JP2001081107A - 脱蛋白処理剤およびそれを用いたカチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法 - Google Patents

脱蛋白処理剤およびそれを用いたカチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法

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Naoya Ichikawa
直哉 市川
Akihiko Hamada
明彦 浜田
Masaharu Hayashi
正治 林
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Kao Corp
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カチオン性を示し、安全性が高く、安定な天
然ゴムラテックスを得るための脱蛋白処理剤と、それを
用いたカチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法
とを提供する。 【解決手段】 本発明の脱蛋白処理剤は、アルカリプロ
テアーゼ等の蛋白分解酵素と、アルキルアミン塩、アル
キルアミン誘導体およびそれらの第4級化物からなる群
より選ばれる1種以上のカチオン性界面活性剤とからな
る。カチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスは、上記脱蛋
白処理剤をフィールドラテックスまたはアンモニア処理
ラテックスに添加して脱蛋白処理を施した後、ラテック
ス中のゴム粒子を精製することによって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ゴム中の蛋白
質が除去された、安定でかつカチオン性を示す脱蛋白天
然ゴムラテックスを得るための脱蛋白処理剤と、それを
用いたカチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、天然ゴムラテックスは、ゴム成
分以外の非ゴム成分として蛋白質を含有するが、この蛋
白質の種類や量はラテックスの産地や産出時期等によっ
て異なるため、最終の天然ゴム製品の品質や加硫特性等
にばらつきを生じさせたり、クリープ特性や耐老化性等
の機械特性、絶縁性等の電気特性など、天然ゴム製品の
品質そのものを低下させる原因となっている。
【0003】さらに近年、天然ゴム製品を使用した際
に、天然ゴム中の蛋白質が原因となって、強いI型のア
レルギー症状が引き起こされるという事例が報告されて
いる。これらの問題に対して、天然ゴムラテックスを水
で洗浄濃縮したり、界面活性剤を加えて洗浄濃縮する方
法が開示されているが、これらの方法では脱蛋白の程度
が不十分であった。これらの問題に対しては、特開平6
−56904号公報、特開平6−56905号公報およ
び特開平6−56906号公報に開示の、天然ゴムラテ
ックスから蛋白質を高度に除去する方法によって解決を
図ることが試みられている。かかる方法は、天然ゴムラ
テックスに蛋白質分解酵素(プロテアーゼ)と、アニオ
ン性やノニオン性の界面活性剤とを加えて蛋白質を分解
した後、遠心分離等による精製処理によってクリーム状
のゴム成分を分離し、蛋白質を除去するものである。
【0004】しかしながら、上記の方法で用いられてい
る界面活性剤はアニオン性またはノニオン性のものであ
って、脱蛋白天然ゴムラテックス中のゴム粒子も負に帯
電するか、あるいは極性を有しない状態となっている。
従って、かかるラテックスを、もともと負に帯電してい
る被対象物、例えば繊維や紙製品に対する粘接着剤等の
原料に用いるのは不適当であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、「Natural Rubb
er Science and Technology 」(A. D. Roberts 編、オ
クスフォード大学出版、1988年刊)の第94〜95
頁には、カチオン性界面活性剤であるセチルトリメチル
アンモニウムブロミド(CTAB)を配合したカチオン
性天然ゴムラテックスが記載されている。かかる文献の
ように、天然ゴムラテックスに十分な量のカチオン性界
面活性剤を添加すると、陽イオンを有するゴム粒子から
なるラテックスが得られるが、このようにラテックスを
カチオン性とすることによって、水中で処理されたとき
に負に帯電する繊維、紙葉類等との密着力を向上させる
ことができる。
【0006】しかしながら、単にカチオン性界面活性剤
を添加するだけでは、当然のことながら脱蛋白を達成す
ることができず、アレルギー反応が生じるなど、人体に
