JP5976526B2 - 自動車用サスペンションメンバの補強構造 - Google Patents

自動車用サスペンションメンバの補強構造 Download PDF

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本発明は、車幅方向両側部にロアアーム取付け用開口部を有する自動車用サスペンションメンバに関し、より詳細には、前記開口部の剛性を向上できるようにした補強構造に関する。
従来の自動車用サスペンションメンバとして、車幅方向両側部にロアアーム取付け用開口部を備え、該開口部内にロアアームの上下方向に向けた前,後一対のブッシュを差し込んで前記側部に締結し、また該サスペンションメンバを車体骨格部材に取り付けるための取付け脚部を前記開口部近傍に該サスペンションメンバを上下に貫通するように設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2009−208678号公報
前記従来のサスペンションメンバは、構造が簡易で低コストという利点があるものの、前記車幅方向両側部の開口部周辺の剛性が低く、該サスペンションメンバがロアアームからの大荷重を受け止めることができずに変形・変位してしまい、操縦安定性が悪化したり、ロードノイズが発生したりするといった問題がある。
ここで前記大荷重を受け止めるためには、前記取付け脚部全体をブッシュ取付け孔に近づけて設けることが有効であると考えられるが、該取付け脚部をサスペンションメンバに溶接固定する際の溶接性,作業性等で近づけるにも限度がある。その対策として、取付け脚部の一部を突出させて断面積を大きくするとともに、前記取付け孔に近づけることが考えられるが、取付け脚部の一部を単純に車幅方向外側に突出させた場合、車両上下方向の荷重に対する剛性は向上できるものの、車両前後方向の荷重に対しては、前記突出部の稜線で変形し易くなることが懸念される。この問題に対応するために、取付け脚部の材質を変えたり、板厚を増加したりすると、重量,コストの増大、生産性の低下といった門だが生じる。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、簡単な構造で前記開口部周辺の剛性を向上でき、ロアアームからの大荷重を受け止めることができ、サスペンションメンバの変形・変位を防止でき、操縦安定性やロードノイズの問題を改善できる自動車用サスペンションメンバの補強構造を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、中空状をなすように結合された上部,下部板状部材を備え、車幅方向両側部に、ロアアームの、軸線を上下方向に向けた前,後ブッシュを差し込んで締結するための開口部を有する自動車用サスペンションメンバの補強構造において、
前記上部、下部板状部材の前記開口部の近傍部分に、前記前ブッシュの取付け孔と後ブッシュの取付け孔とを橋渡しする凹状又は凸状のビード部を形成した
ことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の自動車用サスペンションメンバの補強構造において、
前記上部板状部材の、前ブッシュ取付け部近傍に、該サスペンションメンバを車体骨格部材に取り付けるための取付け脚部を設け、該取付け脚部に、その一部が前記前ブッシュの取付け孔に近接する方向に突出し、かつ上下方向に延びる突出部を設け、該突出部の下端の少なくとも一部を前記ビード部に溶接接合したことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、上部,下部板状部材の開口部近傍部分にビード部を設け、該ビード部により前記前ブッシュの取付け孔と後ブッシュの取付け孔とを橋渡ししたので、前記ビード部は、前記開口部の車両前後方向略全長に渡って設けられ、かつ断点のない形状となっていることから、該サスペンションメンバの前記開口部周辺の剛性を高めることができ、ロアアームからの大荷重によりサスペンションメンバが変形・変位するのを抑制でき、操縦安定性やロードノイズを改善できる。
