撃で変形するように形成されている。
このため、エンジンフードを閉じたときの衝撃がフェンダー取付ブラケットに作用すると、その衝撃でフェンダー取付ブラケットが変形してしまう虞がある。
この対策として、フェンダー取付ブラケットをエンジンフードを閉じたときの衝撃で変形しないように構成することが考えられる。
しかし、フェンダー取付ブラケットを衝撃で変形しないようにすると、フロントフェンダーに作用した衝撃をフェンダー取付ブラケットで吸収し難くなり、フェンダー取付ブラケットでエンジンフードを支えることは難しいと考えられていた。
本発明は、ヘッドライトやその周辺のデザインの自由度を高めることができ、さらに、フロントフェンダーやフードに作用した衝撃を良好に吸収することができる車体前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体前後方向に延びる左右のアッパメンバーが設けられ、左右のアッパメンバーにフェンダー取付ブラケットがそれぞれ設けられ、左右のフェンダー取付ブラケットで左右のフロントフェンダーを支える車体前部構造において、前記フェンダー取付ブラケットは、前記アッパーメンバーから立ち上げられた板状であり、車体幅方向を向いて配置されたフード脚部と、このフード脚部に連続し、フード脚部と一体であり、フード脚部に対し略直交させるように車体前後方向を向いて配置され、前記アッパメンバーから立ち上げられた板状のフェンダー脚部とからなり、アッパメンバー上に立ち上げられるように設けられて横断平面が略L字状であり、車幅方向を向いて配置された前記フード脚部の上部には、エンジンフードを載せるフード載せ部が片持ち状に設けられたフード支え部を備え、前記車体前後方向に配置されたフェンダー脚部の上部には、前記フロントフェンダーを載せるフェンダー載せ部が片持ち状に設けられたフェンダー支え部を備え、前記フード載せ部は、前記フェンダー載せ部の下方に位置し、前記フェンダー脚部の取付部位に重ねて取り付けられる接合部位を備えたことを特徴とする車体前部構造。
請求項1に係る発明では、フェンダー取付ブラケットにフード支え部を備えた。このフード支え部は、アッパーメンバーからフード脚部が立ち上げられ、フード脚部の上部にフード載せ部が片持ち状に設けられている。そして、フード載せ部にエンジンフードが載せられる。
よって、フード支え部でエンジンフードを支えることが可能になり、通常の車両のようにバルクヘッドのアッパーフレームを車幅方向に略水平に延ばし、延ばした部位でエンジンフードを支える必要がない。
すなわち、エンジンフードを支えるためにアッパーフレームを左右のアッパーメンバーまで略水平に延長する必要がない。
これにより、ヘッドライトの形状や、その周辺の部材の形状などがアッパーフレームから略水平に延びる部材で限定されることがなく、ヘッドライトやその周辺のデザインの自由度を高めることができるという利点がある。
さらに、フェンダー取付ブラケットにフェンダー支え部を備えた。このフェンダー支え部は、アッパーメンバーからフェンダー脚部が立ち上げられ、フェンダー脚部の上部にフェンダー載せ部が片持ち状に設けられている。そして、フェンダー載せ部にフロントフェンダーが載せられる。
ここで、フード脚部およびフェンダー脚部は略直交しており、脚部相互が連続して一体であり、横断平面略L字状なので、強度・剛性を確保できる。
これにより、フード脚部やフェンダー脚部でエンジンフードやフェンダーをそれぞれ良好に支えることができ、エンジンフードやフェンダーの剛性感が得られる。
また、横断平面略L字状に配設され、一体で連続したフード脚部、フェンダー脚部にフード載せ部およびフェンダー載せ部は、それぞれ片持ち状に設けられている。これにより、エンジンフードやフロントフェンダーに衝撃が作用した際に、フード載せ部やフェンダー載せ部を良好に変形させて衝撃を吸収することができる。
また本発明では、フード載せ部がフェンダー載せ部の下方に位置し、フード載せ部の接合部位がフェンダー脚部の取付部位に重ねて取り付けられている。
フード載せ部の接合部位がフェンダー脚部の取付部位に重ねて取り付けられることで、フェンダー脚部を接合部位で補強することができる。
よって、フェンダー脚部のうち、取付部位の上方の部位と、接合部位で補強された取付部位との境界部位において、取付部位の上方の部位を良好に変形させることが可能になる。
