JP3517500B2 - 解重合天然ゴムの製造方法 - Google Patents

解重合天然ゴムの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な解重合天然
ゴムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】天然
ゴムを解重合して得られる解重合天然ゴムは、液状ゴム
とも呼ばれ、強力な粘着力と優れた架橋反応性とを有す
ることから、接着剤、粘着剤、シーリング剤、コーキン
グ剤等の原料として広く活用される他、タイヤ用配合ゴ
ム等の固形ゴムの加工特性を改善するための反応性可塑
剤としても活用されている。
【0003】さらに、固形ゴムから製品を作る場合に比
較して液状ゴムから製品を作るほうが加工が容易でエネ
ルギー的に有利なことから、多くの産業分野で着目され
ている。
【0004】一般に、解重合天然ゴムは、天然ゴムの素
練り、熱分解、光分解、化学分解等によって得ることが
出来るが、下記のようにそれぞれの問題点を有してい
た。素練りとは原料ゴムをロール機や密閉式混合機など
を用いて機械的作用と熱によってゴム分子鎖を切断さ
せ、メルカプタン類などのしゃく解剤(ごく少量の添加
で可塑性を付与し、素練り時間を短縮するための有機化
合物であり、素練り促進剤ともいう)を加えることで再
結合を防ぎ低分子量化を促進する方法である。この方法
では分子量の低い解重合ゴムが得られるが、その分子量
分布が広く、その制御が困難であるなどの問題点があ
る。熱分解では反応温度が高温であるため、分解だけで
はなく架橋や再結合などが起こり、分子量分布の制御が
困難である。
【0005】光分解は紫外線などの光エネルギーで分子
鎖切断を起こす方法であるが、主鎖切断で出来たケトン
末端のパーオキサイドなどが増感剤となって連続的に分
解が起こるため、分子量や分子量分布の制御が困難であ
り、さらにシスー1.4構造からトランスー1.4構造
への異性化反応が進みやすい欠点がある。
【0006】化学分解にはオゾン分解、過酸化水素やフ
ェニルヒドラジン等の酸化剤による酸化分解および金属
イオン触媒による酸化分解が知られている。オゾン分解
は低温で反応を行う必要があり、さらにオゾニドを大量
に扱うことは危険なことから分析の手段に応用されてい
るのみで工業的価値がない。過酸化水素やフェニルヒド
ラジンによる酸化分解を利用した解重合天然ゴムは工業
化されている。ポリマーダイジェスト1981年10月
号90頁に紹介されている低分子化天然ゴムラテックス
は、液状化が十分進行したものではなく、固体状であ
る。同じような例を特開昭58ー152075号公報に
もみることができ、天然ゴムラテックスに過酸化水素を
添加し、酸素を吹き込みながら反応させて得た解重合天
然ゴムは3.5kgの破断強度をもつ固体ゴムである。
【0007】一方、Rev Gen Caoutch
Plast 61巻643号79頁(1984)には、
フェニルヒドラジンと空気で天然ゴムラテックスを解重
合して、分子量3000〜20000の解重合天然ゴム
を得る技術の紹介がある。その末端基についてはMak
romol.Chem.186巻12号2441頁(1
985)に明らかなように、フェニルヒドラジンであ
り、主鎖延長に必要な反応性を有さない。その他、天然
ゴムのトルエン溶液中に過酸化水素とメタノールあるい
はテトラヒドロフランを添加して紫外線照射することに
よって分子量1万以下でMw/Mn比が1.6、1.7
等の分子量分布の狭い末端が水酸基の液状天然ゴムを得
たとの報告があるが(Makromol.Chem.R
apidCommun.7巻3号159頁、1986
年)、その後の追試によって分子内エポキシド基を末端
水酸基と誤認したものであることが報告されている(M
akromol.Chem.189巻3号523頁、1
988年)。
【0008】また、本発明者らの実験においても同様な
条件下での紫外線照射による解重合において、エポキシ
化および主鎖の異性化が起きており、さらに分子鎖の末
端にカルボニル基、カルボキシル基、水酸基等の官能基
の生成が認められなかった。さらに得られた解重合天然
ゴムの分子量分布はMw/Mn(重量平均分子量/数平
均分子量の比、以下同じ)が4以上と大きく、制御が困
難であった。
【0009】また、良好なゴム弾性を有する架橋物を得
