JP2006224806A - フェンダ支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フェンダパネルの衝撃入力時のストロークを確保しながら、車体骨格部材に他の部品を支持させることができるフェンダ支持構造を得る。
【解決手段】 フェンダ支持構造10は、ラジエータサポートアッパ12上に設けたブラケット16が、該ラジエータサポートアッパ12に対し、フロントフェンダパネル14を支持している。ブラケット16には、エンジンルームEの上側開口端を閉止するエンジンフードの前端を支持するストッパ受け部32が一体に設けられている。ブラケット16は、所定値以上に下向き荷重が入力すると全体として圧縮変形するようになっている。ブラケット16におけるエンジンフードを支持する車幅方向内側部分の剛性は、フロントフェンダパネル14を支持する車幅方向外側部分よりも高い。
【選択図】 図1
【解決手段】 フェンダ支持構造10は、ラジエータサポートアッパ12上に設けたブラケット16が、該ラジエータサポートアッパ12に対し、フロントフェンダパネル14を支持している。ブラケット16には、エンジンルームEの上側開口端を閉止するエンジンフードの前端を支持するストッパ受け部32が一体に設けられている。ブラケット16は、所定値以上に下向き荷重が入力すると全体として圧縮変形するようになっている。ブラケット16におけるエンジンフードを支持する車幅方向内側部分の剛性は、フロントフェンダパネル14を支持する車幅方向外側部分よりも高い。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車体骨格部材にフェンダパネルを支持させるためのフェンダ支持構造に関する。
自動車車体の前側部を構成するフロントフェンダパネルを、所定値以上の下方への荷重が作用した場合に該フロントフェンダパネルが下方に変位するように、ブラケットを介してホイールエプロンの上部に固定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、フロントフェンダパネルとホイールエプロンとの間にブラケットを介在させることで、該ホイールエプロンを低く配置してフロントフェンダパネルの下方への変位可能量、すなわち衝撃吸収ストロークを確保している。
特開2001−310768号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、例えばエンジンフードを車体骨格部材に支持させるための手段等、フロントフェンダパネルの下方への変位を制限し易い他の部品について考慮されていなかった。
本発明は、上記事実を考慮して、フェンダパネルの衝撃入力時のストロークを確保しながら、車体骨格部材に他の部品を支持させることができるフェンダ支持構造を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るフェンダ支持構造は、車体骨格部材の上に設けられ、該車体骨格部材に対しフェンダパネルを支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記フェンダパネルを支持する第1支持部と、下向き荷重に対し前記第1支持部よりも高剛性とされ前記フェンダパネル以外の部品を支持する第2支持部とを有する。
請求項1記載のフェンダ支持構造では、支持部材の第1支持部がフェンダパネルを車体骨格部材に対し支持すると共に、支持部材の第2支持部が他の部品を車体骨格部材に対し支持している。比較的低剛性の第1支持部は、フェンダパネルに所定値以上の下向き荷重が作用すると、変形(破断等を含む)してフェンダパネルを下方に変位させる。したがって、フェンダパネルに下向きの衝撃荷重が作用した場合には、該フェンダパネルが下方に変位して衝撃吸収ストロークが確保される。一方、第2支持部は、下向き荷重に対し第1支持部よりも高剛性とされており、他の部品を十分な剛性で支持する。また、第1支持部と第2支持部とを1部品で構成するため、構造が簡単である。
このように、請求項1記載のフェンダ支持構造では、フェンダパネルの衝撃入力時のストロークを確保しながら、車体骨格部材に他の部品を支持させることができる。
請求項2記載の発明に係るフェンダ支持構造は、請求項1記載のフェンダ支持構造において、前記支持部材は、下向きに作用する所定値以上の荷重によって前記第1の支持部及び第2支持部が共に変形する弱化構造を有する。
