JP5082668B2 - 電気機器の固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器の固定構造に関する。
従来から、各種の車両搭載機器の固定構造が提案されている。
たとえば、特開平6−270697号公報に記載された電気自動車の補機部品配置構造においては、エンジンルーム内に配置されたインバータ、補機バッテリ、エアコン用インバータ等の複数の補機部品同士をリンク機構を介して接続している。
そして、フロントボディが圧縮変形した場合には、各補機部品は、リンクの作用によって、それぞれ、車両の前後方向軸線から外れる方向へ移動する。これにより、補機部品を介して、室内に伝達される衝撃荷重を低減することができる。
さらに、特開平9−272459号公報に記載された電気自動車の車体前部構造においては、車両の衝突直後に堅物を介して積極的に電動機に衝撃エネルギを吸収させている。このように、衝突時における衝突エネルギを電動機を用いて、消耗させることで、コントロールボックスなどの車両搭載機器などが、車室内に入り込むことが抑制されている。
特開平6−270697号公報 特開平9−272459号公報
しかし、上記特開平6−270697号公報に記載された電気自動車の補機部品配置構造においては、車両の衝突等の大きな衝撃力が加えられると各補機機器同士が接触する恐れがある。
本発明においては、上記のよう課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両の衝突時などにおいて、車両に搭載された電気機器が他の部材と衝突等することを抑制すことができる電気機器の固定構造を提供することである。
本発明に係る電気機器の固定構造は、電気機器を収容可能な収容室を規定する車両本体と、車両本体に固定され、電気機器が載置される載置台と、特定の一方向に向けて電気機器が押圧されることで、電気機器と載置台との連結状態を解除可能に、電気機器を載置台に固定する固定機構と、電気機器に対して一方向後方側に設けられ、電気機器に対して一方向後方側に位置する後方部材を避けるように延びる案内部材とを備える。そして、上記案内部材は、搭載台との連結固定状態が解除された電気機器を後方部材から外れるように案内する。上記案内部材は、案内部材の延在方向に沿って延び、他の部分よりも厚肉とされたガイド部を含む。そして、電気機器と案内部材とを連結して、電気機器と案内部材とを連結固定すると共に、一方向に向けて電気機器に押圧力が加えられることで、電気機器と案内部材との連結固定状態を解除可能な接続部材をさらに備える。そして、上記案内部材との連結状態が解除された接続部材は、ガイド部と係合することで、ガイド部に沿って摺動し、電気機器をガイド部に沿って案内可能とされる。好ましくは、上記案内部材の剛性は、載置台の剛性よりも高い。
好ましくは、上記特定の一方向は、車両本体の前方側から後方側に向かう方向とされ、
案内部材は、電気機器の車両本体の後方側に設けられ、車両本体の後方に向かうにつれて、後方部材の上方に向けて傾斜する。
本発明に係る電気機器の固定構造によれば、車両の衝突時に、車両内に搭載された電気機器が他の部材と衝突することを抑制することができる。
本実施の形態に係る車両搭載機器の固定構造およびこの固定構造を備えた車両について説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示すブロック図である。この図1に示すように、ハイブリッド車両1は、エンジン100と、モータジェネレータ200と、動力分割機構300と、ディファレンシャル機構400と、ドライブシャフト500と、前輪である駆動輪600L,600Rと、PCU(Power Control Unit)700と、エアクリーナ800と、バッテリ1000と、A/C(air/conditioner)コンプレッサ1100とを備える。
そして、エンジン100と、モータジェネレータ200と、動力分割機構300と、PCU700と、A/Cコンプレッサ1100とは、エンジンルーム2内に配設される。モータジェネレータ200とPCU700とは、ケーブル900Aにより接続される。PCU700とバッテリ1000とは、ケーブル900Bにより接続される。PCU700とA/Cコンプレッサ1100とは、ケーブル900Cにより接続される。また、エンジン100およびモータジェネレータ200からなる動力出力装置は、動力分割機構300を介してディファレンシャル機構400に連結されている。ディファレンシャル機構400は、ドライブシャフト500を介して駆動輪600L,600Rに連結されている。
モータジェネレータ200は、3相交流同期電動発電機であって、PCU700から受ける交流電力によって駆動力を発生する。また、モータジェネレータ200は、ハイブリッド車両1の減速時等においては発電機としても使用され、その発電作用(回生発電)により交流電力を発電し、その発電した交流電力をPCU700へ出力する。