対して安全な天然ゴムラテックスを提供することができ
ない。さらに、天然ゴムラテックス中に、単にカチオン
性界面活性剤を添加した場合には、経時的に粘度が上昇
して凝固物が発生するなど、安定なラテックスを得るこ
とができないという問題がある。
【0007】そこで本発明の目的は、カチオン性を示
し、安全性が高く、安定な天然ゴムラテックスを得るた
めの脱蛋白処理剤と、それを用いたカチオン性脱蛋白天
然ゴムラテックスの製造方法とを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結
果、天然ゴムラテックスに特定のカチオン性界面活性剤
を配合して脱蛋白処理を施したときは、凝固物の発生を
十分に抑制した、安定なラテックスを得ることができる
とともに、アレルギー反応の発生が十分に抑制された、
人体に対する安全性が高いラテックスを得ることもでき
るという全く新たな事実を見出し、本発明を完成するに
至った。
【0009】すなわち、本発明の脱蛋白処理剤は、蛋白
分解酵素と、アルキルアミン塩、アルキルアミン誘導体
およびそれらの第4級化物からなる群より選ばれる1種
以上のカチオン性界面活性剤とからなることを特徴とす
る。上記本発明の脱蛋白処理剤によれば、従来の脱蛋白
天然ゴムラテックスのように、脱蛋白によって不安定化
されたゴム粒子の分散状態を界面活性剤によって安定さ
せる際に、ラテックスを負に帯電させてしまうことがな
い。また、脱蛋白処理が施されたラテックスに特定のカ
チオン界面活性剤を含有させていることから、凝固物の
発生を十分に抑制することができ、安定なラテックスを
提供することができる。さらに、天然ゴムラテックス中
の蛋白質が脱蛋白処理によって除去されていることか
ら、アレルギー反応の発生を十分に抑制でき、人体に対
する安全性が高い天然ゴムラテックスを提供することが
できる。
【0010】本発明のカチオン性脱蛋白天然ゴムラテッ
クスの製造方法は、上記本発明の脱蛋白処理剤をフィー
ルドラテックスまたはアンモニア処理ラテックスに添加
して、ラテックス中のゴム粒子を精製することを特徴と
する。上記カチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造
方法において、脱蛋白処理剤の添加量は、界面活性剤の
含有量がラテックス中のゴム固形分100重量部に対し
て0.1〜20重量部となるように添加するのが好まし
く、蛋白分解酵素の含有量がラテックス中のゴム固形分
100重量部に対して0.0001〜20重量部となる
ように添加するのが好ましい。
【0011】
〔脱蛋白処理剤〕
(蛋白分解酵素)本発明の脱蛋白処理剤に用いられる蛋
白分解酵素としては、従来公知のものが使用可能であっ
て特に限定されないが、例えばアルカリプロテアーゼ等
が好適である。プロテアーゼの由来としては、細菌由来
のもの、糸状菌由来のもの、酵母由来のもの等いずれの
ものであってもよいが、これらの中では細菌由来のもの
で、特にBacillus属のものが好ましい。また、
リパーゼ、エステラーゼ、アミラーゼ、ラッカーゼ、セ
ルラーゼ等の酵素を併用することも可能である。
【0012】本発明に用いる蛋白分解酵素は、上記の中
でも特に、界面活性剤に対する耐性を有する、花王
(株)製のプロテアーゼKAPが好適に用いられる。蛋
白分解酵素としてアルカリプロテアーゼを用いる場合、
その活性〔アンソン−ヘモグロビン法(Anson. M. L.,
J. Gen. Physiol.,22,79(1938))の改良法による測定
値〕は0.1〜50APU/g、好ましくは1〜25A
PU/gの範囲であるのが適当である。
【0013】上記蛋白分解酵素の使用量は、本発明の脱
蛋白処理剤を使用する際において、天然ゴムラテックス
中のゴム分100重量部に対して0.0001〜20重
量部となるように添加するのが好ましく、0.001〜
10重量部の範囲で添加するのがより好ましい。蛋白質
分解酵素の使用量が前記範囲内であると、ラテックス中
の蛋白質を十分に分解することができ、酵素の活性が保
持され、あるいは酵素の使用量に見合う効果を有効に発
現でき、コスト的に有利になる。
【0014】(界面活性剤)本発明のカチオン性脱蛋白
天然ゴムラテックスを製造するに際しては、(i) 蛋白質
の分解処理時にラテックス中でゴム分を安定な状態で分
散させることを目的として、さらには(ii)ラテックスの
分散安定性と保存安定性とを優れたものとし、かつラテ
ックス中のゴム粒子を正に帯電させて、陽イオン荷電粒
子の水中サスペンジョンとすることを目的として、ラテ
ックス中に、安定剤としての1種以上のカチオン性界面
活性剤が用いられる。
【0015】本発明に用いられるカチオン性界面活性剤