るためには、その分子量分布は出来るだけ狭いことが好
ましい。
【0010】さらに、従来の解重合天然ゴムは、蛋白質
が除去されていない精製度の低い天然ゴムを原料にして
いるため、天然ゴム独特の臭いが抜けず、また蛋白質の
酸化等による着色などがあり、生活用品や介護用品など
の身近に使われる製品用の粘着剤や無色透明であること
が要求されるアルバム類の粘着剤等の人目にさらされる
用途に使用し難いという欠点を有していた。また、近年
問題となっている蛋白質由来の即時性アレルギーの恐れ
もあり人体に接触する製品への利用は出来ない。
【0011】本発明の主たる目的は、高い反応効率で分
子量分布の狭い液状の解重合天然ゴムを得ることができ
る解重合天然ゴムの製造方法を提供することである。本
発明の他の目的は、天然ゴム特有の臭いや着色がなく、
また蛋白質由来の即時型アレルギーの恐れもない解重合
天然ゴムの製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、天然ゴムラテッ
クスにカルボニル化合物を添加し、ラジカル発生剤の存
在下で天然ゴムを空気酸化するときは、高い反応効率で
解重合することができ、かつ得られた解重合天然ゴムは
液状で分子量分布が狭いため、これを加硫して得られる
ゴムは通常の加硫ゴムと異ならない物理特性を有すると
いう新たな事実を見出し、本発明を完成するに到った。
【0013】ここで、カルボニル化合物は解重合された
天然ゴムの分子末端に結合して、再重合を抑制し、解重
合された天然ゴムを安定化させる作用があると推測され
る。本発明においては、天然ゴムとして脱蛋白天然ゴム
を使用するのが好ましい。かかる脱蛋白天然ゴムは脱蛋
白処理によって天然ゴムの分子に結合した蛋白質等が除
去され高度に精製されているため、蛋白質等の不純物に
よる複雑な副反応の発生を防止し、かつ空気との均一な
接触が可能となるため、天然ゴム主鎖の解重合を通常の
天然ゴムよりも効率良く進めることができる。
【0014】すなわち、本発明において脱蛋白天然ゴム
を使用する場合は、脱蛋白天然ゴムのラテックスにカル
ボニル化合物を添加し、前記脱蛋白天然ゴムを空気酸化
すればよく、前記したラジカル発生剤は必ずしも必要で
はない。しかし、脱蛋白天然ゴムの空気酸化をラジカル
発生剤の存在下で行うときは、解重合を速やかに高効率
で行うことができる。
【0015】本発明において、脱蛋白天然ゴムとは、窒
素含有量が0.1重量%以下のものをいう。このように
蛋白質を除去し高度に精製した天然ゴムを出発原料とし
て使用することで、解重合反応中に天然ゴムに含まれる
蛋白質等の分解による異臭成分の発生や着色を防止する
ことができる。本発明の方法を使用した結果、まず第1
に、臭いが少なく無色であり、かつ蛋白質に起因する即
時型アレルギーを引き起こすおそれのない液状解重合天
然ゴムを得るのに成功した。第2に、ゴム弾性を損なう
原因となる主鎖のエポキシ化、異性化等の副反応を極め
て低いレベルに押さえることに成功した。第3に、分子
量分布の狭い液状の解重合天然ゴムを得ることが可能に
なった。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明における天然ゴムの空気酸
化では、天然ゴムと空気との接触をできるだけ多くする
のが、得られる解重合天然ゴムの分子量分布を狭くする
上で望ましい。そのためには、例えば溶液を激しく振盪
する、溶液を激しく攪拌する、溶液に空気を激しく吹き
込むなどして、空気との接触を多くする。
【0017】本発明で出発原料として用いられる天然ゴ
ムラテックスとしては、例えば天然のゴムの木から得ら
れるフィールドラテックスのほかアンモニア処理ラテッ
クス(例えばハイアンモニアラテックス)などがいずれ
も使用可能である。また、本発明における脱蛋白天然ゴ
ムは、本発明者らによって開発された方法(特開平6−
56902号公報)に基づいて製造することができる。
この方法は、フィールドラテックス、アンモニア処理ラ
テックスなどのラテックスに蛋白分解酵素を添加して蛋
白質を分解させた後、界面活性剤によって繰り返し洗浄
して精製するものである。洗浄には遠心分離法が好適に
採用される。
【0018】蛋白分解用酵素としては、例えば細菌由来
のもの、糸状菌由来のもの、酵母由来のものなどのいず
れであってもよく、特に限定されるものではないが、細
菌由来のプロテアーゼを使用するのが好ましい。かかる