請求項2記載のフェンダ支持構造では、第1の支持部及び第2支持部の一方又は双方にに所定値以上の下向き荷重が作用すると、該第1の支持部及び第2支持部の荷重入力側部分は変形してフェンダパネルの下方への変位を許容し、又はフェンダパネルを下方に変位させる。すなわち、支持部材は、弱化構造を有することで、比較的高剛性の第2支持部が一体的に形成された第1支持部の変形を妨げることがなく、フェンダパネルの衝撃吸収ストロークを確保することができる。
請求項3記載の発明に係るフェンダ支持構造は、請求項1又は請求項2記載のフェンダ支持構造において、前記フェンダパネルは、エンジンルームの開口部の側縁を成すフロントフェンダパネルであり、前記他の部品は、前記フロントフェンダパネルの車幅方向内側で前記エンジンルームを閉止するエンジンフードであり、前記支持部材における前記第1支持部の車幅方向内側で前記エンジンフードを下側から支持する第2支持部は、該エンジンフードの支持部から前記車体骨格部材に荷重を伝達する立下部の上下方向に沿う面が、該車体骨格部材の立壁部の上下方向に沿う面に接合されている。
請求項3記載のフェンダ支持構造では、フロントフェンダパネルを支持する第1支持部の車幅方向内側に隣接する第2支持部は、フロントフェンダパネルによって開口部の側縁が規定されたエンジンルームを閉止するエンジンフードを支持する。第2支持部におけるエンジンフードの荷重を車体骨格部材に伝える立下部は、その上下方向に沿う面が車体骨格部材の立壁(側壁)の上下方向に沿う面に重ね合わされた状態で該上下方向に沿う面同士が固定されている。これにより、立下部は、主に骨格部材の立壁部との間のせん断強度にて支持されるため、エンジンフードの強閉等に伴う変位が小さく抑えることができる。
請求項4記載の発明に係るフェンダ支持構造は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のフェンダ支持構造において、前記第2支持部における前記他の部品の支持部位は、前記第1支持部における前記フェンダパネルの支持部位よりも前記車体骨格部材側に配置されている。
請求項4記載のフェンダ支持構造では、第2支持部における他の部品(エンジンフード)との当接部(荷重入力部)を、第1支持部におけるフェンダパネル支持部(荷重入力部)よりも上下方向において車体骨格部座に近接する側(下側)に配置したため、換言すれば、第2支持部のほうが第1支持部よりも荷重入力部から車体骨格部材までの距離が近いため、該第2支持部を第1支持部よりも下向き荷重に対し高剛性に形成し易い。
以上説明したように本発明に係るフェンダ支持構造は、フェンダパネルの衝撃入力時のストロークを確保しながら、車体骨格部材に他の部品を支持させることができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係るフェンダ支持構造10について、図1乃至図3に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印RE、矢印UP、矢印LO、矢印IN、及び矢印OUTは、それぞれフェンダ支持構造10が適用された自動車車体Sの前方向(進行方向)、後方向、上方向、下方向、車幅方向内側、及び車幅方向外側を示しており、以下単に上下前後及び車幅方向の内外を示す場合は上記各矢印方向に対応している。
図1にはフェンダ支持構造10が斜視図にて示されている。また、図2には図1の2−2線に沿った断面図が示されており、図3には図1の3−3線に沿った断面図が示されている。これらの図に示される如く、フェンダ支持構造10は、車体Sの前部において、車体骨格部材としてのラジエータサポートアッパ12に対し、フロントフェンダパネル14を支持するようになっている。なお、フェンダ支持構造10は、左右対称に形成されるので、基本的に左右一方側についてのみ説明することとする。
ラジエータサポートアッパ12は、車幅方向に長手とされ車体SのエンジンルームE内の前端近傍に配設されており、車幅方向の両端から後向きに延設された側部12Aを有している。フロントフェンダパネル14は、その略前後方向に沿う上端部14AがエンジンルームEの上端で開口する開口縁の側部を形成するようになっており、その前部はヘッドランプを受け入れる形状に形成されている。また、フロントフェンダパネル14は、上端部14Aに対し車幅方向内側に内壁部14Bが連続している。このフロントフェンダパネル14の内壁部14Bの下端からは、車幅方向内向きにフランジ部14Cが延設されている。フランジ部14Cの前端近傍には、透孔14D(図2又は図3参照)が形成されている。
そして、フェンダ支持構造10では、ラジエータサポートアッパ12の側部12A上に設けたブラケット16を介して、フロントフェンダパネル14(の前部)がラジエータサポートアッパ12に対し支持されている。具体的には、ブラケット16は、フロントフェンダパネル14のフランジ部14Cが載置される天板部18と、それぞれ天板部18の前後の縁部から垂下された前壁部20及び後壁部22と、前壁部20及び後壁部22の下端からラジエータサポートアッパ12の側部12Aの上面に沿ってブラケット16の前後方向外側外方に延設されたフランジ部24、26とを有している。