ここで前記ビード部を、開口部内側に凹む凹状に設けた場合は、ブッシュ取付け用締結部材の頭部が凹状ビード内に位置することとなるため、締結部材が路面の障害物からの衝撃力により損傷したり、緩んだりするのを防止できる。
請求項2の発明では、取付け脚部に、その一部を突出させ、かつ上下方向に延長させてなる突出部を設けたので、該取付け脚部の溶接作業等に支障を生じることなく、取付け脚部の断面積を大きくでき、その分取付け脚部の剛性が向上し、この点からも操縦安定性を改善できる。
また前記突出部は上下方向に延びるとともに、前ブッシュの取付け孔に近接する方向に突出しているので、取付け脚部が取付け孔に近づく分、ロアアームからの車両上下方向の大荷重を安定して受け止めることができる。
さらにまた、ロアアームからの車両前後方向の荷重に対しては、前記突出部の下端を前記車両前後方向に延設されたビード部に溶接固定したので、取付け脚部の変形,変位を回避できる。
前記作用効果を、上部,下部板状部材に設けたビード部及び取付け脚部に設けた突出部により実現でき、重量,コスト及び生産性で有益である。
本発明の実施例1による補強構造を備えたサスペンションメンバの車両斜め前方から見た分解斜視図である。 前記サスペンションメンバの平面図である。 前記サスペンションメンバの一部断面背面図である。 前記サスペンションメンバの断面側面図(図2のIV-IV線断面図)である。 前記サスペンションメンバ内に配置されるバルク部材の斜視図である。 前記サスペンションメンバの取付け脚部の断面側面図(図2のVI-VI線断面図)である。 前記取付け脚部の分解斜視図である。 前記取付け脚部の断面平面図(図6のVIII-VIII線断面図)である。 前記サスペンションメンバの車体フレームへの取付け状態を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図9は本発明の実施例1に係るサスペンションメンバの補強構造を説明するための図であり、図中、前,後,左,右とは、車両前方に見た状態での前,後,左,右を意味している。
図において、12は車体骨格部材を構成する左,右のサイドメンバであり、該サイドメンバ12は車両前後方向に延びる本体部12aと、該本体部12aから車幅方向外側に拡開しつつ斜め上方に延び、そこから水平に前方に延びる前部12bとを有する。
前記サイドメンバ12の本体部12aの前端部から前記前部12bの下面に渡るようにサスペンションメンバ1が配置されており、該サスペンションメンバ1は、前,後ボルト12c,12dによりサイドメンバ12に固定されている。このサスペンションメンバ1は、車両前後方向視で、車幅方向中央に位置する中央部1aと、車幅方向左,右側部で、かつ前記中央部1aより低所に段違い状を成すように配置された左,右のサイド部1b,1bと、該左,右のサイド部1b,1bと前記中央部1aとを接続するように配設された左,右の立ち上がり部1c,1cとを有する。
また前記サスペンションメンバ1の前部には、エンジンユニット等の配置スペースを確保するための凹部1eが車両後方に凹むように形成されている。
前記左,右のサイド部1b,1bは、車両前方ほど低くなる傾斜をなしており(図4参照)、かつ後述するロアアーム4を差し込むための開口部1dを有する。また前記左,右の立ち上がり部1c,1cは車幅方向中央側ほど高くなる傾斜をなしている(図3参照)。
前記サスペンションメンバ1は、板金製で、横断面略ハット形状のアッパメンバ2と、同じく板金製で横断面略ハット形状のロアメンバ3とを中空状をなすように、かつ前記開口部1dが形成されるように結合したものである。
前記アッパメンバ2は、前記中央部1a,左,右のサイド部1b及び左,右の立ち上がり部1cの上側部分を構成する中央上壁部2a,サイド上壁部2b及び立ち上がり上壁部2cと、前,後壁部2b′と、前,後フランジ部2dとを有し、前記横断面略ハット形状をなしている。