蛋白分解用酵素による分解処理は、通常、天然ゴムラテ
ックスに蛋白分解用酵素を0.01〜10重量%の割合
で添加し、数分間ないし1週間静置または攪拌すること
により行うことができる。蛋白分解処理は、5〜90
℃、好ましくは20〜60℃の温度で行うのが適当であ
る。
【0019】前記界面活性剤は蛋白分解処理時または処
理後のいずれに添加してもよい。界面活性剤としては、
たとえば陰イオン性界面活性剤および/または非イオン
性界面活性剤が使用可能である。陰イオン性界面活性剤
としては、例えばカルボン酸系、スルホン酸系、硫酸エ
ステル系、リン酸エステル系などがあげられる。非イオ
ン性界面活性剤としては、例えばポリオキシアルキレン
エーテル系、ポリオキシアルキレンエステル系、多価ア
ルコール脂肪酸エステル系、糖脂肪酸エステル系、アル
キルポリグリコシド系などがあげられる。界面活性剤の
添加量は、天然ゴムラテックスの0.001〜10重量
%であるのが適当である。
【0020】精製して得られる脱蛋白天然ゴムは少なく
ともその窒素含有量が0.1重量%以下、好ましくは
0.05重量%以下、さらに好ましくは0.02%以下
で実質的に蛋白質が完全に除去されたものであることが
望ましい。窒素含有量が前記範囲の脱蛋白天然ゴムは、
水溶性蛋白質だけではなく天然ゴム分子に結合した蛋白
質も蛋白分解酵素等により分解除去されたものである。
特に好ましい脱蛋白天然ゴムとしては、その生ゴムフィ
ルムの赤外線吸収スペクトルにおいて、3280cm-1
に現れるポリペプチドの吸収が検出できないレベルまで
精製された天然ゴムである。
【0021】天然ゴムの蛋白質含有率は通常ケールダー
ル法によって決定される窒素含有率(N%)の6.3倍
量で表されてきた。新鮮な天然ゴムラテックス(フィー
ルドラテックス)で固形分に対する重量%として約3〜
5重量%(N%として約0.5〜0.8)、市販の精製
ラテックスおよび生ゴム(スモークドシートゴム)で約
2重量%(N%として約0.3)以上である。
【0022】本発明においては、天然ゴムの空気酸化を
促進するためにラジカル発生剤が用いられる。ラジカル
発生剤としては、例えば過酸化物系ラジカル発生剤、レ
ドックス系ラジカル発生剤、アゾ系ラジカル発生剤等が
好適に用いられる。過酸化物系ラジカル発生剤として
は、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ジ−t−ブチル、
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、過
酸化ラウロイル、ジイソプロピルペルオキシカルボナー
ト、ジシクロヘキシルペルオキシカルボナート等が使用
可能である。
【0023】レドックス系ラジカル発生剤としては、例
えばクメンヒドロキシペルオキシドとFe(II)塩、
過酸化水素とFe(II)塩、過硫酸カリウムまたは過
硫酸アンモニウムと亜硫酸ナトリウム、過塩素酸ナトリ
ウムと亜硫酸ナトリウム、硫酸セリウム(IV)とアル
コール、アミンまたは澱粉、過酸化ベンゾイルや過酸化
ラウロイル等の過酸化物とジメチルアニリン等が使用可
能である。
【0024】アゾ系ラジカル発生剤としては、例えばア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソ酪酸メチル、
アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル、アゾビスイソ
ブチルアミジン塩酸塩、4,4′−アゾビス−4−シア
ノ吉草酸等が使用可能である。本発明に使用されるカル
ボニル化合物としては、種々のアルデヒド類、ケトン類
等があげられる。
【0025】アルデヒド類としては、例えばホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n
−ブチルアルデヒド、n−バレルアルデヒド、カプロア
ルデヒド、ヘプタアルデヒド、フェニルアセトアルデヒ
ド、ベンズアルデヒド、トルアルデヒド、ニトロベンズ
アルデヒド、サリチルアルデヒド、アニスアルデヒド、
バニリン、ピペロナール、メチルバレルアルデヒド、イ
ソカプロアルデヒド、パラホルムアルデヒド等があげら
れる。
【0026】ケトン類としては、例えばアセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルn−プロピルケトン、ジエチル