図2及び図3に示される如く、天板部18には、貫通孔18Aが形成されると共に、下面に貫通孔18Aと同軸的にウェルドナット28が固着されている。フロントフェンダパネル14は、天板部18にフランジ部14Cの前端部分を載置すると共に透孔14Dを貫通孔18Aに一致させた状態で、該透孔14D及び貫通孔18Aを貫通したボルト30をウェルドナット28に螺合することで、ブラケット16に締結固定されている。ブラケット16は、フランジ部24、26がラジエータサポートアッパ12の上面に固着されている。この実施形態では、フランジ部24、26がラジエータサポートアッパ12の上面にスポット溶接にて固着されている(図1の「×」は、スポット溶接部位を示す)。また、フロントフェンダパネル14の後部は、エンジンルームの開口縁の後部を規定する図示しないカウル又はその近傍に配置された図示しないブラケットにて支持されるようになっている。
以上説明したブラケット16には、第2支持部を構成するストッパ受け部32が一体に形成されている。ストッパ受け部32は、上向きの平板部として形成されて天板部18の車幅方向内側に配設されている。ストッパ受け部32は、天板部18よりもラジエータサポートアッパ12側に配置されて(低位とされて)おり、該ストッパ受け部32と天板部18との間には段部16Aが形成されている。このストッパ受け部32は、前壁部20における車幅方向外側部分20Aよりも低い壁である車幅方向内側部分20Bと、後壁部22における車幅方向外側部分22Aよりも低い壁である車幅方向内側部分22Bとの上端間を連結している(架け渡している)。
さらに、ブラケット16は、ストッパ受け部32の車幅方向内端から垂下された立下部としての内側壁部34を有している。内側壁部34の下端は、フランジ部24、26よりも下方に延設され、ラジエータサポートアッパ12の上下方向に沿う側壁12Bに重ね合わされた延設部34Aとされている。延設部34Aは、その上下方向に沿う内面が接触しているラジエータサポートアッパ12の側壁12Bに、スポット溶接にて固着されている。この実施形態では、延設部34Aは、前後両側に延設されてフランジ部24、26の車幅方向内端の下方にも位置しており、該延設部分がスポット溶接箇所とされている。
図2に示される如く、ストッパ受け部32は、左右のフロントフェンダパネル(各図では左右一方側のみ図示している)間で、エンジンルームEを閉止する他の部材としてのエンジンフード36(図1では図示省略)の前端部を下側から支持する(ラジエータサポートアッパ12に支持させる)ようになっている。具体的には、エンジンフード36の前端部の左右両端近傍には、ゴム等の材料にて構成されたフードストッパ38が取り付けられている。この実施形態では、フードストッパ38は、略円柱状に形成されたゴム部材であり、エンジンフード36の上記箇所に固定されている。
そして、ブラケット16のストッパ受け部32は、エンジンルームEを閉止しているエンジンフード36のフードストッパ38(の下端面38A)を上面に当接させて支持し、ラジエータサポートアッパ12(車体S)に対するエンジンフード36の位置決めを行うようになっている。ブラケット16の段部16Aは、フードストッパ38の高さを吸収するために設定されている。
さらに、ブラケット16には、天板部18又はストッパ受け部32に作用する所定値以上の下向き荷重によってフロントフェンダパネル14、エンジンフード36を下方に変位させるように変形するために、弱化構造が採用されている。具体的には、ブラケット16における上下に荷重を伝達する前壁部20、後壁部22、及び内側壁部34には、それぞれ板厚方向に貫通する肉抜き孔20C、22C、34Bが形成されている。各肉抜き孔20C、22C、34Bは、隣り合う壁部(天板部18、ストッパ受け部32、前壁部20に対する内側壁部34等)との角部(稜)の近傍を除いて設けられている。したがって、ブラケット16における上下に荷重を伝達する立下部を、前壁部20、後壁部22、及び内側壁部34の切残し部にて形成された柱部(脚部)として把握することも可能である。