これにより、フロントフェンダーに作用した衝撃をさらに良好に吸収することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従い、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
図1は本発明に係る車体前部構造(第1実施の形態)を示す斜視図、図2は第1実施の形態に係る車体前部構造でエンジンフードおよびフロントフェンダーを支えた状態を示す斜視図である。
車体前部構造10は、車体前部の左右側に前後方向に延びる左右のフロントサイドフレーム11,12を備え、左右のフロントサイドフレーム11,12のそれぞれの上側後方に左右のフロントピラー13,14を備え、左フロントピラー13の下端部から前方に向けて左アッパーメンバー16を延ばし、左アッパーメンバー16の下端部16aを左フロントサイドフレーム11の外側に配置し、左フロントサイドフレーム11に左連結部材18を介して下端部16aを連結し、右フロントピラー14の下端部から前方に向けて右アッパーメンバー17を延ばし、右アッパーメンバー17の下端部17aを右フロントサイドフレーム12の外側に配置し、右フロントサイドフレーム12に右連結部19を介して下端部17aを連結したものである。
この車体前部構造10は、左フロントサイドフレーム11と左アッパーメンバー16との間に、左前輪(図示せず)を覆う左ホイールハウス21を備え、右フロントサイドフレーム12と右アッパーメンバー17との間に、右前輪(図示せず)を覆う右ホイールハウス22を備え、左右のフロントサイドフレーム11,12のそれぞれの前端部にフロントバルクヘッド23を備える。
加えて、車体前部構造10は、左アッパメンバー16に左フェンダー取付ブラケット25を備え、右アッパメンバー17に右フェンダー取付ブラケット26を備える。
左フェンダー取付ブラケット25で左フロントフェンダー27を支え、右フェンダー取付ブラケット26で右フロントフェンダー(図示せず)を支える。
加えて、左右のフェンダー取付ブラケット25,26でエンジンフード29を支える。
なお、左右のフェンダー取付ブラケット25,26は左右対称の部材である。よって、左右のフェンダー取付ブラケット25,26の構成部材について同じ符号を付し、左フェンダー取付ブラケット25についてのみ説明して、右フェンダー取付ブラケット26の説明を省略する。
さらに、前記右フロントフェンダーは、左フロントフェンダー27と左右対称の部材である。よって、左フロントフェンダー27について説明して右フロントフェンダーの説明を省略する。
図3は第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットを示す斜視図、図4は第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットを示す分解斜視図である。
左フェンダー取付ブラケット25は、エンジンフード29を支えるフード支え部31を備えるとともに、左フロントフェンダー27を支えるフェンダー支え部32を備える。
フード支え部31は、左アッパーメンバー16から立ち上げられた板状のフード脚部34が車体幅方向を向いて配置され、このフード脚部34の上部34aに、エンジンフード29を載せるフード載せ部35が略水平に延びて片持ち状に設けられたものである。
フード支え部31は、エンジンフード29を閉じた状態に支えるとともにエンジンフード29を閉じる際の衝撃で変形することを防ぐように構成されている。
フード脚部34は、左アッパーメンバー16から略鉛直に立ち上げられ、車体幅方向を向いて配置された板状の前壁37を備え、前壁37の下端部に前下取付片41を備え、前壁37の上部に前上取付片43を備える。
前下取付片41は、前壁37の下端部から左アッパーメンバー16の上面16bに沿って前向きに折り曲げられている。
前上取付片43は、前壁37の上部から車体前方に向けて略平行に折り曲げられている。
前壁37の外辺から車体後方で、かつ車体外方に向けて傾斜壁38が斜めに配置され、傾斜壁38の後辺から車体後方に向けて側壁39が配置されている。
側壁39の下端部には、横下取付片42が左アッパーメンバー16の上面16bに沿って横向きに折り曲げられている。