ケトン、イソプロピルメチルケトン、ベンジルメチルケ
トン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、イソブチルメ
チルケトン、アセトフェノン、プロピオフェノン、n−
ブチロフェノン、ベンゾフェノン、3−ニトロ−4′−
メチルベンゾフェノン等があげられる。
【0027】天然ゴムラテックスまたは脱蛋白天然ゴム
ラテックスは、ゴム固形分濃度が1〜60重量%、好ま
しくは1〜40重量%、より好ましくは1〜20重量%
で酸化反応に供される。天然ゴムラテックスの濃度が上
記範囲より低いと、経済的に不利となり、また上記範囲
より高いと粘度が高くなりすぎて空気と均一に接触させ
るのが困難となる。
【0028】ラジカル発生剤は上記天然ゴムラテックス
中に溶解または分散させて用いられる。ラジカル発生剤
の添加量は、ゴム固形分に対して0.05〜5重量%、
好ましくは0.1〜1重量%であるのが適当である。ラ
ジカル発生剤の濃度が上記範囲より低いと空気酸化の速
度が遅く実用的でない。一方、ラジカル発生剤の濃度が
上記範囲を超えても、反応率がそれに比例して高くなら
ず、経済的に不利である。
【0029】前述のように脱蛋白天然ゴムを使用する場
合には、ラジカル発生剤の添加は必ず必要でなく、ラジ
カル発生剤を添加しなくても、空気酸化による解重合を
行うことは可能である。しかし、反応を促進させるため
に、上記天然ゴムラテックスと同様に、ラジカル発生剤
を5重量%以下、好ましくは1重量%以下で添加しても
よい。
【0030】天然ゴムラテックスまたは脱蛋白天然ゴム
ラテックスに添加するカルボニル化合物は、ゴム分に関
係なくラテックス容量に対して20容量%(V/V%)
以下、好ましくは1〜10容量%となるように添加する
のが適当である。カルボニル化合物の濃度が上記範囲を
超えても問題はないが、反応性を高めないばかりか、経
済的に不利である。
【0031】空気酸化では、溶液を空気と均一に接触さ
せることが望ましい。空気との接触を均一にする手法は
特に限定されないが、例えば振盪フラスコ中で振盪させ
るほか、攪拌や空気を吹き込むバブリング等により容易
に行うことができる。空気酸化を進める温度は、通常、
室温〜100℃で行われるが、特に限定されるものでは
ない。反応は、通常1〜5時間程度で終了する。
【0032】反応後、反応生成物を反応液から分離し精
製する。例えば、反応後の反応液に塩溶液を適量添加し
凝固させた後、精製する。かくして得られる解重合天然
ゴムは、天然ゴムまたは脱蛋白天然ゴムを解重合して得
られた液状ゴムであり、ゲル浸透クロマトグラフィー
(GPC)による数平均分子量が50000以下、通常
50000〜2000の範囲内にある。また、得られる
解重合天然ゴムはMw /Mn が4以下の狭い分子量分布
を有する。
【0033】ここで、数平均分子量を50000以下と
したのは、この範囲より高いものは充分液状とはならな
いためである。また、本発明の方法で得られる解重合天
然ゴムは、副反応によって生成したエポキシ基が1分子
鎖あたり1個以下の割合であり、かつ天然ゴムと同じ高
シス構造を維持している。従って、これを架橋して得ら
れるゴム製品は通常の天然ゴムと変わらない物理特性を
有する。
【0034】
【実施例】以下、参考例および実施例をあげて本発明を
より詳細に説明する。 実施例1 300mlの振盪フラスコに天然ゴムラテックスとして
窒素含有量0.26重量%のハイアンモニアラテックス
(固形分5重量%)の200mlを入れ、ラジカル発生
剤として過硫酸カリウムK2 2 8 をゴム分に対して
1重量%添加し、さらにプロピオンアルデヒドを2容量
%添加した。ラテックスをNa2 HPO4 でpH10程
度に調整した。ついで、65℃の恒温振盪槽で振盪し空
気酸化を行った。振盪は振幅2cm、振盪数135回/
分で行った。反応開始から1、2、3、5および10時
間毎に反応液のサンプリングを行って、各反応液に1%
塩化カルシウム液の適当量を添加して凝集させた。つい
で、その凝集物をヘキサンに溶解させ、メタノールを用
いた再沈澱法による精製を3回行った後、最後に減圧乾
燥した。 参考例1 (窒素含有量が0.01重量%の脱蛋白天然ゴムの製
造) ハイアンモニアラテックスを30%固形分に希釈し、そ
の際、蛋白分解酵素(細菌由来のプロテアーゼ)を0.