PCU700は、バッテリ1000から受ける直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ200を駆動制御する。また、PCU700は、モータジェネレータ200が発電した交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ1000を充電する。
動力分割機構300は、たとえばプラネタリギヤ(図示せず)を含んで構成される。
エンジン100および/またはモータジェネレータ200から出力された動力は、動力分割機構300からディファレンシャル機構400を介してドライブシャフト500に伝達される。ドライブシャフト500に伝達された駆動力は、駆動輪600L,600Rに回転力として伝達されて、車両を走行させる。このように、モータジェネレータ200は、電動機として作動する。
一方、車両の減速時等においては、駆動輪600L,600Rあるいはエンジン100によってモータジェネレータ200が駆動される。このとき、モータジェネレータ200が発電機として作動する。モータジェネレータ200により発電された電力は、PCU700内のインバータを介してバッテリ1000に蓄えられる。
図2は、PCU700の主要部の構成を示す回路図である。図2を参照して、PCU700は、コンバータ710と、インバータ720と、制御装置730と、コンデンサC1,C2と、電源ラインPL1〜PL3と、出力ライン740U,740V,740Wとを含む。コンバータ710は、バッテリ1000とインバータ720との間に接続され、インバータ720は、出力ライン740U,740V,740Wを介してモータジェネレータ200と接続される。
コンバータ710に接続されるバッテリ1000は、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池である。バッテリ1000は、発生した直流電圧をコンバータ710に供給し、また、コンバータ710から受ける直流電圧によって充電される。
コンバータ710は、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルLとからなる。パワートランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2,PL3間に直列に接続され、制御装置730からの制御信号をベースに受ける。ダイオードD1,D2は、それぞれパワートランジスタQ1,Q2のエミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにパワートランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間にそれぞれ接続される。リアクトルLは、バッテリ1000の正極と接続される電源ラインPL1に一端が接続され、パワートランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。
このコンバータ710は、リアクトルLを用いてバッテリ1000から受ける直流電圧を昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2に供給する。また、コンバータ710は、インバータ720から受ける直流電圧を降圧してバッテリ1000を充電する。
インバータ720は、U相アーム750U、V相アーム750VおよびW相アーム750Wからなる。各相アームは、電源ラインPL2,PL3間に並列に接続される。U相アーム750Uは、直列に接続されたパワートランジスタQ3,Q4を含み、V相アーム750Vは、直列に接続されたパワートランジスタQ5,Q6を含み、W相アーム750Wは、直列に接続されたパワートランジスタQ7,Q8を含む。ダイオードD3〜D8は、それぞれパワートランジスタQ3〜Q8のエミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにパワートランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間にそれぞれ接続される。そして、各相アームにおける各パワートランジスタの接続点は、出力ライン740U,740V,740Wを介してモータジェネレータ200の各相コイルの反中性点側にそれぞれ接続されている。
このインバータ720は、制御装置730からの制御信号に基づいて、電源ラインPL2から受ける直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ200へ出力する。また、インバータ720は、モータジェネレータ200によって発電された交流電圧を直流電圧に整流して電源ラインPL2に供給する。
