JP4752453B2 - スペアタイヤ収納構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のリヤフロアのスペアタイヤ収納構造に関する。
従来のリヤフロアのスペアタイヤ収納構造としては、フロアパネルにスペアタイヤの厚み幅に相当する深さを有するスペアタイヤパンを凹設して、このスペアタイヤパンにスペアタイヤを水平にして全体的にフロアパネル面から埋没状態に収納するようにしている。
このスペアタイヤパンの前端側は傾斜壁を形成するとともに、該傾斜壁の上縁部から後方に突出するように板状部材を配置してあり、後面衝突によってスペアタイヤが前方移動すると、スペアタイヤが前記傾斜壁によって前部が上方に跳ね上げられるとともに、その跳ね上げ力によって前記板状部材が折曲げられることによりスペアタイヤの運動エネルギーを吸収するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−58696号公報(第3−4頁、図1,図4)
しかしながら、かかる従来のスペアタイヤ収納構造では、後面衝突時にスペアタイヤの前部を跳ね上げるためには、スペアタイヤを全体的に埋没状態に収納できる深いスペアタイヤパンを形成して、その前端側に傾斜壁を設ける必要がある。
このため、リヤオーバーハングが短い車両では床下スペースが小さくなるため、前記深いスペアタイヤパンを設けることが困難となり、前記スペアタイヤ収納構造を採用することができなくなってしまう。
そこで、本発明は、床下スペースが小さい場合にもスペアタイヤを収納できて、後面衝突時に前方移動するスペアタイヤの前側を効率良く斜め上方に案内できるスペアタイヤ収納構造を提供するものである。
本発明は、リヤフロアの上面にスペアタイヤを載置して、これをリヤフロア面から上方に突出した状態で略水平に定置し、その収納したスペアタイヤの車両前方近傍位置に、床上メンバに固定される取付部と前記スペアタイヤの前側に対向して配置されるスペアタイヤ接触部とこれら取付部とスペアタイヤ接触部との間を屈曲変形部を介して連結する傾斜連結部とからなるガイドストッパーを設け、衝突時に前方移動するスペアタイヤの前側を前記スペアタイヤ接触部に接触させて前記スペアタイヤ接触部を、前記屈曲変形部を中心として車両前方上方に屈曲変形させ、その屈曲変形によりスペアタイヤの前側を上方に持ち上げ案内するようにし、前記ガイドストッパーの前記屈曲変形部に、前記スペアタイヤが前方移動する運動エネルギーの吸収機能を持たせたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、後面衝突によりスペアタイヤが前方移動すると、そのスペアタイヤの車両前方近傍に設けたガイドストッパーが屈曲変形して、スペアタイヤの前側を上方に持ち上げ案内できるため、スペアタイヤをフロア面上に配置した場合にも、後面衝突時にはスペアタイヤの前側を持ち上げ、そして、スペアタイヤの更なる前方移動によって該スペアタイヤを前方斜め上方に逃がすことができ、また、スペアタイヤの前方移動量は、ガイドストッパーの屈曲変形部分に備えた運動エネルギーの吸収機能により最小限に止めることができる。
従って、スペアタイヤパンを設けることなくスペアタイヤの持ち上げ案内が可能に収納できるため、リヤオーバーハングが短くて床下レイアウトの自由度が小さい車両にあっても、ガイドストッパーを取り付ける狭いスペースが有れば本発明の適用が可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図5は本発明にかかるスペアタイヤ収納構造の一実施形態を示し、図1はスペアタイヤを収納したリヤフロア部分を車両前方上方から見た斜視図、図2は図1中A−A線に沿った拡大断面図、図3はスペアタイヤを収納したリヤフロア部分の平面図であり、図4はガイドストッパーの取付構造を示す斜視図、図5はガイドストッパーを(a)の平面図と(b)の側面図とで示す説明図である。
本実施形態のスペアタイヤ収納構造は、図1〜図3に示すように車体後部に配置されるトランクルームTr内のリヤフロア1の車幅方向略中央部にスペアタイヤ2が収納される。
前記リヤフロア1下面の車幅方向両側には、図3に示すように左右一対のサイドメンバ3が前後方向に延在しており、これらサイドメンバ3はリヤフロア1の前部に設けたキックアップ部Kによって、リヤフロア1からキャビン内のセンターフロア20に向かって下方に傾斜している。
