JP2014196058A - 車載機器の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体から離脱した車載機器をより良好に保護空間へと案内することができる車載機器の固定構造の提供。【解決手段】ハイブリッド車両における車載機器としてのPCU40の固定構造は、少なくともPCU40の後側で保護空間16に向けて延在する案内部15gを有すると共に車体を構成するサイドメンバ12に固定されると案内部材としてのトレイ15と、PCU40とそれよりも前側に位置する車体の一部であるラジエータサポート17との間に配置され、当該ラジエータサポート17に連結されると共に、PCU40の上部および下部に連結されるブラケット50とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、車載機器を車体に対して離脱可能に固定する車載機器の固定構造に関する。
従来、この種の車載機器の固定構造として、インバータが載置される載置台と、特定の一方向に向けてインバータが押圧された際にインバータと載置台との連結状態が解除されるように当該インバータを載置台に固定する固定機構と、インバータに対して一方向後方側に設けられて当該一方向後方側に位置する後方部材を避けるように延在し、搭載台との連結固定状態が解除された車両搭載機器を後方の保護空間へと案内する案内部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。なお、従来、車両のエンジンルーム内へのインバータの取付手法として、インバータの前側上部に固定されたブラケットを当該インバータの前方に位置する車両骨格部材に固定するものが知られている(例えば、特許文献3)。
特開2009−040336号公報 特開2009−090818号公報 特開2005−262894号公報
上記特許文献1および2に記載されたような案内部材を含む車載機器の固定構造によれば、車体に外力が作用した場合に、インバータといった車載機器を車体から離脱させると共に他の部材と衝突しないように案内部材に沿って移動させることができる。しかしながら、従来の車載機器の固定構造では、車載機器への力の加わり方によっては、車体から離脱した車載機器が予定されていない方向に移動し、車載機器を案内部材によって適正に案内し得なくなったり、車載機器の移動が案内部材によって却って妨げられてしまったりするおそれもある。
そこで、本発明は、車体から離脱した車載機器をより良好に保護空間へと案内することができる車載機器の固定構造の提供を主目的とする。
本発明による車載機器の固定構造は、車載機器を車体に対して離脱可能に固定すると共に、前記車体から離脱した前記車載機器を後方の保護空間へと案内する車載機器の固定構造において、少なくとも前記車載機器の後側で前記保護空間に向けて延在する案内部を有すると共に前記車体に固定される案内部材と、前記車載機器よりも前側に位置する前記車体の一部と該車載機器との間に配置され、前記車体の一部に連結されると共に、前記車載機器の上部および下部に連結されるブラケットとを備えることを特徴とする。
この車載機器の固定構造は、少なくとも車載機器の後側で保護空間に向けて延在する案内部を有すると共に車体に固定される案内部材を備えており、当該案内部材により、車体から離脱した車載機器を後方の保護空間へと案内することができる。そして、この固定構造は、車載機器とそれよりも前側に位置する車体の一部との間に配置され、当該車体の一部に連結されると共に、車載機器の上部および下部に連結されるブラケットを備える。これにより、この固定構造では、車体に外力が作用した場合、ブラケットにより車載機器の上部および下部が押されることから、車載機器に力が不均等に加えられるのを抑制すること可能となる。従って、車体に作用した外力によりブラケットと上記車体の一部または車載機器との連結が断たれた際には、車体から離脱した車載機器をその後方で保護空間に向けて延在する案内部材の案内部へとスムースに移動させることができる。この結果、この車載機器の固定構造によれば、車体から離脱した車載機器を後方の保護空間へとより良好に案内することが可能となる。
また、前記車載機器は、前記案内部材に載置されると共に該案内部材に固定解除可能に固定されてもよく、前記案内部材の前記案内部は、前記車載機器の後側で斜め上方かつ後方に向けて延在してもよい。これにより、車体に作用した外力によってブラケットと上記車体の一部または車載機器との連結が断たれた際には、案内部材に対する固定が解除されて車体から離脱した車載機器を案内部へと極めてスムースに移動させることが可能となり、車載機器を後方の保護空間へと極めて良好に案内して、車載機器とその後方に配置された要素との衝突をより確実に抑制することができる。
