JP2013193652A - 電動車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動車両において、車両前突時に、電力変換装置を収容したケースが破損しても内部が露出されにくくして高圧安全性を高める。
【解決手段】車両前部の駆動部収容室内に配設されたモータの駆動力により走行可能な電動車両は、駆動部収容室内に配置され、モータとの間で電力を授受する電力変換装置を収納した金属製のケース24を備える。ケース24は、開口部を有するケース本体26と、ケース本体26よりも伸び率が大きい金属材料からなり開口部を閉じるようにケース本体26に取り付けられるケースカバー28Uとを含む。そして、ケースカバー28Uの前端部には、ケース本体28の側面の少なくとも一部を覆うように形成された延長部29が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】車両前部の駆動部収容室内に配設されたモータの駆動力により走行可能な電動車両は、駆動部収容室内に配置され、モータとの間で電力を授受する電力変換装置を収納した金属製のケース24を備える。ケース24は、開口部を有するケース本体26と、ケース本体26よりも伸び率が大きい金属材料からなり開口部を閉じるようにケース本体26に取り付けられるケースカバー28Uとを含む。そして、ケースカバー28Uの前端部には、ケース本体28の側面の少なくとも一部を覆うように形成された延長部29が設けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、走行用動力源であるモータを搭載した電動車両に関する。
従来、モータを走行用動力源として搭載した電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車等の電動車両が知られている。このような電動車両では、車載バッテリから供給される直流電力をインバータ等の電力変換装置で交流電力に変換して、モータへ印加される。これにより、モータが駆動されて、走行用動力を出力することができる。
上記インバータ等の電力変換装置は、例えばアルミ合金等の金属製のケース(以下、適宜に「インバータケース」という)に収容されて、上記モータと共に車両前部にある駆動部収容室内に搭載されることがある。ここで、ハイブリッド自動車では、内燃機関であるエンジンを走行用動力源として搭載しており、エンジンが収容される車両前部の収容室がエンジンコンパートメントと呼ばれている。したがって、ハイブリッド自動車では、エンジンコンパートメントが電動車両の駆動部収容室に相当する。
上記電動車両に搭載される電力変換装置は高電圧を取り扱うことから、車両衝突時に、電力変換装置を収容するケースが破損しにくいように考慮して、電動車両の高圧安全性を高める必要がある。
上記のようなインバータケースに関連する先行技術文献として、たとえば、特開2007−237793号公報(特許文献1)には、上側ケースと下側ケースとからなり、インバータおよびPCU(Power Control Unit)を内部に収容したPCUケースが開示されている。
上記特許文献1に記載されるようなPCUケースは、電力ケーブルでモータと電気接続されることから、モータと共に駆動部収容室内に設置されることが一般的である。PCUケースは、例えばアルミダイカストにより好適に形成される。これは、樹脂等に比べて剛性が高く、加工が容易で、内部のインバータから生じる電磁波を吸収して露出させないようにするための導電性を有するため等の理由による。
しかし、アルミダイカスト部品は、比較的伸び率が小さくて衝撃を受けると破損しやすい材料でもあるので、車両衝突時、特に、車両の前部で衝突する車両前突時にPCUケースが破損して内部が露出しないようにすることが、高圧安全性を高めるうえで重要である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的は、車両前突時に、電力変換装置を収容したケースが破損しても内部が露出されにくくして電動車両の高圧安全性を高めることである。
本発明に係る電動車両は、車両前部の駆動部収容室内に配設されたモータの駆動力により走行可能な電動車両であって、前記駆動部収容室内に配置され、前記モータとの間で電力を授受する電力変換装置を収納した金属製のケースを備え、前記ケースは、開口部を有するケース本体と、前記ケース本体よりも伸び率が大きい金属材料からなり前記開口部を閉じるように前記ケース本体に取り付けられるケースカバーとを含み、前記ケースカバーの前端部には、前記ケース本体の側面の少なくとも一部を覆うように形成された延長部が設けられているものである。
本発明に係る電動車両において、前記ケースは前記駆動部収容室内にあるトランスアクスルの上部に前下がりに傾斜した姿勢で固定され、前記ケース本体は上端部に上側開口部を有するとともに前記ケースカバーは上側ケースカバーであり、前記上側ケースカバーに形成された延長部は前記ケース本体の前側面の上部を覆って形成されてもよい。
また、本発明に係る電動車両において、前記ケース本体はアルミダイカストにより形成され、前記ケースカバーはプレス加工された鉄板により構成されてもよい。