前記リヤフロア1の前部寄りの車幅方向両側に左右一対のストラットタワー4が立設し、これら左右のストラットタワー4の上端部に跨ってストラットタワーバー5を連結することにより車体後部のねじり剛性が高められる。
また、リヤフロア1の前部には、車幅方向に延在して両端部をサイドメンバ3に連結し、車体の骨格の一部を形成する床上メンバ6を設け、この床上メンバ6の両端部と前記左右一対のストラットタワー4の上部とに跨って一対のシートバックサポートフレーム7を結合して、これらシートバックサポートフレーム7に図外のリヤシートのシートバックが取り付けられるようになっている。
前記床上メンバ6は、床下に配置される図外のリヤサスペンションの上方に対応して配置されており、そのリヤサスペンションの車幅方向の支持剛性を高める機能を備えている。
また、床上メンバ6の車両後方近傍のリヤフロア1下面に第1クロスメンバCm1が設けられるとともに、スペアタイヤ2の収納部分のリヤフロア1下面には第2クロスメンバCm2が設けられ、かつ、収納したスペアタイヤ2の中心部に対応するリヤフロア1上面にはスペアタイヤ2を固定するためのボルト取付座Sが設けられる。
そして、図2に示すようにリヤフロア1の上面に載置した前記スペアタイヤ2の上側を着脱自在にフロアボード8で覆うことにより、このフロアボード8は前記トランクルームTrの底面となる。
ところで、前記スペアタイヤ2は基本的にはリヤフロア1の上面に該リヤフロア1面から上方に突出した状態で略水平に載置されるが、特に本実施形態ではリヤフロア1に、スペアタイヤ2を収納する部分の地上高を低めるとともに、該スペアタイヤ2の位置決めを兼ねる浅い凹部1aがスペアタイヤ2の外周に略沿って有段成形され、該凹部1a内にスペアタイヤ2を定置してある。
ここで、本実施形態では収納した前記スペアタイヤ2の車両前方近傍に、スペアタイヤ2の前方移動で該スペアタイヤ2の前側2aに接触して屈曲変形し、その屈曲変形によりスペアタイヤ2の前側2aを上方に持ち上げ案内するガイドストッパー10を設けるとともに、該ガイドストッパー10の屈曲変形部分Bに、その屈曲変形部分Bの曲げ剛性を調整することにより、前記スペアタイヤ2が前方移動する運動エネルギーの吸収機能を備えるようになっている。
前記ガイドストッパー10は、車幅方向に延びる1つ以上(本実施形態では2本)の屈曲軸10a,10bを備え、各屈曲軸10a,10bを中心に発生するモーメントによって屈曲変形してスペアタイヤ10の移動軌跡を制御するようになっている。
即ち、前記屈曲軸10a,10bはガイドストッパー10の前後方向中央部に所定間隔Lをおいて配置してあり、図5(b)に示すように上方から見て前方に配置した屈曲軸10aを谷折りし、かつ、後方に配置した屈曲軸10bを山折りすることにより、ガイドストッパー10は前部に設けた取付部11と後部に設けたスペアタイヤ接触部12とを略平行に配置するようになっている。
本実施形態では図2に示すように、前記スペアタイヤ接触部12で前記フロアボード8の前部を支持することにより、ガイドストッパー10がフロアボード8の前側支持部を兼用して、通常用いられるフロアボード8の嵩上げ材(通常発泡材が用いられる)を廃止できるようになっている。
また、前記ガイドストッパー10は、図4,図5に示すように全体として平面略矩形状の板状部材によって形成し、この板状部材には車両前後方向に延びるビード13を形成してある。
前記ビード13は、ガイドストッパー10の車幅方向に対してスペアタイヤ2に接触する部位、つまり、ガイドストッパー10の車幅方向中央部に設けてある。
そして、前記ガイドストッパー10は、スペアタイヤ接触部12をスペアタイヤ2の前側2aに対向させるようにして車両後方に向けて配置するとともに、車両前方に配置される取付部11を前記床上メンバ6の上面にボルト14等の結合手段により取り付けてある。
つまり、ガイドストッパー10のスペアタイヤ接触部12は、その先端12aにスペアタイヤ2の前側2aが接触した際に、該スペアタイヤ接触部12に前方斜め上方の分力が発生するように配置され、本実施形態では略水平に配置した前記スペアタイヤ接触部12の先端12aがスペアタイヤ2の厚さ方向の1/2よりも上側に接触させるようにしている。
以上の構成により本実施形態のスペアタイヤ収納構造によれば、後面衝突によりスペアタイヤ2が前方移動すると、図2中2点鎖線に示すようにスペアタイヤ2の車両前方近傍に設けたガイドストッパー10が屈曲軸10a,10bから屈曲変形する。