更に、前記ブラケットは、前記車載機器の前面を覆うように形成されてもよい。これにより、車体に外力が作用したことにより車載機器の前側に配置された要素が車両前側から後側へと移動した際に、ブラケットによって車載機器の前側に配置された要素と車載機器とが直接衝突するのを抑制し、車載機器をより良好に保護することが可能となる。
また、前記車載機器は、少なくともインバータを含む電気機器であってもよい。すなわち、本発明による車載機器の固定構造は、インバータを含む電気機器を車体に固定するのに極めて有用である。
本発明による車載機器の固定構造を有する車両を示す斜視図である。 図1に示す車両のエンジンコンパートメントにおける車載機器の固定構造を示す模式図である。 本発明による車載機器の固定構造の要部を示す模式図である。 本発明による車載機器の固定構造を構成するブラケットの斜視図である。 本発明による車載機器の固定構造の要部を示す拡大断面図である。
次に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明による車載機器の固定構造を有する車両であるハイブリッド車両10を示す斜視図である。同図に示すハイブリッド車両10は、動力を出力可能なエンジン20と、それぞれ動力を入出力可能な2体のモータMG1およびMG2とプラネタリギヤ(何れも図示省略)とを含むハイブリッドトランスアクスル(以下、単に「トランスアクスル」という)30と、モータMG1およびMG2を駆動制御するための車載機器であるパワーコントロールユニット(以下、「PCU」という)40と、例えばニッケル水素二次電池あるいはリチウムイオン二次電池である複数の電池セルを有すると共にPCU40を介してモータMG1およびMG2と電力をやり取り可能なバッテリ100とを含む。
エンジン20は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力する内燃機関である。トランスアクスル30を構成するモータMG1およびMG2は、何れも発電機として作動すると共に電動機として作動することができる同期発電電動機である。また、トランスアクスル30を構成するプラネタリギヤは、エンジン20のクランクシャフトに連結される第1要素(例えばプラネタリキャリア)と、モータMG1の回転軸に連結される第2要素(例えばサンギヤ)と、駆動輪(本実施形態では前輪)に動力を伝達する駆動軸に連結される第3要素(例えばリングギヤ)とを有する。更に、プラネタリギヤに連結される駆動軸には、図示しない減速機構または変速機構を介してモータMG2の回転軸が連結される。そして、モータMG1,MG2やプラネタリギヤは、エンジン20のケーシングに接続されるトランスミッションケース内に収容される。
PCU40は、モータMG1を駆動する第1インバータと、モータMG2を駆動する第2インバータとを含む。第1インバータは、バッテリ100からの直流電力を交流電力に変換してモータMG1に印加したり、モータMG1からの交流電力を直流電力に変換してバッテリ100等に供給したりする。第2インバータは、バッテリ100からの直流電力を交流電力に変換してモータMG2に印加したり、モータMG2からの交流電力を直流電力に変換してバッテリ100等に供給したりする。
更に、PCU40は、バッテリ100からの電力を昇圧して第1および第2のインバータに供給すると共に第1および第2のインバータからの電力を降圧してバッテリ100に供給することができる昇降圧コンバータや、コンデンサ、バッテリ100からの電力を降圧して補機バッテリや他の補機類に供給可能なDC/DCコンバータ、電力制御用のIPM(インテリジェントパワーマネージメント)モジュール、第1および第2のインバータ等を介してモータMG1およびMG2を制御する電子制御ユニット等を含む。上記第1および第2インバータや昇降圧コンバータ等は、例えばアルミダイキャストにより鋳造されたアルミニウム合金等により形成されたケース41内に収容される。