このため、ブラケット16は、全体として上下方向の荷重に対する断面係数が小さく、所定値以上の下向き荷重が作用すると全体として圧縮変形(塑性変形)するようになっている。また、ブラケット16には、前壁部20と後壁部22との車幅方向外端を結ぶ外側壁(稜)が存在しない。これに対して、内側壁部34が形成された車幅方向内側は、車幅方向の外側よりも上下方向の剛性が高い構成とされている。また、この内側壁部34は、上記の通り、延設部34Aがラジエータサポートアッパ12の側壁12Bに固着されて主に圧縮変形しつつ荷重を支持するようになっており、かつ上記所定値以上の荷重が作用すると、側壁12Bとの結合部位がせん断破壊(支持解除)される設定とされている。
これにより、ブラケット16は、上記した所定値以上の荷重によって圧縮変形する機能を確保しつつ、エンジンフード36の支持に要求される合成を確保する構成とされている。この実施形態では、ブラケット16は、エンジンフード36を強閉する際にフードストッパ38からストッパ受け部32に入力する荷重、及びエンジンフード36の建付精度の確保等の要求に対し、十分な剛性(強度)を有する構成とされている。
以上説明したブラケット16は、プレス加工によって全体として同板厚でかつ一体に形成されている。このブラケット16において、天板部18、前壁部20及び後壁部22の各車幅方向外側部分20A、22Aが本発明における第1支持部に相当し、ストッパ受け部32、前壁部20及び後壁部22の各車幅方向内側部分20B、22B、内側壁部34が本発明における第2支持部に相当する。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成のフェンダ支持構造10が適用された車体Sでは、フロントフェンダパネル14がブラケット16を介してラジエータサポートアッパ12に支持されると共に、エンジンフード36がブラケット16のストッパ受け部32にフードストッパ38を当接されることで、ラジエータサポートアッパ12に支持されている。
ラジエータサポートアッパ12とフロントフェンダパネル14との間にブラケット16を介在させることで、車体骨格部材であるラジエータサポートアッパ12をフロントフェンダパネル14の上端部14Aに対し低く配置することができ、上方から衝突体が衝突したフロントフェンダパネル14やエンジンフード36の変形又は変位のストローク(衝突体が車体骨格部材に衝突するまでの時間)を確保することができる。
そして、ブラケット16は、肉抜き孔20C、22C、34Bを設けて弱化構造とされているため、上記したフロントフェンダパネル14やエンジンフード36のストロークを有効に利用して、フロントフェンダパネル14やエンジンフード36への衝突体に作用する衝撃荷重を緩和することができる。例えば、衝突体がフロントフェンダパネル14の上端部14A及びエンジンフード36の双方に衝突した場合、該衝突に伴ってブラケット16に入力される下向き荷重が上記所定値以上であれば、ブラケット16は圧縮方向に変形し、フロントフェンダパネル14とエンジンフード36とは上記荷重によって共に下方に変位し、衝突体の衝撃エネルギが吸収される。
また、例えば衝突体がフロントフェンダパネル14の上端部14A及びエンジンフード36の双方に衝突した場合、該衝突に伴ってブラケット16に入力される下向き荷重が上記所定値以上であれば、これらを共に支持するブラケット16は圧縮方向に変形するため、フロントフェンダパネル14及びエンジンフード36の一方の下方への変位が他方によって制限されることがない。この変位によって、衝突体の衝撃エネルギが吸収される。フロントフェンダパネル14及びエンジンフード36の一方への衝撃入力で、両者が下方に変位する(変位可能状態になる)ため、例えば、衝突初期にはフロントフェンダパネル14及びエンジンフード36の一方に衝突した衝突体がその後双方に衝突する場合でも、被衝突体に作用する衝撃荷重を効果的に緩和することができる。
そして、フェンダ支持構造10では、ブラケット16に内側壁部34を設け、かつこの内側壁部34から延設した延設部34Aをラジエータサポートアッパ12の側壁12Bに固着(所謂シェア結合)しているため、主に圧縮変形する内側壁部34がエンジンフード36の変位を抑えつつ支持することができる。このため、フェンダ支持構造10では、上記の如く衝撃吸収性を確保したブラケット16によるエンジンフード36の支持剛性(上記した強閉、建付精度に対し要求される剛性)を確保している。
また、ブラケット16のストッパ受け部32が天板部18よりも低位であるため、換言すれば、前壁部20及び後壁部22における車幅方向外側部分20A、22Aよりも車幅方向内側部分20B、22Bの方が上下に短いため、ブラケット16によるエンジンフード36の支持剛性を確保し易い構造になっている。一方、このストッパ受け部32が天板部18よりも低位であることは、内側壁部34の延設部34Aとラジエータサポートアッパ12の側壁12Bとのせん断強度には影響を与えない。これらによって、ブラケット16は、各部の板厚を一定にした構造で、衝突体の衝撃吸収性とエンジンフード36の支持剛性を両立することができた。