すると、スペアタイヤ接触部12に前方斜め上方の分力が発生するため、スペアタイヤ接触部12の先端12aはスペアタイヤ2の前側2aと接触した状態で、このスペアタイヤ2の前側2aを上方に持ち上げ案内する。
そして、スペアタイヤ2の更なる前方移動によってスペアタイヤ2を車両前方の斜め上方に逃がすことができ、また、スペアタイヤ2の前方移動量は、ガイドストッパー10の屈曲変形部分Bに備えた運動エネルギーの吸収機能により最小限に止めることができる。
従って、本実施形態のスペアタイヤ収納構造によれば、従来のようにスペアタイヤ2を全体的に収納するスペアタイヤパンを設けることなく、ガイドストッパー10を単に付加することによりスペアタイヤ2の持ち上げ案内が可能に収納できるため、リヤオーバーハングが短くて床下レイアウトの自由度が小さい車両にあっても、収納したスペアタイヤ2の前方にガイドストッパー10を取り付ける狭いスペースが有れば本発明の適用が可能となる。
また、このように後面衝突時にスペアタイヤ2を前方斜め上方に持ち上げつつ前方移動できるので、車体後部に衝突による潰れスペースを確保できるようになり、その潰れスペースで衝突エネルギーを効率良く吸収することにより、リヤフロア1の前方延長上の床下に搭載される燃料タンクTの配設部分が潰れるのを避けることができるとともに、サイドメンバ3のキックアップ部Kに入力される衝突荷重を抑制できる。
更に、本実施形態では前記作用効果に加えて、ガイドストッパー10は、車幅方向に延びる1つ以上の屈曲軸10a,10bを備え、各屈曲軸10a,10bを中心に発生するモーメントによってガイドストッパー10が屈曲変形してスペアタイヤ10の移動軌跡を制御するようにしたので、前方移動するスペアタイヤ2の前側2aを簡単な構成にして効果的に前方斜め上方に案内することができる。
更にまた、ガイドストッパー10を全体として平面略矩形状の板状部材によって形成し、この板状部材に車両前後方向に延びるビード13を形成したので、ビード13によってガイドストッパー10の剛性を高めることができるので、ガイドストッパー10の板厚を小さくして軽量化を達成することができる。
また、前記ビード13は、ガイドストッパー10の車幅方向に対してスペアタイヤ2に接触する部位に設けたので、ガイドストッパー10のスペアタイヤ2が接触して大きな荷重が入力される部分の剛性を高めることができ、より確実にスペアタイヤ2の移動軌跡を制御することができる。
更に、ガイドストッパー10を、車幅方向に延在して両端部をサイドメンバ3に連結し、車体の骨格の一部を形成する床上メンバ6に取り付けたので、ガイドストッパー10を剛性の高い部分に固定できるため、車体フロアの変形を抑制することができる。
図6は第1実施形態の第1変形例を示し、同図はガイドストッパーを(a)の平面図と(b)の側面図とで示す説明図であり、ガイドストッパー10のスペアタイヤ接触部12に、スペアタイヤ2のトレッドが引っ掛かり可能な開口部15を形成してある。
従って、本第1変形例では図2中2点鎖線に示すように、スペアタイヤ2の前方移動が所定量進行してガイドストッパー10がある程度立ち上がり、スペアタイヤ接触部12の底面にスペアタイヤ2の前側2aが接触した状態でスペアタイヤ2のトレッドが開口部15の縁部に引っ掛かるため、スペアタイヤ2がガイドストッパー10から滑り落ちることなくスペアタイヤ2を所定方向に確実に案内することができる。
ここで、前記トレッドはスペアタイヤ2の外周に形成される凹凸部であり、前記開口部15は図示するように円形に限ることなく、そのトレッドに適合する形状、例えば多角形状としても形成することができる。
また、図7,図8は第1実施形態の第2,第3変形例をそれぞれ示し、図7,図8はガイドストッパーの取付状態をそれぞれ示す側面図である。
図7の第2変形例は、1本の屈曲軸10cを設けたガイドストッパー10Aを示し、その屈曲軸10cよりも前方部分を取付部11とするとともに、屈曲軸10cよりも後方部分をスペアタイヤ接触部分12としてある。
図8の第3変形例は、車両前後方向に適宜間隔をおいて形成した4本の屈曲軸10d,10e,10f,10gを設けたガイドストッパー10Bを示し、最前方に配置される屈曲軸10dよりも前方部分を取付部11とするとともに、最後方に配置される屈曲軸10gよりも後方部分をスペアタイヤ接触部分12としてある。
勿論、前記第2・第3変形例のガイドストッパー10A,10Bは、スペアタイヤ2の前方移動でスペアタイヤ2の前側2aに接触して屈曲変形し、その屈曲変形によりスペアタイヤ2の前側2aを上方に持ち上げ案内するようになっており、また、各屈曲変形部分Bには運動エネルギーの吸収機能が備わっている。尚、図7,図8ではリヤフロア1のスペアタイヤ2収納部分が平坦に形成されている。