コンデンサC1は、電源ラインPL1,PL3間に接続され、電源ラインPL1の電圧レベルを平滑化する。また、コンデンサC2は、電源ラインPL2,PL3間に接続され、電源ラインPL2の電圧レベルを平滑化する。
制御装置730は、モータトルク指令値、モータジェネレータ200の各相電流値、およびインバータ720の入力電圧に基づいてモータジェネレータ200の各相コイル電圧を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ3〜Q8をオン/オフするPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成してインバータ720へ出力する。
また、制御装置730は、上述したモータトルク指令値およびモータ回転数に基づいてインバータ720の入力電圧を最適にするためのパワートランジスタQ1,Q2のデューティ比を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするPWM信号を生成してコンバータ710へ出力する。
さらに、制御装置730は、モータジェネレータ200によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ1000を充電するため、コンバータ710およびインバータ720におけるパワートランジスタQ1〜Q8のスイッチング動作を制御する。
このPCU700においては、コンバータ710は、制御装置730からの制御信号に基づいて、バッテリ1000から受ける直流電圧を昇圧して電源ラインPL2に供給する。そして、インバータ720は、コンデンサC2によって平滑化された直流電圧を電源ラインPL2から受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ200へ出力する。
また、インバータ720は、モータジェネレータ200の回生動作によって発電された交流電圧を直流電圧に変換して電源ラインPL2へ出力する。そして、コンバータ710は、コンデンサC2によって平滑化された直流電圧を電源ラインPL2から受け、その受けた直流電圧を降圧してバッテリ1000を充電する。
ここで、インバータ720に供給される電圧は、600V程度となっており、衝突時においても、インバータを保護する必要がある。
図3は、エンジンルーム2内におけるエンジン1000、サスタワー160およびインバータ720などの車両搭載機器の配置関係を示す模式図である。
ハイブリッド車両1のボディは、たとえば、モノコックボディとされており、ボディは、ハイブリッド車両1の前後方向に延び、ハイブリッド車両1の幅方向に間隔を空けて配置されたサイドメンバ12と、このサイドメンバ12同士を接続するように、ハイブリッド車両1の幅方向に延びるクロスメンバとを備えている。
そして、エンジンルーム2は、フロントボディによって規定されており、このフロントボディ内にも、サイドメンバ12が延びている。
インバータ720に対しハイブリッド車両1の後方側(特定の位置方向後方側)には、エンジン100を支持するためのエンジンマウント150が位置している。このエンジンマウント150は、エンジン100の荷重およびエンジン100からの振動等に十分に堪えうる剛性を有しており、インバータ720の剛性よりも高くなっている。さらに、インバータ720の近傍の配置された車両搭載機器や搭載部材としては、エンジン100、サスタワー160等がある。
そして、本実施の形態に係るインバータ720の固定構造20は、ハイブリッド車両1と他の車両との衝突時に、インバータ720が、エンジン100、エンジンマウント150およびサスタワー160等の他の車両搭載機器と衝突することを抑制する。
図4は、インバータ720およびインバータ720の固定構造20を示す平面図であり、図5は、インバータ720およびインバータ720の固定構造20を示す側面図である。さらに、図6は、インバータ720およびインバータ720の固定構造20を示す斜視図である。
ここで、インバータ720の固定構造20は、インバータ720を載置する載置テーブル25と、この載置テーブル25とインバータ720とを連結固定する連結部材26,50と、フロントボディにインバータ720を固定する上方固定部材23とを備えている。さらに、固定構造20は、載置テーブル25のうち、インバータ720に対してハイブリッド車両1の後方側(特定の一方向後方側)に固定された案内部材30と、この案内部材30とインバータ720とを連結固定する固定部材40とを備えている。
載置テーブル25は、ボルト46,47によってサイドメンバ12に固定されている。この載置テーブル25は、ハイブリッド車両1の幅方向に亘って、インバータ720の底面を覆うように設けられている。