以上により、フェンダ支持構造10では、1部材であるブラケット16で、衝突体の衝撃吸収性とエンジンフード36の支持剛性を両立しつつ、フロントフェンダパネル14を支持する機能と、エンジンフード36を支持する機能とを果たすことができるため、フロントフェンダパネル14の支持用のブラケットとエンジンフードの支持用のブラケットとを別部材とした構成と比較して、部品点数の低減が図られる。
このように、本実施形態に係るフェンダ支持構造10では、フロントフェンダパネル14の衝撃入力時のストロークを確保しながら、ラジエータサポートアッパ12に他の部品を支持させることができる。
なお、上記実施形態では、フードストッパ38がエンジンフード36に取り付けられた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、フードストッパ38をストッパ受け部32に固定しても良い。また、ブラケット16が設けられる車体骨格部材は、ラジエータサポートアッパ12に限られることはなく、例えば、エプロンメンバがブラケット16を介してフロントフェンダパネル14及びエンジンフード36を支持するようにしても良い。
また、上記実施形態では、ブラケット16が他の部品としてのエンジンフード36を支持する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ストッパ受け部32をヘッドランプのステー取付座として用いても良い。この構成では、フロントフェンダパネル14の内壁部14B(フランジ部14C)よりも車幅方向内側に位置するストッパ受け部32にヘッドランプを取り付けるため、該ヘッドランプの取付作業性が良好である。
10 フェンダ支持構造
12 ラジエータサポートアッパ(車体骨格部材)
12B 側壁(立壁部)
14 フロントフェンダパネル(フェンダパネル)
16 ブラケット(支持部材)
18 天板部(第1支持部)
20C・22C 肉抜き孔(弱化構造)
20A・22A 車幅方向外側部分(第1支持部)
20B・22B 車幅方向内側部分(第2支持部)
34 内側壁部(立下部)
34A 延設部(立下部、上下方向に沿う面)
36 エンジンフード(他の部材)
S 車体
12 ラジエータサポートアッパ(車体骨格部材)
12B 側壁(立壁部)
14 フロントフェンダパネル(フェンダパネル)
16 ブラケット(支持部材)
18 天板部(第1支持部)
20C・22C 肉抜き孔(弱化構造)
20A・22A 車幅方向外側部分(第1支持部)
20B・22B 車幅方向内側部分(第2支持部)
34 内側壁部(立下部)
34A 延設部(立下部、上下方向に沿う面)
36 エンジンフード(他の部材)
S 車体
Claims (4)
- 車体骨格部材の上に設けられ、該車体骨格部材に対しフェンダパネルを支持するための支持部材を備え、
前記支持部材は、前記フェンダパネルを支持する第1支持部と、下向き荷重に対し前記第1支持部よりも高剛性とされ前記フェンダパネル以外の部品を支持する第2支持部とを有するフェンダ支持構造。 - 前記支持部材は、下向きに作用する所定値以上の荷重によって前記第1の支持部及び第2支持部が共に変形する弱化構造を有する請求項1記載のフェンダ支持構造。
- 前記フェンダパネルは、エンジンルームの開口部の側縁を成すフロントフェンダパネルであり、
前記他の部品は、前記フロントフェンダパネルの車幅方向内側で前記エンジンルームを閉止するエンジンフードであり、
前記支持部材における前記第1支持部の車幅方向内側で前記エンジンフードを下側から支持する第2支持部は、該エンジンフードの支持部から前記車体骨格部材に荷重を伝達する立下部の上下方向に沿う面が、該車体骨格部材の立壁部の上下方向に沿う面に接合されている請求項1又は請求項2記載のフェンダ支持構造。 - 前記第2支持部における前記他の部品の支持部位は、前記第1支持部における前記フェンダパネルの支持部位よりも前記車体骨格部材側に配置されている請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のフェンダ支持構造。
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CN106585732A (zh) * | 2015-10-19 | 2017-04-26 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 翼子板的安装结构和车辆 |
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