従って、前記第2・第3変形例にあっても第1実施形態と同様の作用効果を奏し、後面衝突によりスペアタイヤ2が前方移動した場合に、スペアタイヤ接触部12に前方斜め上方の分力が発生して、スペアタイヤ2を車両前方の斜め上方に逃がすことができ、また、スペアタイヤ2の前方移動量は、ガイドストッパー10の屈曲変形部分Bに備えた運動エネルギーの吸収機能により最小限に止めることができる。
ところで、前記第1実施形態および第1〜第3変形例では、2本の屈曲軸10a,10bを設けたガイドストッパー10、1本の屈曲軸10cを設けたガイドストッパー10Aおよび4本の屈曲軸10d〜10gを設けたガイドストッパー10Bを開示したが、それら以外の屈曲軸形態を採るガイドストッパーにあっても適用できる。
図9は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図9はガイドストッパーの取付状態を示す側面図である。
本実施形態のスペアタイヤ収納構造は、基本的に第1実施形態と同様にスペアタイヤ2の車両前方近傍の床上メンバ6にガイドストッパー10を取り付けてあって、スペアタイヤ2の前方移動時にガイドストッパー10の先端12aがスペアタイヤ2の前側2aに接触して、スペアタイヤ2の前側2aを上方に持ち上げ案内するとともに、該ガイドストッパー10の屈曲変形部分Bに運動エネルギーの吸収機能を備えている。
特に、本実施形態では図9に示すように、スペアタイヤ2に前記ガイドストッパー10の後端部、つまりスペアタイヤ接触部12の先端12a部に係止するフック16を取り付けてある。尚、本実施形態ではリヤフロア1のスペアタイヤ2を収納する部分が平坦に形成される。
即ち、前記フック16は車両前方が開く略L字状に折曲形成されて、スペアタイヤ2の前記後端部に対向する部分、例えば上側のロードホイールに着脱自在としつつ強固に装着し、スペアタイヤ2が前方移動した場合に前記フック16がガイドストッパー10の後端部にしっかりと係止される。
従って、本実施形態のスペアタイヤ収納構造によれば、後面衝突によりスペアタイヤ2が前方移動した場合に、フック16がガイドストッパー10の後端部に係止して、ガイドストッパー10とスペアタイヤ2との係止状態を確実に保持できるため、スペアタイヤ2はガイドストッパー10に対して滑りを生ずることなく確実に前方斜め上方に案内される。
ところで、本実施形態では2本の屈曲軸10a,10bを設けたガイドストッパー10を用いた場合を図示したが、これに限ることなく1本の屈曲軸10cや4本の屈曲軸10d〜10gを設けたガイドストッパー10A,10Bを用いることができ、更にはそれら以外の屈曲軸形態を採るガイドストッパーにあっても適用できる。
図10は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図10はガイドストッパーの取付状態を示す側面図である。
本実施形態のスペアタイヤ収納構造は、基本的に第1実施形態と同様にスペアタイヤ2の車両前方近傍にガイドストッパー10を取り付けて、前方移動するスペアタイヤ2の前側2aを上方に持ち上げ案内するようになっている。
特に本実施形態では、図10に示すように前記ガイドストッパー10を、リヤフロア1の前部上面に結合した突出部9に取り付けてある。尚、本実施形態ではリヤフロア1のスペアタイヤ2を収納する部分が平坦に形成される。
前記突出部9は、下方が開放したハット形断面に形成されて車幅方向に延在し、下端前後のフランジ部9a,9bをリヤフロア1の前部に接合し、天井部9cの上面にガイドストッパー10の取付部11を結合してある。
また、前記突出部9は、車幅方向に延在した両端部をサイドメンバ3に結合して第3クロスメンバCm3として構成してある。
従って、本実施形態のスペアタイヤ収納構造によれば、ガイドストッパー10Aをリヤフロア1の前部上面に結合した突出部9に取り付けたので、ガイドストッパー10Aに入力された荷重を突出部9で受けてリヤフロア1に直接入力されるのを防止できるため、車体フロアの変形を抑制することができる。
また、前記突出部9が第3クロスメンバCm3であるため、ガイドストッパー10A自体の取付け部分の剛性が高められるため、ガイドストッパー10Aによるスペアタイヤ2の移動軌跡を精度良くコントロールすることができる。