また、前記ロアメンバ3は、前記中央部1a,左,右のサイド部1b及び左,右の立ち上がり部1cの下側部分を構成する中央下壁部3a,サイド下壁部3b及び立ち上がり下壁部3cと、前,後壁部3b′と、前,後フランジ部3dとを有し、前記横断面略ハット形状をなしている。前記ロアメンバ3の前,後のフランジ部3d,3dと前記アッパメンバ2の前,後のフランジ部2d,2dとがスポット溶接により結合されている。
前記アッパメンバ2の左,右のサイド上壁部2b,2bには、凹状ビード2eが前記開口部1d内側に突出するように形成されている。この凹状ビード2eは、サイド上壁部2bの前後方向略全長に渡るように、かつ横断面で見たとき路面Gと平行になるように形成されている。上述のようにサイド上壁部2bは前下がりに傾斜しているので、前記凹状ビード2eは後部から前部に行くほど浅くなっている。そして前記凹状ビード2eには、ロアアーム4の前ブッシュ4a,後ブッシュ4bを取り付けるための前,後取付け孔2f,2gが上下に貫通するように形成れており、該取付け孔2f,2gの上面にはナット部材5aが固定されている。
前記ロアメンバ3の左,右のサイド下壁部3b,3bには、凹状ビード3eが前記開口部1d 内側に突出するように形成されている。この凹状ビード3eは、サイド下壁部3bの前後方向略全長に渡るように、かつ横断面で見たとき路面Gと平行になるように形成されている。上述のようにサイド下壁部3bは前下がりに傾斜しているので、前記凹状ビード3eは後部から前部にいくほど深くなっている。そして前記凹状ビード3eには、前記ロアアーム4の前ブッシュ4a,後ブッシュ4bを取り付けるための前,後取付け孔3f,3gが上下に貫通するように形成れている。
前記凹状ビード2e,3eの、前記前取付け孔2f,3fが形成された部分が前記前ブッシュ4aの取付け部4a′となっており、また前記後取付け孔2g,3gが形成された部分が前記後ブッシュ4bの取付け部4b′となっている。
そして前記ロアメンバ3の前記左,右のサイド下壁部3bの前記前下がり傾斜の下端部、即ち前端部で、かつ前記立ち上がり下壁部3cの下端近傍には、ドレン孔3hが下方に貫通するように形成されている。このドレン孔3hは、前記開口部1d から内部に進入した雨水等を排水するためのものである。
前記ロアアーム4は、二股状をなすアーム本体4eと、該アーム本体4eの基端部にその軸線を上下方向に向けて固定された前記前ブッシュ4a,後ブッシュ4bとを有する。前記前ブッシュ4a,後ブッシュ4bは、内筒4cと外筒4dとの間にゴム部材4fを焼付け固定したものである。
前記ロアアーム4は、前ブッシュ4aを、これの軸線を上下に向けて前記取付け孔2f,3fに一致させ、かつ後述するバルク部材6の上,下横辺部6a,6b間に配置し、また後ブッシュ4bをこれの軸線を上下に向けて前記取付け孔2g,3gに一致させ、この状態で前記内筒4cに下方からボルト5を挿入し、前記ナット部材5aに締め付けることでサスペンションメンバ1に支持されている。
ここで前記前側のボルト5の頭部5bは、前記ロアメンバ3の凹状ビード3e内に位置しているため、路面側の障害物が当たり難く、障害物からの衝撃によりボルト5の頭部5bが損傷したり、ボルト5が緩んだりするのを防止できる。
前記サスペンションメンバ1の左,右側部内には板金製のバルク部材6が配設されている。このバルク部材6は、上横辺部6aと、下横辺部6bと、縦辺部6cとを有する横断面凹形状のものであり、サスペンションメンバ1の前後方向長さと略同じ長さを有し、該サスペンションメンバ1の前記サイド部1bから立ち上がり部1cに渡るように少し斜めに配置されている。