連結部材26は、インバータ720のサイドメンバ12側の側面と、載置テーブル25とを連結している。具体的には、インバータ720の側面に配設され、ボルト27a,28aによってインバータ720の側面に固定される連結部27,28と、連結部27,28に連設され、サイドメンバ12および載置テーブル25にボルト26aによって固定される連結部29とを備えている。
連結部29には、ボルト26aを挿入可能な貫通孔が形成されており、この貫通孔には、ハイブリッド車両1の前方に向けて延びる切欠部26bが接続されている。この切欠部26bは、連結部29の周縁部のうち、ハイブリッド車両1の前方側(特定の一方向前方側)に位置する縁部にまで達している。
連結部材50は、ハイブリッド車両1の前方側に位置する周面と、載置テーブル25とを連結してる。ここで、連結部材50は、載置テーブル25の一方の端部に、ボルト51aによって固定される連結部54と、インバータ720の前方側の周面にボルト52によって固定される連結部53とを備えている。なお、連結部54は、載置テーブル25の主表面に沿って配置されており、連結部材53は、連結部54の端部に接続され、連結部54から立ち上がるように形成されている。
そして、連結部54には、ボルト51aが挿入される貫通孔(図示せず)と、この貫通孔に連設され、ハイブリッド車両1の進行方向前方側に向けて延びる切欠部51bとが形成されている。そして、この切欠部51bは、連結部54の周縁部のうち、ハイブリッド車両1の前方側に位置する縁部にまで達している。
案内部材30は、載置テーブル25の底面にボルト31,32によって固定されている。この案内部材30は、図5に示すように、ハイブリッド車両1の後方に向かうにつれて、上方に傾斜している。このように、案内部材30は、インバータ720に対して、ハイブリッド車両1の後方側に配置されたエンジンマウント150から外れるように延びている。
図7は、案内部材30の正面図である。この図7に示すように、案内部材30は、側辺部に形成され、ハイブリッド車両1の前後方向に延びるガイド部31がハイブリッド車両1の幅方向に間隔を隔てて複数形成されており、ガイド部31間に位置する平坦部32は、ガイド部31よりも薄肉とされている。
このため、案内部材30の上面には、ガイド部31間に凹部が規定されており、この凹部内に、インバータ720と案内部材30とを互いに連結する連結部材40が固定されている。
この連結部材40は、インバータ720の背面と案内部材30とを連結し、案内部材30にボルト41によって固定されている。
図4から図6に示す上方固定部材23は、一方の端部が、ボディの一部であるフロントボディ11に固定され、インバータ720の上方を通り背面に向けて延びる分割固定部材23aと、この分割固定部材23aの他方の端部に固定され、インバータ720の背面に固定された分割固部材23bとを備えている。
分割固定部材23aは、ボルト(固定部材)23dによって、フロントボディ11に固定されており、さらに、ボルト(固定部材)23cによって、分割固定部材23bに固定されている。
上記のようにインバータ720を固定した状態で、ハイブリッド車両1が他の車両等と前面衝突した際には、当該他の車両が、ハイブリッド車両1のフロントボディ11を圧縮しながら、インバータ720に近接する。
そして、インバータ720が、上記他の車両やインバータ720より前方に位置する搭載機器から衝撃力を受けると、ボルト23cが破断する。
さらに、連結部材26のボルト26aは、切欠部26bを通り、連結部材26と載置テーブル25との係合状態が解除される。
また、連結部材50のボルト51aは、切欠部51bを通り、連結部材50と載置テーブル25との係合状態が解除され、その上、連結部材40と案内部材30とを連結固定するボルト41が破断する。なお、ボルト23cおよびボルト41の各径は、衝突の際に、インバータ720が他の車両やインバータ720より前方に位置する他の車両搭載機器によってインバータ720を介して受ける衝撃力によって破断可能なように選択されている。
このように、インバータ720と載置テーブル25とを連結固定する連結部材26、50による連結状態が解除され、さらに、インバータ720とフロントボディ11とを連結固定する上方固定部材23による連結状態が解除され、その上、インバータ720と案内部材30とを連結する連結部材40による連結状態が解除され、インバータ720は、フリーな状態となる。
このため、インバータ720が他の車両およびインバータ720の前方に位置する他の車両搭載機器から押圧されると、ハイブリッド車両1の後方に向けて変位可能となる。
そして、インバータ720は、案内部材30に沿って案内され、エンジンマウント150を避けるように変位する。