そして、エンジン20は、図1に示すように、車体の前部に画成されたエンジンコンパートメント11内にクランクシャフトの軸方向が車幅方向に一致するように横置きに搭載される。同様に、トランスアクスル30も、エンジンコンパートメント11内にモータMG1およびMG2ならびに動力分配機構の軸方向が車幅方向に一致するように横置きに配置される。また、PCU40も、エンジン20やトランスアクスル30と共にエンジンコンパートメント11内に搭載される。本実施形態において、PCU40は、エンジンコンパートメント11の前部に形成された図示しないラジエータグリルからの走行風が当たるように、当該ラジエータグリルやその背後に配置されたラジエータと対向するようにトランスアクスル30の前方かつ斜め上方に設置される。更に、バッテリ100は、例えば後部座席の下方等に搭載され、車体側部に沿うように敷設されるパワーケーブル90を介してPCU40と接続される。
図2は、ハイブリッド車両10のエンジンコンパートメント11におけるPCU40の固定構造を示す模式図である。同図に示すように、エンジンコンパートメント11内には、車体を構成するサイドメンバ12が配置されている。サイドメンバ12には、トランスアクスル30の前方に位置するように固定具14等を介してトレイ15が固定され、当該トレイ15には、トランスアクスル30の前方かつ斜め上方に位置するようにPCU40が取り付けられる。トレイ15は、PCU40の載置台および案内部材として機能するものであり、例えば鉄板等の鋼材を例えばプレス成形することにより製造される。
本実施形態において、トレイ15は、車載時に車両前側に位置する平坦部15fと、当該平坦部15fから図中下側に延出されると共に平坦部15fから離間するにつれて斜め上方に延在するように形成された案内部15gとを有する。図2に示すようにPCU40は、平坦部15fと案内部15gとに跨るようにトレイ15に載置され、当該トレイ15に対して固定解除可能に固定される。案内部15gは、車載時にトレイ15上のPCU40の後方でトランスアクスル30の上方、すなわち図示しないボンネットとトランスアクスル30の間に確保される保護空間16に向けて延在する。
図2に示すように、PCU40のケース41は、両側の側面の車両前寄りの下部から車幅方向における外側に延出された左右一対の前側固定部42を有する。前側固定部42は、図3に示すように、PCU40の車載時に車両前方側が開放されるように形成された取付孔42aを有し、当該取付孔42aに挿通されると共にトレイ15に螺合される固定ボルト43により当該トレイ15に固定(締結)される。また、ケース41の車両後側の背面には、固定ブラケット44が固定されており、当該固定ブラケット44も、前側固定部42の取付孔42aと同様の取付孔(図示省略)を有しており、当該取付孔に挿通されると共にトレイ15に螺合される固定ボルト45により当該トレイ15に固定(締結)される。
これにより、車両前側から後側へと向かう大きな力がPCU40に作用すると、取付孔42a等が車両前方側に開放されていることから、前側固定部42や固定ブラケット44が固定ボルト43,45から外れ、それによりトレイ15からのPCU40の離脱が許容される。これに対して、PCU40に車両前側から後側へと向かう大きな力が作用しなければ、当該PCU40は、2つの前側固定部42および固定ブラケット44を介して(3点で)トレイ15に対して安定に固定される。
また、エンジンコンパートメント11内には、図示しないラジエータを支持すると共に車体の一部を構成するラジエータサポート17が配置されている。ラジエータサポート17は、トレイ15に固定されたPCU40よりも車両前方に位置し、PCU40とラジエータサポート17との間には、ブラケット50が配置される。ブラケット50は、鉄板等の鋼材を例えばプレス成形することにより製造され、PCU40の前面を覆うように形成される。これにより、車体に外力が作用したことによりPCU40の前側に配置されたラジエータサポート17等が車両前側から後側へと移動したとしても、ブラケット50によってラジエータサポート17とPCU40とが直接衝突するのを抑制し、PCU40をより良好に保護することが可能となる。
図4に示すように、ブラケット50は、PCU40(ケース41)の前面と対向するカバー部51と、カバー部51の同図における上部からPCU40側に延出された第1上側連結部52と、当該第1上側連結部52からPCU40とは反対側に延出された第2上側連結部54と、カバー部51の同図における下部からPCU40側に延出された左右一対の下側連結部56とを有する。また、ブラケット50は、カバー部51の両側から延出されて第1上側連結部52や各下側連結部56と連続する左右一対の側壁部を有する。