前記バルク部材6の前端部に形成された前フランジ部6dは、前記サイド上壁部2bの前壁部2b′及びサイド下壁部3bの前壁部3b′に溶接固定され、後端部に形成された後フランジ6eは前記立ち上がり下壁部3cの後壁部3c′及び立ち上がり上壁部2cの後壁部2c′に溶接固定され、また、前記下横辺部6bの後部6b′は前記立ち上がり下壁部3cに、上横辺部6aの後部6a′は立ち上がり上壁部2cにそれぞれ溶接固定されている。さらに後述するように、バルク部材6の上横辺部6a,下横辺部6bの前部6hは、前記凹状ビード2e,3eの内面に溶接固定されている。
このようにして前記バルク部材6は、サスペンションメンバ1の、前記サイド上壁部2b,サイド下壁部3b、立ち上がり上壁部2c,立ち上がり下壁部3c、前,後壁部2b′,3b′を橋渡ししており、かつ前記開口部1dを略塞いでいる。
また前記バルク部材6の上横辺部6a,下横辺部6bの長手方向前部6hには、前記前ブッシュ4aを取り付けるための取付け孔6f,6gが上下に貫通するように形成されている。前記前部6hは、前記サイド上壁部2bの凹状ビード2e,サイド下壁部3bの凹状ビード3eの前記前ブッシュ4aの取付け部4a′内に、前記取付け孔6f,6gが取付け孔2f,3fと一致するように挿入配置され、前記上,下横辺部6a,6bが前記上,下の凹状ビード2e,3eの内面に固定されている。前記取付け孔2g,6g,6f,2f内を前記ボルト5が挿通している。
また、前記サスペンションメンバ1の、前記左,右の前ブッシュ4aの取付け部4a′近傍には、左,右の取付け脚部9が上方に突出するように形成されている。該取付け脚部9は、車幅方向内側に位置する本体部10と、車幅方向外側に位置する補強部11とを溶接結合した筒状体である。該取付け脚部9の上端部は、前記サイドメンバ12の前部12bにボルト12cにより締め付け固定されている。
前記本体部10は、板金製で、前,後側壁10a,10aと底壁10bとを有する横断面コ字形状をなしており、上方に直線状に延びる起立部10cと、該起立部10cの上端から車幅方向外方に屈曲して延びる支持部10dとで構成されている。
また前記補強部11は、板金製で、前記起立部10aと同じ幅寸法の基部11aと、該基部11aの一部を車幅方向外方に突出させ、かつ上下方向に延長させた突出11bとを有し、前記本体部10に沿って上方に延び、その上端部は車幅方向外方に屈曲している。
ここで、前記取付け脚部9は、図8に示すように、車幅方向に延びる直線Aに対してθだけ前記前ブッシュ4aの取付け孔2fに向かうように斜めに配置されている。従って、前記取付け脚部9の、特に突出部11b部分は、前記取付け脚部9を前記車幅方向直線Aと平行に配設した場合よりも前記取付け孔2fに近接している。
前記本体部10と補強部11の先端部は外方に向かう開口を有し、該開口内にはカラー13aが配設されている。該カラー13a内を、取付け脚部9を前記サイドメンバ12の前部12bに固定するボルト12cが挿通している。また前記サイド上壁部2b,サイド下壁部3bの後端コーナ部間にはカラー13bが介在されており、該カラー13b内を、サスペンションメンバ1の後端部を前記サイドメンバ12の本体部12aに固定するボルト12dが挿通している。
このように取付け脚部9の上端部が上下寸法大きい形状となっており、しかも開口の内部にカラハー13aを介在させたので、前記上端部を上下寸法の薄い板状に形成した場合に比較して、該取付け脚部9の剛性を大幅に向上できる。
前記補強部11の基部11a,突出部11bの下端にはフランジ部11c,11dが外方に折り曲げ形成されている。前記フランジ部11c,11dは、前記サイド上壁部2bの前記バルク部材6の上横辺部6aが固定された部分の上面に溶接固定されている。前記突出部11bのフランジ部11dは前記凹状ビード2eの上面に固定されている。
また前記本体部10の下端部10eは前記サイド上壁部2b,サイド下壁部3bを下方に貫通しており、下端部10eは前記サイド上壁部2b及びサイド下壁部3bに溶接固定され、さらに前記前,後壁部10aの外端部は前記バルク部材6の縦壁部6cに溶接固定されている。