05重量%と、界面活性剤(ドデシル硫酸ナトリウム)
2%とを添加し、室温に24時間放置した後、10%に
希釈し、10000rpmで20分間遠心分離した。ついで、ゴ
ム分を再度10%に希釈し、前記と同条件で遠心分離を
行い、窒素含有量が0.011重量%の脱蛋白天然ゴム
ラテックスを得た。 参考例2 (窒素含有量が0.05重量%の脱蛋白天然ゴムの製
造) 蛋白分解酵素の添加量を0.01%、界面活性剤の添加
量を1%とし、遠心分離を1回のみ行ったほかは参考例
1と同様にして、窒素含有量が0.054重量%の脱蛋
白天然ゴムラテックスを得た。比較例3および 実施例〜5 天然ゴムラテックスとして、参考例1で得た窒素含有量
が0.01重量%の脱蛋白天然ゴムラテックスを使用
し、かつ過硫酸カリウムの添加量を変えたほかは実施例
1と同様にして空気酸化を行った。(なお、実施例2
は、欠番とする。) 実施例6〜10 天然ゴムラテックスとして、参考例2で得た窒素含有量
が0.05重量%の脱蛋白天然ゴムラテックスを使用
し、かつカルボニル化合物の種類および/または添加量
を変えたほかは実施例1と同様にして空気酸化を行っ
た。 比較例1 カルボニル化合物および過硫酸カリウムを添加しなかっ
たほかは比較例3、実施例〜5と同様にして空気酸化
を行った。 比較例2 カルボニル化合物を添加せずに、過硫酸カリウムの添加
量を1重量%としたほかは比較例3、実施例〜5と同
様にして空気酸化を行った。
【0035】実施例1、3〜10および比較例1、2
よび3における過硫酸カリウムの添加量とカルボニル化
合物の種類と添加量を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】各実施例および比較例で所定時間ごとにサ
ンプリングした反応生成物の固有粘度をウベローデ粘度
計にて30℃、トルエン溶媒の条件で測定した。試験結
果を以下の各項目に分けて説明する。 (1) カルボニル化合物添加の評価 実施例5、比較例1、2および3の試験結果を図1に示
す。同図から、ラジカル開始剤のみを添加する(比較例
2)よりもカルボニル化合物のみを添加する(比較例
)ほうが解重合に効果があり、両者を併用することに
より解重合がより促進されることがわかる。 (2) ラジカル開始剤の濃度変化による評価 実施例3,4および5の試験結果を図2に示す。同図か
ら、カルボニル化合物の添加量が一定であるとき、ラジ
カル発生剤の添加量が増えるほど解重合が促進されるこ
とがわかる。 (3) カルボニル化合物の濃度変化による評価 実施例5,6および7の試験結果を図3に示す。同図か
ら、ラジカル発生剤の添加量が一定であるとき、カルボ
ニル化合物がいずれの濃度のときも高い効果を示してい
るが、カルボニル化合物が2重量%のときに最も解重合
が促進されることがわかる。 (4) カルボニル化合物の種類による評価 実施例5,8,9および10の試験結果を図4に示す。
同図から、いずれのカルボニル化合物であっても解重合
に高い効果を示しており、とくにプロピオンアルデヒド
が優れている。 (5) 天然ゴムラテックスに含まれる蛋白質の影響評価 実施例1と実施例5との比較を図5に示す。同図に示す
ように、いずれも解重合に高い効果を示しているが、脱
蛋白天然ゴムのほうが分解速度が速いことがわかる。 (6) 実施例5における分子量分布の変化 各所定時間毎のサンプリングした天然ゴムのGPC測定
による分子量分布の変化を図6に示す。反応時間が長く
なるにつれてシャープな一山分布になることがわかる。 実施例11〜17 振盪フラスコに参考例1で得た脱蛋白天然ゴムラテック
ス(固形分20重量%)の200mlを入れ、表2に示
すラジカル発生剤をゴム分に対して同表に示す割合でそ
れぞれ添加し、さらに表2に示すカルボニル化合物を同
表に示す割合で添加し、65℃で表2に示す所定時間振
盪し空気酸化を行った。振盪は振幅2cm、振盪数13
5回/分で行った。反応終了後、反応液をメタノールで
3回再沈精製し、減圧乾燥して解重合天然ゴムを得た。 実施例18〜24 天然ゴムラテックスとして参考例2で得た脱蛋白天然ゴ