本発明に係る電動車両によれば、車両前突時に衝撃で電力変換装置を収容したケースが破損しても、ケース内部が露出されにくくなって、電動車両の高圧安全性を高められる。
以下に、本発明に係る実施の形態(以下、実施形態という)について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
また、以下においては、電動車両として走行用動力源としてエンジンおよびモータジェネレータを搭載したハイブリッド自動車を例に説明するが、本発明はモータジェネレータのみを走行用動力源として搭載する電気自動車に適用されてもよいし、二次電池からなるバッテリに加えて燃料電池を搭載した燃料電池車に適用されてもよい。
図1は、ハイブリッド自動車10の車両前部に位置するエンジンコンパートメント内の構成を平面視で概略的に示す図である。図1において、左側が車両前方、右側が車両後方、上側が車両右側、下側が車両左側に相当する。
また、図2は、エンジンコンパートメント内の構成を衝突実験用バリアBと共に側面視で概略的に示す図である。図2において、左側が車両前方、右側が車両後方、上側が車両上側、下側が車両下側に相当する。また、図2(図4,5においても同様)に示される衝突実験用バリアBは、例えば、コンクリートブロック、鉄塊等によって構成される。さらに、図2では、バリアBが地面Gから所定の高さに設けられている例を示す。これは、地面Gから車台までの高さが乗用車に比べて高いトラック等との衝突を想定しているためである。
図1および図2に示すように、ハイブリッド自動車10は、車両の前部にエンジンコンパートメント12を備える。エンジンコンパートメント12は、後述するエンジンおよびモータジェネレータを含む駆動部を収容する駆動部収容室である。エンジンコンパートメント12の上方はフードパネル13によって覆われており、エンジンコンパートメント12の後方は隔壁15によって車室内と仕切られている。
また、ハイブリッド自動車10は、車両の左右両側において車両前後方向に延伸するサイドメンバー14L,14Rを備える。車両前部においてサイドメンバー14L,14R間には、ラジエータ16が上下方向に沿った姿勢で支持されている。
エンジンコンパートメント12内には、内燃機関であるエンジンユニット20が搭載されている。エンジンユニット20は、図示しないブラケットによってサイドメンバー14L,14R等を含む車台に固定されている。エンジンユニット20の出力軸であるクランクシャフト(図示せず)は、後述するトランスアクスルに接続されている。
また、エンジンコンパートメント12内には、トランスアクスル22がエンジンユニット20に隣接して搭載されている。トランスアクスル22には、2つのモータジェネレータMG1,MG2とこれらの出力軸に連結されるギヤ列とが含まれる。トランスアクスル22は、例えばアルミダイカスト製のトランスアクスルハウジング23内にモータジェネレータMG1,MG2等を収容して一体的に構成されている。
トランスアクスル22の出力軸は、図示しない車軸等を介して車輪18に接続されている。これにより、トランスアクスル22は、エンジンユニット20およびモータジェネレータMG1,MG2の動力を車輪18に伝達して走行することができ、他方、減速時等には車輪18からモータジェネレータMG1,MG2の少なくとも一方に動力が入力されて回生発電が行われるようになっている。
なお、本実施形態ではトランスアクスルに2つのモータジェネレータが含まれる例について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、トランスアクスルに1つのモータジェネレータが含まれてもよい。また、トランスアクスルのギヤ列には、モータジェネレータと車軸との間、および/または、エンジンユニットとモータジェネレータとの間の連結を断続するためのクラッチ機構が設けられてもよい。
トランスアクスル22を構成するトランスアクスルハウジング23の上部には、例えばアルミ合金製などの金属製筐体であるケース24が固定されている。ケース24は、図示しないブラケットによってトランスアクスル22に取り付けられている。また、図2に示すように、ケース24は、上面が前方に下がるように傾斜した姿勢で配置されている。この場合、ケース24の前端縁、すなわち、ケース24の前方上側角部25の位置がトランスアクスル22の前方縁部よりも車両後方側となるように配置されている。このようにすることで、車両が前突したときにラジエータ16等が後方へ移動してきても、トランスアクスル22によって受け止められるので、車両前突時の衝突荷重がケース24に作用するのを抑制でき、その結果、ケース24が破損しにくくなって高圧安全性が向上する。
ケース24には、直流電圧と交流電圧との間で双方向に変換可能なインバータが収容されている。この意味でケース24はインバータケースとも呼ばれる。また、ケース24は、ハイブリッド自動車10における電力制御全般を司るパワーコントロールユニット(PCU)を収容していてもよく、この意味でケース24はPCUケースとも呼ばれる。さらに、ケース24には、インバータのほかに、車載バッテリ(図示せず)から供給される直流電圧を昇圧してインバータに供給する一方、回生時にインバータから供給される直流電圧を降圧して車載バッテリに充電するための昇降圧コンバータが収容されてもよい。