ブラケット50の第1上側連結部52は、2つのボルト孔52aを有し、各ボルト孔52aに挿通されると共にケース41に螺合される固定ボルト53によりPCU40(ケース41)の上部(上面)に連結(離脱可能に固定)される。また、第2上側連結部54は、1つのボルト孔54aを有し、当該ボルト孔54aに挿通されると共にラジエータサポート17に螺合される固定ボルト55により当該ラジエータサポート17に連結(離脱可能に固定)される。更に、下側連結部56は、それぞれ1つの雌ネジ孔56aを有し、トレイ15上に配置されて固定ボルト57によりPCU40(ケース41)の下部に連結(離脱可能に固定)される。
本実施形態において、PCU40のケース41には、両側の側面の下部からトレイ15に固定される前側固定部42よりも車両前側かつケース41の上部側(下側連結部56の厚み分だけ上側)に位置するように左右一対の連結部46が車幅方向における外側に延出されている。各連結部46は、1つのボルト孔46aを有し、上記固定ボルト57は、当該ボルト孔46aに挿通されると共にトレイ15上に配置されたブラケット50の対応する下側連結部56の雌ネジ孔56aに螺合される。また、本実施形態において、ブラケット50の各下側連結部56は、楔状に形成された先端部56tを有しており、トレイ15におけるブラケット50の固定位置は、図5に示すように、各下側連結部56の先端部56tが対応する前側固定部42とトレイ15との隙間に臨むように定められる。
上述のようにしてPCU40がエンジンコンパートメント11内に固定されるハイブリッド車両10では、ブラケット50に作用する車両前側から後側へと向かう力が所定値を超えると、ブラケット50の第2上側連結部54と車体の一部であるラジエータサポート17とを締結する固定ボルト55の軸部が破断され、それによりブラケット50とラジエータサポート17すなわち車体との連結が断たれる。また、ブラケット50の第1上側連結部52とPCU40とを締結する固定ボルト53や下側連結部56とPCU40とを締結する固定ボルト57の軸部が破断された際にも、ブラケット50とPCU40との連結が断たれる。そして、これらの場合には、上述のように前側固定部42等の取付孔42a等が車両前方側に開放されていることにより、前側固定部42や固定ブラケット44が固定ボルト43,45から外れ、その結果、PCU40は車体およびトレイ15から離脱する(固定解除される)。また、本実施形態では、楔状に形成された下側連結部56の先端部56tが前側固定部42とトレイ15との隙間に車両前側から臨むように配置されることから、ラジエータサポート17と共にブラケット50が車両前側から後側へと移動するのに伴って固定ボルト43を破断させることも可能となる。
そして、ハイブリッド車両10では、例えばハイブリッド車両10の衝突等により外力すなわち車両前側から後側へと向かう力が車体に作用した場合、ブラケット50により車載機器としてのPCU40の上部および下部が車両後側へと押されることから、PCU40に力が不均等に加えられるのを抑制すること可能となる。これにより、車体に作用した車両前側から後側へと向かう力によってブラケット50とラジエータサポート17またはPCU40との連結が断たれた際には、PCU40がトレイ15に押し付けられて食い込んでしまうのを抑制しつつ、車体およびトレイ15から離脱したPCU40をその後方に配置されたトレイ15の案内部15gへと極めてスムースに移動させることができる。この結果、PCU40を後方の保護空間16へと極めて良好に案内して、PCU40とその後方に配置されたトランスアクスル30との衝突をより確実に抑制することができる。
以上説明したように、ハイブリッド車両10における車載機器としてのPCU40の固定構造は、少なくともPCU40の後側で保護空間16に向けて延在する案内部15gを有すると共に車体を構成するサイドメンバ12に固定される案内部材としてのトレイ15を含み、当該トレイ15により、車体から離脱したPCU40を後方の保護空間16へと案内することができる。そして、PCU40の固定構造には、PCU40とそれよりも前側に位置する車体の一部であるラジエータサポート17との間に配置され、当該ラジエータサポート17に連結されると共に、PCU40の上部および下部に連結されるブラケット50が含まれる。これにより、ハイブリッド車両10では、PCU40を後方の保護空間16へと極めて良好に案内して、PCU40とその後方に配置されたトランスアクスル30との衝突をより確実に抑制することが可能となる。