これにより、インバータ720が大きく損傷することを抑制することができ、インバータ720の保護を図ることができる。
ここで、案内部材30の剛性は、載置テーブル25よりも剛性が高く、変形することが抑制されており、案内部材30の案内方向が変形により変わることが抑制され、インバータ720は、エンジンマウント150と衝突することを抑制することができる。
図7において、ボルト41が破断した状態で、案内部材30に形成されたガイド部31と、連結部材40とが係合することで、連結部材40がガイド部31によって良好に案内される。これにより、連結部材40と連結するインバータ720も良好にガイド部31に沿って良好に案内される。なお、ボルト40aは、インバータ720の背面に対して、垂直に延びており、衝突の際にボルト40aに加えられる衝撃力は、ボルト40aの軸方向から加えられるため、ボルト40aは、ボルト41よりも破断し難くなっている。
なお、インバータ720とエンジンマウント150との衝突の抑制されていることについて説明したが、これに限られず、エンジン100およびサスタワー160との衝突についても抑制されている。
ここで、エンジンマウント150とフードとの間には、エンジンマウント150の上方をインバータ720が通過可能な程度の空間が規定されており、衝突の際には、インバータ720は、エンジンマウント150の上方を経由可能となっている。なお、本実施の形態においては、インバータ720の固定構造について説明したが、これに限られず、コンバータ、モータジェネレータ、リアクトルなどの電気機器にも好適であり、さらに、他の車両搭載機器にも適用することができる。さらに、本実施の形態においては、案内部材30は、インバータ720をエンジンマウント150の上方に位置する領域に向けて案内しているが、これに限られず、エンジンマウント150が占める領域と異なる領域に向けて案内可能とされている。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、電気機器の固定構造に好適ある。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示すブロック図である。 PCUの主要部の構成を示す回路図である。 エンジンルーム内におけるインバータ、エンジン、サスタワーなどの車両搭載機器の配置関係を示す模式図である。 インバータおよびインバータの固定構造を示す平面図である。 インバータおよびインバータの固定構造を示す側面図である。 インバータおよびインバータの固定構造を示す斜視図である。 案内部材の正面図である。
符号の説明
1 ハイブリッド車両、2 エンジンルーム、12 サイドメンバ、20 固定構造、23 上方固定部材、25 載置テーブル、26,50 連結部材、30 案内部材、31 ガイド部、100 エンジン、150 エンジンマウント、160 サスタワー、200 モータジェネレータ、720 インバータ。

Claims (3)

  1. 電気機器を収容可能な収容室を規定する車両本体と、
    前記車両本体に固定され、前記電気機器が載置される載置台と、
    特定の一方向に向けて前記電気機器が押圧されることで、前記電気機器と前記載置台との連結状態を解除可能に、前記電気機器を前記載置台に固定する固定機構と、
    前記電気機器に対して前記一方向後方側に設けられ、前記電気機器に対して前記一方向後方側に位置する後方部材を避けるように延びる案内部材とを備え、
    前記案内部材は、前記搭載台との連結固定状態が解除された前記電気機器を前記後方部材から外れるように案内し、
    前記案内部材は、前記案内部材の延在方向に沿って延び、他の部分よりも厚肉とされたガイド部を含み、
    前記電気機器と前記案内部材とを連結して、前記電気機器と前記案内部材とを連結固定すると共に、前記一方向に向けて前記電気機器に押圧力が加えられることで、前記電気機器と前記案内部材との連結固定状態を解除可能な接続部材をさらに備え、
    前記案内部材との連結状態が解除された前記接続部材は、前記ガイド部と係合することで、前記ガイド部に沿って摺動し、前記電気機器を前記ガイド部に沿って案内可能とされた、電気機器の固定構造。
  2. 前記案内部材の剛性は、前記載置台の剛性よりも高い、請求項1に記載の電気機器の固定構造。
  3. 前記特定の一方向は、前記車両本体の前方側から後方側に向かう方向とされ、
    前記案内部材は、前記電気機器の前記車両本体の後方側に設けられ、前記車両本体の後方に向かうにつれて、前記後方部材の上方に向けて傾斜する、請求項1または請求項2に記載の電気機器の固定構造。
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