図示していないが、ケース24から各モータジェネレータMG1,MG2には、それぞれ3本、計6本の電力ケーブルが延びている。この場合、モータジェネレータMG1,MG2は、それぞれ、三相交流回転電機である。これらの電力ケーブルを介してインバータとモータジェネレータMG1,MG2との間で電力の授受が行われる。本実施形態におけるように、ケース24がトランスアクスル22の直上に搭載されることで、上記電力ケーブルの余裕長を短くすることができ、コスト低減を図れる利点がある。
なお、図1ではエンジンコンパートメント12内のエンジンユニット20およびトランスアクスル22の周囲は空白となっているが、これらのスペースには駆動系、冷却系、空調系等の様々な補機類または補機部材が略びっしりと配置されている。
また、エンジンコンパートメント12内においてケース24の前方には、剛性が高い部品を極力配置しないこととして空間としておくのが好ましい。これは、車両前突時に上記部品が後方に移動することでケース24に衝突するのを避けてケース24の破損を抑制するためである。他方、狭いエンジンコンパートメント12内にこのような空間を設けるとスペース効率が悪くなる。したがって、ケース24の前方であってラジエータ16との間に、例えば冷却液リザーブタンク、エアダクト等の比較的つぶれやすい部品を配置してもよい。このように比較的つぶれやすい部品であれば、車両前突時の衝突エネルギーを吸収・緩和する機能を果たし、ケース24の破損を抑制するうえで役に立つし、かつ、エンジンコンパートメント12のスペース効率も良くなる。
図3は、本実施形態におけるケース24と、これをトランスアクスル22のハウジング23に取り付けるための前後ブラケット30,32とを示す斜視図である。
ケース24は、金属製の筐体であって、上端開口部および下端開口部を有するケース本体26と、ケース本体26の上端開口部を閉じる上ケースカバー28Uと、ケース本体26の下ケースカバー28Lとから構成される。ケース本体26は、矩形筒状をなし、例えばアルミダイカスト等により好適に形成される。
上ケースカバー28Uおよび下ケースカバー28Lは、周縁部においてケース本体26にボルトにより締結固定されている。これらのケースカバー28U,28Lは、ケース本体26よりも伸び率が大きい金属材料により形成されている。具体的には、ケースカバー28U,28Lは、例えば鉄板をプレス加工したものが好適に用いられる。
なお、本実施形態におけるケース24は、上ケースカバー28Uと下ケースカバー28Lとを有するものとして説明するが、有底筐体状のケース本体と上ケースカバーとでケースが構成されてもよい。
上ケースカバー28Uの前端部には、ケース本体26の前側面の上部を覆うように延長部29が形成されている。この延長部29は、上ケースカバー28Uの上面から、ケース本体26の前側面に沿って垂下するように上面から曲げ形成されている。
この延長部29の先端部、すなわち、下端部は、ケース本体26に対して固定されていない自由端とされている。延長部29の先端部がケース本体26に固定されると、後述するような車両前方からの衝撃荷重を受けたときに延長部29の固定部を介してケース本体26に衝撃荷重の分力を伝達することになり、その固定部においてケース本体26を破損する可能性がある。これに対し、本実施形態のように、上ケースカバー28Uの延長部29の先端部をケース本体26に固定しないことで、上記衝撃荷重を受けて変形するときに延長部29がケース本体26に対して相対移動することが可能になり、ケース本体を破損する可能性を低減できる利点がある。
さらに、ケース本体26の前側面および後側面の下部には、それぞれ2つずつの取付部34が突出して形成されている。各取付部34には、ボルト挿通孔36がそれぞれ貫通形成されている。これらの取付部34を介して、ケース24は、前ブラケット30および後ブラケット32の上部に締結固定されている。
前ブラケット30および後ブラケット32は、それぞれ、例えば鉄板等の金属板を側面視で略Z形状に曲げ加工して形成されている。各ブラケット30,32の下部には、それぞれ、ボルト挿通孔38が貫通形成されている。これらのボルト挿通孔38に挿通されたボルトがトランスアクスルハウジング23の雌ねじ穴に螺合されることにより、ケース24が前後ブラケット30,32を介してトランスアクスル22に取り付けられる。
図4は、比較例のケース24Aを示す側面図であり、図4(a)は前下がり傾斜姿勢でトランスアクスル22に直接搭載されているケース24Aを示し、図4(b)はケース24Aが車両前突時にエンジンコンパートメント12内に進入してきたバリアBがケース24Aに衝突するときの様子を示し、図4(c)はバリアBとの衝突によりケース24Aが破損した状態を示す。また、図5は、本実施形態におけるケース24を示す側面図であり、図5(a)〜(c)は図4(a)〜(c)に対応する。