なお、側壁39は、後述するフェンダー脚部61の主要部位を構成する。
前下取付片41および横下取付片42が左アッパーメンバー16の上面16bに、一例としてスポット溶接で接合されている。
これにより、フード脚部34の前壁37が、傾斜壁38および側壁39とともに左アッパーメンバー16から立ち上げた状態で取り付けられる。
前壁37、傾斜壁38および側壁39で断面略L字状の壁部40が形成される。
壁部40を前壁37、傾斜壁38および側壁39で断面略L字状に形成することで、フード脚部34に上方から荷重が作用した際に、フード脚部34の強度・剛性を確保することが可能である。
また、側壁39の後部には隆起部位39bが車体外方に向けて隆起されている。
フード脚部34の上部34aに設けられた前上取付片43と、側壁39の取付部位39aにフード載せ部35が、一例としてスポット溶接で取り付けられている。
取付部位39aは、側壁39の上部(すなわち、フェンダー脚部61の上部)61aからH寸法だけ下方の部位である。
フード載せ部35は、前上取付片43および側壁39の取付部位39aに取り付けられる支えブラケット45と、支えブラケット45に取り付けられた載せ部材46とを備える。
支えブラケット45は、載せ部材46を支える水平部位48と、フード脚部34や側壁39に接合する接合部位49とを備える。
水平部位48は、後水平部位51を車体前後方向に向けて配置し、後水平部位51の前端から車体中心側に向けて前水平部位52を延ばすことで、後水平部位51および前水平部位52で略く字状に形成された部位である。
後水平部位51には、車体前後方向に所定間隔D1をおいて前後の開口部53,54が形成されている。
前水平部位52には、載せ部材46を取り付ける取付孔55が形成されている。
接合部位49は、後水平部位51の車体外側辺の後部から下方に向けて折り曲げた部位である。
この接合部位49は、側壁39の取付部位39aに重ねて取り付けられる。
具体的には、接合部位49の第1接合部位49aが、取付部位39aのうちの隆起部位39bにスポット溶接される。
また、接合部位49の第2接合部位49bが、取付部位39aのうちの隆起部位39bの前方の部位39c(以下、「前方部位39c」という)にスポット溶接される。
この状態で、前水平部位52が前上取付片43に溶接されることで、支えブラケット45が、フード脚部34の上部34aに、片持ち状で、かつ水平に設けられる。
接合部位49を側壁39の取付部位39aに重ねて取り付けた理由については、図6で詳しく説明する。
前水平部位52の端部に取付孔55が形成されている。この取付孔55には取付溝55aが形成されている。
この取付孔55に、ゴム製の載せ部材46が取り付けられる。
載せ部材46は、取付孔55に差し込み可能な円柱状の基部46aと、基部46aの周壁から突出させた突片46bと、基部46aの上部に設けられた円柱状の突出部46cとを備える。
突片46bは取付溝55aに差し込み可能に形成されている。突出部46cは、取付孔55より大径に形成されている。
載せ部材46の基部46aを取付孔55に差し込むとともに、突片46bを取付溝55aに差し込む。
取付孔55の周縁55bに突出部46cの下部46dが当接した状態で、載せ部材46を所定角度(一例として、180度)だけ回転して突片46bを取付溝55aからずらす。これにより、載せ部材46が取付孔55に取り付けられる。
以上説明したように、フード載せ部35は、フード脚部34の上部34aに片持ち状に設けられている。
この状態で、載せ部材46の突出部46cは、前水平部位52から鉛直方向上向きに突出した状態に配置される。
突出部46cの頂部46eにエンジンフード29を載せることで、フード支え部31でエンジンフード29を閉じた状態に支えることができる。
ここで、フード脚部34の主要部位を構成する前壁37は、傾斜壁38および側壁39ともに横断平面が略L字状に形成されている。このため、フード脚部34は上方から荷重が作用した際に強度・剛性を確保することができるように構成されている。
よって、エンジンフード29を閉じる際の衝撃でフード支え部31が変形することを防ぐことが可能である。
フード支え部31の車体後方に左フロントフェンダー27を支えるフェンダー支え部32を備える。