本実施例によれば、アッパメンバ2,ロアメンバ3の、前記開口部1d近傍部分に凹状ビード部2e,3eを設け、該ビード部2e、3eにより前記前ブッシュ4aの取付け孔2f,3fと後ブッシュ4bの取付け孔2g,3gとを橋渡しした。つまり前記ビード部2e,3eを前記開口部1dの車両前後方向略全長に渡って設け、かつ該ビード部2e,3eが剛性断点のない形状となっているので、該サスペンションメンバ1の前記開口部1d周辺の剛性を高めることができ、ロアアーム4からの大荷重によりサスペンションメンバ1が変形・変位するのを抑制でき、操縦安定性やロードノイズを改善できる。
また前記凹状ビード部2e,3eに、開口部1d近傍に配置したバルク部材6の上横辺部6a,下横辺部6bを溶接したので、該バルク部材6により開口部1dの剛性をより一層高めることができる。
また、前記ロアメンバ3のビード部3eを、開口部1d内側に凹む凹状に設けたので、特に前ブッシュ4a取付け用ボルト5の頭部5bは凹状ビード部3e内に位置することとなるため、ボルト頭部5aが路面Gの障害物からの衝撃力により損傷したり、ボルト5が緩んだりするのを防止できる。
また、取付け脚部9に、その一部を突出させ、かつ上下方向に延長させてなる突出部11bを設けたので、該取付け脚部9の溶接作業等に支障が生じることなく、該取付け脚部9の断面積を大きくでき、その分取付け脚部9の剛性が向上し、この点からも操縦安定性を改善できる。また前記凹状ビード2eの前記上横辺部6aが溶接されている部分の上面に取付け脚部9の補強部11の下端を溶接固定したので、この点からも取付け脚部9の剛性を向上できる。
また前記突出部11bは上下方向に延びるとともに、前ブッシュ4aの取付け孔2fに近接する方向に突出しているので、取付け脚部9が取付け孔2fに近くなる分、ロアアーム4からの車両上下方向の大荷重を安定して受け止めることができる。
さらにまた、ロアアーム4からの車両前後方向の荷重に対しては、前記突出部11bの下端を前記車両前後方向に延設されたビード部2eに溶接固定したので、取付け脚部9の変形,変位を回避できる。
前記作用効果を、アッパ,ロアパネル2,3に設けたビード部2e,3e及び取付け脚部9に設けた突出部11bにより実現でき、重量,コスト及び生産性の点で有益である。
なお、前記実施例では、凹状のビード部2e、3eの場合を説明したが、本発明では凸状のビード部を設けても良い。
1 サスペンションメンバ
1d 開口部
2,3 アッパ,ロアメンバ(上部,下部板状部材)
2e,3e ビード部
2f,3f 前ブッシュの取付け孔
2g,3g 後ブッシュの取付け孔
4 ロアアーム
4a,4b 前,後ブッシュ
4a′ 前ブッシュ取付け部
9 取付け脚部
11b 突出部
11d フランジ部(下端部)
12 サイドメンバ(車体骨格部材)

Claims (2)

  1. 中空状をなすように結合された上部,下部板状部材を備え、車幅方向両側部に、ロアアームの、軸線を上下方向に向けた前,後ブッシュを差し込んで締結するための開口部を有する自動車用サスペンションメンバの補強構造において、
    前記上部、下部板状部材の前記開口部の近傍部分に、前記前ブッシュの取付け孔と後ブッシュの取付け孔とを橋渡しする凹状又は凸状のビード部を形成した
    ことを特徴とする自動車用サスペンションメンバの補強構造。
  2. 請求項1に記載の自動車用サスペンションメンバの補強構造において、
    前記上部板状部材の、前ブッシュ取付け部近傍に、該サスペンションメンバを車体骨格部材に取り付けるための取付け脚部を設け、
    該取付け脚部に、その一部が前記前ブッシュの取付け孔に近接する方向に突出し、かつ上下方向に延びる突出部を設け、該突出部の下端の少なくとも一部を前記ビード部に溶接接合した
    ことを特徴とする自動車用サスペンションメンバの補強構造。
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