図4(a)に示すように、比較例のケース24Aは、水平面に対して角度θだけ傾斜した前下がりの姿勢でエンジンコンパートメント12内に搭載されている。このようなケース24Aを備えた電動車両が前突した場合、図4(b)に示すように、バリアBが直接に若しくはフードパネル13を介してエンジンコンパートメント12内に進入してくるか、または、ケース24Aの前方に位置するラジエータ16等の補機部品が後方へ移動することにより、ケース24の前方上側角部に衝突することが想定される。
この場合、ケース本体26は上述したようなアルミダイカスト部品であるために衝撃に対する伸び率が比較的低い、換言すれば脆性が高いために、衝突荷重によって前方上側角部が破損または破断して開口部27が形成される可能性がある。そうすると、この開口部27を介して内部の電力変換装置が前方に向いて露出した状態となり、好ましくない。
これに対し、本実施形態におけるケース24の場合、上ケースカバー28Uに形成された延長部29がケース本体26の前方上側角部を覆って設けられており、かつ、上ケースカバー28Uはケース本体26よりも伸び率が比較的大きい、換言すればじん性が高い金属材料で形成されている。そのため、車両前突時の衝撃荷重が上ケースカバー28Uの延長部29に作用しても、延長部29は変形するもののケース24からちぎれ落ちることはなく、むしろ、延長部29の先端部が下方へ移動するように変形してケース本体26の前側面の上部を覆うことができる。
したがって、本実施形態の電動車両によれば、車両前突時にケース本体26が破損して開口部27が形成されたとしても、上ケースカバー28Uの延長部29によって開口部27を覆うことができる。これにより、ケース24内に収容された電力変換装置が前方に向けて露出されにくくなり、電動車両の高圧安全性が向上する。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載される事項の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記においてはケース24がトランスアクスル22上に前下がり姿勢で搭載されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6(a)に示すように、ケースは、水平姿勢でトランスアクスル上に搭載されてもよいし、あるいは、図6(b)に示すように、後下がりの姿勢でトランスアクスル上に搭載されてもよい。水平姿勢で搭載される場合にはケース本体26の前側面の略全体を覆うように上ケースカバー28Uの延長部29を形成するのが好ましく、後下がり姿勢で搭載される場合には下ケースカバー28Lの前端部に延長部29を形成するのが好ましい。
また、上記においては、インバータ等の電力変換装置を収容したケース24がトランスアクスル22上に取り付けられる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ケース24がブラケット等によって車両ボディに固定されてもよい。
さらに、上記においてはケース24の前方にラジエータの上部が位置するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、ラジエータの上部位置が低くてケースの前方がフードパネルとなっている構成であってもよい。
10 ハイブリッド自動車(電動車両)、12 エンジンコンパートメント(駆動部収容室)、13 フードパネル、14L,14R サイドメンバー、15 隔壁、16 ラジエータ、18 車輪、20 エンジンユニット、22 トランスアクスル、23 トランスアクスルハウジング、24 ケース、25 前方上側角部、26 ケース本体、27 開口部、28U 上ケースカバー、28L 下ケースカバー、29 延長部、30 前ブラケット、32 後ブラケット、34 取付部、36,38 ボルト挿通孔、B 衝突実験用バリア、MG1,MG2 モータジェネレータ、θ 傾斜角度。
Claims (3)
- 車両前部の駆動部収容室内に配設されたモータの駆動力により走行可能な電動車両であって、
前記駆動部収容室内に配置され、前記モータとの間で電力を授受する電力変換装置を収納した金属製のケースを備え、
前記ケースは、開口部を有するケース本体と、前記ケース本体よりも伸び率が大きい金属材料からなり前記開口部を閉じるように前記ケース本体に取り付けられるケースカバーとを含み、
前記ケースカバーの前端部には、前記ケース本体の側面の少なくとも一部を覆うように形成された延長部が設けられている、
電動車両。 - 請求項1に記載の電動車両において、
前記ケースは前記駆動部収容室内にあるトランスアクスルの上部に前下がりに傾斜した姿勢で固定され、前記ケース本体は上端部に上側開口部を有するとともに前記ケースカバーは上側ケースカバーであり、前記上側ケースカバーに形成された延長部は前記ケース本体の前側面の上部を覆って形成されている、電動車両。 - 請求項1または2に記載の電動車両において、
前記ケース本体はアルミダイカストにより形成され、前記ケースカバーはプレス加工された鉄板により構成される、電動車両。
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