フェンダー支え部32は、フード脚部34(具体的には、前壁37)に傾斜壁38を介して連続し、かつ前壁37に略直交させた側壁39が左アッパーメンバー16から立ち上げられ、側壁39の上部61aに、左フロントフェンダー27を載せるフェンダー載せ部62が略水平に折り曲げられて片持ち状に設けられたものである。
側壁39は、板状のフェンダー脚部61の主要構成部位である。
すなわち、フェンダー脚部61は、左アッパーメンバー16から立ち上げられ、前壁37に傾斜壁38を介して連続し、前壁37に略直交させた板状の側壁39を備え、側壁39の下端部に横下取付片42を備える。
前述したように、横下取付片42は左アッパーメンバー16の上面16bに沿って横向きに折り曲げられている。
横下取付片42が左アッパーメンバー16の上面16bに、一例としてスポット溶接で接合されている。
これにより、フェンダー脚部61の側壁39が左アッパーメンバー16から立ち上げた状態で取り付けられる。
フェンダー脚部61は、フード脚部34の上部34aや側壁39の取付部位39aからH寸法だけ上方の部位に上部61aを備える。
フェンダー脚部61の上部61aにフェンダー載せ部62が設けられる。よって、フェンダー載せ部62は、フード載せ部35に対してH寸法だけ上方に配置される。
フェンダー載せ部61は、前後の開口部63,64が車体前後方向に所定間隔D1をおいて形成されている。
フェンダー載せ部62の裏面には、前後の開口部63,64に対して同軸上に前後のナット65,65が溶接されている。
前後のナット65,65は、後水平部位51の前後の開口部53,54にそれぞれ同軸上に配置されている。前後の開口部53,54は、前後のナット65,65を収納可能な円形状に形成されている。
なお、前後のナット65,65を前後の開口部53,54に収納可能に形成した理由については図6で詳しく説明する。
左フロントフェンダー27は、全体に略湾曲状に形成され、車体内側の辺から鉛直部27aが下向きに略鉛直に折り曲げられ、鉛直部27aの下辺から取付部27bが車体内側に向けて略水平に折り曲げられ、取付部27bの前端部に前後の取付孔67,68が前後の開口部63,64に対して同軸上に形成されている。
よって、左フロントフェンダー27の取付部27bをフェンダー載せ部62に載せた状態で、前後の取付孔67,68に前後のボルト69,69を差し込み、差し込んだ前後のボルト69,69を前後のナット65,65にねじ結合することで、フェンダー載せ部62に取付部27bをボルト止めすることができる。
これにより、左アッパーメンバー16から立ち上げられたフェンダー支え部32で、左フロントフェンダー27を支えることができる。
ここで、フード載せ部35は、フェンダー載せ部62に対してH寸法だけ下方に位置し、側壁39の取付部位39aに接合部位49が重ねて取り付けられている。
よって、側壁39の取付部位39aは接合部位49で補強される。これにより、側壁39は、取付部位39aと、取付部位39aの上方の部位39d(以下、「上方部位39d」という)との境界部位71(図6参照)において、上方部位39dを良好に変形させることが可能になる。
図5は第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットに左フロントフェンダーを取り付けた状態を示す斜視図、図6は第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットに左フロントフェンダーおよびエンジンフードを支えた状態を示す断面図である。
フェンダー載せ部62に左フロントフェンダー27の取付部27bを載せ、前後のボルト69,69・ナット65,65でフェンダー載せ部62に取付部27bを取り付けることで、フェンダー支え部32で左フロントフェンダー27を支える。
図6に示すように、前後のナット65,65は、水平部位48の前後の開口部53,54に同軸上に配置されている。
よって、上方部位39dが上方からの衝撃で変形した(潰れた)際に、前後のナット65,65を前後の開口部53,54にそれぞれ入り込ませること(逃がすことで)が可能になる。
これにより、フェンダー脚部61の変形量(潰し量)を十分に確保することができる。
また、図6に示すように、支えブラケット45の接合部位49が側壁39の取付部位39aに重ねて取り付けられる。
側壁39の取付部位39aは接合部位49で補強される。よって、前述したように、取付部位39aと上方部位39dとの境界部位71で上方部位39dを良好に変形させることができる。