また、ハイブリッド車両10における車載機器としてのPCU40は、トレイ15に載置されると共に当該トレイ15に固定解除可能に固定され、トレイ15の案内部15gは、PCU40の後側で斜め上方かつ後方に向けて延在する。これにより、車体に作用した車両前側から後側へと向かう力によってブラケット50とラジエータサポート17またはPCU40との連結が断たれた際には、車体およびトレイ15から離脱したPCU40をその後方に配置されたトレイ15の案内部15gへと極めてスムースに移動させることが可能となる。更に、上述のブラケット50は、PCU40の前面を覆うように形成されているので、車体に大きな外力が作用したことによりPCU40の前側に配置されたラジエータサポート17等が車両前側から後側へと移動しても、ブラケット50によってPCU40の前側に配置されたラジエータサポート17等とPCU40とが直接衝突するのを抑制し、PCU40をより良好に保護することが可能となる。
なお、上記ハイブリッド車両10におけるPCU40の固定構造は、第1および第2インバータを含むPCU40を車体に固定するのに極めて有用なものであるが、当該固定構造の適用対象は、インバータを含む電気機器であるPCU40に限られるものではなく、例えばバッテリといったような他の車載機器であってもよいことはいうまでもない。また、上記ハイブリッド車両10は、2つのモータMG1およびMG2とプラネタリギヤとを含むものであるが、本発明は、エンジンにより駆動される発電機と、走行用の動力および回生制動力を出力する電動機とを備えるシリーズ方式のハイブリッド車両や、少なくとも回生制動力、更には走行用の動力を出力可能な発電電動機を備える1モータ式(パラレル式)のハイブリッド車両、エンジンのみを走行用の動力発生源として備える車両、モータのみを走行用の動力発生源として備える車両(電気自動車)に適用されてもよい。
そして、上記実施形態における主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載された発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載された発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施形態はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、車両の製造産業等において利用可能である。
10 ハイブリッド車両、11 エンジンコンパートメント、12 サイドメンバ、14 固定具、15 トレイ、15f 平坦部、15g 案内部、16 保護空間、17 ラジエータサポート、20 エンジン、30 ハイブリッドトランスアクスル、40 パワーコントロールユニット(PCU)、41 ケース、42 前側固定部、42a 取付孔、43,45,53,55,57 固定ボルト、44 固定ブラケット、46 連結部、46a,52a,54a ボルト孔、50 ブラケット、51 カバー部、52 第1上側連結部、54 第2上側連結部、56 下側連結部、56a 雌ネジ孔、56t 先端部、90 パワーケーブル、100 バッテリ。

Claims (4)

  1. 車載機器を車体に対して離脱可能に固定すると共に、前記車体から離脱した前記車載機器を後方の保護空間へと案内する車載機器の固定構造において、
    少なくとも前記車載機器の後側で前記保護空間に向けて延在する案内部を有すると共に前記車体に固定される案内部材と、
    前記車載機器よりも前側に位置する前記車体の一部と該車載機器との間に配置され、前記車体の一部に連結されると共に、前記車載機器の上部および下部に連結されるブラケットと、
    を備えることを特徴とする車載機器の固定構造。
  2. 請求項1に記載の車載機器の固定構造において、
    前記車載機器は、前記案内部材に載置されると共に該案内部材に固定解除可能に固定され、
    前記案内部材の前記案内部は、前記車載機器の後側で斜め上方かつ後方に向けて延在することを特徴とする車載機器の固定構造。
  3. 請求項1または2に記載の車載機器の固定構造において、
    前記ブラケットは、前記車載機器の前面を覆うように形成されることを特徴とする車載機器の固定構造。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の車載機器の固定構造において、
    前記車載機器は、少なくともインバータを含む電気機器であることを特徴とする車載機器の固定構造。
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