としては、アルキルアミン塩、アルキルアミン誘導体、
およびそれらの第4級化物が挙げられる。上記アルキル
アミン塩としては、第1級アミン、第2級アミンおよび
第3級アミンの塩が挙げられ、特に限定されるものでは
ないが、塩としては、例えば塩酸塩、リン酸塩、酢酸
塩、アルキル硫酸エステル、アルキルベンゼンスルホン
酸、アルキルナフタレンスルホン酸、脂肪酸、有機酸、
アルキルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン
酸、アルキルアミドエーテルカルボン酸、アニオン性オ
リゴマー、アニオン性ポリマー等が挙げられる。
【0016】上記アルキルアミン誘導体は、エステル
基、エーテル基、アミド基のうちの少なくとも1つを分
子内に有するものであって、例えばポリオキシアルキレ
ン(AO)アルキルアミンおよびその塩、アルキルエス
テルアミン(AO付加物を含む)およびその塩、アルキ
ルエーテルアミン(AO付加物を含む)およびその塩、
アルキルアミドアミン(AO付加物を含む)およびその
塩、アルキルエステルアミドアミン(AO付加物を含
む)およびその塩、アルキルエーテルアミドアミン(A
O付加物を含む)およびその塩等が挙げられ、塩として
は、例えば塩酸塩、リン酸塩、酢酸塩、アルキル硫酸エ
ステル、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルナフタ
レンスルホン酸、脂肪酸、有機酸、アルキルリン酸エス
テル、アルキルエーテルカルボン酸、アルキルアミドエ
ーテルカルボン酸、アニオン性オリゴマー、アニオン性
ポリマー等が挙げられる。
【0017】上記酢酸塩の具体例としては、例えばココ
ナットアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート
等が挙げられる。上記アルキルアミン塩およびアルキル
アミン誘導体におけるアルキル基は、特に限定されるも
のではないが、通常炭素数8〜22の、直鎖状、分岐鎖
状またはゲルベ状のものが挙げられる。上記アルキルア
ミン塩およびアルキルアミン誘導体の第4級化物として
は、上記アルキルアミン塩およびアルキルアミン誘導体
を、例えばメチルクロライド、メチルブロマイド、ジメ
チル硫酸、ジエチル硫酸等で第4級化したものが挙げら
れる。
【0018】前記第4級アンモニウム塩としては、例え
ば炭素数8〜22のアルキル基を有するものが挙げら
れ、より詳しくは、ラウリルトリメチルアンモニウムハ
ライド、セチルトリメチルアンモニウムハライド、ステ
アリルトリメチルアンモニウムハライド等のアルキルト
リメチルアンモニウムハライド;ジステアリルジメチル
アンモニウムハライド等のジアルキルジメチルアンモニ
ウムハライド;トリアルキルメチルアンモニウムハライ
ド;ジアルキルベンジルメチルアンモニウムハライド;
アルキルベンジルジメチルアンモニウムハライド等が挙
げられる。
【0019】上記例示のカチオン性界面活性剤の中で
も、セチルトリメチルアンモニウムクロリド(CTA
C)やステアリルトリメチルアンモニウムクロリドは、
ラテックスの安定化効果が特に優れていることから、本
発明に好適に用いられる。上記カチオン性界面活性剤の
使用量は、本発明の脱蛋白処理剤を使用する際におい
て、天然ゴムラテックス中のゴム固形分100重量部に
対して0.1〜20重量部となるように添加するのが好
ましく、0.5〜15重量部の範囲で添加するのがより
好ましい。カチオン性界面活性剤の使用量が前記範囲内
であると、ラテックス中のゴム粒子へのカチオン性界面
活性剤の吸着が十分となり、ラテックスを乾燥したとき
の固形ゴムの吸湿性が低く維持され、使用量に見合う効
果を有効に発現でき、コスト的に有利になる。
【0020】(他の添加剤)上記蛋白分解酵素やカチオ
ン性界面活性剤を脱蛋白処理剤として用いるのに際し
て、例えばpH調整剤等の他の添加剤を併用してもよ
い。上記pH調整剤としては、例えばリン酸二水素カリ
ウム、リン酸水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム
等のリン酸塩;酢酸カリウム、酢酸ナトリウム等の酢酸
塩;硫酸塩、塩酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、コハク酸
塩、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。
【0021】〔カチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの
製造方法〕本発明の脱蛋白天然ゴム処理剤を用いたカチ
オン性脱蛋白天然ゴムラテックスを製造においては、出
発原料となる天然ゴムラテックスに本発明の脱蛋白天然