これにより、左フロントフェンダー27に衝撃が作用した際に、フード支え部31の変形を抑えながら、フェンダー支え部32(すなわち、上方部位39d)を変形させることが可能である。
したがって、フード支え部31でエンジンフード29を保持しながら、左フロントフェンダー27に作用した衝撃を良好に吸収することができる。
また、支えブラケット45の取付孔55に載せ部材46を取り付けて、載せ部材46の突出部46cにエンジンフード29を載せることで、エンジンフード29を閉じた状態にフード支え部31で支える。
ここで、取付孔55には取付溝55a(図4も参照)が形成されている。よって、エンジンフード29に上方から衝撃力が作用した際には、載せ部材46の下部46dが取付孔55の周縁55bを押圧する。
よって、取付溝55aを起点にして取付孔55の周縁55b(図4も参照)が下方に折り曲げられて、突出部46cが取付孔55を通過して下方に落下する。
これにより、エンジンフード29を変形させてエンジンフード29に作用した衝撃力を吸収することができる。
図2および図3に戻って、本発明に係る車体前部構造10によれば、左フェンダー取付ブラケット25にフード支え部31を備えた。
このフード支え部31でエンジンフード29を支えることで、通常の車両のようにフロントバルクヘッド23のアッパーフレーム23a(図1参照)を車幅方向に略水平に延ばして、延ばした部位でエンジンフード29を支える必要がない。
このように、エンジンフード29を支えるためにアッパーフレーム23aを左右のアッパメンバー16,17まで略水平に延長する必要がない。
これにより、ヘッドライト75の形状や、その周辺の部材の形状などが、アッパーフレーム23aから略水平に延びる部材で限定されることがなく、ヘッドライト75やその周辺のデザインの自由度を高めることができる。
さらに、フェンダー取付ブラケット25にフェンダー支え部32を備えた。このフェンダー支え部32は、左アッパーメンバー16からフェンダー脚部61が立ち上げられ、フェンダー脚部61の上部61aにフェンダー載せ部62が設けられている。そして、フェンダー載せ部62に左フロントフェンダー27が載せられる。
ここで、フード脚部34およびフェンダー脚部61は略直交しているため強度・剛性を確保できる。
これにより、フード脚部34やフェンダー脚部61でエンジンフード29や左フロントフェンダー27をそれぞれ良好に支えることができ、エンジンフード29や左フロントフェンダー27の剛性感が得られる。
また、フード載せ部35およびフェンダー載せ部62は、それぞれ片持ち状に設けられている。
これにより、エンジンフード29や左フロントフェンダー27に衝撃が作用した際に、それぞれの載せ部35,62を良好に変形させて衝撃を吸収することができる。
つぎに、車体前部構造10の作用を図7および図8に基づいて説明する。
図7(a),(b)は第1実施の形態に係る車体前部構造においてエンジンフードを閉じる例を説明する図である。
(a)において、エンジンフード29を開放した状態から、フード支え部31に向けて矢印Aの如く閉じる(下降する)。
(b)において、エンジンフード29を閉じた状態において、エンジンフード29は載せ部材46の突出部46cに載置される。
よって、突出部46cにエンジンフード29から衝撃力F1が作用する。
ここで、フード脚部34の前壁37は、傾斜壁38および側壁39とともに断面略L字状に形成され、必要な強度・剛性が保たれている。
これにより、突出部46cに衝撃力F1が作用した際に、作用した衝撃力F1でフード脚部34が変形する(潰れる)ことなく、フード支え部31で衝撃力F1を受けることができる。
図8(a),(b)は第1実施の形態に係る車体前部構造において左フロントフェンダーに衝撃力が作用した例を説明する図である。
(a)において、左フロントフェンダー27およびエンジンフード29の上方から障害物76が衝突した場合、左フロントフェンダー27およびエンジンフード29に亘って衝撃力F2が作用することが考えられる。
衝撃力F2の一部が、左フロントフェンダー27を介してフェンダー支え部32に伝わる。
同時に、残りの衝撃力が、エンジンフード29を介して載せ部材46の突出部46cに伝わる。