ところで、本実施形態では1本の屈曲軸10cを設けたガイドストッパー10Aを用いた場合を図示したが、これに限ることなく2本の屈曲軸10a,10bや4本の屈曲軸10d〜10gを設けたガイドストッパー10,10Bを用いることができ、更にはそれら以外の屈曲軸形態を採るガイドストッパーにあっても適用できる。
本発明の第1実施形態におけるスペアタイヤを収納したリヤフロア部分を車両前方上方から見た斜視図。 図1中A−A線に沿った拡大断面図。 本発明の第1実施形態におけるスペアタイヤを収納したリヤフロア部分の平面図。 本発明の第1実施形態におけるガイドストッパーの取付構造を示す斜視図。 本発明の第1実施形態におけるガイドストッパーを(a)の平面図と(b)の側面図とで示す説明図。 第1実施形態の第1変形例におけるガイドストッパーを(a)の平面図と(b)の側面図とで示す説明図。 第1実施形態の第2変形例におけるガイドストッパーの取付状態を示す側面図。 第1実施形態の第3変形例におけるガイドストッパーの取付状態を示す側面図。 本発明の第2実施形態におけるガイドストッパーの取付状態を示す側面図。 本発明の第3実施形態におけるガイドストッパーの取付状態を示す側面図。
符号の説明
1 リヤフロア
2 スペアタイヤ
2a スペアタイヤの前側
6 床上メンバ
9 突出部
10 ガイドストッパー
10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g 屈曲軸
11 取付部
12 スペアタイヤ接触部
12a スペアタイヤ接触部の先端
13 ビード
15 開口部
16 フック
B 屈曲変形部分
Cm3 第3クロスメンバ(クロスメンバ)

Claims (9)

  1. リヤフロアの上面にスペアタイヤを載置して、これをリヤフロア面から上方に突出した状態で略水平に定置するスペアタイヤ収納構造であって、
    収納した前記スペアタイヤの車両前方近傍位置に、床上メンバに固定される取付部と前記スペアタイヤの前側に対向して配置されるスペアタイヤ接触部とこれら取付部とスペアタイヤ接触部との間を屈曲変形部を介して連結する傾斜連結部とからなるガイドストッパーを設け、衝突時に前方移動するスペアタイヤの前側を前記スペアタイヤ接触部に接触させて前記スペアタイヤ接触部を、前記屈曲変形部を中心として車両前方上方に屈曲変形させ、その屈曲変形によりスペアタイヤの前側を上方に持ち上げ案内するようにし、
    前記ガイドストッパーの前記屈曲変形部に、前記スペアタイヤが前方移動する運動エネルギーの吸収機能を持たせたことを特徴とするスペアタイヤ収納構造。
  2. ガイドストッパーは、車幅方向に延びる1つ以上の前記屈曲変形部となる屈曲軸を備え、各屈曲軸を中心に発生するモーメントによって屈曲変形してスペアタイヤの移動軌跡を制御することを特徴とする請求項1に記載のスペアタイヤ収納構造。
  3. ガイドストッパーは、車両前後方向に延びるビードを形成した板状部材で形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のスペアタイヤ収納構造。
  4. ビードは、ガイドストッパーの車幅方向に対してスペアタイヤに接触する部位に設けられたことを特徴とする請求項3に記載のスペアタイヤ収納構造。
  5. ガイドストッパーのスペアタイヤ接触部に、スペアタイヤのトレッドが引っ掛かり可能な開口部を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のスペアタイヤ収納構造。
  6. スペアタイヤに、前記ガイドストッパーの後端部に係止するフックを取り付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のスペアタイヤ収納構造。
  7. ガイドストッパーは、車幅方向に延在して両端部がサイドメンバに連結し、車体の骨格の一部を形成する床上メンバに取り付けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のスペアタイヤ収納構造。
  8. ガイドストッパーは、リアフロアの前部上面に結合した突出部に取り付けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のスペアタイヤ収納構造。
  9. 突出部は、車幅方向に延在して両端部がサイドメンバに結合されるクロスメンバであることを特徴とする請求項8に記載のスペアタイヤ収納構造。
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