ゴム処理剤を添加して脱蛋白処理を施し、次いでラテッ
クス粒子の精製処理を施して、蛋白質の分解生成物等を
除去する方法を用いるのが好適である。 (原料ラテックス)本発明のカチオン性脱蛋白天然ゴム
ラテックスを得るための出発原料となるラテックスに
は、アンモニア保存濃縮天然ゴムラテックス(ゴム分濃
度約60%)、ゴムの樹から採取したフィールドラテッ
クス(ゴム分濃度約30%)等の、従来公知の種々の天
然ゴムラテックスを用いることができる。
【0022】(脱蛋白処理)脱蛋白処理は、前述のよう
に、上記原料ラテックスに本発明の脱蛋白天然ゴム処理
剤を添加して、数十分から1週間程度、好ましくは1〜
3日程度熟成させることによって行われる。この熟成処
理は、ラテックスを撹拌しながら行ってもよく、静置し
た状態で行ってもよい。また、必要に応じて温度調整を
行ってもよく、酵素の活性を十分なものとするには、5
〜90℃、好ましくは20〜60℃に調整すればよい。
5℃を下回ると酵素反応が進まないおそれがあり、逆に
90℃を超えると酵素が失活するおそれがある。
【0023】上記脱蛋白処理後の、ラテックス中のゴム
粒子の精製処理としては特に限定されるものではない
が、例えば遠心分離、限外濾過法等によってラテックス
を濃縮し、水中に移行した蛋白質分解物等の非ゴム成分
と、ラテックス中のゴム粒子とを分離する処理や、ゴム
粒子を酸等によって凝集させて分離する処理が挙げられ
る。 (脱蛋白の程度)本発明の脱蛋白処理剤によって達成さ
れる脱蛋白の程度は、ケルダール法による窒素含有量
(N%)で0.1%以下、好ましくは0.5%以下、よ
り好ましくは0.02%以下となるように調整される。
窒素含有量が上記範囲を超えると、脱蛋白の程度が不十
分になり、アレルギーの発生を十分に抑制することがで
きなくなるおそれがある。
【0024】なお、本発明においては、カチオン性界面
活性剤として、アルキルアミン塩、アルキルアミン誘導
体またはそれらの第4級化物を用いることから、ケルダ
ール法による窒素含有量には、当該カチオン界面活性剤
分の窒素含有量も含まれてしまう。そこで、ゴム分に吸
着されている蛋白質量を求めるには、例えば遠心分離に
よって得られた漿液中のカチオン界面活性剤量をトータ
ルアミン価または改良エプトン法で測定し、クリーム分
中に含まれるカチオン界面活性剤の量を求めて、その分
の窒素含有量を補正する必要がある。
【0025】また、脱蛋白の程度は、赤外線吸収スペク
トルでの蛋白質に基づく吸収の有無および吸収の程度に
よってもを確認することができる。本発明の脱蛋白処理
剤によって処理されたゴムには、短鎖ペプチドまたはア
ミノ酸に由来する3320cm-1の吸収が観察されても
よいが、アレルギーの原因となる高分子ポリペプチドに
由来する3280cm-1の吸収は小さい方が好ましく、
3280cm-1に吸収が全く観察されないのがより好ま
しい。
【0026】〔カチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの
用途〕本発明の製造方法により得られた、蛋白質を高度
に除去したカチオン性脱蛋白天然ゴムは、例えば手袋、
避妊具、医療用具、引き糸、固形ゴム製品、スポーツ用
品、タイヤ等の、従来天然ゴムを使用する分野に用いる
ことが可能であるだけでなく、例えば紙葉類、繊維類等
の負に帯電している対象物への粘着・接着剤としても好
適に使用することができる。
【0027】
〔カチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造〕
実施例1〜5、7および8 ゴム分濃度60重量%のハイアンモニアラテックス16
7重量部(ゴム分100重量部)にイオン交換水167
重量部を加えて希釈し、表1に示すカチオン性界面活性
剤と酵素(蛋白分解酵素,アルカリプロテアーゼ)とを
同表に示す割合で添加した。
【0028】このラテックスを35℃で24時間静置し
て蛋白分解処理を行い、次いで、10000rpm(重
力加速度約9000G)で30分間遠心分離した。遠心
分離後、分離した上層のクリーム部分を取り出して、ク
リーム分100重量部に対して15重量部のイオン交換
水を添加して再分散させた。こうして得られた分散液を
ガラスプレート上に流し込み、1〜2日間減圧乾燥し
た。その後、ケルダール法により窒素含有率を求めて、
残存する蛋白質量の指標とした。
【0029】上記ケルダール法による窒素含有率の測定
においては、カチオン性界面活性剤の影響を除去するた
め、ゴム分に吸着されている界面活性剤量を、遠心分離
後の漿液中の界面活性剤量をトータルアミン価で測定
し、この値を用いて窒素含有量を補正した。 実施例6 前出のハイアンモニアラテックスを希釈し、実施例5と