(b)において、フェンダー支え部32に衝撃力が伝わることで、フェンダー支え部32の上方部位39dが変形する(潰れる)とともに、フェンダー載せ部62が変形する。
ここで、支えブラケット45の接合部位49が側壁39の取付部位39aに重ねて取り付けられている。
よって、接合部位49で補強された取付部位39aと、取付部位39aの上方部位39dとの境界部位71において、フェンダー脚部61の上方部位39dを良好に変形させる(潰す)ことができる。
加えて、フェンダー載せ部62が片持ち状に設けられているので、フェンダー載せ部62を良好に変形させることができる。
上方部位39dやフェンダー載せ部62が変形すると同時に、左フロントフェンダー27の鉛直部27aなどが変形する(潰れる)。
一方、載せ部材46の突出部46cに衝撃力が伝わることで、載せ部材46の下部46dが取付孔55の周縁55bを押圧する。
よって、片持ち支持状のフード載せ部35が変形するとともに、(a)に示す取付溝55aを起点にして取付孔55の周縁55bが下方に折り曲げられる。
周縁55bが下方に折り曲げられることで、突出部46cが取付孔55を通過して載せ部材46が矢印Bの如く下方に落下する。
フード載せ部35が変形し、載せ部材46が下方に落下すると同時に、エンジンフード29が変形する。
このように、フェンダー脚部61やフェンダー載せ部62が変形するとともに左フロントフェンダー27の鉛直部27aなどが変形し、さらに載せ部材46が下方に落下するとともにフード載せ部35やエンジンフード29が変形することで、左フロントフェンダー27およびエンジンフード29に亘って作用した衝撃力F2を吸収することができる。
つぎに、第2実施の形態の左フェンダー取付ブラケット80を図9〜図10に基づいて説明する。なお、第2実施の形態の左フェンダー取付ブラケット80において、第1実施の形態の左フェンダー取付ブラケット25と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
図9は本発明に係る左フェンダー取付ブラケット(第2実施の形態)のフード載せ部を示す斜視図である。
第2実施の形態の左フェンダー取付ブラケット80は、第1実施の形態のフード載せ部35に代えてフード載せ部81を備えたもので、その他の構成は第1実施の形態と同じである。
フード載せ部81は、図4に示す前上取付片43および側壁39の取付部位39aに取り付けられる支えブラケット82と、支えブラケット82に取り付けられた載せ部材83とを備える。
支えブラケット82は、第1実施の形態に備えた支えブラケット45の取付孔55から取付溝55a(図4参照)を除去したもので、その他の構成は支えブラケット45と同じである。
載せ部材83は、円柱状に形成され、その周壁83aに螺旋状の取付溝83bが形成されたゴム製の部材である。
載せ部材83は、取付溝83bを取付孔55の周縁55bに係合させることで、周縁55bに取り付けられる。
この状態で、突出部83cが周縁55bの上方に突出し、突出部83cにエンジンフード29が載せられる(図10(a)参照)。
この突出部83cは、載せ部材83を回転させることで上方への突出量を調整することができる。
これにより、支えブラケット82に対する載せ部材83の突出高さを容易に調整することができる。
なお、図10(a)に示すように、エンジンフード29を開放状態から閉じた際に、エンジンフード29が突出部83cに載り、突出部83cに衝撃力が作用する。
この際、左フェンダー取付ブラケット80は、第1実施の形態と同様に、フード支え部で衝撃力を受けることができる。
図10(a),(b)は第2実施の形態に係る左フェンダー取付ブラケットに衝撃力が作用した例を説明する図である。
(a)において、左フロントフェンダー27およびエンジンフード29の上方から障害物76が衝突した場合、左フロントフェンダー27およびエンジンフード29に亘って衝撃力F2が作用することが考えられる。
衝撃力F2の一部が、左フロントフェンダー27を介してフェンダー支え部32に伝わる。
同時に、残りの衝撃力が、エンジンフード29を介して載せ部材83の突出部83cに伝わる。
(b)において、フェンダー支え部32に衝撃力が伝わることで、側壁39の上方部位39dが変形する(潰れる)とともに、フェンダー載せ部62が変形する。