ムラテックスを用い固形分を10重量%にしたほかは実
施例11〜17と同様にして解重合天然ゴムを得た。
【0038】実施例11〜24で使用したラジカル発生
剤およびカルボニル化合物の種類および添加量、ならび
に空気酸化を行った反応時間を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】得られた解重合天然ゴムの形態、固有粘度
〔η〕、数平均分子量Mn 、重量平均分子量Mw および
Mw /Mn をそれぞれ表3に示す。固有粘度はウベロー
デ粘度計にて前記と同じ条件下で測定した。各分子量は
GPCにて測定した。
【0041】
【表3】
【0042】実施例11〜24で得られた解重合天然ゴ
ムはいずれも無色に近く無臭の液状ゴムであり、分子量
分布も狭いことがわかる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の解重合天然ゴムの
製造方法によれば、速い分解速度で解重合天然ゴムを得
ることができる。特に脱蛋白天然ゴムラテックスを使用
すると、分解速度が一層速められると共に、蛋白質由来
の即時性アレルギーの恐れもないため、人体の近くで使
用される粘・接着剤や透明製品に好適に使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4、比較例1、2および3における反応
時間に対する固有粘度の変化を示すグラフである。
【図2】実施例3,4および5における反応時間に対す
る固有粘度の変化を示すグラフである。
【図3】実施例5,6および7における反応時間に対す
る固有粘度の変化を示すグラフである。
【図4】実施例5,8,9および10における反応時間
に対する固有粘度の変化を示すグラフである。
【図5】実施例1と実施例9における反応時間に対する
固有粘度の変化を示すグラフである。
【図6】実施例5における分解反応に伴う分子量分布の
変化を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000003964 日東電工株式会社 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 (72)発明者 田中 康之 東京都八王子市打越町1481−184 (72)発明者 榊 俊明 兵庫県加古川市尾上町養田1314番地の1 (72)発明者 川崎 敦子 兵庫県明石市大久保町山手台3丁目3番 (72)発明者 林 正治 和歌山県和歌山市榎原133−5 (72)発明者 金丸 英次 東京都千代田区神田錦町3丁目19番地1 不二ラテックス株式会社内 (72)発明者 柴田 和彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−84378(JP,A) 特開 昭50−115287(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08C 19/00 - 19/44 C08F 8/00 - 8/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然ゴムラテックスにカルボニル化合物を
    添加し、ラジカル発生剤の存在下で天然ゴムを空気酸化
    することを特徴とする解重合天然ゴムの製造方法。
  2. 【請求項2】前記ラジカル発生剤が、過酸化物系ラジカ
    ル発生剤、レドックス系ラジカル発生剤およびアゾ系ラ
    ジカル発生剤から選ばれる請求項1記載の解重合天然ゴ
    ムの製造方法。
  3. 【請求項3】脱蛋白天然ゴムのラテックスにカルボニル
    化合物を添加し、ラジカル発生剤の存在下で前記脱蛋白
    天然ゴムを空気酸化することを特徴とする解重合天然ゴ
    ムの製造方法。
  4. 【請求項4】前記脱蛋白天然ゴムの窒素含有量が0.1
    重量%以下である請求項項記載の解重合天然ゴムの製
    造方法。
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