同じ脱蛋白処理剤を同じ割合で添加した後、実施例5と
同様にして蛋白分解処理を行って、上層のクリーム分を
取り出した。
【0030】このクリーム分100重量部に対して、上
記蛋白分解処理時に使用したのと同じカチオン性界面活
性剤(塩化ステアリルトリメチルアンモニウム)の1重
量%水溶液15重量部を添加して再分散させ、再度遠心
分離処理〔10000rpm(重力加速度約9000
G)で30分間〕を行った。かかる2回目の遠心分離処
理後、分離したクリーム分を取り出し、実施例5と同様
にしてイオン交換水での再分散と、減圧乾燥とを行っ
た。
【0031】比較例1〜5 ゴム分濃度60重量%のハイアンモニアラテックス16
7重量部(ゴム分100重量部)にイオン交換水167
重量部を加えて希釈し、表1に示すカチオン性界面活性
剤を同表に示す割合で添加した。次いで、このラテック
スを10000rpm(重力加速度約9000G)で3
0分間遠心分離した。遠心分離後、分離した上層のクリ
ーム部分を取り出して、クリーム分100重量部に対し
て15重量部のイオン交換水を添加して再分散させた。
【0032】こうして得られた分散液をガラスプレート
上に流し込み、1〜2日間減圧乾燥した。その後、ケル
ダール法により窒素含有率を求めて、残存する蛋白質量
の指標とした。各実施例および比較例で使用したカチオ
ン界面活性剤の種類と添加量、蛋白分解酵素の添加量お
よび遠心分離処理の回数を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1中、*印を付したカチオン性界面活性
剤の添加量は、当該界面活性剤のうちの有効成分につい
ての重量割合を示すものであって、天然ゴムラテックス
のゴム固形分100重量部に対する重量部である。ま
た、表1中、†印を付した酵素の添加量は、天然ゴムラ
テックスのゴム固形分100重量部に対する蛋白分解酵
素(アルカリプロテアーゼ)の重量部である。
【0035】〔ラテックスの特性評価〕上記実施例およ
び比較例で得られたラテックスについて、下記の特性を
評価した。 (i) 窒素分 ケルダール法に従って、ラテックス固形分中の全窒素量
を求めた。なお、表2および3に示す値は、界面活性剤
中の窒素原子に基づく窒素分を補正した値である。
【0036】(ii) 初期粘度 調製後1日経過したラテックスについて、BM型粘度計
を用いて、#2または#3ローター、回転速度60rp
m、25℃の条件で測定し、これを初期粘度とした。 (iii)保存中のラテックスの外観変化 調製後10日経過した時点と、30日経過した時点での
ラテックスの外観を目視で観察し、クリーム分としょう
液との分離が生じていないかを確認した。
【0037】以上の結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2より明らかなように、本発明の処理剤
で脱蛋白処理を施すことにより、カチオン性の安定した
脱蛋白天然ゴムラテックスを調製できることがわかっ
た。これに対し、蛋白分解酵素による脱蛋白処理を施し
ていない比較例では、ラテックスが完全に分離したり、
あるいは分離する兆候が見られたり(分離傾向)したた
め、ラテックスの状態での供給に適さなくなる問題が生
じた。 〔カチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造〕 実施例9 ゴム分濃度60重量%のハイアンモニアラテックス16
7重量部(ゴム分100重量部)にイオン交換水450
重量部を加えて、アルカリプロテアーゼ〔花王(株)製
の商品名「KP―3939」〕0.07重量部および塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム〔花王(株)製の
商品名「コータミン86W」〕16.7重量部を配合し
て、全固形分濃度TSCが15%のラテックスを調製し
た。
【0040】次いで、このラテックスを35℃で24時
間静置して蛋白分解処理を行い、10000rpm(重
力加速度約9000G)で30分間遠心分離した。遠心
分離後、分離した上層のクリーム部分を取り出して、ク
リーム分100重量部に対して15重量部のイオン交換
水を添加して再分散させた。こうして得られた分散液を
ガラスプレート上に流し込み、1〜2日間減圧乾燥し
た。その後、ケルダール法により窒素含有率を求めると
ともに、赤外吸収スペクトル分析を行った。
【0041】実施例10 遠心分離処理を2回行ったほかは、実施例9と同様にし
て、脱蛋白処理と、クリーム分の再分散と、減圧乾燥と
を行い、窒素含有率の測定と赤外吸収スペクトルの分析
とを行った。 比較例6 ゴム分濃度60重量%のハイアンモニアラテックス16
7重量部(ゴム分100重量部)にイオン交換水450