上方部位39dやフェンダー載せ部62が変形すると同時に、左フロントフェンダー27の鉛直部27aなどが変形する(潰れる)。
一方、載せ部材83の突出部83cに衝撃力が伝わることで、フード載せ部81やエンジンフード29が変形する。
このように、側壁39の上方部位39dが変形するとともに、フード載せ部81やエンジンフード29が変形することで、左フロントフェンダー27およびエンジンフード29に亘って作用した衝撃力F2を吸収することができる。
以上説明したように、第2実施の形態の左フェンダー取付ブラケット80によれば、第1実施の形態の左フェンダー取付ブラケット25と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施の形態で例示したフード支え部31およびフェンダー支え部32の形状は適宜変更が可能である。
本発明の車体前部構造は、左右のアッパメンバーにフェンダー取付ブラケットをそれぞれ設け、左右のフェンダー取付ブラケットで左右のフロントフェンダーを支える自動車への適用に好適である。
本発明に係る車体前部構造(第1実施の形態)を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る車体前部構造でエンジンフードおよびフロントフェンダーを支えた状態を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットを示す斜視図である。 第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットを示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットに左フロントフェンダーを取り付けた状態を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る車体前部構造の左フェンダー取付ブラケットに左フロントフェンダーおよびエンジンフードを支えた状態を示す断面図である。 第1実施の形態に係る車体前部構造においてエンジンフードを閉じる例を説明する図である。 第1実施の形態に係る車体前部構造において左フロントフェンダーに衝撃力が作用した例を説明する図である。 本発明に係る左フェンダー取付ブラケット(第2実施の形態)のフード載せ部を示す斜視図である。 第2実施の形態に係る左フェンダー取付ブラケットに衝撃力が作用した例を説明する図である。
符号の説明
10…車体前部構造、16…左アッパーメンバー、17…右アッパーメンバー、25,80…左フェンダー取付ブラケット、26…右フェンダー取付ブラケット、27…左フロントフェンダー、29…エンジンフード、31…フード支え部、32…フェンダー支え部、34…フード脚部、34a…フード脚部の上部、35,81…フード載せ部、49…取付部位、61…フェンダー脚部、61a…フェンダー脚部の上部、62…フェンダー載せ部、71…境界部位。

Claims (1)

  1. 車体前後方向に延びる左右のアッパメンバーが設けられ、左右のアッパメンバーにフェンダー取付ブラケットがそれぞれ設けられ、左右のフェンダー取付ブラケットで左右のフロントフェンダーを支える車体前部構造において、
    前記フェンダー取付ブラケットは、
    前記アッパーメンバーから立ち上げられた板状であり、車体幅方向を向いて配置されたフード脚部と、このフード脚部に連続し、フード脚部と一体であり、フード脚部に対し略直交させるように車体前後方向を向いて配置され、前記アッパメンバーから立ち上げられた板状のフェンダー脚部とからなり、アッパメンバー上に立ち上げられるように設けられて横断平面が略L字状であり、
    車幅方向を向いて配置された前記フード脚部の上部には、エンジンフードを載せるフード載せ部が片持ち状に設けられたフード支え部を備え、
    前記車体前後方向に配置されたフェンダー脚部の上部で、フード支え部よりも上方の位置には、前記フロントフェンダーを載せるフェンダー載せ部が片持ち状に設けられたフェンダー支え部を備え、
    前記フード載せ部は、前記フェンダー載せ部の下方に位置し、前記フェンダー脚部の取付部位に重ねて取り付けられる接合部位を備えた、
    ことを特徴とする車体前部構造。
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