重量部を加えて、塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム〔花王(株)製の商品名「コータミン86W」〕1
6.7重量部を配合して、全固形分濃度TSCが15%
のラテックスを調製した。
【0042】次いで、このラテックスを35℃で24時
間静置して蛋白分解処理を行い、10000rpm(重
力加速度約9000G)で30分間遠心分離した。遠心
分離後、分離した上層のクリーム部分を取り出して、ク
リーム分100重量部に対して15重量部のイオン交換
水を添加して再分散させた。こうして得られた分散液を
ガラスプレート上に流し込み、1〜2日間減圧乾燥し
た。その後、ケルダール法により窒素含有率を求めると
ともに、赤外吸収スペクトル分析を行った。
【0043】(赤外線吸収スペクトルの測定)実施例
9、10および比較例6での窒素含有率の測定の際に使
用した固形フィルムをKBrディスク上に載せて、赤外
線吸収スペクトルを測定した。実施例9、10および比
較例6の窒素含有量と赤外線吸収スペクトルの結果を表
3に示す。また、赤外線吸収スペクトル図を図1〜3に
示す。
【0044】
【表3】
【0045】表3より明らかなように、実施例10では
短鎖ペプチドまたはアミノ酸に由来する3320cm-1
の吸収が検出されたものの、窒素含有量が極めて低く、
かつ高分子ポリペプチドに由来する吸収が全く検出され
なかった。従って、アレルギーの発生が十分に抑制され
た、人体に対して安全なラテックスを得ることができ
た。実施例9では、高分子ポリペプチドに由来する32
80cm-1の吸収がわずかに検出されたものの、実施例
10と同様に窒素含有量を極めて低い値に抑制すること
ができていることから、アレルギーの発生が十分に抑制
された、人体に対して安全なラテックスが得られたこと
が示唆された。
【0046】これに対し、比較例6では、窒素含有量が
大きいだけ出なく、高分子ポリペプチドに由来する32
80cm-1の吸収が検出されたため、アレルギーを発生
するおそれのあることが示唆された。以上詳述したよう
に、本発明の脱蛋白処理剤によれば、当該処理剤中に蛋
白分解酵素と、アルキルアミン塩、アルキルアミン誘導
体およびそれらの第4級化物からなる群より選ばれる少
なくとも1種の界面活性剤を有効成分として含有するた
め、天然ゴム中の蛋白質を効率的に除去し、安定なカチ
オン性脱蛋白天然ゴムラテックスを簡易な方法で調製す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例9で得られた固形フィルムの赤外線吸収
スペクトル図である。
【図2】実施例10で得られた固形フィルムの赤外線吸
収スペクトル図である。
【図3】比較例6で得られた固形フィルムの赤外線吸収
スペクトル図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 正治 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛋白分解酵素と、アルキルアミン塩、アル
    キルアミン誘導体およびそれらの第4級化物からなる群
    より選ばれる1種以上のカチオン性界面活性剤とからな
    る脱蛋白処理剤。
  2. 【請求項2】前記蛋白分解酵素がアルカリプロテアーゼ
    である請求項1記載の脱蛋白処理剤。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の脱蛋白処理剤をフ
    ィールドラテックスまたはアンモニア処理ラテックスに
    添加して脱蛋白処理を施した後、ラテックス中のゴム粒
    子を精製することを特徴とするカチオン性脱蛋白天然ゴ
    ムラテックスの製造方法。
  4. 【請求項4】前記脱蛋白処理剤の添加量を、当該脱蛋白
    処理剤におけるカチオン性界面活性剤の含有量がラテッ
    クス中のゴム固形分100重量部に対して0.1〜20
    重量部となるように添加する請求項3記載のカチオン性
    脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法。
  5. 【請求項5】前記脱蛋白処理剤の添加量を、当該脱蛋白
    処理剤における蛋白分解酵素の含有量がラテックス中の
    ゴム固形分100重量部に対して0.0001〜20重
    量部となるように添加する請求項3または4記載のカチ
    オン性脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法。
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